12月3日(木)
『ストライク・ゾーン』再読だけどメッチャ面白い。そう言えば昔佐瀬稔さんとこの本についても一緒に大興奮して話したことを思いだした。けど…《野球選手の下着はロッカールームの非公式ユニフォームである》なんて文章に笑えるのはヤッパリ野球(メジャー)をよく知らないと無理かな?ワン。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。昨日の本欄に書いたようなことーコロナ禍で屋内競技を冬に移せば…という話をする。しかし現実的には(組織委では)そんな改革案は話せないのかな?五輪は既にToo Big to FailどころかToo Big to Changeにもなってしまいましたからね。ワン。黒兵衛と散歩のあとナンヤラカンヤラと雑用。請求書書いたり領収書書いたり来週月曜の『ニューズ・オプエド』に出演する四国大学の学生諸君(Sport Plicy for Japanで最優秀賞に輝いたグループ)や審査員の大学教具の手配をしたりカレンダーを付け替えて来年1月の予定を考えたり(しかし講演会が次々と中止で仕事が減ったなあ…トホホ)そのうち晩飯。原稿が書けなんだ。シャーナイなぁ。風呂入って屁ぇこいで寝よ。この場合の「こいで」はどんな漢字を使うのかなあ。明日調べよ。

12月2日(水)
朝ベッドでバウトン&アジノフ『ストライク・ゾーン』再読。改めて最高級の野球小説だと再認識。《あなたは野球が好き。わたしは詩が好き》素晴らしい男女の出逢いですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。最近のマラドーナの死については小生はあまり反応できなかった。メキシコW杯当時は野球とボクシングばかり追いかけていて観客のウェーヴを初めてテレビで見て驚いたくらいでしたからね。スポーツマンの死で実感的に一番ショックだったのはアイルトン・セナかな。ワン。大下弘という人物の死も引退後の彼の行為を知っていたので小さくなかったですね。他にも…平尾誠二とかモハメド・アリとか…次々と思い出されてきたので書くのは止めます。ワン。終日デスクワーク。IOC会長選挙はバッハ現会長再選のようですね。対抗馬がいないから。そのつぎはセバスチャン・コーでしょうが現在の肥大化しすぎた五輪をどうする?とりあえず来年の東京五輪は室内競技だけをすべてもう半年延期して北京冬季五輪と一緒に日中共同開催にすればどうかな?そうでもしないと1万3千人の選手+関係者合計3万人以上のPCR検査を何日か置きになど無理でしょう。以前IOC副会長時代の猪谷千春氏は夏の室内競技をすべて冬の五輪に移す案を提唱されてソレは夏の競技を新たに増やすためだったけどワクチンがギリギリ間に合うかどうかという時期のコロナ対策としての室内室外の競技の分離開催は選手のためにも関係者や観客のためにも有効なのでは?東京新聞特報部から電話。今年のスポーツの流(行語を選んでほしいと言われたので「東京五輪延期」を選ぶ。他にないでしょ。その決定の責任の所在がはっきりしないのも最近の日本政治と似てますよね。晩飯のあと高校生のマーチングバンドのドキュメンタリーをテレビで見る。体育会系音楽倶楽部の物語。それなりに面白かったけど体育会系高校野球より自主的でしたね。それにしても「密」だなぁと思ったら2011年のドキュメンタリーだった。今はスポーツよりも音楽がタイヘンかな。東京五輪の文化プログラムはどーなってるんだろ?

12月1日(火)
今日から師走か…小生は師ではないですから別に走らなくてイイですね。ワン。黒兵衛とゆっくり歩いて散歩。これでは運動にならないからやっぱり少しは走ったほうがいいのかな?以前掛かり付けのお医者さんに何か運動してる?と訊かれたので毎日犬の散歩をしてますと言うとソレは犬の散歩だと言われました。犬の散歩は人間の運動ではないのですね。ワン。終日机の虫になって春陽堂Web新小説連載第7回「アメリカの野球小説」の原稿と大格闘。『素晴らしいアメリカ野球Great American Novel』を原稿に短くまとめるのは難題でした。おかげでキンセラの『シューレス・ジョー』と日本の野球小説は来月号へ。それでも晩飯までかかってしまった。ふううううう。晩飯後映画劇場は『砂漠の鬼将軍』砂漠で戦車隊を率いて縦横無尽の活躍をしたナチス・ロンメル将軍が最後にはヒトラーに反抗して暗殺に関わったとされて国家反逆罪で殺されるまでを描いた1951年のアメリカ映画。前にも見たけどノルマンディ上陸作戦や空中戦の実写は迫力ありますね。ただドイツ人がすべて英語は少々シラケます。風呂入って寝よ。

11月30日(月)
『ストライク・ゾーン』の訳者あとがきに村上博基氏が野球はかつてウォッチング・スポーツでなくプレイングス・ポーツだったと書かれている。そのとお通りで小生も餓鬼の頃は近所の建仁寺の境内で野球をやったし花見小路では割烹料理や仕出屋の板場さんが昼休みに前垂れ姿でキャッチボールなんかしてましたからね。建仁寺で野球して壁を傷つける餓鬼を建仁寺ガキと言うのだと和尚さんに言われて小生は高校生の頃までその言葉を信じてました…という話は『京都祇園遁走曲』に書きました。ワン。黒兵衛と散歩。そー言えば最近はキャッチボールをする親子を見かけませんね。サッカーをしている姿は見かけるけど。ワン。散歩のあと今週のスポーツ批評YuTube録画の準備。午後から本番。プレイングスポーツとしての野球のキモを話す。打者はトップ(打ち出す直前)の姿勢ができればOK。スイングしたあとは蕎麦屋の出前。これは長嶋茂雄さんに教えてもらった打者の極意。投手は打者を内角球で詰まらせ外角球で泳がせる。これは杉下茂さんに教わった投手の極意。走者は必ず左足でベースを踏む。これは福本豊さんに聞いた走者の極意。投打の対決の結果は投手が素晴らしい投球をしたか打者が打ち損じたか。津種が投げ損じたか打者が素晴らしい打撃をしたか。この4種類しかない。これは野村克也さんに教わった勝負の極意。野球って面白いですね。夕方は『ニューズ・オプエド』リモート・アンカー出演。今日のゲストは野球解説者の青島健太さんと産経新聞客員論説委員の佐野慎輔さん。日本シリーズのソフトバンク・ホークスのボロ勝ち&読売ジャイアンツのボロ負けについて山ほど喋る。野球を楽しんでやるかどうか…の話が面白かった。今も見ることができますから。どうぞ。https://op-ed.jp/

11月29日(日)
ベッドのなかでジム・バウトン&エリオット・アジノフ『ストライク・ゾーン』(文藝春秋)パラパラと再読。ナックル投手が9回裏2死満塁3-2で最後にストレートを投げる話。野球ファンならスレだけを聞いてもワクワクしますよね。80-90年代は面白い野球の本が山ほど出版されましたね。バウトンはWシリーズでも投げた元ヤンキースの20勝投手でベストセラーとなったメジャーリーグの内幕暴露本『ボール・フォア』を書いた男。江本孟紀『プロ野球を10倍楽しむ方法』(ベストセラーズ)や辻佳紀『ヒゲ辻の阪神ファンを5日でやめる方』(ゴマブックス)など日本のプロ野球内幕暴露本がたくさん出るきっかけにもなった本ですね。後者は小生も深く関係した本です。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと今日も終日デスクワーク。しかし原稿が書けん。昼飯食いながらボクシング観戦。マイク・タイソンは好々爺の顔になったけど左フックを打つスピードは見事でしたね。ジョーンズにモウチョットボクシングをしてほしかった。机の虫にい戻る。がアーモンドアイを見るため再びTVの前へ。見事に美しい走りでしたね。仕事にならないので『フィールド・オブ・ドリームス』の少々長い80分もあるメイキングを見る。原作者のキンセラが初めて脚本を読んだとき泣いてしまったという。うむ。映画のほうが原作より素晴らしいかも。そのまま晩飯&TV『日曜美術館』。自動シャッターのカメラで動物や昆虫など自然の生態を撮り続ける宮崎学氏のドキュメンタリーが面白かった。自然の生態系に注目するとそれを破壊したチェルノブイリやフクシマにも足が向くのは当然ですね。風呂のあと最近逝去した坂田藤十郎が戸無瀬を演じた『仮名手本忠臣蔵』九段目『山科閑居』扇雀の小浪。白鷗の加古川本蔵。幸四郎の由良之助。梅玉の力弥。九段目は小生が小学4年の時親父に南座の顔見世に連れられて見て何も面白くなかったのを憶えている。由良之助は松緑だったけど弁慶を見たかった。しかしイイ体験。大人になって面白さに気付きますからね。ネヨ。原稿は書けんかったなあ。

11月28日(土)
ベッドのなかから読み始めて黒兵衛との散歩を経て終日デスクワークまで高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』を読み続けて夕方読了。このワケのワカラン第1回三島賞受賞小説を文芸評論家の江藤淳氏は1988年5月25日付東京中日スポーツ紙上で「超一流の野球小説が誕生した」と書いた。このポップ小説を小生はゲラゲラ笑いながら読んだ。何しろランディ・バースが掛布に《野球を知るいちばんいい方法は野球について書かれた文章を読むこと》とジョン・マグローNYジャイアンツ監督の言葉を教えて図書館に籠もってあらゆる野球の書かれた文献を探すのですからね。杉並区図書館だけで7700冊国会図書館には38万冊あるらしい…ということは当然このなかに夢野久作の『ドグラマグラ』も含まれてるはずですよね。何しろ《この脳髄の大作用…ノンセンスの行き止まり…アンポンタンの底抜け…読者の頭をグワーンと一撃…ホームランまで戛っ飛ばさせて》と野球について書かれている部分があるのですからね…などと思いながら読むとメッチャ面白かった。けどコレを野球を好きでもない文学好き老若男女が読んで面白いと感じるのだろうか?また野球場で歌って踊ってチームを応援している「ファン」が読んで面白いと思うだろうか?江藤淳氏は中日ファンで高橋源一郎氏は落合博満ファンらしい(彼らは球場で踊らないだろう)。江藤氏は書く。《中日ドラゴンズと阪神タイガースは小説になるのに巨人軍は絶対に小説にならないのは何故だろう?やはり巨人軍にはそもそも最初から批評的なものが賭けているからではないだろうか?》村上春樹が新潮文庫の解説対談でフィリップ・ロスの作品の中で一番好きと絶賛している『素晴らしいアメリカ野球』をハルキストの女性たちは読んでいるのかな?このハチャメチャ大ケッサク野球小説を読んで自分が崇拝する小説家と同じ《大きな気持ちの昂ぶり》を感じることができるのかな?晩飯はNHK杯フィギュアスケートを見ながら。高橋大輔はこれまで注目されなかったアイスダンスにファンの目を向けさせてエライですね。晩飯後映画劇場は野球小説ばかり読み続けたついでに『フィールド・オブ・ドリームス』。これまで何度か本欄で紹介したから感想は書きませんがアイオワに野球場が生まれただけで号泣してしまいました。野球は父子相伝の文化(ロジャー・カーンの言葉)。イイ映画ですね。昔試写会で見たときは若かったので泣かなかったけど前列で佐瀬稔さんが声をあげて号泣されてました。その後小生はアイオワの野球場へ行くことが出来てホワイトソックスのユニフォームを着た8人の選手たちや観光客と一緒に野球をやって幸せな2日間を過ごしました…と書いても野球を好きでもない人にはナンノコッチャ?でしょうね。

11月27日(金)
『素晴らしいアメリカ野球』熟読々了。最後は老人ホームに入ったマンディーズの生き証人から中国共産党毛沢東首席への手紙か。凄すぎですね。ドタバタスラップスティックベースボール小説とアメリカ名作小説のパロディを徹底的に貫く姿勢は凄いとしか言い様がないですね。《処女作に「さようならコロンバス」という清冽で端正な作品を持つ作家が十五年後にこんな小説を書く。ほんとうに自由でいいな。(略)日本の作家はほとんどこれとは逆。だれもかも絶対に成り下がろうとしない。ロスは他山の石だな》と文庫解説で井上ひさしさんも書いてます。いえいえ『野球盲導犬チビの告白』も『腹鼓記』も『下駄の上の卵』も快作です。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。ボールを投げれば犬は捕りに走って咥えて戻ってくる。猫はコロコロ自分で遊ぶ。この違いは何?禅問答にはならないかな?ワン?終日デスクワーク。昨日書いた原稿の校正と読書。春陽堂Web新小説の連載『スポーツは文芸をどう彩ってきたか』のためにフィリップ・ロスに続いて高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』再読開始。American Major Baseball は Greatの一言で済むけど日本のYakyu は Elegant & Sentimentalになるのですね。そのとおりかな。面白い。晩飯映画劇場はアラン・ドロンが最も輝いていたときの『SAMURAI』。1967年のフランス・フィルム・ノワール(虚無的犯罪映画)。一匹狼の殺し屋(侍)が高額の請け負い仕事で暗黒街のボスを完璧な方法で殺す。がソノ裏には別の仕掛けが。面白かったけど冒頭の文章「侍は虎のように孤独」が『武士道』からの引用だという。新渡戸稲造の武士道かな?記憶にないなぁ。寝よ。

11月26日(木)
フィリップ・ロスの『素晴らしいアメリカ野球The Great American Novel』は本当に凄い小説ですね。名物球審の判定に怒ってそのアンパイアの喉に豪速球をぶつけて声を出なくして愛国リーグから追放された最高の新人投手ギル・ガメシュが放浪の末監督として戻ってくる。そして怒りと憎しみと恨みに燃えるチームに改造した弱小球団マンディーズは予想を覆して強烈に汚い野次と汚いプレイを連発して勝ち進む。相手選手の足をスパイクで切り裂き金玉に思い切りタッチし相手選手の女房や家族の子供への聞くに堪えない悪口雑言の野次の連続。ガメシュ監督は「目的は手段を正当化させる」と嘯き「憎しみは選手たちを勇猛にする!」と叫ぶ。「あんなの野球じゃない」という声も無視。「憎しみと恨みの一貫した作戦で勝ち続けることは無能と失敗で負け続けるよりもなお悪い見下げ果てたゴロツキチーム」となったマンディーズはスターリンと毛沢東の手先となって愛国リーグ(アメリカ社会)を潰そうとする?20年前くらいに読んだときの印象とドナルド・トランプ米大統領が出現したあとに読んだ印象は全然違う。アルベール・カミュの『ペスト』をCOVID19の世の中で読むのと同じであらゆるGreat Novelはどんなにぶっ飛んだ内容でもリアリズムに貫かれていると言えるのかもしれないですなぁ。ワン。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。日本シリーズでのホークスの打者の鋭いスイングと投手の鮮やかな速球は見ていて気持ち良かったですねぇという話のあと土日で行われたSPJ(Sport Policy for Japan)のコンクールで四国大学が最優秀に輝いた話。全体的に少々話題が小振りになったとは言え(以前は大リーグとかマンUとのコラボなんて企画もありました)地元の農業の人材不足や販売ルート開拓と大学スポーツを結びつけたのは良かったですね。ラジオのあと黒兵衛と散歩。そのあと全力集中して終日デスクワーク。「全集中」などという流行言葉は使わないようにしましょうね。それは最初に使った人の最初の作品にのみ効果を有するものですからね。パロディ効果を狙うなら別ですが間違っても政治家が使う言葉じゃないですね。「Forum8」の機関誌の連載原稿を書きあげ晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演ドン・シーゲル監督『アルカトラズからの脱出』。実話に基づく面白い脱出ドラマとはいえ脱出劇だけでは物足りなさは否めないですね。寝よ。

11月25日(水)
朝目覚めたら既に午前8時。昨晩少々デスクワークを続けたせいか?歳取ると疲れやすくなるのかな?夜中にトイレに立ったのも1回のみ。熟睡は気持ちイイ。要は夜遅くまで仕事をすれば疲れて熟睡できて健康になる?ホンマカイナ?ワン。黒兵衛と散歩。熟睡はプチモルトpetite mortとは言わないのかな?「死は眠りに過ぎぬ」はハムレットの台詞。関係ないか。ワン。『北國新聞』連載の校正をして『週刊エコノミスト』の再校をチェックして『連合通信』の連載原稿を書いてSPJ(Sport Policy for Japan)の決勝審査の短い講評を書いて送って終日デスクワーク。コロナとは関係なく毎日机の虫。嫌いじゃないからイイですけどね。BGMはゲオルク・ショルティ指揮ウィーン・フィルのワーグナー『ニーベルンクの指環』を数日前から聴き直している。何日か前にフト録音風景のDVDを見聴きしてやっぱり凄い演奏だと再確認したので全曲をボチボチ聴き直し。歌手の力量が現在とは違いますね。ニルソン&ヴィントガッセンの主役級の歌手の力も凄いけどルチア・ポップ&グィネス・ジョーンズの主役級ソプラノがラインの乙女でプリマドンナのサザーランドが小鳥の声ですからね。レベルが高いはずです。この世界で初の『ニーベルンクの指環』全曲録音は足かけ7年。15分ずつのアナログ録音テープに録音されてつながれたそうですけど1958〜64年の技術力もスタッフの根性も凄いですね。この22枚組4万円のLPレコードを高3のとき10か月分割払いで手に入れたときは京都河原町のレコード屋から感激で抱きしめて涙を流しながら歩いて家に帰ったものでした(その様子は蔵出し音楽原稿のどこかに書いてます)。18歳から68歳まで50年間。同じ音楽を聴き続けて飽きないというのも凄いですね。晩飯はもちろん日本シリーズを見ながら。打線入れ替えの巨人の策が当たって1回表に先制点。しかし無死二塁から1点取っただけで凡退はアカンで…と思った瞬間1回裏に柳田が逆転2ラン。2回裏にも甲斐が狙い打ちの2ランで勝負あり、言いたかないけどホークスの選手と巨人の選手では何故か顔の引き締まり具合が違いますね。表彰式までしっかり見てフロ&ネル。来週月曜の『ニューズ・オプエド』は元サンケイ記者の佐野慎輔さんと野球解説者の青島健太さん。2人とも快諾してくれたので日本シリーズのことをたっぷり話し合います。甲斐が優秀選手に選ばれなかったほどホークスは全体のレベルが高かったですね。

11月24日(火)
朝のベッドで少しづつ読み継いできた大長編『素晴らしいアメリカ野球』も遂に最終章。ソ連共産党のスターリン秘密組織が米大リーグの愛国リーグにスパイを送り込み野球を潰そうとするのを米国議会下院非米活動調査委員会の公聴会が公開調査を開始する。要するにエリア・カザンに弾圧を加えチャップリンを国外追放しバーンスタインからパスポートを取りあげた反共マッカーシズムのパロディですね。黒幕のウォルト・ディズニーは出て来ないのかな?ワン。黒兵衛と散歩。マッカーシズム時代のアメリカでは黒犬はアナーキスト犬と認定されたかな?ワン?(笑)。散歩のあと午前中に『週刊エコノミスト』の校正をやっつけて午後から『北國新聞』の連載コラムを書きあげる。どっちもテーマはIOCバッハ会長&コロナ&東京五輪。書きあげて送稿したところへ御近所さんが下さった小生の購読していない読売新聞の21日の紙面を読む。池辺晋一郎さんが「耳の渚」という月イチ連載コラムで「異文化とのコラボレーション」と題したコンサート・シリーズを世田谷区で続けられていて小生も何年か前に「スポーツと音楽」というテーマで招かれたことが書かれていた。他にも「落語と音楽」(柳家小三治)「料理と音楽」(田崎真也&山本益博)「クレオパトラと音楽」(吉村作治)《シェイクスピアと音楽」などタイトルを見るだけで胸ワクの企画が並んでいた。「日本の音楽は常に何かと関わってきた。語り・演劇・舞踊…日本人はたぶん俯瞰的に芸術を俯瞰的に感じるのだ》ナルホド。学術会議の《俯瞰的人選》とは大違いですね。晩飯は日本シリーズを見ながら。確かに巨人よりホークスが強いのは明白ですね。選手の地力も違う。けど弱くても勝てるのが野球。しかし巨人は野球が下手ですね。セ・リーグ自体が蛙の王様を生む狭い井戸になってるのかな?井の中の蛙パ・リーグを知らず…と言われないよう第4戦はどう闘うのか?

11月23日(月)
勤労感謝の日。新嘗祭ですね。今日が日本のホントのハロウィン(収穫祭)ですね。朝起きてベッドで『素晴らしいアメリカ野球』読み継ぐ。アフリカへ野球を伝えたらあらゆる場面でスライディングが流行。四球で一塁へ歩いてもスライディング。それを野球を伝えたルパート・マンデーズ球団の監督が禁止したらそれに反発した部族が槍を持って反乱!凄いですねえ。でも気持ちはわかりますね。19世紀の野球では塁上のランナーに「逆走」が許されていて盗塁が得意で大好きだった選手は何度も「逆走と盗塁」を繰り返すことを楽しんだと言いますからね。野球で走ったりスライディングすることの楽しさはわかりますね。小学生のときの寺の境内での草野球でもズボンが破けて母親に叱られてもスライディングしてましたからね。ちなみにベースに滑り込むスライディングという塁上到達法を発明したのはアメリカのロックフォード・クラブに所属していたロバート・アディー選手で1866年のこと。日本に伝わった野球ではスライディングを「横着」と訳されたそうです。ホンマカイナ。ワン。ベッドから出て昨晩我が家に泊まった長女と小4の孫と3人で黒兵衛と散歩。歩きながら孫に読書感想文の書き方を講義。宮沢賢治『どんぐりと山猫』の感想画が上手く描けたので感想文も上手く仕上げたいという。感想文で大切なことは自分の感動した内容が読者に伝わるよう書いたあと読者の気持ちになって何度も読み直し何度も書き直すこと。ワン。散歩のあと午前中は孫の作文を添削。話し合って書き直し。能動的な作業(執筆)で孫は少々疲れたか。受動的作業(ゲーム等)に慣れると創作に必要な本物のスタミナが身につかなくなりますね。受動的作業に慣れると感性も鈍くなる。本を読むスタミナも身につかなくなる。創作には感性(瞬発力)も知性(スタミナ)も必要だからゲームはできるだけやるな。短くしろと爺の説教。ハイとわかったような返事をしたのは200字の原稿の3度ほどの書き直しに疲れたためかな。昼飯は婆の作る大好きなチャーハンに孫は大喜び。苦労したあとには良いことがあるのだよ。午後孫も長女も帰って行ったあとは自分の原稿。『週刊エコノミスト』のコラムを執筆。選集水曜以来TV3本+インタヴュイー+審査員+原稿で疲れたのかメシ&フロ&サケ&早々にネル。

11月22日(日)
朝起きて少々早めに黒兵衛との散歩を済ませてパソコンの前へ。Sport Policy for Japanの審査員としてリモート参加。決勝進出の大学ゼミは全54チームのなかから四国大・順天堂大×3・立教大×2・明治大・一橋大の合計8チーム。午前と午後に4チームずつの発表を視聴したうえで8人の審査員で討議。イロイロ激論を交わした末に小生も1位に選んだ四国大学大野ゼミの発表『「スポーつながりずむ」が描く未来図〜大学アスリートと農家の共生』が最優秀賞に選ばれた。今年で10年以上つづくSport Policy for Japanの審査員を毎年第1回からやらせていただいてるがコロナの影響もあってか今年は防災や高齢者問題や地域社会や健康…など身近なテーマが多かった。かつて見られた欧州サッカーやメジャー野球とのコラボと言ったブッ飛んだテーマは姿を消してeスポーツやスケボー等新しいスポーツも少なかった。そんななかで農業というテーマを持ち出して地元農家と提携した企画を実現可能な範囲で提案した四国大学チームは新鮮だった。農業をテーマにして決勝まで残るのは初めてのはず。素晴らしかったので今年はリモートで計画しなかった『ニューズ・オプエド』への出演を新たに打診。後日返事をもらえることに。予定より長引いて大相撲の優勝決戦はテレビのニュースで見る。まぁ実力伯仲の2力士が同じ相手に連勝するのはむずかしいでしょうねえ。ということで本割りで敗れた貴景勝が優勝。晩飯は長女と孫二人を連れてやって来た次女と一緒にワイワイガヤガヤ。小生は少々疲れ気味で日本シリーズ見ながらワインをチビチビ。うわっ。ソフトバンク・ホークスが投打ともに破格の強さですね。データの収集と分析でもかなりのリードかな。さぁ。どーする?原巨人!

11月21日(土)
朝。大坂のホテルで目覚めて中之島を散歩がてらぶらぶら10分くらい歩いて朝日放送へ。『教えて!ニュースライブ正義のミカタ』生出演。番組前に司会の東野幸治さんから「オリンピックはホンマにできるんでっか?」と訊かれ「コロナ次第でっしゃろなぁ」ゲストの木村もりよさんは「冬を乗り切れば春には暖かくなって終息しますから順当に行けば大丈夫ですよ」しかし似たような言葉を今年も聞いたからなあ。番組では「現代のオリンピックとは平和運動に名を借りた金権主義の金儲けイベントである!」という主張を展開。コロナをきっかけにToo Big to failの大会が適正規模に小さくなればイイのに…とイロイロ主張。番組終了後以前毎日放送で交互に『近畿は美しく』のMCをやらせていただいたオール巨人さんと歓談。「お互い歳取りましたなぁ」「ちちんぷいぷいも終わりますなぁ」…で久し振りの大坂出張を終えて新幹線で帰鎌。明日のSport Policy for Japanの準備と分科会での予選の発表をリモートで視聴。慶応大学「パラスポーツのきっかけ作り」大阪経済大「副首都から考えるセレッソ大阪」神奈川大学「公有資産活用によるスケートボードの発展」一橋大学「みんなの水族館社会人運動促進プロジェクト」城西大学「野球存続の危機」…などをチョイと覗かせてもらう。学生の皆さんは頑張ってますね。大相撲はいよいよ貴景勝と照ノ富士の一騎討ちですね。

11月20日(金)
アメリカ野球はキリスト教的であるべきなのにユダヤ人のオーナーが存在してイイのかどうか…このあたり結構理解が難しくなる。まぁハチャメチャ物語の一環として楽しみましょう。あ。この物語はアメリカ野球の話ではなくアメリカ社会の話なのですよね。ワン。黒兵衛と散歩のあと仕事。日曜日のSport Policy for Japanの決勝審査に備えて各大学ゼミが考えた企画書を読んだりする。今年は北は北海道教育大学から南は四国大学まで21大学の54チーム(ゼミ)274名の学生が参加。リモートによる発表と審査にもかかわらず盛況。しかし誕生から10年以上経つのに九州以南の大学の参加がマダナイのは少々残念ですね。午後から『昭和40年代男』のZOOM取材を受けてモントリオール五輪について話す。五輪自体は大赤字を出したこと以外に男子体操&女子バレー&コマネチくらいしか印象に残ってないが五輪のあとにメジャーの今はなきエクスポスの取材でオリンピック・スタジアムを訪れた思い出が強く残っている。気温3度のナイターのプレイオフでドジャースのバレンズエラが快投。エクスポスの捕手ゲーリー・カーターが活躍。後に巨人に入ったクロマティはエクスポスへの入団前に「外野にシロクマがいるような球場へ行くのはイヤ」と言ったこともあってかブーイングされてたな。それに野球場でのフランス語の場内アナウンスは少々気持ち悪かった(笑)。いろいろ取材に答えてチョイと大相撲見たあと大船駅へ東海道線品川経由新幹線で新大阪へ。タクシーで朝日放送近くのホテルへ。翌朝のテレビに備えて大阪泊。

11月19日(木)
『素晴らしいアメリカ野球』には某球団オーナーの息子で7歳の天才数学者少年も登場。「犠牲バントは間違いだ。敬遠の四球間違い」でヒット・エンド・ランを多用すれば年間72得点の損失を取り戻せると複雑な方程式を使って導く。『マネー・ボール』の書かれるより約30年前に「冗談で」同じことを書いていたわけで少々驚きですね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。IOCバッハ会長来日で来年の東京五輪をフル観客で行うと言ったけど本当にできるの?という話。「やる」と言うばかりじゃ話にならないですよね。しかしバッハ会長は安倍前総理に対して「マリオのつぎは何で登場するの?」と訊いたらしい。冗談にしても五輪精神(政治介入を認めない!)を踏みにじる酷い発言ですね。IOCの言うことに従わなければならない面があるとはいえIOCもバッハもコーツも間違ったことを平気で繰り返してますねえ。困ったものです。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。週末の大学生たちがオンラインで参加するスポーツ政策の発表コンテストSPJ(スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン)の審査員を今年も務めることになったので資料に目を通す。夕方大相撲。照ノ富士も貴景勝も強いなあ。御嶽海はもっと頑張らないと…と思いながらTV局の迎えのクルマに乗ってお茶の水のBS11へ。岩田公雄さんがアンカーを務める『報道ライブインサイドOUT』に早大の間野義之教授とともに出演。コロナ禍の元で本気でオリンピックを開催しようとするなら参加選手のホテル仕様を禁じてIOC幹部も含めて全員を選手村に入れて隔離せよ…とか…JALやANAがオフィシャル・パートナーとして1年延期で追加の費用20億円を出せるのかという話などイロイロ話したあと局のクルマでビール呑みながら帰宅&メシ&フロ&ネル。しかし…熱中症対策だけで5千人の医療ボランティアが必要と言われるなか東京医師会等には何の連絡もないそうですね。どーなってるんだろ?まだ来年のことだから…なのかな?

11月18日(水)
『素晴らしいアメリカ野球』のSexシーンは見事ですね。女は男のbat swingに感動し男は女に君はhomerunより素晴らしい!と囁く。しかし私は三塁打よりも素晴らしい?と訊く女に対して男は答えに詰まる。かつて長嶋茂雄さんにインタヴューして「自分のプロとしての売り物は三塁打」とおっしゃっていたのを思い出しましたね。「一塁に塁をグイイイイーンと駆け抜けまして三塁へスライディングする姿。それが観客の皆さんに一番アッピールしていると…」(拙著『定本長嶋茂雄』より)野球の醍醐味は三塁打ですよね。フィリップ・ロスの描く野球選手は同衾している女に向かって「嘘は言えないよ。(三塁打は)この世に二つとない(貴方以上に素晴らしい)」と呟く。女は球団オーナー。ベーブ・ルースとも同衾して自分の打ったすべてのホームランを合わせたよりも君のほうが素晴らしいと言わしめたのにこの愛国リーグの選手は三塁打のほうが素晴らしいと言ったのだ。そしてトレードに出されて死ぬ。こんな物語を朝のベッドのなかで読んで興奮して幸せを感じている俺は阿呆かと自分ながら思う。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。午後になって週末の朝日放送『正義のミカタ』と明日のBS11『インサイドOUT』の電話打ち合わせなどをこなして夕方フジTVの迎えのクルマに乗ってお台場へ。横浜新道が意外と混んでて時間がかかった。経済が(コロナも)廻ってるようですね。BSフジ『プライム・ニュース』生出演。アンカーの反町さんとも小池百合子東京都知事とも久し振り。番組前に小池都知事に「玉木さんの東京五輪へのスタンスは?」と訊かれたので「コロナをきっかけに五輪とIOCの改革に繋げたいですね」と言うと笑って親指を上にあげられた。本欄に繰り返し書いている小生の東京五輪論(の一部)を話す。JALやANAがオフィシャル・パートナー1年延長の20億円を出せるのか?という話は出来なかったのでそれは明日のBS11で話すこにしましょ。フジTVのスタジオに入る直前小生が初めてTVのレギュラー番組に使ってもらったときのアナウンサーのK氏とバッタリ。余りの懐かしさに嬉しかった。長嶋一茂が新人でアリゾナで取材したあとフロリダに飛んで中日のキャンプで星野監督や落合選手に取材。そのとき2人とも話をしてくれないとの噂を聞いていたのでアリゾナで髭を全部剃り落としてフロリダに入ったら向こうから「どうしたん?」と話しかけてくれて大成功。その時のスタジオアナウンサーがK氏で髭のない小生を別人だと思ったらしかった。懐かしい思い出。局のクルマでコンビニに寄ってもらってビール買って呑みながら帰宅。メシ&フロ&ネル。

11月17日(火)
ギル・ガメシュは最後に愛国リーグに戻ってくるのですね。ユリシーズ(オデュッセウス)の帰還と同じように。しかしそこに共産主義者が現れて…『素晴らしいアメリカ野球』はそろそろハチャメチャにカタルシスを迎えるのか?朝のベッドのなかで興奮してもショーガナイですね。ワン。黒兵衛と散歩のあとZOOMを使って明日のBSフジ『プライムニュース』の打ち合わせ。バッハIOC会長は観客を入れての五輪の来年開催を宣言したけどできる保証はないですね。まぁ来年絶対にヤルからスポンサーの皆さん!1年延長の費用をよろしく!というのが本音でしょうけどね。JALやANAが年間約20億円と言われるスポンサー料を出してオフィシャルパートナーを続けることができるのでしょうか?選手のワクチンはIOCが費用を持つらしいけど世界の人々に行き渡るべきワクチンを五輪が優先的に使用する権利があるのでしょうかねえ?来年開幕できるならやってほしいけど…来年の感染状況は誰にもワカラナイ。嗚呼。午後から『ZAITEN』『Web新小説』などの連載原稿の校正をしていると『週刊現代』から電話。グラビアで大下弘の特集をやるというので20年以上前に福岡で17回忌だったかの記念シンポジウムで司会をさせていただいた話をしてあげる。ゲストは中西太・豊田泰光・稲尾和彦各氏などの錚々たるメンバー。それこそフィリップ・ロスの面白い小説以上のはちゃめちゃなトーク(遠征の旅館では常に全員で女風呂を覗きに行ったとか)の中味を教えてあげる。しかし皆さんの大下弘への敬愛ぶりは凄いものがありました。大下さんのやった少年野球教室に参加した人々も40人ほど会場に来ていたが全員が四番打者でエースでしたからね。エラーをしたら「人生谷あり大下弘」と書かれた色紙をもらったとか。その少年野球教室で中西さんや豊田さんがライン引きをやってたのですからね。凄い!大相撲は琴勝峰が御嶽海を破る!若手の期待No.1ですからね。しかし御嶽海は相変わらずムラのある取り口ですね。

11月16日(月)
フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』読み進む。もう評価も表現もしようもないほどハチャメチャに進んで野球の聖地クーパーズタウンを讃える言葉としてルルドやカンタベリーと並んで京都まで出てくる。そんなことを喜ぶ読者しかコノ小説は喜べないかもしれませんね。ワン。黒兵衛と散歩のあとイロイロ準備して午後からYuTubeの『今週のスポーツ批評』を収録。テーマは「オリンピックはスポーツか?それとも政治か?」答えはもちろん政治ですよね。では「オリンピックはスポーツ大会と言えるのか?」これはむずかしい命題です。が私の結論は「近代(現在の)オリンピックはスポーツでもなければスポーツ大会でもない。平和運動に名を借りたIOCの商業イベントである」というもの。VTR収録を済ませて『ニューズ・オプエド』の準備をしていると東京新聞特報部から電話。IOCバッハ会長が安倍前首相にオリンピック勲章の金賞を与えたという。安倍氏はオリンピックにどんな貢献をしたというのだろう?福島第一原発の汚染水を「Under Control」と言ったことが評価されたのかな?あとで『オプエド』のゲストで出演した小林信也さんがバッハは習近平にも同じ勲章を与えているから驚かないといったけど確かにそうですね。もし南北朝鮮半島統一五輪大会が開かれたら金正恩にも与えられるのでしょうね。クーベルタン男爵が晩年ナチス・ドイツの年金で暮らしていたことを思うと不思議ではないですね。『オプエド』の今日のもう一人のゲストはラグビー元日本代表で神戸親和女子大教授の平尾剛さん。弱者を踏みにじる五輪開催に反対する平尾さんとIOCの問題点は百も承知しながら選手のために五輪開催を主張する小林信也さん。二人の話は来日中のバッハ会長の話の根拠皆無の開催与太話より数段意義がありましたね。番組終了のあと翔猿が貴景勝を破ったことを知ってTVのニュースで観る。真正面からの闘いは見事でした。炎鵬も足取りで碧山破って初日を出したのは良かったですね。いろんなスポーツ大会があるなかで現在のIOCが主催するオリンピックが本当に必要かどうかはあらゆるジャーナリズムが考え直すべきテーマですよね。

11月15日(日)
フィリップ・ロスの『素晴らしいアメリカ野球』の日本語訳の素晴らしさは新潮文庫の解説で井上ひさしさんも書いているとおりだが内野手が一塁へ「暴投」という誤訳(9日付本欄参照)を2個目と書いて1個目を書き忘れていた。それは「汚名挽回」という言葉。正確に言えば「誤訳」でなく日本語の「誤用」。この言葉には思い出があって小生が雑誌「GORO」の記者時代に同じ言葉を使って編集長に叱られたことがあった。「バカヤロー!汚名は返上するもの。挽回するのは名誉だ!汚名返上。名誉挽回。汚名を挽回してどーするんだ!日本語の勉強をしろ!」と叱られたのをきっかけに谷崎潤一郎・丸谷才一・井上ひさし・本多勝一らの「文章読本」を次々と読み漁ったものだった(若い頃は結構真面目でしたからね)。だから「汚名挽回」という文字を発見したときは中野好夫&常盤新平のような両氏(訳者)でもこんな間違いをするのだと喜んだ(失礼)ものだが改めて調べ直してみると「挽回」には「元に戻す」という意味があり「汚名挽回」は「汚名のなかった元の状態に戻す」という意味で間違いとは言えないらしい。なるほど。まぁ勉強になったからイイですけど昔の編集者や編集長は今ではみんなパワハラと言われるでしょうね。ワン。黒兵衛と散歩のあと財界展望社『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』を書く。IOCバッハ会長も菅首相も森組織会長も五輪中止は考えていない…というのは現在の世界の新型コロナの状況を考えるとオカシイですよね…という話。夕方までに完成して送稿。明日のバッハ森記者会見で書き直しが出るかな?出ないだろうな?大相撲炎鵬は勝てないなぁ。照ノ富士を破った大栄翔の取り口は良かったですね。晩飯後は風呂のあと山形交響楽団のベートーヴェン『運命』の端正な熱演を聴いてベッドへ。

11月14日(土)
盗癖のある打者が投手の超スローボールを見事に空振りしてそのボールを盗み尻のポケットに入れて走り出す。守備陣はボールがどこに消えたかわからずに空を見上げたり周囲の地面を見回したり。ピンチランナーでベース上にいた走者は後ろから来た打者に尻をつつかれて走り出す。ボールがどこにあるのか自分が何をしているのかわからずとにかく走る。そしてホームインして嬉し泣き。『素晴らしいアメリカ野球』はここまで無茶を書いてますね。まるで『不思議の国アリス』でドードー鳥やいろんな動物がワケわからず棒の廻りを走り回るように。コレってアメリカ社会のパロディか?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。水道管取り替え工事の看板の東京オリンピック・パラリンピックのロゴマークの横に「公認事業」と書いてあった。これも五輪予算?そー言えば国立競技場の建て替え工事の建設費も五輪予算に入ってますね。五輪がなくても国立競技場の建て替えはやる必要があったのでは?国や自治体の予算とはこーゆーふーにあるところに付け替えるのが当たり前なんでしょうね。本当の五輪経費とはいくらなのでしょうねぇ?ワン?終日仕事部屋の出入りと掃除&いろいろ五輪情報を収拾整理。五輪はどんなことがあっても開催するようですね…今のところ。「令和のインパール作戦」にならないようにするには「どうやったらいいのか」組織委と政府は示すべきでしょうね。「ワクチンなしでも開催可能」というIOCバッハ会長はその根拠を示し大会会場で働く医療従事者には無償ボランティアでなく日当を出すべきでしょうね。GoToに兆単位の予算を組んだのですから数億円の人件費くらい当然でしょうね。大相撲は貴景勝が走りそう。炎鵬頑張れ。晩飯後映画劇場は韓国映画第3弾『オールド・ボーイ』う〜んんんんんん。1970年代の新宿文化アートシアターでATGの前衛映画を観ているような雰囲気。耐えきれず20分で風呂。出てきて続きを観るが再び耐えきれずベッドへ。体調の良いときに見直します。

11月13日(金)
『素晴らしいアメリカ野球』は一休みしてJ・サーバー『消えたピンチヒッター』読み直す。著者は漫画家でもあり絵本作家でもあり(『たくさんのお月さま』シリーズは宇野亜喜良さんの絵で日本でも発売されているらしい)発想の破天荒さはサスガで何度読み直してみても爆笑してしまう短編だが身長1mと少しの主人公は今では描けないでしょうね。現実に大リーグに代打として登場したゲーデルは1打席1四球という生涯記録を残したが直後に野球選手は野球に相応しい体格を持つ選手に限るという規則が生まれた。その規則は何年か前に女子選手の排除規定とともに撤廃されているけど四球を選ぶだけが目的の選手が現実に登場することは二度とあり得ないでしょうね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。近くで水道管の交換工事が行われている。その立て看板に東京オリパラのロゴマークが使われているのを発見。神奈川から東京オリンピック・パラリンピックを盛りあげようとの文字も。ひょっとしてコレも五輪予算を使ってるの?本来の予定なら東京五輪は既に終了しているはずだけど…どうなってるのかな?ワン?終日デスクワーク。電話が数本。五輪関係のことについて週刊誌&テレビ局。そろそろ仕事がまともに戻ってくるのか?いや。来週IOCバッハ会長が来日するからだけのことか?五輪中止の発表はないみたいですが欧米印度の感染状況を見る限り中止or大胆縮小案も考えておくべきですね…と言わなくても考えていることでしょう。でないとオカシイですよね。晩飯後映画劇場はマイケル・ムーア監督『ボウリング・フォー・コロンバイン』再見。世界の近代史は銃による犯罪(戦争)の歴史。アメリカだけが普通の平穏な社会のなかでも銃犯罪が起きるのは何故か?これはムーアだけでなく世界中の人々が考えるべきテーマのようですね。

11月12日(木)
フィリップ・ロスの『素晴らしいアメリカ野球』には案の定と言うべきか小人症選手が登場。身長40インチ(約1m1.6p)で15打席連続四球の新記録を達成(過去の記録は8打席連続四球だったとか)。現実にメジャーに存在して1951年に1打席だけ出場して四球出塁したセントルイス・ブラウンズ(後のボルチモア・オリオールズ)のエディ・ゲーデルは身長43インチ(約109p)だったという。背番号は1/8(8分の1)のれっきとした登録選手。ジェームズ・サーバーの傑作スラップスティック野球小説『消えたピンチヒッター(原題はYou can Look It Up)』に走者満塁で代打に登場する(そして大爆笑モノの大騒動を巻き起こす)パール・デュ・モンヴィル選手は34インチか35インチ(約86.4〜88.9p)。この作品は1945年に書かれているからゲーデルのほうが(あるいはブラウンズの監督が)小説を真似たのかな。ロスの作品は1973年だから実際の小人メジャー選手も選考作品もあったわけですね。その割には表現が温和しくなったのは愛国リーグを(ある程度)リアルに描きたかったからかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。馬が野球選手として大活躍する小説はあるけど(1945年ウィルバー・L・シュラム『馬が野球をやらない理由』)犬はあるのかな?アメリカにはありそうですね。ワン。井上ひさしさんには狸が集まって野球をする面白い小説『腹鼓記』を書かれてますね。あ。『野球盲導犬チビの告白』という作品もありましたね。しかし犬(チビ)自身が野球をするわけじゃないですよね.ワン。終日デスクワーク。2日連続して東京新聞から取材の電話。今日はオンライン・マラソンについて。よく知らないしスポーツのオンラインゲーム化に小生は反対ですのでコメントはボツかな。大相撲は正代も休場。2横綱はいなくてもイイけどチョット淋しいと思ったら宇良が居反りを成功させた。大相撲はやっぱり面白い!角界のエディ・ゲーデル頑張れ!なんて書くと失礼かな(^^;)晩飯後映画劇場は韓国映画第2弾『ブラザーフッド』。オペラ好きの人間はベタな筋書とベタな演出は嫌いじゃないです。しかし少々ベタベタ過剰かな。戦闘シーンも過剰かな。しかし朝鮮戦争の悲惨なことがよくわかりました。2度と『マッシュ』は見る気にならないかな?

11月11日(水)
愛国リーグの「婦人の日」に女性ならば無料で野球を観られるというので女装した男性が入ってきてファウルボールを片手で捕って男であることがバレてドタバタ。『素晴らしいアメリカ野球』は面白い!けど辛辣な箴言も加わる。「婦人の日」だけでなく今に「ホモの日」もできるだろうと言う選手が「昔みたいに野球だけじゃやっていけないからだ!」そうですね。野球だけじゃなく歌って踊って応援グッズを振り回して…でないと球団経営が成り立たなくなりましたからね。ワン。いや。みんながそれで満足なら良しとしなければ。ワンワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。途中東京新聞特報部から電話取材。五輪延期による払戻が始まったけど約3週間という短期間で終了。延期によって行けなくなって人への配慮かもしれないけど入場者削減の準備?東京五輪の雰囲気を「盛り下げる」話題ではありますね。それより「通常開催/観客削減/やむを得ず中止」の最終決定はいつになるのか知りたいですね。晩飯前ゆっくりと大相撲。朝乃山も休場のうえ正代の左足はアウトですね。こっちも少々「盛り下がり」かな。コロナ禍のなか「盛りあがる」話題はないのかな?晩飯後映画劇場は黒澤明『天国と地獄』後半。やはり素晴らしく面白い映画ではあるけれど麻薬中毒者の存在と誘拐犯の関係がイマイチよくわからないかな。1963年はまだヒロポンの影響も小さくなかったのかな?久し振りにTBS『ひるおび』スタッフから電話があったけど夜遅くになって明日のコロナ関連のスポーツの話題は中止。やっぱりいろいろ動きがあるのは来週のバッハー菅会談のあとでしょうね。

11月10日(火)
あらゆる意味で過剰な表現に埋め尽くされている『素晴らしいアメリカ野球』なのに《彼も道徳感覚さえ持っていなければ名選手になれたかもしれない》なんて文章を朝の寝起きにベッドのなかで平気で読んでゲラゲラ笑ってられるのは小生が野球好きだからか?それとも高血圧気味のせいか?《野球は球場では席を一つ変っても違って見えてくるゲームである。従って球場の観客一人一人が午後のあいだ試合の一齣一齣を同時に見ていて全観衆が眼にしたものを一つに纏めなければ正確に復元できないゲームである》その通りで素晴らしい表現ですけどまったく同じ表現がジョージ・プリンプトンの『遠くから来た大リーガー シド・フィンチの奇妙な事件』にも確か書かれていましたよね。どっちが先かな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。小春日和。日向は暖かい。けど日陰は寒い。空は雲一つない真っ青。富士山がでかく見える。これでコロナがなければ良いのですが…ワン。終日デスクワーク。HP原稿作り。夕方に警察官の情報誌『BAN』の取材をZOOMで受ける。コロナ禍のなかでのスポーツ界や来年の五輪について警備に当たる警察官の皆さんも「スポーツとは何か?」「スポーツ文化とはどういうことか?」ということを少し意識して知ってもらうと警備やマラソン駅伝の先導にも身が入るというような話をする。晩飯後映画劇場は昨日の続きで『パラサイト 半地下の家族』。初めて韓国映画をキチンと観る。前半のテンポの良いスラップスティック的面白さが後半では一転。韓国社会の厳しい歪みを浮き彫りに。ネタバレは書きませんが一点の小さな光明を残した描き方は良かったですね。イイ映画です。風呂のあと『パラサイト』を観たことと日曜の黒澤明のドキュメンタリーと山崎努のインタヴューを観たせいで黒沢の『天国と地獄』を観たくなりビール呑みながらDVD。やっぱりこれも面白い。後半は明日にしてベッドへ。

11月9日(月)
ベッドで読む『素晴らしいアメリカ野球』は本当に面白い。時代設定が戦前から戦中なので日米開戦&ヒロヒトまでがアメリカ野球のなかに登場する。もちろんトランプ大統領(当時)が日本の大相撲に贈ったアメリカ大統領杯のような「悪意」は含まれていない。しかし大統領が替わってあの大統領杯はどうなるのかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。トランプは大統領の座を降りる気はないようだ。誰が首に鈴をつけるのか? Bell the Catほど難しい問題ではないように思えるが…ワン。午後から『玉木正之の今週のスポーツ批評』ZOOM→YuTube収録。先週金曜の本欄に書いた「プロ野球界の田沢ルールは法律違反」という話題を詳しく話す。タイトルは「わかっちゃいるけど(新聞記者は)書けないの!」プロもアマも野球界は新聞社が牛耳ってますから球界の批判はできないのですね。時々読売が高校野球批判をして朝日がプロ野球批判をしたりしますが新聞社が球界を支配していることの批判はしませんからね。いつになったらこのナンセンスが終わるのか?新聞社の記者もみんな元凶はわかってるのでしょうがワカッチャイルケド書けないの音楽ソレスーイスーイスーダララッタスラスラスイスイスーイ。夕方から『ニューズ・オプエド』アンカー出演。今日のゲストはミネソタ州立大学特別功労教授でオリンピックにイロイロと裏で(笑)関わってこられた諸星裕さん&準レギュラーの春日良一さん。日本で行われた国際体操での内村選手の発言「国民の8割が開催できないと思うのもわかるがどうやったら東京五輪を開催できるかを考えてほしい」について考える。ナルホド五輪の主催はIOCだけど大会の主催権は東京に委託されているのですから組織委は参加人数を減らすこともマラソンの「東京開催」ももっと強い意見を出すべきなんですね。ただしそれには各IF(国際競技団体)ともさらに強いパイプを築いておく必要がありソレは招致段階からやっておくべきことだったんですね。さぁ今からどーするか?PCR検査に一人1万円かかるとして選手1万2千人の毎日のPCR検査を20日間やるには24億円。関係者全員を選手村に入れて毎日4万人の検査体制を作っても80億円。GoTravelが1兆円以上なら日本政府にとってできないことじゃないはずですね…とか「アフタートーク」までイロイロ話して番組終了。晩飯のあとWOWOWを録画しておいた『パラサイト』を見始める。テンポの良い展開にカメラワークもナチュラルで喜劇として非常に面白い。けど眠くなったので風呂&ベッドへ。後半はどーなるのかな?

11月8日(日)つづき
朝ベッドで『素晴らしいアメリカ野球』読むなかで2個目の誤訳を発見。この翻訳は本当に素晴らしい日本語なのでそのなかで誤訳を見つけると飛び上がりたくなるほど嬉しい(^^;)それは内野手が「一塁に暴投する」という訳語。暴投wild pitchをするのは投手pitcherだけで内野手infielderは送球throwはしても投球pitchはしない。だから原文ではwild throwと書かれていたはずでソレを暴投と訳すのは明らかな誤訳。しかしこの間違いは野球関係の本で見ることが多い。創刊直後の『NUMBER』でも何度か見たし最近も女流作家の書いた野球小説と野球ノンフィクションで読んだ。その野球小説には《サウスポー投手が投球のときに指を滑らせて右打者の臀部にデッドボール》という表現もあった。サウスポーが指を滑らせたなら投球は右打者の尻には絶対に当たらないでよね。とはいえマァ小生も30歳の頃までは内野手のバックアップと(ベース)カヴァーの違いがはっきりわからなかったしクロスプレイはcross playでclose playとは思わなかったですからね。皆さん勉強しましょう。ベースボールを知ることはアメリカを知ることですから。野球を知ることは日本を知ることかな?ワン。終日ホームページの原稿作り。晩飯映画劇場は『荒野の決闘』(原題はMy Darling Clementine)を全部見てしまう。昨日の本欄に一番印象に残ったのはドク・ホリデイのシェイクスピアのto be or not to beの朗誦と書いたけど再度見てもそうだった。最後のOK牧場の決闘が少々迫力不足でドク・ホリデイもアッサリ死んでしまいますからね。こういうリアリズム(西部の英雄をスーパーマンのようには描かない手法)もジョン・フォード監督の狙いかな。風呂のあと録画しておいたNHKスペシャル『黒澤明映画はこう作られた〜証言秘蔵資料からよみがえる』を見る。2時間たっぷり面白かった。なかでも『天国と地獄』の犯人を26歳で演じた山崎努のインタヴュー「下手糞だったけど若くないとできない演技」などの全発言が面白かった。『天国と地獄』を見直さねば、

11月8日(日)
朝起きてアメリカ大統領選はバイデン氏に当確が出たことを知る。黒兵衛と散歩のあとテレビで勝利演説を聞く。アジア系黒人女性の副大統領カマラ・ハリス氏の演説は爽やかでしたね。バイデン氏の演説は(意外と)実に若々しくてアメリカ的な未来志向が再現されてましたね。さてどんな政治が行われるのか?とりあえずはトランプが大統領時代に相撲協会に寄贈した天皇賜杯にソックリでそれより大きいアメリカ大統領杯を引き取ってもらいましょう。

11月7日(土)
ロスの『素晴らしいアメリカ野球』は本当に素晴らしい!《初めてに言葉ありき。その言葉は「プレイ!」》イイ言葉ですね。何年か前に…イヤ何十年か前に後楽園球場で開幕戦を見たとき当時かなり高齢の鈴木セ・リーグ会長が現れボソボソ挨拶されたが最後に大声で右腕を挙げて「プレエエエエエイイボオオオオオール!」と叫ばれたときには大感激したのを憶えている。鈴木会長には何度かインタヴューさせていただいたが本当に野球の好きな人だった。「いつまでも読売ジャイアンツ中心では限界があるのでは?」と言うと「あんたの言う意味はわかるけど日本のプロ野球の歩んできた歴史というものもあるからねえ」とおっしゃった。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。藤沢で行われている市民ジャズ・フェスティバルにヨメハンに誘われて近所の子供たちが参加しているビッグバンドを聴きに行こうかとも思ったがホームページの原稿作りに専念。意外と時間がかかるんですよね。夕方ジョン・フォード監督ヘンリー・フォンダ主演『荒野の決闘』を少し見る。ワイアット・アープのOK牧場の決闘を描いたこの映画は酒場で荒くれ男に銃で脅された旅役者たちが『ハムレット』の有名な台詞を言えなくなったときドク・ホリデイがTo be or not to be…と助けてやるシーンが好きですね。晩飯は『ブラタモリ』で北海道サロマ湖のホタテの養殖を見ながら。風呂のあとはアメリカ大統領選挙の開票。トランプ大統領はどこまでどのような諍い方をするのでしょうか?誰もがいろんな主張をできるという民主主義の悪い面を民主党の新大統領が共和主義的に修正して纏めることになるのでしょうねぇ…?

11月6日(金)
朝ベッドのなかで『素晴らしいアメリカ野球』読み進む。ギル・ガメシュなんて野球選手が登場。昔ギルガメシュ・ナイトという深夜お色気TV番組がありましたね。関係ないけど。いや。あるのかな。どっちも古代メソポタミアの叙事詩からパクったという意味では同じか。ベッドから出て朝飯食べながらテレビを見るとトランプ大統領が背中を丸くして原稿をぼそぼそと読んでいる。気分がすぐに表に出る人ですね。ナチスの軍隊がスターリングラードの攻防戦に負けたあとのヒトラーの演説も背中が丸まって原稿を読むだけでしたね。トランプの原稿の中味は選挙の不正があったという根拠なき主張。日本の選挙でも負けたあと選挙の不正を声高に主張した人がいましたね。松本智津夫。別名麻原彰晃。真理党党首でしたね。支持者の数では圧倒的にトランプのほうが多いでしょうがこんな人物が4年間もアメリカ大統領をやっていたかと思うと何やら情けないですね。いやこんな人物を支持するアメリカ人の多いことこそ情けない…いや怖ろしいですね。ワン。黒兵衛と散歩。昨日の夕方朝日新聞社会部記者から求められた「田沢ルールが独禁法違反」という公取委の判断に対する小生のコメントが今朝の朝刊に出でていた。もちろん小生の最も言いたいことは掲載されず。米大リーグに選手が流出するのを止めるルールを作るよりリーグを魅力的にするべきですがソレができない。なぜならプロ野球も高校野球もマスメディアが支配している限りマトモなスポーツ団体にはなれないから。スポーツジャーナリズム(野球界に対する批判)も働かない。朝日の記者はもちろん小生の主張を聞いて理解して納得してくれたけど書けない。他の新聞記者も同じ。わかっちゃいるけど書けないの…スイスイスーダラダッタスラスラスイスイス〜イ…。新聞記者もテレビ局員も会社員ならシャーナイですよね。YuTubeの『ニューズ・オプエド』や『今週のスポーツ批評』で喋ることにしましょ。終日デスクワーク。晩飯オペラ劇場はポンキエッリ『ラ・ジョコンダ』。時の踊りのバレエ音楽は有名ですけどやっぱりヴェルディやプッチーニと較べると音楽的に弱いですねえ。途中で明日にまわして「チコちゃん」を楽しんで風呂入ってアメリカ大統領選のニュースを見てベッドへ。トランプと支持者の主張もある意味でアメリカン・デモクラシーの現れと言えるのかもしれないけどコレをどう収めるかというのもアメリカ民主主義の「力」の見せ所と言えそうですね。ナチス・ヒトラーも選挙で選ばれたわけですからね。

11月5日(木)
ベッドのなかで『素晴らしい(偉大なる)アメリカ野球(小説)』読み進む。メッチャ面白いんだけどフト巻末の井上ひさしの解説と村上春樹×柴田元幸の対談を読み出したらこれまたメッチャ面白くて読み切ってしまった。柴田《アメリカの偉大さグレートネス神話性そういったものを解体するのに野球を素材にするのが最適だったのではないでしょうか》村上《アメリカという国家の「神話」とメジャーリーグ・ベースボールの「神話」が重ねられている》柴田《アメリカについて考えたら野球にたどり着いた(略)野球について考えるとそれはアメリカについて考えることになりそうだと》日本について考えるなら大相撲かな?その大相撲に天皇杯そっくりで一回り大きいアメリカ大統領杯をトランプが贈った(安倍は喜んで受け取り拒否しなかった)のはやはり象徴的ですね。村上《音楽の話で言えばビートルズが出てきた時点で「偉大なるアメリカ音楽」というのはありえなくなってしまったんだと思います。70年代の初めというのはアメリカン・ドリームであるとか「偉大なるアメリカの何とか」が生まれる可能性が死んでしまったんじゃないかと思う。ある種その幕引きとしてこういう作品をロスが書いたという意味は大きいですよね》にもかかわらず半世紀近くを経てMake America Great Againと唱える大統領が登場したのは一種のパロディだったんでしょうね。歴史は2度繰り返す。2度目は喜劇として。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。小林哲夫さんの『大学とオリンピック』を紹介しながら1964年のヴォランティアはいかに高額の給料で働いていたかを話す。来年の五輪ヴォランティアは確かに1940年の「学徒動員」に戻ってしまいましたね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。ふ〜ん。バイデン有利か。アメリカにも良識が働くのか?日本にとってどっちの大統領が…などと言う前に人種差別者的な言動を弄して暴力を容認し脱税の疑いがあるような人物がアメリカの大統領に相応しいかどうかが問題のはずですよね。ワンワン。終日雑務。机の上が片付かん。晩飯も晩飯後も大統領選のニュース。さてアメリカはどうなる?日本は「属国」の立場から抜け出せないのか?せめて大相撲のアメリカ大統領杯だけでもホワイトハウスに返してほしいなぁ。

11月4日(水)
アメリカ大統領選挙にミリシアと呼ばれる武装集団が現れたことで映画『イージー・ライダー』がテレビで放送されたときの淀川長治さんの解説を思い出した。「2人の若者は最後に銃で撃ち殺されますねえ。アメリカという国は怖い国ですねえ」……今も「アメリカは怖い国」のままのようだ。もう一つ思い出した。確か『イージー・ライダー』のなかのジャック・ニコルソンの台詞だった。「自由を叫び主張する奴は喝采されるが自由に振る舞う奴は嫌がられる」これはアメリカだけのことではないだろう。ベッドのなかでフィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』再読を始める。メッチャ面白い。原題は『Great American Novel』だから『白鯨』や『緋文字』など「偉大なアメリカ小説」が次々に登場。槍玉に挙げられる。ヘミングウェイは本人が登場。なぜ「野球」とタイトルを変えたのか?主人公の語り部が引退した野球記者だから?野球の話が次々と出てくるから?とにかくパロディとギャグと悪巫山戯の連発で「ワルハラ」なんてワーグナーの『ニーベルンクの指環』の神々の天空の城塞の名前の図書館や学校まで登場。野球好きオペラ好きの読者にはタマラン!おまけに誤訳(?)まで発見。ゲリンガーという名前の野球選手が出てくるがコレはゲリンジャーだろう。ただし普通(日本では)ゴスリンと呼ばれている野球選手Goslinをゴズリンと米語の発音に近いように訳されてるからGehlingerを訳者はゲリンガーと呼んでしまったのかもしれない…なんて重箱の箱の隅っこを突っつきたくなるような細かいギャグの連発!ワン。しかしゲリンジャーはベーブ・ルースやルー・ゲーリッグと一緒に大リーグチームの一員として来日もした選手ですからね…とはいえゲリンガーと訳すほうが原作者は喜ぶかな?フィリップ・ロスが「ないす・ぼけ!」と言ったりして。ワンワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。フィリップ・ロスの小説にはパトリオット・リーグなんて架空の大リーグがでっち上げられているけれど日本でも同様の小説が書かれて国民リーグが登場したら読者に嘘っぱちのギャグと思われるかもしれませんね。本当は存在してたのに。ワン。午前中にヨメハンが通院している病院へ同行。インフルエンザの予防接種を受ける。昼飯に中華料理店で蟹玉定食食って帰宅。午後は大統領選開票を気にしながら雑務。晩飯&風呂のあとも開票速報。トランプは大統領を続けないと破産する(?)から必死のようですねぇ。寝よ。『素晴らしいアメリカ野球(小説)』読みながら。

11月3日(火)
『つぎの著者につづく』読了。読み終わっても何が書いてあったのかサッパリわからない小説だった。なのに読み切ったのは文章のリズムが心地良かったことと所々面白い表現興味深い指摘にぶつかったこと。そして短かったこと。最後はジョイスの『フィネガンズウェイク』でそれもまたワケがワカランけど悪い読後感でないところが不思議ですね。ワン。黒兵衛と散歩。住宅街が静かなことで祝日だと気付く。文化の日。旧明治節ですね。文化の日とスポーツの日は文化部と運動部のように別個のものではないですね。スポーツマンも文化の日に勲章をもらったりしますしオリンピックにも文化プログラムがありますからね。ワン。今日は終日原稿書き。春陽堂のWeb新小説に連載中の『スポーツは文芸をいかに彩ってきたか第6回』は山際淳司さんの『江夏の21球』を取りあげる。それが「スポーツ雑誌」でなく「人間雑誌」を標榜しれ創刊された『NUMBER』のノンフィクション第1作だけあって「人間江夏」が書かれていることに注目。江夏はカーヴの握りのままスクイズを外したという結論は「江夏は凄い!」となるけれどその時相手ベンチにいた西本幸雄近鉄監督や江本孟紀氏の言うように投球のとき指が滑って万事が上手くいったとするなら江夏ほど凄い投手でも制御不能の「野球は凄いスポーツ!」となる。どっちが面白い「捉え方」かは読者の判断に任せましょう。西本幸雄氏は「野球とは怖いモンや」とおっしゃってました…といったようなことをイロイロ書く。ふうううう。夕方完成して送稿。結局野球もワケのワカラン競技でワケがワカランから面白いのでしょうねえ。そう言えば岡田武史氏はサッカーを「複雑系の競技」といってましたね。制御できないもの(ワケのわからないもの)を制御しようとし続けるからサッカーの監督も面白くてなかなか辞められないのかな?晩飯を食ったあとNHK-BS映画劇場を録画しておいた『スターリンの葬送行進曲』。英語版のスラップスティック映画だけどモンティパイソン張りのスピーディなギャグの連続がよく理解できない。わかったのはスターリンの死後マレンコフはアホで利用されベリヤは調子に乗りすぎて粛正されワルのフルシチョフが権力を握る話。そのフルシチョフもブレジネフに刺されるわけで共産党の権力興亡史はワカリヤスイですね。民主主義(アメリカ大統領選)のほうがワカリニクイですねぇ。

11月2日(月)
朝ベッドのなかで円城塔『つぎの著者につづく』読み出す。うむむむむ。難解。言語論小説論のようで図書館が出てくるから中島敦の『文字禍』なんかと関係あるのかと思うけど兎に角難解。はっきり言ってワケワカラン。ところが突然気になる文章が目に飛び込む。《無限大の価値を持つものにはそれが得られる確率が零だとしても挑んでみる価値があることも確かである》ってパスカルが「パンセ第三章賭けの必然性について」に書いてるらしい。これって来年の東京五輪開幕の可能性のことかもね。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワークで午後から『weeklyスポーツ批評』ZOOM収録。野球の親会社はかつては「御三家」と呼ばれる公益企業(新聞・鉄道・映画)しか許されず「私企業」は自分勝手な金儲けをするから参加できなかった。だから1969年に東京オリオンズがロッテ・オリオンズになるのも大問題で大揉めに揉めた。しかし今では公益企業であるはずの新聞(メディア)のほうが勝手なことばかりしているというお話を解説。夕方からは『ニューズ・オプエド』アンカーZOOM出演。今日のゲストは教育ジャーナリストの小林哲夫さん&作家でスポーツライターの小林信也さん。そしてスタジオのナビゲーターは小林厚妃と小林さんが3人も揃うハプニング。そう言えば昔『プロ野球大事典』という本を創ったとき小林や山本という名前だけでプロ野球チームを作る名前遊びをしたことがあったなぁ。小林哲夫さんの最新刊『大学とオリンピック』を中心に1940年1964年2021年の大学とオリンピックの関係をいろいろ教えていただく。64年の大学生はほとんどのボランティアが有給でアルバイト。来年のボランティアは40年の「学徒動員」とほぼ同じらしい。64年東京五輪の素晴らしい大学と五輪組織委の関係が来年に生かされていると思えないところが残念。小林哲夫さんは最近『学校制服とは何か その歴史と思想』(朝日新書)という本も出されていて我々の中高時代は「制服制帽廃止運動」なんかをやったけど最近の中高生はカッコイイ制服を求めているという。時代は変わりましたね。哲夫さんを信也さんに紹介できたのも良かったけどスポーツ以外のジャンルの専門家にもゲストに招きたいですね。さて来年のオリンピックはどーなるか?

11月1日(日)
朝ベッドのなかで『オブ・ザ・ベースボール』読了。最後の最後でレスキューとして空から降ってくる人間をバットで打ち返そうとして一度も成功しなかった主人公が初めて打ち返すことに成功すると打ち返した空から降ってきた人間はどうやら自分自身だったらしい。だから《俺はどうもこれからまだ行き続けるらしい。俺が自分で自分をたばかることに喜びを見出す性質の人間ではない限りにおいて》慌ててベッドから出て仕事机の横にある本棚から新明解国語辞典を引っ張り出し「たばかる」を引く。【謀る】「た」は接辞。㊀だまそうとして策略を練る。㊁策略で相手をだます。そうか。この小説は破天荒で難解だけど真面目な小説なんですね。だからワケわからなくても読後感は爽やかなのかな。この小説の舞台の都市名が「ファウルズ」というのも面白い。人間は人生で失敗ばかりしてますからね。ワン。ベッドを出て朝食のあと長女と孫とチョット早足で黒兵衛と散歩。井上尚弥のボクシングを見なければ。ワン。井上の見事なカウンター。右ストレートがマロニーのテンプル近くの頭にヒット。7ラウンド2分59秒ノックアウト。VTRを見直して夜のフジテレビの再放送と村田諒太との対談でわかったけど井上は何度もこのカウンターのタイミングを計っていたのですね。それで「カウンターパンチを当てるタイミングがわかった」のですね。極めて知性的なボクシング。かつて具志堅用高がアルフォンソ・ロペスを8R一発KOしたときも相手の右フックよりも一瞬早く決まったカウンターの右フックでしたね。どっちも美しい試合でした。こーゆーボクシングの試合を見るとロッキー・マルシアーノが「予言」したボクシングという野蛮で危険な競技はいずれ死滅するという言葉も信じられなくなりますね。午後は天皇杯。アーモンドアイの走りっぷりも見事でしたね。次女が孫たちを迎えに来て長女も自分のねぐらに帰って行って賑やかな週末は幕。

10月31日(土)
朝ベッドのなかで『オブ・ザ・ベースボール』読み進む。読み続けながら次はフィリプ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』を読み直さなければと思い続ける。筒井康隆大先生を初め前衛とはスラップスティックなんですよね。と勝手に納得。ワン。ベッドから出て長女と小4の孫の3人で黒兵衛と散歩。いつもの近所の一周コースのゴール近くでヨメハンと隣家のモダンな婆様と合流。モダンな婆様は一人でフランス旅行を何度もこなした元気な98歳。戦前は阿南陸相の秘書も務めたとか。見事ですね。ワン。少々仕事してから雑誌『月刊FACTA』の編集長との昼食打ち合わせのために『鮨処もり山』へ。昼間からのビールは久し振り。編集長にも美味しい鮨屋を喜んでもらい喫茶店に席を移して原稿枚数や締め切りや連載タイトルの打ち合わせの後帰宅。充実した昼飯の後帰宅して少々昼寝。孫どもはモノレールに乗って江ノ島へシラス丼を食べに行っていたとか。こっちも大満足の充実した昼飯の様子。昼寝のあと孫が映画を観たいと言うのでティム・バートン監督ジョニー・デップ主演の『アリス・ワンダーランド』のDVD。長女か次女が買っていたもので小生も初めて見る。なかなか面白かった。アリスの本編を見ていたほうがいいので孫に母親(次女)が持っているはずのディズニーの『不思議の国のアリス』を見ておくようにと言ったあと昨日ビデオに録画しておいた『チコちゃん』を見ながら江ノ島土産のシラス掻き揚げで晩飯。あ・しまった!土曜日は『チコちゃん』ではなく『博士ちゃん』だったとチョイと後悔しながら充実した楽しい終末。今日だけは「東京五輪中止」の情報も忘れてベッドへ。本棚から昨日の本欄に書いた『空から女が振ってくる』(富山太佳夫・著/岩波書店)を抜き出して風呂の後ベッドへ…と思ったところが何と表紙が鈴木春信の「飛ぶ女」ではなく気球のロープに下着姿でしがみつく19世紀の二人の女性の姿。何という記憶違い!!まぁ似たもの同士ですけどね。昔ワクワクして読んだ「スポーツ文化の誕生」との副題がついたこの本も読み直さねば。

10月30日(金)
朝ベッドのなかで円城塔『オブ・ザ・ベースボール』再読始める。以前読んだときはナンジャコレハ?の気持ちが渦巻いたが2度目となるとハハハハハと楽しめる。前衛小説とはそんなモンかもしれない。何しろ空から降ってくる人間をバットで打ち返す物語なんだから。読んでいくうちに人生ってこんなもんか…とも思い始める自分に向かっても笑う。笑いに満ちた小説?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。そう言えば鈴木春信の浮世絵に蛇の目傘をパラシュートのように手に持って和服の裾を閃かせて京都清水寺の舞台から飛び降りる女性の姿を描いたものがあったなぁ。ソレを表紙にした本『空から女が降ってくる』は女性スポーツの始まりを書いた面白い本。コレも読み直すか。ワン。終日デスクワーク。某広告人から情報。来年の東京五輪が中止された場合のさまざまな場面でのシミュレーションは既に始まったとか。まぁそういうこともやらねばいけないのでしょうが第二次大戦末期にB29の爆撃に耐え本土決戦に備え竹槍訓練をしているなかで大企業は戦後に向けて火薬の製造を止めて塗料(ペンキ)の製造を始めていた…なんてことを本で読んだことがあったけど(宮本研の芝居だったかな?)広告代理店の皆さんそーゆーことだけは止めて下さいね。晩飯前に次女が3人の孫を連れて久し振りに来宅。長女も久し振りに来宅。ワイワイガヤガヤ晩飯。『チコちゃん』は録画して長女の持ってきたボリショイ劇場のDVDチャイコフスキーの『白鳥の湖』を見る。これは凄い舞台ですね。ザハロワとロジキンの主役二人は言うに及ばず「その他大勢」のダンサーたちのレベルの高さに仰天。ピッタリ手足も縦列も横列も円も何もかも美しく揃ってることに驚愕。ザハロワはスカラ座でも新演出でプリマを演じソレも素晴らしかったけどバレエはやっぱりロシアですね。と思ってしまう見事さ。俺がボリショイでオペラを観たとき(プロコフィエフ『修道院での結婚』)は外に戦車が何台も停まり内部も汚く汚れていたけど今は綺麗になってますね。プーチンのオカゲと言えるのでしょうか…?少々夜遅くまでワインとビールとバレエとヨメハンと長女で久し振りの夜更かしの十五夜。

10月29日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。ホークスの優勝決定試合での甲斐の見事なホームランと12試合連続盗塁の日本新記録を打ち立てた周東の成長ぶりを讃えたあと(ホークスにはホンマ魅力的な選手が多いですね。小生はマッツンのファンです)来年の東京五輪「中止」の「噂」について昨日の本欄に書いたような内容を話す。しかし本当に中止となるとどのような事態が起こるのか?大銀行と同様Too Big to failとなってしまったオリンピックにどのような「処置」と「処理」を施すのか事後処理の難しさと多さを考えれば規模を半減にしても開催したほうがいいのかも…で黒兵衛と散歩。ワン。そのあと連合通信社の連載『スポーツ玉手箱』を仕上げて送稿。この連載は月イチで120回目となった…ということは10年間続いてることになりますね。そのあとイロイロ情報収拾。そうですね。JALやANAはオフィシャル・パートナーをやっていけるのかな?他の企業は大丈夫かな?まさか五輪で何が何でも巻き返そうと思ってるのかな?夕方『ニューズ・オプエド』に解説委員として出演。アンカーは井沢元彦さん。ゲストは「IOC五輪中止決定を日本政府&広告代理店&組織委に伝えた」と「スクープ」してツイッターに書いた本間龍さん。小生はそこまでの情報はつかめていないので本間さんにイロイロ質問。代理店筋の情報は確度が高いですね。それに今の欧米の新型コロナ感染状況で「中止」を念頭に置いていないというのもあり得ないですからね。IOCや日本政府や組織委が「中止決定」を全否定するのは当然としてもバッハ会長が韓国TVのインタヴューに答えて「観客減での開催」を示唆したのは微妙。既に売ってるチケットをどう処理するのかな?抽選するの?本間氏に「中止の発表はいつ?どのようにして?」と訊くとバッハ会長が11月中旬に来日して菅総理と会談したあとか?あるいはその後時期を見計らって…か?確かに本間氏の言う「東京五輪=インパール作戦」なら早期撤収に越したことはないがソレも難しいのが「インパール作戦」だったのですよね。小生がアンカーの来週月曜『オプエド』のゲストはスポーツライターの小林信也さんと『大学とオリンピック』の著者小林哲夫さん。再来週は元JOCの春日良一さんの予定。そこでイロイロ話し合いましょう。番組終了後の『アフタートーク』は用事で抜けた本間さんを除いて井沢さんとアメリカ大統領選について話し合う。アメリカ人の好む人物はPresentation(押し出し)ですからバイデンは弱いですね。しかし大相撲に天皇杯そっくりで一回り大きいアメリカ大統領杯を持ち込んだトランプはヒドいヤツですね。ソレを認めた安倍首相=当時もサイテーだけど…とかイロイロ話して番組終了。さてオリンピックはどーなる?

10月28日(水)
どうやらIOCは来年の東京五輪を欧米の感染再流行の現実の前に中止する方向に決めたようですね。ところが中止を誰が言い出すかが大問題。1年延期決定の時はまず(何故か!)安倍総理(当時)が言い出してIOCバッハ会長も(政治の介入を拒否することもなく)私もそれがベストと思うと賛成。その(政治に「仕方なく」負けた)結果IOC憲章に書かれている「大会はオリンピアード(4年間)の1年目に開催」との文言の総会での改訂も必要なく理事会の承認のみで決定した。このやり方はIOCが「政治を巧妙に利用した結果」とも言える(だからIOCは日本が言い出したのだから延期にかかる費用も日本で…といえる)。IOCは再びその経緯(政治の介入)を利用して「日本(東京)ができないと言っているから中止」(だから中止の損失は日本=東京が…)という方向に持っていきたいらしい。が日本は「あくまでも開催」の姿勢を貫き主催者であるIOCの「中止通告」を待つつもりらしい。そこで損失は(保険金のおりる)IOCも負担する…ことにしたいらしい。IOCと日本政府(東京)の綱引き?アスリート・ファーストなんか微塵も存在しないのですね。朝ベッドのなかで筑摩書房のPR誌の連載斎藤美奈子さんの連載「世の中ラボ127回大手ジャーナリズムは何やってんだ!?」を読む。そうか。安倍総理の桜を見る会疑惑をスクープしたのは赤旗だったんですね。そしてイージス・アショアを配備停止に追い込んだのは秋田魁新報。そして大手ジャーナリズムは何をしていたかというとそんなことくらいは知っていたけど首相との懇談会に出たりしてたから書かなかった(書けなかった)のですね。これはかつて文藝春秋(74年11月号)に立花隆と児玉隆也の両氏が田中角栄首相の錬金術とカネ『パートナー』としての流れを書いたときと同じ構図ですね。大手ジャーナリズムはそんなことくらい知っていたけど書かなかった(書けなかった)!東京五輪の「中止の方向への現状」も「知っているけど書けない」のでしょうか?何しろ朝毎読日経産経はすべて東京五輪のスポンサーや協力紙ですからね。ベッドから出て黒兵衛と散歩してドジャースの優勝を見てイロイロ仕事して酒呑んでメシ食って寝る…なんて一日だったらイイのですけどね。東京五輪はどーなるのでしょーか?誰がどーゆー発表をいつやるのでしょーか?五輪で金儲けしている人たちが損をしないことだけを考えてるオリンピックのあり方ってサイテーですね。

10月27日(火)つづき
朝起きて黒兵衛と散歩のあと本ホームページの原稿を仕上げて送稿&昨夜に続いて「東京五輪開催中止?」の情報を集める。オリンピックは今でもヨーロッパ中心でヨーロッパの諸王室関係者や旧ハプスブルク家や貴族の関係者の影響も強いと言われてますからね。欧州の感染が劇的に治まらない限り五輪の予選大会が開けないですからね。本間龍さんの言うとおり「東京五輪早期中止決定(インパール作戦からの撤退)」が最も懸命な道かもしれません。そもそもオリンピック競技大会は4年間のオリンピアードの初年に開催するとIOC憲章に定められているのを今回の「1年延期」は安倍総理(当時)の政治的要請を受け入れるというカタチで超法規的に(総会の憲章改訂をせず理事会の承認だけで)決めたもの(春日良一さんに言わせるとIOCが政治を利用した)。日本政府は2032年開催の約束と2022年北京大会も中止(新型コロナに勝ったという「栄誉」を中国に持っていかれたくない?)という2つの条件の確約をIOC求めているという情報を口にする人もいますが…。晩飯はソフトバンクvsロッテの一戦を見ながら。和田の投球は凄かったですねぇ。CSで再戦したときソフトバンクのロッテ苦手クセが出なければイイけど。

10月27日(火)
昨日『ニューズ・オプエド』放送後にスタッフから29日(木)のオプエドに解説委員として出演してほしい旨を伝えられる。小生がアンカーを担当する月曜日にも何度か出演していただいた本間龍さんが組織委や電通のルートからIOCが組織委に「東京五輪中止」を「伝えた?」または「検討を要請した?」との情報を掴んだというので井沢元彦さんアンカーの木曜日の『オプエド』出演し詳しく話すという。小生も解説委員として出演。確かにヨーロッパの新型コロナ感染拡大状況を考慮すると予選の開催がほとんど無理ですからね。少なくとも格闘技系は予選不可能。アスリートたちが満足に練習できない状況が年内も続きそう…となると遅くとも来年1〜2月に開かなければならない予選の開催が無理。となると早期決断(本間氏の言葉を借りると早く「インパール作戦から徹底」すること)がベストでしょうね。そうなるとカナダの古参IOC委員のディック・パウンド氏が言っていた「東京大会中止なら北京冬季五輪も中止」となるのでしょうか?また一部で情報(予測?)の流れている東京大会はパリ&ロスの後の2032年開催となるのでしょうかねぇ?(以前『オプエド』に出演した元JOCの春日良一さんはインドを押しのけての開催無条件決定は無理と断言されてましたが…)

10月26日(月)
朝ベッドのなかで『大学とオリンピック』読了。《学生がオリンピックでボランティア活動しやすいように学事歴を変更・単位付与などを考える大学があった。(それは)「学位の意味が問われます。本来単位は専門知の修得に対し与えられます。国家行事に協力するだけで単位を出すのはその大学の学位の軽さを宣伝するようなもので高等教育機関として自らの存在を否定しています(略)大学の自治の放棄につながりかねません」「オリンピックが巨大すぎて強力なスポンサーをいくつもつける独裁的な全体主義国家体制のもとで行うしかなくなったそれによって大会が不健全なものになる危険性も」》この本は五輪で活躍した大学生たちを紹介すると同時に五輪の問題点を指摘する大学教授らの言葉を多数拾っている。オリンピックを考えてるうえで恰好の入門書でありスポーツ関係者の必読書ですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。デカイ猫が道路の真ん中に寝転んで動かない。デカイ犬の存在も無視。猫の度胸は凄いですね。ワン。犬も認めるほかないですね。ワンワン。帰宅してドジャースvsレイズのワールドシリーズを見る。昨日のレイズの8対7逆転サヨナラ勝ちの試合は凄かったですねぇ。今日はドジャースが巧みな継投で王手。いやぁ野球はいつ見ても面白い。イロイロ準備して午後から『今週のスポーツ批評』リモート収録。夏のスポーツ(人工環境のなかで身体=自然を再認識する)と冬のスポーツ(自然環境のなかで身体=自然を一体化させる)の違いを解説。少し休んで夕方から『ニューズ・オプエド』アンカー出演。ゲストはスポーツライターの青島健太さんと大リーグ評論家の福祉良一さん。福島さんにWシリーズの面白さを改めて訊いたり青島さんにドラフト1巡目の情報をもとにドラフトでドキドキした経験談を聞いたりスポーツ・ナビゲーターの小林厚妃さんの東京ドームと神宮での野球の試合でのコロナ対策レポートを聞いたり。アフタートークを含めた面白楽しい1時間半でした。青島さんに「巨人の菅野はいつメジャーに行くの?」と訊くと「早ければ今年のオフにも」との返事。さて日米の「野球格差」はどーすりゃいいのか?

10月25日(日)
朝ベッドのなかで『大学とオリンピック』読み続ける。1964年東京五輪のヴォランティアの学生通訳に支払われた給料は1日2千円。ということは大会期間2週間の給料は2万8千円。当時の公務員初任給は1万9千1百円で現在は11倍の21万1百円となっているから現在の額で30万8千円が学生通訳ボランティアに支払われたと著者の小林哲夫さんは書く。研修会出席の時も同額の給料が出たと言うから64年の組織委は太っ腹だったというか《職能に最大限のリスペクトを払っていた》のですね。今は暑いなかを無給で扱き使うだけ?おまけに64年の文部省は各大学に対して五輪期間中に《大幅な授業変更を加えて学校教育に支障をきたすことがないようにすること》と通達を出している。現在の文科省の態度は正反対。五輪期間中に《授業・試験を行わないようにするため授業開始日の繰り上げや祝日授業の実施の特例措置を講ずることなどが可能であり学則の変更や文部科学大臣への届け出を要しない》と「特例措置」の利用を推奨して(ヴォランティアに参加することを?)奨励している。これに対して《大学はオリンピックのためにあるのではない》《大学が組織として学事歴をオリンピックに配慮したものに変更することを許容する通知を文科省が出すなんて言語道断》学生ヴォランティアは《学徒動員》と批判(非難)する大学教授も紹介されている。メディア関係者必読本ですね。ワン。黒兵衛と散歩。日曜の散歩は静かななかをゆっくりと。ワン。終日デスクワークで本ホームページの原稿を作成。結構時間がかかるなぁ。晩飯は『ダーウィンが来た』でジンベエザメやバショウカジキの面白い生態を見ながら。続くNHK-Eテレ日曜美術館『北海道・謎の美術館シゲチャンランド』がメッチャ面白かった。大自然のなかの流木その他の広いものばかりで素晴らしいゲージュツが生まれるんですね。風呂のあと録画しておいたアンソニー・ホプキンスの『リア王』。何日か前にWOWOWで放送中に次女が電話をかけてきて凄い映画をやってるからすぐ録画して!といわれたもの。なるほど現代演出で面白い。シェイクスピアの台詞廻しも見事。女優陣も見事。しかし最初の40分以上が録画されていない。まぁいいか。DVDを買お…と思ったら未発売。クソッ。寝よ。

10月24日(土)
朝ベッドのなかで昨日中央公論社から送られてきた小林哲夫『大学とオリンピック1912-2020』(中公新書クラレ)読み始める。著者の小林さんは『ニッポンの大学』(講談社現代新書)『高校紛争1969-70』(中公新書)『学校制服とは何か その歴史と思想』など興味深い本を何冊も書かれている教育評論家。『大学ランキング』(朝日新聞出版)の編集者として小生に「箱根駅伝批判」を最初に書かせてくれた人物。教育界を見つめる視点は確かで早速大学教授たちの数々の五輪批判を紹介した最終章「議論風発!教員たちのオリンピック学」から読み始める。面白い。これは絶対に『オプエド』にゲストに招かねば。資料としてついている五輪出場選手の出身大学別人数など興味深いですねぇ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。小林さんの本でよくわかったけど来年の東京五輪での大学生のボランティアは1940年の東京五輪を返上するまでの「学徒動員」と同じなんですね。それを批判するのではなく淡々と書いているところが凄い。ワン。イロイロ資料を整えたあと久し振りに遠出。東海道線で品川経由新幹線で名古屋へ栄中日文化センターで『新オペラ講座』。名古屋ドームでパヴァロッティが柿落としのコンサートを行った(1997年3月)のを手伝ったのがきっかけで始まった小生の名古屋でのオペラ講座。途中スポーツ・ジャーナリズム講座や東京支社でのオペラ講座も含めて20年以上よく続いたけど新型コロナで遂に中断。久し振りに1回だけのオペラ講座は初心に帰ってオペラとは何か?それはオモロイもんである。という話のなかでビゼー『カルメン』モーツァルト『魔笛』ヴェルディ『ドン・カルロ』プッチーニ『トスカ』を紹介。ワーグナー『ワルキューレ』とロッシーニ『シンデレラ』は時間が足りず割愛(久し振りだったので詰め込みすぎました(^^;)。次回(来年1月23日)にまわすことにしたけど演出家のゼッフィレッリや指揮者のクライバーとムーティや歌手のドミンゴ・グルベローヴァ・パヴァロッティ・カラス・ゴッビも紹介できたので入門編としては楽しんでもらえたと思って(自己)満足。帰りの新幹線でビール呑みながら『大学とオリンピック』読み続け帰宅。五輪賛成派と反対派。両者が共存してこそ五輪の価値…でしょうが今の欧州その他の新型コロナの蔓延はどう捉えるべきか?Go To Olympic でいいのかどうか…?

10月23日(金)
『民主主義とは何か』朝のベッドのなかで読了。民主主義は2500年以上の歴史があるがそのほとんどの期間で《この言葉は否定的に語られてきた》《民主主義が正しいとは限らない・民主主義など不可能ではないか・民主主義はもう終わりだ》しかし《民主主義は何とか生き延びてきた》わけで《民主主義批判の歴史とは(略)民主主義という言葉にことよせて違う何かを批判してきた歴史といえるかもしれません》なるほど。イロイロ勉強になったけど民主主義の根底にある「暴力否定」が書かれてないのが残念。だから「政治(闘争)の民主化(選挙・議会化=ゲーム化=非暴力化)」のなかから「暴力のゲーム化」としてのスポーツが民主主義社会のなかから誕生したというのがノルベルト・エリアスの説ですよね。ワン。黒兵衛と散歩。猫を見つけて走り出すと止めるのがタイヘン。ワン。終日デスクワークで明日のオペラ講座のレジュメ完成。イタリア・フィレンツェでのオペラの誕生と日本の出雲阿国の京都三条河原での歌舞伎の誕生は16世紀末の同じ時期なんですよね。ナンデかな?偶然?モーツァルト&ヴェルディ&ワーグナー&プッチーニ&リヒャルト・シュトラウスで世界のオペラ座の演目の8割以上は占めてるかな?ラテン語のOPUS(作品)の複数形がPERA。つまり作品群。音楽+芝居+バレエ+舞台装置+衣裳+etc…故・永竹由幸さんによるとオペラ(歌舞伎)に熱心で植民地獲得に遅れたイタリア・ドイツ・日本が第二次大戦を…となる。はっはっは。面白い説ですね。昔国会の参院議会場を使ってオペラの上演をやろうと江本孟紀さんと企てたことがあった。国連の議会場で時々文化的催しが行われるように。すると上演作品が日独伊になってしまってマズイなあ…と笑って結局ボツリましたね。ま。三国同盟が原因ではないけど。晩飯オペラ劇場は『カルメン』クライバー指揮ウィーン国立歌劇場。1972年の舞台ですけど何時見聴きしても凄いですね。明日は久し振りの新幹線か…。

10月22日(木)
ベッドのなかで『民主主義とは何か』アト少し。民主主義の世界史的変遷の最後に日本の民主主義の「五箇条の御誓文」以来の簡単な歴史が登場。戦前の《拡大する格差と不平等を是正することになったのは皮肉なことに総力戦体制(国家総動員体制)でした。(略)この時期世界的に見ても不平等が愁傷しますがその大きな要因の一つは全国民を戦争へと動員する総力戦体制でした。(略)古代ギリシア以来の戦争と民主主義の不思議な結びつきが見て取れるでしょう》う〜んんんん…なるほど。国民主権・基本的人権・平和主義の日本国憲法は《世界史における文明史的な意義をもつものでした》その憲法を「みっともない」と言ってのけた首相もいましたね。《敗戦によって日本はようやく国家の一元的な支配に対する抵抗の根拠を見出し(略)強い反戦感情とともに国家への旺盛な批判精神こそが戦後民主主義の特色となりました》それが今変化しようとしているわけですね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。女子陸上選手の「性的」写真の規制にJOCが乗り出したことについて。昨日の本欄に書いたように「性的写真」を問題にする以前に「肖像権の侵害」を問題にするべしという話をしたアト黒兵衛と散歩。言論NPOが2019年の参院選挙の前に行った世論調査によると現代日本の代議制民主主義の仕組みを「信頼している」と答えた人は32.5%。20代は20.2%。30代は14.2%。無能な国会議員が多すぎるようにも思えるけど選んでるのは我々か。ワン。せめてジャーナリズムがしっかりしないと!ワンワン。メジャーのワールドシリーズはやっぱり迫力あるなぁ。しかしボールは飛びすぎ?終日デスクワーク。週末の中日文化センター「オペラ講座」のレジュメづくり。30人近い人が申し込んでくれたらしい。1回限定の講座。初心に返ってオペラの歴史をやらねば。晩飯&風呂後オペラ劇場はヴェルディ『シチリアの晩鐘』。シチリア島の住民がフランスの支配に抵抗する話のなかにお役と男女の愛情を絡めたオペラ。ヴェルディのオペラは(椿姫とファルスタッフを除けば)すべて政治的。政治が個人を押し潰す。それを救うのが自由民主主義のはずだが…その党名のもとで活動している政治家の皆さんはわかっておいでかな?

10月21日(水)
何日か前ジャズ・トランペッターの近藤等則さんが亡くなったというニュースが新聞に出ていた。昔吉祥寺の曼荼羅や浅川マキさんのコンサートで何度か御一緒した。ウイスキーを呑みながら「感想を言え!」と迫られたので「元禄花見踊りみたいな演奏ですね」と言うと「ハハハ」と高笑いされたあと「いやぁサイコーサイコー」喜ばれた。アンデスの高山にも負けない素晴らしい迫力あるフリージャズでしたね。合掌。『民主主義とは何か』ベッドで読み進む。そうか。民主主義はどうしても独裁に向かう傾向があるのですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。民主主義の中心が必然的に立法権から執行権(内閣・大統領)に移った現在議会(国会)の執行者監視と情報公開要求はますます重要になってきたわけですね。日本は逆行して独裁政権に向かってるのか?ワン。終日デスクワーク。夕方週刊ポストから電話。女子陸上選手の「性的写真」の流出をJOCが食い止めようとしていることについて。何が「性的」かとか「表現の自由は?」などと言い出すと話がややこしくなるだけ。一括して選手の肖像権を守るシステムをJOCが作って無許可で写真を公開した場合はすべて訴えることを徹底しなければいけないですね。晩飯映画劇場は『フレンチ・コネクション2』。『1』は見てるけど『2』は見ていなかったのでみたけど…ポパイ刑事(ジーン・ハックマン)が必死に走る『1』と同じパターンでチョットガッカリ。逃げる悪党がビル街から港の船に変わっただけ?悪党どもに捕まってヘロイン中毒になってそこから復活するのもハックマンの熱演はわかるけど物語的に奥行きが浅かったですね。ただ野球を知らないフランス人刑事にポパイが野球の説明をするのが面白かった。「ベースボールにはサウスポーのピッチャーがいる」「手紙無実をむいてるのか?」「いや。レフティだ」「左翼の共産党か?」ハッハッハ。寝よ。

10月20日(火)
今朝もベッドで『民主主義とは何か』読み続ける。《政治体制の民主主義とは一般の市民によるコミュニティの自治がまず基礎にありその上に地域の統治さらにより広域における当地が広がつもの》という。なるほど。現代アメリカ社会ではあまり気付かないけど西部劇映画の保安官のいる町などを見てるとよくわかりますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。そー言えば予備校時代の同期の予備校生に「隼平太」という名前の男がいた。父親は京大教授だと言っていたからおそらくシュンペーターから取った名前だったのでしょうね。「観斗」なんて男もいましたからね。彼の父親も京大教授だった。ワン。今日も終日デスクワーク。北國新聞の連載「スポーツを考える」のコラムを書いて送稿。関東の大学だけで女子も参加できない箱根駅伝批判。同じく女子野球を加えてない高野連批判。マスコミの歪んだスポーツ支配はいつまで続くのか?晩飯前映画劇場は昨日の『ニクソン』の後半。田舎出身の真面目な成り上がり男が頂点(大統領)を極めて政治家の「悪ドモ」に翻弄される話。ナルホド彼の鼻がもう少し小さければマスコミにも嫌われずもっと高評価を得たかも。オリヴァ・ストーン監督がキッシンジャーや毛沢東以上に愛情あふれる視点で描いてるのが面白いですね。2度目で2日に分けて見ても見応えがありました。フロのあと焼酎呑みながら映画をもう1本『眠狂四郎 勝負』。市川雷蔵主演の2作目。公儀の悪政改革に挑む老人(加藤嘉)と彼を助ける狂四郎を中心にポルトガル人伴天連を助けたい妻(藤村志保)の暗躍…脚本がチョット弱いなぁなどと言わずに楽しみました。三隅研二監督の映像づくりはさすが職人ですね。安心して見られてベッドへ。

10月19日(月)つづき
『ニューズ・オプエド』午後5時から本番。今日のゲストはラグビー・ジャーナリストの村上晃一さんとスポーツライターの上野直彦さん。村上さんと上野さんは昨年のラグビーW杯イングランドvsニュージーランド戦の前に新横浜駅前の喫茶店で一緒だったとか。そこで村上さんはイングランドの勝利を予言。さすがぁ。小生はその日名古屋中日文化センターで「オペラ講座」の講義。ソレを終えて新幹線で帰宅途中新横浜駅からオールブラックスのサポーターがドッサリ乗り込んできたのを憶えている。両手にビールやウイスキーのコップを持ってる男たちに「勝ったのか?」と訊くとイヤァな顔をされたのでニュージーランドが負けたのがわかった。それはさておき上野さんには日本代表とコートジボワール戦の分析&永里優季が神奈川社会人2部リーグのはやぶさイレブンに加わったことついての感想などを話してもらう。上野さんはなでしこがW杯で遊手した頃から永里選手が男子チームでやりたいと言ってたことを聞いていたそうです。村上さんには無観客で始まったラグビーの東西大学リーグの話など。選手たちは思い切りタックルしたりスクラムやモールを組んだりしてるのに試合後の握手は「禁止」というのはちょっとオカシイと…。ソリャそうですよね。海外で活躍する松島幸太朗選手や姫野和樹選手の分析を話してもらったりラグビーとサッカーの日本代表の成長の仕方の違いを話してもらったり。オモシロイ話題満載の番組は今も無料で聞けます(午後5時までかな)。https://op-ed.jp/『ニューズ・オプエド』のあと晩飯。おもろいテレビ番組もなかったのでオリヴァー・ストーン監督『ニクソン』を見始める。一昨日が『ペンタゴン・ペーパーズ』昨日が『大統領の陰謀』だったので大トリにウォーターゲート事件の主人公ニクソンを見たくなったから。さすがにストーン監督の実写を交えた編集が見事。アンソニー・ホプキンスの演技も見事。エリートではない田舎の農家出身のニクソンが必死になってアメリカの政界で成り上がっていく様子が見事に描かれている。ただし3時間もある映画なので後半の半分は明日にまわして風呂&ベッドへ。

10月19日(月)
朝ベッドで今日も『民主主義とは何か』。政党とはpolitical party.partだから元々は「部分」の意。《社会全体の利益ではなく部分利益を実現しようとする集団》のことで《文字通りに訳せば党派や分派》となる古代ギリシアの民主主義では多くの都市国家がその内部の《党派対立に悩まされた》という。《その意味では古代の民主主義と近代の民主主義を隔てるポイントの一つは政党の承認にあり(略)党派を嫌った古代の民主主義に対し近代の民主主義はむしろその本質の一つとして政党を受け入れたのです》ナルホド。英国の哲学者ヒュームは「党派の種類」を指摘し《利害に基づくもの・原理に基づくもの・愛着に基づくもの》をあげて《利害に基づく党派が最も外がないと結論づけ》た。宗教などの原理に基づいたり強い人間関係人脈による党派は《妥協が不可能》で《利害による党派ならむしろ妥協が可能だという》ナルナルホドホド。忖度はヤバイですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。チョイ速歩でサッサと済ませて…hayaashiとキイボードを打ったら速歩と出てきた。確認のため広辞苑を開くと「早足」と並んで「速歩」が出ていた。「歩」を「あし」と読むんですね。ワン。雑誌『ZAITEN』の連載原稿「今月のスポーツ批評第36回」と春陽堂Web新小説の連載原稿「スポーツは文芸をどう彩ってきたか第6回」の校正をやって赤字原稿を午前中にFAX送稿したあと午後から「スポーツ萬歳」のビデオ撮り。ただし今回からタイトルを「今週のスポーツ批評Weekly Sport Criticizm」に変更。一人語りのビデオでは「萬歳」というギャグがあまり通じないのでソレは『ニューズ・オプエド』のコーナーだけに残すことにして10分間の一人語りはCriticでシビアに迫ることにする。今日のテーマは『超差別イベント「箱根駅伝」は速やかに改革すべし!」関東の大学だけのローカルレースで女子の部門もないスポーツ・イベントとしては「差別丸出しイベント」を巨大メディアが推進していてはイケマセンよね…という話をしたあとチョット休んで『ニューズ・オプエド』の準備。

10月18日(日)
朝ベッドのなかで『民主主義とは何か』読み続ける。民主政と共和政の違いの説明に納得。《民主政が「多数者の利益の支配」を含意するとすれば(略)いかにその数が多くても社会全体から見れば部分利益に過ぎません》それに対して《共和政は「公共の利益の支配」を意味しました(略)社会全体の利益であるというわけです》民主主義は常に《「多数者の横暴」や「貧しい人々の欲望追求」という含意がつきまといました」これに対し共和政は「公共の利益の支配」として正当な政治体制のモデルとして語られ続けたのです》あ。これは古代ローマの共和制の話であって現代アメリカの共和党と民主党の話ではないですからね。《古代ローマの共和政は一つの政治体制の中に君主制・貴族政・民主政の要素を組み込むことで政治体制の堕落を食い止めようとしました(略)執政官・元老院・民会がそれぞれ君主制(一人の支配)貴族政(少数者の支配)民主政(多数者の支配)の機能をはたすというわけで》僭主政・寡頭政・衆愚政への堕落を防いだというわけですね。しかし古代ローマもそのうち帝政になってしまうわけで…ベッドから出て黒兵衛と散歩。ワン。民主主義は多数派の奪い合いから独裁者を生んでしまうのかな…しかしまあプーチンはロマノフ王朝で習近平は共産党王朝。トランプは白人王朝を作りたいのかな?ワン。終日デスクワーク。昼飯のあと昨日の『ペンタゴン・ペーパーズ』に続いて『大統領の陰謀』を見たくなって見てしまう。ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードがワシントン・ポストのバーンスタイン&ウッドワードを演じてニクソン大統領の「ウォーターゲート事件」を暴く。事件が大きすぎて映画が尻切れトンボになったのは残念…という感想は前に見たときと同じ。仕事に戻ってBGMは故・岩城宏之氏の指揮でN響メンバーの管弦楽団による『ベートーヴェンの1番から9番までを一晩で振るマラソン』2004年12月31日大晦日のライヴ。迫力あるイイ演奏ですね。仕事しながら1〜8番まで聴いて晩飯はNHK日曜美術館で農民画家と呼ばれた神田日勝の絵を見ながら。フロのあと焼酎呑みながらNHK-Eテレでベートーヴェン聴いてベッドへ。ベートーヴェンはやっぱり凄いですなぁ。

10月17日(土)
朝ベッドのなかで昨日講談社から届いた現代新書の新刊の中で宇野重規『民主主義とは何か』を読み出すと止まらなくなる。なるほどチャーチルは「民主主義とは頭をかち割る代わりに頭数を数えること」と言ったらしい。さすがノーベル文学賞政治家の表現ですね。ルソーは「イギリス人が自由だというのは選挙の時だけ。選挙が終われば奴隷に戻る」と言ったらしい。丸山真男は「民主主義は永久革命」と言った。民主主義は参加して実践し続けなければいけないのですね。トランプ・プーチン・習近平・金正恩・ドゥテルテ・エルドゥアン・ボルソナロ・ルカシェンコ・そして安倍→菅&ポピュリズム・大衆迎合主義・チャイナモデルが主流の世の中では「哲学」より先に「民主主義」の本を読まねば…と思いながらベッドから出て冷たい雨のなか黒兵衛と散歩。雲古が終わると早々に帰宅。黒兵衛も寒そうだったけど東京都心へ久し振りに出たあと熱でも出したら疑われますからね。校正やらデスクワークのあと午後はスピルバーグの映画『ペンタゴン・ペーパーズ』。勝ち目のないヴェトナム戦争を意味なく続けたアメリカ政府の秘密文書を持ち出した人物とそれを得たワシントン・ポストの女性社主(メリル・ストリープ)&編集局長(トム・ハンクス)の政府に対する闘いを描いた実話。最初にスクープをものにしたニューヨーク・タイムスがワシントン・ポストに較べて大新聞ということもあって少々悪者扱いされているのが気になったが表現の自由をめぐって新聞社や政府関係者が政府と争い最高裁判決で報道の自由を勝ち取る姿はアメリカの良心と言うべきものでしょう。最後がニクソン政権の「スパイ」が民主党ビルへの侵入で終わるというのもウォーターゲート事件(映画『大統領の陰謀』)に続く…という意味で面白かった。スピルバーグの名作ですね。彼に戦後日本の日本国憲法の成立過程を映画化してもらおうと動いていたプロデューサーのSサンの心意気が理解できます。まず必要なのは脚本ですね。「ケネディ」「ニクソン」「ブッシュ」と映画化しているオリヴァー・ストーン監督はどんな「トランプ映画」を創るのかな?しかし森友学園文書改竄事件で自死した赤木氏がパソコンに書き残した改竄の経緯(今日のTBS報道特集でやってましたね)を持ち出してくれる正義漢の持ち主の硬骨漢は日本の官僚にはいないのかな?晩飯は『博士ちゃん』を見ながら。これは「チコちゃん」と並んで小生の見る唯二つのTV番組ですね。あ。時々『ブラタモリ』にチャンネルを移しましたが。風呂のあとヴェルディのオペラ『シチリア島の夕べの祈り』を見ながら焼酎呑んでベッドへ。

10月16日(金)
朝ベッドで木田元・須田朗『哲学入門』(ちくま学芸文庫)再読開始。この本は看護大学生のための教科書として執筆されたらしいが西洋哲学史を大掴みできる本として面白かったのを思いだして読み直し。看護大学生も脳死問題や臓器移植や末期医療や安楽死問題と直面しなければならないわけで「哲学的思考」が必要になるわけですね。スポーツライターも同じですね。ドーピング問題・セックスチェック問題などまったく同じ土俵に立っているわけですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。ほんの最近まで残暑で汗まみれになっていたのが今や冬の兆し。秋がなくなったか。ワン。雑誌『ZAITEN』の連載原稿を書いて仕上げて送稿。三枝成彰さんの事務所から久し振りにメール。いつも大晦日に開かれている『ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会』のパンフレットに書いた原稿を単行本にまとめるので再録したい旨の連絡。何とこの演奏会は2003年に始まり今年で18年間も続いたのですね。最初の指揮者は今は亡き岩城宏之さんだったかな。同じく鬼籍に入ったロリン・マゼールが指揮台に立ったときもありましたね。最近は小林研一郎さん。小生が原稿を書いたのは何年前だったか忘れたけどタイトルは『ベートーヴェンの「天の時、地の利、人の和」』というものだったらしい。読み直してみよ。しかし一番最初に原稿料をもらったのが50年前のベートーヴェン生誕200年の時に『レコード芸術』誌に寄稿したベートーヴェンに関する原稿だった。高校3年の時でしたね。ベートーヴェンには因縁があるなぁ…という以上に釣りは鮒釣りに始まって鮒釣りで終わるように音楽はベートーヴェンに始まってベートーヴェンで終わるのかもしれませんね…と思いながら夕方久し振りに家を出て湘南新宿ラインで池袋へ。東京芸術劇場での『ミーツ・ベートーヴェン・シリーズvol.3山下洋輔』を聴きに行く。ジャズ版ベートーヴェンなのだ!しかしベートーヴェンって(洋輔さんが「黒人説」を唱えてるように)結構ジャズっぽい面があるのですよね(髪の毛もチリチリですしね・笑)。ソナタ「6番1楽章」「8番悲愴2楽章」「エリーゼのために」のあとパーカッションの八尋知洋さんがが加わって「14番月光1楽章」インターミッションのあと洋輔さんのインプロヴィゼーション『ベートーヴェンへのオマージュ』に続いて飛鳥弦楽カルテットが加わっての交響曲「9番2楽章」「6番田園1楽章」「5番運命1楽章」コッテリのフル―・ジャズと言うよりはむしろ軽快なスイングというベートーヴェンの連続でアンコールは「第九の4楽章」いやぁベートーヴェンはどんな味付けでも面白いものですと笑顔で会場を去ろうとしたら高野孟夫妻とバッタリ。やっぱり来てかぁと言われる。音楽ラーターの中安さんとも久し振りにお会いしてコロナで楽屋詣は遠慮して湘南新宿ラインで帰宅。録画しておいた『チコちゃん』見ながら晩飯食ってフロ&ネル。久し振りの東京での久し振りの生音楽に満足の一日でした。しかしベートーヴェンは凄いなぁ!

10月15日(木)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。今週月曜サッカー・ジャーナリストの大住良之さんに教えていただいた(パラ・スポーツライターの星野恭子さんからも教わっていた)ブラインド(視覚障害者)サッカー界の「澤穂希」と呼ばれている(大住さんに言わせると「澤以上のメッシ」だそうですが)菊島宙さんを紹介して日本のスポーツ界の「女性(弱者)差別」がいかにヒドイかを話す。センバツや夏の甲子園も箱根駅伝も男子だけ。柔道の日本選手権も武道館でやるのは男子だけですからね。そんななかでパラリンピックのブラインド・サッカーが男子だけで女子が出場できないことを日本から主張するのは困難ですよね。朝毎読の大マスコミが男子だけの大会を推進しているのはオカシイですよね。おまけに箱根駅伝は関東の大学だけという差別構造。女性の代議士が増えないのも宜なるかなですね。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。夕方久し振りにTBS『ひるおび』から電話がかかってきて夜瀬戸大也に対する処分について語る。晩飯後オペラ劇場はプッチーニ『西部の娘』。指揮はカルロ・リッツィ。前衛的演出で有名なネーデルランド・オペラ。オペラを観ない人には理解でしょうが最近のオペラの舞台というのはモウ何でもありでドナルド・トランプの出てくる『フィガロの結婚』(モーツァルト)やメルケル首相の出てくる『恋愛禁制』(ワーグナー)安倍前首相の写真が登場する『ボリス・ゴドゥノフ』(ムソルグスキー)などなど何が出てきても驚かない。全裸姿は男女とも平気で出てきてDVDにも多く収録されてます。桜田門はオペラを観ないのでしょうね?今日の『西部の娘』もアメリカ西部開拓時代が舞台のオペラを1960年代のカリフォルニアに移してラストシーンにははハリウッドMGMの巨大なライオンのマークが登場。そのライオンが吠えるなか主人公のミニーとならず者のジョンソンがドレスとタキシード姿でハリウッド映画界デビューの階段を上っていく。演出はワーグナーなどのドイツ・オペラの演出を得意にしているニコラス・レーンホフ。いやはや参りました。面白かったですけどね。

10月14日(水)
朝『国体論』読了。戦後日本の平和主義は安倍前首相によって《戦争をしないことによる安全確保(消極的平和主義)》から《戦争をすることを通じた安全確保(積極的平和主義)》へと舵を切ったわけでそれは《アメリカ流平和主義》であり《アメリカの軍事戦略との一体化》なわけですね。つまり《実質的には自衛隊の米軍の完全な補助戦力化さらには日本全土のアメリカの弾よけ化》というわけか。それの根本にあるのは《戦前の天皇制による国体》の延長にある《戦後の天皇制(天皇に代わるアメリカ中心の)国体》であり平成天皇の《お言葉》は《天皇による天皇制批判》だったわけですね。ベッドから出て黒兵衛と散歩。ワン。「ジャーナリズム」が「ワイドショウ」と同義語になってきている昨今安倍→菅路線は日本をどこへ導こうとしているのか?森加計から学術会議まで国民の税金をオレたちののカネだと誤解(ワザと?)している政府によって「アメリカ=疑似天皇路線」が続くのか?ワン。しかし…何度も書きますが大相撲のアメリカ大統領杯(天皇杯にそっくりで天皇杯より大きくててっぺんにアメリカの象徴=鷲が載っている)のデザインを認めたのはやはり大失敗ですよね。あれはトランプ大統領杯ですから大統領が替わったので贈呈は廃止されました…とするべきでは?ワン!終日デスクワーク。『調査情報』に書いた「2020オリンピック論」の校正に時間をかける。晩飯映画劇場は『愛情物語』。タイロン・パワー&キム・ノヴァクの有名な映画。かなり以前に安売りのDVDを買ったまま見ていなかったのを今日の午後のBS-NHKがやっていたのを少し見て面白そうだったので夜に見直す。少々古い(1955年)恋愛名作映画という程度の認識しかなかったが原題は「The Eddy Duchin Story」でエディ・デューチンという実在のピアニストの一生。白血病で早世した実在のピアニストの物語。現実と映画は異なるだろうが田舎から出てきた若きピアニスト志望の男が女性に助けられて成功するがその女性が子供を産んだことで死去。自暴自棄になり軍人に志願して太平洋戦争に海軍軍人として参加。戦後は再びピアニスト兼バンドリーダーとして活躍。子供とも仲良くなりその子の世話をしてくれた女性とも再婚して幸せになった直後白血病が発覚。映画としてのテンポも良くイイ映画でした。

10月13日(火)つづき
晩飯と風呂のあとテレビを付けるとBS-TBSで『007トゥモロー・ネバー・ダイ』をやっていたので見てしまう。今見るとヴェトナムの町の描き方など結構アジア差別的かな。話の中身はマァどーでもいいけど日本が舞台の『007は二度死ぬ』のほうが日本文化の紹介等マジメに創っていた気がしますね。映画のあと日本代表vsコートジボワール戦。レベルの高いイイ試合でしたね。先発久保をもう少し生かす使い方があっただろうし武蔵のプレイはまだまだ成長の余地があったでしょうが試合終了直前の最後にこの2試合働いてないなぁと思った柴崎がゴール前の絶妙のコースに美しいフリーキックを放ち途中出場直後の植田が頭で合わせて見事なゴール。イイ勝利でしたね。久し振りの夜更かし。気分良くベッドへ…行く前のニュースで東京都医師会の会長が来年のオリンピックは開催できたとしても無観客で…と語った。他のスポーツ大会ならともかく平和運動で反戦平和を世界にアピールすることが目的のオリンピックでは無観客はあり得ないはずでしょう…。

10月13日(火)
今朝はベッドで本を読まず。とにかく寝ることに徹する。今夜の日本代表vsコートジボワール戦は夜11時45分キックオフですからね。とにかく寝ておかなきゃと思いながらもいったん目が覚めればなかなか寝られず。睡眠は借金はできても貯金はできないものか…と寝るのを諦めて何日か前に送られてきた『スポーツゴジラ』小生も東京五輪について「何故行うことになったのか?」という原稿を寄せているが長田渚左さんがきたやまおさむさんに行った『コロナ禍での心の中を見つめる』と題したインタヴュー記事が面白い。ZOOMなどのオンラインでの交流は前を向いての交流だけで横のつながりがないから「新しい孤独」を生む。ナルホド。「♪あのとき同じ夢を見た心と心が今はもう通わない…連帯がない。(略)そこで気をつけなくてはならないのは横をつなごうつなげようとする妙な新興宗教ですよ。(略)ズームを使うと互いの横を見ないで一度に900人くらいとつながることもできるから、使い方次第でしょうけど警戒はしておいてほしいです」ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。帰ってきてテレビをつけると亡くなった筒美京平さんを悼む番組をしていたけどテレビに出ている皆さん若いですね。『ブルー・ライト・ヨコハマ』の頃(1967年)に生まれた人たちにとっては『くれないホテル』『雨がやんだら』『さいはて慕情』『青春挽歌』『かもめ町みなと町』『バラ色の雲』…あたりは無縁でしょうね。終日今日もデスクワーク。夕方讀賣テレビ『すまたん』のスタッフから電話。ZOOMで瀬戸大也への日本水連の処分について話す。法律に違反したわけではないので2か月程度の謹慎程度の処分が妥当だけどバドミントンの桃田選手のような見事な反省と復活を実行した人もいるので見習ってほしいですね…等々を答える。

10月12日(月)
今日も朝はベッドで『国体論』。徳冨蘆花が大逆事件の幸徳秋水を擁護したのは西南戦争の西郷隆盛を擁護した福沢諭吉の「丁丑公論(ていちゅうこうろん)」に書かれたことを継承したものだとか。《意見は異なるがその抵抗の精神において弁護すべき》という意見は素晴らしいですね。それは《さまざまな潜在的可能性を残していた時期においてその多様な可能性がただひとつの必然性へと強圧的に収斂させられることで社会が逼塞してゆくことに対する警告であった》。オリンピックの表彰台では大きな声で君が代を歌ってほしいといった元首相がいたけどそーゆーオカシナことも社会が逼塞してゆくことに繋がりますね。そもそも君が代は心の中で静かに聴く楽曲と思ってる人も多いですからね。市川崑監督の映画『東京オリンピック』では表彰台で君が代を歌ってる選手なんて誰一人いませんよ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。いろいろデスクワークのあと夕方から『ニューズ・オプエド』リモート出演。今日のゲストはスポーツライターの小林信也さんとサッカー・ジャーナリストの大住良之さん。番組が始まる直前に筒美京平さん死去のニューズが入ったので少しその話をさせてもらう。何しろ小生は『History筒美京平1967〜1997』というタイトルの全163曲を収めた2巻8枚組CDを持っているくらいですからね。太田裕美の『木綿のハンカチーフ』のイントロのテンポを半分に落とせば浅田美代子の『赤い風船』になることも知ってます。一番好きな曲は何と言っても欧陽菲菲の『恋の十字路』ですね…なんて話のあと雑誌『昭和50年男 オレたちがハートを燃やしたSports』(クレタ出版)を紹介。そのあとは大住良之さんの解説を中心に先日の日本代表vsカメルーン戦の分析。大住さんは練習不足でコンビネーションがまだまだなのは否めないがそのなかで強いカメルーンとキチンと闘えたことを評価。3バックの3人を絶賛。明日のコートジボワール戦では久保の出番がもっと多くなるはずと断言。期待しましょう。それに加えてパラスポーツ情報をいつも寄せてくれる星野恭子さんのブラインド・サッカー情報から男子のチームに入ってもエースとして活躍できるほどの菊島宙選手にインタヴューした話題。今のところパラリンピックに女子ブラインド・サッカーが種目として存在せず男女混合チームも認められていないので素晴らしい選手のパラ出場は閉ざされているとか。小林信也さんが出場できるよう運動しましょうよと提案。ハイ。何とかしたいですね。『アフタートーク』まで番組を終えてビール&メシ。風呂のあと焼酎オペラ劇場はプッチーニ『西部の娘』第3幕。メロディも綺麗けど…アメリカンな内容はやっぱりイタリア・オペラには向いていないかな。まだ『蝶々夫人』や『トゥーランドット』のほうがイタオペにマッチしてますね。

10月11日(日)
朝はベッドで『国体論』。マッカーサーがアメリカへ帰るときマッカーサー神社を建立しようという話が出たという。発起人は秩父宮夫妻初め最高裁長官&太平洋開戦時米大使&毎日朝日両社長等々錚々たるメンバー。そー言えば札幌五輪が無事終了したあと64年東京72年札幌両五輪開催に尽力したIOC会長を讃えてブランデージ神社を建立する話が持ちあがったことを憶えている。両神社とも実現はしなかったが日本のスポーツは日本の政治の映し絵とも言えますね。政治もスポーツも同じように何を阿呆なこと考えとるねん!大相撲の天皇賜杯にそっくりで一回り大きいアメリカ大統領杯は今後どうなるのか?ワン。ベッドから出て昨晩泊まりに来た長女と一緒に黒兵衛と散歩。そう言えば黒兵衛の正式の飼い主は長女。それを我が家に置いてやって毎日散歩してるのは小生。つまり長女はアメリカで俺は日本か?阿呆な。ワン。終日いろいろデスクワーク。書き下ろしスポーツジャーナリズム論は半年かかる仕事かな。まぁゆっくりやりまひょ。近所の小学校の運動会は昨日が雨で中止。延期された今日は開催されたらしい。見物の父兄は各家庭2名まで。近所の人の見物は禁止。まぁ仕方ないでしょう。オリンピックも今の縮小案(総予算の2%削減)どころでは済まないでしょうね。夕方週刊新潮から電話。水泳の瀬戸大也選手の今後について訊かれたのでマズ奥さんと家族の赦しを請うて周囲の人は甘やかすことなく逆境を乗り越えてほしいと答える。水泳の有名選手は過去にも六本木あたりで遊びまくっていたことは六本木でバイトしていた女性から直接話を聞いて知ってますからね。晩飯&風呂のあとオペラ劇場はプッチーニ『西部の娘』第2幕。きちんと見直してみるとなかなか面白いオペラですね。メトロポリタン歌劇場の舞台はサスガに西部劇の本場アメリカの舞台だけあって西部の男たちはライフルを手に馬に乗って出てきますね。昨日長女と呑み過ぎて疲れたかな。寝よ。

10月10日(土)
朝相変わらず『国体論』読み続ける。そうか。日本政府が森加計桜さらに学術会議と延々と詭弁を弄するのは第2次大戦で主権が戦前の天皇から戦後の国民にガラリと変わったにもかかわらず「国体ハ毫モ変更セラレズ」と強弁して以来の伝統ですね。《大日本帝国の政体=国体に根本的な変更がなく(「毫モ変更セラレナイ」まま!)継続した状態で国際社会に復帰するというのならばそれは戦後のドイツが「第三帝国」であるがまま国際社会に復帰しようというのに等しい》ナルホド。タシカニ。ワン。ベッドから出て雨のなか黒兵衛と散歩。靴は新しいのに変えたから靴下まで雨が染みることはなかったけど合羽の防水機能が役立たずでTシャツまで雨が染みてきた。2002年の日韓W杯のときに日本代表の応援グッズとしてもらって以来使い続けているからコレも寿命かな。ワン。終日デスクワーク。そろそろ『スポーツ・ジャーナリズム論』をキチンとまとめる仕事を開始しなければ。コロナの今こそやらねば。夕方仕事が休みの長女がワインを持って来宅。一緒に食事。何やら茶筒くらいの大きさの円筒形のスピーカーも持参してきたのでYuTubeにつないでグールドやグルダやアルゲリッチやポリーニのピアノ演奏を聴きながらワイワイ。どんな構造で音が出てくるのか知らないが小さい割には素晴らしい音に感激。テクノロジーの進化は凄いですね。オレもそろそろガラケイからスマホに変えねば(^0^;)

10月9日(金)
今朝もベッドで『国体論』。戦前の天皇の位置を戦後はアメリカが占める。アメリカは第2大戦中の1942年からから戦後処理として基本的に「象徴天皇制」を残すことを決めていたのですね。大相撲の天皇杯そっりで一回り大きいアメリカ大統領杯は象徴天皇制の上にアメリカが存在することを改めて気付かせる作戦だったのでしょうか?ワン。ベッドから出て雨の中黒兵衛と散歩。靴の底に穴が空いて靴下がドボドボ。この靴はもう10年近くなるかなぁ。寿命ですね。何事にも寿命はありますね。ワン。終日デスクワークで『調査情報』の原稿の校正のためにオリンピックの資料を読み返す。クーベルタンは1936年のナチ・オリンピックを評価して晩年ナチスの年金で暮らしていたことをどれくらいの人が知ってるかな?晩飯は『チコちゃん』を見ながら。ナルホド。歌を歌うとストレスが解消されてリラックスするのは唾液が多く出て唾液にはリラックス効果があるからなんですね。緊張すると唾が出なくなりますからね。そう言えばルチアーノ・パヴァロッティの名古屋ドーム・オープニング・コンサートのリハーサルに彼の間近で付き合ったときは終わったあと彼の足元が唾液で池のようになっていたことに驚きました。歌手も一流になるためには練習でストレスをイロイロ感じるでしょうが歌ってるときは自然にリラックスするのかな?フロのあとサッカー日本代表vsカメルーン。ボールは支配されても守備は安定してましたね。伊藤順彌&酒井宏樹よかったですね。攻撃陣のアト一歩の詰めがなかったけど日本代表は確実に強くなってますね…という評価はJSL時代の日本代表を知ってる年寄りの甘すぎる評価かな?月曜の『ニューズ・オプエド』のゲストがサッカージャーナリストの大住良之さんとスポーツライターの小林信也さんなので改めて訊いてみよう。日本代表がW杯で決勝戦を闘えるのはいつ?

10月8日(木)つづき
ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・コラム』ZOOM出演。昨日の本欄に書いた日本スポーツ学会のホームページでの『スター・セミナー』の話をする。その前に今月オンラインで行われるRKBのラジオ祭で「ゆるスポーツ」が行われるという話題。それを最初に2年前にラジオで紹介したのは小生だったので感謝される。しかしオンラインではどんなふうになるのかな?「ブラックホール卓球」はできないだろうけどきっとeスポーツみたいな馬鹿なものにならないに違いない。ラジオのあと黒兵衛と散歩。そう言えばゆるスポーツを始めたSサンはどーしてるかな?「オンラインゆるスポーツ」が可能なら連絡を取って「オプエド」に出てもらおうかな。ワン。終日デスクワーク。『調査情報』の原稿の校正仕上げたりしていると『昭和50年男』という雑誌が送られてきた。以前ZOOMで取材を受け「丙午で日本のスポーツ界は大変化した」と話した雑誌。「オレたちがハートを燃やしたSports」という企画でトップの総論に載っている。その他「心に残る名勝負」「名勝負アラカルト」など昭和50年生まれの男だけでなくなかなか面白い。全般的に雑誌が大苦戦している昨今ガンバってほしいですね。晩飯オペラ劇場はプッチーニ『西部の娘』。アメリカ西部開拓時代の腰に拳銃を持った男たちのイタリア・オペラ。『蝶々夫人』や『トゥーランドット』の日本や中国の舞台よりさらにイタリアン・テーストとは合わない感じがしてあまり見聴きしなかったのを勉強のやり直しのつもりで見ると結構面白い。バーバラ・ダニエルズ&シェリル・ミルンズというアメリカ人歌手陣にアメリカ人指揮者スラットキンとインターナショナルのドミンゴの出ているメトロポリタン歌劇場の舞台だから成功した?いやアメリカ西部にはマカロニ・ウェスタンの「伝統」があるからかな?

10月8日(木)
今朝もベッドで『国体論』。再読で気付き直すことは少なくない。明治天皇の死去で乃木希典が自死したことは漱石鴎外などが「明治の精神」と捉えたのは頭に入っていた。が芥川龍之介の反応は忘れていた。《無論俗人じゃなかったでしょう。至誠の人だったことも想像できます。ただその至誠が僕等にはどうもはっきりのみこめないのです。僕等より後の人間にはなおさら通じるとは思われません》ナルホドその通りですよね。さらに志賀直哉も乃木の殉死についてさらに辛辣に日記に書いている。《馬鹿な奴だと丁度下女かなにかが無考へに何かした時感ずる心持と同じやうな感じ方で感じられた》ふ〜ん。大文豪でもその程度にしか感じなかったのか…時代は大正ロマンに変わって行ったのか…という程度にしか私には感じられない文章だが『国体論』の著者違う。《この言葉には酷薄なものすら感じられるがそれでもやはりやがて来る治安維持法と特高警察と間断なき戦争が国民の統合作用の事実上の主柱になってゆく時代に「乃木的なるもの」がどのように活用されることになるかを言い当ててもいるのである》なるほど。日本学術会議の人事についてはもっともっと辛辣な批評が出て来ないとイケナイですね。

10月7日(水)
ベッドで『国体論』読み続ける。面白いと言うと語弊があるが興味深い記述の連続。戦前の国体は「天皇の赤子」。戦後は「アメリカの愛」。なるほど。著者の白井聡は1977年生まれ。若い人がどんどん出てきたほうがイイですね。しかし小泉進次郎は1981年生まれ。世代論では語れないか。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。日本学術会議の政府に認められた人々はストライキをしないのかな?辞表は出さないのかな?あ。政府寄りの学者も多いのですね。それはそもそも学者と言えないと思うけど…ワン。しかし日本学術会議のメンバーが「片寄っている」のは確かですね。スポーツ学・スポーツ社会学・スポーツ経済学・スポーツ歴史学・体育教育学の先生方はメンバーにいませんからね(入れてもらえない?)。ワン?終日校正作業やらデスクワーク。明日のRKB毎日放送のラジオの準備に日本スポーツ学会のホームページから筑波大真田久先生の「嘉納治五郎が生きていたら」というYuTubeの講義『スター・セミナー』を再チェック。紀元前776年に始まった古代ギリシアオリンピックは4年間のオリンピアードに期間の1年目ごとに開催されて紀元後393年第293回オリンピアード初年を最後に途絶えたらしいけど今もそのまま続いていたら来年の2001年東京五輪は第700回オリンピアードの初年となるらしい。記念大会ですね。ま。偶然でしょうが。それ以上に古代オリンピックが戦争をやめるために始めた以外にもう一つ理由があってソレは疫病を防ぐためだったらしい。コレも偶然かな?晩飯映画劇場は…今日はパス。昨日面白い映画を観たので続けて『オーソン・ウェルズのフェイク』を…と思ったら棚にない。誰が持って行ったんや!?焼酎呑んで野球見てフロ&ネル。中日大野のピッチングはもう少し見たかったなぁ。イイ投手ですね。菅野と一緒に早くアメリカへ行きなさい。

10月6日(火)
朝ベッドで白井聡『国体論 菊と星条旗』(集英社新書)再々読し始める。最近コノ手の日本論を次々と再読し始めたのはモチロン来年に延びた東京五輪の日本にとっての「意義」を考え直すため。《戦後の日本人にとって経済成長はナショナル・アイデンティティに関わるものであるがゆえに(略)成立不可能となった物語への固着を生ぜしめている(略)東日本大震災と福島第一原発事故からの復興の象徴が東京でのオリンピック開催と大阪での万博の招致に求められるという事態がその倒錯性を雄弁に物語っている》ナルホド。タシカニ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。ホワイトハウス・クラスターのあとはペンタゴン?マサカァと思うがホンマらしい。しかし花札(Trump)大統領を支持する人が少なくないことこそ不思議。誰もが大統領ほどの治療を受けられるわけがないのに「コロナを恐れるな!」とはトホホと泣きたくなるが彼を切り札(Trump)に総理在位最長記録を作った男を高く評価する日本人が多いことにも愕然としますね。まぁ少数派に属し続けてきた一生ですからそういうものですね。あ。『国体論』という素晴らしい本の副題は『菊と星条旗』よりも『菊と鷲』のほうがイイかな。大相撲で花札大統領が優勝力士に送ることにした大統領杯は天皇賜杯にそっくりで天皇賜杯より一回り大きくて天辺に鷲ですからね。毎年夏場所(五月場所)の優勝力士に渡されることになって去年は朝乃山が花札大統領から直接渡されたが今年は夏場所が中止。来年はどうするのかな?ワン?終日デスクワーク。本ホームページの更新原稿の作成に時間をとられる。晩飯映画劇場はオードリー・ヘプバーンとピーター・オトゥールの『おしゃれ泥棒』。一度見たはずだけど中味をスッカリ忘れている。おかげで素晴らしいミステリー・コメディを存分に楽しむことができた。しかしウィリアム・ワイラーという監督は『ローマの休日』でもわかるけど本当に素晴らしくセンスの良い名監督ですね。物語の核になっている贋作美術の映画としては『オーソン・ウェルズのフェイク』が最高ですね。小生が初めて行った海外貧乏旅行で立ち寄ったスペインのイビサ島が舞台。見直そかな。いや、これは10回以上DVDで見て最後にピカソが出てくることも知ってるから…いいか。映画の筋書は忘れるほうが再度楽しめるからいいですね。

10月5日(月)
朝ベッドで『愛国者は信用できるか』読了。《愛国心は国民一人一人が心の中に持っていればいい。口に出して言ったら嘘になる(略)胸に秘めておくかどうしても言う必要があるときは小声でそっといたらいい》この結論は極めて真っ当ですね。君が代も大声で歌うような楽曲じゃないですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。ホワイトハウス・クラスターは新型コロナは感染しやすい病気だと言うこと改めて証明しましたね。次は大金さえ注ぎ込めば治る病気なのかどうかを事件してくれるのかな?しかし大統領と副大統領は同じ飛行機に乗らない(2人同時に事故に遭ったら困るから)とまで言われてたのにウイルスが漂っているかもしれない同じ場所にマスクもせず現れた責任は誰が取るのでしょうね。ワン。朝昨日書いた原稿を再チェックして送稿。昨年のテコンドー界の「騒動」に関する資料をイロイロ読み直して準備して夕方から『ニューズ・オプエド』MCリモート出演。今日のゲストは1992年バルセロナオリンピック・テコンドー日本代表で株式会社ネットラーニング執行役員の高橋美穂さん。テコンドー協会がワンマン会長とともに大問題になったときに五輪銅メダリストの岡本より子さんとともに選手の不満の声をぶつけて改革に動いた方ですよね。それと柔道家の溝口紀子さん。溝口さんも高橋さんらの「闘い」を支援した一人です。結局弁護士の境田正樹氏が検証委員会として調査して「ガバナンス上の違反なし」と結論づけたのは早く理事会の人事などの「改革」をしたかったからでしょうがやっぱり「検証」はキチンとしてほしかったですね。フェンシングに近いセンサーを多用した未来型のスポーツとしてのテコンドーについても面白い解説をしてもらってテコンドーはコロナ禍でも行えそうだとも思ったけど完全密着型格闘技の柔道は無理ですね。フェイスガードも付けられないし。イロイロ興味深い話でアフタートークまで付き合っていただき番組終了。メシ&フロ&ベッドへ…。

10月4日(日)
ベッドで『愛国者は信用できるか』読み続ける。勉強になりますね。記紀は《コミカルな話・残酷な話・理不尽な話・悪辣な話・エロチックな話が満載だ。ちっとも神典ではない》小生が記紀を初めてしっかり読んだときの感想と同じだ。《神々だって間違うし争いもし嫉妬もし殺し合いもする。神々の子孫の天皇だってそうだ。ましてや我々は間違いばかりしている。だからもっともっと謙虚になろう。人には優しくなろう。そう教えているのではないかと思った。謙虚で優しくちょっぴり自虐的なのが〈日本精神〉ですよと『古事記』や『日本書紀』は教えているいるのではないか》ナルホド。その通りだと思いますね。ワン。ベッドを出て次女と2人の孫の兄弟と一緒に黒兵衛と散歩。下の孫はまだ2歳なのによく歩く。上の孫は小学4年。運動神経は良くないが水泳を頑張ってるらしい。彼らはコレからどういう人生を歩むのか…ふと不安に思ってしまう。コロナはいずれ消息するだろうがこの国のこの社会で思い切り自分の人生を歩めるのかな?爺としては頑張れとしか言えないけどね。ワン。次女とガキどもは行きつけのヘアサロンへ。散髪屋とか理髪店とか美容院と書きたいのに書けなくてどっちにしろ落ち着きが悪く思えるのは昭和育ちの性でしょうか?終日デスクワークは春陽堂書店Web新小説連載第6回執筆。夕方孫たちを見送って晩飯を食っていると長女がYuTubeで面白い映像見つけたと送ってきた。バーンスタインの解説付きグールドとのバッハのピアノ協奏曲。さらにショパンのピアノ・ソナタ3番。ナルホドどっちも凄い演奏ですね。楽譜通りに寸分の狂いもなく演奏するとエロチシズムまで感じられるようになるのですね。風呂のあと次女が持ってきてくれた赤ワインを飲みながら広上淳一指揮NHK交響楽団のウェーベルン『緩徐楽章』やR・シュトラウス『カプリッチョ』『町人貴族』を楽しむ。コロナを気にして小編成の美しい音楽。そー言えば佐渡裕さんはPAC(兵庫県立文化芸術センター)のオケで大編成の『アルプス交響曲』をやったそうだけど演奏家の距離など上手くいったのかな?トランプ夫妻のコロナ罹患には笑うほかなかったけど…コロナとともに社会はどーなるのかな?オリンピックは?

10月3日(土)つづき
黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。春陽堂Web新小説の連載『文芸を彩ったスポーツ』のための資料調べ。カポーティ『冷血』以来のノンフィクション・ノベルの発展とスポーツ・ノンフィクション=スポーツ人間ドラマの誕生をイロイロ調べなおす。雑誌『ナンバー』の誕生は1980年6月。そのとき山際淳司さんに同行して編集部を訪ねてイロイロ話をして当時雑誌記者としてプロ野球やボクシングの取材に苦労していた私が「ナンバーでスポーツが自由に取材できるようにスポーツ記者のペン・バッジを手に入れてほしい」と言うと「誤解しないでほしいけどナンバーはスポーツ雑誌じゃないんだよ」と副編集長に言われたのを今も憶えている。「だったらどんな雑誌ですか?」と訊くと「人間雑誌だ」と言われた。いろんな意味でこの出発点の曖昧さ「スポーツ・ノンフィクション=人間ドラマ」が今の『ナンバー』をも苦しめてるのかな?晩飯前に次女が孫2人を連れて来宅。孫が来たら見せてやろうと録画しておいた恐竜のビデオやヘンな虫のビデオを見ながらワイワイガヤガヤ晩飯。孫たちが寝たあと焼酎呑みながらクリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』。コレはよく知ってるので途中『オリエント急行殺人事件』にチャンネルをまわしたり…。しかし私はミステリーは好きになれないですね。特に最後に「名探偵」が演説して事件を解決するパターンは嫌いですね。御都合主義にしか思えなくて。寝よ。

10月3日(土)
朝ベッドのなかで鈴木邦男『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)読み始める。最近の「右傾化」していると言われる政治のなかで読み直しておこうと本棚から取り出した。この本も15年くらい前に一度読んで凄く真っ当な意見に納得した記憶があったが2度目も同じ印象。五輪組織委の森会長が金メダルを取って表彰台の上で大きな声で君が代を歌って…と言ったことがあったし確か著書にも書いていたけどやはり上の立場にいる人の「強制」は良くないですね。1964年の東京五輪の映画では表彰台の上で歌ってる選手はいませんね。柔道重量級の猪熊選手も女子バレーの東洋の魔女たちも誰もが日の丸を見つめて唇を噛み締めてしみじみと君が代の演奏を聴いていますね。君が代は大声で歌うよりもどちらかというとそういう歌だと思いますね。正代の優勝で終わった大相撲九月場所の表彰式前の君が代はコロナ感染防止で観客は歌わずプロの合唱が流れたけどキチンとした歌声を聞くのはいいですね。あ。知らない人も多いと思いますが19年のウィーン国立歌劇場の来日公演でカール・ベーム指揮で演奏された君が代は心に染みる見事な演奏ですね。モーツァルト『フィガロの結婚』の上演前に演奏されたものがDVDに入ってますね。最近本屋にも足を運ばなくなったので以前読んだ本を読み直すことが多いなぁ。ワン。

10月2日(金)
『中国の大盗賊』毛沢東からケ小平まで読み切ってしまう。マルクス主義とも社会主義とも共産主義ともまったく無縁の中国共産党王朝は今も皇帝習近平の下で続いてるのですね。続けてベッドから出て本棚にあったリュドミラ・ウリツカヤの小説『女が嘘をつくとき』(新潮クレスト・ブックス)に手を伸ばす。この小説も5年以上前に一度読んだけど最近「女はいくらでも嘘をつく」と発言した「選良」がいたのでチョイと気になって手が伸びた。寂しさや不安から何の企みもなく利益も求めず口を突いて出る「女の嘘」の連作。女性の魅力の一面を描いた女性作家の佳作です。あの「口から出任せ」の女性「選良」はこの本を読んでないでしょうね。あ。三省堂の『新明解国語辞典』によると「選良」は「選出された立派な人の意。代議士の異称。理想像を述べたもので現実は異なる」と説明されてます。良い辞書ですね。ワン。黒兵衛と散歩。坂道を登ったところにある公園に咲いている真っ赤な彼岸花が綺麗。別名曼珠沙華。サンスクリット語で「赤い花」の発音を移した言葉らしい。死人花・墓花・地獄花・幽霊花なんて異名もあるらしい。ナンデかな。私は女郎花もこの花のことだと長年誤解していた。女郎花はオミナエシのことなんですよね。でも女郎という言葉に似合うのは曼珠沙華だと思うのですが…ワン。終日デスク・ワーク。清武英利さんの『サラリーマン球団社長』の書評執筆。短い原稿だけど中味の「門構え」の良いアイデアが浮かばず少々苦戦。午後になって「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」という言葉を思いつきコレで行こう!と書き始める。サラリーマン(野球の素人)社長たちは(著者も)プロ球界の「経験論者(愚者)」相手に苦労したのですからね。スラスラ書けると思ったら意外と時間がかかって夕方送稿。早速ビール。昨日100mの準決勝を見た続きの陸上選手権。ハードルやら中距離やら走り幅跳びやら棒高跳びやら…やっぱり陸上競技は面白いな。100mはケンブリッジを抑えて桐生の勝利。日本学術会議は毎年10億円の予算か。辞表を出す学者はいないのかな?うわっ。トランプ大統領がコロナ陽性。いつもネガティヴにしか思えなかった大統領が初めてポジティヴの評価を受けたワケ?最近の政治家には内外ともに笑ってしまうことが多いですね。笑っちゃいけないのでしょうが。今夜も名月。呑まずとも酔い痴れる哉秋の月。寝よ。

10月1日(木)
今日も朝ベッドで『中国の大盗賊』。中国共産党は井岡山から出発したと言われている。そこを根城にしていた山賊の親玉たちを殺して子分たちを党員にして勢力を拡大。《毛沢東のやり口は「水滸伝」の英雄好漢たちが梁山泊を乗っ取った経緯によく似ている》《マルクスの考えた革命とは少しも似ていないが中国の歴史上の盗賊たちの道にそっくりそのままである》ナルホド。完璧に納得。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・コラム』ZOOM出演。アメリカの五輪委やカナダの反ドーピング団体や2028年ロス五輪の組織委がIOCに五輪選手たちの表現の自由を奪ってるIOC憲章第50条の改正を求めていることについて話す。たしかに今週月曜の『ニューズ・オプエド』でも論じたようにコノ問題に手を付けると中国の人権問題に飛び火して政治問題化するが人権問題としては黙ってはいられない問題ですよね。日本の組織委&JOCはどういう態度に出るのでしょう?ラジオのあと小雨のなかを黒兵衛と散歩。チョイとショートカットに黒兵衛も納得したのかサホド濡れなかったけど家に駆け込む。終日デスクワーク。途中某週刊誌から瀬戸大也選手の不倫について意見を求められる。イロイロ意見を言ったあとそれよりもIOCの人権問題を取りあげて下さいよと言っておく。せっかくの東京五輪1年延期なのに日本のメディアは(オプエドを除いて)五輪の根本問題を取りあげてませんからね。晩飯後映画劇場は昼間のNHK-BSを録画した『刑事マリガン』。ドン・シーゲルシーゲル監督リチャード・ウィドマーク&ヘンリー・フォンダだから見たけど刑事の服装や自動車の古さやベッドのクッションの古さと同様夫婦関係も男性にとっての女性関係も親子の関係もチョット古臭すぎて閉口しました。最後に主人公の刑事が死ぬのは当時としては新鮮だったのかな?西部警察はコレを真似た?中秋の名月。呑まずとも酔いの廻れる今日の月。呑まずとも光に酔うか今日の月。呑まずとも酔い廻るほどの月明かり。どうも上手くないな。寝よ。輝いて淋しくないのお月様。お粗末。

9月30日(水)
朝はベッドで『中国の大盗賊』読み続ける。《中国の歴史は王朝交代の歴史で新しい勝者が天下を取ると前の王朝の宮殿に火をつけて景気よく焼いてしまい新しい宮殿を造る(略)新宮殿の造営を新王朝新王朝創建の目印にするのは中華人民共和国の人民大会堂にいたるまで綿々と続いている。人民大会堂といったって人民が入れるわけじゃない。共産党の宮殿である》ナルホド。中国は昔も今も中国なんですね。北京冬季五輪は相当揉めるかな。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。20208年ロス五輪の組織委会長も選手の「人種的プロパガンダ」を禁じるIOC憲章50条の改正を唱え始めましたね。人権問題はFIFAなども自ら積極的に取り組んでいるようにIOCも取り組むべき時に来たようですね。来年の東京もコロナと同時にコノ問題にも取り組んでほしいですね。そのときウイグル・モンゴル・チベット・香港等の人権問題はどうなるか?中国はスポーツの政治利用だと反発するでしょうね。そう言えば全米テニス決勝の大坂なおみの相手のアザレンカはベラルーシでしたね。大統領の専政については何も言いませんが…こういう問題も出てくるでしょうね。選手の人権に対する平和的な主張はすべて認めてあとは世界の世論に任せるというのではダメですかね?IOCさん。その前に80年ロス五輪の200m表彰台上で黒人差別に抗議した3人の名誉回復が先でしょうけど。ワン。終日デスクワーク。夕方大坂読売テレビから電話。明朝の番組『すまたん』のために突如ZOOM出演。瀬戸大也の不倫事件について。日本五輪水泳チームの主将としての自覚がなさ過ぎましたね。スポンサーも離れて復活には家族との仲の回復も含めて壁は高いでしょうが反省して死に物狂いで頑張ってほしいですね。ただ日本の水泳界の有名選手は六本木や青山でよく遊んでいたということを耳にしてますので指導者の責任もあるかもしれませんね。ビール&晩飯&フロのあと焼酎&中秋の朧月。名月にはやはり日本酒だったかな。正代大関昇進萬歳。寝よ。

9月29日(火)
『中国の大盗賊』がメッチャ面白いのは文章の上手さ巧みさウィットの効かせ方の妙味もありますね。もちろん中味も面白い。明王朝が滅びるときは東に清(満洲)西に大順(李自成)。コレは後の国民党政府の敵=東に満洲(日本)西に共産党(毛沢東)と同じ構図なんですね。中味の面白さと文章の上手さ面白さは比例するのかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。秋の虫は朝早く鳴いたあとすぐに鳴き止むのはナンデかな?そして夕方から夜に鳴き出す。夜行性?なぜ秋の虫は夜行性なのかな?調べてみよ。ワン。今日もデスクワーク。春陽堂Web新小説の連載は「ノンフィクション・ノヴェルの出現とスポーツ・ノンフィクション」資料を調べ直していたらあっという間に夕方。ビール呑んでメシ食ってフロ入って『中国の大盗賊』を持ってベッドへ。太平天国の洪秀全はオモロナイ男やったみたいですね。東洋人でキリスト教(一神教)にのめり込むというのはオモロなくなるのかな?いや洪秀全はキリスト教を利用しただけやからオモロなくなったんでしょうね。いやオモロナイ人間やからキリスト教を上辺だけで利用することしかできなかったのでしょうね。あ。秋の虫の夜行性について調べるの忘れた。まぁエエか。

9月28日(月)
朝ベッドのなかで『中国の大盗賊』読み進む。明を滅ぼしたのにすぐに清に滅ぼされた李自成の「大順王朝」の話。中国で最も人気のある盗賊で中国にも判官贔屓はあるらしいですね。やっぱり中国は漢民族が中心なんですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。家の前のアスファルトと側溝の間から茎を伸ばして可愛い白い花を咲かせていた白爪草が増えてきた。以前アスファルトの割れ目から顔を出した大根がマスコミの話題になって根性大根などと騒がれたことがあったがコレは根性白爪草かと思っていたらヨメハンがコレは日々草だと教えてくれた。ならば根性日々草か。ワン。今日も終日デスクワーク。朝『調査情報』の編集担当者からメールで予定より大幅に長くなった原稿を面白いのでカットせず全文すべて掲載すると連絡があった。嬉しいですねえ。オリンピックの現状(商業化・肥大化・人権問題・政治問題・憲章の問題点…)のすべてを書きましたからね。ヨッシャー!で午後から春陽堂の連載『文芸とスポーツ』の下調べ。次はスポーツ・ノンフィクションについて書くつもり。夕方から『ニューズ・オプエド』の準備をして本番。昨日終わった大相撲について荒井太郎さんに電話出演で解説してもらう。正代・朝乃山・貴景勝…は琴勝峰・霧馬山・納谷…などの大相撲黄金時代を迎える前のツナギか?菅総理がツナギかどうか…に関係あるかな?ないでしょうね。オプエドのメインゲストは産経新聞客員論説委員の佐野慎輔さんと元JOC&体協でげんきなアトリエ主宰の春日良一さん。限界ミエミエの来年の東京オリンピックについて。佐野さんの現時点で参加できるか否かのアンケートを各国に訊き何度もそれを続けるというアイデアは傾聴に値ですね。それに人種差別反対の人権発言や大坂なおみの行動は五輪でも政治的発言とは切り離して認めるべきで五輪憲章50条は改正するべきという佐野氏の発言とそれを認めると政治的発言や行動との線引きができなくなるからスポーツをやること自体が反差別や人権擁護に繋がるから50条は改正すべきでないという春日氏の発言のぶつかり合いは面白かった。小生は佐野氏の意見に同感だがコノ問題は何度も意見をぶつけ合って話し合う価値があるから再度&再々度の出演を約束してもらって番組を終了。充実した話し合いにアンカーとしては疲れたので『スポーツ萬歳』の収録は延期。近いうちに再開します。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『シークレット・サービス』。ケネディ暗殺時に身体を投げ出して大統領を守れなかったという心の傷を負っているシークレット・サービスがCIAの一員として国家に裏切られたと思い大統領暗殺を狙う殺し屋と対決。なかなか面白かった。最後の5分は不要だと思うけど『Uボート』やミヒャエル・エンデ原作の『ネヴァー・エンディング・ストーリー』なども撮ったヴォルフガンク・ピーター前監督の手腕はなかなかですね。吹き替えだったから晩飯&ワインで気軽に見ることができたけど殺し屋のジョン・マルコヴィッチの肉声は聞きたかったなぁ。変装ごとに声色も変えたかな?風呂&寝よ。

9月27日(日)
朝目が覚めるとベッドのなかで今日締め切りの『調査情報』(TBS出版)の原稿の構成が頭に浮かぶ。オリンピックの商業化&肥大化の話と人権問題と五輪憲章で選手の発言が禁じられている問題と世界中のウイグル・チベット・モンゴル族の人権団体や香港の市民団体が北京冬季五輪開催に反対していることやら…他に書くことなかったかなあと頭をぐるぐる巡らせる。結局2度寝もできない本も読めない。仕方なくベッドを出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。歩きながらも原稿のことを考える。これまで何度も書かせていただいた『調査情報』も今度の号で休刊とか(廃刊?)。それだけに最後の原稿には力が入る。いや力を入れなければ。雑誌はなくなっていきますねえ。みんな活字を読まなくなったか?ワン。散歩のあと終日デスクワーク。せっせせっせと原稿書き。フウウウウ…と仕上げれば秋場所千秋楽の土俵がちょうど終わった頃だった。ええ勝負で面白かったえ…と興奮してるヨメハンが録画してくれたビデオを見ながらビール。うわっ。翔猿は今日も惜しかったなぁ。もうチョイで正代にも貴景勝にも勝てたのに…でも正代の優勝も良かったですね。今場所は面白かったですねえ。横綱2人はもう必要ないかな。晩飯&風呂のあとEテレ『古典芸能への招待』の文楽『近頃河原の達引』を見出すとコレが面白くて止まらない。文楽人形が三味線を弾く指使いも見事なら人形による猿回しも太棹の曲芸並みの演奏も見事。おまけに芸能評論家と女性漫画家の解説も面白く何やねんコノおっさんの解説メッチャおもろいやんと思たら何と以前ヨシモトの人の紹介でお付き合いさせていただいた漫才作家の(そう思ってました)小佐田定雄さんやった。確か同い年。文楽のタイトルを「Modern Riverside Lovestory」と表現して「全部わかろうとせんかってよろしおすねん。ふわあっと見て聴いてたらそれでおもしろさがわかります」という解説は小生のオペラ解説とまったく同じですね。またお話しする機会があればよろしく。寝る前に原稿読み直して依頼された枚数(400字×15枚)を5枚もオーバーしてるけどそのまま送稿。どこを切るかは編集者にも相談に乗ってもらうことにしてベッドへ。

9月26日(土)つづき
大相撲見たあと午後6時から準備して7時から故・平尾誠二さんの始めたSCIX(Sport Community & Science Complex)の第14回スポーツ・インテリジェンス講座の本番。第1回から登壇しているけどZOOMでリモートというのは初めて。平尾剛さんの司会で「リーダーとリーダーシップ論」を話し合う。体育的リーダーの指導から知育的リーダーの指導への転換とはどういうことか…というテーマで平尾剛さんと話し合えたのは有意義でした。1時間半のうち最後の20分ほどは質疑応答でいろんな質問や感想に答えたけど参加された100人近い受講生の顔が見えなかったのはチョット歯痒かったですね。少し疲れてビール&ワイン&晩飯。風呂のあと焼酎呑んでテレビ見てるとNHK-Eテレで『沖縄基地の街にロックは流れて〜嘉手納とコザの戦後史』というドキュメンタリーをやっていたので見てしまう。コザ暴動も反基地闘争も沖縄の人々にとっては今も「今の問題」なんですね。御近所から家族で沖縄に引っ越した大学時代の同級生で通信社記者だったSクン家族はどうしてるかな?新婚旅行では世界王者時代の具志堅用高さんのV8防衛戦の日に石垣島の実家を訪ねて家族の皆さんとラジオの実況を聞かせてもらいました。具志堅がアルフォンソ・ロペスをKOした瞬間親戚や近所の人々がみんなカーチャーシーを踊り出しましたね。取材を兼ねた旅行でした。その後沖縄には仕事で3〜4回行ったかな。また行きたいな。辺野古の工事現場を見て見たいな。

9月26日(土)
朝ベッドのなかで『中国の大盗賊』読み進む。一度読んだ本なのにメッチャ面白くて興奮。中味を忘れるということも悪いコトではないのかな?《儒家は「文」ということを最も重んじる》「文」とは「模様」であり「飾り」。《役に立てば足りる》ことを《「質」(実質・実用)という。しかし人間の生活が進歩するとそれだけでは物足りなくなる》そこで衣服にも《模様を描いたりヒラヒラをつけたりするようになる》《人間がそういう「文」を具えた生活をできるように化してゆくのが「文化」なのである》ナルホド。Culture(作物・実らせたもの)の訳語として使われた「文化」は「武化」の反対語と思っていた認識を大きく拡大してくれる表現ですね。一度読んだはずなのに忘れたのかな?こんな素晴らしい表現は忘れるはずがないし傍線も引いてなかったからコノ章は読み飛ばしたかな?本の発行年は2004年。16年前。「十六年はひと昔。夢だぁ。夢だぁ」という出家した後の熊谷直実の言葉が思い出される。やっぱり忘れたかな。嗚呼。こうしてココに書いたら二度と忘れないはず。いや。やっぱりノートに書き写さないとダメかな。読書ノートは20年くらい前にやめましたからねえ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。犬の記憶力は過去何年分くらい蓄積されるのかな?十六年は…もう寿命か。ワン。終日デスクワーク。TBS出版の『調査情報』が廃刊になるらしい。雑誌は多くが廃刊に追い込まれましたね。SNSやYuTubeに追い出されたのですね。最終号のちょっと長めのオリンピックに関する原稿。頑張って書かねば。半分書きあげたところで大相撲。うわぁ正代強い!翔猿も頑張ってモウチョットで貴景勝に勝てたかな。優勝は正代かな。

9月25日(金)
朝ベッドのなかで東京五輪の資料の読書。本は書くより読む方が楽しいなぁ…と思うようになったのは歳かもしれんなぁ。昔は張り切ってイッパイ書きまくってたけど最近は考え込んでしまう。いや。昔もそうやったかなぁ…と思いながらベッドから出て小雨のなか黒兵衛と散歩。このくらいのミスとは気持ちが良いですね。しかし昨日までTシャツ1枚やったのが今日はトレーナーを着る。下はもちろん短パン出なくGパン長ズボン。季節は確実に変わりますね。散歩から帰って1日中原稿書きに七転八倒。あっという間に大相撲。書けへんからシャーナイ。編集者には我慢してもらいましょ。うわあ。翔猿が隆の勝に勝ったぁ。これはオモロなってきましたでぇ。正代は強いなぁ。優勝は…その前に原稿書かねば。締め切りは絶対厳守を心情に20歳から今までやって来たのに最近崩れてるのは歳のせい?『極道の妻たち』BS-TBSでやってたので岩下志麻のケッタイナ関西弁を味わいたかったけど明日の原稿書きのために…寝よ。

9月24日(木)つづき
終日デスクで呻吟。原稿書けず。新聞資料等の確認に時間をとられる。夕方から大相撲。締め切りはマダですからね。翔猿イイねえ。優勝戦線に残りましたねえ。大相撲に戦線なんて戦争用語は使わないほうがいいのかな?スポーツにはたくさん使ってますよね。まぁ近代五種なんて競技もクーベルタンの依頼を受けてスウェーデン陸軍が軍人に必要な身体能力として規定したモノだしオリンピックに射撃(ピストル)競技が存在するのはクーベルタンが「ピストル射撃を熱狂的に愛していたから」(スポーツの文化史』より)なんですよね。そー言えばかつてオリンピックには「鳩撃ち競技」があって飛んでいる生きた鳩(平和の象徴)を撃ち落としたそうですね。織田信長を民主主義者ではないと非難できないけど…これはちょっとやり過ぎでは?晩飯映画劇場は『バニー・レイクは行方不明』。オットー・プレミンジャー監督でローレンス・オリヴィエがでているので見て最初から途中まではメッチャ面白かったけど最後がチョットねえ。1965年の映画でヒッチコックの『サイコ』が60年『マーニー』が64年ですからプレインジャーもサイコ・スリラー映画が作りたかったのでしょうが兄弟愛と未婚の母のサイコ調の描き方は現代ではシンドイですね。風呂のあとベッドで資料読み。

9月24日(木)
朝ベッドのなかで昨晩持ち込んだ原稿執筆のための参考書3冊の以前赤線を引いたところを読み直す。多木浩二『スポーツを考えるー身体・資本・ナショナリズム』(ちくま新書)古川隆久『皇紀・万博・オリンピック 皇室ブランドと経済発展』(中公新書)カール・ディーム編『ピエール・ド・クーベルタン オリンピックの回想』(ベーマガ社)。織田信長を民主主義的ではないと非難することができないのと同様クーベルタンやをファシスト的とは言えないかもしれない。がヒトラーのベルリン五輪に対する賞賛やナチスの年金による生活は弁明の余地がないはずですね。ベルリン五輪のボイコットに反対してゲーリングから大接待を受けたブランデージ(当時USA五輪委会長でIOC委員)も批判されるべきだし現在のIOCがもっと反省すべきは「過去」に対する反省と総括を指定ない点と言えますね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。風は少し強いけど雨は降らず。Where have all the typhoons gone?などと歌ってはいけないですね。allじゃなくてまたすぐに来そうですから。ワン。この歌のギャグも若い人には通じなくなったかな?PPMって知ってる?大気汚染測定じゃないですよ。Peter Paul安藤Mary=PPMには日本人もいたんですよね…なんてギャグもわっかるかなあ…わかんねえだろうなあ…なんてギャグも通じなくなりましたね。ワン。

9月23日(水)
朝ベッドのなかで『中国の大盗賊・完結編』最初から読み返す。面白い。中国の盗賊は食えなくなった農民集団から生まれるのですね。『七人の侍』の野盗が巨大化してやがて国家まで乗っ取るわけですね。食い物がなくなって困窮した「軟派」の人間は乞食になり「硬派」の人間は盗賊になるのですね。そして盗賊の生まれた場所やコンセプトによって山賊・海賊・水賊・馬賊・妖賊・教匪・流匪・土匪・寇(倭寇)等に種類分けでき…そして大きくなって国家まで奪うと王朝になる。今の王朝(中国共産党)を倒す梁山泊は民主賊とでも言うのかな。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。涼しい。雨はマダ。台風は逸れるのかな。ワン。午前中に北國新聞の原稿を書き直し。14字×85行程度の原稿を110行も書いてしまったので25行ほどカット。しかしカットする作業は嫌いじゃなく面白い。かつてスポーツライター実践塾でも『ナンバー』『スポルティーヴァ』『スポーツ・ヤァ』などの実際の記事を半分にする練習などを何回も繰り返した。1行で言い尽くせる内容(それがタイトルですね)を面白く読ませるのが週刊誌ですから結構を短くできるモノです…と思いながらもふううううっと午前中に作業を終えて送稿。昼飯のあと金曜締め切りの原稿の資料集め。IOCバッハ会長は来年の東京五輪の開催に自信のある発言をしたとか。IOCのHPで英語の原文を読んでみたけど根拠はないですね。希望的観測。ヨーロッパやアメリカで再流行の現実はどう捉えたらイイのかな?夕方から大相撲。翔猿良いですねえ。阿武咲にまで勝ってしまった。優勝は本命が正代・貴景勝で対抗が朝乃山・照ノ富士。大穴が翔猿で面白い。晩飯後映画劇場は『エイリアン2』。『エイリアン』シリーズは何と言っても最初の作品が素晴らしい。何と言ってもH・R・ギーガーのデザインしたエイリアンや宇宙船に度肝を抜かれましたからね。しかし3以降はサイテー。まだまだ2はシガニー・ウィーバーがロボットを扱ってエイリアンと闘って面白い…と思っていたけど…2度見る映画じゃないとわかりましたね。連作SFで素晴らしいのは『スター・ウォーズ』の最初に発表された4・5・6でしょうけど1・2・3はCGが活用されるようになってつまらなくなりましたね。SF以外の連作で素晴らしいのはヤッパリ『ゴッド・ファーザー』にトドメを刺しますね。寝よ。

9月22日(火)
朝ベッドのなかで高島俊男『中国の大盗賊・完全版』(講談社現代新書)の第五章「これぞキワメツケ最後の盗賊皇帝ー毛沢東」を読み直す。昨今の中国のウイグル族・チベット族・モンゴル族・香港への弾圧は常軌を逸してますからね。来年の東京五輪と同時に再来年の北京冬季五輪を考えるうえで中国政府の基本的問題を頭に入れておかねば。ソ連も東欧諸国も社会主義国は皆崩壊した。が中国だけは経済だけ資本主義に移行して社会主義国家は崩壊しなかった。それは《中国の共産党は「共産党」と名乗ってはいるがその本質は共産党ではなかったのである。では何であったのか。権力を奪取して自分たちの王朝をうちたてようとする集団だったのだ》ナルホド《中国において「国家」とは皇帝とその統治機構を指す語である。中国にはここ千年以上貴族という者はいない。固定した支配階級もない。皇帝一人のみが全権を一手に掌握する唯一至高の存在》なのですね。毛沢東→ケ小平→習近平は洪武帝→永楽帝→康熙帝みたいなもんなんですね。ならばプーチンもロマノフ王朝の末裔か。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日原稿書き。北國新聞の連載を仕上げて大相撲。若隆景という名前は言いにくいけど良い相撲の取り口でしたね。琴勝峰は4敗になったか。優勝は正代か?貴景勝か?いっそのこと翔猿でも面白い。朝ビデオに入れておいた『チコちゃん』見ながら晩飯。リレーのアンカーの意味はサスガに知ってましたね。スポーツ文化評論家なら当たり前ですね(^0^;)フロ&寝ようとしたら北國新聞からメール。うわっ。文字量が25行もオーバーやと!北京冬季五輪イタイする世界の人権団体からの抗議なんかを書いていたらついつい行数を間違えてしまったか。時々やってしまうんですよね。明日のアサイチで処理しましょう。

9月21日(月)つづき
東京五輪招致裏金疑惑について東京新聞は一面に「東京五輪決定時 IOC委息子に3700万円送金 招致委コンサルから」の大きな見出し。社会面には「竹田恒和氏潔白を重ねて主張」の記事。朝日新聞は疑わしい取引として米財務省の金融犯罪取締ネットワーク局に提出された文書(フィンセン文書)88ヶ国の提携記者(共同通信と朝日が加盟している国際調査報道ジャーナリスト連合=ICIJ)が16か月にわたって精査取材した結果1999年から2017年までに総額2兆ドルにのbる「疑わしい取引」があったと三面で報道。そのなかに東京招致関係のカネの流れと思われる東京新聞と同様の記事を社会面で報じIOCとは関係ないという関係者のコメントを載せていた。うむむむむ。あとは…フランスの司法省がどこまで動くか…ブラジルは国内の検事が動いてリオ五輪の招致委組織会長を逮捕したけど日本は動かないでしょうね。某雑誌記者から問い合わせの電話があったけど記事のするかどうかは検討中とか。終日デスクワークは本ホームページの書き換え。去年北國新聞に書いた東京五輪裏金疑惑のコラムを近々"蔵出しスポーツ"欄にアップしますね。大相撲は2敗力士の星の潰し合いが面白いですね。翔猿頑張れ。晩飯後映画劇場は『キング・コング』。昔の映画をリメイクした3時間の超大作。しかし始まりは面白かったけどカネをかけてアメリカンコミックを最新技術で映像にしただけとしか思えなかった。恐竜大暴れや巨大昆虫大戦争は不要ですね。ハリウッド的ですね。風呂のあと焼酎呑みながらオペラ『マノン・レスコー』の第3,4幕を楽しんでコング映画の不満を解消のあとネル。

9月21日(月)
朝ベッドのなかで『スポーツの文化史』読了。古代中世のヨーロッパ・スポーツ文化の記述は面白く興味深かったけど現代スポーツの記述は甘いなぁ。性とスポーツの問題とか考察が全然深くない。面白い指摘はネットから世界のビッグ競技場トップ10を紹介してくれたことくらいか。1位は最近佐藤琢磨が2度目の優勝飾ったインディアナポリス・モーター・スピードウェイで観客キャパが25万人。2位が何と東京競馬場で22万3千人。3位が中国上海のサーキット(ここは行ったことがあります)でで20万人。トップ10に日本の中山競馬場(16万6千人=6位)と鈴鹿サーキット(15万5千人=8位)がランクインしてますね。トップ10のうち自動車レース場が8箇所。競馬場が2箇所。これが古代ギリシア・ローマの競馬と戦車競走に一致というのはちょっとコジツケ気味かな。サッカー場はインド・コルカタのサッカー場が1位だけど12万人か。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。敬老の日。誰も祝ってくれないと言うことはマダ老人ではないということだろう。ワン。ジョギングをしている女性が「涼しくなりましたね」「寒いくらいですね」と答えて苦笑。短パンはそろそろオシマイかな?ワン。

9月20日(日)
朝ベッドのなかで『スポーツの文化史』勉強続行。しかし翻訳が悪いなぁ…と言うより読者にわかりやすくというサービス精神がないなぁ。とくにモハメド・アリとフォアマンの試合の記述は疑問が多いですね。《フォアマンはもんどり打って倒れた》って原文はどうなってるんだろ?「もんどり打つ」って「とんぼ返り」のことですよね。それに原文に「スポーツジャーナリスト」という言葉が書いてあったのかどうか疑問。翻訳というより原文の問題?ドイツ人は使うのかな?ま。ええか。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。秋風が涼しい。清々しい。ワン。水風呂はやめて終日読書&コンピュータの整理。世の中は連休で行楽地の人出が戻ったらしいけど二週間後のコロナ感染者の数はどうなるのかな?日本は大丈夫でもヨーロッパは増えつつあるらしい。五輪は相変わらず開催可能かどうか心配。夕方はビール&大相撲観戦。翔猿は負けたけど相撲はオモシロイですね。1敗力士が次々と負けて貴景勝もバッタリ土俵に手を着く。勝った栃ノ心がインタヴューで「あんな勝ち方で…」と恥ずかしそうにしていたのが良かったですね。炎鵬元気出せ!「ダーウィンが来た!」でアンデスのフラミンゴの面白さを見て「日曜美術館」で広重描く木曽路に感心して「クラシック音楽館」で稲垣吾郎と広上淳一の生誕250年に纏わるベートーヴェンのオモシロイ話に耳を傾ける。ナルホド「英雄交響曲」の冒頭の♪ジャン!ジャン!は猪木級の強烈なビンタ2連発なんですね。しかしヤンソンス指揮バイエルン放送響の「英雄」の演奏は素晴らしいですねえ…と思いながらベッドへ…と思ったら某記者から夜遅いのに電話。明日の朝刊に東京五輪招致の際の「賄賂」の記事が出るらしい。以前から問題視されていたIOC委員のディアク親子に渡ったらしいカネの流れの証拠が出てきたらしい。まぁリオ五輪の招致委と組織委で会長を務めたヌズマン氏もほぼ同額の金の動きで逮捕されましたからね。これはオリンピックとIOCの体質の問題と言えそうですね。サマランチ氏に渡った1千万円の日本刀はどこに行ったのかな?ブランデージ氏に渡った根付けや柿右衛門の壺は…?コメントは明日の朝刊読んでから…でベッドへ。

9月19日(土)
朝ベッドのなかで『スポーツの文化史』勉強。日本の新内閣に女性閣僚の少ないことが批判されてるけどIOCも老齢男性ばかりですね。FIFAも同じ。世界のスポーツ界も爺が若者と女性を使って商売をしているのですな。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。今日はチョイ暑い。しかし帰宅して汗だくのTシャツを脱いで水風呂に入ると気持ちは良いけど身体はすぐに冷えた。まぁ仕事のしやすい季節にはなりましたね。ワン。avex classicから送られてきた辻井伸行クンのCD『笑顔で会える日のために〜あなたに寄り添うピアノ作品集』を聴きながら仕事。ある人が言ってたけど辻井クンのピアノを聴くとどんな悪人でも良い人になるというのはホントですね。俺の心でも安らぎますからね(^^;)。『スポーツゴジラ』などの再校を処理したあと午後からZOOMのリモートでやることになった故平尾誠二さんの創設したSCIX(Sports Community Intelligence Complexの第14回 SCIXスポーツ・インテリジェンス講座の準備。第1回から講師として参加してますが今回はラグビー元日本代表の平尾剛サンが司会で小生や関学アメフト前監督の鳥内秀晃さんや元ラグビー日本代表メンタルコーチの荒木香織さんやラグビー・ジャーナリストの村上晃一さんが順々に登場する。そのトップバッターとして選ばれたのでチョイと綿密に準備。これまで取材した監督やコーチの話をメモにまとめたりZOOMのバックに映る本棚に掛けていたユニフォームを江夏豊さんのサイン入りトラのユニフォームから平尾誠二さんのサイン入り神鋼ラグビーのユニフォームに替えて無精髭を剃ったり…と準備を整えたのに夕方になっても電話がないのでスタッフのMサンに電話すると…なんやてー!…一週間間違えていて本番は来週の土曜日!目の前のカレンダーを見ると最初の予定の今日から一週間後に矢印がしてあった。マイッタナァとMサンと大笑いして来週ヨロシクと電話を切ってビール&大相撲。翔猿イイねえ。続けて晩飯食いながら久し振りに『博士ちゃん』を楽しんで(仏教マニアや野菜ソムリエの博士ちゃんは凄いねえと感心して)風呂のあとサッサとベッドへ。『スポーツの文化史』の勉強です。あ。SCIXの講座は今もオンラインでの参加者募集中です。http://www.scix.org/

9月18日(金)つづき
しかし毎年のことだけど今年のイグノーベル賞は面白かったですね。COVID19に関連して「政治家は科学者や医師より生死に直接的影響を与える」という事実を世界中に教えたとしてブラジルのボルソナロ大統領&イギリスのジョンソン首相&インドのモディ首相&メキシコのオブラドール大統領&ベラルーシのルカシェンコ大統領&アメリカのトランプ大統領&トルコのエルドゥアン大統領&ロシアのプーチン大統領&トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領が2020年度の医療教育賞を表彰したというニュースは最高ですね。他に京大霊長類研の学者がワニの生態とヘリウムの関係の研究で音響学賞を受賞し日本人の受賞が14年連続となたのもオモシロクもホコラシイですね。日本人の受賞にはたしかタマゴッチ(経済学賞)もカラオケ(平和賞)もありましたよね。しかし今年の受賞で最高にオモシロイのは経済学賞。約3100万円で暗殺を引き受けた中国の殺し屋がそれを下請けに発注。さらに孫請け曾孫請けと繰り返され最後は150万円の額で引き受けた人物が暗殺に失敗して逮捕されてイグノーベル経営学賞に輝いたというモノ。

9月18日(金)
朝ベッドで『スポーツの文化史』勉強。秋になって頭の中が漫画モードから勉強モードに変わってきたかな。イヤ漫画も勉強ですけどね。ワン。黒兵衛と散歩のあと『スポーツゴジラ』の原稿校正など終日デスクワーク。原稿を書くときは常にタイトルを先に考え(タイトルは書くことを要約したモノですからね)原稿を書き換えたあとに読者が読みたくなるようなタイトルに書き換えるのが常(筆者の独り善がりはダメですからね)。しかし今回はタイトルに悩んで校正段階でも書き換えさせてもらう。「2020年東京オリパラは、既に目的を達成した!?」これでいいかな?夕方から大相撲。翔猿&琴勝峰いいねえ。炎鵬はまだまだ苦戦が続きそう。朝乃山は完調かな。晩飯後映画劇場は『レッド・サン』。三船敏郎&チャールズ・ブロンソン&アラン・ドロンが出演する西部劇。何故かきちんと見る機会を失っていた映画を恥得てきちんと観たけどマァ見なくてもよかったかな。三船がブロンソンを投げ飛ばす場面は『トラ・トラ・トラ』の真珠湾攻撃の場面を見る痛快さがあったけど(笑)インディアンの描き方は古すぎますね。007シリーズも何本か取ったテレンス・ヤング監督の作品だけど1971年の映画ならもう少し違う先住民の描き方があったはずですね。

9月17日(木)
朝ベッドのなかで『スポーツの文化史』続きを読む。後半近代イギリスのスポーツの世界的。それは植民地主義の賜(たまもの)だったのですね。そしてスポーツによる国際平和を提唱するクーベルタンの登場。オリンピックの立ち位置は設立当初から微妙ですね。ワン。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・コラム』ZOOM出演。大坂なおみの黒マスクについて。世界中のメディアから絶賛されたその行為もオリンピックでは許可されないかも…というお話。大会中の選手の政治的人権的発言を禁じているIOC憲章50条の改正を求める声はカナダのスポーツ団体やアメリカ五輪委員会や1968年メキシコ五輪で追放処分を受けたカーロス選手などから出ているがIOCはどんな結論を出すか…といった昨日の本欄に書いた内容を話したあと黒兵衛と散歩。時間が遅れてもさほど暑くならず秋の空気。オリンピックも一か月遅らせるだけで最適のスポーツ秋に行えるのに…IOCはアスリート・ファーストではないのですね。ワン。今週月曜にオプエドにリモート出演してくれた青島健太さんからメール。小生が日経に書いた書評を読んでくれたとか。早大野球部出身で日本初のプロ野球チーム芝浦協会を立ちあげた河野安通志については知らなかったとのこと。坂本邦夫『紀元2600年の満州リーグ 帝国日本とプロ野球』(岩波書店)をすぐ買いに走るとのこと。一人でも多くの野球関係者に読んで欲しい本ですね。とくに読売関係者にお勧めです。晩飯前に仕事を済ませて大相撲。炎鵬はやっと勝ったけどイイ相撲でしたね。朝乃山も調子が出てきたようだし優勝ラインは12勝か11勝か?巨人阪神戦を見ながら晩飯と思ったら日本テレビがまったくクダラナイことをしているのにウンザリ。解説者をズラリと並べて次の投打の対決の予想をさせてアウトとかヒットとかを当てたらポイント。何度も外したら退場で解説者を競わせるのってどーゆー料簡か?裏でカネでも賭けてるのか?野球の面白さ素晴らしさを語らせずに当たり外れで騒ぐのはサイテーですね。見るのは2回目。前回もすぐにチャンネルをまわしたけど今回もプッチーニの『マノン・レスコー』に切り替え。ムーティ指揮ミラノ・スカラ座の古い舞台。主役はゲルギーナとクーラ。久し振りのプッチーニは悪くないですね。

9月16日(水)
朝ベッドのなかで鴨長明『方丈記』(新潮日本古典集成)一気に読了。短い文章ですからね。高校の古文の授業以来何度読んだかわからない文章だけど今回は頭がハンマーでガ〜ンと弩突かれるほどのショックと感激。多分歳のせいでしょう。冒頭の無常観や大震災大火事の描写以上に「六〇の露消えがたきに及びて」読み直すと「世をのがれ身を捨てしより恨みもなく恐れもなし。命は天運に任せて惜しまずいとはず身は浮雲になずらへて頼まず全しとせず。一期の楽しみはうたた寝の枕の上にきはまり生涯の望みは折々の美景に残れり」などという文章にドキッとさせられる。「一期の月影かたぶきて余算の山の端に近し」となった身の上にとっては当然のことかも。しかし小生の大好きな言葉で湯川秀樹さんの著作から知った荘子の「知魚楽」の概念まで登場するとはコレまで気付かなかった。『方丈記』は本当に凄い書物ですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。秋深し隣は何をする人ぞそれにつけてもカネの欲しさよ。長明の域には永遠に達せそうにないですな。次は『発心集』でも読むか。ワン。終日原稿書き。コロナで中止となった部落解放集会人権フェスティバルの講演会に代わる原稿を一日中かかって書きあげる。テーマは「スポーツと人権&民主主義」について。大坂なおみさんの黒マスクがオリンピックでは禁止となっていることや…968年メキシコ五輪で「ブラックパワー・サリュート」を行った米黒人2選手がIOCから追放処分を受けたこと…その処分撤回運動が始まったこと…カナダのスポーツ団体もIOCに対して政治行動や人権運動を禁じているIOC憲章50条を国連の人権宣言違反だとして改正を求めていること…などなどを書きあげる。IOCは安倍マリオを許可しながらBLM(Black Lives Matter)という言葉の使用や「膝突き行動」を禁止しているのはオカシイですよね。原稿書きあげて大相撲。朝乃山は見事に勝利。落ち着いて取れば問題ないはずですよね。長い原稿を一気に書くとどっと疲れるのは歳のせいでしょうね。一期の楽しみはうたた寝の枕の上…早よ寝よ。

9月15日(火)つづき
日本スポーツ学会がオンデマンド型の動画配信でいろんな人がスポーツについて話す『スター・セミナー』の配信を始めた。初っ端のゲストスピーカーとテーマは真田久さん(筑波大学教授)の『嘉納治五郎だったら2020年東京大会をどうするか?』と刈屋富士雄さん(元NHKアナウンサー)の『2020年東京大会へのロードマップ』です。小生も近々このセミナーで喋らせてもらいます。よろしく!https://www.sports-gakkai.jp/

9月15日(火)
朝ベッドのなかで昨晩から読み始めた水木しげるの長編戦争漫画『総員玉砕せよ!』(講談社文庫)読了。今年の夏の戦争モノ読破がいつの間にか水木しげる作品読破に変化?それはともかくこの作品は作者自身が90%事実とあとがきに記している作品。事実と大きく異なるのは最後の最後で総員玉砕を徹底しようとした参謀が流れ弾に当たって死ぬこと。本当は《テキトウな時に上手に逃げ》たという。俺の親父も「若い参謀というのがやって来てエエカッコしてああせいこうせいというのが一番気に食わんかった」とよく言っていたなぁ。将校・下士官・馬・兵隊などと兵隊を馬以下に扱っていたから日本は戦争に負けたのかもしれまんせんね。それにしても軍隊の暴力(ビンタや木刀で殴る)は酷いモノでコレが今も体育会系運動部に残存しているのでしょうね。高校野球の軍隊式入場行進と丸坊主はいつ廃止されるのか?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。終日原稿書き…と思ったら2件ほど校正が送られてきてソノ処理に時間を取られて今日の締め切り1本は明日に延ばしてもらう。スイマセン。大相撲を見たいモノで。うわっ。朝乃山3連敗。どないしたのかなぁ。もっとどっしり落ち着いてゆっくり攻めれば…と思うけど…。晩飯は朝NHK-BSでやっていたロシア音楽の歴史を見ながら。2度訪れたサンクトペテルブルクの町やマリインスキー劇場やワガノワ・バレエ学校は懐かしかったでえすねえ。グリンカ・ムソルグスキーからショスタコーヴィチ・プロコフィエフまでロシア音楽はイイですねえ。マリインスキー劇場の資料室で過去の上演資料を見ていて「プッチーニを沢山やっていたんだ」と言うと通訳の女性に「それはロッシーニです」と言われたのを今も憶えている。キリル文字のアルファベットは赤子の小便(ヤヤコシイ)。晩飯のあとジャック・ニコルソン主演の映画『ザ・ボーダー』を見る。メキシコとの国境付近に新居を構えた新婚夫婦の国境警備員がカネでメキシコ人をアメリカに導き入れている連中と対決する話。ハリウッド的娯楽映画と社会問題告発のバランスが悪くハッキリ言って三流映画だったがアメリカの勝手な政策はよくわかった。黒人奴隷の解放で安価な労働力を獲得できなくなったアメリカの支配者階級は黒人を安易に逮捕して囚人として強制労働に着かせたらしいけどソレもやりにくくなったあとはメキシコからの不正侵入者を労働力として受け入れソレの要らなくなった結果トランプ大統領が壁を造ると言いだしたのですね。

9月14日(月)
朝ベッドのなかで『マンガ古典文学 方丈記』読了。水木しげる氏のマンガも面白かったけど巻末の荒俣宏氏の解説も凄かった。『方丈記』の無常観と宇宙原理は『平家物語』『奥の細道』から石川啄木へと継承されるのですね。ゆく河の流れは絶えずしてしかもとの水にあらず…→祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり…→月日は百代の過客にして…東海の小島の磯の白砂に…というわけですね。ナルホド。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。残暑和らぎ秋風ぞ吹く。坂道を一気に登ると汗ばんで暑さを感じるけど水風呂は風邪をひきたくないので不要ですね。ワン。終日デスクワークは春陽堂Web新小説連載の連載『スポーツは文芸をどう彩ってきたか第5回 虫明亜呂無と倉橋由美子 究極のスポーツ小説は「愛と死」の身体的表現』の校正やらナンヤラカンヤラやったあとに夕方は『ニューズ・オプエド』。今日のゲストは青島健太さんと溝口紀子さん。プロ野球巨人菅野の快進撃や柔道とコロナについて聞いたあと大坂なおみの黒マスクの話題と東京オリパラを来年開けるかどうかの話題。溝口さんのフランス情報では最近の新型コロナ感染者の増加で開催予定だったブカレストでのEUの柔道大会が中止になったとか。番組前に春日良一さんに電話で確かめたところが大坂なおみの「名前入り黒マスク」は今のところオリンピックでは禁止されるとのこと。仕方ない面もあるけどそのあたりからオリンピックの改革も必要かも…とかイロイロ話して番組を終えてアフタートークで青島さんに『紀元2600年の満州リーグ』を薦めたあと春陽堂Web新小説での連載を引き継いでの『Weeklyスポーツ萬歳』第14回の収録。テーマは「スポーツと身体」で「股関節はどこにある?」。股関節って英語ではhip jointなんですよね。イロイロ話したあと『オプエド』のニューズ原稿を書いてるスタッフから「原稿でスポーツ選手の名前は呼び捨てにしてイイのか?」との質問。小生の答えは「呼び捨てで良い。それが当たり前だった」。それが崩れたのは江本孟紀さんが若くして引退して解説者になって大学時代の先輩選手らを呼び捨てにできなくなって山本浩二選手とか田淵選手とか「選手」という言葉を使って以来妙に「さん」付けでスポーツ選手を呼ぶようになってしまいましたね。長嶋茂雄が現役選手を引退したときに虫明亜呂無が「長嶋茂雄さんの姿は…」と「さん」付けで書いた文章は新鮮でしたけどね。スポーツマンへの「さん」付けは特別な場合だけというのがイイと思いますよ。

9月13日(日)
朝ベッドのなかで水木しげるの『方丈記』読み直す。鴨長明と会話しながら源平の時代の京の都と人心の荒廃ぶりが見事に描かれている。やっぱりこの人は大天才だったんですね。今頃改めて気付いたのは情けない。ワン。ベッドから出て大坂なおみの全米オープン優勝決定のシーンを見てから黒兵衛と散歩。不当な死に見舞われた人物の名前を記した黒マスクも精神的パワーになったのかな?空気はかなり涼しく秋っぽくなった。とはいえ坂道をノンストップで黒兵衛と歩くと汗だく。ワン。水風呂が気持ちイイ。けど扇風機に当たると少々寒い。季節は確実に変化しますね。今日も終日デスクワーク。今週末から4連休なので連載原稿の締め切りが早まっていたことを忘れていたことに気づき慌てて『ZAITEN』の原稿を書き出す。テーマは中国の香港・ウイグル・チベット・内蒙古等に対する人権抑圧に対して世界中の多くの人権団体が北京冬季五輪の開催再考を訴えた件について。中国政府は「スポーツの政治利用」と反論したけど「政治利用」はどっちもどっち。反戦平和も政治運動にほかならない。ということはオリンピックも政治運動の一種。民主主義でしか生まれない反暴力の象徴であるスポーツという文化をIOCが押し進めるなら人権団体の声にも耳を傾けるべきでしょう。北京冬季を中止するのでなく大坂なおみの平和的非暴力的意思表示行為を認めるという選択肢もIOCにはあるはずですよね。夕方原稿を書きあげて大相撲。貴景勝強い!あっ。朝乃山が遠藤にぶん投げられた。横綱二人休場でも面白いですね。明日の『ニューズ・オプエド』のゲストは野球解説者の青島健太さんと柔道家の溝口紀子さんだけど相撲ジャーナリストの荒井太郎さんにも電話出演をお願いしましょ。晩飯は久し振りに『鮨処もり山』へ。サスガは粋なお寿司屋さん。透かし彫りの入った檜枠の間仕切りで美味しい魚や土瓶蒸しに満足満足。

9月12日(土)
朝ベッドのなかで水木しげる『猫楠ー南方熊楠の生涯』読み続ける。ホンマカイナと思えるほど豪快な童心の持ち主の大学者先生熊楠の生涯が痛快に描かれている。そもそも「熊楠」を描くのに「猫楠」というタイトルで猫を語り部に持ってきたアイデアが凄い。やっぱり水木しげるという人物は相当の大天才ですね。それにしても明治大正昭和初期の和歌山県田辺市の豊かなこと。地元の芸妓の文化もありますからね。同時期の新潟県長岡市も豊かだったことは小林信也さんのノンフィクション『柳都新潟古町芸妓物語』(ダイヤモンド社)に詳しいが昔は地方も元気だったんですね。東京の一極集中が過度に進んだのは64年東京五輪のせいかな?それとも交通の過度の発達のせい?もう元には戻れないのか?このあたり石破氏は気付いてるのか?3人のウチ自分の言葉で喋ってる(活字を読んでるだけではない)のは彼だけですからね。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日原稿書き。講演会が中止になった代わりに機関誌に原稿を頼まれたので。依頼主は「部落解放人権フェスティバル」でテーマは「スポーツと人権」。大坂なおみの黒いマスクのことから書き始めようかな。アレは政治問題ではなく人権問題ですからね。それにスポーツは民主主義社会からしか生まれない文化ですからね。しかし大坂なおみが来年の東京五輪でも黒いマスクをつけて出場したらIOCはどーするのかな?メキシコ五輪で黒手袋の拳を国旗に向かって振りあげたスミスとカーロスを五輪から追放したように大坂なおみも追放されるのかな?それとも現在にカーロスが政治発言や個人の主張を禁止しているIOC憲章の改正を要求しているのを受け入れて警官に撃ち殺された黒人の名前入り黒マスクを認めるのかな?イロイロ考えるが締め切り日までマダ少しあるので『猫楠』に手を伸ばしてあまりの面白さに読み切ってしまう。森を壊すなと神社の合祀に反対して官憲相手に大暴れしたり真っ裸で蟻や粘菌の研究をして珍宝を噛まれて大騒ぎしたり大酒を呑んで芸者を呼んで踊りまくる男が昭和天皇に呼ばれて御進講を行ったり。熊楠についてはイロイロ本も読んだつもりだったけどこの水木先生の『猫楠』がいちばん面白かった。晩飯映画劇場はハンフリー・ボカート主演の西部劇『黄金』。一攫千金を狙って金鉱を探す男たちが金を巡る欲望のぶつかり合いで編み出す様々な人間模様。さすがジョン・ヒューストン監督の映画だけあってタダの西部劇ではない奥深いヒューマン・ドラマでした。満足。

9月11日(金)つづき
銀行へ行ったあとヨメハンの買い物に付き合ったついでに本屋へ。角川文庫で水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎スポーツ狂時代』を買いたかったけどなかったので棚を眺めていたら『猫楠―南方熊楠の生涯』を発見!水木しげるさんはこんなんも画いてはるんですねえ。解説は中沢新一&荒俣宏。すぐに購入。ついでに『Number 藤井聡太と将棋の天才』も購入。『Number』を買うのは何年ぶりかなあ(笑)。帰宅後すぐに読み始めるが表紙には「Wnbder Athletes on Board」とあるのに将棋がAthleticsの一種であるとのスポーツ論は書かれていない。これでは単に藤井聡太人気に便乗しただけですね。残念。こんな編集方針だと今にeスポーツ特集もやるのかな?将棋はスポーツだけどeスポーツはスポーツ競技として認められないというのが小生の持論。『今こそ「スポーツは何か?」を考えてみよう!』読んで下さいと宣伝しときます。晩飯映画劇場は途中『チコちゃん』を挟んで『拳銃王』。ワイアット・アープと人気を二分した西部開拓時代のGunfighter(原題)リンゴー・キッドをグレゴリー・ペッグが演じている。アープや友人は保安官に。ジミー・リンゴはアウトローに。1時間半によくまとまった映画。リメイク版を見たいな。あったような気が…。ベッドのなかで『猫楠』読み始める。面白い。

9月11日(金)
朝ベッドのなかで『スポーツの文化史』最後尾のエピローグから改めて読み始める。面白い。魚釣り・熱気球・大砲発射・消火活動・鳩撃ち・グライダー・水上スキーなどがオリンピックの公開競技として行われていたこともあったのですね。そー言えば以前アメリカのペーパーバックでPistol Dueling(ピストル決闘)が正式競技だったと書いてあったのを読んだことがあった。大修館の『スポーツ大事典』の記録には載っていないからこれも公開競技だったのかな?鳩撃ちは本物の鳩を撃ち殺したらしいけどPistol Duelingはマサカ実弾は使用しなかったのでしょうね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。秋の匂いが日に日に濃厚になってくる。ワン。とはいえ汗だくには変わりなく朝の水風呂が気持ちイイ。朝明日掲載の日経書評の最終校了チェックなどして昼からはヨメハンと一緒に銀行へ。収入はコロナで激減なのに消費税やら地方税やらマイッタなぁ。まぁ楽観論者ですからなんとかなりまっしゃろ。悲観主義は気分の問題。楽観主義は意志の問題ですからね。出かけようとしたところへ東京新聞特報部から電話。元なでしこジャパン代表の永里選手が神奈川県2部リーグの男子チームに入ったことについて意意見を求められる。スポーツの男子女子という分け方への疑問が世界的にあがっているなか日本のスポーツ界は女性差別がまだまだ甚だしい。箱根駅でも高校野球も男子だけで柔道の日本選手権も女子は武道館を使えませんかね。そんな日本のスポーツ界に対する意思表示として永里選手の行動は評価応援したいですね。

9月10日(木)
朝ベッドで木原敏江の漫画日本の古典『雨月物語』。よく知ってる古典を漫画で読み直すのも一興。できれば5人くらいの漫画家が同じ作品を競作してほしいですね。この『木原雨月』はかなりハイレベルですね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。IOCコーツ東京五輪調整委員長の「コロナがどうあっても東京五輪は来年開催」の発言を批判。しかしこの発言があって日経平均株価が上昇したというのは考えてみれば不思議な話ですね。現代社会はすべて虚構の中で動いてる問いことですかね?ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。まだまだ残暑。帰宅後日経書評欄を校了したりイロイロ仕事してるとIOCバッハ会長の発言がニュースとして入ってくる。「300日後の世界がどうなってるかは誰にもわからない」そりゃそうだ。「感染対策に万全を期して開催を…」それしか言えないの?税金を使い続けるのだからせめて開催か中止かの決定の期限くらい言ってほしいですね。それより北京冬季五輪の開催反対論が強まってるらしい。世界各国の150以上の人権団体が香港問題に対する中国政府の不当な政策は五輪開催国としてふさわしくないとIOCに中止を促しているらしい。これを政治問題でなく人権問題とするなら北京冬季五輪を開催したうえで会場でアメリカの黒人差別に抗議するのと同等に中国政府の「香港処分」に対する抗議も可能ですよね。さらに多くの人権団体が内蒙古・ウイグル・チベットに対する中国政府の人権抑圧についても五輪開催国として相応しくないとIOCに抗議したらしい。IOCサンどーですか?いろんな意味でオリンピックは変わり目を迎えてますね。晩飯オペラ劇場は昨日に続いてヴェルディ『ドン・カルロ』2幕以降最後まで。モデナのオペラ・ハウス公演は演奏も演出(ヴィスコンティの弟子らしい)も素晴らしいけど作品そのものが見事ですね。満足満足。 

9月9日(水)
朝ベッドで読書…と思ったがマダ縦に細かく並んだ活字とベッドの上で格闘する気にはなれず昨夜持ち込んだ漫画版ジェームズ・ジョイス『ユリシーズ』を夜と朝で一気に読了。うむ。コレは漫画でなく丸谷才一訳を読まねば…と前にも思ったことを思い出す。なかなか思ったことができないのが人生ですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワークは『スポーツゴジラ』の原稿書き。何のための東京五輪か?フォーラム8のPR誌『Up & Coming』に書いたコラムに詳しく肉付けして400字詰め原稿用紙10枚書きあげる。完成したのは夕方の午後5時。ま。そのくらいはかかりますね。ふううう…と息をついてメールで送稿。IOCのジョン・コーツ東京五輪調整委員長の発言は原稿では無視することにする。「コロナがどうあっても東京五輪は延期も中止もなく開催する」というのは無責任すぎる意味のない発言ですからね。そんなことをIOC副会長になった人物が口するなら「延期にかかる追加費用はすべてIOCが責任を持つ」くらいの発言を付け加えないと意味ないですね。それに「東京五輪の開催は東日本大震災からの復興のため」という彼の発言も理解不能。ならば何故ボート&カヌー会場の東北移転に反対したの?「東京オリンピックは東京ですべき」と言ってたくせに国際陸連のマラソン&競歩の札幌移転には即座に賛成ですからね。世界ボート連盟の元評議員としてはボートは東京でと主張したかっただけ?ま。そのあたりは無視して日本のスポーツ界の経済的&文化的発展のための東京オリパラ招致の意味を原稿に書く。晩飯&TVニュース&風呂のあとビール呑みながらオペラ劇場はヴェルディ生誕200年最近にモデナのパヴァロッティ記念オペラ・ハウスで上演された『ドン・カルロ』。新たに5幕モノとして改訂されての上演らしいけどカルロとエリザベッタの出逢いと悲劇がよく理解できますね。3幕意向は明日にしてベッドへ。

9月8日(火)
朝ベッドでヴォルフガング・ベーリンガー『スポーツの文化史 古代オリンピックから21世紀まで』(法政大学出版局)中世からのつづきを読み始める。秋になってきましたからね。活字が頭に入るようになったかな。いや。まだかなあ。中世ヨーロッパのスポーツがつまらないのですね。明日からは最終章の現代オリンピックから逆の読みことにしよう。ワン。ベッドから出て朝飯のあと黒兵衛と散歩。残暑の陽射しはまだまだ暑いけど影が長くなって陽陰には秋風。数年前の颱風の塩害によって桜の紅葉が汚く落ちていたのが少し持ち直して美しくなったかな。ワン。汗だくのあとの水風呂から出るとかなり涼しく感じられるようになった。終日デスクワークは日経の書評やフォーラム8の機関誌の校正。そして『スポーツゴジラ』の原稿を書き始める。途中いくつか電話。オリンピック中止決定?…かどうかを知りたいわけ?…マダ情報と言えるモノはないですね。久し振りに晩飯オペラ劇場は『アイーダ』。ヴェルディ生誕200年祭のパルマ歌劇場公演。演奏は素晴らしいけどそれ以上に素晴らしのはヴェルディの創った音楽ですね。凄い迫力と美しい旋律。魂の在りかと愛の在りかを教えてくれる音楽ですね。『スポーツの文化史』読みながら寝よ。

9月7日(月)
朝ベッドで今日の『ニューズ・オプエド』のゲストである本間龍さんの『ブラックボランティア』(角川新書)読み直しておく。前に読んだときの傍線を引いた箇所のみ読み直すが「やりがいボランティア」という「搾取」はやはり問題ですね。以前首都高に選手の移動が渋滞に巻き込まれないため五輪専用レーンを儲けるという話が出たとき損失補償の話題が出て驚いた。一般のボランティアには無償だが企業には補償が必要なのか?ヨット会場となる相模湾の漁民には漁場を借りるのだから補償(借り賃)は必要だろうが元公団の会社に補償は不要ではないの?電通はボランティアでは動かないのかな?いや。タダほど高いものはないという結果になりかねないかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。颱風の影響で雨が降ったり止んだり。颱風はやはり颱風と書く方が台風よりも颱風らしいですね。ワン。水風呂を浴びたあと昨日書いたPR誌の原稿を推敲して送稿。ふうう。昼寝のあとイロイロ仕事して準備して夕方『ニューズ・オプエド』スタンバイ。ゲストは本間龍さんの他に元JOCでげんきなアトリエ代表の春日良一さん。本間さんは1年延びた東京五輪の中止を1日でも早く決定すべしとの意見。WHOも冬のインフルエンザとコロナの同時蔓延を懸念しているうえ安全なワクチンが早く市場に出まわるとは考えられませんからね。春日さんは元々オリンピックに「延期」など存在しないのだから本当なら今年中止を決定すべきだったが延期したからにはギリギリまで開催を目指すのがスポーツ精神という意見。本間さんは選手のことを思うと気持ちはわかるがカネがかかりすぎるうえ誰が儲けるのかを考えるとやめた方がイイという意見。いろいろ話し合ったけどこーゆー話し合いを何故今マスメディアはやらなくなったのでしょうねえ?大手新聞社が軒並みスポンサーになっていること(ジャーナリズムが機能しないこと)こそ大問題ですね。諸外国ではメディアが五輪のスポンサーになることなど考えられませんからね。こーゆー五輪問題の討論は『オプエド』Opposite Editorialで今後も続けていくことを約束して番組終了。ふううう。今月末には組織委がどんな五輪縮小案をていじするのかな?アメリカの放送局NBCから多額の放送権料を得ているIOCはどーゆー態度に出るのかな?

9月6日(日)
朝ベッドで黒鉄ヒロシ『葉隠』(中公文庫)再々読。また本棚から漫画を引っ張り出してしまう。暑いですからね。しかし「黒鉄葉隠」は面白い。パラパラ見るだけのつもりがキチンと絵を追って字も読んでしまう。黒鉄さんの絵は線が綺麗ですねえ。コマ割りの組み立ても鋭いですねえ…なんて生意気言ってはいけませんねえ。何度読んでも感服。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。そー言えば黒鉄サンの漫画に赤兵衛がありましたね。『ビッグコミック』だったかな。漫画も含めて雑誌が元気な時代でしたね。今は…俺が読まなくなっただけかな?ワン。違うかな?ワン?終日原稿書き。「FORUM8」のPR誌の連載を一日かかって仕上げる。1年延期になった東京五輪はそもそも何のために招致するようになったのか?企業PR誌向けにスポーツ産業の話を中心に。そのスポーツ産業の拡大を邪魔しているのは大手マスメディアである…という話は紙幅の関係もあって他誌にとっておくことにする。明朝読み直して送稿することにしてとりあえずビール&晩飯&颱風のニュース。颱風はかつてお祭り気分だったというのは不謹慎だろうが子供の頃深夜に第2室戸や伊勢湾台風が通り過ぎるのを停電した居間の四畳半で卓袱台に置いた蝋燭を囲んだ記憶は特別の日だった。夕方までに裏の2階のガラス窓にベニヤ板を打ち付けて一仕事終えた親父は熱燗。子供はざる蕎麦。なぜかテレビ画面は『ローハイド』。今回は奄美から九州の人は大変でしょうが神奈川はあまり関係なくときおりニュースを見ながら昨年のザルツブルク音楽祭ハイティング指揮ウィーン・フィルのNHK-Eテレを楽しむ。楽曲はブルックナー交響曲7番。初めてウィーン・フィルの来日公演のチケットを買った時の演目がコレ。実はカルス・クライバー指揮で「未完成交響曲」とウィンナ・ワルツの予定がクライバーのドタキャンで指揮者がシノーポリに代わり楽曲も変わってガッカリした。ウィーン・フィルの音色はサスガだったけどブルックナーは苦手。音楽が煮え切らない感じで良さがマダ理解できない。もう少し歳を取れば…70歳を超えれば良さがわかるのかな?お楽しみはこれからだ。演奏のあと前から2列目の席で目の前にいた若い生意気そうなヴィオラ奏者の聴衆を見下したような眼を今も憶えている。テレビに映った金髪のヴィオラ弾きがそいつかな?寝よ。

9月5日(土)
朝ベッドでつのだじろう『怪談』(中公文庫)再読。最近夜中にエアコンをつけなくても良い日が2日ほどあったけど暑さがぶり返してエアコンをつける。プラス小泉八雲はべつに暑さとは関係なく今昔物語の延長。今年の夏は戦争モノ→水木しげる→怪談で一区切りかな。近々またスポーツ本の勉強に戻ることにするか。そー言えば一昨年だか去年だかに初めて島根に行って全県制覇を果たした折に出雲大社や松江城に足を運んだとき小泉八雲記念館も(外側だけ)訪れた。松江は静かな町で寂しくもあったが景観も美しく文化的にもいろいろ充実しておりチョイと住んでみたいなぁと思ったモノでした。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。まだまだ残暑。ワン。水風呂のあとデスクワーク。今月書かねばならない東京五輪をテーマにした3本の原稿のために資料を調べ直す。東京オリンピックの招致が具体化したきっかけは福岡五輪の立候補だったんですね。それが名古屋&大阪の二の舞(三の舞か?)になることを怖れたJOC関係者が都庁関係者に訴えて石原都知事の気持ちを揺すぶったのですね。その一方でスポーツ議連の面々がスポーツ振興法の改定(基本法の設定)とスポーツ庁の創設とスポーツ産業の発展(5兆円のマーケットを15兆円に広げる)を目指して五輪招致に合流。一度目はリオに敗れたあと3・11で復興五輪の名目が付与されるのですね。ということはスポーツ庁もできてスポーツ界の目的はほぼ果たされたのですね。あとは「お祭り」を盛りあげるのみ?ならばコロナ禍で延期でも中止でもいい?東京大会中止なら北京冬季も中止とIOCの重鎮も明言したことだし…開催に熱心だった安倍総理も退陣したことだし…それでも収まり始めたかとも思えるコロナ禍で東京五輪を開催しなければならない理由は?…開催したほうが素晴らしいと断言する人の意見を聞きたいですね。先々月テレビ出演でお会いした馳浩スポーツ議連幹事は開催or中止の判断のタイムリミットは予選開催の可能性の判断を見据えて来年1月と言われたけど…どーなることやら…?

9月4日(金)
朝ベッドで水木しげる『今昔物語』再読。安倍晴明が出てくるまでもなく古代中世の日本はオカルト社会だったんですね。いや江戸時代までそうかな。狸奉行とか河童奉行がいたという話を以前荒俣宏さんに伺ったがことがありますからね。あ。河童というのは江戸時代にキリスト教が禁止されて追放された伴天連が山の中に逃げ込み川へ水を飲みに来た姿から生まれたと以前テレビのドキュメンタリー番組で上岡龍太郎さんがレポートされてましたね。伴天連の頭の天辺が河童の皿のように剃られていたとか大分の河童祭りの踊りの歌詞はポルトガル語だとか。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。しかし今昔物語の原文が読みたくなったなぁ。挑戦するか。ワン。午前中坂本邦夫『紀元2600年の満州リーグ』(岩波書店)の赤線を引いた部分を読み直しページを追ったり付箋をつけたり。昼飯のあと日経書評欄の原稿を執筆。わずか40字詰め原稿用紙2枚とチョットの原稿で2時間で書ける予定が3時間かかる。マァ書評原稿はそんなもんかな。推敲を結構しますからね。タイトルは『初めて書かれた戦前日本プロ野球の「正史」』。これは小生の書きたいことを表しただけで編集者がさらに簡潔で良いタイトルをつけてくれるでしょう。タイトルの権利は編集者にありますからね。××君!書評の書き方少しわかりましたか?原稿書きのあとは冷たいビール!阪神巨人戦は珍しく阪神が戸郷を打ち崩して押さえの切り札ソアレスで逃げ切る。ま。こういうこともタマにはありまっしゃろ。日本政府がワクチン集めを急ぐのは東京五輪のため?副作用が出なければいいけど…。菅官房長官は安倍総理を引き継ぐ?ならばアメリカから大量に武器を買い続けるのですかね?風呂入って焼酎呑んでネル。

9月3日(木)
朝ベッドで水木しげるさんの戦争漫画『敗走記』再読。太平洋戦争南方戦線をここまで描いた本は他にないでしょうね。あ。大岡昇平の『野火』がありましたね。しかし文学作品はチョット辛すぎますね。帝国陸軍軍曹で中国戦線へ3度渡った我が親父も辛いことがいっぱいあったでしょうが揚子江に手榴弾投げて魚獲って食った話とかもしてましたからね。水木しげるさんの戦争漫画も生死をさまよう無惨な闘いのなかにも人間らしく生きている姿描かれている救いがありますよね。大岡昇平の小説のカニバリズムを市川崑が具体的描かなかったのは正解でしょうね。今年も8月が終わったから戦争モノは終わりにしようかな。ワン。おおーっと黒兵衛と散歩の前にRKB毎日放送『インサイト・コラム』ZOOM出演。対レイズ戦でのヤンキースの田中投手のデッドボールから乱闘になりそうになったのを取りあげてデッドボールとは何?というお話。明治時代には打者は避けるとデッドボールと認められなくて一塁に行けなかったそうですね。逞しい豪漢が堂々と球にぶつかれば一塁へ行けたらしい。しかしデッドボールという言葉はhit by pitchとは理解されませんね。バスターbasterも通じませんね。なんて話をイロイロ。聞きたい方はRKB毎日放送のホームページにアクセスしてください。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。書評に取りあげる本を読んで…スポーツゴジラや連載用の東京五輪用の原稿を準備して…あっという間に晩飯。原稿は明日書こ。次期総理は管官房長官に決定…ですよね。ならば1年後は河野総理誕生か?西武ライオンズの監督が広岡監督から森監督に替わったとき名参謀は監督に不向きとか森監督には参謀がいないとか言われたけど森監督は西武ライオンズ黄金時代を築きましたよね。だったら菅総理も長期政権?野党が弱いですからねえ。

9月2日(水)
朝ベッドで本を読むのが苦しくなるときがある。活字を追うのがしんどく感じられてしまうのだ。そういうときは漫画をめくる。活字の量が減って絵を見ることが中心になると何故か楽になる。読む→見る。動画を見るのはもっと楽になるのかも。それがYuTubeぼ流行ってる理由かな。虫明亜呂無さんのお葬式を取り仕切らせていただいたとき山口瞳さんが来られて「虫明さん貴方は見ることのできる人でした」と挨拶されたのが忘れられない。実は「見ることのできる人」というのはさほど多くはないのですね。ベッドで水木しげるさんの漫画『姑娘(クーニャン)』や『白い旗』を読みなおしてみる。戦争の実像(その悲惨さや兵隊の本音)を見事に描いたのは水木しげるさんの漫画ですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。木陰の風は爽やかだけど太陽の輝きはまだまだ強烈。秋風に負けてもイイのに残暑かな。季語が二つ入ると駄目かな?ワン。午前中いろいろ仕事のあと午後から『昭和○年男』というシリーズを出している出版社の編集者とライターからZOOMでインタヴューを受ける。テーマは『昭和50年男』でその年の生まれた男たちにとってのスポーツ。なかなか面白いテーマで1966(昭和41)年の丙午(生まれた人が前後の年寄り100万人以上激減)と1993年(平成5)年のJリーグ誕生という二大事件がその後の日本のスポーツ界に大きな影響を与えたことをいろいろ話してソレ以前と以後では日本人のスポーツ観ががらりと変わった話をする。ZOOMで2時間喋ると疲れるものですね。晩飯映画劇場に『ブレードランナー』でも見直そうかと思うがヘヴィーに感じられたので野球見物。タイガースはアキマヘンなあ。最後に近本が簡単に併殺打とは情けない。次期総理大臣も決まったことですから寝よ。管官房長官は1年間だけのツナギかな?オリンピックを見事に成功させたら来年の総裁選以降も続くのかな?いずれにしろ五輪が政治で語られすぎる今日この頃ですなぁ。

9月1日(火)
朝ベッドで目覚めてすぐさま涼しさを感じる。爽やか。エアコン要らず。しかし秋っぽくないのは秋はやはり夕暮れで曙は春なんですね。黒兵衛と涼しいなかを散歩。しかしマダ夏の残暑。汗だくになる。ワン。水シャワー&水風呂が爽快。デスクワークもエアコン要らず。今夏初めてかな。自民党的ではない衆院議員にアナタは何故自民党に?と訊いたことがある。合計4人に訊いたが答えは皆同じ。game playerになりたいから。outsiderで終わりたくないから。気持ちはわかるんですけどね。その結果集団的自衛権も特定秘密保護法も辺野古基地問題も森加計桜黒川河井の諸問題もスルーしてしまうってのが問題ですよね。自民党のリベラル派も巻き込んだ野党勢力の結集が必要ですよね。それに日本共産党は早く名前を変えなきゃ。しかし総裁選で誰も東京オリンピックのことを言わないのは何故?夜はプロ野球を楽しむ。菅野も勝てないときはありますね。中日大野の投球が見たかったなあ。見渡せば花も紅葉もなかりけり俺の苫屋の秋の夕暮れ。寝よ。