8月29日(金) ベッドで『国防の日本史』を読む前に『ちくま9月号』を広げて蓮實重彦氏の『些事にこだわり27』と題する連載コラムを読み出すと《「日本人の一塁手」を意味する英語をカタカナで標榜するさる政党の不気味な躍進》という文章が出てきた。一瞬「?」。だが次の瞬間ガハハハハハハとベッドで独り大笑い。こーゆー参政党批判は痛快ですね。『国防の日本史』は関東大震災へ。《朝鮮人虐殺以外にも陸軍の甘粕正彦憲兵大尉が無政府主義者の大杉栄らを虐殺した甘粕事件。千葉県国府台の野戦重砲兵第一連隊の中尉が中国人運動家の王希天を殺害した事件。同県習志野の騎兵第一三連隊が社会主義者を殺害した亀戸事件などが発生》すべて軍人(軍隊)が「国防」の名の下で行った事件なのですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。南関東は雨が一滴も降らない。がニュースにならない。それは大きな被害が生じてないから?ワン。デスクワークは一昨日書いた(株)フォーラムエイトのPR誌『Up and Coming』の連載『スポーツは教えてくれる』の原稿をブラッシュアップして送稿。その後終日を費やして本ホームページの更新原稿を作成して送稿。晩メシは甲子園に帰ってきた虎対巨人を見ながら。虎は負けても余裕の強さですね。しかし甲子園にチアガールは何故か似合いませんね…と思うのは老虎狂だけかな?寝る前に何日か前に録画したNHK-BS海外ドキュメンタリーのスピルバーグを見る。ナルホド。傑作・快作から駄作まで見事なエネルギーですね。そのパワーを子供時代の体験から掘り起こしてるのは凄いですね。
8月27日(水)つづき デスクワークは連合通信の連載『スポーツ玉手箱』に高校野球の暴力事件はスポーツが民主主義社会から生まれたとということを知らない(高校生に教えられない)大人(教師や監督)の責任というコラムを書いて送稿。続けて(株)フォーラムエイトのPR誌『Up and Coming』の連載「スポーツは教えてくれる」に日本野球今夏の2大事件の共通点を書く。高校野球の暴力事件もWBCのTV中継がなくなることもどっちも「新聞+TV=クロス・オーナーシップ」のオールドメディアの責任ですよね。晩メシは横浜vs阪神戦を見ながら。虎の育成上がりの投手がハマのエースに勝つ。虎は何でこんなに強いねん。今日送られてきた筑摩書房のPR誌『ちくま9月号』を持ってベッドへ。斎藤美奈子さんの連載『世の中ラボ184回』は「参政党躍進の先に見えるヤバすぎる未来」。《トランプも参政党も陰謀論と親和性が高くカルト宗教を思わせる。だが最大の問題点はそれが政治と直結している点だ》参政党の「躍進」を危惧する人は帯に《なぜ文明国ドイツにヒトラー独裁政権が誕生したのか?》(講談社現代新書)と書かれた石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書)を読みましょう。小生も再読します。
7月30日(水)つづきのつづき RKBラジオで喋り出す直前スタジオの田畑アナが突然「津波警報と注意報」を言ったのでナンノコッチャと思いながら高校野球改革案を話したけど番組終了後にテレビでカムチャツカ半島付近での大地震を知る。我が家は一応湘南地域とはいえ海からはかなり遠いうえ坂の上なので津波を心配する必要はない。その代わり東海道線や新宿湘南線が止まったので大船駅や藤沢駅のタクシー乗り場の長い行列と混乱の様子がTVニュースで取り上げられた。幸い小生は近所の駅の混乱とは無縁にデスクワーク。晩メシは近々名古屋のオペラ講座で取り上げるミュージカルをチェックするためコール・ポーター作曲の『キス・ミー・ケイト』のロンドンの舞台を見ながら。シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』のパロディは面白いけどこーゆーオールドファッションのミュージカルはほとんどオペレッタと呼ぶほうがふさわしいですね。2人組のギャングが歌う♪Brush up your Shakespeareはオモシロイですね。こーゆー古いスタイルのミュージカルをバーンスタインのWest Side Storyがぶち壊したわけですね。なるほど。ミュージカルとも津波とも関係ないけどタイガースは呆れるほど強いですなぁ。
7月12日(土) ベッドでの読書はジャレド・ダイアモンド『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』(草思社文庫)。ナルホド。生殖(子作り)でなく快楽で性の営みを行うのはボノボ(チンパンジーの一種)とイルカと人間だけなんですね。以前スポーツ議員連盟の会議に出席したとき当時スポーツ大臣だった鈴木大地氏から「セックスはスポーツか?」と質問され「スポーツは本質的に無償の身体的行為であり子供という具体的成果を生む可能性が少しでも存在する行為はスポーツと言えない。また身体的努力によって身に付けた能力を競ったり満足を得たりするのではなく天賦の資質で満足を得る行為もスポ−つとは呼べない」と答えた。この小生の定義で間違ってないと思うが日本体育大学理事長である松浪健四郎氏は日体大の英語名をNippon College of Sports EducationからSport Science Universityの変更したとき日本名も体育大学からスポーツ(教育)大学に変更すれば良いのに…と言うと「スポーツにはセックスも含まれるからダメだ」と言われた。確かに広義のスポーツには音楽や絵画と同様セックスも含まれるかもしれませんね。ワン。