この原稿(対談)は,岩波書店の月刊誌『世界』2002年5月号に掲載されたものです。この小生の連載対談は2001年2月に開始され、ゲストは他にも、^谷千春(IOC委員)、森祇晶(横浜ベイスターズ監督)、川淵三郎(Jリーグチェアマン)、宿沢広朗(日本ラグビー協会理事・日本代表強化委員長)、木村政雄(吉本興業(株)常務取締役)、広瀬一郎(スポーツナビCOO)、高橋健次(日光アイスバックス代表取締役)、辻口信良(弁護士・スポーツ問題研究会代表)、古田敏明(女子バレーボール・アメリカ代表チーム監督)、ェ人親王らの各氏にに登場していただき、日本のスポーツの問題点や改革案などを話してもらいきました(肩書きはすべて対談当時のものです)。渡邊恒雄氏(読売新聞社社長・主筆)登場していただけなかったのは残念でしたが、日本のスポーツ界の第一線で活躍している各氏から忌憚のない意見を引き出せたのは、インタヴュアーとして大満足のゆく企画でした。なかでも、日本でメジャーの開幕戦をやる時代になった今こそ読み直していただきたいのが「アマ球界の首領(ドン)」山本英一郎氏へのインタヴューです。もしも彼が今もご存命なら、アメリカ・メジャーの「二軍(ファーム)組織」と化してしまった日本の野球界の現状(為体=ていたらく)を、どのように表現されるか?……そんなことを考えながら、どうか皆さん、この”蔵出し”を、是非とも御一読ください。 |