ナンヤラカンヤラ
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1月21日(金)
『性と宗教』読み続けようと思ったら昨日成城大教授の山本敦久さんから神戸大教授の小笠原博毅さんとの共著『東京オリンピック始末記』(岩波ブックレット)が送られてきたのでそちらを読み始める。《オリンピズムへの参加は権利要求の結果ではなくIOCからの承認という「施し」によって可能になる》確かに。《各種競技会や学校行事が相次いで中止になるのに何故オリンピック選手だけが優遇されたのか》オリンピックはナルホド別世界=パラレルワールドの出来事だったのですね。我々の暮らす実社会とは何の関係もない世界の出来事。《選手たちは自分たちが頑張れば頑張るほど夢でも希望でも自己実現でも「世界平和」でもなくIOCという興行主のための利益を生み出しているだけだ》正論の連続。来週月曜の『オプエド』には山本先生と一橋大の坂上康博先生に出演してもらいオリンピックの話しをしていただきます。ワン。黒兵衛と散歩のあとチョイとイロイロ仕事して大船駅へ。横須賀総武線で錦糸町へ。すみだトリフォニーホールでの佐渡裕指揮新日本フィルと反田恭平さんのピアノベートーヴェンの『皇帝』のコンサート。これが凄かった。はっきり言って大名演。昨晩DVDで見た若きツィンマーマンの演奏のように堅くなく柔らかくてしなやかでそれでいて力強く味わい深く美しく…バックの佐渡の指揮も実に雄弁に見事で…いやはや呆れ返るどの素晴らしいブラヴォー!な演奏でした(ブラヴォー!と叫びはできませんでしたけど)。陳腐な表現ですが世界一の演奏でしたよ。アンコールのショパンも美しかった。しかも続くリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』も素晴らしい演奏!千夜一夜の世界が眼前にカラフルに現れました!久し振りに佐渡さんや事務所の皆さんともお逢いできて積もる話も少しできたし同行した音楽好きの編集者も紹介することができたし大満足のコンサートでした。佐渡さんは4月から新日フィルの音楽監督に就任とかでメッチャ楽しみですね。ビール飲みながら微酔いで帰宅。

1月20日(木)
『性と宗教』読み続ける。面白い。アウグスチヌスも淫蕩の末にマニ教からキリスト教に帰依。鎌倉仏教の俊英たちも女犯と無縁ではなかったことを思うと宗教とは発情期のない人間の常に発情するセックスのコントロール=煩悩の制御から生まれたとも言えそうなんですね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。北京冬季五輪が近付いたのでロシアのウクライナ侵攻や中国の台湾侵攻の話題は一先ず横に置いてウィンター・スポーツとサマー・スポーツの違いを話す。冬季五輪は「雪と氷」に関係する競技のみと規定されている。つまり人間の肉体という自然が自然環境と交わる競技。一方夏の五輪は近代五種のクロスカントリーを除いて全て人工の施設のなかで行う競技ばかり。つまり人工の環境のなかで肉体という自然を再確認する競技。もっとも北京冬季五輪は人工雪と人工氷のなかで行われますけどね。ワン。黒兵衛と散歩。オマエはまだ童貞。佐吉(前に飼ってた雑種犬)も雌犬と結ばれないまま亡くなった。アウグスチヌスよりも高潔な存在かな?ワン。終日デスクワーク。大相撲はウワッ照ノ富士が負けた。これで優勝争いは面白くなった。晩飯コンサートは明日すみだトリフォニーホールで聴く佐渡裕指揮&反田恭平ピアノのベートーヴェンの予習というわけではないけどグルダの弾き振りミュンヘン・フィルとツィンマーマン&バーンスタイン指揮ウィーン・フィルで『皇帝』を楽しむ。どっちも見事な演奏ですけどグルダはヤッパリ破格の凄さですね。明日はどんな演奏になるのかな?オミクロン対策も考えねば。

1月19日(水)
大阪のホテルで目覚めてタクシーで新大阪へ。新幹線で帰鎌。車中『草枕』と思ったところが鞄に入れていた島田裕巳氏の新刊『性(セックス)と宗教』(講談社現代新書)を読み出したら面白くて止まらなくなった。直立二足歩行から口腔を大きく広げた人類は複雑な音声を発することから言葉を手に入れ実在しない神や天国も言葉で創ることが可能となり本能を失って常に発情可能となって第二次性徴の時に邪(よこしま)な性の目覚めをコントロールしようとするところの回向(えこう)=conversion=「二度生まれ=二度目の誕生」によって神の啓示を受けたと思い込んだところから宗教が生まれたワケか。ナルホド。「病める魂」が宗教を生んだのですね。第二次性徴のときですから女性のほうが男性より宗教画の目覚めが早いのですね。そう言えば川島雄三監督・若尾文子主演で『女は二度生まれる』という面白い映画がありましたね。見直そうかな。大阪行きの機能の新幹線では見事に綺麗な富士山がでっかく裾野まで広がって見えたが今日は雲に隠れて見えず。残念。トンガの火山爆発は物凄かったけど富士山は大丈夫かな?帰宅後いろいろデスクワークのあと大相撲。昨日北勝富士に敗れた御嶽海は正代に勝って1敗キープ。正代の元気の無さは心配ですね。御嶽海が照ノ富士を破ったら面白いけどチョット淋しい初場所ですね。いや。王鵬・阿炎・宇良が頑張ってるか…。しかし…オミクロン株の収束と終息はいつ頃になるのかな…もうエエ加減にしてくれ!…ですね。それを誰に言えばイイのかな?

1月18日(火)
改めて草枕は凄いと思う。どこを読んでもスゴイ。芸術論小説が恋愛論小説に変身して最後は反戦小説に行き着き全ては「非人情」で貫かれている。《「地震!」と小声で叫んだ女は膝を崩して余の机によりかかる。御互の身軆がすれすれに動く。余の顔と女の顔が触れぬばかりに近付く。細い鼻の穴から出る女の呼吸(いき)が余の髭に触った。「非人情ですよ」と女は忽ち居住居を正しながら屹と云う。「無論」と言下に余は答えた》「非人情」のラヴシーン。いいものです。そう言えば男女の密な会話中に地震が出てくる場面は織田作之助の『夫婦善哉』にもありましたね。次は浪花文学を読み直すか。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと連載コラムの校正に赤入れをしてテレビやネットで天気予報をチェック。雪のため新幹線が関ヶ原付近で30分の遅れというのをチェックして早めに家を出て品川から新幹線で大阪へ。8分の遅れは朝日放送『教えてNEWSライブ!正義のミカタ』録画撮りに十分間に合うのでホテルに入って着替えてからABCへ。22日放送の番組は全編北京冬季五輪をメインテーマにロシアのウクライナ侵攻と中国の台湾侵攻をテーマに1時間半。小生は北京冬季五輪が如何にヒトラーのベルリン五輪に似ているかを話してロシア問題は筑波大の中村逸郎教授が説明。中国問題は『オプエド』にも何度か登場してもらったジャーナリストの近藤大介さんが説明。ロシアはモスクワ五輪の時にアフガン侵攻。北京夏季五輪の開会式当日にグルジア(ジョージア)侵攻。ソチ冬季五輪直後にウクライナ・クリミア半島占領。オリンピックの平和の主張はただの画餅?今年は何をする?ロシアはウクライナとベラルーシへ?中国は台湾領南沙諸島の太平島へ侵攻?この番組の放送は関西ローカルですが中味が我ながらメッチャ面白かったので見てください。今週土曜の放送後はYuTubeで見ることができるのかな?ホテルへ戻って大阪泊。

1月17日(月)
漱石はスゴイ。草枕は凄い。宿の露天風呂で遭遇する那美さんの裸体の描写に圧倒される。《ふっくらと浮く二つの乳の下にはしばし引く波が又滑らかに盛り返して下腹の張りを安らかに見せる……これ程自然でこれ程柔らかでこれ程抵抗の少ないこれ程苦にならぬ輪郭は決して見出せぬ……しかもこの裸体は……》皆さんご自身でお読み下さい。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事していると今日の『ニューズ・オプエド』のスタッフからゲストに神戸大学教授で感染症医師でインターハイ出場校出身のサッカー選手でもあった岩田健太郎さん(cイッセル神戸のファンだとか)から出演OKの返事が来たと連絡。思わずイエーイと快哉を叫んで岩田先生に感謝のメール。もうひとりのゲストのサッカー・ジャーナリストの大住良之さん(岩田先生は若い頃に大住さんがサッカーマガジンなどに書いていたサッカー論を愛読していたとか)にも連絡。午後からのスタッフZOOM打ち合わせを経て夕方から本番。日本代表のW杯アジア最終予選(来週と再来週が中国・サウジとホームで闘いますからね)の展望を大住さんに話していただきオミクロン株との戦いやスポーツ観戦時の新型コロナへの対処法などを岩田先生に話していただく。メッチャ濃厚で有意義な1時間。大住さんは番組終了後に岩田先生にサッカー日本代表チームの感染担当医就任を試験に要請。これを書いているときはちょっと多忙で連載の校正を済ませて出かけねばなりません。『オプエド』のホームページでまだ大住さんや岩田先生出演の本番を見ることができますので御覧ください。https://op-ed.jp/

1月16日(日)
朝ベッドで『草枕』。漱石の痛烈な「茶道批判」。《世間に茶人ほど勿体振った風流人はいない。あぶくを飲んで結構がるものは所謂茶人である。あんな煩瑣な規則のうちに雅味があるなら麻布の聯隊(引用者註・帝国陸軍のこと)のなかは雅味で鼻がつかえるだろう。廻れ右前への連中は悉く大茶人でなくてはならぬ》という文章にニヤニヤしていると早起きのヨメハンに「世の中大変やのにのんびりやね」と起こされた。昨晩のトンガの海底火山の大爆発で日本にも津波警報がジャンジャン出ているらしい。後でわかったことだが神奈川県は特にシステム故障でスマホやケータイが10回以上ピョロロンピョロロンと鳴り続け緊急避難情報が次々と出たとか。慌ててベッドから出てテレビを見るとニュースだらけの大騒ぎ。我が家の周辺は大丈夫と判断して黒兵衛と散歩に出る。と空にくっきりと一本の飛行機雲。地震雲かな…などと思っていると一緒に歩いてたヨメハンが「アッチこそ地震雲」と北側の上空を指さすのでソッチを見ると二筋ほど楕円形の弧を描くような太い筋雲があった。こっちこそ地震雲かな?と言いながら歩いたが後の情報から勘案するとアレはトンガから伝わってきた「空振」による雲かもしれない。写真を撮れなかったのは残念。終日デスクワーク。夜のNHK特集は菅退陣時の政局ドキュメンタリー。最近のメディアや政治評論家や政治ジャーナリストは政治を語らず政局ばかり語っている。日米安保や地位協定や日中関係や日韓関係は将来的にどうするべきか…というようなテーマは取りあげられないのかな?

1月15日(土)
ベッドでの読書が『草枕』に戻る。銀杏返の髪型の女も登場。《軽侮の裏に何となく人に縋りたい景色が見える。日を馬鹿にした様子の底に慎み深い分別がほのめいている。才に任せて気負えば百人の男子を物の数とも思わぬ勢の下から温和しい情けが吾知らず湧いて出る。悟りと迷いが一軒の家に喧嘩しながら同居している体だ。不幸に圧し付けられながらその不幸に打ち勝とうとしている顔だ。不仕合わせな女に違いない》漱石は女性の描写も上手いですねぇ。ワン。黒兵衛と散歩のあと雑誌『ZAITEN』の連載原稿執筆。北京冬季五輪で注目する点。羽生結弦の4回転アクセルとスノーボードの「反五輪的横乗り文化」と大会後の中国の台湾太平島への侵攻…という「三題噺」を書く。どれも金メダルなんてことよりモノスゴイコトですよね。大相撲は阿炎が無念の一敗。御嶽海の驀進は何時まで続く?などとビール飲みながら興奮したあと『ブラタモリ』で和歌山の魅力を満喫。関西人のなかには和歌山人を「デンキデンダッギ(電機洗濯機の和歌山弁的発声らしい)」などと揶揄する輩もいるけれど熊野や白浜を除いた和歌山市周辺だけでも魅力いっぱいですよね。そう言えばNHKは何日か前に見た人類の「出アフリカ=グレートジャーニー」は岩塩を求めた旅立ったというドキュメンタリーも面白かったです。NHKばっかり見てるなあ。

1月14日(金)
『東京オリンピック1964の遺産』読了。大成功と評価が高かった1964東京五輪を様々な面から再検証。そして最後に編著者の坂上康博氏&來田享子氏の対談で2020東京大会へとつながる。1964には《公共性高いもの》であったはずの五輪が2020では《商標や知的財産の取り締まり》で《常規を逸して》(坂上)《単なるイベント化していることを完全に可視化した》(來田)それにしてもIOC憲章の根本原則第6条で「大会は国家間の競技ではなく個人またはチーム間の競技である」と示され第57条には「IOCと組織委員会は国ごとのランキングを作成してはならない」とも明記されていたのに東京大会組織委のホームページで「国別メダル数ランキング」が掲載されていてるのはIOC憲章違反だと小生も春日良一さんも來田さんも抗議の声をあげていた。が《IOCは(2021年)8月8日の総会で第57条を改正したそうです。改正版では「競技結果の表示は情報提供を目的としてIOCによってもしくはIOCの承認を得て組織委員会によって作成することができる」となりました》組織委のホームページでは「国別」ではなく「NOC(各国五輪委)別」となっていたが《国とほぼ同義語に理解できるようなNOCのものとして一括りにしてしまっては(いくら根本原則に個人間の競技と記されても)選手一人ひとりの姿など見失われて当然です》《IOCの歴史を見ていると自分たちの責任を逃れることができる範囲だけで成功を語る狡猾さが見え隠れします》(來田)「平和運動」と「国際イベント屋」を使い分けるIOCは確かに「狡猾」でヒトラーにもブッシュにも安倍にも擦り寄って利用したわけですね。次は習近平と握手?ワン。黒兵衛と散歩のあと大相撲まで終日仕事仕事仕事。うわっ。37歳の玉鷲が照ノ富士を倒した!お見事!『チコちゃん』見ながらメシ&フロ&酒&読書『草枕』復活&ネル。

1月13日(木)
『東京オリンピック1964の遺産』読み進む。小生にとって極めて興味深いのは「1964東京五輪」を「実体験」として持たない若い研究者たちが「1964東京五輪」にまつわる様々な(過去の)出来事を「歴史」として書き残そうとしている文章を「実体験」を少しは持っている小生が読むことだ。もちろん「実体験」を持つ者(経験者)の意見が「正しい」などという気は毛頭ないがもう少し書き加えてほしいことが次々と脳裏に浮かんでもどかしさを感じることもあった。しかし総じてなかなか面白いと感じるのは「1964東京五輪」を「想い出」や「感想」や「体験談」でなく「歴史化」しようとする意志が貫かれているからだろう。全体の小生の感想はあと60ページほど読み切ってから書きますが一人でも多くの人に読んでほしい一冊ですね。ここから日本の戦後の新たな出発が始まったのですから…。ベッドを出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。内村航平引退について話す。素晴らしい選手の引退に拍手。鉄棒一本に絞らず全ての種目と取り組んでたら現役生活がむしろ伸びたのでは…と思うのは素人の勝手な思い込みでしょうね(^^;)しかし体操競技というスポーツは面白い。塚原氏にインタヴューして「一人の選手が凄く難しい月面宙返りのような新しい技を行うと次々とあっと言う間に他の選手もその難しい技をやってしまうようになるのは何故?」と訊いたところが「体操競技は人間のできないことに挑戦する競技ではなく人間にできることを発見する競技だからですよ。こうすればできる…ああすればできる…と見本が生まれれば誰もが真似ればいいのですから」この考え方はスポーツ全般に当てはまる思想かもしれない。ワン。黒兵衛と散歩のあといろいろデスクワーク。昨日の東京新聞のコラムに斎藤美奈子さんも書いていたけどNHK-BSの『河瀬直美が見つめた東京五輪』というドキュメンタリー番組で「五輪反対デモに参加しているという男性」が「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」とテロップで紹介した一件は本当に酷い「捏造」と言うほかない事件ですね。何故こんな一件が起こったのか?反五輪のデモに「お金をもらって参加した人」はいたのか?いたなら金を出したのは誰か?どのような組織か? NHKは間違いを糺すべくそこまで検証してほしいですね。

1月12日(水)
昨日送られてきた『東京オリンピック1964の遺産 成功神話と記憶のはざま』(坂上康博/來田享子・編著/青弓社)を読み出すと面白くて…というか興味深い記述の連続でアッという間に第2章まで読んでしまった。1964年は「大成功」だけではなく「負の遺産」も山ほどあった…つまり東京五輪1964を歴史としてキチンと記述しようという試み。最年長者が1959年生まれで最も若い人が1990年生まれの8人による記述は「東京五輪1964」の「大興奮」を実体験として味わっていない人たちだから冷静に書ける部分も多いのでしょうね。開会宣言を行った天皇の立場は「パトロン」だったというのは小生が翻訳したR・ホワイティング『ふたつのオリンピック』の引用もあり訳者として小生も「総裁」「名誉総裁」の日本語を書くかどうかを悩んだことを思い出した。ボブさん(ホワイティング氏)にも相談したら「ボクハぱとろんトシカオモッテナイ」と言われたのでそのままパトロンと言う言葉を使うことにした。当時は首相の池田勇人が「ニューライト」と呼ばれて憲法「改正」に積極的ではないのに対して自民党の佐藤栄作をはじめとする「オールド・ライト」や「ハード・ライト」による憲法「改正」推進者たちが「天皇元首論」を唱えて五輪の開会宣言を「国の元首Cief of Stateが行う」と書かれている五輪憲章との整合性など様々な問題もあったらしい。それに五輪組織委会長が原発実用化推進のトップだったという記述も興味深かった。五輪の聖火は「原始の火」で組織委会長は「原始力から原子力まで」の「脚光を浴びた」と朝日の天声人語も書いたらしい。そう言えば大阪万博も(福井県の)「原子の火」で開催されたと当時は喧伝されましたね。高度経済成長とはそういう時代だったんですね。ベッドから出て黒兵衛と散歩。そのあと体操とスクワットを新年から再開している。10年近く前に脳出血を克服して以来続けていたのを昨年春頃からやめていた。足の衰えがアタマにまで影響しないうちに復活させないと…とまずはスクワット30回くらいから以前の100回にまで…復活できるかな?午後からは日本財団パラスポーツ・サポートセンターと日本福祉大学の共催による「東京2020パラリンピックのレガシー」に関するシンポジウムにオンライン参加。冒頭組織委の中村英正氏と日本福祉大の藤田紀昭教授から30分ずつの基調講演のあとIPCの理事に就任したマセソン美季さん・パラリンピアンの土田和歌子さん・日本パラ陸上競技連盟の三井利仁さんと共に加わってシンポジウム。小生はパラスポーツ(パラリンピック)があらゆるスポーツへの視点を広めスポーツに対する認識を深めてくれるということをいろいろ例を挙げて話すが私のほうが勉強になった2時間半でしたね。晩飯前に大相撲&ビール。宇良は照ノ富士に惜しかったですねえ。メシ&フロのあとは早々にベッドへ。『東京オリンピック1964の遺産』の続きを読みたいですからね。『草枕』は一時休止です。

1月11日(火)
『草枕』の主人公は画家。だから文中にミレーのオフィーリアやターナーや応挙&白隠&蕪村など様々な画家や禅画や文人画が登場するのは憶えていたけど若冲が出てくるのは記憶になかった。最近の大ブームになるずっと以前に日本の画壇では評価があまり高くなかった若冲を取りあげているのは流石というかブームの後になって気付いた小生は情けないですね(>_<)。《若冲の図は大抵精緻なものが多いがこの鶴は世間に気兼ねなしの一筆書きで一本足ですらりと立った上に卵形の胴がふわっと乗っかっている様子は甚だ吾が意を得て飄逸の趣は長い嘴の先まで籠もっている》ナルホド。画を文字にするお手本ですね。これに続く芸術論もスゴイ。《詩人とは自分の屍骸を自分で解剖してその病状を天下に発表する義務を有している》うわあっと叫びたくなる文章が続きますが長くなるの省略。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと今年最初の『ニューズ・オプエド』の打ち合わせ&準備。火曜日だけど月曜日まで待っていたら17日が新年最初になるので今日をスポーツ特集に。ゲストは五輪アナリストの春日良一さんと尚美学園大教授の佐野慎輔さん。本番では「東京五輪から北京冬季五輪へ」ということでオリンピックについて話し合いました。自分で言うのも我田引水気味ですが内容はスゴく濃く小生自身も勉強になりました。東京五輪ではロシアがドーピングに対する処分からロシアとして出場することができずROC(ロシアオリンピック委員会)として参加しましたがオリンピックの本質としてはすべての出場国が五輪委員会として参加するほうが正しいのですよね。日本はJOCとして参加。また「開催国の元首」に開会宣言をさせるならIOCの主張する「反戦宣言」も「人権宣言」もさせろという小生の意見には春日氏も賛成。今でもこの番組の一部は視聴できますから見てください。https://op-ed.jp/

1月10日(月)
『草枕』アタマから読み直し始めるとやっぱりメチャクチャ面白い。冒頭の《智に働けば角が立つ。情に棹させばば流される…》の書き出しの名文芸術論も凄いけど婆さんとの軽妙な会話や茶菓子の上に糞をする鶏など見事ですね。反近代反戦芸術論恋愛論小説でもある漱石の最高傑作だと思います。熟読し直します。中学2年の国語の授業で読まされて以来通読は50回を超えるかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。静かな祝日。しかし成人の日の祝日はやっぱり小正月(15日)と重なるべきですよね。ワン。終日デスクワークでスポーツ・ジャーナリズム論をまとめているところへ某編集者から電話で音楽の書き下ろし企画を持ち込まれる。いやぁ…それは…ちょっと無理かなぁ…と返事したものの電話を切って考え直してみるとナカナカ面白いことに気付く。やってみるか…。昨日から大相撲。昨日の大栄翔も照ノ富士に惜しかったけど境の若隆景も惜しかったなあ。しかし照ノ富士は強いですね。倒すのは誰かな?晩飯映画劇女は『アルマゲドン』。昼間NHK-BSがやっていたので半分見て続きを録画。後半を見る。話題の映画だったので見たけど…まぁ…どーでもいいハリウッド映画でしたね。

1月9日(日)
朝ベッドのなかで漱石『草枕』どこでもいいから開いて読む。《汽車ほど二十世紀の文明を代表するものはあるまい。何百と云う人間を同じ箱へ詰めて轟と通る。情け容赦はない。詰め込まれた人間は皆同程度の速力で同一の停車場へとまってそうして同様に蒸滊の恩沢に浴さねばならぬ。人は汽車に乗ると云う。余は積み込まれると云う。人は汽車で行くと云う。余は運搬されると云う。汽車ほど個性を軽蔑したものはない。文明はあらゆる限りの手段を尽くして個性を発達せしめたる後あらゆる限りの方法によってこの個性を踏み付け様とする》確かに。そう言えば井沢元彦さんは『コミック版逆説の日本史明治維新編』での最後のシーンで明治5年という早い時期に明治政府が新橋横浜間に鉄道を開通させたことを取りあげ「国民を(江戸の過去から)目覚めさせ」「幕末は終わった」と書いてましたね。「技術」が新しい時代を拓くのですね…良くも悪くも。5Gとメタヴァースの新しい時代はどうなる?ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。夜は晩飯を『ダーウィンが来た』でトラを見たあと大河ドラマ『鎌倉殿の13人』初回を見る。15分で創れるドラマを45分かけてやるのがTVドラマなのかな?現代語の会話のなかに筆書き草書の手紙が出てくる不自然さを感じる。現代語は別にイイけど北条政子(小池栄子)はキャラが違い過ぎるのでは?最後にドヴォルザークの『新世界交響曲』が流れたのには意図がベタすぎて笑ってしまった。来週からはやっぱり『日曜美術館』を見るかな。

1月8日(土)
昨日の夜『チコちゃん』見て風呂入ったあとビール飲みながら映画『ザ・プロフェッショナルズ』という西部劇を観る。リー・マーヴィン&バート・ランカスター&クラウディア・カルディナーレという豪華配役だったのでNHK-BS放送を録画したけど台本が御都合主義でイマイチでした。パンチョ・ヴィラ革命軍とアメリカ人の関係がチョイとわかったのが収穫かな。昨日送られてきた有隣堂のPR紙『有隣』に『鎌倉武士と横浜』(有隣堂)の著者である盛本昌広という方が『鎌倉殿の13人と横浜』という興味深いエッセイを書かれていた。鎌倉幕府も処刑するときは横浜六浦まで出て処刑したそうです。武士でも血の穢れを忌避したそうです。最近『頼朝と義時 武家政権の誕生』(呉座勇一・著/講談社現代新書)を読んでコノ時代の人間模様の面白さを感じていたけど久し振りに明日からの大河ドラマを見てみるかな。脚本が三谷幸喜だし…もし毎回見たら竹中直人の『秀吉』以来かな?その前は尾上菊之助&緒形拳の『源義経』かな?(フルッ(>_<)ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。オミクロン株新型コロナ…ええ加減にしてくれと本気で悲鳴ですね。フリーランスはマトモに被害を受けてますから…。

1月7日(金)
読む本が枯渇したときに手を出すのは漱石の『草枕』。ボロボロになった新潮文庫のどこでもいいからページを開いて読み出すと必ず感激する。《余は明らかに何事をも考えておらぬ。又は慥かに何物をも見ておらぬ。只恍惚と動いている。余が心は只春と共に動いていると云いたい。普通の同化には刺激がある。刺激があればこそ愉快であろう。余の同化には何と同化したかが不分明であるから毫(ごう)も刺激がない。刺激がないから窈然(せつぜん)として名状(めいじょう)しがたい楽(たのしみ)がある。活力はないがしかしそこには復って幸福がある。偉大なる活力の発現にはこの活力も何時か尽き果てるだろうとの懸念が籠る。常よりは淡き我が心の今の状態には我が烈しき力の錆消磨しはせぬかとの憂(うれえ)を離れたるのみならず常の心の可もなく不可もなき凡境をも脱却している。淡きとは単に捕え難しという意味で弱気に過ぎる虞(おそれ)を含んではおらぬ》すごいなあ…。スポーツからは絶対に得られない心境ですね。ワン。黒兵衛と散歩。昨日積もった雪道を細心の注意で転ばぬように歩く。ワン。孫もいなくなった静かな正月七草。『草枕』を読み出すと止まらなくなる。ピアニストのグレン・グールドも死の直前までこの本の英語版を読んでいたのですよね。晩飯は七草粥。芹薺御形繁縷仏乃座菘蘿蔔。自分でも何を書いているのやらわかりませんがATOKでは七草の漢字変換ができました。晩飯と風呂のあとは『黒部の太陽』前半を観る。辰巳柳太郎と石原裕次郎の親子の葛藤はナカナカですね。この時代(高度成長開始の時代)まだまだ戦争の影は大きかったですね。

1月6日(木)
昨日の東京新聞の斎藤美奈子さんのコラムに注目《新年早々めでたくない案件が目白押し【脱脱原発】EUは原発を地球温暖化に資する「グリーンな投資先」に認定する方針》とのこと。核のゴミより温暖化をケアするのか?しかし使い古した原発の処置はどうする?《【新聞の身売り】12月27日大阪府と読売新聞大阪本社が「包括連携協定」を結んだと発表。読売は元々権力に媚びる傾向が強かったもののここまで露骨だとさすがにヤバい。東京五輪の次は大阪万博の利権に乗るつもりなのか。もう「身売り新聞」に改称しなさい》日本のジャーナリズムはどうなるのでしょうねえ?すべてはスポーツとジャーナリズムの癒着を「スポーツだから」「スポーツくらいならば…」と許したところがダムの一穴となったように小生には思えます。ベッドから出てRKB毎日放送今年初の『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。読売新聞社主催の箱根駅伝の「非スポーツ性(不平等性=関東陸上競技連盟加入大学のみ出場)」をまるで「全国区大会」のように騒ぐマスメデイアを批判。選手は全国から集まった大学生だから(全国規模)…なんて馬鹿言ってたテレビ人もいたようですが関東の大学に若者ランナーが集中するのをメディアは協力するわけ?しかも女子を排除した差別性ある大会を!ラジオのあと黒兵衛と散歩。寒い。空は黒い曇天。コリャ雪だな…と思ったら激しく降り出す。昼前に来週12日リモートで開催予定の日本福祉大学と笹川財団のコラボ・パラリンピック・シンポジウムの打ち合わせをZOOMで行ったあと孫を迎えに来た次女たちと昼食に行く予定を変更して早く帰宅させる。でないと雪が積もりますからね。孫がいなくなって静かにいなった我が家で正月の終わりを実感。さぁ仕事せねば。外を見れば一面銀世界。綺麗。白い雪は見るには良いですね。正月の終わりは日本酒で雪見酒と洒落込むか。

1月5日(水)
昨晩寝る前にビデオ録画しておいたNHKドラマ『倫敦の山本五十六』を見る。新資料と言うほどの驚きはなかったが海軍組織人としての五十六が上層部の反対からロンドン軍縮会議で自分の主張(米英との妥協と和平路線)を貫けず会議は決裂(建艦競争軍備拡張に入る)。それを国民が大歓声で迎えるという構図のなかでさらに新聞の果たした役割なども描いてほしかった。香取慎吾の静かな熱演は好感が持てたけどTVドラマの限界かな。そう言えば五十六は黒鉄ヒロシさんが面白いことを書いていたなと思い出し『千思万考 天の巻』(幻冬舎)をベッドに持ち込んで再読。確かに面白いけど夏目漱石の記述のほうが面白かった。そのなかで1890年にフランスで出版され1901年にロンドンでも出版された『蚤の自叙伝』という本が紹介されていた。《私は蚤である。そして此世に生を受けたのである。然しどうしてどこで生まれたのか知らない…》これは《艶笑譚というより女性の下着に入り込んだ蚤の独白という体裁のポルノグラフィ》らしく漱石は《着想は借りたであろうが類似するのは主人公が動物であることだけで比較するのも阿呆らしい》作品らしい。けどあらゆるアイデアは盗むところから生まれるもののようですね。ワン。ベッドから出て孫と一緒に黒兵衛と散歩のあと昨年末に溜まった段ボールや雑誌や紙類の処理&イロイロ仕事&来週火曜の『オプエド』今年1回目放送の準備などなど…。講演会の仕事が入り始めたけどオミクロン株蔓延で…なんてことにならないことを祈りたいですねぇ…。

1月4日(火)
何年か前に一度執筆させていただいたからかホームレスの人たちの支援をしている雑誌『BIG ISSUE』の新年号が毎年送られてくる。販売している街角に出る機会がほとんどないので読む機会が少ないのは残念だが面白い記事が並んでいる。「もう自分電力」と題した特集でガスも電気もつながない生活をしている人のレポートも素晴らしかったが原子力資料情報室共同代表の伴英幸さんの連載「原発ウォッチ177回始まるのか?汚染水の海洋放出/東電の放射線影響評価・潮流や海底蓄積は考慮せず」と題したコラムは興味深かった。《海洋環境の放射能汚染をこれ以上広げないためにも汚染水はコンクリート固化する方針へと変更すべき》という意見があるのを知らなかった。《コンクリート固化》がどのように有効なのか…どのくらいの場所を占めるのか…東電の言う海洋放出は無害ではないのか?…さらに詳しく知りたいですね。ワン。ベッドから出て孫と黒兵衛と散歩のあと今日からストレッチとスクワット再開。足が相当衰えてますからね。仕事始めはホームページの原稿作りや依頼されていた新しい音楽企画の企画書作り。まだ本格的仕事ではなく助走路疾走中かな。そう言えば筒井先生の作品に『大いなる助走』という大ケッサク長編小説があったなあ。仕事の合間に孫の算数ドリルを手伝ったら数独が含まれていた。ウム。集中力養成にはいいのかな。勉強とは初戦遊びですからね。夕方から酒。まだ正月気分かな。

1月3日(月)
正月三が日3日目。誰かがどこかに書いていた言葉。《どんな創造的な仕事も誰でも40歳くらいまでにやってしまうものだ。あとはその註釈を書く仕事が残っているだけ》確かにそうかも。《世の中に新奇なるものなし。新奇なるものは忘れ去られたものなり》これはユダヤ王国のソロモン王の言葉だと確かホルヘ・ルイス・ボルヘスの『伝奇集』の冒頭に書かれていましたね。そう言えば最近のテレビの歌番組で歌われている歌は何やら昔聴いたようなメロディが多いですね。そんな感想を抱く小生はベートーヴェンやモーツァルトを半世紀以上聴き続けてるわけですね。《時間は螺旋状に進むから人生も歴史も同じことを繰り返す》と誰かが言ったかな?ワン。ベッドを出て長女と孫とヨメハンと黒兵衛と散歩。長男と次女は仕事があるのか昨晩のうちにいなくなる。《時間も人生も寄せては返す波のようなもの》かな。《大海の磯もとどろに寄する浪 割れて砕けて裂けて散るかも》実朝のコレも源氏の人生を詠んだものでしょうね。静かな正月3日目。孫の算数ドリルに付き合ってやる。サイコロを何度かいろんな方向に転がして上に出る目を答える。まぁ空間認識の問題なんでしょうが結構難しい。Xと連立方程式を使わずに解く算数も難しい。けど面白い。まぁ面白いと感じられなければやめればいいよ…と心の底で思ってしまう爺は教育指導者としては失格でしょうなぁ。酒呑みながら長女とヒトラーのドキュメンタリー(映像の世紀)を見たり晩飯に孫が大好きなヨメハン手製の炒飯に舌鼓を打ったり…。箱根駅伝は仕事の都合上チラチラとチェックしたけど関東の大学のみに全国の優秀な男子高校生ランナーを集める差別的(非スポーツ的)宣伝イベントをこれほど大騒ぎしてもいいのでしょうかねぇ?

1月2日(日)
正月三が日2日目。若い頃はあっと言う間に過ぎた正月が歳取るとゆっくり進む。悪いコトではないですね。ベッドのなかでの正月初読書は何度も読んだ大好きな本2冊の側線を引いた部分を飛ばし読み。アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』(早川書房)《この世界では時間は経過するがほとんど何も起こらない。平穏無事の一日。平穏無事の一カ月。平穏無事の一年が続いてゆく。もし時間と様々な出来事の経過が同じモノであるとすれば時間がほとんど動いていないことになる》時間が動かない世界。究極のエコ?森田真生『数学する身体』(新潮社)《数学的には小さい数字が左にあって大きい数字が右にないといけない理由はないのに脳の中では足すことと右に移動することが分かちがたく結び付けられてしまっている(略)脳は数量の知覚をサイズや位置や時間などの数とは直接関係のない他の「具体的な」感覚と結び付けてしまう(略)脳は数学をする上では随分厄介な器官なのだ。しかしその厄介さこそが数学的風景の基盤である》やっぱり人間(脳)は抽象よりも具象に反応しますからねえ。ワン。ベッドから出て家族全員6人で黒兵衛と散歩&お隣さんに新年の御挨拶&初雑煮。白味噌は京風&大きな人参と頭芋は四国風のハイブリッド。少し休んでからみんなで大船観音へ初詣。ふうふう息子と孫の手を借りて息を吐きながら山登り&階段上りして観音さんに平穏な一年の祈る。アインシュタイン的に言えば時間が止まることを祈ったことになるのかな?そのあとルミネのイタリア料理店でワイワイガヤガヤ伊太飯パーティ。悪くない正月かな。

1月1日元旦つづき
元旦の「旦」の字は地平線から太陽(日)が昇るのを表してるのですね。わかりやすすぎる象形文字ですね。大晦日の夜にやってきた長女と次女と孫とヨメハンと鴨鍋と年越し鴨鍋蕎麦をつついて新年を迎える。紅白歌合戦を完全に無視して迎える新年というのはひょっとして生まれて初めての経験かな?元旦になって長男も現れて全員で黒兵衛と散歩。午後イチに『鮨処もり山』さんが美味しいお節を持ってきてくれて全員で新年の乾杯と料理に舌鼓。お節のあとは新春映画劇場。娘が持参した『ジュディ虹の彼方に』。ジュディ・ガーランドの生涯と晩年の悲劇を描いたアカデミー主演女優賞作品。主演のレネー・セルヴィガーはナカナカの熱演でしたね。ジュディ・ガーランドの映画が観たくなったので『ザッツ・エンターテインメント』をツマミ鑑賞。ミュージカルが見たくなったという娘の希望でヘプバーンとレックス・ハリスンの『マイ・フェア・レディ』も。ジョージ・キューカー監督素晴らしい作品ですね。ラストシーンは原作者のバーナード・ショウの意図に反してますけどね。夕方からは酒&晩飯に雪崩れ込んでウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート』。今年の指揮はバレンボイム。ラデッキ−行進曲のテンポの遅さなどもうすっかり巨匠の域ですね。途中ワケのワカランカラオケ・ビデオ映像のような恋人同士のウィーン案内があったけどシラケましたね。バレエも何やら多様性を意識しすぎてかイマイチでした。人気を得すぎるとイベントは堕落するのかな?

1月1日元旦
皆さん明けましておめでとうございます。今年も年賀状は失礼して本HPでの御挨拶ですが‥大晦日の本ブログを書けないほど子供たちと飲みまくって明けた2022年です。2021年は最悪の年でした。イヤその前の2020年も最悪でしたね。今年こそ悪い年にはならないことを願って前を向いていきましょう!

12月30日(木)
ベッドで読む本がなくなったら『ウンベルト・エーコの世界文明講義』(河出書房新社)をパラパラめくる。どこを読んでも面白い。4ページに1枚はあるカラー図版を見るだけでも面白い。《文法とは言語は教えるが話すのは妨げる道具である》アフォリズムも面白い。そのうち静かに再度の眠りを招いてくれるということでも最高の本である…などと言いたくもなる。ワン。黒兵衛と散歩のあとメールチェックなどの少々のデスクワークのあと今日は買い物日。ヨメハンの正月用仕入れに付き合う。草臥れる。女性の買い物へのパッションほど理解不能なモノはないと思えるのは貴方が男性の証拠だ…というアフォリズムが浮かぶが「男性/女性」の分類は最早無意味ですね。昨日の東京新聞だったか斎藤美奈子さんも紅白歌合戦はいつまで続く?といった文章を書いていましたね。今年もあと一日。ニュース番組が消えてヴァラエティ番組ばかりになったテレビで正月の到来を知る日本の歳末。ナルホド。オリンピックも正月もハレ(祭)の時空間でニュース(事件・事故)は消失するのですね。

12月29日(水)
昨日見た北京紫禁城での『トゥーランドット』のDVDのタイトルにForbidden Cityという文字があった。なるほど中国語では「城」は「都市」を表すと聞いたことがある。Forbidden Cityとは紫禁城のことか。天安門は紫禁城の第一門だからDemonstrationはForbiddenで天安門事件が起きたのかな。ワン。黒兵衛と散歩のあと年末の掃除。以前は息子と窓ガラス拭きとかやったけど今は活動縮小でイロイロ整理するだけですね。独り者四角い部屋を丸く掃き…独り者ではないけど似たようなモノかな。晩飯オペラ劇場はプッチーニ『つばめ』。栄中日文化センターのオペラ講座でプッチーニを取りあげて以来講師(自分)のほうがプッチーニの甘美なメロディにハマってしまいましたね。またいずれヴェルディやワーグナーやR・シュトラウスやモーツァルトの魅力にハマるのでしょうけど…中学生の時にオペラにハマって以来半世紀以上飽きずに聴き続け見続けているというのもオペラの力も(歌舞伎の力も)スゴイモノですね。クラシックの力ですね。『ウェストサイド・ストーリー』もビートルズも美空ひばりも三波春夫も都はるみもクラシックですね。

12月28日(火)
寿命500年のオンデンザメは漢字で書くと隠田鮫となるらしい。年貢を逃れるために隠していた田圃が隠田。深海でジッと動かないでいる鮫に相応しい名称かな。鼠のなかでは長寿で30年もの寿命を誇るハダカデバネズミは漢字で書くともちろん裸出歯鼠。癌と老化に耐性を持ち無酸素でも18分生きるらしい。より早くより高くより強く…というのは長寿と無関係なんですね。ベッドに持ち込んだ新刊本があまりにつまらない独善的な作家の手慰みだったので活字を追いながらそんなことばかり考えた。本の題名を書いたところで建設的でないので書かないでおきます。世の中にはこんな本でも面白いと思う人もいるでしょうから…ワン。黒兵衛と散歩のあと仕事部屋の整理。パソコン内部の大掃除。年末ですね。晩飯オペラ劇場はレオンカヴァッロの『道化師』。パヴァロッティ&ファン・ポンス&ストラータスでレヴァイン指揮ゼッフィレッリ演出メトロポリタン歌劇場とデル・モナコ&プロッティ&トゥッチでエレーデ指揮NHK交響楽団1961年来日公演を見較べ聴き較べる。どっちもスゴイですね。風呂のあとは『トゥーランドット』。メータ指揮フィレンツェ五月祭オケが北京紫禁城へ引っ越し公演。広大な城のスペースを存分に使ったチャン・イーモウの演出も素晴らしい。江沢民時代の出来事。習近平はやらせないかな?いや。誰もやろうとしないかな?

12月27日(月)
朝ベッドで丸善出版のPR誌『學鐙』冬号を読んでいたらメッチャ面白い原稿に出逢う。国立極地研究所の渡辺佑基准教授が書いた『生物の生きるペースは体温で決まる』。ナント北極海の深海に棲むニシオンデンザメという鮫は体長4〜5mで大人になるのに150年かかり推定寿命は400年!徳川幕府誕生時に産まれて明治維新太平洋戦争を経験…はしなくても2度目の東京五輪まで生きてる!スゴイ!この変温動物の体温は0℃。遊泳速度が時速0.8キロという鈍(のろ)さで尾鰭を1往復させるのに7秒もかかる。なんというスローライフ!ベッドから出てウィキペディアの画像でその姿を見るとちょいと剽軽な鮫といったおもむき。駿河湾の深海にも棲んでいて500年以上生きた個体もいるらしい!室町時代に生まれてまだ生きてるわけですね!ワン!黒兵衛も10歳になってソロソロ寿命なんて思いながら散歩しているのが馬鹿馬鹿しくなりますなあ。ワン!原稿の校正やらナンヤラカンヤラ今年最後の仕事をこなしながら合間に仕事部屋や寝室の掃除。うわっ。ベッドの下から本が5冊とボールペン4本出てきた。晩飯歌舞伎劇場は京都南座顔見世で『身替座禅』に続いて『曽根崎心中』。扇雀&鴈治郎の兄弟の舞台ですね。小学校低学年の頃に先代の扇雀&鴈治郎の舞台を南座へ連れて行かれて見て歌舞伎とはクソ面白くもないものだという感想を抱く。いまはもちろん江戸のシェイクスピア近松門左衛門はサイコーと思ってます。一緒に行ったおふくろは「扇雀はんの足は大きおすなあ」と笑ってた。

12月26日(日)
『ブルシットジョブの謎』読了。勉強になりました。冷静の終結を資本主義の勝利と考えることは大きな間違いなのですね。《資本主義はもはや老いたる恐竜》で《若々しい活力も柔軟さも失った恐竜はますます荒れ狂います》というわけでパンデミックのなか《グローバル資本とそのエリートたちが最初にとった戦略は「生命」と「経済」とを振り分けたうえで「生命」のために「経済」を一旦停止させるというものでした(略)もちろんそれも「経済」の命法ありきで実際には「生命」を維持する理由は経済のために必要だからです(略)経済の正常運営への圧力は強まります。その典型がブラジルでありすべてにわたってぐだぐだの我らが日本です。本音は一瞬たりとも「(資本主義)経済」を止めたくないのです》GoToを強行した事情がよくわかります。ただすべては「老いたる恐竜(資本主義経済)の延命策」のためでそれは《ブルシットエコノミー》というべきものなんですね。「経済も回さなければ」と言う前に考えなければならないことが…だったらどうすべきか?本書の結論は『人新世の資本論』と同じCommunismなんですね。「市場的価値」を否定して「社会的価値」を優先する社会へ。そのための手段としてのベーシックインカムという方法論も現実的に理解できます。もはや「新しい資本主義」などという「死にかけの恐竜へのモルヒネ投与」のような政策ではアカンということに政治家の皆さんは早く気付いてほしいですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと本棚の整理&ベランダの掃除。年末ですからね。箒と塵取りを使うとすぐ腰が痛くなるのはトシかな。掃除の途中に有馬記念。エフフォーリア3歳馬。メチャ強いですね。晩飯歌舞伎劇場は仁左衛門と芝翫の『身替座禅』を見ながら。喜劇をキチンと演じられるのは名優の証ですね。勘三郎のこの舞台もよかったけど仁左衛門もサスガですね。

12月25日(土)
『ブルシットジョブの謎』読み進む。《巨額の資金が動く時その分配に関わるシステムに隙間があれば寄生者のレイヤー(層=集団)が作り出される。この力学は日本でも即座に思い浮かぶ事例がないでしょうか?現在の政権あるいは政府と電通とかパソナとの関係ですね。政府はかつて公共あるいは行政に属していた機能を「市場原理」の導入によって「効率化」するとの名目で大手広告代理店などに委託しています。たとえば今回の東京五輪です。そこでは数兆円という巨額の資金がこうした代理店を通して大量にばらまかれました。準備期間中に日給数十万円の謎のポストがあることが発覚してちょっとしたスキャンダルにもなりましたよね。おそらくそこではほとんど何の意味もないポストが作られそこに資金がバラ撒かれていたのではないかと想像されます(略)その資金のほとんどは税金で基本的に私たちから徴収された富ですよね。その膨大な富を彼らは仲間内にバラ撒き…そしてより土台にあたる必要不可欠な仕事はなるべく無償でそして医療従事者にもなけなしの報酬しか払いませんでした。まるでこうした必要不可欠な仕事は報酬は要らないだろ…とでも言わんばかりです》嗚呼!!石流葉沈!ワン。黒兵衛と散歩のあと準備して東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。栄中日文化センターで久し振りにオペラ講座。プッチーニのエキゾチズムと題して『蝶々夫人』『西部の娘』『トゥーランドット』を解説。西洋文化の歪んだ東洋感(エキゾチズム)を日本的に正した浅利慶太の演出ミラノスカラ座の舞台やプッチーニ自身が西洋と東洋の融合した完成形を示した『トゥーランドット』のゼッフィレッリ演出の舞台を楽しんでいただく。『西部の娘』の最後にMGM映画のライオンが出現する舞台には皆さん驚かれたようですね。講義を終えて新幹線で帰鎌。今年最後の出張仕事。少し疲れたかな。

12月24日(金)
『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』読み出す。面白い。workとjobとlaborの違いもよくわかったし《ウソをつくことlyingとブルシットすることbullshitingを区別することが肝心》ということもよくわかりました。《ウソをつく人は自分が真実や事実をごまかしているということがわかっています。ブルシットする人はそもそも真実や事実なんてどうでもいいんです》ナルホド。bullshitのbullは《つきつめればフランス語で詐欺・欺瞞を意味するboleに由来している》bullを雄牛とするのは《間違い》だという。知らずに完全に間違えていました。マフィアやヤクザの「殺し屋」はBSJ(ブルシット・ジョブ)ではないのですね。反社会性を自覚してますからね。読み進むとついに出てきました。テレビのコメンテイターという仕事!《ブルシットの蔓延する現代の一つの理由]》は《誰もが自分のよく知らないことまで意見を持たねばならないという強迫》があるからだという。《テレビのコメンテイターは学者もふくめて何でオマエがそのテーマについてエラそうに喋ってるんだという場面だらけですがまさにそこは「ブルシット・アーティスト(テキトーなことをそれらしく巧みに言う人のことです)のお披露目会なわけです》思わず吹き出しましたが自戒せねば。しかしこういうことを書く学者に対しては某政治ジャーナリストが某TV番組のCM中に小生に向かって吐いた言葉と同じ台詞を放つでしょうね。「そんなこと言ってたらテレビに呼ばれなくなりますよ」ワン。黒兵衛と散歩のあと明日のオペラ講座の準備。PAC(途中兵庫県立芸術文化劇場)のNさんから電話。来年の佐渡裕プロデュースのオペラは昨年コロナで中止になったプッチーニの『ラ・ボエーム』になったとか。来年こそはツアーを成功させたいですね。晩飯は『チコちゃん』見ながらヨメハンとお隣さんにいただいたフランスの赤ワインで乾杯。イヴですからね。

12月23日(木)
『人新世の資本論』読了。《経済・政治・環境三位一体の刷新を!》大賛成ですね。日本は新しい左翼の出現を待ち望んでいるはずですね。しかし次の記述には思わずプッファーと吹き出し笑いをしてしまった。《現在高給を取っている職業としてマーケティングや広告やコンサルティングそして金融業や保険業などがある。こうした仕事は重要そうに見えるものの実は社会の再生産そのものにはほとんど役立っていない(略)これらの仕事に従事している本人さえも自分の仕事がなくなっても社会に何の問題もないと感じているという。世の中には無意味な「ブルシット・ジョブ(クソくだらない仕事)」が溢れているのである》この本の著者に次作には是非とも「五輪祝賀資本主義」と「メディア・スポーツ資本主義」についての考察もお願いしたいですね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。オリンピックと政治がくっつくのは五輪の開会宣言を国家元首にやらせているからという話をする。五輪と政治を切り離す方法がありますか?と訊かれたので開会宣言と同時に国家元首に五輪の理念も宣言させたらいいと答える。すなわち「平和宣言」「不戦宣言」「人権擁護宣言」「差別撤廃宣言」を習近平にやらせるべきなのだ。IOCは理念を貫け!妥協するな!と話したあと黒兵衛と散歩。今日は終日週末のオペラ講座のためにプッチーニ『蝶々夫人』『西部の娘』『トゥーランドット』の勉強。爛熟した世紀末の西洋文明(オペラ)はエキゾチズム(異国情緒)に延命策を求めたわけですね。夜ベッドに持ち込んだ本は酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか』(講談社現代新書)おっ。「東京五輪とブルシットの力学」なんて項目もあるぞ。読まねば。

12月22日(水)
『人新世の資本論』読み進む。《コロナ感染の第一波が襲った際先進国ではマスクも消毒液も手に入らなかった。安くて快適な生活を実現するためにあらゆるモノを海外にアウトソーシングしてきたせいである(略)巨大製薬会社の多くが精神安定剤やED(勃起不全)の治療薬といった儲かる薬の開発に特化し抗生物質や抗ウイルス薬の研究開発から撤退していたことも事態を深刻化させた。その代償として先進国はレジリエンス(障害に直面した際の復元力)を失ってしまったのだ》同じ先進国でもノーベル賞級の研究者が出ていく国と受け入れる国があることをジャーナリズムは鋭く指摘すべきですよね。日本出身者のアメリカ国籍の日本人がノベル賞!なんて騒いでいてはダメですね。《資本主義は必然的に人工的希少性を生み出し富の偏在を作り出す》それに対して《コミュニズムはコモンズを再建し「ラディカルな潤沢さ」を回復することを目指す(略)潤沢さこそが資本主義の天敵なのだ》その一例が《市民電力やエネルギー協同組合による再生エネルギーの普及である。これを「民営化」をもじって市民の手による「〈市民〉営化」と呼ぼう》日本の政治の野党政党はこのような学者の意見をどう受けとめているのかな?実践に移そうとは思わないのかな?ワン。黒兵衛と散歩のあと『北國新聞』や『ジュニアアエラ』に書いた原稿の校正や週末のオペラ講座のレジュメ作り。講座のテーマはプッチーニ。『西部の娘』を楽しみながら晩飯。ゴールドラッシュ時代のカリフォルニアが舞台のオペラだけど最後に主人公の男女がハリウッドへ行って映画デビューするなんて演出の舞台もあります。舞台の上にMGMの巨大なマークが現れてライオンが吠えます。オペラの演出はナンデモアリですから。

12月21日(火)
ベッドのなかの読書は「神社」に寄り道して中断していた『人新世の資本論』の第5〜6章へ舞い戻る。《世の中は経済成長のための「構造改革」を繰り返されることによってむしろますます経済格差が溢れるようになっている。実際世界で最も裕福な資本家26人は貧困層38億人(世界人口の約半分)の総資産と同額の富を独占している。これは偶然だろうか。いやこう考えるべきではないか。資本主義こそが希少性を生み出すシステムだという風に。私たちは普通資本主義が豊かさや潤沢さをもたらしてくれると考えているが本当は逆なのではないか》《希少性を維持増大することで資本は利潤をあげていく。そのことは99%の私たちにとっては欠乏の永続性を意味しているのだ》ではどうすれば良いのか?ということでマルクス登場。「コモン(社会的公共的共有財産)の再生」につながるのだが「新しい資本主義」を模索していると思われる岸田総理はこの本読んだかな?あ。あくまでも「資本主義再生派」だからコミュニズムは無視かな?ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワークは北國新聞の連載「スポーツを考える」を執筆。IOCはオリンピックの「開会宣言」を開催都市の国の国家元首にさせる。ならば「平和宣言」も「反戦宣言」も「差別反対宣言」も「人権擁護宣言」も国家元首にやらせるべきですよね。やれない元首の国では「平和の祭典」は開けないはず。習近平はやるかな?晩飯映画劇場は三谷幸喜『マジック・アワー』。映画大好き人間たちが映画のパワーを虚構と現実の虚実皮膜の間に思い入り爆発させた作品。なかなか面白かったです。ベースになっているアイデアはトリュフォーの『アメリカの夜』かな?

12月20日(月)
『神社とは何か』読了。本の帯に《神社がわかれば日本がわかる》と書かれていたけどナルホド磐座(巨岩)や杜(森)に宿る精霊への意識から生まれたアニミズム的優しさを持つ日本人の穏やかさがよくわかった。けどそれを国家神道に利用したのも同じ日本人なんですよね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと今日の『ニューズ・オプエド』の準備。打ち合わせで今日は進行役のスポーツナビゲーター小林厚妃さんが不在で小生が初めて進行役も務めるというので夕方から浜松町のスタジオへ。リモート出演のゲストは評論家で大宅文庫理事長の大宅映子さんとスポーツライターの小林信也さん。それにノーボーダー社主の上杉隆さんもスタジオに。特集では今年1年をスポーツで振り返るということで大宅さんと上杉さんは何を措いても大谷翔平の活躍と人間性の素晴らしさをあげる。小林さんと小生は3本ずつ重大ニューズを選ぶ。(小林)@「東京五輪反対」の大合唱:冷静な議論なしに戦後初めてスポーツが敵視された年に。A多くのことを気付かせてくれたパラリンピック:日常への反映は?B大谷翔平は突然変異:日本から生まれた不思議・その認識の甘さと反省しない野球界。(玉木)@コロナ禍で反対延期80%+不祥事続出の東京五輪をIOCと政府が強行開催。A大谷翔平2刀流メジャーMVP大活躍にプロ球界(MLBの人材供給二軍?)は反省ゼロ。B松山英樹マスターズ優勝:ゴルフの高度なスポーツ性を再認識。次点で選んだ項目も順に書いておくと…▼大坂なおみ全仏オープン途中棄権。理由は鬱▼春夏の甲子園(高校野球)議論もなく普通に開催▼日本シリーズ全戦1点差。稀に見る熱戦の連続も新庄の話題が上に▼スポーツ日大の崩壊は体育会的日本社会の終わり?/▼女子高校野球決勝甲子園開催も男女組織は別々のまま▼照ノ富士序二段落ちから復活横綱へ▼大坂なおみ全仏オープンで鬱病告白棄権▼東京五輪女子重量挙げに元男性(トランスジェンダー選手)が出場▼東京パラリンピック各種競技で様々な衝撃…ということでイロイロ話し合って…今年もあと10日ですね。嗚呼。

12月19日(日)
『神社とは何か』面白く読み進む。厳島神社の歴史に感動。清盛・泰時・秀吉・元就…大武将が全てこの神社の魅力に取り憑かれて再建増築に力を入れたのですね。以前野球の取材で全国を飛び回っていた35歳の頃だったか野球場の往復だけではもったいないと思って必ず周縁を見て歩く時間をとるようになった。そこで広島球場での取材のときに厳島神社へも行ったけどやはり素晴らしいところでしたね。近くの博物館にあった平家納経も見事でした。そうして太宰府や仙台城や松山城や首里城や仙台城跡にも足を運びました。イロイロ行きましたね。もう行かなくてもいいですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。そういえばロサンゼルスでのも投手を取材したとき彼が新聞記者たちに向かって嫌味を言ってましたね。「せっかくアメリカに来たんだから野球場以外にも足を運んだら?」と。彼の正直な気持ちだったでしょうね。ワン。TBS特集『報道の日』を見る。何故『報道特集』が加わらないのか?残念。CMの多さにウンザリ。ビデオに録画して仕事したあと夕方から早送りで見る。つまらないところは飛ばしてナイスアイデアでした。ワクチン接種が遅れたことに関して過去のワクチン政策の大失敗としてジフテリアの予防接種で大勢の子供たちが亡くなった話題が取りあげられたけどその時の京都での死亡第1号が小生の姉(長女)でしたね。2歳くらいだったのかな。そのことをほとんど何も話さなかった親父とお袋はエラかったですね。夜は『M1グランプリ』の決勝ラウンドだけを見る。錦鯉でマァ良かったんじゃないですか。しかし以前吉本興行の木村政雄専務がダウンタウンの出てきた頃に「私には何が面白いのかワカラン時代になりました」と言っていた意味が最近ワカルようになってきた。嗚呼。

12月18日(土)
『神社とは何か』面白い。日本人の獣肉拒否は10世紀以降のことでそれ以前はいろんな神社で鹿肉猪肉牛肉馬肉が神饌としても捧げられていたのですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩ついでに近所の獣医さんへ。狂犬病の予防注射を打ってもらう。昔飼ってた佐吉は獣医さんと二人がかりで押さえつけないと大暴れして注射させなかったけど黒兵衛は温和しくジッとしている。どっちも個性的でイイですけどね。ワン。デスクワークは『日本には何故スポーツジャーナリズムが生まれないのか?(仮題)』執筆継続。ちょっと難しい箇所に入ってきたなあ…とイロイロ悩む。区切りを付けて以前三波春夫さんからいただいた手紙をヨメハンのiPadで撮影。4メートルはある和紙に墨書きの手紙。シベリア抑留中の経験談などが書かれているので是非とも読んでほしい歌手の方へのメール転送は明日にするか…で『報道特集』で遺書まで書いて南西諸島の防衛任務に付いている自衛隊の特別部隊のレポートを見る。台湾海峡有事や尖閣防衛のためで必要なことなんでしょうが彼らが出動しなくていい外交に努めてほしいですね。『博士ちゃん』の「最強アニマル合戦」を見て大笑いしながら晩飯&酒。しかし森友文書改竄問題の裁判は国側の有無を言わさぬ幕引きでこのまま終わらせていいのでしょうかねえ?この問題については日本のジャーナリズム(ジャーナリスト)の姿勢も問われますよね?

12月17日(金)
読む本がなくなったので新谷尚紀『神社とは何か』に気軽に手を出したらこれがメッチャ面白い。日本の神の祀り方が磐座祭祀から禁足地祭祀へ移っていったことが沖の島や三輪山の遺跡からワカルとか…伊勢神宮の「宮=みや=御屋」と出雲大社の「社=やしろ=屋代」ではまったく違うとか…『日本書紀』は神代から天武持統まで順々に書かれたのではなく元に戻って書き加えられたり行きつ戻りつして完成された…など(小生には)何の役にも立たない知識ですけど面白くて何故か興奮しますね。ワン。夜来強烈な風雨の音だったけど小雨になったので黒兵衛と散歩。そのうち雨は止んで横須賀線と江ノ電を乗り継いで行きつけの病院で3か月の1度の定期検診。血液検査尿検査異常なし。キラキラと輝く江ノ島を背景にした綺麗な海で多くのサーファーがぷかぷか浮かんでいた。このあたりのサーファーは波に乗っている時を滅多に見ないがソレでも楽しいのでしょうね。帰宅すると大阪梅田の雑居ビルにあった病院で火災のニュース。放火らしい。東京では電車の中で火を燃やした事件が起きたばかり。こういう世の中になった責任は誰にあるのかな?デスクワークのBGMは久し振りにクルト・ワイルの『三文オペラ』の音楽を聴きながら。ベルトルト・ブレヒトの創りあげたメッキ−・メッサ−(マック・ザ・ナイフ)のような「愛される悪」の存在した1920年代のドイツから見たら現代の日本社会の「悪」はどのように見えるのかな?自殺者まで出た森友文書改竄事件にサッサと幕を引く政府の治める社会は…将来どうなる?『三文オペラ』のドイツ社会にはやがてヒトラーが…。通信社の短い連載原稿書きあげる。IOCは習近平に北京冬季五輪の開会式に「不戦宣言」と「人権尊重宣言」をさせろ!という原稿です。

12月16日(木)
『激動日本左翼史 学生運動と過激派』読了。山ほど勉強になる一冊でした。イスラム教は元々自殺禁止だったのに自爆テロが聖戦ジハードとして讃えられるようになったのは日本赤軍のテルアビブ事件がキッカケだった…そのまたルーツはKAMIKAZEかな?よど号ハイジャックに大菩薩峠事件。赤軍の二大事件とも知人が存在するというのも時代の結果?結局ロマン主義任侠映画的に終わった新左翼は日本人を総ノンポリにしただけ?ポスト新左翼の人々は政治や社会の話題となると《居酒屋論議レベルの無責任な議論しかしない》それって今のテレビのワイドショウのこと?ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOMをつなぐのが遅れてしまって電話出演。スミマセン。パリ五輪の開会式がセーヌ川で…それってテロ対策大丈夫?という話とIOCが自ら「政治的中立」というのなら国家元首(習近平)に開会宣言をさせるのを止めなければ…という話。ワン。ラジオのあとの黒兵衛との散歩でもIOCの政治的中立を考え続ける。散歩を終えて連合通信の原稿執筆でも考え続け…ついに結論!!簡単なことなのだ!IOCがオリンピックを平和運動として続けるというなら開会式で国家元首に開会宣言だけでなく「平和宣言」や「不戦の誓い」も宣言させるべきなのだ。もちろん「人権擁護宣言」や「差別反対宣言」も!!それができない国家元首の国や市長の都市にはオリンピックを開催する資格がないはずですよね。そんな原稿を書いたあと晩飯映画劇場はウイリアム・ワイラー監督ローレンス・オリヴィエ主演『黄昏』。イヤな女房から別れて若い清純な女性と一緒になろうとした男が落ちぶれていく物語。若い女性は最後に男の愛を知って助けようとするが…。ワイラー監督の映画はどれも面白いですね。この落ちぶれてもプライドを示す男の役はオリヴィエがやってみたかったのかな?

12月15日(水)
『激動日本左翼史学生運動と過激派』読み進む。慶応早稲田の学費値上げ反対闘争から広がった学園紛争は日大東大へ発展。《「大学の自治を守れ」とと叫んだ東大闘争と「俺たちの学費を悪いコトに使いやがって」という怒りに火が付いた日大闘争という怒りの方向性が異なる闘争が盛りあがったことで全共闘が拡大し他の大学にも飛び火》《本来であれば別の文脈の闘争が同時期に発生し結局は同じ一つのうねりになところがこの時代の学生運動特有のダイナミズムだと思いますね》今はそのダイナミズムが消えてしまったわけですね。大学に学費の不正使用の説明を求めて集まった学生たちを《日大の体育会つまり相撲部や柔道部所属の学生が角材でしかも新聞社やテレビ局の記者たちが取材に来ている目の前で襲撃したんです(略)世論は日大全共闘に同情を寄せました》そうでしたね。《日大という大学は昔も今も相撲部柔道部応援団などが特別の力を持っているわけですがそうなったのが不思議ではない歴史がありますね》《体育会が大学の治安維持組織として機能し(略)「日大アウシュビッツ」と揶揄する声もありました》その「アウシュビッツ」を支配していた理事長が脱税で捕まったわけですね。しかし世の中変わりましたね。学生もメディアもみんな温和しくなりましたね。ワン。黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。『ジュニアエラ』の依頼で北京冬季五輪の外交ボイコットとIOCについて短文を執筆。こーゆー問題を小中学生にも理解できるように短く完結にレベルを落とすことなく書くことができないとスポーツライター失格だと自分に鞭を入れながら何度も書き直す。ふうううう。日本スポーツ学会の始めた『スターセミナー』というYuTubeの講座がアップされたと連絡が入る。かなり過激なことを喋っています(笑)。昔はこの程度のことはテレビやラジオでも喋れたけど今は…?地方のラジオやテレビや『オプエド』では喋ってますけどね(苦笑)。
スターセミナーはこちら→https://www.sports-gakkai.jp/ 
『オプエド』ダイジェストはこちら→https://youtube.com/channel/UCy4yOqBdgLDcyOPz4fef4VQ

12月14日(火)
池上彰+佐藤優『激動日本左翼史学生運動と過激派1960-1972』読み進む。日本の左翼のゴチャゴチャした動きは日本の政治と社会にどんな影響を及ぼしたのか?ワカラン。戦後左翼活動の徹した人たちはある意味幸せな人々だった?とも思えてしまう。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。寒い。歩き出すと雨がポツポツ。霰(あられ)かな?と思ったら雪だった。初雪。間もなく雨に変わり始めたから慌てて帰宅。午後からNHK-BSでアラン・チューリングの映画『イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密』をやることがわかったので録画。原稿に一区切り付いた夕方から見る。以前TVでやっていたのを後半の途中から見てコレは素晴らしい映画に違いないと思ったがその通り全編を通して見ると改めて見事な映画だとわかった。絶対に解読できないと言われたナチスの暗号エニグマを解読した破格の大天才チューリングの物語。対人交流の苦手なホモセクシュアルの大天才を暗号解読仲間の別の天才女性が精神的に支えるという物語の一方で暗号を解けても発表できない(ナチスに解けたことをわからせたくないから)という苦悩に加えてソ連のスパイの疑いをかけられたりするうえに実は上司はソ連のスパイが誰かわかっていて泳がせていたとか暗号解読グループの仲間との確執…等々映画(チューリングの実人生)は見事に重層的に展開する。しかも映画としての映像が綺麗。戦争シーンのドキュメンタリー的処理も素晴らしい。2015年のアカデミー賞作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞など8部門にノミネートされた作品(脚色賞を受賞)。ラストシーンでチューリングが暗号解読のために創ったチューリング・マシーンが今はコンピュータとして使われているというクレジットが出る。映画評論を生業にしているわけではないので情報として古いが良い映画には古いも新しいもないですね。

12月13日(月)
昨日講談社から現代新書の今月の新刊4冊が送られてくる。読みたい本ばかり。酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか?』新谷尚紀『神社とは何か』橘玲『裏街道を行け ディストピアをHACKする』池上彰+佐藤優『激動日本左翼史学生運動と過激派1960-1972』。さっそく『激動』を読み始める。前著の『新説日本左翼史戦後左派の源流1945-1960』が面白かったですからね。やはり続編も興味深い。日本共産党が過去に暴力革命を肯定してたことは歴史的事実なのにソンナコトハナイと詭弁を弄する。共産党がどんなにイイことを言っても赤旗で見事なスクープをしても信じられないのはコノ点ですね(それと高学歴のエリート意識)。佐藤優氏も「志位和夫の嘘」とハッキリ断じてます。「人新世のサヨク復活」のためにも読まねば。ワン。黒兵衛と散歩のあと『ニューズ・オプエド』の準備。今日のゲストは成城大学教授の山本敦久さんとジャーナリストの木村元彦さん。テーマは「東京五輪の総括と反省&北京冬季五輪はどうなる?」日本はIOCに対して主権国家として振る舞えなかった(アメリカに対するのと同じクセが出た?)。何が政治的で何が政治的でないかはIOCが自分の御都合主義で判断している。アメリカが言い出した外交ボイコットは五輪が政治に他ならないことを証明した。東京五輪の総括をせずに札幌冬季五輪招致に走るのはナンセンス…などなど意義深い話題をいろいろ話し合わせていただきました。オプエドのあとは晩飯食べながら『映像の世紀プレミアム第19集破壊と創造の150年』。首都移転・関東大震災・復興計画・B29の空襲・戦後復興・高度成長…と興味深い歴史だったけど最後が新国立競技場建設の映像というのは少々ダイナミズムに欠けると思うのは東京五輪後の再放送を見たからでしょうか?

12月12日(日)
『人新世の「資本論」』読み進む。面白い。まだ半分ですが資本主義という制度が残る限り地球環境からの搾取も進み人類は破滅に向かうほかないわけですね。そこで《マルクスは人々が生産手段だけでなく地球をも〈コモンCommon〉として管理する社会をコミュニズムCommunismとして構想していた》というわけですか。「脱成長コミュニズム」。《コミュニズムとは知識・自然環境・人権・社会といった資本主義で解体されてしまった〈コモン〉を意識的に再建する試みにほかならない》というわけでマルクスは《コモンが再建された社会を「アソシエーション」と呼んでいた。マルクスは将来社会を描く際に「共産主義」や「社会主義」という表現をほとんど使っていない》という。本書ではアソシエーションの訳語として「相互扶助」という言葉が使われてますが日本国憲法のFreedom of Associationは「結社の自由」ですね。イギリスのFootball Associationは「サッカー協会」でAssociation Footballの略語はSoccer(サッカー)ですね。もちろんスポーツも公共財産というわけですね。ヤンキースタジアムの建設に多額の税金が投じられたのも当然なんですね。ワン。黒兵衛と散歩のあとも『人新世の「資本論」』読み進む。この本にはもちろん「スポーツ組織」のことは書かれていないけど《水や土壌のような自然環境・電力や交通機関といった社会的インフラ・教育や医療といった社会制度》と同様にスポーツ組織(アソシエーション)も《国家のルールや市場的基準に任せずに社会的に管理運営していこう》というのが〈コモン〉の発想なんですね。日本の社会でスポーツ文化を〈コモン〉にするにはまずメディア(ジャーナリズム)がスポーツの支配や所有から手を引かなければ…といったことを考える一日でした。しかし『人新世の資本論』を日本のスポーツ文化(の貧弱さ)と結び付ける人は他にいないだろうなぁ。イヤ。いるかな?

12月11日(土)
近藤大介さんの著書『中国VS台湾謀略の100年史』に台湾が中国(中華人民共和国)の領土の一部であるということは中国憲法の「序言」にも書かれているとあったので岩波文庫の『新版世界憲法集第2版』(2012年4月刊)を持っていたことを思い出し(アメリカの言論の自由=憲法修正第1条について確認するために以前買ったのでした)本棚の奥から引っ張り出して昨晩から中華人民共和国憲法を読み始める。あった!《台湾は中華人民共和国の神聖な領土の一部分である。祖国を統一することを完成するという大業は台湾同胞を含む全中国人民の神聖な職責である》なるほど。台湾問題は内政問題というのは言った者勝ちとも言えますね。北京冬季五輪後の台湾海峡情勢とウクライナ情勢はどうなるのでしょうか?習近平やプーチンと仲の良いバッハIOC会長はただ五輪経済推進主義を押し進めているだけか?ワン。午後からヨメハンと一緒に大船駅前の玉縄学習センター分室へ。先の衆院選挙で無所属候補として小選挙区で惜敗した浅尾慶一郎さんの報告会に参加。自民候補を1万6千票以上上回りわずか約3千票差で立民候補に敗れたのですから立共野合がなかったら当選してましたね。メッチャ真面目な人で養老孟司さんや宮家邦彦さんも応援していたのに残念でした。無所属でこれだけ支持を集めた真面目な人の再起を応援したいですね。帰りに本屋に寄って斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書)購入。ベストセラーには基本的に興味はないのですがこれだけはマルクスの現代社会での再評価らしいので読んで見たかった。帰宅して読み出すとなるほど経済成長しなければ生き延びれない資本主義が地球環境を破壊するという話ですね。読も。

12月10日(金)
昨日の本欄にスポーツとは本来「アナーキーなもの」と書いた。実力だけの勝負ですからね。下克上が簡単に起こる。そこに先輩後輩という長幼の序を持ち込んだのが体育会系運動部なんですね。社会的道徳律をスポーツの場に持ち込んだ。スポーツの場と社会の場を使い分けることが日本人は下手だったんですね。スポーツは若者中心の文化ですが武道は長幼の序が守られますからね。ベッドのなかでホイジンガの『ホモルーデンス』を読み直しながらそんなことを考えた。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。遊びはあらゆる身体動作の基本で犬も遊んでいるとホイジンガは書いてる。なるほど。犬がレッスルする(じゃれ合う)のは遊んでいるとしか思えないですね。しかしそれは人間に飼われた犬の行為であり野生の狼のレッスルは狩りの訓練だろう。だったら人間のレスリングは?遊び?強さを示す示威行為?技術の誇示?いろいろ考えるとスポーツは面白い。ワン。遊ぶ動物は人間に飼われた動物だけ?いや。動物写真家の岩合光昭さんが花と戯れる白熊をビデオに収めたのをNHKで見たことがあったなぁ。アレは本当に遊んで(戯れて)いたのかな?終日デスクワークは『ZAITEN』の連載原稿執筆。昨日の本欄に書いた外交的ボイコットをするほうがオリンピックの理念に近いということを書く。あらゆる政治家&政治行為ををオリンピックの場から一掃したほうがいいですね。晩飯映画劇場はヒッチコック『鳥』の後半。これは安部公房の『友達』などの諸作品やシュニトケのオペラ『愚者との生活』と同様の家庭劇なんですね。突然現れた異物(鳥・友達・愚者)によって家庭が破壊されそうになるが家庭は元々崩壊寸前でむしろ異物によって救われるわけですね。

12月9日(木)
世の中に絶えて五輪のなかりせばスポーツの心はのどけからまし。ま。そういうことですね。オリンピックは政治ですから。オリンピックをスポーツだと言うのは唐辛子催涙スプレーを食品だと言うに等しいとボルコフも『オリンピック反対する側の論理』で書いてますからね。専制国家(中国)と見事に強い親和性のあることを示したオリンピック(IOC)はどんな未来に進むのか?ワン。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイトカルチャー』ZOOM出演。アメリカの五輪外交的が実は政治とスポーツを切り離す良い機会になるのでは…と言う話をする。昨日の本欄で書いたように五輪の開会宣言は習近平でなくバッハがやるべきだし選手も各国の代表でなく各NOCの代表にすればいいですね。そもそもメダリストのために起用する「旗」は国旗ではなく各NOCが選んだ旗であり「歌」も国歌ではなく各NOCの選んだ楽曲ですからね。あ。ということは国家ぐるみのドーピングから東京五輪にロシア代表でなくロシア五輪委員会として出場したロシアの選手たちが最もオリンピックの理念に従ってたということになりますね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。スポーツというのは元々アナーキーなものなんですよね。スポーツの勝ち負けは実力主義で長幼の序とか学閥門閥閨閥等には無関係ですからね。ワン。終日デスクワーク。『この国には何故スポーツジャーナリズムが存在しないか?』と取り組む。晩飯映画劇場は久し振りに『トラ・トラ・トラ!』。何度も見て隅々まで憶えてるけどコレは本当によくできた歴史映画ですね。脚本を書いた菊島隆三や日本側監督の深作欣二&舛田利雄のおかげかな。アメリカで全然ヒットしなかった理由もわかりますね。これだけアメリカがやっつけられる映画はやっぱりアメリカ人が見るのはイヤでしょうね。

12月8日(水)
アメリカに続いてオーストラリア&イギリス&カナダが北京冬季五輪への外交ボイコットを表明。これが最初政治的ボイコットと報道されたときは思わず笑ってしまった。オリンピックにはボイコットすべき「政治」が存在するのだ!IOCバッハ会長はアメリカの外交ボイコットを「各政府の純粋な政治的決定」と言ったのは正しいですね。「政治的に中立なIOCは全面的にこれを尊重する」と言うなら大会の開会宣言を政治家(習近平)にやらせるのではなくIOCのバッハ会長がやるべきですね。大会の主催者はIOCなんですから。そしてIOCは(彼らの言い分を認めるなら)政治的中立を維持するための財源確保から商業化を推し進めたのですからね。しかしウイグル問題やチベット問題・内蒙古問題・香港問題そして彭帥問題などは本来政治問題でなく人権問題でありあらゆる差別や人権抑圧を否定するIOCは中国では五輪を開けないはずですが…それを言い出したら組織委会長や開会式担当者が女性差別&音楽担当者が障碍者差別&新しい開会式担当がユダヤ人差別だった東京五輪も開けなかったか…いや人種差別主義者やナチス崇拝者が会長をしていたIOCそのものにも問題が…嗚呼。ワン。ベッドから出て黒兵衛と雨のなか散歩のあと終日デスクワーク。昼飯食うときにテレビをつけるとヒットコックの『鳥』をやっていた。鳥が人間を襲うのは憶えてるけど複雑な男女関係があることなどスッカリ忘れてた。人間の記憶とはこんなものか。派手なところだけ憶えるんですね。晩飯映画劇場は昨日に続いて『武士の家計簿』後半。陸軍軍曹だった親父が「輜重輸卒(シチョウユソツ)が兵隊ならば蜻蛉蝶々も鳥のうち」と言っていた言葉を思い出す。「そんな阿呆なこと言うとるさかい戦争に負けたんや」とも。真珠湾の日前後のNHK特集は全てビデオに。なかなか見応えありそうです.

12月7日(火)
スポーツはスポーツ。ただスポーツを楽しめばスポーツの力が発揮される。スポーツに理屈を付けてはダメ。スポーツを政治に利用してはもちろんダメ。スポーツを政治利用するなという理屈もダメ。その意味で外交ボイコットはスポーツにとって自然(ナチュラル)な姿と言えますね。今年コロナ禍のなかで東京五輪開催を強行した菅内閣がそれによって何の利益(内閣延命)も手にできないまま退陣したのもスポーツのナチュラルな姿ですね。IOCは北京冬季五輪の開会式での習近平の開会宣言を禁止すべきですね。バッハIOC会長が五輪のあらゆる政治利用を排除するため開会宣言は俺がやる!と言い出したら小生はIOCをかなり認めますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。さてスポーツの真の意義をどう原稿に書くか…いろいろデスクワークのあと久し振りに東京へ。コロナでも大都会は動いてますね。打ち合わせを済ませたあと参議院議員会館へ。久し振りのスポーツ立国推進塾にアドバイザーとして出席。塾長の遠藤利明衆院議員の基調講演を聞く。今年の東京オリパラ開催の意義(日本のスポーツ界の体育からスポーツへの転換)を遠藤さんはわかっておられますね。『オプエド』でもお世話になっている佐野慎輔さんや久しぶりに会った友添秀則さんらアドバイザーの面々にも御挨拶。別用があったので懇親会は遠慮して東京駅で編集者と少々打ち合わせのあと帰宅。晩飯映画劇場は『武士の家計簿』。磯田道史さんの原作が映画になるのかなと思ったけどけっこう面白い。ただ少々疲れたので後半は明日に。送られてきた『スポーツゴジラ』最新号を持ってベッドへ。テーマはスポーツ&政治&メディア。小生も原稿書いたけど表紙の南伸坊さんのヒトラーのイラストが凄いですね。

12月6日(月)
今日の『ニューズ・オプエド』のメインテーマは中国北京の冬季五輪ボイコット問題。彭帥事件とIOCの関係も取りあげるので朝ベッドのなかで井沢元彦『汚れた平和の祭典2022年北京オリンピックをボイコットせよ』(ビジネス社)と近藤大介『中国VS台湾謀略の100年史』(同)のそれぞれ最終章を読み直す。中国の問題点は「倫理観なき愛国主義」「民主主義を知らない(経験のない)国民」ということになりますね。歴代王朝の延長線上にある共産党王朝は北京冬季五輪後に台湾離島(太平島)に侵攻するのでしょうか?ワン。黒兵衛と散歩のあと『オプエド』準備や打ち合わせ。スタッフに中国がフィリピンから2012年に"奪取"したスカボロー譙(黄岩島)と台湾離島(太平島・金門島・馬祖島)と尖閣諸島の地図を作ってもらう。北京冬季五輪後これらの島々を中国が"奪取"する可能性があると近藤大介さんは書いてますね。これはなかなか興味深い地図で近々本HPでも公開します。《プーチン大統領は2014年3月ソチ冬季五輪を終えると間髪を置かずクリミア半島を奪取しました。ウクライナ全土を領土に収めようとはせずにクリミア半島だけを奪ったところがポイントです。欧米のNATO軍が介入してこない「ギリギリの線」を計算して軍を動かしたのです》だから台湾侵攻でなく太平島や尖閣諸島の"奪取"程度なら米軍も動かない?夕方からの『オプエド』ゲストは五輪アナリストの春日良一さんと過去に五輪の日本招致にも関わったミネソタ大元教授の諸星裕さん。春日さんはWTA(女子テニス協会)の中国での試合の全面中止を「強い外交」と評価しながらもIOCバッハ会長の彭帥インタヴューも無事を確認した「静かな外交」と評価。小生は中国に利用されただけと反論。さて北京での「彭帥&バッハ食事会」が実現するかどうか…。春日さんの意見は理想主義で戦争阻止にはつながってないと思うけど(春日さんはロシアのクリミア侵攻も「遅らせた」と言うが)…五輪開催至上主義のIOCがどう動くかを知るうえで傾聴には値しますね。番組を終えて晩飯食べながら録画しておいたNHK-BS『映像の世紀プレミアム第18集ナチス狂気の集団』ミュンヘンでのヒトラー・ナチスの誕生と出発から戦後アルゼンチンで逮捕されたアイヒマンの裁判まで。残念ながらベルリン(ナチ)オリンピックは出て来なかったがヤッパリあれはボイコットすべきだったですよね。ボイコットを止めたのは後のIOC会長ブランデージ。春日さんとこの話もすべきだったなぁ。アメリカが北京冬季五輪に対する「外交(政治)ボイコット」を発表したけどオリンピックでは常にそうすべきかも。選手団も各国の代表でなく各国オリンピック委員会(NOC)代表にすればいいのに…。

12月5日(日)
昨晩ベッドに入ってフト頭に浮かんだのは報道とか新聞のことを何故プレスpressということだった。pressとは言うまでもなく「押す」「押し付ける」「圧縮する」こと。それが何故新聞記者や報道を表しfreedom of pressとなると何故「報道の自由」になるのか?ははーん…なるほど…そうか…と思いながら朝起きてパソコンで調べると予想通り。pressとは印刷のことなんですね。昔の印刷は木版や活版をpressして(押し付けて)印刷したから印刷物や印刷をpressと呼ぶようになり新聞や新聞記者や報道もpressと呼ぶようになったのですね。だから日本国憲法21条のFreedom of assembly and association as well as speech,press,and other forms of expression are guaranteed.というのは「集会結社及び言論出版その他一切の表現の自由はこれを保障する」で良いのでしょうけどやはり「報道(の自由)」という日本語はどこかにほしいですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。今日も終日デスクワーク。書き下ろし『何故この国にはスポーツジャーナリズムが生まれないのか?(仮題)』と格闘。ふううう。まぁ権力を有する為政者はpressを自分の配下に置きたいものでしょうけど自分から配下になりたいpressがあることにはウンザリですね。晩飯は『ダーウィンが来た!』で多摩川の面白い生態系を見たあと昨日に続いてNHKスペシャル『開戦』。真珠湾攻撃のとき武漢三鎮の戦いで負傷して上海郊外の病院に入院していた親父は信頼できる上官が「エライコトになったなあ」と頭を抱えていたので喜んではいられないと知ったという。親父に言わせると一般人は真珠湾の大勝利を喜んだが軍人や兵隊はあまり喜ばなかったという。そんなもんでしょうね。Nスペの映像のなかに橋のない小さな川で兵隊たちが肩に担いだ丸太の上に渡した板で橋を作りその上を兵隊が行軍するシーンがあった。親父もその経験があり肩の上の橋に戦車を走らせたそうです。「ようあんなことしたもんやでぇ」と晩酌のときに話していた。

12月4日(土)
昨晩布団に入っても寝付けず北京五輪のボイコット問題やIOCについて考えていたら物凄く単純なことに気付いた。スポーツにはスポーツ以外のどんな理屈も付けてはいけないのだ。その意味では「世界平和のためのオリンピック」も「読売新聞を売るための巨人軍」も「高校生の教育のための高校野球」もすべて等価でそのような理屈は全てスポーツを不純なものに変質させてしまうのだ。スポーツという文化を行う意味はスポーツ自身のなかに内在しているのでスポーツを行うということ以外に何も意味を付けてはならないのだ。そうすればスポーツはスポーツの素晴らしさを発揮して人々や社会に幸福や満足感を与えてくれるのだ。眠って目覚めたあとも同じことを考える。スポーツを語るときに纏わり付いたスポーツ以外の属性を排除すれば全てはスッキリする。"彭帥事件"はスポーツ選手が国家権力に巻き込まれた人権問題であってスポーツの事件ではない。北京冬季五輪をボイコットするべきか否かの問題もスポーツの問題ではなく人権問題であり政治問題でありスポーツを政治や経済に利用しようとする勢力のもとで開催される大会などスポーツ大会とは言えないので純粋にスポーツを行いたい人々はボイコットすべきでしょうね。こんな単純なことに気付くのに小生は40年以上半世紀近くもかかったのか…嗚呼。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。昨晩と今朝閃いたことを文章にする作業。「オリンピックをスポーツと呼ぶのは唐辛子催涙スプレーを食料品と呼ぶのに等しい」というボイコフの言葉は至言ですね。Jリーグが生まれたときに記者たちから「Jリーグを作って何をするつもりですか?」と訊かれた川淵チェアマン(当時)が「サッカーをします」と答えたのも同じく至言ですね。晩飯食いながら『博士ちゃん』と『ブラタモリ』を楽しんで風呂入って寝る。今夜は考え事をせず寝ることに専念。ハムレットは死は眠りに過ぎないと言ったけど眠りは死ではないのかな?人間は毎晩死んでは甦ってるのなら嬉しくないか?ZZZZZ……

12月3日(金)
『台湾VS中国』を読了したので井沢元彦『汚れた「平和の祭典」2022年北京オリンピックをボイコットせよ』(ビジネス社)をチョイと再読。これは"彭帥事件"が起こる前に書かれた一冊。ウイグル&モンゴル&チベット&香港問題だけでもナルホド北京冬季五輪は十二分にボイコットに値しますね。チベット問題で大荒れになった2008年の北京五輪の聖火リレーで長野の善光寺がリレーの出発点を辞退したのは見事な判断でしたね。反対運動で集まったチベットの人と中国体制側の人の怒号と罵声が飛び交うなか聖火リレーの出発を名古屋のテレビ番組のスタジオで見ていた小生は強風で消えた聖火を百円ライターでトーチに点け直すシーンを目撃。司会の峰竜太さんと目を見合わせて何と言っていいかわからず唖然としていたことを憶えてます。"彭帥事件"がプラスされWTA(女子テニス協会)が中国での全試合の中止を決めた今北京冬季五輪はどうなるのでしょうね?ワン。黒兵衛と散歩のあと今日も黙々と仕事。『スポーツジャーナリズムは日本になぜ生まれないのか?(仮題)』の執筆を続ける。来週月曜の『ニューズ・オプエド』のゲストとして春日良一さんの出演が決定。バッハIOC会長と彭帥さんのTV会談を「IOCにしかできない平和行為」と東京新聞にコメントした彼の真意を知りたいですからね。夕方ZOOMとはまた違う映像会議で(よくワカラン)仕事の打ち合わせ。俺もそろそろスマホを持たないとイカンかな(笑)。晩飯映画劇場はジェームズ・ギャグニーの西部劇『追われる男』。流れ者から保安官になった男がかつて亡くした息子と同年齢の男を息子のように育てようとするが裏切られてギャングの仲間に…しかし最後にドンデン返し。まぁ昔のハリウッド娯楽西部劇特有の疑似家族の物語ですね。ギャグニーはやっぱり西部劇より暗黒街のギャング映画ですね。

12月2日(木)
『台湾VS中国謀略の100年史なぜ中国共産党は台湾を支配したがるのか?』読了。台湾と中国の現代史を知るうえで非常に勉強になりました。さらに習近平のネライを知るうえでも非常に参考になりました。北京冬季五輪のあと注意しなければならないのは中国の台湾本島への軍事侵攻ではなく太平島・金門島・馬祖島そして尖閣諸島への武力行使なんですね。プーチン・ロシアがウクライナとの全面戦争に入らずクリミア半島だけを奪取してNATOの介入を忌避したように習近平中国もアメリカの介入前に手っ取り早く占領できるところを順に占領してしまえというわけですね。そうなるかどうかはさて措き非常にリーズナブルではありますね。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。11月15日付東京新聞夕刊が報じた高校野球リーグ戦について話す。現在は14都道府県に広がり80校を超す高校が参加しているとか。投手の身体的負担の大きいスライダーやフォークを禁止したり投手に危険な反発力の強い金属バットの禁止。反発力の弱い飛ばないバットや木製バットや竹バットの使用を実践してるのも面白い。この動きを高野連が無視して朝日新聞が取りあげないのも問題。やっぱりマスメディアがスポーツ大会を主催するのは禁止すべきですね。メディアが主催者になると現状肯定で自由な言論ができませんからね。ワン。ラジオ出演あと黒兵衛と散歩。終日いろいろデスクワーク。「スポーツジャーナリズム論」は難航の連続…でもライフワークをがんばらねば…と思ってると読売テレビ『す・またん』からZOOM出演依頼。中国のテニス選手の"彭帥事件"の解説を依頼される。喜んで引き受けて夕食前に中国と"握手"したIOCバッハ会長は命取りとなる一歩を犯したかも…といったことを話す。WTA(女子テニス協会)との違いは明白ですよね。晩飯はヴィヴィアン・リー&ロバート・テイラー主演『哀愁』。戦争で幸せ結婚が破綻する男女の純愛物語。ストーリーの流れは古さを感じますね。ヴィヴィアン・リーが可愛いからゆるせますが…『風と共に去りぬ』のほうが映画としてかなり格上ですね。中村吉右衛門さんが亡くなられましたね。あんな見事な熊谷直実・俊寛・弁慶は他になかったですね。声も良く滑舌も良く。客席では見惚れるばかりでした。合掌。送ってきた新刊本間龍『東京五輪の大罪ー政府・電通・メディア・IOC』(ちくま新書)読みながら寝る。

12月1日(水)
『台湾VS中国謀略の百年史』は蒋介石VS毛沢東の対立以来蒋経国→李登輝→陳水扁→馬英九→蔡英文と続く台湾総統VSケ小平→江沢民→胡錦濤→習近平と続く大陸側中共主席の丁々発止を描いた現代史の名著ですね。いよい蔡英文VS習近平の最終章に辿り着く。北京冬季五輪後の台湾武力侵攻はあるのか?先週土曜に大阪のテレビで会った著者の近藤大介さんは「習近平は気の小さい男ですからそれはないですよ。威嚇して威張ってるだけ」とおっしゃったけど…はたして…ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと集中して『Up & Comming』の連載原稿書き。北京冬季五輪と中国女子テニス選手の人権問題を中心に最後は日本のスポーツ界の「五輪中毒」「五輪依存症」へ。五輪を招致しないと公的資金(税金)がスポール界に出ない現状について触れる。ヤンキースにもドジャースにも巨額の公的援助は出ているけど親会社の所有しているスポーツには税金は出せませんからね。夕方原稿を完成してメール送稿。ふうううう。晩飯映画劇場はイングリッド・バーグマン&グレゴリー・ペック主演ヒッチコック監督『白い恐怖』。途中のフロイト的心理分析が少々五月蠅いとも思えたしバーグマンほどの美女でも突然恋に落ちるものかと首を傾げるけどバーグマンの美しさがすべてを許しますね。最後のドンデン返しの結末も知っていたけど全編をゆっくり見たのは初めて。ヒッチコックのカメラ・アングルは面白いですね。映画造りの妙ですね。夢のシーンの映像をサルバドール・ダリが監修したのはいかにも精神分析的で面白かったけどホントの精神分析ってこんなんじゃないんですよね。

11月30日(火)
『台湾VS中国謀略の100年史』読み続ける。《今までの台湾の権力を握ってきたのは全部外来政権でした。(略)国民党にしても外来政権だよ》という李登輝の言葉はまったくその通りですね。台湾は「Naive内省人」の手によって独立すべきなんですね。琉球もそうかな?ベッドから出て体温を測ると36.8度。判断が微妙な体温。ワン。とりあえず黒兵衛との散歩をこなして請求書を書いたり資料やメールの整理をしたあとフォーラムエイトのPR誌『Up & Comming』の連載に手をつけるがいまいち身体がシャキッとしない。頭もシャキッとしない。頭も身体の一部ですからね。こーゆーときは寝るに限る。NHKのニュースを見たあと夜7時半にベッドへ。爆睡。

11月29日(月)
『台湾VS中国 謀略の100年史』は本当に面白い。蒋介石も蒋経国も毛沢東も周恩来もケ小平もみんなモスクワのコミンテルンの学校で学んで方やゴリゴリのコミュニストになり方やガチガチの反共になったのですね。なるほど。中国は一つ一つなんですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。チョイと喉に痛みが…。新幹線とホテルで乾燥した環境に見舞われたからかな。散歩から帰って体温を測ると37.3度。コロナではないと思うけど身体が火照ってる。解熱剤とペレックス服んで睡眠。夕方前に気合いを入れて『ニューズ・オプエド』の準備。今日のゲストは青島健太さんと小林信也さんで野球特集。高校野球で変化球(フォーク&スライダー)禁止&低反発バットによるリーグ戦が拡大している話を小林さんに詳しく解説してもらう。しかし甲子園の「メディアによって作られた熱狂」は続くのですよね。青島さんには日本シリーズの詳しい解説を。高津監督のリリーフエース出身監督ならではの采配が勝利をもたらしたというのは本当にその通りですね。「絶対大丈夫」という言葉もリリーヴァーならではの言葉かな。接戦で押さえの切り札としてマウンドへ登るときに自分に言い聞かせる心境ですよね。番組終わって晩飯。ビール抜きで赤ワイン。赤ワインはメディチオーネ(薬)ですからね。体温37.5度。やば。ねよ。

11月28日(日)
近藤大介さんの『台湾VS中国 謀略の100年史』メッチャ面白い。《米中は朝鮮戦争で激突して以降直接対決は避けたいという傾向が強まりました(略)こうした米中両大国の「阿吽の呼吸」は現在に通じるものがあります。仮に近未来に日中が尖閣諸島を巡って激突してもアメリカ軍は日本のために中国人民解放軍とと戦ってくれないと見ています》なるほど。そんなもんかもしれませんねえ。《キッシンジャーは周恩来との会談で日本の悪口で盛りあがっています》というのもそんなもんかも…ただ《建国当初の中華人民共和国は中国共産党の他にも8つの民主党派などが加わった連合政権でした》というのは知らなんだ。そのあと《全土で毛沢東の偶像崇拝化が進み「粛清の嵐」が吹き荒れる》のですね。中共王朝は困った国家ですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと昨日大阪の朝日放送で藤井聡さんに『ちくま』での斎藤美奈子さんの絶賛紹介文(一昨日の本欄に書いたこと)を教えてあげると「それは嬉しいなあ。早速読みます」と言われたのを思い出して三山ひろしさんの事務所宛に三波春夫さんの手紙について書いた日経の記事をpdf.にして送ったり…雑務いろいろ…む?水洟が出る。風邪ひいたかなと思いながら原稿書き。大相撲は照ノ富士が強すぎるし日本シリーズもお終わったし…近藤さんの『台湾VS中国』を読みたいので『ダーウィンが来た!』でオモロイ魚の話を見たあと早々にベッドへ。

11月27日(土)
大阪のホテルで目覚めて近くのABC朝日放送へ。『教えてNEWSライブ!正義のミカタ』スタジオ生出演。中国通のジャーナリストで『オプエド』にも出てもらったことのある近藤大介さんの一緒に中国の"彭帥事件"について話す。近藤さんは中国共産党の言論弾圧の酷さを…小生はとにかく北京冬季五輪を開催したいバッハIOCの酷さを…それぞれ語る。IOCが全体主義と仲良しなのは歴史的事実でクーベルタンは晩年ナチスの年金暮らし。ブランデージは人種差別主義者で反ユダヤ主義者で(女)性差別主義者で植民地主義者ですからね。サマランチはスペイン極右政党ファランヘ党党員でしたからね。バッハが習近平と握手しても驚きませんね。そんな話をイロイロして日本も北京は開閉会式ボイコットをしないとダメだと結ぶ。一種の政治的ボイコットですね。この話題の他にコロナウイルスと外国人労働者の話にお付き合い。外国人労働者の規制緩和は東京五輪で金儲けした人材派遣会社も後押ししてるのですよね。嗚呼。番組終了と同時にゲスト出演していた三山ひろしさんのもとへ。御挨拶させていただくと同時に小生が三波春夫さんから亡くなる直前に長さ4メートルにも及ぶ和紙の墨痕鮮やかな手紙をもらった話をして三山さんも是非とも見てみたいとのことでとりあえず写真を送ることを約束。三山さんは現在最高の三波春夫さんの後継者ですからね。タクシーで新大阪駅へ。新幹線で昼飯にサンドイッチ食べながら近藤大介さんにいただいた新刊『台湾VS中国 謀略の100年史 なぜ中国は台湾を支配したがるのか?』(ビジネス社)を読む。ナルホド。習近平はアヘン戦争と日清戦争の前の状態に戻したいから香港と台湾を支配したがるのですね。でも元々台湾は中国ではなかったのですね。帰宅していろいろデスクワークのあとヴィッセル神戸と横浜マリノスのサッカーを楽しんだり大相撲。阿炎は照ノ富士相手に惜しかったなあ。そして日本シリーズは最高の試合。6時から11時過ぎまでハラハラドキドキの連続であっと言う間の5時間を楽しむ。詳しい話は月曜日午後6時からの『ニューズ・オプエド』で小林信也さん青島健太さんと話すことにします。とにかく素晴らしい試合でした。見事な野球でした。最高の日本シリーズでした!

11月26日(金)
『ちくま』の斎藤美奈子さんの『世の中ラボ』ベッドなかで読み直す。藤井聡氏の『こうすれば絶対よくなる!日本経済』(アスコム)だけでなく井上智洋『現金給付の経済学−反緊縮で日本はよみがえる』(NHK出版新書)も朴勝俊『バランスシートでゼロから分かる財政破綻論の誤り』(青灯社)も読まないとダメですね。小生がほとんど手をつけない唯一の読書のジャンルは経済だけどこれらの本は目からウロコを剥ぎ落としてくれそう。斎藤美奈子さんも書いている。《この本は緊縮財政や財政再建論の欺瞞を暴き出す。「財政は危機」「国債は借金」という思い込みゆえに〈政府の危機対策はきわめてケチでノロマなものになっています〉という(朴氏の)指摘は至言だろう》ナルホド。18歳以下だけ…とか年収○○円以下だけに…というのは最悪のバラマキなんですね。《バイデン政権は既に3回にわたる1人当たり7〜15万円の給付金を決定している》んですよね。そういえばホワイティングさんが喜んでいたなぁ。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。校正やらアレヤコレヤ処理したあと夕方から東海道線で品川へ。久し振りに新幹線で新大阪へ。タクシーでホテルへ投宿。チコちゃん見ながら晩飯は豚カツ弁当。うわ。阿炎が見事な突き押しで貴景勝をやっつけた。照ノ富士戦が楽しみ。

11月25日(木)
昨日『ちくま』12月号が送られてきたので朝ベッドのなかで読む。斎藤美奈子さんの『世の中ラボ』のファンで毎号読んでいる(東京新聞のコラムも毎週読んでいる)。今回のタイトルは「コロナ不況下で浮揚した積極財政論を学ぶ」。藤井聡が田原総一朗に「消費税ゼロ」と「積極財政」を説き伏せているという。《国の借金は1200兆円。この累積赤字を減らさなければ日本は財政破綻する》というが《藤井はその「常識」こそが諸悪の根源だという》《田原「諸悪の根源は財務省?」藤井「はい。そうです」》斎藤美奈子さんも《財政が赤字だという偽の理由で市民が我慢を強いられる必要はどこにもないのだ》と結論づけている。週末藤井さんに会うから確かめたくなったな。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。中国の「彭帥事件」をとりあげてIOCが如何に全体主義国家と仲良くしてきたかを話す。クーベルタンは晩年ナチスの年金で暮らしていたしブランデージはヒトラーを絶賛していたしサマランチはスペイン・ファランヘ党(ナチスの友党)の党員でしたからね。バッハさんも中国共産党入りするのかな?というのは悪い冗談とも思えませんね。ワン。黒兵衛と散歩のあと『ちくま』の原稿『本間龍・著「東京五輪の大罪:政府・電通・メディア・IOC」ちくま新書「オリンピックがもはや《オワコン》であることを明解に証明した記録」』をブラッシュアップして送稿。ふううう。大相撲を楽しんで阿炎を応援して(照ノ富士と当たって欲しいですね)晩飯食いながら日本シリーズ。昨日の本欄に書いた期待通りついに出ました山田の同点スリーラン!見事なホームラン!と思ったらジョーンズの一発!でバファローズの勝利。今日もイイ試合でしたね。来週月曜の『オプエド』のゲストが青島健太さんと小林信也さんに決まったので思い切り素晴らしい野球の話をしましょう!

11月24日(水)
《分け入って分け入ってもなお青い山こんなにうまい水があふれてる》種田山頭火。《銀河系のとある酒場のヒヤシンス》橋間石。いいですね。現代詩よりも和歌や俳句のほうが好きですね。形式のあるのが好きなのかな?ワン。黒兵衛と散歩。そう言えば桂枝雀さんが生前俳句会に出て「傘」というお題でこんな俳句を披露したとか。《持って出たからにゃあ降ってもらわな》形式を壊すのもいいですね。ワン。午前中は週末の朝日放送『正義のミカタ』の電話打ち合わせ。IOCバッハ会長の「中国萬歳」行動」について。そう言えばバッハ会長は日本に来て日本人のことをChineseと呼び間違えたこともありましたねえ。午後からは筑摩書房のPR誌『ちくま』の原稿のブラッシュアップをしていると読売テレビ『す・またん』から電話。ZOOMでプロゴルファーの石川遼選手の謝罪会見についてコメント。丁髷スタイルよりもマスク姿が気になりましたね。パーティションで仕切ってマスクは外して顔を見せなきゃ。照ノ富士強いですね。阿炎と取らせたいなぁ。晩飯は日本シリーズを見ながら。いやぁ今日も名勝負でしたねえ。めっちゃレベルの高い攻防ですね。そんななかで41歳石川投手見事でした。明日でスワローズの日本一が決まるには山田の復調がカギかな。バファローズは山本投手を出せば?昔は日本シリーズではエースが1,4,7戦と3回登板するのが常識でしたけどね。江川卓投手でもそんな中3日で投げましたからね。

11月23日(火)
ベッドで読む本が途絶えたので河出の『池澤夏樹個人編集日本文学全集』から『第29巻近代詩歌』を昨晩から持ち込む。しかし詩の良し悪しはよーワカラン。まだ和歌や俳句のほうがいいですね。《マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや》寺山修司《やはらかきふるき日本の言葉もて原発かぞふ、ひい、ふう、みい、よ》高野公彦。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。勤労感謝の日。新嘗祭ですね。勤労が農作業だった時代は確かに感謝を捧げる価値があったでしょうが株価を眺めて大儲けしている人には別に感謝の気持ちもないですね。ワン。終日デスクワーク。『北國新聞』連載「スポーツを考える」原稿執筆。中国の女子テニス彭帥選手にIOCバッハ会長がTV電話したことを公表したナンセンスを批判。世界の人権団体や女子テニス協会が批判しているように商業主義にドップリ浸かった国際スポーツイベント団体のIOCは人権無視の危険な領域に足を突っ込み始めましたね。そういえば東京五輪で森組織委会長が女性差別発言をしたときもバッハ会長は彼を救おうとしましたからね。春日良一さんは東京新聞でバッハ会長の行為を「世界平和を実現するための外交手段の一つ」と賞賛するコメントしていたけどそれはないでしょう(>_<)近々『オプエド』で真意を訊いてみたいですね。晩飯は日本シリーズを見ながら。イイ試合でしたねえ。投打の対決すべてに緊張感が走り逆転の連続で見事な接戦を演じてますね。杉村も吉田も中村もサンタナも素晴らしかったけど投手陣も皆素晴らしい。どっちが勝っても見事。点数も勝敗も忘れてしまうほどの最高のシリーズですね。

11月22日(月)
『頼朝と義時 武家政権の成立』読了。最後はもちろん承久の乱。小生は高校時代に「承久の変」と習った記憶があるけどコレは皇国史観に基づいた表現らしい。ナルホド。天皇(順徳天皇)や上皇(後鳥羽上皇)は「乱」など起こさないということですね。しかし「武家政権の成立」というのは騙し合いとテロと殺し合いの末にできたものなんですね。それに気付くと実朝の「大海の磯もとどろに寄する波われて砕けて裂けて散るかも」という見事な一首もただの湘南海岸の波の描写とは思えないですね。ワン。ベッドから出て朝食のあと孫と一緒に黒兵衛と散歩。3歳のチビのクセに良く喋る。血筋かな。ワン。終日デスクワーク。途中共同通信から電話。大谷が国民栄誉賞を辞退したことについて感想于を求められる。表彰自体が屋上屋を付けるだけの政治的なものですから辞退でなく拒否してもいいくらいですよね。第1回の王貞治さんのときはベーブ・ルースの記録に次いでハンク・アーロンの通算本塁打記録も破って日本中が大騒ぎしたのに何の表彰もないから特別に…との意味があったけど今は政治家が既に表彰や評価されている人にオマケを出して喜んでるだけですからね。それに手塚治虫のようにどんなに素晴らしい漫画家でも生前日本共産党を応援していた人物は表彰されませんからね(長谷川町子さんは表彰されてますね)。国民栄誉賞はIOC並みに政治的ですね。夕方から『ニューズ・オプエド』リモートMC出演。今日のゲストはサッカー・ジャーナリストの大住良之さんと大リーグ評論家の福島良一さん。W杯アジア予選で2位に成績をあげた日本代表とメジャーでMVPに輝いた大谷翔平の話題。森保監督は実績のある選手でなくもっと新しい調子のいい人材を使うべし。大谷は文句なしの受賞だけど福島さんが今週末に北海道ファイターズの建設中の新球場を取材に行くというのでスタジアムのあり方についてで話題は盛りあがる。メジャーの球場は小生が取材を始めたころは外野席の入場料が1$程度。50セントの球場もあって野球は庶民の文化だったんですよね。それが今では…何万円という席も!嗚呼!番組を終えて晩飯。長女がやって来てザハロワの踊るボリショイ・バレエの『眠れる森の美女』やマリインスキー劇場の『シェエラザード』や『火の鳥』の舞台を見ながらワイン。ザハロワは凄いバレリーナですなぁ。

11月21日(日)
『頼朝と義時』はいよいよ実朝暗殺へ。なるほどコレだけ武力(暴力)が横行すれば文治政治に戻すのは困難でしょうね。明治維新まで約650年間ほど武士の世の中が続くわけですね。近代日本の軍国主義も加えれば日本は750年間ほど武断政治が続いたことになるのかな?ミャンマーを嗤えないですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと本間龍『東京五輪の大罪』の『ちくま』への紹介原稿を仕上げる。ナルホド本間さんがジャーナリストとして原発問題の本を何冊か上梓されたあと五輪を取りあげたのは納得ですね。原発も五輪も同じカタチの有無を言わさぬ《翼賛報道》でしたからね。この原稿を書いている22日朝のテレビでIOCバッハ会長が行方不明とされていた中国人テニス選手の彭帥さんとテレビ電話で30分間話したと報道。IOCは何故笑顔の静止画だけで動画を公開しないのかな?これでは何としてでも北京冬季五輪を実施したいIOCは中国共産党に大協力してるのかな?と疑われますよね。いまや中国はIOCの大スポンサーで副会長も中国共産党の方がいますからね。ボイコットが広がる?夜になって次女が2人の孫を連れて久し振りに遊びに来る。賑やかな晩御飯。ただし俺は日本シリーズ。昨日に続いて素晴らしく見応えのある試合。バファローズ20歳宮城とスワローズ24歳高橋両投手の見事なピッチングに惚れ惚れ。ベテラン青木の狙い澄ました決勝打も素晴らしかった!ホントに昨日今日と2日とも見事な野球でしたね。

11月20日(土)
『頼朝と義時』を読んでいてナントマァ人殺しだらけの世の中かと呆れたが壇の浦で源平の合戦がいったん区切りを迎えたとき「文治」という年号が生まれたことにチョット驚き。江戸時代の「文化文政」ほど平和な世の中とは思えず源義経を巡って頼朝との対立やテロもどきの事件もあったが後鳥羽天皇は「武」ではなく「文」で「治める」時代の到来を感じたのか…願ったのか…「文化」という言葉の意味を考えるうえで一つファクターが加わったかな。まぁ俺が知らなかっただけのことですが…ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。そういえば蒙古襲来は文永の役か…ワン。終日デスクワークは本間龍さんの新刊『東京五輪の大罪:政府・電通・メディア・IOC』(ちくま新書)の書評というか解説文を筑摩書房のPR誌『ちくま』に書く仕事。送られてきたゲラを通読し直して書き出す。ナルホドたしかにオリンピックはいまや問題ありすぎで既に「オワコン」と言うべき領域に足を突っ込んだようですね。ブラッシュアップは明日にして日本シリーズ:バファローズvsスワローズ戦を観戦。途中から晩飯&酒。しかし山本vs奥川の投げ合いも素晴らしかったし村上のホームランも見事だったし最終回バファローズの逆転サヨナラを放った吉田もサスガでした。強いチーム同士の見事な日本シリーズ初戦でしたね。明日も楽しみですね。晩飯時に突然やって来た長女とワインで乾杯。野球が終わったあとは酒&バーンスタイン指揮のモーツァルトやヴェルディの『レクイエム』を楽しみながら少々夜更かし。

11月19日(金)
『頼朝と義時』は曾我兄弟の仇討ちに言及。ええええーっ!コレって北条時政が後ろで操った頼朝暗殺クーデター未遂事件だったって考え方もあるの!?歴史は奥が深いですね。五郎と十郎の『助六由縁江戸桜』見て喜んでる場合じゃないですね。ベッドから出てモーニングショウで大谷翔平選手のMVP選出をチェック。満票は素晴らしいですねえ。文句なしですねえ。でも日本のプロ野球はコレでいいのか!?と誰か言ってほしかったですねえ。いや。そーゆーことをゆーとマスメディアには出られなくなるのかな(>_<)黒兵衛と散歩のあと東海道線に乗って品川へ。フォーラムエイトの第15回デザイン・フェスティバルを見学。午前10時には台湾デジタル担当大臣のオードリー・タン氏もオンラインで講演したらしいけどサスガにそれに間に合わすことはできず午後からのデジタル庁や秋田大学の方の講演を拝聴。日頃頭に巡らせているスポーツや音楽の話とはまったく別世界のテーマにある意味感動。勉強させていただきました。帰り際にフォーラムエイトの社長と副社長に挨拶して帰宅。大船で打ち合わせ…と思ったら1週間後の間違い。嗚呼。もっとゆっくりデジタル改革の話を聞けば良かったと思いながら大相撲&晩飯&ニュース…立憲民主党はどうするのかなあ…元ニセコ町長だった方とは以前カラリと晴れた羊蹄山の前で対談したことがあったけど…まずは日本共産党が「改名」しないと…。今夜の『チコちゃん』は面白かったです。ピアノが黒い理由・南瓜が堅い理由…こーゆー何の役にも立たない情報大好きです。ピアノが黒いのは日本のピアノの湿気対策の漆塗りピアノが世界で最初でそれが広まったんですね。面白い。

11月18日(木)
『頼朝と義時』はいよいよ義経の腰越状。そんな兄頼朝に邪険にされるような義経が可哀想という奇麗事ではなかったのですね。義経も頼朝を討とうとしていたのですね。納得。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。サッカーW杯アジア予選でチョイほっとしたこと(やっぱり新しい地は必要ですね)と一昨日の本欄に書いた古葉竹識さんの生前の逸話を話す。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。『日本には何故スポーツジャーナリズムが生まれないのか?』の執筆に集中。ふうううう。昼飯と昼寝の前後に『80日間世界一周』観了。他愛ない物語を無視すれば結構見どころはいまでも多い映画ですね。最後のキャスト&スタッフ紹介のマンガが最高に面白かったですね。午後も執筆に集中。こういうときに「全集中」とは書きたくないですね。そんな架空の話ではないですから。うわっ。御嶽海が負けた。あれだけ強かったのが…まぁ余裕で取りこぼしをしてしまう御嶽海はいつものことですけど攻め続けた若隆景は良かったですね。隆の勝が照ノ富士に善戦。照ノ富士に挑戦する力士の姿は毎日素晴らしいですね。近々照ノ富士を倒す力士が現れるかな?晩飯食いながら見たNHK-BS『世界のドキュメンタリー カラスvsテバルディ』は見るの2度目なのにメッチャ面白かった。世界一のソプラノ歌手でライバルの2人は孤独だったのですね。テバルディをどう思いますか?と訊かれたマリア・カラスが「シャンパンとコーラを較べないで」と言ったのは凄い!けど晩年は淋しくてテバルディに電話をかけて長電話してたとか。晩飯のあとは『BSフジプライムニュース』がメッチャ面白かった。韓国通の二人のジャーナリストによる随所に「韓国評」を交えた日韓米関係と台湾中国問題。ナルホド。サプライチェーンというのは完全に安全保障問題&外交問題なのですね。これからの時代は米中新冷戦ではなく新ブロック経済の時代かな?それに韓国のコロナ患者急増&ブレイクスルー感染の多い理由がよくわかりました。ワクチン摂取率の1回目だけの統計で世界の上位に行きたかったのですね。だから2回目が間に合わずに間が空いた。嗚呼。韓国人の友人にそんなに意地張らないでもいいよといいたいですね。寝よ。

11月17日(水)つづき
『頼朝と義時』ベッドで読み進む。鎌倉殿が拠点を創っていよいよ間問い平定と平氏討伐開始。途中井沢元彦批判が出てきて思わず吹き出す。小生と仲のイイ人はみんな反権威の側になってしまうのかなあ。なんでかなあ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。『スポーツジャーナリズム論』いよいよ気合い入れて集中。3日前くらいから昼寝の前後に映画『80日間世界一周』を1日に30分くらいずつ見ている。昔の映画と納得して見ると面白い。冒頭に『メリエスの月世界旅行』の映像も出てきますしね。インドのお姫様シャーリー・マクレーンも若いですしね。うわっ。日本は鎌倉の大仏。それに京都の平安神宮もロケしてますね。サンフランシスコではフランク・シナトラもマレーネ・ディートリヒも出てきた。凄い!デスクワークに集中のあと大相撲。今場所は貴景勝&御嶽海が強いですね。照ノ富士は盤石。しかし彼とあたった力士が霧馬山・大栄翔・若隆景・阿武咲みんな力いっぱい善戦してるのがいいですね。さぁ誰が照ノ富士をどんな勝ち方で倒すか…見ものですね。

11月17日(水)
起床前の午前4時頃にトイレに立ったついでに『ゲキサカ』でオマーンvs日本代表のW杯予選チェック。1-0で勝利。途中出場の三苫が活躍したらしい。パス回しよりドリブラーが奏功?後半36分か…ヨカッタヨカッタ。豪中戦が引き分けたのでこれで日本は2位。ホッ。ですね。

11月16日(火)
訃報が相次ぎますね。広島カープ元監督の古葉竹識さんが亡くなった。監督時代は良く話を聞かせていただいた。会うたびに「最近読んだ本で面白いのあった?」と必ず訊かれた。筒井康隆の小説を推薦すると次に会ったときに「俺に役立つ本を紹介してよ」と言われた。そこで佐々敦行の危機管理の本を薦めると「あれは良かった」と言われた。インタヴューで一番印象に残ってるのは「監督の采配で勝てる試合は1シーズンでやはり10試合くらいですか?」と訊いたときの回答。「キャンプでの練習メニューから選手の人選や指導そして試合での作戦などなどすべてやるのが監督ですから勝利はすべて監督の采配の結果ですよ」これにはマイッタと思いながら納得。「監督の采配で勝つ試合はせいぜい10試合」などと言う凡百の監督や解説者とはレベルが違った。スパイ野球の話もいろいろ訊いたなぁ。ボチボチ書くか…合掌。ワン。黒兵衛と散歩のあと一日中机の虫。ようやく「スポーツジャーナリズム論」のカタチが纏まってきた。晩飯はNHK-BSの『もうひとつのショパン・コンクール』を見ながら。調律師の戦いのドキュメンタリー。カワイ&ヤマハそしてファツィオリの日本人調律師の奮闘を描いた2時間番組。以前少し見たけど今回の再放送はジックリ見て面白かった。日本人の繊細な感覚が光ってますね。

11月15日(月)
『頼朝と義時』は富士川の合戦へ。水鳥の羽音を源氏の攻撃と間違えて平維盛軍は闘わずに敗走したというのは『吾妻鏡』の作り話なんですね。ただし作り話は事実ではなくても真実を伝えるもの。維盛軍が弱かった理由を考えると…飢饉による食糧不足や傭兵集団…ってことに行き着いたら「面白い作り話」にも価値があるってことですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。「吾妻鏡」の「作り話」の指摘を読んで映画『東京オリンピック』のシナリオを書いた谷川俊太郎の言葉を思い出した。《現在の我々に欠けているのはつくりものを尊ぶ気風である。尊いのは本物で創ったものはまやかしだという信仰を木っ端微塵に砕かねばならない。我々はこの映画を創作する》そしてできあがった映画は当時の《創り物を尊ぶ気風の欠如》から「記録性に欠ける」と批判されたのですね。あの素晴らしい映画が…。ワン。午前中に『ZAITEN』原稿を見直して送稿したあとエンゼルス大谷の記者会見を見る。メジャーとプロ野球の違いを一番感じたのは何か?という質問が出なかったのは残念。大谷個人の人物像も野球のプレイの話もいいけど野球文化の違いが浮き彫りになるような答えを期待できる質問が欲しかったですね。午後から『ニューズ・オプエド』のZOOM打ち合わせや準備のあと午後6時から本番。今日のゲストはフリーランスのライターで編集者の鈴木智也さんと一橋大教授の坂上康博さんで最近出版された『剣道の未来』(左文右武堂)を中心に剣道と武道の話。野球やサッカーの話題のときも刀とバットやホッケーのスティックとの関係に話が及んで面白かったけど特集でもっと『鬼滅の刃』の話題を振ったら良かったと反省。このマンガのおかげで剣道に興味を持つ人が少し増えたとか。また映画『ラストサムライ』がヒットしたときはイギリスの剣道場に百人単位で入門希望者が増えたとか。しかし素振りばかりやらされてすぐにやめていったらしい。剣道という素晴らしい日本文化を残すための話をイロイロできたのは良かったですけど文科省が強制的に武道をやらせると柔道も剣道も競技人口が減るのですよね。嗚呼。番組のあと晩飯は『映像の世紀プレミアム夢と幻想の1964年』を見ながら。改めて見直して1964年の東京五輪とそれに纏わる東京の都市改造やインフラ整備は本当によくやったなあと感心。今年の東京五輪はどんなふうに記録されるのか…?

11月14日(日)
朝ベッドで『頼朝と義時 武家政権の誕生』(呉座勇一・著/講談社現代新書)読み始める。頼朝の挙兵時の敗走や関東武士との確執については『マンガ日本の古典 吾妻鏡』(竹宮恵子・著/中公文庫)で知っていたけど(この部分は義経の活躍よりも面白いですよね)次の指摘にハッとさせられる。《中国や朝鮮半島の王朝は原則的に文官優位であったけど何故日本では武士優位の社会が生まれたのか》《この大きな謎は歴史学会でも十分に解き明かされてるとは言えない》らしいです。この本をヒントに考えてみたいですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。昨日の夜テレビで見た『博士ちゃん』の「歌舞伎の博士ちゃん」は面白かったですね。小学生でも歌舞伎をカッコイイと思えるんだ。俺は中学になるまで絶対歌舞伎は拒否でしたけどね。あ。見せられただけでも良かったのかな。しかし小学生で『女殺油地獄』なんて見るのかな?『仮名手本忠臣蔵』の『一力茶屋』は?ワン。デスクワークは明日締め切りの連載原稿ブラッシュアップ。午後は『スポーツジャーナリズム』と取り組んで晩飯はお隣さんのフルーティスト・ピエールさんと99歳のお婆さん(このお婆さんも寂聴さんと同年齢ですがまだまだお元気。元阿南陸軍大臣の秘書をされていたそうです)との約束で久し振りに『鮨処もり山』で御鮨に舌鼓美味しかった。帰宅&風呂のあとは田中佑子指揮九州交響楽団でベルリオーズ『幻想交響曲』を楽しむ。力の入った面白い演奏でした。

11月13日(土)
瀬戸内寂聴さんが亡くなった。小生の母親と同じ大正11年の生まれで出身も同じ徳島。それだけに親近感を持っていたがフリーで雑誌『GORO』の仕事を始めた直後に電話取材をさせてただきキツク叱られたことを憶えている。原因は何だったかは忘れたが「そんなことは自分で調べなさい!」と言われて納得。それから数週間後に京都駅で偶然バッタリ出逢い「叱られた馬鹿記者です」といった挨拶をしたら「しっかり勉強しなきゃ駄目ですよ」とか笑顔で言われた。その後結婚した後に再び京都駅で偶然出逢って女房と一緒に挨拶させていただいた。若いときは多くの年長者から仕事でよく叱られたなぁ。ありがたいことでした。合掌。ワン。黒兵衛と散歩してると今日は近所の人とよく出逢った。小学校の運動会らしい。黒兵衛との散歩のあとに少しメールなどを処理して女房と一緒に我々も運動会へ。運動会日和。最高の秋晴れ。しかしコロナで小学生の家族2人しか運動場へは入れず。塀の外から金網越しか門扉越しに見物。しかも午前中11時半に終了。おまけにリレーは最後ではなく見ることができず。何年生かの徒競走とダンスを見ただけで帰宅。まぁシャーナイですね。けど運動会ではやっぱりJポップではなく『トリッチトラッチポルカ』や『道化師のギャロップ』をBGMにしてほしいなぁ。午後から明日締め切りの『ZAITEN』の連載原稿を仕上げる。テーマは来年オープンのラグビー『リーグワン』が残念ながら企業スポーツの域を脱出できなかったこと。晩飯はTBS『報道特集』を見ながら。なぜ日本の女性国会議員は少ないか?クオータ制導入はやらなければいけないですね。それに箱根駅伝や高野連や日本武道館での柔道日本選手権など日本のスポーツ界の女性排除も取りあげて欲しいですね。

11月12日(金)
『まんが哲学入門』のあとがきを読んでないことに気付き読み直す。と少々驚いた。この漫画は原作者(森岡正博)の文章を漫画家(寺田にゃんこふ)が漫画化したのではなく原作者の描いた漫画を漫画家が清書したのですね。哲学者である著者が自分の考え(哲学)を伝えるのに文字よりも漫画が最適と判断したのですね。ナルホド。「時間論」「存在論」「私とは」「生命論」といった哲学を語るには文字より絵のほうがいいのかもしれませんね。その著者による原画は著者のHPで見ることができます。面白いですよ。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。日本の哲学者が表現手段として漫画を選んだのは鳥獣戯画以来の日本人の身体に生き続ける感性のためかな?西洋の哲学者は絶対に思いつかない発想ですよね。あ。ニーチェは哲学を音楽で表現しようとしたのかな?それをワーグナーに先にやられて嫉妬した?ワン。デスクワークのBGMにニーチェ作曲の歌曲やピアノ曲。フィッシャー=ディースカウが歌ってるけど…楽曲の出来映えはあんまりイイ音楽とは思えないですね。午後から昔から付き合ってる古本屋さんが来訪。要らなくなった本を買ってくれるけど安い値段ですねえ。マァ仕方ないか。誰も本を読まなくなったのだから。晩飯はゼパのCSシリーズをNHK-BSとBSフジのチャンネルを切り替えながら。どっちの試合も面白かったですね。バファローズの最終回強攻策も見事。スワローズの青木の一打もサスガですね。あ。サッカーW杯予選は日本がヴェトナムに勝ったんですね。有料放送でしか見られないというのは日本のサッカーにとってどうなんでしょうね?

11月11日(木)
田中優子『遊郭と日本人』読了。日本の「遊郭文化」を考えると芸能文化・平安時代以来の恋の文化からジェンダーの問題まで広がるんですね。遊郭は多くの文化=黄表紙洒落本などの文芸や浄瑠璃・新内などの音曲・多くの歌舞伎の演目などの文化を生み出した。しかし遊郭が存在せず《女性に対し尊敬を持って全人格的にかかわる価値観と精神が存在していれば女性はもっと多くの分野で男性と同じように思想や文学や宗教や科学の世界で活躍していたでしょう。平安時代の女性たちがそうであったように文化上多くの成果を残したでしょう。(略)女性たちが望むのは男性と同じになることではありません。それぞれの才能を生かし切ることです。女性は男性になりたいのではなく自分自身でいたいのです》なるほど。《ジェンダーの問題とは女性そのものの問題ではなく「女性を道具と見なす」「女性を性の対象としか見ない」「トータルな人間として共感を持って関われない」男性そのものの問題です》という言葉を男性として肝に銘じておかねば。ワン。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。新庄新監督を就任させた日ハムファイターズの再来年にオープンする素晴らしい北海道の新球場について話したあと昨日の本欄に書いたラグビー新リーグの長ったらしいチーム名と企業スポーツを脱しきれない情けなさについて話す。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク。晩飯はクライマックス・シリーズ。スワローズは強いですねえ。中村&塩見はいい選手ですねえ。巨人は守備で菅野の足を引っ張りましたねえ。バファローズ吉田の打球は凄かったですねえ。美馬が退場した後の初球ホームランを打った杉本にも脱帽ですね。面白い試合が続いてるけど…私はCS不要論者です。もしやりたいならチーム数を8球団ずつに増やすべきですね。

11月10日(水)
『遊郭と日本人』読み進む。《出雲阿国が始めた「傾き踊り」を京都の遊女たちが継承(略)しかし遊女歌舞伎はあまりにも熱狂的な人気を集めたため危険視され弾圧されます。歌舞伎から女性たちが追放されて若衆歌舞伎になり野郎歌舞伎になって今日に至ります。遊郭がなぜ出現したかその最も大きな理由は演劇から女性が追放されたことだったんです》なるほど。それで吉原の遊女は芸達者なんですね。かつて野村万之丞はこの日本の芝居の流れを「宝塚系もジャニーズ系も幕府に禁止された結果オッサンの女形が成立」と説明してくれたなぁ。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。今朝の東京新聞「こちら特報部」に一昨日電話取材を受けたラグビーの新リーグ「リーグワン」の記事が出ていた。確かにチーム名がどれも長すぎる。「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」なんて憶えるだけでも大変だ。しかしそれ以上にチーム名に静岡ブルーレヴズを除く11チームに企業名が入りNTTコミュニケーションズの担当者が「このチームは同社のラグビー部」だからチーム名も「会社のロゴの愛称」と言っていたほうが最悪。そんな認識でプロリーグとは笑止千万。おまけに東京都名前の付いてるチームが12チーム中5チーム。首都圏のチームが8チーム。はたしてこれで文化(カルチャー=みんなで創り育てた作物)となるのかどうか?ワン。終日デスクワーク。晩飯の前にNHK-BS『世界のドキュメンタリー/スポーツ界性的虐待の闇(フランスTV局製作)』を見ながら。アメリカの水泳界・体操界やスペインの体操界など若者や子供たちのコーチから受けた性的虐待の酷さと多さに驚く。すべては五輪のメダルのため!!アメリカのカトリック教会関係者がこの防止法案に反対してるのにも驚いた。自分たち(バチカン)に火の粉が及ばないように!?インタヴューを受けたIOCの女子職員の他人事のような受け答えも最悪でしたね。野球見ながら晩飯。山本は凄いピッチングでしたね。奥川は見事な投球でしたね.野球は投手で決まるもんですね。

11月9日(火)
昨晩からベッドで田中優子『遊郭と日本人』(講談社現代新書)読み始める。目覚めて朝も読み進む。これがナカナカ面白い。《遊女の誠に四角い豆腐あれば晦日(みそか)に月が出る》などと遊女を非難した都々逸もあったそうですが所詮は売春行為とは言え《単なる欲望を精神的社会的な喜びに変えること。それが文化なのです》と言う著者の指摘は鋭い。《いい雰囲気で美味しい酒を飲み料理を味わったり料理に腕を揮ったりすることは生活と人間関係を豊かにします》食欲も食文化になるわけですね。愛欲や性欲も廓文化になり単なる遊びもスポーツ文化になるわけですね。あ。《晦日》ってのは《三十日(みそか)》のことなんですね。そんなことに69歳7か月になって初めて気付くとは情けない。ワン。黒兵衛と散歩のあとデスクワーク&本棚の整理。晩飯は三谷幸喜監督『ラヂオの時間』の時間。達者な役者たちがいかにもいそうなメディア関係者を見事に演じたスラップスティック・コメディ。藤村俊二が懐かしかった。1993年の作品。しかし作品の批評精神はメディア関係者を笑い飛ばすこと突き抜けて社会問題にまで突き刺さって時代の空気まで引き裂いてほしかったなあ。

11月8日(月)
朝ベッドで『まんが哲学入門』読み進む。テツガク的思考ってのは結局「自分で考える」ってことなんですなぁ。その手助けとして巻末に掲載されていた「読書案内」は凄かった。キリスト&仏陀&ソクラテス&プラトン&デカルト&カント&ヘーゲル&ニーチェ&ウィトゲンシュタイン&フッサール&内村鑑三&鈴木大拙…等々全75冊。短い解説に納得したり驚いたり。ワン。ベッドから起きて黒兵衛と散歩のあと『ニューズ・オプエド』の準備。今日のゲストはラグビーの平尾剛さんと柔道家の溝口紀子さん。「五輪否定派」と「東京五輪やってヨカッタ派」の初顔合わせ。しかし相手の意見をよく聞いて答える二人なのできっと建設的な討論になると予想して準備したところが予想通り。溝口さんの柔道東京五輪金9個はコロナのおかげ(外国選手が隔離で不利に)という冷静な分析に始まりスケートボードやサーフィンに見られた勝敗だけにこだわらない五輪改革論へ。さらに日本のスポーツ界の最悪の状況としてのスポーツ団体とメディアの「癒着」批判へ。メディアはスポーツを支配しスポーツ団体はメディアを利用する(批判させない)の不適切な関係を批判。結論はスポーツ団体もメディアも「すべての情報を公開」で一致。視聴者から本音で話せる3人を評価してくれる声も来ました。番組を終えて晩飯は『映像の世紀プレミアム運命の恋人たち』を見ながら。黒人と白人の人種を越えた結婚&エドワード8世とシンプソン夫人の王冠を賭けた恋&ゲッペルス夫人のヒトラーとナチスを愛した結婚と破滅&エルトン・ジョンの同性婚…など非常に興味深い話題でした。

11月7日(日)
今週末は本棚の整理と決めて出入りしてもらってる古本屋さんに買ってもらう本を選ぶ作業をすることにしていたら『まんが哲学入門 生きるって何だろう?』(森岡正博+寺田にゃんこふ/講談社現代新書)という本を発見。読み始めたら面白くて止まらなくなりベッドに持ち込む。2013年7月出版の本。昔読んだはずだが忘れてる。ということは2度楽しめるわけでラッキイと言うべきか(笑)。「存在論」で「本当にある/あるとしか思えない/あるかもしれない/ない」と4分割され例として「目の前に花がある/南極大陸は(見たことも行ったこともないが)あるとしか思えない/宇宙人の基地はどこかにあるかもしれない」が例としてあげられていたのはナルホドですね。「ない」の例が書かれてなかったけど「お金がない」なんてのはどうかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。テツガク的思考というのは数学的思考につながるものですね。今日はほとんどデスクワークをせずに本棚の整理。要らなくなった本はけっこうあるなぁ。『まんが哲学入門』みたいに再発見して読み直すのも何冊か出てくるけどそれは昔の大掃除のときに畳の下の敷いていた古新聞を読んで面白がることに似てるかな?なんて書いても若い人にはナンノコッチャでわからんでしょうね。晩飯は『ダーウィンが来た』を見ながら。風呂のあとは井上道義さん指揮アート・アンサンブル金沢のモーツァルトを聴いたあとベッドへ。昨日テレビで『聖徳太子』を見て思い出した野村万之丞にも一緒に北朝鮮へ行こうと言われたことがあったけど道義さんにも同じことを言われたなぁ。北朝鮮で『第九』をやるから聴きに来てレポートを書いてくれと。どっちもスケジュールが合わず残念だったなぁ。

11月6日(土)
朝ベッドのなかで『変貌する未来』(講談社現代新書)。フェイスブックのザッカーバーグのインタヴューなどを読み始める。ナルホド。変貌しない未来などないだろうけどグーグル&アマゾン&ネットフリックス&スペースX…あまり素晴らしい未来に思えないのは小生が歳をとったからかな?それより沖縄を襲ってる軽石のほうが心配。軽石はなぜ辺野古基地の工事現場には辿り着かないの?ニュースが取りあげないだけ?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。黒兵衛はもう10歳を超えたのに元気だな。飼い主とシンクロするのかな?どっちがリードしてるのかな?E.T.とエリオット少年のシンクロした身体はE.T.がリードしていたように思えるということは知性がシンクロした身体をリードするのかな?ならば俺が黒兵衛を?反対かな?ワン。まぁどうでもええわ。終日デスクワーク。ゴジラの再校に加えて共同通信の書評の校正も届く。土曜なのに皆さんよく仕事しますね。俺もですけど。晩飯食べながら『博士ちゃん』で宇宙エレベーターや秘境駅を楽しんだり『ブラタモリ』で玉川上水を勉強したり。風呂のあとテレビをつけると…なななななんと!!NHK-BSでドラマ『聖徳太子』をやってるではないか!!たしか20年前くらいの年末だか正月に放送されたドラマで生前の野村万之丞に絶対見ろよ!感想聞かせろ!と言われたドラマ。彼と酒を飲んだときに見せてもらった飛鳥時代の伎楽の面白い「面」が出てきたりする。万之丞が鞄に入れてた10個くらいの面を「全部でいくらくらい?」と訊いたら真面目な顔で「2億円くらいかな」と言っていた。彼が能狂言にコメディアデラルテなどの話をして俺がオペラの話でよく酒が進んだなぁ。彼が早世したのは日本文化の大損失だったですね。NHKのドラマは元木雅弘が聖徳太子で蘇我馬子は緒形拳。物部守屋が宝田明…万之丞を思い出して涙が出てきてマトモに見てられなかった。

11月5日(金)
昨日写真家の越智貴雄さんから届いた写真集『切断ヴィーナス2』(白順社)をじっくりベッドのなかで鑑賞させてもらう。隠すことの多かった義足を思い切り外に出してファッショナブルに美しく見せた写真集。その狙いこそ本当のパラリンピック精神ですね。おまけに「日本の名工」にも選ばれた義肢装具士の臼井二美男さんの仕事ぶりも取りあげられている。カメラマン越智さんの素晴らしい仕事です。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。毎日同じ繰り返し。C'est la vie これが人生かな。デスクワークで『スポーツジャーナリズム』の原稿書きを始めたところで『スポーツゴジラ』の校正が届いてそっちをやっつける。この原稿も「スポーツジャーナリズム」に関するもの。タイトルは『スポーツとメディアの未熟で不適切な関係/TOKYO2020で露呈された日本のスポーツ界最大の問題点とは?』。これでマスメディアにはさらに嫌われるかな?(笑)晩飯時代劇映画シリーズは『長州ファイブ』を見直しながら。幕末の若き伊藤博文や井上馨が密航でイギリスへ。ちょっと最近の時代劇映画の迫力不足に苛ついたので岡本喜八『侍』にDVDを切り替え。異説・桜田門外の変。凄い!カメラアングルも江戸城のオープンセットも凄い迫力。役者も三船敏郎・伊藤雄之助・加藤大介・東野英治郎・志村喬・新珠三千代・八千草薫・杉村春子‥。台詞も凄い!殺陣も凄い!1965年作品。過去と現在。違いは映画創りに賭ける気合い?あ。書き忘れ。『チコちゃん』は見ましたよ。

11月4日(木)
ベッドのなかで『フォン・ノイマンの哲学』2度目の読了。ノイマンにしろチューリング&ゲーデル&ボーア&アインシュタインなどの大大大天才の業績と奇行の数々を読んでいるとルーズベルトやチャーチルやトルーマンら政治家が如何に凡人かがよくわかりますね。大天才の奇行は大発見を生むが凡人の奇行が世界に不幸しかもたらさないのはヒトラー&スターリンでよくわかりますね。政治家は凡人が一生懸命働くべきなのですね。凡人政治家が自分の凡庸さに気付かず気取ってばかりいて一生懸命働いていないのは最近の日本の政治家を見ていればわかりますね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。終日スポーツジャーナリズムの書き下ろしと取り組む。書いていて良いタイトルが思いついた。『日本には何故スポーツ・ジャーナリズムが生まれないのか?』これでいこう…かな。晩飯は『超高速!参勤交代リターンズ』のつづき。3・11への復興応援メッセージとしては東京五輪より気持ちが伝わってきて見事ですね。そして風呂の後朝NHK-BSでやっていた草間彌生の富士山の絵を江戸の浮世絵の木版画にするドキュメンタリーを見る。画家にも彫師にも摺師にも圧倒されました。天才の技は本当に見事ですね。

11月3日(水)文化の日
日本国憲法が公布された日ですけど旧明治節。明治天皇誕生日ですね。英語表記はCulture Day。文化勲章はthe Order of Culture。ということは「文化文政」=「武化・武断政治」の反対語としての意味とは違うのですね。Cultureとは「みんなで作りあげた作物」のことですからね。文化包丁・文化鍋・文化住宅とも違いますね。長嶋茂雄さんが文化勲章受章。スポーツ界では古橋広之進さんに次いで2人目。スポーツ界からは少ないという声もあるがはたして日本のスポーツが「文化(みんなで作りあげた作物)」と言えるかどうか微妙ですからね。小生の肩書きはスポーツ文化評論家。スポーツも文化として扱われるべきでっすからね。そう言えば35歳頃にテレビで「スポーツは文化です」言ったら司会の女子アナが「玉木さんの学校ではスポーツは運動部ではなく文化部だったんですか?」と言われた。嗚呼。ベッドから出て黒兵衛と散歩。静かな休日。ゆっくり歩く。気持ちイイ。帰宅してワールドシリーズ。アトランタ・ブレーブスの優勝が決定。メジャーリーグCultureですね。プロ野球は新聞社のもの?午後からは剣道日本選手権を見る。確かに剣道の一本はわかりにくいなぁ。けど剣士の姿勢や動きはいいですね。コロナのせいで鍔迫り合いが見られないのは残念。来年のオペラ講座のアイデアを考える。やっぱりワーグナーかな…でチョイと調べ物のあと晩御飯は『超高速!参勤交代』を見ながら。『清須会議』を見て時代劇映画を観たくなったから。コレは3・11後の東北地方福島県へのエールの映画としてよくできてますね。周防義和の音楽もいいですね。英語の題名はSamurai Hustle。続編の『超高速!参勤交代リターンズ』も見始めるが途中でベッドへ。

11月2日(火)
昨晩と今朝ベッドで共同通信の書評として選んだ3冊から外れた1冊『フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔』(高橋昌一郎・著/講談社現代新書)を読み直す。ひょっとして今年読んだ本のなかで一番面白かった一冊だけど小生がノイマンのことを知らなかっただけかもしれませんね。この歳になっても知らないことは多いですね。ノイマンも関わったアメリカの原爆製造「マンハッタン計画」のうちウランやプルトニウムを製造する計画は「プロジェクトX」と呼ばれていたのですね(原爆の設計製作はプロジェクトY)。NHKはパクった?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。COP26のCOPとはConference of Partyなんですね。イカゲームのイカは日本語の烏賊のことなんですね。関西(京都)の子供たちは同様のゲームをカッパ(河童)と呼んでいましたね。ワン。昨日送稿した共同通信の「今年の3冊」の原稿が『生物はなぜ死ぬのか』に片寄っていたので削って『亡国の東京オリンピック』を増やす。全体で600字程度の原稿。切るのは難しい。とはいえこーゆー作業は小生は好きですね。最近のネットの原稿は長すぎますね。晩飯は『愛と追憶の日々』を見ながら。1983年アカデミー賞受賞映画。シャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソン。大好きな俳優が出ているのに見てなかったので初めて見る。いい映画でした。娘が結婚。母親はその相手が気に入らない。娘は3人の子供を産み育てる。夫は浮気もする。母親は変人の隣人と結ばれ娘は癌に…ありうる家庭劇。原題はTerms of Endearment(愛する期間)。

11月1日(月)
昨晩は選挙速報を遅くまで見続けたせいかベッドで本も読まずに爆睡。朝起きて黒兵衛と散歩。ワン。選挙を終えても世の中は変わらないですね。日本の国際的地位はこのままズルズルと堕ちていくのでしょうか?共同通信の書評原稿をメール送稿のあと『ニューズ・オプエド』の打ち合わせのあとオンラインではなく1年半ぶりに浜松町のスタジオへ。ヴァーチャルスタジオは初めて。今日は先週に続いてスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン第2弾。フォーラムエイト賞を受賞した東海大学大津ゼミの皆さん。プレゼンテーションするスポーツ政策は「スポーツ場面におけるエシカル(倫理的)な行動変容への可能性〜人と地球を守る新たなスポーツ文化の醸成に向けて」。タイトルは少々難しいがスポーツジムのラニングマシンや自転車漕ぎや筋トレをすべて発電に利用するというもの。大学トレーニングルームで発電してポイントがたまると学食の券に交換できるとか学生らしい面もあるがすぐにでも起業できる計画とゲスト出演のフォーラムエイト松田克己営業マネージャーも高く評価。尚美学園大学教授の佐野慎輔さんもイギリスでのCOP26へ岸田主将が持って行くべきアイデアと絶賛。久し振りのスタジオ出演をこなして東京駅からビール飲みながら帰宅。チョイ疲れたけど晩飯食べながら録画した映画『清須会議』を見る。三谷幸喜原作監督で試写会で見て面白かった。再度見ても面白い。役所広司を初め達者な役者ばかりの演技はイイですね。

10月31日(日)
ベッドのなかでハワード・ジン『学校で教えてくれない本当のアメリカの歴史』再読了。帯に書いてあった《アメリカはなぜ戦争好きな国になったのか?》という理由がよくわかりましたね。要は経済なんですね。おカネを回すのに戦争(武器の消費)ほど確実なものはありませんからね。そこに「自由」「民主主義」「解放」のため…といった屁理屈をつけるのですね。困ったものですね。次は現在の中国についての本を見つけなければ。ワン。黒兵衛と散歩のあとブラブラ坂道を下って投票所へ。入るのに行列ができていたので投票率が高いのかと思ったらコロナ対策で少しずつしか投票所に入れなかったこととちょうど混み合う時間帯だっただけのことで投票率は高くなかったんですね。これじゃあ世の中変わりませんね。投票所に来る前に最高裁判所判事の紹介が書かれた広報に目を通す。誰かに解説してもらわないとナンノコッチャよくわからないですね。ただ全員が小生よりも歳下であることに少々ショックを感じる。ヨメハンと一緒にちょっとコンビニで買い物をして帰宅。チョイと休んで共同通信の原稿「今年の推薦本3冊」のの原稿を執筆。『生物はなぜ死ぬのか』『亡国のオリンピック』『剣道の未来』の3冊。夜の開票速報までに書きあげてテレビ見ながら晩飯&酒。自民減らず立憲伸びず維新が漁夫の利?応援していた浅尾慶一郎さんは落選か…石が流れて木の葉が沈む。嗚呼。

10月30日(土)つづき
昨日ほとんど仕上げた『スポーツゴジラ』の原稿「TOKYO2020から考える日本のスポーツの問題点」ブラッシュアップして送稿。「問題」は日本のマスメディアがスポーツ・ジャーナリズムの立場に立たず主催者や関係者になっていること(五輪でもオフィシャル・パートナーというスポンサーになりましたからね)という原稿。最近テレビに出演したとき某「政治ジャーナリスト」にCM中に「そんなこと言ってたらテレビが呼んでくれなくなりますよ」と言われたけどシャーナイわなぁ。その自称「政治ジャーナリスト」と違ってやっぱりホンマのことを言って書かねばなりませんからね。『ゴジラ』の原稿を送稿したあと共同通信の書評原稿「今年の三冊」の構成を考える。迷いに迷って選んだのは小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』長谷川智ほか『剣道の未来』後藤逸郎『亡国のオリンピック』の三冊。短い原稿だけどいろりメモをとって原稿を書くのは明日かな。現在のTV番組のなかで唯一のジャーナリズムと言えるTBS『報道特集』見ながら晩飯。そうですね。日本は既にG7などには加わるパワーも財力もなくなって一流国からは転落してしまったのですね。それはここ数年上に立った政治家の馬鹿さ加減を見ればわかりますよね。アベノマスクで100億円以上の無駄遣い!地球温暖化で北海道の米が旨いだと?!風呂の後NHKの選挙特番を見たけど各党党首のどうでもイイ食事や体操。こんな番組をNHKが選挙直前に放送してもいいのかな?

10月30日(土)
アメリカで起きた9・11同時多発テロについてのハワード・ジンの記述。《テロリズムを力でくじくことはできない。それがブッシュや大統領補佐官にはわかっていなかった。多くの国々の歴史を振り返れば明らかなようの国家が軍事力でテロ行為に反応すればさらに多くのテロを招くことになる》《われわれが憎まれないのはアメリカが民主主義を実践し自由を尊重し人権を擁護しているからだ。われわれが憎まれるのはアメリカが第三世界の人々にそうしたものを与えようとしないからである。第三世界にはアメリカの多国籍企業が切望してやまない資源がある。アメリカが撒いてきた憎悪という種子はテロリズムという形で戻ってきた。もはやアラブ人を殺しアラブの砂地の下にある石油を手に入れるために世界各地へ息子や娘を送り出すべきときではないのだ。むしろアラブ世界の基盤となる施設を再建し衛生的な飲み水を供給し飢えた子供に食べ物を与えるために息子や娘を送り出すべきではないか。つまり、悪ではなく善を行えばよいのだ》残念ながらこれは少数意見に留まりましたね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。はてさて中国を相手にしてアメリカはどうすればいいのかな?ワン?

10月29日(金)
ハワード・ジンの『本当のアメリカ史』はヘンリー・ウォレス(F・ルーズベルト大統領時代の副大統領で反戦反差別主義者)とジョン・F・ケネディの扱いが小さいのは少々不満(所詮は民主党の体制派だから?)だけど黒人の公民権運動やブラック・パンサーやマルコムXそしてアメリカ原住民(インディアン)のアルカトラズ島占拠事件やウーマンリブの主張がキチンと書かれていますね。差別の問題をここまでわかりやすく書いたアメリカ史はほかにないのかな?同じ問題を日本史(江戸時代史)のなかで見事に描いたのが白土三平の『カムイ伝』ですね。ワン。黒兵衛と散歩のあと朝から晩まで机に向かって原稿と下記で呻吟。『スポーツゴジラ』の「TOKYO2020から考える日本のスポーツの問題点(仮題)と大格闘。『チコちゃん』までに何とか書きあげてトランプのスペードは何故模様が派手なのか?といった話題を楽しみながら晩飯&ビール&赤ワイン。シチリア産の500cc紙箱入り赤ワインは安くて美味いですね。ニャア。虎太郎もいますね。

10月28日(木)
朝ベッドのなかでハワード・ジン『アメリカ史』上巻再読了。コロンブスによるインディアンのジェノサイドから決して黒人奴隷の解放戦争ではなくアメリカの資本主義拡大のために北部が南部市場の独立を許さなかった南北戦争を経て米西戦争まで。スペインに勝ったアメリカはキューバの新憲法に《必要なときにはいつでも内政に深く関与できる》というプラット修正条項を加えさせたんですね。これには米国内の新聞や市民グループやアメリカ反帝国主義同盟などから《キューバ独立という大義を裏切るもの》と反対の声があがったがキューバ人は《政府の樹立(独立)と引き替えに受け入れた》ナルホド。日米安保条約みたいなものか。そしてプエルトリコ・ハワイ・グァムに続いて3年間の激戦の末にフィリピンも手に入れたアメリカでは《すぐ先には中国という市場が控えてます》と言う上院議員も現れた。嗚呼。ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』でスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパンの紹介をする。本欄には何度も書いたので中味は土日月の本欄をお読みください・ワン。黒兵衛と散歩のあと終日原稿書きでパソコンと格闘。ふうう。小生は肩凝りという障害を自覚した経験がないけど少々肩に違和感を感じる。これが肩凝りというものか?しかし未だに頭痛というものには一度も見舞われたことがない。胃痛は牡蠣に中(あた)ったときに一度経験したが頭痛は未経験。なんでかな?コロナ感染者が急激に減少した理由もわからないが何故小生に頭痛が襲わないかも不明。右視床下部5cc脳出血で一度倒れて入院したときも無痛。そもそも脳には痛みを感じる神経は走ってないですからね。晩飯&風呂&TVニュース&焼酎。原稿途中まで完成。仕上げは明日かな。バファローズ優勝!高津vs井口のホワイトソックス優勝同僚監督対決日本シリーズも見てみたかったけど25年ぶりの優勝は見事ですね。最下位からの優勝対決も見てみたいですね。クライマックスなんちゃらというのは不要ですね。

10月27日(水)
『学校では教えてくれない本当のアメリカ史』資料として確認のために再読するつもりがどんどん読み進んでしまう。黒人奴隷や権利を認められない(男性に利用される)女性や次々と移住を強制される原住民(インディアン)や貧困白人労働者…などの側に立った歴史記述はワシントンやジェファーソンやアダムスなど「独立の英雄」側から描かれた歴史とは相当に違いますね。彼ら支配者たちはインディアンや米墨戦争でメキシコから奪い取った土地で大儲けしたのですからね。アメリカの帝国主義的領土拡張の歴史は独立時から顕著だったのですね。《わたしは当初から侵略しているのはアメリカ合衆国だといってきた。われわれにはこの土地にいる権利はひとかけらもないのだ。わが政府はカリフォルニアをはじめとするあの国(メキシコやインディアンの集落)の土地を好きなだけ奪う口実をつくろうとわざと小規模な部隊を送って相手が戦争を引き起こしたように思わせる。本音を言えばこんなことにはかかわりたくない。だが軍人としてわたしには命令を遂行する義務がある》米墨戦争に参加した陸軍大佐の言葉。アメリカはこんな古くから敵に先にわざと攻撃させて後で倍返しする戦法をとっていたのですね。アメリカの歴史は本書とオリバー・ストーンの『アメリカ史』。そして中国の歴史は高島俊男『中国の大盗賊完全版』を読んでおきたいですね。米中が台湾海峡で衝突する前に…。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。終日本HPの原稿作りと『スポーツゴジラ』の原稿「東京2020オリパラから考える日本のスポーツの未来(仮題)」の構成を考える。執筆は明日かな。途中で衆院選に立候補の浅尾慶一郎さんが近所へやって来たので応援に駆けつける。「自民党を変える」をテーマに無所属から立候補。自民や立民の候補者はどうせ比例区で救われるでしょうから小選挙区の勝負しかない彼のような人格者で教養人は応援したいですね。しかしアベノマスクの無駄遣いが100億円以上で副総裁が地球温暖化で北海道の米が旨くなったとマタマタ大失言。ここらで政治家の堕落を押し止める必要が急務になってきましたね。

10月26日(火)
昨晩と今朝ベッドのなかでハワード・ジン『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』(あすなろ書房)再読。たしかアメリカ憲法の修正条項(権利章典)での言論・出版・報道の自由についての記述があったと記憶していたので執筆中の『スポーツ・ジャーナリズム論(仮題)』の参考にしようと思って…すると…ありました!コロンブスの現状民(インディアン)ジェノサイド(皆殺し)や独立戦争中に貧困白人や黒人奴隷の中にはイギリス側について独立軍の支配者たちに抵抗した「アメリカ人たち」もいたという記述(この本の描くアメリカ史は凄いですね)に続いて言論の自由が憲法によって保障されてわずか7年後(1798年)の議会で明らかに言論の自由を抑圧する「治安法」が定められたという。そして《連邦政府に対して〈虚偽や中傷・悪意ある〉言葉を発したものは処罰できるとする法律》によって《10人が投獄された》という。「自由と民主主義の国USA」でも政府は批判を嫌って権力で弾圧するものなのですね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。終日デスクワーク。『スポーツジャーナリズム論』の整理など。メールと電話連絡などで来週の『オプエド』にスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパンでフォーラムエイト賞を受賞した東海大学大津ゼミのみなさんの出演決定。トレーニングで発電を!というユニークな提案。乞御期待。晩飯映画劇場は『梟の城』。原作(司馬遼太郎)が面白く篠田正浩監督の映像も美しく素晴らしかったけど2時間22分は長いかな。ニュースで白土三平さん逝去の報を知る。『忍者武芸帳』面白かったなぁ。劇画をそのまま
映画にした大島渚さんの映像も迫力あったなあ。『カムイ伝』はもう凄すぎて何回読んだかわからない。劇画のレベルをはるかに超えた社会派階級闘争歴史大河ドラマ。凄い作品でした。合掌。

10月25日(月)
先週末に2日連続スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン(SPJ)の仕事で終日レポートや資料を読んだりZOOMを覗き込んだりで疲れたのかベッドで本も読まず爆睡。しかし朝の寝覚めもバッチリ…とはいかず疲れが取れきれないのは身体的(筋肉的)疲労度が低いから?それとも歳のせい?ともかくベッドから出て黒兵衛と散歩。いろいろデスクワークのあと夕方から『ニューズ・オプエド』。今日のゲストは昨日のSPJで『ニューズ・オプエド/ダイナミック企画立案賞』を獲得した神奈川大学大竹ゼミの皆さん(3名)と指導教官の大竹教授と助手の波多野先生。そして産経新聞論説委員の佐野慎輔さん。佐野さんは過去のSPJで基調講演も経験。昨日の決勝ラウンドや表彰式にもZOOM参加。というわけでファイターズの監督に新庄が就任等のニューズの感想を大学生にも聞いたりしたあと神大生に受賞したスポーツ政策の発表をしてもらう。タイトルは『スポーツを活用した外来種駆除の継続的な取り組み〜外来種駆除大会「めざせ!外来種マスター」を日本から世界へ!』というもの。外来種の植物や動物や魚の「駆除大会」を「スポーツ大会」のように企画してポイントを争い獲った植物は「サカタのタネ」ザリガニは「横浜中華街」魚は「マルハニチロ」や「昭和産業」で利用したり(缶詰に)加工したりするというもの。小生は最優秀賞に選ばれてもイイと思ったくらい綿密に考えられた企画。佐野さんも同意見。神奈川大の皆さんも自分で100点満点をつける自信作で視聴者からも高く評価する声がYuTubeを通じて寄せられた。そのあと他にも箱根駅伝をベッティング(toto)に利用して大学スポーツの振興に利用する企画のあったことや大学生が株式会社をたちあげて起業したりしても良い…といった解説を佐野さん&大竹・波多野両先生と話し合って番組終了。SPJはまだまだ知れ渡っていないけど既に11回。来年からはオンラインではなくリアルでやれるでしょうから一段と参加者が増えることを望みたいですね。あ。今年の最優秀賞も神奈川大学で小倉ゼミの『児童養護施設におけるスポーツ等を通じた支援活動』でした。これも大学と地域社会とJリーグのサッカーチームなどを結び付けたナカナカ面白く有意義な企画でした。今回は社会貢献など大学と地域社会を結び付けた試みが多くて全体的にレベルが高かったですね。

10月23日(土)〜24日(日)
週末2日間は第11回スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン(SPJ)の仕事をリモートで。土曜日は全国から応募してくれた17大学46組(ゼミ)の書類審査&7組に分かれてのプレゼンテーションで注目したゼミ学生の発表を聞く。明治大学のゼミがeスポーツを用いた引き籠もり改善策やスーパー銭湯とeスポーツのコラボ等を発表。城西大学のゼミは大学スポーツとベッティング(ギャンブル)を結び付ける大胆な企画!どれも着眼点は面白かったけど詰めが甘かったですね。結局7つのグループでの決勝への審査を通ったのは亜細亜大(創作ダンスを使ったストレス解消)一橋大(外国ルーツの子供たちへのスポーツ・キャリア教育)日本大(スポーツに特化したリユース・サービス)日体大(長距離ドライバーのボディメンテナンス)早稲田大(ウォータースポーツを用いた水質汚染改善)神奈川大(児童養護施設へのスポーツ支援・サイクリングの普及・スポーツを活用した外来種駆除)の8グループ(ゼミ)が2日目(日曜)の決勝プレゼンテーションに進むことになった。リモート開催が2年続いたせいか出場数は減ったけど中味のレベルはどれも高かった。そして2日目に朝から夕方までかけてプレゼンテーション&質疑応答&審査が続き最優秀賞は神奈川大学小倉ゼミによる「児童養護施設におけるスポーツ等を通じた支援活動」が選ばれた。今回は小生は審査員を外れて『ニューズ・オプエド/ダイナミック企画立案賞』が新設されたのでその審査に専念。同じく神奈川大学の大竹ゼミによる「スポーツを活用した外来種駆除の継続的な取り組み〜外来種駆除大会「目指せ!外来種マスター」を日本から世界へ!」を受賞ゼミに選んだ。このグループには25日月曜の『ニューズ・オプエド』にリモート出演していただきナマ発表をしてもらいますので皆さん!見てください!面白いですよ。それに今回からSPJのスポンサーになっていただき小生も協力した『フォーラムエイト賞』には東海大学大津ゼミによる「スポーツ場面におけるエシカルな行動変容への可能性〜人と地球を守る新たなスポーツ文化の醸成に向けて」が選ばれた。これはスポーツジムや大学のトレーニングルームなどで自転車こぎやウェイトトレーニングや筋トレをしている行為をすべて発電行為に変換して電気を創ろうという面白い発想。このグループにも近々『オプエド』に出演していただいてナマ発表していただく予定です。毎年のことながら凄く楽しい2日間を学生諸君と過ごしましたけど来年はオンラインではなくリアルでやりましょう!

10月23日(土)
朝ベッドのなかで山口尚『日本哲学の最前線』読み始める。「J哲学」面白い。けど今週の週末土日はスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパンへオンライン参加。17大学46ゼミの発表のなかから『ニューズ・オプエド賞』を選んだりしなければならないのでチョイと忙しい。スイマセンが月曜日にまとめてご報告しますので少々お待ちを<(_ _)>

10月22日(金)
本間龍さんの新刊『東京五輪の大罪(仮題)』(ちくま新書)のゲラをベッドに持ち込んで昨晩と今朝で読了。ボランティアが次々と辞退してアルバイトを大勢雇って無観客で行われた東京五輪が誰のための行われたのかがよくわかりました。IOCと政治家とスポンサーのための五輪。オリンピック自体の「終わりの始まり」のスタートを切ったのが東京五輪なんですね。そして北京冬季五輪でもう一波乱。札幌冬季五輪招致に手を挙げる必要はあるのでしょうかね?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク。明日&明後日のスポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン(SPJ)の準備。今年は約20大学から46のグループが参加。オンラインで明日が予選。明後日が決勝のプレゼンテーション。今年から小生が連載を続けている『Up & Comming』の発行元でもある(株)フォーラムエイトが協賛として参加。『フォーラムエイト賞』が送られるほか『ニューズ・オプエド』からも『ニューズ・オプエド/ダイナミック企画立案賞』を選んで表彰します。その結果の最優秀賞や『フォーラムエイト賞』や『ニューズ・オプエド/ダイナミック企画立案賞』に輝いた学生諸君は後日『ニューズ・オプエド』に出演していただき彼らの考えた斬新な「スポーツ政策」を発表してもらう予定です。乞御期待。その準備に終日バタバタ。晩飯映画劇場はヴェトナム戦争で捕虜になったままの息子や他の兵士を救おうとラオスに乗り込む父親や戦友の復讐再戦闘劇『地獄の7人』。ジーン・ハックマンが主役なんで興味を持って見ましたが面白いシーンもなくはなかったけど結局は派手なハリウッド戦争映画でした。ハックマンは『質屋』が最高ですね。あ。『質屋』はロッド・スタイガーでした。失礼。それに『地獄の7人』は『七人の侍』とも『荒野の七人』とも無関係でした。

10月21日(木)
色川武大『狂人日記』を読み進む。こりゃアカン。久し振りの凄い小説にコッチの頭の中が狂ってきそうやと思いながら文章の力に酔う。現実世界に戻ってベッドから出てRKB毎日放送『桜井浩二のインサイト』ZOOM出演。W杯サッカーの出場校が2026年に32か国から48か国に増えさらに4年に1度の開催を2年に1度のする動きがあること。さらにJリーグにホームタウン以外の場所(東京の国立競技場など巨大スタジアム)での試合の開催を認める案があることを紹介。すべては金儲けの話。それによってJリーグのホームタウン制を崩すなど最低の考えですね。途中で話がオリンピックにも及び小生がIOCは「Itsumo Okane Cudasai(いつもお金下さい)」だと言うとアシスタントの田中みずきさんが『IOCならいつも(Itsumo)お金(Okane)チョーダイ(Chodai)』のほうがイイですね」と言ってみんなで大笑い。ハイ。その通りですね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。もうすっかり大きい秋ですね。午後仕事をしていると筑摩書房から本間龍さんの新刊『東京五輪の大罪』のゲラが届いたの早速読み始めると止まらない。面白くて止まらない…のではない。コロナ禍でここまで無茶なことを強要して五輪を開催する必要があったのか?もっと他の「優しいリーズナブルなやり方もあったはず」という気持ちになりますね。夕方から横浜の某ホテルのレストランへ。今年のSPJ(スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン)のスポンサーになってくださったフォーラムエイトの幹部の方々や政治家の秘書の方と会食。楽しい食事会でした。

10月20日(水)
以前から色川武大(阿佐田哲也)さんの小説やエッセイは大好きだったが最高傑作と言われる『狂人日記』を読んでなかったので昨晩から読み出してビックリ。主人公がカードやサイコロを使って大相撲のゲームを創って遊び始める。おまけに野球ゲームもペナントレースの展開と同じような試合数と記録をつけて創作したゲームで楽しむ。これはロバート・クーヴァーの『ユニバーサル野球協会』と同じ。もっともクーヴァーの作品は架空の創作ゲームに没頭した主人公がゲームの中に登場した素晴らしいルーキー投手が頭部に打球を受けて死ぬことによって精神に異常を来し始めるのだが色川作品は主人公が幼少期に執着した遊びとして紹介されているだけ。しかし架空の別世界に没入する特異な精神性を描く手段として野球ゲームや相撲ゲームの創作と実践という設定は面白い。eスポーツではいくら没頭してもこうはならないだろう。自分から別世界を創ってる没入するのではなく電子的に創られ用意されたヴァーチャル世界に導かれて踊らされるだけですからね。eスポーツからは傑作小説も生まれないでしょうね。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと今日も終日デスクワーク。昨日書いた北國新聞の連載の校正のやりとりをしたり連合通信の連載コラムを書く。どちらも月イチ連載で前者は69回目と昨日の本欄で書いたが後者は132回目。ちょうど11年経ったことになる。長く続いてますね。そう言えば今日は結婚記念日。42年目。こっちも長く続いてると言えるのかな?晩飯の時に白ワインで乾杯。晩飯映画劇場はトム・ハンクス&メグ・ライアン『めぐり逢えたら』。ケーリー・グラント&デボラ・カーの1959年の映画『めぐり会い』をパロディ的に利用したラヴ・コメディ。女流監督(ノーラ・エフロン)の優しいタッチと子役と2人の達者な役者の軽妙な演技で理屈抜きで楽しめる映画でした。結婚記念日は理屈抜きがいいですね。

10月19日(火)
昨晩寝る前に何気なく谷崎の『乱菊物語』でも楽しく読み直そうかと思って河出の日本文学全集の谷崎の一冊を本棚から取り出してベッドに持ち込んだところが『厠(かわや)のいろいろ』という短いエッセイが入っていてこれが面白かった。田舎の饂飩屋で店の奥の別棟にある厠へ入ったところが崖の上にあって《跨ぎながら下を覗くと眼もくるめくような遙かな下方に河原の土や草が見えて畑に菜の花の咲いているのや蝶々の飛んでいるのや人が通っているのが鮮やかに見える。(略)私の肛門から排泄される固形物は何十尺の虚空を落下して蝶々の翅や通行人の頭を掠めながら糞溜へ落ちる。その落ちる光景がありありと上から見えるけれども蛙飛び込む水の音も聞こえて来なければ臭気も登ってこない。(略)糞の落ちて行く間を蝶々がひらひらと舞っていたり下に本物の菜畑があるなんて洒落た厠があるべきものではない。災難なのは下を通る人たちで…》といった記述が続き様々な厠が紹介されて《捻り出された牡丹餅》とともに詳しく描写されているのだ。谷崎はたしか『少将滋幹の母』や『武州公秘話』で飾り箱に香木と共に入れられた女性の排泄物や好きになった高貴な女性に逢うために糞溜に潜り込む武士の話を書いていた。耽美派文学のスカトロジーは凄いですね。キャン。ベッドから出ていつもと違う話に妙な吠え方をした黒兵衛と散歩。ミストのような冷たい雨。汗をかかないのはありがたい。ワン。終日デスクワーク。北國新聞の月イチ連載「スポーツを考える」を執筆。もう小生の年齢と同じ69回目。ということは5年以上続いてるのか…長いのか短いのかわからないけど一生懸命スポーツのSDGsについて書く。スポーツもオリンピックや国体のような「イベント消費型祝祭資本主義」とはオサラバしてSDGs(持続可能な開発目標)型の地域社会のクラブやチームの育成に転換すべきですよね。松坂投手が引退しましたね。矢崎良一さんの『松坂世代』(河出文庫)という面白いノンフィクションの解説「カオスからコスモスへ−若者たちの形作る小宇宙」は小生が書きました。近いうちに蔵出しします。単行本の発売が18年前。文庫本が15年前。なるほど。粘りましたね松坂は。お疲れ様でした。晩飯のあと改めて谷崎に目覚めたので本を持ってサッサとベッドへ。

10月18日(月)つづき
夕方からは『ニューズ・オプエド』リモートMC出演。ゲストはスポーツライターの青島健太さんと大リーグ評論家の福島良一さん。メッチャ楽しい日本のプロ野球とメジャーリーグの話。加えてアメリカで女子野球の博物館を造る計画があることを福島さんが報告してくれた。場所はシカゴとアイオワのフィールド・オブ・ドリームズ球場の中間にあるロックフォード。ここは映画『プリティ・リーグ』の題材になった女子野球チームの本拠地のあったところらしい。それと興味深い話題は今年の日本シリーズがもしもヤクルトvsロッテ戦になったら高津監督と井口監督でシカゴ・ホワイトソックスのワールドシリーズ出場経験チームメイト対決になるのですね。いやぁ日本野球とメジャーとの関係がこんなところに現れるとは…。番組を終えたあと晩飯食べながら『映像の世紀プレミアム パリ・ベルリン・ニューヨーク 運命の三つの都』。おもしろかった。東西ベルリンの壁が破壊されたのは東ベルリン高官の失言がキッカケだったのですね。「パリは燃えているか?」というのはナチス軍がパリから撤退したときのヒットラーの言葉だったのですね。彼の命令に逆らってパリを燃やさなかった将軍は勲章をもらったのかな?東京大空襲で燃やしてしまった米軍司令官のルメイは何故か日本から勲章をもらってますね。

10月18日(月)
朝ベッドのなかで『剣道の未来』(左文右武堂)のなかの第5章「技術の向上と人間形成」を読み直す。この章を書いているのは一橋大講師で古武術やヨーガなどを研究し自ら山伏となって修験道に身を投じ東洋の身体動作を研究している長谷川智氏。めちゃくちゃ奥深いことを単純な言葉で実技指導してくれて先月初めて読んだときは何やら狐につままれたような気持ちになった。たとえば股関節の可動域を広げるために腰割り(スクワット)をするとき《雨の中お母さんの薬を買いに走る健気な少女を思い浮かべ「可哀想に」という気持ちで腰割りをしてみてほしい。思いがけず深く腰が落ちる》と書いてある。なるほどやってみると「深く落ちた」気になった。万事この調子で心の動きで身体を動かすことが書かれている。《頑張る動きは我を張る動き》で間違っている。《誰かに動かされているという感覚で動くと無駄な力が抜ける》チョイと以前に東京の進学校の桐朋高校が《古武術バスケ》でインターハイに出たことがあったがそれについても触れられていた。《捻らない・うねらない・踏ん張らないで全身を連動させて(略)心と身体の無駄な頑張りが消え(略)バスケットボールの技術が向上しただけでなく人間的にも大きく成長した(略)試合が終わったあと生徒たちはガッツポーズではしゃぐことなく静かに爽やかな笑顔で佇んでいた》《ルールで禁止されているからガッツポーズをしないのではなくガッツポーズで自己顕示する必要などない無心で充実した心境に達していた》のですね。長谷川氏の文章を読むと朝青龍や白鵬の土俵上での「間違い」や「誤解」がよく理解できますね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事。

10月17日(日)
『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史2』再読了。この巻の副題は「ケネディと世界存亡の危機」で確かにその話題(キューバ危機)も興味深く読んだけどケネディとフルシチョフという最終的に平和志向の教養人による政治の趣があった。ところがジョンソン→ニクソン&キッシンジャーとなると最悪ですね。ホワイトハウス内の会話にはヤクザ口調が飛び交いCIAやFBIと結託してインドネシアやチリにクーデターを起こして民主的選ばれた大統領を倒してアメリカに従う軍事独裁政権を創る。おまけに「狂人」とまで言われたニクソンはベトナムだけでなくカンボジアやラオスへも猛爆撃。挙げ句の果てが様々な秘密工作からウォーターゲート事件に発展して失脚。無茶な軍事武力外交もアメリカ没落の大きな一因でしょうが内政での弾圧(ベトナム戦争が内戦ではなくアメリカによる侵略戦争だったことを暴露したペンタゴンペーパーをメディアに公表した人物への弾圧など)や非民主的な政治(民主的な反戦デモやリベラルな勢力を共産主義者社会主義者として弾圧したこと)こそアメリカが黄昏れてきた直接的原因なのですね。安倍菅長期政権の最大の問題点もコロナ対策やアベノミクス以上にモリカケサクラや日本学術会議問題と言えるのかも。ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。『アメリカ史』にはニクソンは「狂人」でキッシンジャーは「サイコパス」と書かれていた。サイコパスとは「他人に対する愛情・思いやりなどの感情が欠けて極めて自己中心的に振る舞う傾向にある精神疾患」。1998年のフランスW杯のときにエッフェル塔前での『三大テナー』のコンサートに行ったらキッシンジャー氏が斜め前に座っていた。確かにサイコパス的な…なんて顔見ただけで言っちゃいけませんね。ワン。昨日に続いて終日「スポーツ・ポリシー・フォージャパン」に参加した学生のレポート拝読。なかなか面白いのもありました。不可能だけど仰天モノの大学スポーツの企画も!こういう発想は好きですね。しかしオリンピックもW杯も出て来ず全体的に少々小振りの企画が多かったのは残念ですね。晩飯のあとNHK-Eテレでショパン・コンクールの過去の優勝者の演奏をやっていた。やっぱりマオリツィオ・ポリーニは破格の素晴らしさですね。音楽評論家の林田直樹さんがポリーニと握手したらグローヴみたいに大きな力強いてだったといってたけど納得ですね。その手からショパンの綺麗な音色が…。

10月16日(土)
米軍の歩兵としてベトナム戦争に参加して後に作家になったラリー・ハイネマンが戦後ハノイで開かれた文学者会議に参加した時のこと。北京大学とモスクワ大学で英語を学びアメリカ文学の学者になったハノイ大学教授と出会う。彼は戦時中のベトナムに戻るとホーチミン・ルートに送られ南へ向かう兵士に向かってアメリカ文学を講義するよう命じられホイットマンやジャック・ロンドンやヘミングウェイやフォークナーやフィツジェラルドの講義をした。多くの兵士はそれらアメリカ文学のベトナム語訳の本を持っていたという。そして彼はハイネマンに質問した。「アメリカ兵はどんなヴェトナムに関する資料を読んでいたのですか?」その時ハイネマンは《ビールを鼻から吹き出しそうになった》という。アメリカ兵どころかケネディもニクソンもキッシンジャーも国務長官も国防長官も誰も《インドシナを訪れたことがなかったしヴェトナムの歴史や言語や文化や価値観を理解もしなければ評価もしていなかった》太平洋戦争の時はルース・ベネディクトの『菊と刀』などが読まれたのにコレではアメリカがベトナム戦争に負けたのも必然ですね。第二次大戦中の日本も鬼畜米英と言うばかりで米英の文化を知ろうともしなかったですね。現在のアメリカはイラク・イラン・アフガンに対してどうかな?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日大学生の書いた『スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパン』のレポートを読み続ける。まだ内容は書けないけど(来週の土日がオンラインでの最終審査なので)ナカナカ面白いのもソーデナイのもあって少し疲れる。2日がかりの作業かな。一昨日だか一昨昨日だかの夜にNHK-Eテレで雅楽の特集をやっていて面白そうだから録画しておいたら見直して驚いた。有名な越天楽(黒田節の元の音楽)や陵王と並んで打鞠舞(打球舞)というのもあるのですね。まさにこれこそ『日本書紀』にも載っている中大兄皇子と中臣鎌足が興じた打鞠(くゆるまり)を舞にしたものではないですかね?棒を持った人物が足元にある鞠を打とうとして舞います。ダイジェストだったけど全部見てみたいですね。

10月15日(金)
そうか…アメリカという国は世界(日本)がベトナム戦争に注目して反戦運動などが湧き起こっていたときにブラジルやドミニカなど中南米で民主的な政権をCIAやFBIの謀略を用いて倒して親米独裁政権を次々と樹立していた…ということをオリバー・ストーンは『もうひとつのアメリカ史』で書いてますね。アメリカは自分の家の「裏庭」では何をしてもイイと思っていたとしか考えられないですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩のあと終日デスクワーク共同通信社から今年読んで面白かった本3冊を選択するよう依頼される。メッチャ悩んだ末に後藤敏郎『亡国のオリンピック』ボイコフ『オリンピック反対する側の論理』小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』高橋昌一郎『フォン・ノイマンの哲学』長谷川智『剣道の未来』を選ぶ。あ。5冊か…ここからマイナス2冊…悩む。しかし最近は新刊以上に既刊本の読み直しが多くなった。これもコロナの影響?午後から財界展望新社『ZAITEN』の連載原稿執筆。中止された今年の三重国体が延期開催も断念したこと。完全中止は国体史上初めてのこと。誰も注目してないでしょうけどね。国体が二巡目に入った1988年にNHK『クローズアップ現代』に呼ばれて国体の役目は終わったとして「国体不要論」を話す。そのときに『クロ現』史上最低視聴率を記録したのは裏番組の日本シリーズが9回裏に同点ホーマーで延長戦に突入したから…かもしれないけどその頃から国体なんて誰も興味を持たなくなったからでしょうね。なのに多額の税金を使って…そんな小生の発言を聞かれたヒゲの殿下(ェ仁親王)に呼ばれてスポレク祭(スポーツレクリエーション祭)もやめよう…そのカネで「スポーツ・シンクタンク」を創ろうとおっしゃった話も書く。結局は殿下の希望どおりにはならなかったですが…昔話を書くようになったのは歳のせい?いや書き残すべき貴重な過去の話は山ほどあるなぁ…。晩飯は『チコちゃん』と共に。欠陥が青く見えるのは色彩の目の錯覚という話題は面白かったですね。

10月14日(木)つづき
前の項で《私の見た範囲では大俳優と大監督による大失敗作映画としては『コットン・クラブ』と並ぶ駄作でした》と書いたのは書き間違えです。大俳優と大監督による駄作は『コットン・クラブ』ではなく『ニューヨーク・ニューヨーク』でした。失礼しました。

10月14日(木)
ケネディ暗殺後大統領となったジョンソンは翌1964年の大統領選で《「故郷から1万マイルも離れた場所にアメリカの若者を送りアジアの若者が自分でやるべきことをやらせるわけにはいかない」と有権者に呼びかけベトナムでの核兵器使用を公言していた共和党候補のゴールドウォーターに圧勝した》が大統領就任後ジョンソンは北爆(北ベトナムへの爆撃)を開始。終にはマクナマラ国防長官が《核兵器の使用さえ視野に入れていることをほのめかし世界中が騒ぎ立て》た。政治家という人種はどの国でも選挙前は理想論を口にするが選挙後は現実論(何かの圧力)に従うものなんでしょうか?あ。岸田首相も金融所得課税や核廃絶は早くも雲散霧消?ベッドを出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。東京五輪で金メダル9個と大活躍した日本柔道も実は競技人口が激減。特に高校生の武道競技人口が激減していて03年から19年の間に柔道の高体連登録者は35,628人から17,904人に減少。剣道も59,382人から38,435人に激減。その減少は文科省が中学での武道必修化と足並みを揃えているという指摘を『剣道の未来』(左文右武堂)という素晴らしい本から紹介。柔道も剣道も武道はもっと楽しくやれるはずなのに妙に精神主義を強調してつまらなくしていることが競技人口の減少につながってると話す。そう言えば「体育の日」を「スポーツの日」に改称するのに最も反対したのは武道関係者だったですね。江戸時代から明治初期の剣道は10本勝負や15本勝負などが常識だったのに剣道が2本先取の3本勝負になったのは日清日露の戦争の影響も大きかったようですね。斬られたらオシマイだから…という必死の武士道精神は近代日本の所産なんですね。ワン。ラジオのあと黒兵衛と散歩。終日スポーツ・ポリシー・フォー・ジャパンに参加した大学ゼミの企画書を読む。今年は全部で46のゼミが参加。今年で11回目ですが毎年大学生が知恵を絞って考えた企画と出逢うのは楽しいですね。晩飯映画劇場はダスティン・ホフマン&ローレンス・オリヴィエ&ロイ・シャイダーの『マラソンマン』。ジョン・シュレインジャー監督なので昔から見なければ…と思いながら見逃してた映画…だったけど何なの?コレ?って感じですね。はっきり言って大失敗作。ナチスだかユダヤ人だかアベベだかマラソンだか知らないけどわけわからんサスペンス・ミステリーでした。私の見た範囲では大俳優と大監督による大失敗作映画としては『コットン・クラブ』と並ぶ駄作でした。

10月13日(水)
ケネディはホワイトハウスでは軍部の圧力と戦いフルシチョフはクレムリンで共産党内タカ派の圧力を受ける。似たもの同士で作られた冷戦のなかでの平和は大統領の暗殺と書記長の失脚で終わりを告げる。《アメリカの兵器によって世界に押し付けられるパクス・アメリカーナ(アメリカの平和))ではなく(略)私たちは多様性を許容する世界を築くために何らかの貢献ができるはずです。(略)弱い者が安心して暮らし強い者が正義を守る世界です》と演説しヴェトナムからの撤退を決意していたケネディをマクナマラ国務長官は《もしもケネディが生きていたら世界は違ったものになっていただろう。私はその点に確信を持っている》と言った。歴史が人を作るのではない。人が歴史を創るのですね。台湾侵攻を国内問題と主張する習近平はどんな未来の歴史を描いているのか?それに対して蔡英文とバイデンはどう対処する?バッハIOC会長は北京冬季五輪を「平和の祭典」として挙行(強行?)するのか?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。早足で歩いて身体を温めないと寒い。そんな季節になりましたね。ワン。ヨメハンが買い物か何かで出かけてパソコンに向かって仕事をしているとピンポーンと誰かが来宅。インターホンに出ると若い男が「危険な箇所を発見したので一緒に確認してほしい」と言う。「側溝の蓋がハズレてるところでもあるのか?」と訊くと「お宅の家根です」と言うので外に出るとうちの家の屋根を指差し「ホラあそこ。左の端。テッペンのところが浮いてるでしょ。アレでは下から風が吹き上げると屋根が飛びますよ」しかし小生にはサッパリわからない。近くに工事の道具や脚立や梯子を積んだ小型トラックが停まっていたので「あのクルマは貴方の?」と訊くと「ええ。屋根屋やってる者ですから危ない壊れそうな家根がわかるんです」「ふ〜ん。御丁寧にありがとう。ウチの出入りの業者に見てもらうよ」と言うと「そうですか…」と言ってアッサリとトラックに乗って去って行った。買い物から帰ってきたヨメハンに言うとそーいったヤカラが最近はけっこう現れるらしい。「みんなコロナで苦労してはるみたいやねぇ」その言葉を聞いて小学生の頃の年末の夜に突然電器屋だった私の家の店のなかに入ってきた旧陸軍の帽子を被った男を思い出した。男は直立不動で敬礼をするなり大声で「○○二等兵であります。玉木一等兵にはビルマでお世話になり…」と喋りだした。父親は不在で私の母親が黙って金庫から百円玉を出して渡すと「天皇陛下バンザイ!」と叫んで出ていった。東京五輪の数年前の1960年前後。そんな男に3回くらい出くわした。母親は「ウチのお父ちゃんは軍曹でビルマには行ってへん。中国やった」と言って苦笑いした。時代は変わったのか?変わってないのか?かつての東京五輪のあと高度経済成長で1億総中流社会になったけど歴史は繰り返すのですか?エダノさん?

10月12日(火)つづき
仕事一休みの昼飯後にテレビをつけると『フラガール』をやっていたので久し振りに半分見てしまう。李鳳宇さんのプロデュースした映画は『パッチギ』も『ゲロッパ』も優しい眼差しに溢れてますね。仕事を済ませて晩飯のあと続きを…と思ったけどW杯予選。確かにオーストラリアは強いチームだけどランクが下のチームとのホームの試合で危機感ばかり煽るのは良くないですね。五輪疲れで調整不足で練習不足で3試合で2敗とは言えもっと自信を持って…と思って見ていたらサッソク田中碧の先制ゴール!入るべき追加点が入らないまま後半に入ってオーストラリアがPK…これがVTR判定で覆ってFKになったと喜んだのも束の間直接ゴールを奪われて同点。何とかしろよ…とのサポーターの願いが通じたのか試合終了直前に決勝オウンゴール!ま。何でも勝ちゃイイ試合でしたからイイでしょうがこの勝利で元気が出てチームのムードが一新されるから勝ち点3以上の価値が…という解説は根拠ナシの楽観論ですね。自信持つことと楽観論は違う。だからヴェトナム相手でもオマーン相手でも自信を持って一生懸命必死になって頑張って下さい…とテレビ画面を通じて選手に伝えたあと『フラガール』の続きを見る。もう15年も前の映画になるのか…。光陰如矢。

10月12日(火)
オリバー・ストーンの『アメリカ史』はいよいよ1962年のキューバ危機。東京大空襲を指揮したルメイ将軍はキューバ空襲と上陸作戦を主張しソ連船の洋上検査(海上封鎖)に切り替えたケネディを激しく非難。その大西洋では米空母の近くでソ連潜水艦を発見した米駆逐艦が爆雷攻撃を開始。一部帰港が破損されて二酸化炭素の値が急上昇して気を失ってゆく乗組員が次々と現れる潜水艦のなかで第三次世界大戦が始まったと思った艦長は核魚雷の発射準備を命令。それを開戦の確認が取れないとアルピホフという将校が艦長を宥めて核魚雷の発射回避に成功。ケネディの決断と一人のソ連将校の判断が《人類史上最も危険な瞬間》である《核戦争》を回避したわけですね。その翌年がケネディ暗殺。翌々年が東京オリンピック。現在台湾周辺に軍隊を集結させている中国とアメリカによる台湾危機はどのような回避されるのでしょうか?そして来年の北京冬季五輪は?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。冷戦下の米ソ関係は圧倒的に国力(経済力)の差があったけど現在の米中はそれがないから怖い?逆に安全?よーワカラン。確かなことは日本の国力が落ちて政治家の質もジャーナリストの質も堕ちているということだけ?サテどーしましょう。衆院選でどーにかなるのかな?ワン。

10月11日(月)
J・F・ケネディは大統領就任後キューバのピッグス湾侵攻作戦で大失敗をやらかす。それはアイゼンハワー時代に軍部とCIAによって作られたキューバ・カストロ政府打倒の作戦だった。しかしキューバ軍に対する過小評価やケネディ政権の発足後直後で綿密な計画実施ができなかったことなどで大失敗。以来ケネディは軍とCIAを信用しなくなる。岸田新政権も大きな失敗をしたほうが良いのかも。そうして株価を公金で上げるだけで出口のないアベノミクスや結局何もしなかったコロナ対策やアベノマスクの大失敗も白日の下に曝されれば安倍菅麻生体制から離れられるかも…ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。しかし日本の政治は変わらないですねえ。衆院選はどーすれば良いのでしょう?与野党共にドラスティックな変化を期待できないとなると党ではなく人で選ぶほかないのでしょうか?ワン。イロイロ仕事のあと夕方から『ニューズ・オプエド』MC出演。1週間にわたるスタジオの改装工事が終わりオールVR(ヴァーチャル・リアリティ)のDX(デジタル・トランスフォーメーション)仕様のスタジオからの初発信。ゲストはスポーツライターの小林信也さんと元JOCの春日良一さん。マスメディアではすっかり誰も喋らなくなった東京オリピック・パラリンピックを今こそ検証しなければ…という企画。その前にサウジアラビアに敗れたW杯予選についてサッカー・ジャーナリストの大住良之さんが解説。五輪後の不調・調整失敗・ケガ人続出に加えて「魂の欠如」=「柴崎のバックパス失敗の直後に柴崎も吉田も意味のない反則アピールをするようではダメですね」という解説に納得。何を余裕こいてるのでしょうねえ。もっと必死にやれ!オリンピックについてはコロナ騒ぎもメダル騒ぎも喉元過ぎればオシマイではどーしょーもないという意見で小林さんや春日さんと一致。スポーツの社会的価値・経済的価値は大きいはずなのに自民の総裁選でも衆院選でも話題(課題)にならないのは最悪。まぁノーベル賞の報道も同じですけどね。マスメディアが自分の利益を追求するだけのスポーツ報道は最悪ですね。番組のあと晩飯ながら『映像の世紀プレミアム』は『難民 希望への旅路』を見ながら。カメラマン・キャパの話(ユダヤ人であることを隠して活躍した)沢田教一の話(ピューリッツァー賞を取った写真に映ったベトナム戦争難民の家族にその賞金を与えた)など興味深い話題がいっぱいでした。柳家小三治さんが死去。昔『レコード芸術』でベートーヴェンの『田園』のレコードを盤面が磨り減るまで聴いたと話されていたのを憶えている。合掌。

10月10日(日)
オリバー・ストーンの『アメリカ史』に面白い記述(事実)を発見。1957年ソ連がICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に成功し人工衛星スプートニクの打ち上げにも成功すると米空軍幹部は下院議会で月面軍事(ミサイル)基地の建設計画を(真面目に)発表。そんな計画を知った某ジャーナリストは《米軍は宇宙戦争に備えて陸・海・空軍に続く第四の軍隊を創設してラテン語で月を意味するLuna(ルナ)をもじってLunacy Force(狂気軍・精神異常軍)と名付けるべきだと提案した》それから半世紀後には実際に宇宙軍が生まれたのですから月面軍事基地も近い将来には…?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。日曜の散歩はゆっくりと優雅に…と思っていたら…一天俄に掻き曇り大粒の雨が…シャーナイですね。お天道様には勝てません。雲古を済ませてサッサと引きあげる。ワン。終日デスクワーク。スポーツジャーナリズムについて書き続ける。晩飯は久し振りに『鮨処もり山』さんからお鮨の出前をいただく。世の中徐々に「コロナ明け」の様相。しかしフリーランスの身の上は講演会の中止などで収入の大幅減。シャーナイですね。晩飯風呂後映画劇場はグレゴリー・ペック主演『マッカーサー』。フィリピンから撤退して「I shall return」で戻ってきて日本の降伏から朝鮮戦争で司令官を解任されるまでの軍人の生涯。映画作品というより資料映像。幣原喜重郎首相がマッカーサーに対して憲法に不戦条項を入れるよう提案しマッカーサーが感激するというのは『マッカーサー大戦回顧録』からとったのでしょうが1977年の映画にしては新説の大胆な先取りと言えるのかな?しかし映画としてはパットン将軍を描いた『パットン大戦車軍団』のほうがはるかに優れてますね。

10月9日(土)つづき
終日スポーツジャーナリズムの原稿書き。今年のノーベル平和賞はフィリピンとロシアのジャーナリスト。朝日新聞がそれを絶賛。ならば隗より始めよ。スポーツ(高校野球など)を主催したり東京五輪のスポンサーになったりして自らスポーツジャーナリズムを放棄していることを改めて欲しいですね。大きなダム(ジャーナリズム)も小さな一つの穴(スポーツジャーナリズムの放棄)から破壊されますからね。晩飯後映画劇場は『ミニヴァー夫人』。ウィリアム・ワイラー監督の第二次大戦中のイギリスを舞台にした戦意昂揚映画というだけで見始めたけどサスガはワイラー監督。戦争に巻き込まれるイギリス上流階級の家庭の悲劇を見事に描ききっています。ドイツ軍による爆撃はあっても戦場が一切出て来ないけれど素晴らしい反戦(反ナチ)映画になってます。とくに個人用のヨットやボートなどが一斉にダンケルクでの撤退作戦に参加し英軍兵を救出に向かうシーンは見事。コノ映画はどんな艦隊以上の6個師団ほどの力を持つとチャーチルに言わしめたことも納得。『我等の生涯の最良の年』『ベン・ハー』『ローマの休日』『噂の二人』『コレクター』『ファニー・ガール』『おしゃれ泥棒』…ワイラー監督の凄さは絶対に映画の画面から瞬時も目を逸らせることのできない映画作りをしていることですね。

10月9日(土)
オリバー・ストーンの『アメリカ史』は事実を包み隠さず記している。それだけにオソロシイですね。イランで民主的に選ばれて人気のあったモサデク政権をCIAが謀略を用いて倒してパーレビ政権を作り上げイランの石油を支配したアメリカ政府は中米独裁政権もアイゼンハワー政権と堅く結びついたユナイテッド・フルーツ社と一緒になって帝国主義的に植民地として支配。ベトナムでベトミン(ベトナム独立同盟)への空爆が始まり原爆の使用が検討され始めたとき…ビキニ環礁の水爆実験による第五福竜丸事件が起きたのですね。《第五福竜丸は実は「ソ連のスパイグループ」でソ連のために諜報活動を行っていた》とアメリカ原子力委員会の委員長は大統領報道官に語ったという。さすがに《このあからさまな嘘は直後にCIAによって否定された》が原子力委員会の委員長はアイゼンハワー大統領の記者意見の場で《水爆実験がアメリカの軍事態勢に貢献したことを強調した上で第五福竜丸は原子力委員会の警告を無視したと非難し乗組員の健康問題はそれほど深刻ではない》と発表。しかし日本では《水爆の禁止を求める嘆願書に人工の3分の1にあたる3200万人が署名》するほど反核運動が盛りあがり『ワシントン・ポスト』が《(原子力の)平和利用の手段を日本に提供すること以上に良い贖いの方法があるだろうか》と書いた結果某原子力委員と某下院議員が一つの提案を発表。それは日本で《初の原子力発電所を広島に建設する》という《残酷な皮肉に思える》提案だった。こういった《原子力の平和利用キャンペーン》について当時の毎日新聞は《日本はまず放射能の雨の洗礼を受け次には「原子力の平和利用」を装った米国の狡猾な商業主義のうねりを受けていると非難した》。このアメリカの「平和利用」の商業主義の辿り着いたところが「フクイチ(福島第一原子力発電所)」なのか…。広島出身の新総理は国連の核兵器禁止条約にどう対処する?核廃絶は口先だけ?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。

10月8日(金)つづき
ベッドから出て黒兵衛と散歩のあと久し振りに東海道線で東京へ。品川のアルタで(株)ノーボーダーの上杉隆社主と昼飯食いながら打ち合わせ。来週月曜からの『ニューズ・オプエド』で使われる新装なったスタジオの様子をスマホで見せてもらう。スタジオはすべてヴァーチャル仕様でリアルはグリーンシートのみ。約10年前に真のジャーナリズムを実践できるメディアを創ろうと話をしたときはそんなイノベーションは想像もできなかった。こういう進歩を日進月歩と言うのでしょうかね。来週月曜(ゲストは春日良一さんと小林信也さんで東京五輪の総括)が楽しみです。打ち合わせを終えて品川インターシティへ。笹川スポーツ財団のTさんと一橋大教授のOさんと待ち合わせをしての(株)フォーラムエイトへ。伊藤社長と武井副社長にスポーツ・ポリシー・ジャパン(SPJ)への協力を要請させていただく。ついでに(というのは失礼ですが)『ニューズ・オプエド』と『スポーツゴジラ』への協力もよろしくお願いします。途中フォーラムエイトがスポンサーとなった世界ラリー選手権日本大会の関係者やそれで町興しを企画している岐阜県恵那市長らとも面会。今後に向けてイロイロ有意義な一日でした。

10月8日(金)
岸田首相が所信表明演説で使ったアフリカの諺「早く行きたければ一人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け」は過去に石川県小松市長が所信表明演説で使った二番煎じらしいですね。どうせ二番煎じを使うならアイゼンハワー大統領が朝鮮戦争で和平協定が結ばれたあとの演説に用いた言葉をパクってほしかったですね。《銃が一丁製造されるたびに…軍艦が一隻進水するたびに…そしてロケットが一発発車されるたびに…それは空腹を満たされぬ人々や寒さの中で衣服をない人々から盗みを働いたことになる。我々は戦闘機一機を買うのに1万3千6百トンの小麦に相当するカネを支払い8千人以上に新築の家を建てられるだけの費用で駆逐艦一隻を勝っている。このような生活様式はありえない》この「格調高く非常に感動的」(ニューヨーク・タイムズ)な演説にもかかわらずアイゼンハワーはその後ニクソン副大統領の「狂人の理論」と呼んだ作戦を採用する。《アイゼンハワーは中国側へ核兵器投下の用意があることを密かに伝えた。数週間後中国は休戦を要求し朝鮮戦争は終結した》《「あれは上手くいった」とニクソンは断言している。「核兵器が効いたのだ」ニクソンは予測不可能であることの価値を教えてくれたのはアイゼンハワーだと言っている。「こちらのことを予測不可能な人物(狂人)だと思えば敵は極端な攻撃を思い留まるだろう。敵が降伏する可能性も大幅に高くなる。この予測不可能な大統領は次の勝負でも勝つだろう」》しかしニクソンはヴェトナムで負けることになる。そしてアメリカは負け続けることになる。ワン。

10月7日(木)
オリバー・ストーンの『アメリカ史』は朝鮮戦争へ。あまりに残酷で悲惨な空爆で朝鮮半島のほとんどすべての都市が焦土に。マッカーサーが解任されたのは原爆の使用を主張したからというのは俗説で後任のリッジウェイ最高司令官もトルーマン大統領も原爆使用の準備は整えて多くの上下両院議員も原爆投下に賛成していたのですね。それにしてもこの戦争以来アメリカはヴェトナム→イラン→イラク→アフガニスタンと戦争に勝てなくなる。世界最新の最高軍備が《どうして不十分な装備しかない田舎者の北朝鮮軍や中国軍(やヴェトナム軍やアラブ軍)に勝てなかったのかとアメリカ人は訝るほかなかった》ブラッドリー将軍は朝鮮での中国との戦争を《間違った場所で間違った時期に引き起こされた間違った相手との間違った戦争》と総括したらしいけどアメリカの第二次大戦後の戦争はすべてそうかも?ベッドから出てRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』ZOOM出演。1年延期されていた三重国体が中止に。国民体育大会は24年の佐賀大会から国民スポーツ大会と名称を変えて34年の鳥取大会までコノ先13年間も開催地が決まってるらしいけど500億円も費用を使って(国の援助は16億円らしい)開催する必要があるのかな?オリンピックと同様の一時期だけの「祝祭イベント資本主義」のように思えますが…。それより我が住まいのある鎌倉市に鎌倉インテルというサッカーチームが生まれほうがカルチャー(文化)として嬉しいですね。11日には鳩サブレースタジアム(略称・鳩スタ)もグランド・オープンするらしい。地元民として応援しましょう。黒兵衛と散歩のあと終日スポーツジャーナリズムの原稿書きやらナンヤラカンヤラ。ペナントレース大詰めの試合は阪神が横浜にソトの逆転ホームランで敗れたあとヤクルトが巨人に見事なサヨナラ勝ち。セはスワローズで決まりかな?パはオリックスかロッテか?と思いながら風呂入ってベッドへ。オリバー・ストーンの『アメリカ史』で朝鮮戦争後のアイゼンハワー大統領と軍産複合体の複雑な関係を読んでいるとグラグラグラッと家全体が揺れました。3・11を知っている人間としては大きな揺れだったけど大丈夫だな…と落ち着きながらテレビのニュースで地震の様子を確認。ま。いずれ大きいのが起こるらしいけど富士山は大丈夫かな。新しい日本の出発は何もかもが起こったそのあとかな。あまりにも酷い政治が続きましたからね…そのくらいの浄化作用が必要かも…寝よ。

10月6日(水)
第二次大戦後に生まれた国家イスラエルはアメリカのマーシャル国務長官ですらユダヤ人とアラブ人が共に暮らす国連による信託統治にすべきと主張してトルーマン大統領がイスラエル国家を承認すれば次その年の大統領選に投票しないとまで言っていたのにトルーマン大統領は1948年5月14日イスラエルの国家設立宣言後11分という早さでその国家を承認した。それはその年の大統領選のためのユダヤ人票を欲しかったからだったのですね。民主主義の政治とはこんなふうに動くモノなんでしょうか…嗚呼。ベッドから出て黒兵衛と散歩。鎌倉市長選の告示看板がそこかしこに現れる。17日投開票。続けて衆院選。一度にできれば無駄なく良かったのに…ワン。終日スポーツジャーナリズム論と格闘。新聞社もテレビ局も無視するに違いないマスメディア批判の文章の連続ですがコレだけは仕上げておかないといけませんからね。晩飯映画劇場は高倉健・吉永小百合初共演の映画『動乱』。5・15事件から2・26事件までの帝国陸軍青年将校の動きを描いた映画だけど最後に「本編はドラマであり事実と無関係」という意味のテロップ。????が頭のなかに浮かぶ。恋愛映画として右翼軍人テロを美化しただけ?映像は美しかったですけどね。

10月5日(火)
第二次大戦後チャーチルの帝国主義植民地主義復活路線と反ソ反共路線&ソ連の台頭を受けてアメリカ社会全体で反共運動が始まる。ウォレスやルーズベルト前大統領夫人の平和路線は踏みにじられ《政府の全職員を相手にアメリカ国家への忠誠審査》なるモノを実施し《政府職員にゴッド・ブレス・アメリカを歌わせて自由への宣誓をさせたトルーマン大統領でさえフーバー長官の下でFBIがアメリカ版ゲシュタボになるのではないかと懸念》したほどアメリカ社会は右傾化。ハリウッドでも《下院非米活動調査委員会》による「赤狩り」が始まり映画俳優組合委員長のロナルド・レーガンは《ハリウッドに共産党の脅威が実際に存在すると証言。ウォルト・ディズニー&ロバート・テイラー&ゲーリー・クーパーもレーガンに同調した》しかし《ハリウッドには議会による魔女狩りを堂々と批判する有名人のほうがはるかに多かった》としてオリバー・ストーンは「アメリカ史」に次の「有名人」の名前を記している。ハンフリー・ボガート&グレゴリー・ペック&ジーン・ケリー&ウィリアム・ワイラー&ルシル・ポール&フランク・シナトラ&バート・ランカスター&ローレン・バコール&オーソン・ウェルズ&キャサリン・ヘップバーン&ピート・シーガー&ヘンリー・フォンダ&ベニー・グッドマン&グルーチョ・マルクス…etc.「赤狩り旋風」はやがて終息するが約30年後にはレーガン大統領が誕生するんですよね。日本でもGHQによる占領施策が「民主化」から「逆コース」になり巣鴨から出てきた岸信介首相の誕生となるんですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。あ。自由民主党って「リベラル」で「デモクラティック」な党のはずなんですよね。ワン。午前中にZOOMでジャーナリストの仲野博文さんがやっている『ドット・コネクター』という20代若者向けのネット番組のインタヴューを受けて東京2020オリパラの問題点と日本のスポーツ界の問題点を語る。オリンピック依存症でスポーツ文化という意味を解さずメディアが支配する日本のスポーツ界について話させてもらう。若い人によるこういうメディアはどんどん出てきてほしいですね。ノーベル物理学賞に地球温暖化を世界で最初に証拠と共に提示した真鍋淑郎氏が受賞。素晴らしいことでしょうけどメディアの報道は五輪の金メダル獲得と同じみたいな感じですね。

10月4日(月)
結局広島と長崎に落とされた原爆は日本の降伏と関係なくソ連への脅しにもならず(ソ連もすぐに開発に成功しましたからね)結局は「人類を滅亡させるほどの」核爆弾の所有を争う軍拡競争による冷戦を生むだけに終わったのですね。《勝者がこれほど覚束ない不安を覚えて将来が不透明で自分たちの生存すらも不確実だと気付く…そんな終わり方をする戦争はこれまでほとんどなかった。いや皆無だった》そこでアメリカのスティムソン陸軍長官は次のように悟った。《誰かを信頼に値する存在にしたければその相手を信頼するしかないということです。相手を信頼に値しない存在にしたければ相手を信頼せず不信感をあらわにすることです》要はまず隗より始めよということですね。そこで冷戦下のアメリカはソ連に先制攻撃すべしという強硬開戦派(フォレスタル海軍長官)と核廃棄を唱える和平推進派(ウォレス)の間でギリギリの選択を迫られてッフラフラと真ん中を歩いたというワケか?…中国・北朝鮮・ロシア・アフガン・ISに対してもまったく同じことが言えるかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。今朝の東京新聞に水木しげるさんの『総員玉砕せよ!』の創作ノートが発見された記事があった。オリバー・ストーンの『アメリカ史』とともにに水木しげるさんの戦争体験漫画は現代人の必読書と言えますね。ワン。そう言えばさいとうたかをさんも亡くなりましたね。一昨年だったか週刊誌の座談会で相撲がテーマだったにもかかわらず劇画製作に関する質問をいろいろぶつけても答えて下さったのを思い出します。劇画で一番大切なのは正確な背景なのですね。合掌。共同通信社から今年発行された本のお薦め原稿の依頼が来る。もうそんな季節なんですね。『ニューズ・オプエド』はスタジオの改装リニューアルのため今日から1週間お休み。どんな改装かよく知らないけどデジタル・スタジオになるらしい。というわけで今日は少々暇になったので夕方から晩飯後までに映画2本続けて見る。『テルマエ・ロマエ2』と『壬生義士伝』。前者は笑っただけでマァどうでもよかった。後者は途中まで面白かったけど最後が冗長で長かったですね。

10月3日(日)
『オリバー・ストーンの語るもうひとつのアメリカ史@2つの世界大戦と原爆投下』読了。最後は広島長崎への原爆投下。日曜の朝からナンデこんな悲惨な話を読まなきゃならんのかと自問もするけど衆院選を目前にしたいま戦後政治の成り立ちを振り返るのは必要ですよね。トルーマン大統領という人物は本当に無邪気な人で広島に原爆を落とした報告を聞いて「これは史上最大の出来事だ!」と語り「これは最も心躍る仕事だった」と語り某民主党議員から「無辜の人々を死に至らしめる平気に歓呼するなどかりそめにもアメリカ大統領たる者のすべきことではない」と窘められたという。もっともトルーマン大統領がこれほど喜んだ理由をソ連の指導部は見抜いていた。《既に瀕死の状態に歩こっか(日本)を叩きのめすのに原爆は必要ないと承知していたから彼ら(アメリカ)は真の標的がソ連であると結論づけた(略)アメリカはソ連に対して原爆を使用することも辞さないという意思の現れと推測できることだった》ナルホド。アメリカはソ連に対する来たる冷戦での政治的メッセージを発するために広島長崎にいた数十万の人々を一瞬にして犠牲にしたわけですね。嗚呼。ベッドを出て黒兵衛と散歩。雲一つ浮かんでいない青い空コロナ消えつつ原因わからず。ワン。何もかも曖昧なまま歴史は進む。緊急事態宣言の解除で人出は戻ったらしいが冬の第6波はどーなるのかな?喉元過ぎれば熱さを忘れ風が吹けばコロナも吹っ飛び桶屋が儲かる…のか?晩飯時に見たNHK『ダーウィンが来た』のキタキツネ家族のカラフト鮭の捕獲に感激。日曜美術館の85歳横尾忠則の絵画にも大感激。もはやピカソの域ですね。NHKスペシャル『中国共産党一党独裁の宿命』がオモシロかった。毛沢東の秘書を勤めケ小平から習近平までも知っている李鋭が中国建国・文化大革命・改革開放・天安門事件・香港弾圧・習近平独裁…と70年にわたって残した日記の結論は共産党一党独裁政権は過去の王朝と同じで共産主義とも社会主義とも異なり矛盾だらけでいずれ崩壊する…。まぁそーなんでしょうけどモウチョット先のことかな?「中国共産党=過去の王朝説」は高島俊男・著『中国の大盗賊・完全版』(講談社現代新書)という最高にメッチャ面白い本に書かれてますね。「アメリカはワシントンやリンカーンという優れた政治家を生んだの衣中国は始皇帝や毛沢東という独裁者しか生まなかった」という李鋭の嘆きは何年後に解消されるのかな?風呂のあとに見聴きしたNHK-Eテレのモーツァルト『二台のピアノのための協奏曲』はメッチャメチャ素晴らしかったですね。ピアノはチック・コリアと小曽根真。いやぁ二人のカデンツァには興奮させられました。

10月2日(土)
オリバー・ストーンの「アメリカ史」はいよいよ第二次大戦での日本との最後の戦い。「無条件降伏」を突きつけるアメリカと「国体(天皇制)」だけは守りたい日本。ソ連の参戦が刻々と近づき日本の敗戦を誰もが確信するなかで《アメリカはなぜ無力な人々に対して二個の原爆を落としたのだろうか》という疑問にストーンは日本人を《ゴキブリ・ネズミ・イエロー・モンキー》呼ばわりしていた大統領やアメリカ国民の《人種差別意識》を指摘する。アメリカの《歴史上日本人ほど忌み嫌われた敵はいないだろう》《ナチスドイツと善良なドイツ人は慎重に区別されていたが日本人にはこうした区別は用いられなかった》『タイム』誌の記述にも《日本の一般市民は思慮分別に欠け無知である。ひょっとすると人間かも知れないがそれを示す証拠は皆無である》とのコメントが掲載されたという。そして《バターン死の行進》など《戦時中に日本人がなした恥知らずの行為は攻められてしかるべきだろう。しかしアメリカ人も同様に見下げ果てた行為に及んだことを知る必要がある》として《アメリカ軍の残虐上位を詳述》した雑誌『アトランティック・マンスリー』の記事を紹介している。これをアメリカの「幅(度量)の広さ」と言うべきか。日本は見習えるか?自民党は見習えるか?野党も見習えるかな?ワン。ベッドから出て黒兵衛と散歩。颱風一過。爽やかな秋空。こういう季節の繰り返しが日本人に「過去を水に流す(忘れる)」性癖を植え付けたのかな?ワン。昨日「衣替え」と伝えたメディアはおそらくゼロかな?「衣替え」は死語になったようですね。俺は今でも普段着はTシャツですからね。学校の制服は夏服から冬服に替わったのかな?午後から『スポーツゴジラ』(スポーツネットワークジャパン)の『スター講座』をZOOMでビデオ撮り。日本のスポーツの発展をメディア(スポーツジャーナリズムを放棄してスポーツの主催者・所有者・協力者になっているマスコミ)が阻害していることイロイロ話して最後は10月10日にオープンする鎌倉の新しいサッカーチーム鎌倉インテルの鳩スタ(鳩サブレースタジアム)の話までする。すぐ地元にサッカーチームとスタジアムが地元企業の協力で生まれたのは嬉しいですね。鎌倉インテルは「インテル(international)になれるかな?バルセロナのように!ガンバレ!晩飯映画劇場は岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』を見ながら。原田眞人監督作品とどちらも素晴らしいですね。

10月1日(金)
第二次大戦も終わろうとしていた1944年。フランクリン・ルーズベルト大統領の異例の4期目選出が誰の目にも当然と思われた大統領選の副大統領候補で揉める。それまで副大統領を務めて民主党員にも国民にも圧倒的に人気の高かったヘンリー・ウォレスに対して保守派から猛烈な反対の声が起こる。それはウォレスの「反植民地主義」「人々の革命」といった考え方に対して保守派に加えてイギリスも反対したから。そこで民主党大会でウォレスが副大統領に指名されそうになった直前に保守派は「謀略」で民主党大会を休会に持ち込み再開されたときは凡庸なトルーマンが副大統領の選ばれるよう画策した。ルーズベルトの健康状態が危惧されて副大統領が大統領の地位に就く可能性が高いことが予想されるなかでの保守派の「謀略」だったとオリバー・ストーンのアメリカ史は書いている。人気のあった河野が岸田に敗れたのも似てるか?いや河野をウォレスと並べるのは誉めすぎだろう。1945年のルーズベルトの死去でトルーマンでなくウォレスが大統領になっていれば《原爆投下も核武装競争も冷戦もなかったかもしれない》とストーンが書くほどの人物である。河野は原発でも年金でもチョイと妥協しすぎたのでは?ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。土砂降りの颱風の暴風雨。ソソクサと帰宅。明日の『スポーツゴジラ』のZOOM講演会録画に備えてイロイロ準備。タイトルは『TOKYO2020から考えるオリンピックと日本のスポーツの未来』編集長の長田渚左さんからメディアが日本のスポーツの主催者や所有者となっている矛盾もキチンと喋ってほしいとの要望。マカセテクダサイ!晩飯映画劇場は『日本のいちばん長い日』。火曜日に見た『わが母の記』を見て感激したので原田眞人監督の作品を見直したかったから。元木雅弘演じる昭和天皇も見事なら役所広司演じる阿南陸軍大臣も人間味溢れる名演ですね。以前大阪のテレビで原田監督と御一緒したとき「岡本喜八監督の名作があるに何故リメイクを?」と訊いたら「人間の描かれ方がちょっと違うと思ったから」との答え。なるほど。三船敏郎の阿南陸相は少々帝国軍人色が過ぎるかな?女学生時代に阿南陸相の秘書をやっていた99歳になる隣のお婆さんは(凄い隣人でしょう!)「阿南さんは凄く優しいイイ人だった」と言ってますからね。颱風は神奈川県南部にはさほどの被害を出さずに通り過ぎそうですね。

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ナンデモカンデモ
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『アルマゲドン』
『アルマゲドン』
スペクタクル父子人情話ハリウッド映画。小生は見なくても良かったけど見ないとわからないこと、見て気付くこともある。映画とは無関係に
【ナンカン1/10】
DVD
『黒部の太陽』
『黒部の太陽』
トンネルが貫通してダムが完成したあとが最後が少々冗長かな。でもイイ映画だと思います
【ナンカン1/7,8】
BOOK
黒鉄ヒロシ『千思万考天の巻』幻冬舎
黒鉄ヒロシ『千思万考天の巻』幻冬舎

【ナンカン1/5】
『筒井康隆全集〈21〉大いなる助走.みだれ撃ち涜書ノート』
『筒井康隆全集〈21〉大いなる助走.みだれ撃ち涜書ノート』
この全集、小生は全巻初版本が出たときに買って全巻読破したのだ!全巻読破の全集は『ドリトル先生』と『谷崎全集』かな(但し『源氏物語』を除く)
【ナンカン1/4】
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』岩波文庫
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』岩波文庫
ガルシア=マルケス、リョサ、プイグ、ボルヘスなどラテンアメリカ文学にハマったのは、もう20年前のことか…
【ナンカン1/3】
アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』ハヤカワepi文庫
アラン・ライトマン『アインシュタインの夢』ハヤカワepi文庫
この小説、大好きです!何度も何度も読み返せます。
森田真生『数学する身体』新潮文庫
森田真生『数学する身体』新潮文庫
大好きな素晴らしいエッセイ。これも何度も読み返してます
【以上ナンカン1/2】
DVD
『ジュディ 虹の彼方に』
『ジュディ 虹の彼方に』
46歳でボロボロになって亡くなった大スターの生涯を愛情たっぷりに描いた映画。カラス、ピアフと似て非なる生涯ですね。
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『マイ・フェア・レディ』
『マイ・フェア・レディ』
何度見ても素晴らしい音楽&素晴らしい映画。他だしラストは原作者バーナード・ショウの意図とズレてる?
DVD
『ザッツ・エンターテインメント』
『ザッツ・エンターテインメント』
ジュディ・ガーランドの可愛かった素晴らしい姿を沢山見ることができます。赤ちゃん時代の娘(ライザ・ミネリ)の姿も!
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『ニューイヤー・コンサート2014』
『ニューイヤー・コンサート2014』
今年は8年ぶりにこの人バレンボイムが巨匠の風格で指揮台に。しかし少々マンネリ?否!マンネリを超えたところに伝統があるのですね。
『ニューイヤー・コンサート2013』
『ニューイヤー・コンサート2013』
来年は10年ぶりにこの人ウェルザー=メストだそうです
【以上ナンカン1/1】
BOOK
『ウンベルト・エーコの世界文明講義』河出書房新社
『ウンベルト・エーコの世界文明講義』河出書房新社
何度読み直しても、どこを摘まみ食いしても、メッチャ面白い本です
【ナンカン12/30】
DVD
プッチーニ:オペラ『つばめ』
プッチーニ:オペラ『つばめ』
作曲者もコレが一番好きな作品だとか。小生もプッチーニの作品のなかではそうかな。
レオンカヴァッロ:オペラ『道化師』
レオンカヴァッロ:オペラ『道化師』
何度見ても聴いてもマリオ・デル・モナコには圧倒されてしまいます。
『パヴァロッティ/イタリア・オペラ・コレクション『外套』『道化師』『愛の妙
				薬』『ボエーム』』
『パヴァロッティ/イタリア・オペラ・コレクション『外套』『道化師』『愛の妙 薬』『ボエーム』』
コレは豪華なボックスですね。パヴァちゃんファンにはたまりません
プッチーニ:オペラ『トゥーランドット』
プッチーニ:オペラ『トゥーランドット』
江沢民だからできた?紫禁城での大野外公演!テノールのセルゲイ・ラーリンが素晴らしい!メータの指揮も!
【ナンカン12/28,29】
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『曽根崎心中』
『曽根崎心中』
宇崎竜童&梶芽衣子の映画。監督は増村保造。もう少し暴れてほしかったかな?
【ナンカン12/27】
VHS
『身替座禅』
『身替座禅』
勘三郎さんは本当に素晴らしい役者でしたね
【ナンカン12/26】
DVD
プッチーニ:オペラ『トゥーランドット』
プッチーニ:オペラ『トゥーランドット』
1987年メトロポリタン歌劇場の舞台。このゼッフィレッリの舞台を凌ぐ舞台はまだ出現してませんね。
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プッチーニ:オペラ『西部の娘』
プッチーニ:オペラ『西部の娘』
レーンホフ演出。最後にでっかくMGMのライオンが出現するのも面白い!
DVD
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』
浅利慶太演出のキチンとした日本調のミラノ・スカラ座の舞台。指揮はマゼール。
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』
フレーニ&ドミンゴで指揮はカラヤン。見事な音楽ですが過剰なエキゾチズムに映像はゲンナリ
【以上ナンカン12/25】
DVD
『マジック・アワー』
『マジック・アワー』
映画愛に満ちた作品。ヤクザと殺し屋の世界で虚実が面白く交錯する。タイトルは日没前や日の出直後の撮影に最高の時間帯を指す映画用語。
『アメリカの夜』
『アメリカの夜』
トリュフォー監督の映画愛に満ちた名作。上の映画の元ネタ?タイトルは昼間を夜のように見せる撮影技法の映画用語。映画は虚の世界なんですね。
BOOK
筒井康隆『美藝公』文春文庫
筒井康隆『美藝公』文春文庫
映画愛を語るとキイは欠かせない傑作小説。これが『GORO』に連載されたとき小生は編集部で働いてました(^^;)
【以上ナンカン12/21】
CD
『三文オペラ』
『三文オペラ』
下品で猥雑な1920年代のドイツのワイマール文化の雰囲気を味わわせてくれる演奏です。
『三文オペラ』
『三文オペラ』
ミルバ&ウテ・レンパーという大好きなポップス歌手ににルネ・コロ&デルネシュといったオペラ歌手が加わった素晴らしいワイルの音楽世界です。
DVD
『三文オペラ』
『三文オペラ』
戦前ドイツの爛熟と退廃の世界が味わえます。ワイル夫人のロッテ・レーニャもジェニー役で出演
【以上ナンカン12/17】
『黄昏』
『黄昏』
ローレンス・オリヴィエが若い女性相手に落ちぶれてしまう男を熱演。最高の役者がやりたかった役柄かな?ウイリアム・ワイラーの映画はどれも見事!
【ナンカン12/9】
『イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
チューリングという破格の大天才を見事に描き切った素晴らしい映画です
【ナンカン12/14】
BOOK
池上彰+佐藤優『激動日本左翼史 学生運動と過激派1960-1972』講談社現代新書
池上彰+佐藤優『激動日本左翼史 学生運動と過激派1960-1972』講談社現代新書
なるほどこーゆー時代だったんですね
【以上ナンカン12/13,14,16】
新谷尚紀『神社とは何か』講談社現代新書
新谷尚紀『神社とは何か』講談社現代新書
日本の神様のいろんな知らない情報満載。伊勢「神宮」と出雲「大社」の違いを知っただけでウレシイ!
【ナンカン12/13,18,19】
橘玲『裏道を行け ディストピアをHACKハックする』講談社現代新書
橘玲『裏道を行け ディストピアをHACKハックする』講談社現代新書
いろんなとこを囓り読んでます。面白い。これからゆっくり読みます。
酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』講談社現代新書
酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』講談社現代新書
これもこれからゆっくり読みます
【以上ナンカン12/13】
斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書
斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書
確かに面白い本ですが、これがベストセラーなら日本にマルキストが増えたのかな?
【ナンカン12/10,11】
高橋和之編『[新版]世界憲法集第2版』岩波文庫
高橋和之編『[新版]世界憲法集第2版』岩波文庫
米加独仏韓瑞露中日どの国の憲法を読んでも興味は尽きません。
『英文対訳日本国憲法』ちくま学芸文庫
『英文対訳日本国憲法』ちくま学芸文庫
マッカーサー憲法がどうのこうのという以上に英訳されてるほうがわかりやすいのは事実です
【以上ナンカン12/11】
ホイジンガ『ホモルーデンス』中公文庫
ホイジンガ『ホモルーデンス』中公文庫
スポーツライター必読本という異常に面白くて読まなきゃ損な一冊です。
ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』講談社学術文庫
ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』講談社学術文庫
これは何回も読んで勉強しました
【以上ナンカン12/10】
Blu-ray
『鳥』
『鳥』
不条理劇をハリウッド娯楽サスペンス映画に昇華させたのがヒッチコックだったと言えますね。
BOOK
安部公房『友達/棒になった男』
安部公房『友達/棒になった男』
こういう不条理劇が流行したのは高度経済成長社会だったから?
CD
『アルフレード・シュニトケ:映画音楽集』
『アルフレード・シュニトケ:映画音楽集』
「愚者との生活」のタンゴは浅田真央がフィギュアスケートの音楽に使いましたね
【以上ナンカン12/8,10】
DVD
『トラ・トラ・トラ!』
『トラ・トラ・トラ!』
大日本帝国海軍航空部隊の大活躍でアメリカでは全く不人気な映画。でも歴史映画として良くできてます。これがアメリカの凄さ?
【ナンカン12/9】
WEB
『スポーツゴジラ』
第53号・特集は『スポーツと政治/スポーツとメディア』です。小生も書きました(「最近のしごと」参照)
DVD
『武士の家計簿』
『武士の家計簿』
磯田道史さんの原作も面白いけど映画になるのかな?と思ったらサスガ森田芳光監督。映画も見事に面白いです
【ナンカン12/7,8】
BOOK
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
クリックするとRakutenブックスへ跳びます。amazonよりもこっちの評価のほうが正しいですね(笑)。どうぞ、お買い求めを!
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
拙著『今こそ「スポーツとは何か?」を考えてみよう!』(春陽堂書店)
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『プロ野球大事典』(新潮文庫)3
『プロ野球大事典』(新潮文庫)
小生の実質的デビュー作。パロディ満載だけどよく売れました。我ながら良く書きましたね。
ロバート・ホワイティング著/玉木正之・訳『ふたつのオリンピック東京1964/2020』(KADOKAWA)
ロバート・ホワイティング著/玉木正之・訳『ふたつのオリンピック東京1964/2020』(KADOKAWA)
2400円と少々値段が高いですが全編約600頁。面白さは保証します(訳者)
拙著『京都祇園遁走曲』(文藝春秋)
拙著『京都祇園遁走曲』(文藝春秋)
まだ読んでない人はアマゾンで1円で買えるそうですから読んでね
『大相撲「八百長批判」を嗤う』(飛鳥新社)
『大相撲「八百長批判」を嗤う』(飛鳥新社)
八百長が騒がれた時期(2011年6月)に緊急出版した本です。宮崎学(作家)根岸敦生(朝日新聞記者/元相撲担当)鵜飼克郎(週刊ポスト記者)荒井太郎(相撲ジャーナリスト)らと相撲の本質論を語ってます。
『野球アンソロジー9回裏2死満塁 素晴らしき日本野球』(新潮文庫)
『野球アンソロジー9回裏2死満塁素晴らしき日本野球』(新潮文庫)
大好評発売中。正岡子規、夏目漱石、埴谷雄高、大下弘、桑田真澄、伊集院静…などが並んでます。買ってください!読んでください!
『彼らの奇蹟:傑作スポーツアンソロジー』(新潮文庫)
『彼らの奇蹟:傑作スポーツアンソロジー』(新潮文庫)
三島由紀夫、澁澤龍彦、小林秀雄、石原慎太郎、大江健三郎、沢木耕太郎、村上春樹…などが並んでます。こちらもよろしく。
『スポーツとは何か』(講談社現代新書)
『スポーツとは何か』(講談社現代新書)
「運動会」の文章は中学3年国語の教科書に採用され、他の文章も、今も大学や高校の入試や予備校の模試によく使われています。
『スポーツ解体新書』(朝日文庫)
『スポーツ解体新書』(朝日文庫)
これも大学入試の論文問題によく使われます。文庫版解説の文章は乙武洋匡さんです。
『続スポーツ解体新書』(Zaiten books)
『続スポーツ解体新書』(Zaitenbooks)
もっと著書の宣伝をしなさいよ…と友人に言われたので…
(以上、スポーツ本の拙著の宣伝でした)
『図説・指揮者列伝 世界の指揮者100人』(河出書房新社ふくろうの本)
『図説・指揮者列伝世界の指揮者100人』(河出書房新社ふくろうの本)
平林直哉さんとの共著です。
『クラシック道場入門』(小学館)
『クラシック道場入門』(小学館)
中古ならあるようです。20年前に上梓した音楽本です。
『オペラ道場入門』(小学館)
『オペラ道場入門』(小学館)
クラシック…の本は5刷増刷。さらに面白くと出したオペラの本は増刷ナシ。やはり日本ではオペラはマダマダ…なのかな。以上、音楽関係拙著の宣伝でした。
タマキのナンデモカンデモごちゃまぜ総集編
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