タマキのナンヤラカンヤラ  |
2月7日(日) 荒神去ってメディアはバンクーバー・モード。メディアで仕事をするうえで最も困難なことは「息継ぎ」やね。きちんと休んで息を継がんと酸欠になる。先週日曜にツキイチの酸素補給をしたはずやのにツキイチではアカンのかな。あ。安息日はシュウイチやもんな。午後からヘア・サロンへ。『マンガ太平記』に続いて今読んでる本(渡邉大門『奪われた「三種の神器」皇位継承の中世史』講談社現代新書)を持って出るのを忘れたので次女から佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』を借りる。元看護師にとってもオモロイらしいけどそーでない者にとってもなるほどオモロイ。しかしマンガは絵を読まなアカンから読むのに時間がかかってイカン。晩飯オペラ劇場は昨日のコンサートの続きで『椿姫』。もちろんボンファデッリとブルゾンでドミンゴ指揮ゼッフィレッリ演出の逸品。心休まる。
2月6日(土) 荒ぶる神(横綱)は綿津見の彼方へ消えたらしい。まれびと去りて何残る?朝残務処理。バタバタした一週間で雑務が残った。午後から横浜山下公園の県民ホールへ。広上淳一指揮神奈フィルとテノール佐野成宏さんソプラノ中嶋彰子さんによるオペラ・ガラ。ビゼー・ヴェルディ・プッチーニを堪能。司会者五月蠅すぎたのは残念。終わって楽屋へ。佐野さんに忠臣蔵をよろしくお願い。その後『鮨処もり山』へ。S・Y氏にインタヴュー。別に名前隠さなくてもいいのですけどイヨイヨ新潮45での『プロ野球血風録』連載開始が近づいたのでお楽しみ。まずはソノ前段階となるS・Y氏御自身の話を聞かせていただく。朝鮮半島・九大医学部・長州・岸・佐藤・企業スパイ・アリゾナ・原爆シェルター…etc.野球抜きで早くもあまりに面白い話に圧倒される。今日も長い一日。帰宅してサッカー・チェック。うわっ。弱い相手に何しとるねん。W杯前のエエ薬か?
2月5日(金) 荒ぶる神(横綱)が此の世を去って豊葦原秋津島瑞穂国には安寧秩序が戻りました…というわけか。まぁ日本文化では荒神も含む八百万之神を尊ぶからこれで良しとすべしでしょう。相撲人気は確かに一時的に落ちるけど二千年の歴史のなかでは些細なことです。それより改革などというワケのわからない言葉を使わず日本文化としての相撲文化を現代社会でも発展開花浸透させる方法を考えるべし…という話をMBS東京事務所へ行って『ちちんぷいぷい』生出演でもっと噛み砕いて語る。りんごさん絶妙のツッコミありがとさんです。しっかし東京のビル群が窓の外に広がる光景のなかで西クンの司会する『ちちんぷいぷい』をモニターで見るのはオモロイ。異次元空間がドッキングしたリドリー・スコットの世界みたい。帰宅して晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド監督主演『アウトロー』。見事にハリウッド感覚を残した異色西部劇。そうか。これはアメリカ建国200年記念に作られた映画か。すごいな。組織vs個人のテーマが徐々に深まってるなぁ。最新作のマンデラを取りあげた映画ではどないなってるんやろ?大学時代に下宿してた四畳半のアパートの近くにあった喫茶店兼スナックのママさんより葉書。『浅川マキさんのこと。やっぱり貴方が書きましたね。私は「赤い橋」のメロディが浮かびました…』いま73歳とか。懐かしい。嬉しい。今週は天手古舞いで仕事にならなんだなぁ。いや。これが俺の仕事か。
2月4日(木) 昨夜つらつら思い出した「無根拠の自信」という言葉が理化学研究所発生再生科学総合研究センターシステムバイオロジー研究チーム・チームリーダーの上田泰己さんの言葉だったことを思い出す(ナント長い肩書きや!)。ゴゴイチでその若き日本の最先端頭脳である上田先生の講演を聞きに六本木ヒルズへ。講演後のインタヴューは体内時計から蛋白質による最短時間振動の話や遺伝子ドーピングの話までメチャメチャ面白くあっという間の2時間。その間マナーモードの携帯が内ポケットのなかで何度も響き続けたのでオカシイなと思てたら朝青龍引退。東京に出てくる電車のなかで週刊誌読んで「コラあかん。解雇やな」と思てたので「先手を打ったな」と思いながらNHKへ。夕方のラジオ『ニュースここ一番』に生出演。その後新宿でフジTVスタッフ5人と来週の番組打合せ。テーマはもちろん大相撲。別れ際に小生の浅川マキへの追悼文を読んでくれていた大ベテランスタッフが「昔番組で唄ってもらって朝鮮人という歌詞が大問題となりました」そんなこともあったんや。打合せ後『Pitt Inn』の近くにある浅川マキさんの元マネージャーHさんがやってる『F』へ。山下洋輔さんがカウンターで飲んでいて2人で浅川マキさんの話やら朝青龍の話をしてるところへマキさんの部屋の整理を済ませたHさんと彼女の前の元マネジャーYさんが現れて軽く昔話。いやぁマキさんのお引き合わせとしか考えられへん偶然。いろいろあったなぁ。その間も朝青龍関連のメディアからの電話を受けながらも素晴らしい一時でした。それにしても長い長〜い一日やったなぁ。
2月3日(水)つづき ベッドでウトウトしながら一つ気づく。若いときの「根拠のない自信」というのは大事。貴乃花はむしろ根拠があるように振る舞ってることがアカンのやな。誰の言葉やったっけ…???…ZZZZZZZ。
2月3日(水) 節分。病院へ。血圧血液検査レントゲンすべて正常。担当医の先生から「これで治療行為期間は終了」といわれる。去年の4月19日に倒れて以来1年足らずで社会復帰御墨付きというわけか。感無量。しかし血圧降下剤を飲み続けんとイカンのでツキイチの江ノ島の海の見える病院への通院は継続。まぁ悪くない。病院にいる前後も携帯鳴りっぱなし。もちろん相撲界のこと。すべての動きを合わせれば出羽海一門北の湖前理事長にとって有利な方向。所詮は北の湖大鵬貴乃花の三人の「一代年寄」による勢力争い=コップのなかの嵐。マスメディアは改革派守旧派・公正選挙・民主的という言葉を無責任に使わないよう注意すべきですね。所詮は西洋民主制以前から続く親方連中の寄合なんですから。それも倫理的には良い面が山ほどあるんですから。本気で「民主的改革」を唱えるなら財団法人の評議員を半分は力士経験者(丁髷組)ではない人(背広組)にしないと…。中途半端な「改革」では相撲を汚した朝青龍だけを喜ばせて国技の土台が音を立てて崩れ始めることになりますよ。帰宅後明日の取材準備。校正。豆まき。海苔巻きと鰯を食いながら恵方を向いて食べながらルイス・ブニュエル監督ジャンヌ・モロー主演『小間使いの日記』。綺麗な映画やけど労働者の描写が現代では理解されんようなったかな。相撲界も同じかな。夜電話で近々来日するアンドレア・ボッチェッリのコメントを求められる。パヴァロッティに見出されてブライアン・アダムスやジョルジアとのコンサートでデビューしたときが懐かしい。夜貴乃花親方がTVに出てた。インタヴュアーも遠慮して発言に内容なし。大事なのは世論。日本の相撲を正しく方向付ける相撲ファン(とマスコミ)の世論!親方衆はそれで動くんやからサア皆で相撲の勉強を始めましょう。手始めに宮本徳蔵さんの本『力士漂泊〜相撲のアルケオロジー』講談社文芸文庫でも読みましょう!おれは『マンガ日本の古典』シリーズのさいとう・たかを『太平記』読みながらzzzzz。なかなかよくできてるやん。ZZZZZZZ。
2月2日(火) 朝から今日の朝日の朝刊に書いた浅川マキさん追悼の原稿に関していろんな人から連絡が入る。何人もの人がイイ原稿だったといってくれたのでホッ。しかし小生はそれどころはのうて昨日の相撲協会の理事選挙の結果に対する情報収集情勢分析。やばいでぇ。貴乃花親方にきちんと票が動いてるでぇ。朝青龍事件もみ消しやでぇ。毎日放送東京事務所へ行って『ちちんぷいぷい』生出演。うわあ。未確認情報が錯綜したまま頭の整理がでけてへんままちょっとわかりにくい話をしてしもた。こんなんやったら情報収集も分析もせんと「貴乃花改革派の勝利」を叫んでるコメンテイターの意見を覆せへんがな。貴乃花が何もでけんうちに潰されてしまうがな。少々重い気分で帰宅。世間とは少々異なる意見を口にしてるせいかいろいろメディアから出演依頼の電話がかかってくるけど原稿書く仕事優先。晩飯サッカー劇場にも苛々。あああ。スピードのないレベルの低い試合やでぇ。これでベスト4なんて無理やでぇ。深夜立浪一門「造反」親方出現。これオカシイデ。あと2人(二所と立浪各1票)はどうなってるねん。一人名乗りをあげることも予定の行動?票を動かした張本人は誰やったんやねん?これで朝青龍マネージャーうやむや事情聴取の報道もうやむやになるの?
2月1日(月) 今日から単行本に全力…のはずが明朝朝日に掲載される浅川マキの追悼原稿の手直しに忙殺される。何度も読み直して推敲。朝日の担当者とゲラをやりとり。ようやく完成したところへ貴乃花理事当選の知らせ。早速某記者某氏らと情報交換。所詮改革など口にできない目立ちたがり屋の若い親方を守旧派が抱き込んだのでは?貴乃花潰しか?改革の波が…なんてありえない!で意見が一致。これで朝青龍・高砂の不祥事うやむや誤魔化し隠蔽工作の下地ができた?そうならないために貴乃花親方を応援せんとシャーナイなぁ。しかしまだ改革案など何も持ち合わせていない貴乃花親方は記者会見でもナンニモ喋れへんなぁ。とほほ…。夕方からテレビ神奈川佐藤しのぶさんの番組の打合せのあと『213』で晩飯。うわ。大雪や。帰宅後昨日のロバート・カーセン演出『ばらの騎士』第三幕。うわっ。お化け騒動の場面で男のフリチン女の全裸ヘアみんな丸出しや。マイッタナ。しかし素晴らしい舞台でした。夜遅く次々と貴乃花理事についての電話。まだ改革案など持たない親方が抱き込まれて利用されるおそれが…というコメントをどこのメディアが使うてくれる?雪。積もったなぁ。
1月31日(日) 休み。休日。な〜んもせん日。一月に一日くらいはこーゆー日が必要やろな。とはいえユダヤ教徒の安息日ではないので本くらいは読む。井上章一ほか『性的なことば』(講談社現代新書)。これは5年前くらいに出た『性の用語集』の続編。おもろい。俺は金の茶釜はいらんな。その後オペラ三昧。『ばらの騎士』。侯爵夫人のルネ・フレミングは現代風で可愛い。ティーレマンの指揮も見事。鏡を多用した演出も面白い。一幕とメイキングを見終えたところで同じ『ばらの騎士』の2004年ザルツブルク音楽祭のものに変更。指揮はビシュコフ。ウィーン・フィルの音が最高。ロバート・カーセンの演出も面白い。21世紀に入ってようやく『ばらの騎士』もカルロス・クライバーの超名演の呪縛を解かれた感じやな。一二幕を見て両舞台の続きは後日…というのは贅沢やなぁ。という一日にも電話がいくつか。朝青龍問題が聞こえてくる。朝青龍も相撲協会もアカンでぇ。最悪やでぇ。貴乃花が“改革派”なら発言せんかい!武蔵川−高砂ラインの隠蔽工作は赦せん!と言わんかい!NHK『ブックレビュー』で御一緒した詩人で道化師の明川哲也さんから優しい歌のいっぱい詰まったCD『星屑通りで店開き/アルルカンの洋菓子店』とナカナカ面白い著書『なやむ前のどんぶり君/世界は最初から君に与えられている』ちくまプリマー新書が送られてくる。嬉しかったので『道化師』のオペラ(ゼッフィレッリ監督ドミンゴ主演やデル・モナコ主演)をプレゼント。
1月30日(土) 東海TV『スーパーサタデー』生出演。そうか多くのメディア関係者は貴乃花を“改革派”と思てるんや。もちろん取材ぬきでのことでオマケに取材してない人の話を聞いてのことやけど。素晴らしいタニマチをカンカンに怒らせてサポーター制度を唱えてるようではアカンけどそれ以上いろいろ指摘すると個人攻撃になるし困った。貴乃花親方がもっと勉強してホンマの改革派になってくれたら一番ええんやけど…。朝青龍問題について電話出演のやくみつるさんと話す。解雇か自主引退かは最低限実行しなければならないだろうけど高砂親方への処分と理事長の責任問題もきちんとしなイカン点で一致。ああ角界のことを考えると血圧が上がる。丁髷組だけやのうて評議員と理事の半数に背広組を入れんとアカンで。さらに浅田真央の素晴らしいスケーティングについてコメント。あの挑戦精神は同じジャンプを繰り返して点数だけ稼いできた選手に較べて最高のスポーツ・ウーマンの証拠やで。五輪のメダルが何色でも浅田真央の挑戦にこそ拍手!彼女こそ世界一ですよ。帰宅後晩飯映画劇場は『ココ・シャネル』。シャーリー・マクレーンは流石やしシャネルは凄い人生やしもっと面白い映画になったはず。欠点がわからんままどこかツマラン映画。英語の問題か?メーキングも凡庸。音楽もアカン。
1月29日(金) 朝から情報が飛び交う。朝青龍は解雇か自主引退か?高砂親方は朝青龍に引導を渡したあと廃業?理事長は辞任?そのくらいできんとアカンやろな。コレだけ協会がバカにされて国技がコケにされて横綱が傷つけられたんやから。これは理事選で貴乃花に追い風という声もナシ。親方衆は一門の締め付けに必死で事件どころでないらしい。とほほ。誰も(貴乃花も)朝青龍問題コメントせず。あぁ世も末の相撲協会。それにしても理事選を「民主的」に行うことが素晴らしいことで貴乃花親方は「改革派」という決定的に間違った考えだけは糺さんとイカンな。「民主的」な選挙が定着すると「村社会」では「倫理」が「ルール」に置き換えられる。貴乃花親方は「改革」の意見など全く持ち合わせてないし理念もなく部屋経営は最悪やし…とはいえ現理事の親方衆も「倫理」や「実行力」はサイテーやし…。どーしたらええねん?という気持ちでMBSの東京スタジオから『ちちんぷいぷい』生出演。とにかく西洋民主主義がベストという考えだけは否定。朝青龍は事件だけやのうて土俵入りも相撲の儀式所作もサイテーであることを強調。その後名古屋へ。うわっ。新幹線が止まってたらしい。東京駅大混乱。ソレでも座れたのは乗り慣れてるもんね。名古屋のホテルで浅田真央チェック。素晴らしい。アナウンサー最低。
1月28日(木) 朝青龍も問題やけど貴乃花も大問題やな。なんで彼が“改革派”と持ちあげられるんやろ?まぁ持ちあげてる人は利害関係者か相撲界の実状を知らん人やけど…。昼前から都心の豪華ホテルの一室へ。『衛星劇場METライブビューイング』の解説VTR撮り。演目は『エウゲニー・オネーギン』(ゲルギエフ指揮ロバート・カーセン演出ルネ・フレミング/ホロストフスキー/バルガス等すべてにレベルが高い舞台)『セヴィリャの理髪師』(何といってもファン・ディエゴ・フローレスのテナー・コロラチューラ=アジリタが凄い)『三部作=外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ』(ホァン・ポンス/フリットリ/グレギーナ/リチートラ/コルベリなどスター歌手総出演)。さすがに疲れたけど前回より上手くいったかな?帰宅後晩飯映画劇場は『THIS IS IT!』。MJがKing of Popsと呼ばれKing of Rockでないことに納得。「コレってアレやん」「ソレやん」と言いたくなるシーンの連発。あ。This is Itや!所詮は舟木一夫の延長線上にはあるけど浅川マキとは違うな…などと思いながらPops Liveのリハーサルを楽しむ。次女のBFがグレードアップ再就職で明日から大阪へ。ま。若いうちは目一杯ガンバレ。明日からは娘二人と同居か。賑やかに五月蠅なるこっちゃで。
1月27日(水) 朝ラジオ2本。朝青龍のことはまだ喋れへんのでWHOが煙草規制に一定の効果を得たあと酒規制に乗り出すコトを表明したこと。TVCMも影響受けるし税金高なるし日本のスポーツ界は代表チームがビール業界をスポンサーにしてるんでこれはキツイでぇ。午後イチで都内NHK放送会館スタジオへ。BS『ブックレビュー』VTR撮り。ドリアン助川と名乗っていた頃にお会いした明川哲也さんと久々の再会。最近の肩書きは作家の他に道化師。もうすぐ「黴」を主人公にした小説を書きあげるらしい。相変わらず面白い人や。丁髷(時代劇)評論家のペリー荻野さんとも歓談。ペリーという名前は冗談で付けたら定着したらしい。『フランケンシュタイン・コンプレックス』『女優魂』『水神』の各本を楽しく合評。話の途中プロメテウスの名前がド忘れして出てこんかったけどマァええやろ。プロデューサーのIさんとは浅川マキの話題。「アングラの女王という報道はないよね」「そうですよねぇ。超一流の歌手ですからね…」銀座山野楽器に寄って帰宅。晩飯映画劇場は1958年イタリアRAI放送局製作のオペラ映画『オテッロ』。タイトルロールはデル・モナコ。イヤーゴ役はカペッキ。指揮はなんとトゥリオ・セラフィン。古い映像で輸入DVDのため日本語字幕なし。しかい演奏は凄い!この映像の光と影の使い方はゼッフィレッリか?
1月26日(火) 早朝5時前に目覚めてベッドで悶々。アノ原稿のことばっか頭を巡る。こーゆー体験久しぶりやなぁ。佐吉と散歩のあと原稿書き出すも書き切れずに何度も書き直し。二階の書斎から昼飯で一階に降りてきてリヴィングの椅子で知らないうちに寝入ってしまう。イカンイカン。メシ食ってネジ巻き直して夕方まで集中。ようやく原稿用紙わずか2枚半の原稿を書きあげる。フウーッ。浅川マキさんのプレッシャーはきついでぇ。死せるマキさん生ける男どもを走らすやなぁ。とにかく追悼文書きましたでぇ。夕飯メシ前某記者より電話。朝青龍ピンチやで。マァ自業自得やけどな。晩飯映画劇場は気楽に楽しむつもりでヒッチコック『間違われた男』。ヘンリー・フォンダの主演で…しかしメシ食ったあと爆睡してしまう。映画のせいやのうて明らかに原稿のせい。
1月25日(月) 昨日仕上げた原稿をメール送稿。次の原稿に悩み始めた頃に去年1年間連載した雑誌『HITOIKI』の編集者とカメラマンとライターが来宅。愛用の万年筆Montblanc750極太について取材を受ける。こういう取材はどこか嬉しい。自分自身のことより自分が好きなものを語るほうが嬉しい。夕方から『鮨処もり山』へ。次女のBFのレベルアップ就職に次女自身の祝い事も重なり長女と長女のBFも久しぶりに集まってめでたしめでたし。ナンノコッチャ。しかし原稿が書けんなぁ。
1月24日(日) 朝佐吉と散歩。いろんなコトが起きて滅茶滅茶疲れた1週間を終えてホッ。忙しいときにはココには書けへん無理難題珍事件奇事態も次々と重なるもんやなぁ。マイッタナァ。とりあえず書いてて楽しくなるコラム1本仕上げてユニヴァーサルから送られてきたDVDとCDをチェック。デュダメルがロス・フィルの常任指揮者に就任したコンサートを見る。ジョン・アダムスの新曲『シティ・ノワール』も面白い。マーラー『巨人』は大熱演。ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールも凄い。ベネズエラのシステマと同様の子供たちを貧困から救う音楽活動も始まったようでロスのクラシック音楽シーンは確実にニューヨークを超える勢いですね。客席にトム・ハンクスがいるのもロスならでは。グルダのピアノで素晴らしいモーツァルトを聴きながらもう1本例のプレッシャーのきつい原稿を書こか…と思たけどやっぱりソラ無理やでぇ…で晩飯映画劇場。石原裕次郎でなく中原早苗を見たかったので『紅の翼』。八丈島で破傷風に倒れた子供を救うためセスナ機で裕次郎がワクチンを運ぶ。そこへ海外高飛びを目論む殺し屋二谷英明と女性新聞記者中原早苗が同乗し…。まぁ筋書はどうでもヨロシ。ほかにも西村晃・滝沢修・芦川いずみ・小沢昭一などなどオールスター総出演。鶴丸マーク以前のJALの機体も現れてタイムマシン感覚に乗った気分は味わえます。しかし昔の映画と今の映画。一番の違いは台詞の言葉ですね。昔はソンナ会話をしてたんかいなと思うほど良くも悪くも語彙豊富に状況説明心情説明にレトリックを駆使する。そこを分析すると面白そう。
1月23日(土) プレッシャーのきつい原稿とは違う原稿をまず1本片付けてから名古屋栄の中日文化センターへ。前の時間帯で講義を終えた高野孟氏と20分ほど歓談。10歳年上の団塊の上の安保世代にとっての浅川マキについて訊く。ついでに早大バリケードのなかでの洋輔コンサートについても。おもろかった。『クラシック入門講座』のテーマはコンチェルト。ラテン語で「競奏曲」イタリア語で「協奏曲」の意味を解説したあとグルダのピアノと指揮でモーツァルト…ムターのヴァイオリンでメンデルスゾーン…ロストロポーヴィチのチェロでドヴォルザーク…ナイジェル・ケネディのヴァイオリンでジミ・ヘンドリックス…グリモーのピアノでラフマニノフ…バーンスタインのピアノと指揮でガーシュウィンの「競奏・協奏曲」を楽しむ。イングヴェイ・マルムスティーンのエレキ・ギター・コンチェルトは時間切れで次回に持ち越し。しかしオペラと較べれば仰山見聴きできるもんやなぁ。やっぱりオペラは長いなぁ。新幹線のなかで『メディアスポーツ解体』読んで少々疲れて帰宅。この貴重な現代スポーツ分析と人文学の違いについて頭をめぐらすが集中できず。マキ原稿の呪いかなぁ(笑)。
1月22日(金) いろいろ彼方此方飛び回る一方で原稿を書き…という仕事の仕方は身体にヤバイヤバイ…と思いながらちょっとペースダウン。来週の衛星劇場メトのオペラ・ライブビューイングのVTR撮りのための資料映像を見て勉強。ロッシーニ『セヴィリャの理髪師』はファン・ディエゴ・フローレスが流石やなぁ…と思てたら先日逝去された浅川マキさんの元マネジャーから電話。何年ぶりやろなぁ。俺が追悼原稿を引き受けたことについていろいろアドヴァイスをいただく。難しい原稿を引き受けたもんやと思いながらも平岡正明さんは亡くなってるし山下洋輔サンも加藤登喜子サンもは既に他紙に書いたらしいしココは引き受けんとシャーナイなぁ。いや。こんな光栄は他にありませんヨ。喜んで書かせていただきます。けどプレッシャーきついなぁ…と思いながら久々に嫁さんと次女と一緒に『213』で食事。原稿のコトが頭にこびり付いたまま何を食ったかも記憶にない。トホホ。
1月21日(木) 朝新幹線で再び京都へ。活け花未生流笹岡の次期家元笹岡隆甫氏にインタヴュー。活け花の世界も何やら奥深い。たおやかなダイナミズムとでもいえばいいのか移ろいゆく自然の儚さを感じさせる美しい活け花を堪能。資料調べの段階で知ったことやけどこの次期家元のイケメン青年は小生の中高の後輩。狂言の茂山宗彦さんほか京都の共通の知人も多いみたいで少々マイッタ。何をマイッタのかわからんけど京都は怖いなぁ。何が怖いのかわからんけど…。インタヴューのあとちょっと祇園の家に寄って『酒肆G』で建築家のT・Sサンと待ち合わせ。『グリル金星』で晩飯。お互い子供の話と健康の話が多なったのは歳のせい?楽しい一時を過ごしたあと新幹線で帰鎌。車中『人間になるための芸術と技術』読了。抜群に面白かった。大学の教養課程など役に立たない…と少しでも思っている人には是非とも読んでほしい。それにしても小野俊太郎さんはエエ仕事してはるなぁ。感服。
1月20日(水) 朝ラジオ2本。小林繁氏逝去と「江川空白の一日事件」について。事件としては社会的に大きなものになったけどプロ野球界にとっては部外者個人が発見した抜け穴に読売全体が陥ってしまった事件で「プロ野球1リーグ化画策事件」やソレに続くストライキなどと較べればちっぽけで珍奇な事件だったという話。仕事整理資料読み校正であっという間に晩飯映画劇場は『ディアドクター』。右下に紹介してる映画と同じ女流監督のリズム。鶴瓶も八千草薫もそのリズムと合致。女性監督とか女性作家といわずに女流というのは意味のあることやなぁと思いながらも男にとっては(とりわけ俺みたいなイラチにとっては)ついていけない。たるい。コノ映画と脚本が何故か高評価を得たことには日本の映画と映画評論家のレベル低下を危惧するけどあくまでもイラチの見方かなぁ。イラチってわかりますよねぇ。
1月19日(火) 仕事のメールをチェックして返事を書いたりしてたらアッというまに昼飯時。午後もメールのチェックと返事と雑誌原稿の校正と電話で仕事の打ち合わせしてたらあっという間に晩飯時。映画はトム・クルーズ主演スピルバーグ未見シリーズ第3弾『マイノリティ・リポート』。超能力少年少女を利用した犯罪予知システムが稼働してる未来社会(21世紀半ば)で国家犯罪に巻き込まれた犯罪予知警察署員のサスペンス・ドラマ。微妙やなぁ…。アクションも未来的すぎてイマイチ。ストーリーも結末が読めてイマイチ。映画としての面白さも?『フランケンシュタイン・コンプレックス』に書かれた名解説がなければ見てられへんなぁ。スピルバーグは『ジョーズ』だけでもエエけど意欲はわかる。愛すべき失敗作かな。
1月18日(月)つづき 本日の〆(シメ)は品川の寿司屋へ。朋友のT・Sクンに最近独立した経営コンサルタントのS・Yクンを加えて歓談。気の置けない友人とのひとときはホンマに楽しい。この場合「気の置けない」という書き方が正しいらしいけどどうもしっくりこんなあ。そういや昔「雪に変わりがないじゃなし」という歌詞があって問題になったことがあったけどアレとおんなしやな。あ。友人二人といろんな話をしたけど往復の新幹線で読んだ小野俊太郎『人間になるための芸術と技術』の話をもっとすリャよかった(ナンデモカンデモ参照)。理論物理学が直接的に人間生活の役に立つわけやなく即効的に金儲けにつながるわけでもないけど大切な学問であることは多くの人々にある程度認識されてるけど人文学(Humanities)は同様の立場にありながら今日多くの人々にとって雑学クイズと同レベルにしかとらえられず大学でも「教養課程」は「絶滅危惧種」扱いされてる。それがいかに大切な学問かということが書いてあるけどマクルーハンがウッディ・アレンの映画『アニー・ホール』に出てることを知るだけでも面白い(あ。これって雑学クイズ的トリヴィアやなぁ。失礼)。ラリー・サマーズとネオリベやポドレツとネオコンの人文学的見方なんかハーヴァード系のSクンにもシカゴ系のYクンにも読んでほしいなぁ。ネオコンは《急進的「トロツキズム」が「新保守主義」になったという単純な図式でとらえられがちだが、やはりその方向転換には「イスラエル=パレスチナ」問題が大きな影を落としているといわざるをえない》コレは佐藤優サンにも読んでほしいなぁ。長い一日の終わりは楽しくビール一杯と焼酎一杯と寿司で閉幕。
1月18日(月) 朝六道珍皇寺へ墓参り&和尚っさんに新年の挨拶。今年は親父の13回忌とお袋の7回忌。合わせてやることをお願いして大阪へ。MBS『ちちんぷいぷい』生出演。同い年の小林繁氏逝去はツライ。TBSの『ニュース23』で何度か御一緒したがダンディな裏にいつも陰があった。最後に逢ったのは4〜5年前の甲子園やったな。試合前のベンチでいろいろ話したけど何か辛そうやった。合掌。昨日訪れた鉄人28号が番組の話題に。小生が携帯で撮った写真も披露してもらって思いっきり喋る。新大阪から帰りの新幹線に京都から乗り込んできた女房から浅川マキさんの訃報を聞く。ショック。短い学生時代に事務所でバイトさせてもらってチケットのもぎりとか入場者の行列の整理をやってた。新宿文化アートシアターや蠍座でのコンサートはオモロかったなぁ。四谷シモンさんがゲストで『カンサス・シティ』や『アンド・アイ・ラヴ・ハー』を歌たりして…。つのだひろも泉谷しげるも三上寛もゲストで出て…。大学中退を決めたときは駒場寮の20畳ほどの広さの一室でピアノとアコースティック・ギター2本をバックにプライヴェート・コンサートをやってもろた。100人近い聴衆に一升酒付のチケット売ってギュウギュウ詰めのなか罵声と怒号と大合唱が交じり合う3時間以上の深夜に及ぶコンサート。今の俺の女房も京都から駆けつけた。そういや山下洋輔サンと初めて出逢たのもマキさんの事務所を手伝うてたときのことやったなぁ。洋輔サンは憶えたあらへんけど。ピアノのシブやんが今もコンサートしてるのは知ってるけどギターのノブさんはどうしたんかなぁ。曼荼羅の社長やおタラはどうしてるかなぁ。今更懐かしがってもシャーナイけど無茶苦茶破茶滅茶の青春やったなぁ。合掌。今日も長い一日やった。
1月17日(日) 朝佐吉と散歩したあと新幹線で神戸へ。とくに震災15年だからというわけでもないが長田に住む女房の親戚の家を訪問。最近亡くなられた女房の叔母に線香を上げる。昨年小生と同時期に同じ脳出血で倒れた女房の従姉妹を励ます。リハビリは楽しく明るく仕事(できれば収入)になることを!リハビリのためのリハビリはつまらないですからね。震災直後に神戸を訪れたときはポートピアで中高時代の友人に朋友から集めた見舞金を手渡し山の手で被災した叔父さん(親父の弟)を見舞ってからココを訪れた。商店街がアーケードと一緒にすべて斜めに傾いていた。その向こうは焼け野原。それでも皆さん訪ねただけの者を明るく歓迎してくれてこっちのほうが元気をもらった。今回は等身大『鉄人28号』を見て帰る。なかなか立派。カッコイイ。これで神戸も長田も元気になってほしい。クルマで西宮の兵庫県立芸術文化センターまで送ってもらう。佐渡裕指揮ヴェルディ『レクイエム』。開演は5時46分(被災時の12時間後)。強烈な演奏。こういう言い方は好きではないけどこれほど魂のこもった演奏は初めて。言葉に表せない身震いに襲われ図らずも落涙。震災後に脳梗塞に倒れた叔父のことや滅茶滅茶に潰れた商店街のことが思い出されたとはいえ音楽の力は大きい。ソプラノ並河寿美さんとメゾの林美智子さんの声は美しく二重唱は素晴らしかった。林美智子さんのお腹が大きかったことも素晴らしいことだった。テノールの松本薫平さんもバリトンの成田博之さんも素晴らしかった。松本さんはアンコールのバースタイン『キャンディード』の『僕らの畑を耕そう』が涙声になってしもたけど納得。演奏終了後楽屋を訪れたら佐渡さんも涙。似合わないことと自覚しながら私も…。京都へ帰って『酒肆G』で今年の干支のカクテル「白虎」をいただく。ウォッカに白味噌と芥子。見事に美味かった。先斗町で蕎麦食って長い長い一日を終える。
1月16日(土) 朝佐吉と散歩。近頃書いてへんけどコレと朝の筋トレだけは欠かさずやってます。何を誰に断らなアカンねん。ほっといてくれ。まぁかまへんけど…。こういう書き方を関西では一人ツッコミ一人ボケと言います。どーでもエエ話です。仕事の整理で少々バタついたあと夕方横浜みなとみらいホールへ。なんで平仮名なんやねん。まぁエエけど…。こういうのも軽い一人ツッコミですね。そこからケッコウ発見はあるもんです。物書きには必要な資質かもしれませんね。何の話やったけ?そうそう横浜みなとみらいホール。こういう一人ボケは必要ないでしょう。何の話やねん。そこで神奈川フィルのベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』。演奏前のプレトークを指揮の金聖響さんとこなす。人文の第九に対して天文のミサソレ。ほな地文は何かというと弦楽四重奏やと聖響さんの話から気づいた。ベートーヴェンの天地人。つまりベートーヴェンの「世界」のすべて(ピアノソナタは何やねん…と突っ込まんといてください)。やっぱり凄い作曲家やなと思いながら素晴らしい演奏に少々感激。ちょっと作品としてはわかりづらいんやけど四人の独唱者(澤畑恵美・押見朋子・吉田浩之・長谷川顕・敬称略)が素晴らしかった。神奈フィル合唱団も!独奏ヴァイオリンの横浜ヤンキー暴走族隊長コンマスも素晴らしかった!聖響さんの肩揉んでたmimulaもヨカッタ。関係ないか。ホンマ素晴らしい演奏でした。神奈フィルええで。コンサート後の新春パーティでちょっと喋らされてから帰宅。晩飯映画劇場はマダ見るかと自分でも呆れながらスピルバーグ未見シリーズ第2弾『ターミナル』。う〜ん…次の機会に書きます。
1月15日(金) 朝NHKーBSで『プラネット・アース』見る。正直に書くと今週1週間『プラネット・アース』に感動。全11話すべて見たわけではないけどコノ3年前の作品はレベルが違う。ディズニーの『百獣の王ライオン』や『砂漠の生きものたち』に始まったネイチャー・ドキュメンタリーもここまで進歩したかと驚嘆するほどの素晴らしい出来栄え。NHKとBBCとドキュメンタリー・チャンネルの日英米合作最高峰。DVDでほしいけど全3巻11枚33,428円は高すぎる。イギリス版なら£24.99(約5,800円)。この違いはいったいナンヤ!?ということを午後からのNHK関東甲信越番組審議会で発言。ほかに紅白・オペラのNYガラをとりあげてポップスとクラシックの距離がありすぎることを話す。ついでにNHK響が日本のトップ・オケとして満足できる活動をしてないように思えることも指摘。会議のあとパーティ出席はキャンセルして新潮社へ。『新潮45』の編集長&編集者&坂井保之氏の4人で春から始める新連載の打合せ。通しのタイトルは『プロ野球血風録』になりそう。おもしろくなりそう。打合せのあと食事。昨今の野球相撲から民主政権小沢の話まで盛り沢山。忙しなるなぁ…。望むところではあるけど…。帰宅後テレビは小沢周辺ニュース。坂井さんの解説のほうがよっぽどわかりやすくオモロかった。さすがは岸信介−中村長芳の長州ライン側近だけあるなぁ。
1月14日(木) 小正月だからといって何もなし…それにつけても金のほしさよ…というどんな上の句にもつけることが可能な下の句は知ってたけど…「にがにがしくもをかしかりけり」「あぶなくもありめでたくもあり」というのは15年くらい前にドナルド・キーンの『日本文学の歴史』で知った。外国人力士も相撲について面白いことを日本人に教えてくれんもんかいなぁ…などと思いつつ昨日書けなかった原稿を苦心の末に仕上げて相撲を見たら朝青龍が豪栄道に負けた。その後の態度が悪いなぁ。まぁこういうやんちゃ坊主が一人くらいいてもええのんやろけど口五月蠅く注意する年寄りもおらんといかんわな。晩飯映画劇場は『キャッチ・ミー、イフ・ユー・キャン』。小野俊太郎さんの『フランケンシュタイン・コンプレックス』に紹介されてて未見だったスピルバーグの作品。10代で数百万ドルという小切手偽造詐欺をした60年代実在の男(少年)の物語。虚実の皮膜と追う者と追われる者の差異と同化がハリウッド娯楽映画商品に昇華された好作品。トム・ハンクスとデカプリオの演技も見事。面白かった。
1月13日(水)つづき 原稿執筆予定の半分で晩飯映画劇場。クリント・イーストウッド監督主演の現代西部劇コメディ『ブロンコ・ビリー』。カウボーイに憧れた男がサーカスもどきの西部劇ショウ集団を率いてドサ廻り。ヴェトナム脱走兵や臭いメシを食った連中が金に困って列車強盗をするシーンなどケッサク。後の傑作作品群に続くイーストウッドの心優しさが感じられるハリウッド娯楽映画。そうか。JALは法的整理か。シャーナイな。小沢と鹿島に強制捜査か。これもシャーナイな。自民党的なるものは全部崩壊やな。時代の変わり目やからな。中原早苗『女優魂』読了。凄い女優…いや凄い女性やな。凄い女性だけが凄い女優になれるんやな。関係ないけどゴルフの石川遼が誰かに似てる誰かに似てると思い続けてワカランかったんがコノ本の写真でわかった。赤木圭一郎や。
1月13日(水) 朝ラジオ2本。テーマは相撲。魁皇と貴乃花親方。後者は親方支持の声が高く「改革派」vs「守旧派」の構図で見られてるけど親方の「改革案」も見えんなぁ。所詮はコップのなかの権力争い?ヨウわからん。指揮者の金聖響さんと電話打合せ。今週末の神奈川フィル・ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』のプレトークで話す内容。皆さん聴きに来て下さい。おもろいですよ。原稿2本書きあげようと思てたら三枝成彰氏から『忠臣蔵外伝』の構成手直し案(A・B案)が送られてくる。小生は全体のバランスを崩すという理由で両案に反対。メールを送ると電話がかかってきたのでハッキリ反対意見を述べる。「名曲ダイジェストじゃなく再構成新作品なんですから」三枝氏は残念そう。作曲者の気持ちはわかるけどね。演出の島田雅彦氏はA案可能性有り(B案不可能)の意見。最終的には製作者兼作曲者の判断。公演が一か月後に迫ってこういう話が飛び出すのはゲージュツカだから?創作オペラ公演ってホンマにタイヘンやね。みんな見に来て下さいね。なんやらかんやらタイヘンなんですから。
1月12日(火)つづき そうか。魁皇が808勝で幕内通算歴代1位になったか。そういう記録に騒ぐようになったのは大相撲がメディアスポーツ化した証拠やろな。テレビで「凄い記録」と評価を口にした人のうち何人が魁皇のどの勝負を記憶に留めているか…?イチローの9年連続200本安打も同じ。あの選手のあの時のあの一打が…とオフシーズンにストーヴを囲んで語り合う「ストーヴ・リーグ」の意味が変わりドラフトやトレードの話題を指すようになって以来スポーツへの視点も変わった。「ファンの眼」から「メディアの眼」へ。そして「スポーツなきスポーツの話題」へ。この時代の流れは止められない?変えられない?戻せない?
1月12日(火) 午前中いろいろ仕事のあと午後から鎌倉極楽寺S・Y氏邸訪問。ブランデーを舐めながらコーヒーと緑茶を飲みカステラとお汁粉をいただきながら新連載企画の基本的枠組みを話し合う。ついでに鎌倉市の政治行政情勢について教えていただく。有意義な時間を終えて夫人にクルマで送っていただく。恐縮。帰宅後晩飯映画劇場。クリント・イーストウッド監督主演『目撃』。原題は『Absolute Power』。年老いた大泥棒(イーストウッド)が盗みに入った大邸宅で米大統領(ジーン・ハックマン)の不倫異常性癖殺人を目撃。それを隠蔽しようとする大統領側近とSPと真相究明に動く刑事と大統領の不正を暴こうとしつつ娘(検事)との信頼関係を取り戻そうしながらその娘にまで手を出そうとする大統領とその周辺に闘いを挑む大泥棒のアクション・ドラマ。面白かった。話は単純。気持ちのいいハリウッド娯楽映画。とはいえ権力を有する組織と対立し続けたダーティ・ハリーがついに大統領まで敵に選んだのは流石。
1月11日(月) 午前中CS衛星劇場から送られてきたメトロポリタン歌劇場DVDチェック。プッチーニ三部作は初めて見る。グレギーナ・フリットリ・リチートラ・ポンス・コルベリ…の配役は凄いな。ゲルギエフ指揮ホロストフスキーの『エフゲニー・オネーギン』はDVDで何度も見た。ロバート・カーセンの枯葉を敷き詰めた舞台が見事。そういえばカーセンはヴェニスのフェニーチェ座の火災消失からの復活『椿姫』でも彼は敷き詰めてた…かと思うとそれは実はヴェルディの顔写真が印刷されたお札だったという凄い舞台やった。今年の兵庫県立芸術文化センターの佐渡裕のオペラはレナード・バーンスタインの『キャンディード』でカーセンの演出。舞台に何を敷き詰めよるのんやろ?今からワクワク。成人の日はやっぱり小正月にあったほうがええのんとちゃうか…と思いながら千駄ヶ谷の国立能楽堂へ。新年にふさわしい能の『養老』を見たあと野村萬斎の狂言『釣針』。なかなか面白かった。けど爆発力がないなぁ。最後の能『大原行幸』はパス。帰りに大船で本屋とディスクショップで新春の買い物。ラザレフ指揮ボリショイ交響楽団のハチャトゥリアンの管弦楽曲集が「浅田真央の音楽!決定盤」とのポップ付1000円で売って他ので衝動買い。なかなかエエ演奏やけど最近ロシア音楽はリャードフやらチェレプニンにはまってる。「パパヤガ」「キキモラ」なんてタイトルもエエ。伊福部昭なんかにも影響与えたとか。晩飯映画劇場は久しぶりにクリント・イーストウッド監督兼脇役『パーフェクト・ワールド』。主役はケヴィン・コスナー。脱獄して少年を人質に取った男と少年の物語。悪くない映画です。ひょっとして『1Q84』に影響を与えてたりしてて…。
1月10日(日) 早朝目が覚めてベッドのなかで『水神』読了。最後がちょっとTVドラマ的ハッピーエンドに過ぎるような気もしたけどソレほど過酷な江戸時代の水利工事だったかと思うと納得もできる。1000枚上下2巻の長さも感じさせない今日的意義も高いイイ小説でした。佐吉と散歩のあと仕事の整理。バタバタしてる最中に昨日のコンサートについて方々からメール。ほんま洋輔サンのニューイヤーは毎年凄いですよ。そうか。ブーニンの弾いてたイタリアのファツィオリのピアノは20000000円か。ストラディヴァリなんかの弦楽器の200000000円と較べたら安いもんやな。どうかzero数えて下さい。ピアノちゅうのは100グラムあたりの単価もメッチャ安やな。弦楽器はメッチャ高やな。まぁ牛肉と違うんやからグラムで較べてもシャーナイけど。晩飯映画劇場はペキンパー監督の『ダンディー少佐』のはずがメシ食い終えたら眠とうなってしもた。サスペンデッド・ムーヴィーやな。zzzzzzzz……。
1月9日(土) 朝からイロイロ仕事の整理。一段落したところで新宿オペラシティへ。『ミセス』編集長と新連載打合せ。今年は他にも春から新連載がある。嬉しいこっちゃけど焦らず騒がず淡々と…。夕方からタケミツ・ホールで山下洋輔サンの新春恒例ニューイヤー・コンサート。今年はなんとクラシックのスタニスラフ・ブーニンと競演!!フリージャズからドビュッシーまで堪能の2時間。洋輔サンのフリージャズの迫力とスタミナにブーニンもマイッタちゅう感じやな。終了後楽屋で洋輔サンに挨拶したあとステージに置かれていたブーニン愛用のファツィオリのピアノを間近で見せてもらう。ふ〜ん。ナルホド。これがイタリアの名門家具メーカーが最近作りだしたピアノか…。正直言うてヨウわからんけどエライもん間近で見せてもろて触らしてもろたと妙な感激に浸ってピアノ線を覗きこんでたら近くで恰好いいイタリア人がニカニカ笑てた。ファツィオリの日本代理店の人らしい。「グラツィェ」と挨拶してパーティへ。ジャズ評論家の相倉久人さんや奥さんで昔の『GORO』編集部の同僚中安さんや今年も編曲で活躍した挟間美帆さんや音楽評論家で鎌倉芸術館時代の戦友の青澤さんらと歓談してから家路。帰りの湘南ラインでビール飲みながら本読んでて思わず「オオッ」と声を出してしまう。隣の席のヨメハンがびっくりして「どないしたん?」。帚木蓬生『水神』下巻のクライマックスで驚愕興奮。うむむむ〜。マイッタ。凄い小説やなぁ。
1月8日(金) うわあ。新年早々やらなアカンことがいっぱいやなぁ。ほんま正直言うて助手がおらんとやってけへんのやけど人使いが下手なんか人材に恵まれへんのか上手いことイカン。しゃーないなぁといつものように思いつつ血圧上げんようにコツコツやるほかないな。とほほ。晩飯映画劇場は宮藤官九郎が5年前に岸田國士戯曲賞を受賞した作品を細野ひで晃が監督した『鈍獣』。最近の芝居はどこがオモロイのかさっぱりワカランといいとなるのがケッコウあるけどコレもソレ。くだらないシチュエーションとオモロナイ台詞とヘタクソぶってホンマに下手な演技ばっかりで胆がたってきた。あ。観客に胆立てさすのがこの芝居のネライか。究極の異化効果か…。阿呆な。誰かこの脚本の面白さを解説してくれ。『真夜中の弥次さん喜多さん』はオモロカッタのに…。見終わったあとWOWOWで『印獣』の舞台をやってたけど見る気をなくす。題箋だけは江戸川乱歩の『盲獣』なんかをパロッてるかパクッてるんやろけど…。憶えた言葉はすぐ使う!
1月7日(木)つづき 夕方『忠臣蔵外伝』の入場券を大量に団体購入してくださった『213』へ。チケットを届けてついでに生ビールを2杯。アリガトサンです。帰宅して晩飯映画劇場は『でんきくらげ』。先日品川駅のエキナカディスク・ショップで見つけたので思わず買ってしまったDVD。レジの女の子が薄微笑を浮かべてるように思えたのでコレは増村保造監督・林光音楽・渥美マリ主演デビューの名作で…と言いたくもなったがウッディ・アレンの映画にエロ本買うてレジで言い訳して余計に赤恥をかくシーンがあったことを思い出して口をつぐんで一緒に笑う。大映の濃厚エロ軟体動物シリーズ(他に『いそぎんちゃく』『しびれくらげ』など)の一つで1970年作品。高校生として看板に興奮しつつ映画館に入る勇気が出なかったのを憶えてる。改めて晩飯食いながらリヴィング・ルームで見て真面目な作品と納得。エロ度も現在と較べると比較にならないほど柔。母親の情夫に犯された娘がその情夫を刺殺した母親のために夜の銀座で成り上がっていく物語。ちょい役ながら玉川良一がイイ味出して西村晃などが脇を固めてる。作品として完成度は低いけどマダマダ清く貧しく美しさの残っていた70年のチープな空気が漂う。今よりイイ時代やったかな?東京の当時の景色や銀座の風景がもっと多かったら立派なタイムマシン映画になったのに…少々残念。『しびれくらげ』も見てみなあかんな。
1月7日(木) 七草。春の芹薺御形繁縷仏座菘蘿蔔は言える。書けへんけど。ATOKでは書けるんやな。Microsoft IME Standardでも書ける。なんか自分が情けない。秋の萩尾花葛撫子女郎花藤袴朝顔は言えへん。今広辞苑で調べた。秋は食えへんもんばっかりやなぁ。言葉は意外と簡単やな。ヨッシャ。憶えよ。ムニャムニャムニャ。ヨッシャ。憶えた。秋になったら忘れてるやろなぁ(笑)。一日かかって二つの大学と大学院の授業のシラバスづくり。まだシラバスという言葉がピンと来いひん。なんやねんコノけったいな言葉は!俺の使い古してる広辞苑第4版には出とらへん。新潮国語事典にも出てへん。横文字に強いはずの集英社国語辞典にも出とらへん。大野晋先生の言葉の解説が見事な角川必携国語辞典にも出てへん。その程度の流通度の言葉を大学ちゅう権威主義の集団は使いたいのか…と思いかけたら三省堂の大辞林にはシラバスが出てた。【syllabus】講義などの要旨。一学期の教授細目。…そういうことなら講義要旨・授業概要・梗概といえばええのにナンデこんなケッタイナ言葉を使うんやと思てWikipediaを見てみるとコレがケッサク!《この言葉は、米国の学校で慣用され、近年、日本の学校でも流行しているが、ヨーロッパの学校ではあまり用いられていない。というのも、シラバスという言葉からして、ラテン語として誤っており、正しくはシッティバス (Sittybas、ギリシア語「題箋」sittyba の複数形) であるからである》《米国の学校においては、個々の講座の独立性が強く、教員も外部からの人材が多いために、講座の教育方針や教員の連絡方法その他の情報を含めて学生に必要なものであるが、教員のほとんど全員が学校に所属し、教育方針も学校として統一的な日本において、シラバスは、もっぱらたんなる授業計画の同義語となってしまっており、この奇妙な似非ラテン語は、一時の流行にすぎない可能性もある》「題箋」なんて言葉は知らなんだけどコレ書いた人もソートー苛ついとるで。こんなケッタイナ言葉を平気で使とる大学ちゅうところは…と思いながらも書きあげた「シラバス」らしきものをネットで送稿。ふうー。
1月6日(水) 朝ラジオ2本。新年最初で消費されるスポーツは何故現代社会に受け入れられるのかというちょっと堅い話。あ。これ。難しくゆーたらこーなるちゅう話でラジオではもっと簡単に喋ってますからね。あ。RKBラジオはホームページで聴けるはずです。http://rkbr.jp/stamina/文化放送もコーユーのやったらどーかいなと思うけど…。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』今年初出演。キャスト・スタッフの皆さんに新年の御挨拶。スポーツイヤーの打合せを少々。番組中の鰤ステーキ美味かったなぁ。今年もヨロシク。終了後京都の若きライターと打合せ。関西にいて今の時代やと仕事が甘なる。将来が心配…と説教。俺も歳やで。帰りの新幹線で帚木蓬生『水神』上巻読破。うーむ。真理は細部に宿る見事な時代小説。『213』に寄って新年の挨拶。え?今日はフリーが品切れなん?ないのんやったらシャーナイな。ほな本物のビール飲も。うい〜。
1月5日(火) 三が日を存分に休んだ(仕事をせなんだ)せいか昨日からモーレツに仕事。ちゅうても原稿締切はまだやし資料読んで企画書書いて単行本目次作って編集者とメールやりとりして…おっと今年はいろんな企画で結構忙しいなぁ。いやメチャメチャ多忙になるで。ありがたいこっちゃけど血圧要注意やな。たまに全く仕事せん日を作ることが今年の課題やな。晩飯映画劇場は『耳の残るは君の歌声』。オペラの歌が満載でジョニー・デップ出演で1000円やったから思わず買うてしもたDVDやったけどビミョー。女の子版『ひまわり』といえる映画かもしれんけどユダヤとナチスとロマという重いテーマも重く沈んだまま。クリスティーナ・リッチの魅力も活かされてない。ジョニー・デップはただ恰好イイ悲劇のロマを演じるだけ。ああ。女性監督(サリー・ポッター)か。女性監督や女性製作者の映画にこの手のホンワリやんわり焦点ズレズレ映画が多いなぁと思てしまうのは小生の偏見か…。
1月4日(月) 仕事始め。いろいろ仕事のメール。すべて返事なし。ハッハッハ。みんなまだ休んどるな。ふっふっふ。蟻と蟋蟀の話を忘れたか。晩飯映画劇場は『ブルースブラザース2000』と『ブルースブラザース』2作品のメイキング。以前朝日新聞のコラムでナンバーワン映画に選んだときは他の傑作映画を他人に選ばれてしもたあとやったからコノ映画を選んだちゅう事情もあったけどコノ映画は間違いなく大傑作ですよ。気取って一般的名作名画を選ばすコレを選んで良かった。映画と関係ないですが『水神』は凄い小説です。まだ仕事の調子出んなぁ…。皆さん!本欄元旦新春スペシャルを読んでください!
1月1〜3日(三が日・金〜日) テレビ見て本読んで音楽聴いて初詣して麻雀して食って飲んで買い物して…の3日間。TVはプレートル指揮のウィーンフィルNYコンサートが流石の演奏。番組はゲストなし女子アナだけ。予算切りつめやな。2日朝NHK「京都南禅寺界隈明治日本のユートピア」が面白かった。映画は食べ疲れたときにWOWOWで『バックトゥザフューチャー3』。4度目くらいかな。ここでもJ・ウィアムスの音楽大活躍やな。それと餓鬼がようやく返してくれたDVD『ブルースブラザース』。何遍繰り返し見てもエエ映画や。本は気軽に坂本勝『地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀』青春出版社と山井教雄『まんが現代史 アメリカが戦争をやめない理由』講談社現代新書を読んだだけ。2日にNHKブックレビューの合評本がドカッと送られてくる。中原早苗『女優魂』ワイズ出版。面白そう。帚木蓬生『水神』新潮社。読みたかったけど機会がなかった。機会を与えてもろて嬉しい。初詣は近場で大船観音。ふ〜ん曹洞宗やったんか。買い物はIC録音機。これまでインタビューに録音機を使うたこともメモを取ったこともなかった。忘れるような話の中味はオモロナイ証拠やと少々傲慢かましてたけど最近オモロかったはずの話を思い出すのに時間がかかるようになってしもて編集者に録音頼むようになったので自前で録音機を持つことにする。歳やな。とほほ。正月のメシはヨメハンのおせちも『鮨処もり山』さんの鯛の塩焼きやら鮑の蒸し焼きも美味かったけど次女のBFの鳩料理が最高。麻雀は半荘1回。ザンクと親のゴッパーあがっただけ。こんなもん餓鬼どもが強なってどないすんねん。雀牌積むのは右手中指に少々残る不自由さのリハビリにはエエな。あ。こーして今年もナンヤラカンヤラ書き進めるとせっかく元旦に載せた『日本語の滅亡を招く危ないコトバの乱用を観測するクラブ』のキョーレツにオモロく中味のある文章が読まれにくくなってしまうではないか。コレはシリーズ化してコノHPを作ってくれてる「bit」さんに新コーナーとして立ちあげてもらうことにしょうかな。ともかく皆さん今年もヨロシク。
1月1日元旦(金)新春スペシャル! 2010年新春記念に昨年末送られてきた最高にオモロイ見事なメールを紹介します。送り主は『日本語の滅亡を招く危ないコトバの乱用を観測するクラブ』。主宰者はバス・フルート奏者でクラシックもジャズもこなす天田透サン。日頃から某国で『思い』という言葉が乱用されていることを憂い嘆き山下洋輔さんなどと警鐘を鳴らしている人物。その天田サンが『オモイ』というワケのわからない曖昧模糊とした意味不明の言葉を某国首相が記者会見で25回も連発するのを採取。そこでコノ『オモイ』を他の言葉に置き換える「問題」作成されました。天田サンによると25か所の空欄すべてを「思い」という言葉で埋めた人物は「オモイ星」の「オモイ星人」としては100点満点。次期総理大臣候補とのことです。皆さん0点めざして日本語を鍛えてください。 ************ 国民のみなさまに現在の私の_1を正直にお伝えを申し上げたく、まさに調査の限界を痛感する_2でございます。今回の件に関して、そのような私腹を自分が肥やしたという_3は一切ないと。不正な利得を得たという_4も一切ないものでございますので、この連立政権の歩みを止める訳にはいかん、その_5のもとで、苦しくても、身を、職を、今投げ出さずに続けさせて頂きたい。その_6を決意として持っているところでございます。私としては、今、この、政治の遅滞を許すことはならないという_7のもとで、知らないはずはないだろうという_8があると思います。事実は事実ですから事実を正直に申し上げ、わかっていることはすべて、自分の_9として申し上げているつもりです。説明責任というもの、私としては、いくらでも正直にお話し申しあげているつもりでありますが、なかなか、わかったと言っていただけないのではないかと、そのことは大変つらい_10がございますただ、そのことと、何かまだ合点がいかないなぁということと、しかし、でも、政権運営はしっかりやれよという_11というものは、また、必ずしも同じではないと思っておりまして一方では、やはり企業から色んな_12を含めて、献金を受けることよりは、やはり個人の方々から、よりクリーンな献金、寄付をしていただけることの方が、不正はなかったというふうに理解をしたいと思っているが、そこに、何らか問題というものがあるかどうかということも含めて、必要ならば、という_13はございますが、自分自身にとっても、青天の霹靂(へきれき)というか、なんでこんなことが、という_14があっただけに、なおのこと、国民の皆様方にはいくら説明をしてもわかっていただけない、という部分があろうかと思います。その_15から、それで政治が停滞して、こんなことではやってられないよというふうに、国民の皆様方が、もともと総理の職に、かじりついてもやりたい、という_16でいるわけではありません。率直な感想とすれば、申し訳ないなぁという_17。本当に国民の皆様方のお気持ちというものをしっかり受け止める政権運営をしていかないといけない、という_18を強く感じているところであります。そのような時に、我を張ってでも、続けることよりも、引いた方が、という_19が、ある意味で自分の心の中に生じた時は、国民の皆さん方に、極力、丁寧に、また正直に、自分の_20を、お伝え申し上げたいと、そのようにも思っておりまして、お金がかからない政治を、もう一度原点に立ち返って作り上げる、努力をしていかねばいけないと、_21を新たにしているところでございます。私でなければという、思い上がった_22はありません。一つは過去の秘書の責任は、当然議員の責任だという_23(なので)、責任は当然ないとは思っておりません。私にもなぜ母が一言も話をしなかったのかという_24は、確かにないわけではありません。決して、一般にいわれているような形での、私腹をこやしているということを行った_25もありません…… ----------------- <回答例> 1 事情 2ところ 3自覚 4うしろめたさ 5大義名分 6覚悟 7道義 8疑念 9(責任ある)言葉 10観測、懸念、無力感 11要望 12下心 13 用意 14動揺 15観点 16わがまま、執着心 17気分 18焦り 19迷い、判断 20考え 21志 22自惚れ 23認識 24疑問 25覚え ************** どうです?見事でしょう。抜群の面白さでしょう。小生も最近『私の1冊日本の100冊』というNHK番組をムックにされたとき「この本への思い」という見出しを付けられたので「思い」という言葉を変えてくれと申し入れたら「検討する」といわれながらそのまま出版されたのでコノ国の人々の「思い」への傾倒ぶり社会への蔓延には愕然としていたところでしたがマサカ首相がココまで脳味噌を「思い」に侵食され言語不足に陥ってるとは思いも寄りませんでした(こういう正しい使い方をしましょう!)。しかし「思い」の他の部分も日本語としてハチャメチャで理科系とはいえ一国の首相がこれでいいのでしょうかねえ。尚この素晴らしい問題を送って下さった天田サンのホームページはhttp://homepage.mac.com/torutenda/index_j.htmlです。
2010年1月1日元旦(金) あけましておめでとうございます。とりあえず御挨拶だけ。佐吉と散歩。天照大神と富士山が見事。思わず手を合わせる。
12月31日(木)大晦日 佐吉と散歩のあと強風のなか落ち葉履き。シャーナイなぁ。ちょいと拭き掃除。結構疲れる。そういえば毎日筋トレやってるけど腕立て伏せが巧くできないことに気づきショック。まだ病みあがりなんやな。ちょいと休んで『人類文明の黎明と暮れ方』読了。帝国の興亡シリーズはホンマに面白い。夜は晩飯格闘技劇場。石井vs吉田。こんなもんかい。ミノワマンとマサトはマァ良かったな。プロレス格闘技大ファンで覆面まで集めてるテノールの佐野成宏さんはもっと大向こうに狙いを定めてコロラチューラな歌い方したらよかったのに…。しっかし大つごもりは見るTVがないなあと思いながら紅白歌合戦見て2009年も暮れる。慌ただしすぎる大病の1年も終わったな。来年こそ…!
12月30日(水) 早朝ラジオ2本。スポーツ重大事件ベスト10上位で今年の仕事納め。1位はやはり石川遼とゴルフ新時代。2位は東京五輪落選。3位はスポーツ事業仕分け。4位はカーレースやモータースポーツの限界。5位は企業クラブ次々と解散。まぁ1位くらい明るい話題でと思たけど時代の変わり目であることは確か。しかし時代は動かない。スポーツ界はナカナカ変わらない。新時代はナカナカ幕を開けない。こういうときは勉強するコッチャな。時代が変わるときに備えて勉強。それが正解。朝から庭の落ち葉掃除。夕方には強風でまたまた落ち葉だらけ。これが人生です。楽しいもんです。明日また掃除すればいいのです。晩飯は『213』へ。あ。お歳暮忘れた。何しに来たんや。トホホ。
12月29日(火)つづき 『永遠のモータウン』見たあとNHK−BSで紅白歌合戦のアーカイヴ。ナカナカ見応えある。筒美京平の音楽なんか完全にモータウン・サウンドのパクリやで。紅白をDVD化したら売れるな。とくに昔のが。
12月29日(火) そうか。今年は年賀状を(いろいろ失敗したとはいえ)既に書き終えてるんやから年の瀬も若干年の淵の感がする。昨日本屋に寄って坂井保之『ニッポン・プロ野球考』(海鳥社)と渡辺裕『文化史のなかのマーラー』(ちくまライブラリー)を正月用に買ったのに今日小野俊太郎さんから『人間になるための芸術と技術〜ヒューマニティからのアプローチ』(松柏社)が送られてきた。森田浩之さんの『メディアスポーツ解体』も青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』も佳境に入って読んでる最中。新春は読書三昧かなと思いながらベランダの掃除しながらフィギュアスケートについて考える。日本男子五輪3人出場はメデタイ。メダルも期待でけるけど本田武史はヤグディンやプルシェンコと闘って4回転〜3回転を跳びソルトレイク4位やった。スポーツ競技で全体のレベルが落ちるなんてことがあるんやな…。なんでかな。夜長男来宅。年末年始にライヴの仕事がないのはアカンやないけえといいながら晩飯映画劇場は『永遠のモータウン』。これはオモロイ。素晴らしい!60年代からモータウン・サウンドを生み出した無名のミュージシャンたちのドキュメンタリー。本当はLAの白人グループも活躍してたらしいけど爺さんになったミュージシャンたちの顔はいいものです。あ。デトロイト近郊でモータウンちゅうのはモーター・タウンの略か。文化はやっぱり経済状況とシンクロするもんなんやな。
12月28日(月) 年の瀬という言葉があるんなら年の淵もあるんかな?ともかく押し詰まりました。一日中掃除。編集者からのメール激減。当たり前やな。お歳暮等の荷物の整理に四苦八苦。段ボールいりまへんかぁの世界…という表現が理解されるかどうか…。ともかく慌ただしい年の瀬。ということは慌ただしくない年末を年の淵というのんかな?晩飯はお歳暮渡すついでに『鮨処もり山』で。近くのO病院の大先生2名と御一緒。1年ぶりかなぁ。脳出血からオペラの話まで白ワインと鮨で今年1年の厄払い。
12月27日(日) 佐吉と散歩のあと『題名のない音楽会』のあと部屋の整理。整理整頓の極意は捨てること。今日と明日で部屋の整理。うわ。抽斗の奥からなくなったと思てた写真が仰山出てきた。年末というのは色んなことが起きるものです。午後から本屋とディスクショップへ。今日はとりあえず日曜やな。帰宅後子供たちが持って行って返さへんので困り果ててた『ウェスト・サイド物語』を新たに2枚組1450円で買い直して初めてメイキングを見たらコレが秀逸。コレだけで1450円の価値あり。ふうん。ジェローム・ロビンスてソコまで厳しい振付師やったんか。え?リタ・モレノも口パクの部分があったんか!絵コンテも面白かった。素晴らしい作品は構想段階で決まりますな。晩飯スケート劇場は浅田真央のトリプル・アクセルが決まってめでたしめでたし。バンクーバー(Vancouver)がオモロなりそう。しかし安藤美姫はナンデ4回転跳ばんかったんかな。こんな時に挑戦してみんと挑戦する時がないで。それにしてもアナウンサーの言葉はひどいな。無茶苦茶やな。「新しいヒストリーにロマンが加わる」てどういう意味や?「マリアになりきった演技」って阿呆いうたらアカン。鈴木明子の演技はそんな悲劇のヒロインと無縁やで。そうか。以前「くるくる回るくるみ割り人形」とか言うたアナウンサーはこいつか。単なる阿呆やな。シャーナイなぁ。BSで『坂の上の雲』見て寝る。再放送が多いのはヨロシ。NHKはエエ番組多いのんやからCS並に再放送どしどしやれば人件費削減にも視聴料引下げにもつながり誰からも文句は出んはず。しかし『坂上雲』の続きは来年まで待つのんかい?NHKは文春とつるんどるんか?
12月26日(土)つづき 「目ウロコ」とは「目から鱗が落ちるような衝撃」の略で使ってます。ちょっと問い合わせがあったもので。
12月26日(土)つづき 名古屋往復の新幹線で青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』読み進む。これは相当オモロイで。「宗教的な精神の最も原初的なあり方は物質的秩序を超越する関心の現れ」というフランスの先史学者の説は目ウロコです。《木よりも石のほうが硬く水よりも石のほうが重いと認識するのは物質的秩序の追認》だが《樹木の持つ生命力のほうが石より強力と考えたり水の奔流が石をも砕くことがあるので水のほうが石より硬いと認識するなら物質的秩序を超越する》ことになる。そして《超越した認識にもとづく信念こそがもっとも原初的な宗教と見なすことができる》。なるほどコレもまた具象と抽象の関係や。スポーツを見るスポーツライターに一番大事なポイントはココやで。いや。すべての表現者に共通するこっちゃな。帰宅したら次女がいてフィギュアスケート日本選手権に興奮。フムフム。浅田真央の挑戦者精神は見事にスポーツ的で天晴れ!レベル落として美しさで加点を…はスポーツ的やないで。高橋大輔は本番五輪メダルいけるな。織田と二人揃って男子フィギュア初メダルを!あわよくばプルシェンコより上へ…。
12月26日(土) 東海TV『スーパーサタデー』生出演。『忠臣蔵外伝』のチラシ配る。一人くらい東京まで見に来てくれるかなぁ。特別ゲストに河村名古屋市長。名古屋弁(尾張弁?三河弁?)がうつりそうになって「きゃあむらしちょうさんにたずにゃあますがぁ」といいそうになる(笑)。それはともかく河村市長の名古屋革命はオモロイ。そうか。ロサンジェルス市議会は市会議員が25人しかおらんのか。欧州はもっと多いとはいえ皆ヴォランティアか。行政当局の権力をチェックするのが議会の仕事やからそれでエエんやな。高給を出すと議員が稼業(家業?)になって腐敗するんやな。年収約800万に減らした市長がいうんやから間違いないで。峰竜太さん大谷昭宏さん浅井慎平さんや東海テレビのスタッフにヨイお年をと挨拶してホテルで再度熟睡したあと中日栄文化センター『クラシック音楽講座』。今年最後のテーマは交響詩。音楽という抽象で具象をどう表現できるか。ベートーヴェン『田園』ベルリオーズ『幻想』デュカス『魔法使いの弟子』スメタナ『ムルドヴァ(モルダウ)』R・シュトラウス『ドン・ファン』を聴いて楽しむ。演奏はストコフスキー(ディズニーの『ファンタジア』)やガーディナーやクーベリックやベームの映像。どれも凄いな。たっぷり聴いてもらったので『現代の交響詩』=映画音楽の代表としてジョン・ウィリアムスの『E.T.』を聴いてもらおと思てたのに時間がなくなってしもた。あ。そうや。来年4月から映画音楽をテーマにしよ。こらオモロイで。ニノ・ロータやエンニオ・モリコーネを真正面から聴こ。そこからミュージカルに行けばエエんや。いや逆かな。まぁどっちゃでもエエやろ。ええアイデアが浮かぶと嬉しい。
12月25日(金)つづき 午後六本木ヒルズ森タワーへ。J-Waveスタジオ録音出演で仲野博文さんと小林まどかさん相手にスポーツ界今年の十大ニュースを喋りまくる。放送は大晦日だそうです。乞御期待。夕方から新幹線で名古屋へ。中日文化センターの人たちと『貴寿司』で忘年会。ここの寿司は旨いなぁ。『もり山』も美味いけど名古屋では随一やなぁ。寿司が旨いと酒もススム。昔に較べれば10分の1くらいの酒量とはいえ日本酒御猪口に4杯くらいで酔いが回る。最後にホテルのバーでメディチオーネ(ヴィノ・ロッソ)で仕上げ。おかげで爆睡。
12月25日(金) うわあああああ。今朝になって年賀状の大失敗に気づく!懸命に約300枚の宛名書きをしたまではよかったけど最近は原稿書きに使わなくなった万年筆モンブランのペリカンのインクが相当古くなって濃厚になっていて乾きがかなり悪くなっていた。だから一晩を経て大丈夫と思って重ねたらくっついてしまった。うわっ。剥がすときバリバリと音がして黒い斑点模様がせっかくの寅の絵の上に…。とほほほほ。いつものコッチャけど最後のツメでよう失敗するなぁ。300枚書き直すわけにもイカンしなぁ…必死になって剥がして細かく分ける。それでもくっつくのはインクが上等な証拠やろけどマイッタなぁ。皆さん少々汚れた年賀状でも勘弁して下さい。とほほ…。
12月24日(木) 今年締切最後の原稿書いて送稿。明日の毎日新聞朝刊『金曜カフェ』を御覧下さい。そのあと終日年賀状宛名書き。近頃はほとんどがパソコンで俺みたいに万年筆で書いてるのはほとんど…という話は昨日書いたな。とにかく400枚近くは疲れる。それにしても字が汚い自分の指に自己嫌悪。リハビリリハビリ…。晩飯映画劇場は毎年グレートY氏から送られてくるスモーク七面鳥を食べながらフランコ・ゼッフィレッリ監督『トスカニーニ』。美味い鳥に赤ワインになかなか面白い映画。原題は『Young Toscanini』でパルマ音楽院を卒業したバリのトスカニーニが南米演奏旅行に参加した折の出来事。「虚」がほとんどで「実」は少なかったけど面白い優れた美しい映画。リズ・テーラーがナカナカ。七面鳥も美味い。しかしクリスマスイヴやいうのにナンデ子供が集まらへんねん。そうか。明日来るんか…。それにウチは臨済やし関係あれへんわなぁ…。
12月23日(水)つづき それにしても年賀状の宛名書きの字の下手糞さ汚さにうんざりしながら晩飯映画劇場はリチャード・ロジャースとオスカー・ハマーシュタインU世による名作ミュージカル『南太平洋』。高校時代に京都新京極の名画座『美松』で見た憶えがある。音楽はいろいろ知ってるけどストーリーは忘れてた。日本軍がこんなに関係あるとは失念してた。字幕では「敵」とだけ書かれてて「Japanese」という言葉は無視されてたけど…。このミュージカルから10年も経たないうちに『ウェスト・サイド・ストーリー』が生まれたかと思うとその革命性バーンスタインの作曲家としてのレベルの違いがよくわかる。まぁ土俵がちがうんやな。
12月23日(水) 祝日。陛下も76歳か。朝ラジオ2本のあと終日年賀状宛名書き。昨年ウチに送られて来た賀状をもとに書きはじめるが宛名はほとんどが印刷やな。手書きは極少やな。まぁ俺の場合はリハビリみたいなもんやから自分で書かなアカンわな。しかし我ながら汚い字やなぁ。病気が全快した証拠かな。けどシンドイなぁ。数が多すぎるで。単純作業の連続で数週間前に読んでから頭にこびりついて離れへん文章を思い出す。《現代人は長くゆったりした時間軸のなかで物事に共鳴したり思考したりすることがまれになっている。我々が心を揺さぶられるものといえばセンセーショナルな日々のニュースとスポーツ中継あるいは一喜一憂のハリウッド映画である。かつては新聞のスポーツ欄は一面しかなかった。それがいまは通常で四ページ。どうかすると四ページ以上になることもある。今日世界的にスポーツイベントがさかんになった要因の一つは短時間で起承転結を楽しめるからであり人々の時間認識の縮小に対応しているからである。寸詰まりの時間軸のなかで刹那的な感動を求めるにはスポーツがちょうど手ごろだからである》(青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』講談社・読点省略)フムフムフム。そういえば2002年日韓W杯の折にTBSの『サンデー・ジャポン』に生出演したときテリー伊藤さんがCMの最中に「日本対ロシアの試合を見たあとはこの前の日本対ベルギーの試合がずっと昔の出来事のように思える。コレは怖いことですよ」と小生に囁かれたことを考え続けていてソレはジツはコーユーことだったのだ。スポーツを消費するだけでなく価値あるものにするためにスポーツライターはコノ認識から出発せんとアカンな。
12月22日(火) 昨日書かなアカンと思てたことがまだ思い出せん。もうエエわ。音楽関係原稿1本書いて入稿。今年の締切もあと1本か。もうちょっと引き受けられたかとも思うけど今年の年末年始はスローペースに決めたんでマァええやろ。断った編集者の皆さんスンマセン。晩飯前にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』通読。読了…といってもマンガで読むシリーズ。ですよね。でないと無理に決まってる。しかしコレは結構よくできていた。構造を知るにはエエのんちゃうかな。ソ連映画よりわかりやすい。晩飯映画劇場は『雲流るるままに』。ミュージカル『ショウ・ボート』の作曲者ジェローム・カーンの伝記映画。ジュディ・ガーランドやフランク・シナトラなどミュージカル・ゲストが凄い!『ショウ・ボート』の舞台映像も貴重。話もなかなかオモロカッタ。イタリア移民のシナトラが黒人労働者の『オール・マン・リヴァー』を歌う気持ちはどんなだったか。しかも奴隷の不遇と不幸な嘆きの部分の歌詞をカットして…。いろいろ見所満載で500円は安い!
12月21日(月) 今週末のクラシック音楽講座の準備。テーマは交響詩。スターウォーズや未知との遭遇まで入れるかどうか悩む…って意味わかりますよね…てなこと書いてたら肝心要の書かなあかんことを忘れる。何を書こと思っていたのか思い出せへん。ちょっと前までは「アッこれ書こ。書かなあかんがな」と強く思っていたことを1本の押し売り電話の応対をしただけで忘れる。忘れることはソノ程度のコッチャと以前は考えていたが最近はそうとも言うとれん。たしかに大事なことやったという記憶はある。ホナマァ…それほど大事なことでも綺麗に忘れるほど度量が広なったとでも思とこか。テレビとラジオの打合せ各1本をメールで済ませて夕方から某編集者と打合せで『213』へ。途中から某新聞記者も歳暮持参で参加。何かと思たら春の七草の籠鉢植え。粋ななぁ。9時を回った頃から猛烈な睡魔に襲われる。健康な証拠やな。
12月20日(日)つづき 一日中雑務。いろいろやらなあかんことあるねんなぁ。全部ほっぽり出して原稿だけ書いていたいなぁ…などと思ってたら早くも晩飯漫才劇場。『M1グランプリ』見る。年末やなぁ。今年はレベル高いなぁ…と思てたら8時になったのでM1は途中から一時ディスクに録画してNHK『坂の上の雲』。そうか。鴎外まで出てきたか。近代化讃歌とならんとこがエエな。当たり前のこっちゃけど。M1の録画を見る。レベルの高い闘いになると審査員の結果も納得いくもんになるな。パンクブーブーのネタはかなりブンガク技巧的やったけどソレを感じさせん喋りの技でよかった。笑い飯は優勝せんでエエ。テレ朝M1の欠陥はM1以外にコレだけオモロイ漫才を放送する番組枠がないちゅうこっちゃな。あ。『坂上雲』の欠陥も気づいた。音楽オモロナイなぁ。NHK『マネー資本主義』(ちょっと焼き直しでしたね)やNHK-Eの『戦争とラジオ』(これはよかった)まで見て久々に夜のテレビ三昧。たまにはエエやろ。テレビも勉強になりますね。
12月20日(日) 今朝も富士山見事。佐吉は無関心。人間と犬の違いはココか。そう言や先週NPO法人の芝生スピリットの方から芝グッズが送られてきた。缶バッジに「芝が生えてる」もんやらや携帯ストラップの先のメダルの「芝が生えてる」もんなど。芝職人の花岡という人物の作品らしいけど関西はオモロイもん作る人がおるねんなぁ。学校校庭の芝生化事業は事業仕分けで厳しい判断が下されたけど「コンクリートから人へ」の政府ならこういうことをやらなあかんで。芝職人・花岡のHPはhttp://shiva.jp/
12月19日(土)つづき 帰宅すると森田浩之『メディアスポーツ解体〈見えない権力〉をあぶり出す』(NHKブックス)が届いてる。これは読まねば。著者の森田さんにいっぺん逢うてみたいな。御無沙汰してる中村浩美さんからも『飛行機をめぐる冒険』(ポプラ社)が届く。これも読まねば。本読んでばっかしやなぁ。インプットばっかりでアウトプットの少ない人生。それもまた良しか。晩飯映画劇場は『酒とバラの日々』。アル中で人生に失敗する夫婦の物語。ジャック・レモン迫真の演技。やっぱり喜劇のできる人こそホンマモンの演技もできるんやな。リー・レミックの演技もヘンリー・マンシーニの音楽も素晴らしい。しかし最後が…。なんとか救いのあるエンディングにでけんかったもんかいなぁ。ブレイク・エドワーズ監督の作品なら『ティファニーで朝食を』のほうがエエな。あ。『ピンク・パンサー』のシリーズがベストかな。
12月19日(土) 朝富士山見事。悲しい事故があったとは思えない。強風のあとは必ず綺麗というのは皮肉。そういや仏語で"Montagne"は女性名詞やもんな。あ。けど"Le Mont Branc"の"Mont"は男性名詞やで。山は男か女かどっちゃやねん。伊語でも"Montagna"は女で"Monte"は男か。単なる文法上の問題か。そえれとも山は両性具有か。こんなことを考えてしまうほど雑務に追われて年賀状書きも自分のやりたい仕事も手につかず。ええいクソッと思って『坂の上の雲』再放送見る。なるほど。第二次大戦の悲惨は近代か明治に内包されてるな。NHKはそんな描き方してへんけど確実にそうやで。これは原作読まなアカンな。根岸のヘアサロン「Lorence」へ。一応正月前の刈り込み。トラキチ親子に来年こそよいお年を。帰りに島森書店。入江敦彦『KYOのお言葉』(文春文庫)衝動買い。単行本時代にオモロイと評判を耳にしてたけどなるほどなかなかヨロシ。偶然京都の友達から電話があったので雑談のなかでそのことを話すと「あこまで書けるんは地ぃの人間ちゃうで。え?京都の奴か。ほな端っこのほうやろなぁ」京都の人間はホンマ口が悪い。いやcharacterの問題か。しかしYou must go into the country to hear what the news at London.という諺もおますよってに出た人どっしゃろなぁ。へえ。
12月18日(金)つづきのつづき 帰りの電車でビルギット・ニルソン読了。ジョン・カルーショー批判からイタリア人のエエカゲンさやストーカーの話までホンマに面白かった。けどオペラ・フリークしか読まん本やろなぁ。それに翻訳が悪いなぁ。日本語になってへん文章が多すぎるで。「侃々諤々」「喧々囂々」という四字熟語はあるけど「喧々諤々」なんて言葉はないで。大勢の読者を想定してへんからこうなるんやろな。帰宅後長谷川穂積のタイトルマッチ。強い!上手い!4RKO!挑戦者もなかなか。両者きちんと体重が前足にかかってた身体回転でのパンチの出し合いは見事。雅やん嬉しそうやったな。話題人vsロートルの試合のほうが視聴率高いのは残念やけどテレビの作る世間とはそういうもんやな。試合後晩飯映画劇場は『17歳のカルテ』。アンジェリーナ・ジョリーもラーメン・ガールもガンバッテルとはいえ最初『カッコーの巣の上で』の少女版かと思て見てたからコノ程度の映画かとがっかりしたけど少年通過儀礼映画『スタンド・バイ・ミー』の少女版と気づけば納得。
12月18日(金)つづき 昼飯おにぎり食いながら渋谷へ。タワーレコードで今後のクラシック講座(名古屋中日新聞社)オペレッタ・ミュージカル講座(東京青山NHK-JAL)のネタチェックのあとNHKへ。今年最後の関東甲信越番組審議委員会出席。最近のクローズアップ現代で興味深いネタが続いたことを話したあと『チャイナ・パワー』も『坂の上の雲』も3回目が見られなかったことアンジェイ・ワイダ特集を深夜以外にもやってほしいこと等からNHK-TV5波によるCS放送並み再放送回数の大幅拡大を要望。そうすりゃNHKのエエ番組がもっと大勢の人に見てもらえて社員と予算の大幅カットも可能でっせえという意見を少し柔らかく発言。しかし『坂上雲』は評判エエなぁ。
12月18日(金) 自身で6時頃目覚める。違う!自信で6時頃目覚める。違う!地神で6時頃目覚める。違う!地震で6時頃目覚める。けど他の感じでも通用するな。違う!他の漢字でも通用するな。どっちゃでもエエかな。しかし昨日も地震があったらしい。知らなんだ。ちょっと他のことに熱中してるからかな。伊豆も大変やな。大きいのが来るのかな。
12月17日(木) もうすぐ1年が終わる。今年はメッチャメチャ年末を感じる。歳を取るとそういうものか。あるいは今年大病したからか。それとも今年は早く年賀状を作ったからか。理由はいろいろ。わかってるのは今年が終わると生まれ変わると言うこと。生まれ変わって若返る。ほいで新たな仕事を始める。はっはっはっ。C'est la vie.『オペラに捧げた人生』読みながら仕事の整理。カラヤンとバーンスタインの軋轢がこんなとこにあったとは知らなんだ(バーンスタインが薦めたアメリカ演奏旅行でカラヤンがナチだと抗議デモを受けてカラヤンは嵌められたと思った)。それにしてもカラヤンちゅうのは予想通りのsnobやな。まぁ演奏聴いたらわかるけど。『トリスタン』のヴィーラント演出の第二幕唯一の舞台装置「塔」は男根やったのか!ほんまかいな。けどオモロイ本やなぁ。ニルソンちゅうソプラノ歌手もホンマに素晴らしい人物やな。晩飯映画劇場はミュージカル『アニーよ銃を取れ』。音楽はエエけど物語が古なったな。コレに限らずミュージカルの古典オペラ化やな。必要なのは新解釈新演出やな。
12月16日(水)つづき 仕事途中に『オペラに捧げた人生』読み出すと面白すぎて止まらん。そうかヴィントガッセンはサッカー狂で『トリスタンとイゾルデ』の舞台上でスウェーデンvsドイツ戦の途中経過なんかを途中登場の出演者(マルケ王)から聞いてたんか。それでよう歌えるもんやな。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『戦略大作戦』。タイトルとは無縁になかなかオモロイ戦争映画。フランスの小村の銀行に眠る1600万ドル相当の金の延べ棒をノルマンディ上陸以来初の休暇を得た荒くれ兵隊どもが略奪に行く。2時間半をあっという間に見せてナショナリズムも戦意昂揚もなくドイツの戦車兵にも手伝わせて痛快に笑わせる。戦争大好きパットン将軍の描き方もオモロイ。それでいて仲間の死も即物的に描くのでウェットでない深い意味を持つ。テリー・サバラスもドナルド・サザーランドもドン・リックルズ好演。いや監督のブライアン・ハットンの演出の妙かな。原題は「Kelly's Heroes」。日本語タイトルが最悪やな。
12月16日(水) 朝ラジオ2本。巨人原監督がIBAFから最優秀監督に選ばれたことについて。メジャーには「監督は選手を育てない。選手が監督を育てる」という言葉がある。まぁ四分六やろな。四と六はCbCやな。Case by Case。山田クンの『トスカニーニ』の本がオモロカッタので彼が棒を振る『ファルスタッフ』『椿姫』『オテッロ』『ボエーム』を聴きながら仕事。なるほどイタリア人のカンタービレに怜悧な楽譜読解力が備わった凄い演奏やな。それにしてもトスカニーニの歌う声が歌手以上に響いてる。スゴイ。しかしNBC響との『ファイナル・コンサート』のCDは仕事の手が止まってしまうな。途中昼飯映画劇場NHK-BSでテネシー・ウィリアムス原作『乾いた太陽』。『欲望という名の電車』と『ガラスの動物園』は知ってたけどこれは知らなんだ。ポール・ニューマン熱演。ジェラルディン・ペイジも歳取った女優を好演。アメリカ南部が舞台の複雑な社会構造とハリウッドという構図を脚本構成にして解きほぐす手法はいかにもT・ウィリアムス的。しかし少々古色蒼然か。
12月15日(火) 締切も電波の仕事もない時に自分の仕事。年賀状はやっぱギリギリにならんと書き出せんもんかなぁ。夜は『鮨処もり山』で忘年会でもないけど坂井保之さんと某編集者と一献傾ける。来年の仕事の打合せ。一大プロジェクトを始動させることで意見が一致(オーバーやなぁ)。来年は中味充実多忙寅年となりそうやで。
12月14日(月) 今年の年末はまだ右手中指の動きが少し悪くて字が書きにくいのでリハビリも兼ねて年賀状書きに専念しょうかと考えてたけどなんやらかんやら雑用がある。仕事もある。本も読みたい。というわけで(全然関係ないけど)山田治生『トスカニーニ』読了。オモロカッタ。その時代(イタリア統一と独立→二つの戦争)と世界の音楽界(職人によるオペラ→芸術家によるコンサート)の遷移と先鋭的マエストロの一生がよくわかった。《フルトヴェングラーはトスカニーニがベートーヴェンの本質を理解できていないというが現在の目でみたときベートーヴェンが見えていないのはフルトヴェングラーではないかと思えるときがある》ブラーヴォ!快著です。最近は音楽関係に好著が多い。島森書店で『ビルギット・ニルソン』の自伝『オペラに捧げた生涯』(春秋社)『カルロス・クライバー』の評伝『ある天才指揮者の伝記 上』(音楽之友社)購入。自宅には坊さんでもスポーツ小説作家でもある川西蘭さんの新刊『ブッダ』(本願寺出版社)や女子競輪小説『あねチャリ』(小学館)やら高校時代の後輩の高橋繁行『看取りのとき かけがえのない人の死に向き合う』(アスキー新書)なんかも送られてきてるし本ばっかり読んでたら仕事にならんなと思いながら『213』へ。最近アルコール量が少し戻って体重が増えつつあるかな。ヤバイヤバイ。
12月13日(日) 佐吉と散歩のあとザ・シンフォニーホールでの金聖響指揮『第九』を聴きに新幹線で大阪へ。オケはOEK=オーケストラ・アンサンブル・カナザワ。最近オーケストラ・アンサンブル・カナガワと間違える人が多いとか(笑)。神奈フィルはKPOですので御注意(爆)。本番前に聖響さんの楽屋へ。最近ベルギーのオケ(Flanders Symphony Orchestra)を振ってきた話を聞く。「ええオケやねえ。瞬発力があるなぁ」サッカーでも何でもソコが違うなぁという話で盛りあがる。聖響さんは来年からOEKのアーティスティック・パートナーというポジションにも就くとか。そろそろパワー全開の歳やもんな。演奏は聖響流第九でオモロカッタ。第一Vnが8人か。シンバルとか大太鼓のプレイヤーが椅子に座ったままというのもエエなぁ。ミンコフスキーのオケの響きを思い出すなぁ。大阪の聴衆のなかには相当驚いてた人もいたみたい。フツーの第九とはかなり違うもんな。けど熱の籠もった演奏に拍手万雷。終わって楽屋へ。独唱の森摩季さんや押見朋子さんや吉田浩之さんや黒田博さんが順々に聖響さんと記念撮影…かと思たらナンヤお目当てはmimulaかいな(笑)。神奈フィルの第九のチケットが売り切れで取れなくてこっちへ来た講談社の担当者と一緒に外へ出ると『ベートーヴェンの交響曲』を手にした女性からサインを求められる。「いつもホームページ見てます」とか。「ロマン派の交響曲も買って下さいよ」「もちろん持ってますよ」ありがたいこっちゃ。やっぱり俺のホームタウンは西の方かな。いや鎌倉も市長が代わってオモロなってきたかな。東京は…大きすぎてワカラン。
12月12日(土)つづき 終日勉強。中味は内緒(笑)。晩飯映画劇場は『三十四丁目の奇蹟』。もちろんアカデミー助演男優賞のエドマンド・グウェンのサンタ・クロースとモーリン・オハラのメイシーズ百貨店やり手宣伝部員によるオリジナル版。きちんと見たのは初めて。イイ映画です。そうやな。アメリカにはいつもベイビーフェイスとヒールがいるんやな。アメリカの良心は信じられるな。しかしヒールも仰山おるなぁ。子役のナタリー・ウッドが可愛い。あ。世界の政治は全部子供と老人にやってもらうか…。
12月12日(土) 土曜日やというのに意外とクルマの量が多い。佐吉との散歩でひょいと準幹線道路に出るとそれを感じた。あ。師走やな。某雑誌社から電話。「普天間基地問題でアメリカが怒ってることをどう思いますか?」年末特集アンケートらしい。「怒らしときゃエエやないか」と答える。記者までが何をビビッとるんや。そういや最近は新聞やテレビのメディアまでビビッとるなぁ。交渉が下手やなぁ。もうひとつ。「民主党の大量訪中団をどう思いますか?」「格好悪い。けどアメリカへの牽制なら効果的に」何年か前に上海へ行ったとき中国人通訳の菅さんから訊かれた質問を思い出す。「中国はいずれ米国と戦争します。そのとき日本はどっちにつきますか?」たぶん…聖徳太子やったら…百済・越南・泰国につくんかなぁ。ノーベル平和賞のオバマの演説もサイテーやったなぁ。そういやavexから出たオバマの演説とクラシック音楽を一緒にしたCD聴いてると昔はこんなエエ大統領もいたなぁという感慨が湧いてきた(笑)。
12月11日(金) ふううっと気の抜ける一日。たまにはこういう日もないといけない。と思いながら宮崎学『近代ヤクザ肯定論』ようたく読了。在日コリアン被差別部落とヤクザの関係も含めた力作でした。納得。同氏の『近代の奈落』も読まなければ。校正4本。なるほど仕事を沢山すれば事後処理も多い。近頃は請求書を送れというメディア(ラテ局・出版社・編プロ)まである。邪魔くさいコッチャで。しかしやらなあかんのかな。事務所に所属してへんのやから。次女が晩飯食べに帰って映画劇場は『スタンド・バイ・ミー』。きちんと隅から隅まで見たのは初めて。イイ映画です。男の子なら誰にでもある通過儀礼。メイキングに原作者のスティーヴン・キングが出てたけど…ふ〜ん…こんな人か。なるほど物書きやな。赤星引退。涙。佐渡裕さんと対談してもろたんを思い出す。そういう企画を実践してくれるスポーツ誌はなくなった。阿呆やでモウ。
12月10日(木) 朝から新幹線で名古屋へ。観光ホテルで名古屋の財界誌発行元時局社主催講演会。スポーツの事業仕分けから遡ってスポーツとは何かというお話。チョイト疲れる。昼食会で乾杯の音頭。その後帰宅。晩飯映画劇場はロバート・アラン・アッカーマン監督『ラーメン・ガール』。主役は『エイトマイルズ』『シン・シティ』『17歳のカルテ』などのブリタニー・マーフィ。舞台は新宿。中華ソバ屋。恋に破れたブリタニーが目の前にあるラーメン屋で働き始めてラーメンを極める話。その店主が西田敏行。なかなかの名演でハリウッド・デビュー作品。ほかに余貴美子・石橋蓮司・山崎努がなかなか味な演技。それにパク・ソヒが在日コリアンでなかなか面白い映画に仕上がっていた。脚本も悪くない。ハリウッド映画やけど奇妙な日本も出てこない。見たあとも気持ちいい。良質の娯楽映画。去年の作品らしいけど知らなんだなぁ。
12月9日(水) 早朝ラジオ2本。totoBIG4億5千万円の当選券をパソコンで偽造して捕まった話。ブラジルでは国内リーグ優勝決定戦のときに10億円強盗未遂。映画『黄金の七人』は欧州選手権決勝時にロンドンの造幣局にもぐりこんで紙幣を印刷する。そういえば『自転車泥棒』も最後はサッカー場。『ひまわり』のソフィア・ローレンも戦争から帰らない夫をソ連のサッカー場まで探しに行く。日本でもサッカーが日常生活に入り込んだ証拠?久しぶりに海の見える病院へ行って診察。血圧も安定。問題なし。あと少し血圧の低値安定を目指すため3キロ減量かな。帰宅して原稿書き。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド主演『ダーティ・ファイター怒りの鉄拳』。なんちゅうタイトルの映画や…と思て見たらおらん・ウータンとコンビを組むプロの喧嘩屋が主人公の喜劇。余りの馬鹿臭さに途中何度か呆れ返るがどこか赦せるのは猿の名演技のせい。それにしても日本語タイトルはサイテー。原題は『Any Which Way You can』何でコレが『ダーティ・ファイター怒りの鉄拳』になるねん!?
12月8日(火) なんか気分がエエのは昨晩大阪から帰宅したら金聖響さんとの共著『ベートーヴェンの交響曲』(講談社現代新書)が6刷目増刷決定の知らせが入ってたから。ゴキゲン状態で佐吉と散歩のあと終日原稿書き。晩飯映画劇場で『ブロードウェイ・メロディ』。ごくごく初期のミュージカル。『雨に唄えば』でジーン・ケリーがミニ・ドラマのフィナーレで歌ってたヤツ。ナカナカオモロイ。チョイト古すぎるかな。とはいえアメリカが若々しく元気だった時代がようわかる。寝る前にメールをチェックしたら講談社の担当者から再度『ベートーヴェンの交響曲』7刷目の増刷の知らせ。なんでコナイニ繰り返すねん。もっとギョーサンいっぺんに増刷してくれやと思いつつも嬉しいもんですなぁ。『ロマン派の交響曲』は3刷で止まってるなぁ。あ。師走の第九で売れてるのか。ほな春のブラームスとかもブームにナランかなぁ(^^;)。
12月7日(月) 朝から大阪でチョイト打合せ。京都へ行くはずが行けず今年身障者コンサートでグランプリに輝いた珍獣王国の山下純一さんに電話したところが「大阪まで行きますよ」とのこと。全盲車椅子の人に申し訳ないと恐縮しながらも毎日放送1階コーヒーショップで初対面。いやぁブルース・ハーモニカやパーカッションが素晴らしいだけでなく話しても面白い人で大盛りあがり。途中からMBSのHディレクターも加わってもらう。山下さんは京都在住だとか。よっしゃ。ナンカ京都でオモロイことやリマひょ。午後から『ちちんぷいぷい』生出演。「ふむふむ」のコーナーでスポーツの事業仕分けに触れる。往復の新幹線で青柳正規『興亡の世界史00人類文明の黎明と暮れ方』読む。このシリーズはホンマにどれも面白い。あとは大日本帝国の満州だけやな。帰宅したら音楽評論家の平林直哉さんから『アラ・ソレンコワ・イン・ジャパン』というCDが届いてた。早速聴くとコレがスゴイ。見事なアジリタ(コロラチューラ)と柔らかい美声のソプラノ。1957年の来日公演らしいけどこんな清楚な歌声の歌手がいたのかと驚き。疲れが取れました。しかしカタカナ変換の時に「ソ連強」と出るのはシラケルなぁ。
12月6日(日) 超久しぶりに佐渡裕の『一万人の第九』を聴くため朝から新幹線で大阪へ。ホテル・ニューオータニで『題名のない音楽会』のプロデュサーO嬢と一緒だった佐渡裕のマネージメントしてる…というより最早朋友のS社長と歓談。京都で何かオモロイことやりまひょやという話。姉夫婦と待ち合わせて大阪城ホールへ。佐渡さんの楽屋で珍獣王国のブルース・ハーモニカ山下純一のプロモーション・ビデオ渡す。「せやけど元気になってよかったなぁ」と佐渡さんにいわれてソウイヤ今年大病したことを思い出す。え。佐渡さんの世話してるH嬢が結婚したん。座席に行けば隣席はナント上海太郎さん。お久しぶりです。その隣が歌手の深川和美さん。なんと深川さんの旦那が神戸の『木馬』のマスターでソコに出演した餓鬼に上海太郎さんの『朝ごは〜ん』を紹介したら「親父に何遍も聴かされました」……とか。いろいろあるなぁ。人生やなぁ。年末はやっぱ第九やなぁ。ナンノコッチャ。ゲストは槇原敬之。会場大盛りあがりで第九に雪崩れ込んで流石の迫力。次は金聖響の第九を聴きに行こ。また全然違うもんな。大阪泊。『坂の上の雲』見たあとZZZZ。
12月5日(土)つづき 長嶋さんの書評原稿書いたあと『神戸芸能社』読了。こっちは書評執筆予定なし。やっぱりヤクザは依頼ナシなんかなぁ。いや書くんやったら宮崎学『近代ヤクザ肯定論』のほうかな。あ。コレは2年前に出た本か。残念。夜は晩飯スケート劇場。うううむむむむ。高橋は残念。織田はオメデトウ。女子は挑戦なしの加点の奪い合いか。浅田真央復活に期待。
12月5日(土) 一日中雨の天気予報やったのにエエ天気やな。そうか。日本はオランダ・デンマーク・カメルーンが相手か。ベスト4に入るつもりならどこでも一緒やわな…というのは簡単やけど…。さぁ佐吉と一緒に富士山見に行こ。どんな富士山が見えるかなァ…。……見えんかった…トホホ。
12月4日(金) 朝佐吉と散歩で久々に富士山。やっぱりエエなぁ。来年も今年と同様春から始めるNHKーJAL文化講座の企画書づくり。今年のテーマはオペラやなくてオペレッタとミュージカル。おもろなりそうやな。そのあと書評執筆のため長嶋茂雄さんの『野球は人生そのものだ』読了。長嶋さん的話し言葉(文体)になってないとこが辛いな。晩飯スケート劇場はグランプリ・ファイナル。高橋大輔は見事。キム・ヨナは今調子落とす方が五輪のためにエエのんやろな。それとも…見えない浅田真央をどう感じてるのかな。陸上の浅田氷上のキムを焦らすナンテことはないかいな…。
12月3日(木) 昨日の一日が疲れすぎたのでゆっくりと本棚や机の上やコンピュータの整理をして年賀状の文面書いたりしてたらTBSラジオから突然今日の番組に出演依頼の電話。Good Timingと引き受けたらナント夜の10時半から12時まで。しかも電話出演でなくスタジオ生。テーマはスポーツ予算選手強化費事業仕分け。ナンカワカランけど勢いで引き受けてしまう。『アクセス』という名のリスナー参加型討論番組。MCは渡辺真理サンと井上トシユキさん。真理さんは久久久久しぶり。井上さんは初めてやけど同じ京都出身とかの関西弁の使い手。晩飯食うてからタクシー代向こう持ちでTBSへ。思う存分喋らせてもらう。やっぱりラジオはオモロイなあ。自分の意見をきちんと喋れるメディアとしてはやっぱりラジオが一番かな。二番が関西のTV。三番が地方のTV。シゴロクナナがなくハチくらいに……。
12月2日(水) 朝ラジオ2本。事業仕分けのスポーツ選手強化費縮減と五輪選手たちの抗議記者会見について。金が必要なのはわかるがスポーツ関係者の理屈は甘すぎる。もと勉強しなさい!五輪のメダルが何故必要なの?国民を喜ばせるだけ?違うでしょ!一方で国体に莫大な建設費が使われ国体開催の予算が削られ五輪招致に大金が使われW杯まで招致しようとする。それらの金もスポーツ予算。そのことに触れず…。これは別のところで原稿に書こ。昼前から東京へ。CSテレビ衛星劇場でのMET(メトロポリタン歌劇場)ライブビューイング放送の案内役として番組VTR収録。http://www.eigeki.co.jp/eigeki/一気に4本分。疲れた。おまけに空気が乾燥してて口が渇いて舌がまわらず…。何度もやり直し。ちょっとショック。病み上がりのせいか…と思ってしまう。品川駅前でTBSのO女子アナとバッタリ。「うわ。ひさしぶり」「御無沙汰ですけどスマートになられましたねえ。カッコいいですよぉ」「ええ。脳出血したもんで」「え、えええー!?」「赤ん坊元気?」「はい。今から保育園に迎えなんです」ナンカ気分が紛れたな。銀座山野楽器に寄ってオペラのDVD買い込んで気分転換。疲れて帰宅すれば長女に次女も加わって五月蠅い晩飯映画劇場は崖の上だか下だかのポニョ。微妙。宮崎某はナウシカとトトロで終わったのか。もうちょっと時間かけて考え分析せねば…。
12月1日(火) 今日から師走。そんなこと言われんかってわってるわい!せやからどないやちゅうねん!と自分でツッコミながら原稿アイデアにウンウンと呻吟。今年もまた山下洋輔ニューイヤー・コンサートのパンフレットの締切日がやってきた。新春のステージはあのブーニンとのデュオ。あのアイデアでいこかコッチのほうがオモロイか…ギャグほど難しい原稿はない。ジャズほどおもろい音楽はない。ショウほど素敵な商売はない。ショウ…ショウ…将棋で行こか…というわけで河村俊彦の名著『将棋対局日誌』全2巻(力富書房)の大部を本棚の奥から引っ張り出し読み出す。よっしゃ。これで行こ!ナンノコッチャ。夕方TBS『朝ズバッ!』のスタッフ来宅。五輪選手強化費縮減について。スポーツライターとして当然事業仕分けに抗議すると思って訪れたスタッフを説得。マスメディアってこんなモンかなぁ…。晩飯映画劇場はクリント・イーストウッド監督主演『ホワイトハンター ブラックハート』白人の猟師は悪魔の心…と意味だけではないが巨匠ジョン・ヒューストン監督がキャサリン・ヘップバーンなんかを使って『アフリカの女王』を撮影したときの逸話らしい。映画監督に限らずこういう破天荒ななかから名作を生み出す人生はモウ無理やろなァ。
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