ナンヤラカンヤラ
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2025年9月
最新のナンヤラカンヤラ
2025年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月

9月1日(月)
『国防の日本近現代史』読み続ける。昭和の日本ではすべて「国防」という観点から戦争を推し進めた陸海軍のやり方がよくわかりますね。航空機の発達もあって《単に直接国土に侵入する外敵を駆逐するが如き消極的な国防では決して将来の安全は得られない。積極的に正当防衛を行う国防でなければならぬ》と陸軍歩兵太尉の大澤寅一が主張。《積極的に海外へ打って出ることが必要だと説いた》これって…何処かで聞いた台詞に似てますね。「積極的平和主義」とか「敵基地攻撃能力」とか…。ワン。ベッドを出て連日の殺人的猛暑のなか黒兵衛と散歩。いつまで続くコノ暑さ。おまけに南関東はサッパリ雨が降らない。この先どないなることやら?嗚呼。ワン。デスクワークは昨週入稿した原稿の校正をイロイロやって『TAMAKIのスポーツジャーナリズム』の録画撮り。今日は小生の独り語りで「緊急提言第2弾」として「WBCのNetflix独占中継は高校野球の暴力問題と同種類の事件だ」というタイトルで話す。どちらもオールド・メディア(朝日や読売)がニューメディア(SNSやVOD)の攻勢に敗れた事件ですからね。オールド・メディアは高校野球やプロ野球の運営に現(うつつ)を抜かしている場合ではなく本業であるジャーナリズムに徹するべきでしょうね。そのほうがスポーツのマーケットも広がり日本の経済にも寄与するはずですから…という以上にそうしない限り日本のスポーツ界は世界のスポーツ・マーケットから弾き出されて日本の経済も傷つけられるでしょうね。

Blu-ray
『アンタッチャブル』
『アンタッチャブル』
ロバート・デニーロ&ケヴィン・コスナー&ショーン・コネリー。これで音楽がニーノ・ロータなら最高でしたね

9月2日(火)
『国防の日本近現代史』オモシロイ。と言うか勉強になります。戦前の日本はソ連の南下政策を怖れイギリスのアジア支配を怖れアメリカの中国アジア進出を怖れ…それらに負けないように「打って出た」わけか。ナルホド国防から戦争(侵略)へと繋がったけれどソレを主導したのは軍人だったわけですね。ソレも国軍の軍人が皇軍の軍人に変身。ソノ軍人の動きを「阻止できなかった/抑え切れなかった/支持した/応援した」政界(人)や財界(人)やメディア(ジャーナリスト)や一般大衆…等々様々な組織や人々がいたわけですね。現在の国際状況に置き換えても同じことが言えそうですね。ワン。ベッドを出て連日の殺人的猛暑のなか老犬・黒兵衛と散歩。天気予報によれば近日関東地方に線状降水帯と颱風到来。浸水まで伴う雨量は簡便だけど南関東は雨乞いをしたい心境ですね。ワン。いろいろデスクワークのあと晩メシ時に久し振りに映画鑑賞。ケヴィン・コスナー&ショーン・コネリー&ロバート・デ・ニーロによる『アンタッチャブル』。昔TVドラマでよく見た禁酒法下のシカゴのエリオット・ネスとアル・カポネの対決ですね。めっちゃめちゃベタなハリウッド映画をサスガの名優たちが助けて面白く見せる娯楽映画に仕上がっていましたね。脚本(物語)・演出(監督)・演技(俳優)のどれかが秀逸なら映画はまずまずの作品になりますね。野球もフロント・監督・選手のどれかが良ければまずますのチームに。しかしどれか一つでも最悪なら酷い映画or酷い野球チームになってしまいますね。虎以外のセのチームは誰の責任?自民党の選挙の敗北は石破総裁の責任ではなく経年劣化かな?

9月3日(水)
ベッドで『国防の日本近現代史』読み進む。今から過去を見ればオカシナ事だらけ。ソ連の脅威と英米の圧力を念頭に置きつつ《大日本帝国は依然支那事変の処理に邁進し且つ自存自衛の基礎を確立する為南方進出の歩を進め又情勢に対し北方に問題を解決す》という「南北並進論」の「方針」を打ち出す。そんなに上手いこと行くはずないやろ!と思うのは後知恵か?とも思うが北方での「関東軍特別演習」や「南部仏印進駐」の《陸海軍の挑発的行動に対し米国は石油の対日禁輸や在米日本資産の凍結という強攻策で応じ(略)追い込まれた陸海軍はついに12月8日対米英開戦に至る》というわけだが《(大日本帝国の)軍にとってのこのときの〈国防〉で守るべきは天皇や国民に対する軍部の体面であった》と著者は書く。国と国民を守るべき軍隊が自分の〈体面=外見の立派さ〉で動くなんてドーショーモナイですね。嗚呼。RKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは阪神タイガースの貯金30の独走について。しかしパ・リーグの福岡や北海道のチームと較べるとそれほど変わらないのですよね。セ・リーグの他のチームが弱いだけと話す。2位に最も大きな差をつけて優勝したのは1990年の巨人で貯金46。2位と22ゲーム差だったけど日本シリーズでは西武に0勝4敗でしたからね。虎も気をつけなければ。

9月3日(水)つづき
いろいろデスクワークしてると『日刊ゲンダイ』から電話。セ・リーグが阪神以外全球団負け越し。こんなことでクライマックス・シリーズ(CS)をやっても良いのか?との問題で意見を求められる。唯単に今年のセ・リーグとCSの問題だけでなく球界全体の問題として考えてほしい。CSを続けるなら球団数を増やすべき。そもそもNPBはプロ野球とは名ばかりの企業野球。親会社の利益(宣伝と販促)のためにやってる組織をMLBのように「野球のための組織」に変えないとダメ!読売がヘゲモニーを握るのではなくコミッショナーがCOO(経営最高執行責任者)として…云々イロイロ話す。何処まで書いてくれるかな?

CD
『グリーグ&シューマン/ピアノ協奏曲』
『グリーグ&シューマン/ピアノ協奏曲』
リパッティの名演。グリーグのP協はホントに清んだ美しい楽曲ですね

9月4日(木)
『国防の日本近現代史』読み進む。ミッドウェーの敗戦以降の大本営が考えた《今後とるべき戦争指導の大綱》などはもう無茶苦茶の「作文」だったのですね。身内に海軍大臣からも《後は野となれ山となれ式の》作戦との批判が出て東条英機首相兼陸軍大臣も《単に気合いかけ以外の何物にも非ず》と非難。それでも戦争に突き進んだのですね。おまけにサイパン島放棄の決定を下した後は《同島の民間人2万人の扱い》が問題になった折《女子供は玉砕してもらいたし》との意見まで出る始末。しかし《現実的ではなく天皇の「大御心」にも沿わない》ということで《非戦闘員は自害してくれればよいが已むをえず敵手に落ちることも已むを得ない》という結論を天皇に上奏。しかし《将来予想される本土決戦に於ける住民取り扱いを念頭に国民の士気を考えて》この方針は《個人又は陸軍の意見として流布することは不可》と決定されたとか。ホント帝国陸海軍は「何」から「何」を守ろうとしていたのか改めて考えさせられますね。台湾有事のときは大丈夫かな?ワン。ベッドから出て老犬・黒兵衛と散歩。颱風が近づいてるらせいか暑さは少しマシ。午後から鎌倉芸術館へ。御近所さんのピアニスト大森洋子さんのコンサート「ウィーンの風に吹かれて」を聞きに行く。モーツァルトやショパンやウィンナ・ポルカ&ワルツを楽しかったけど連弾によるグリーグのピアノ協奏曲が素晴らしく思わずブラーヴォ!アンコールの曲名がわからずフォーレかドビュッシーかラフマニノフのヴォカリーズかなと思って帰宅後晩メシ時にバーバラ・ストライザンドの歌ってる歌などを聴き直すが違った。今度曲名を訊いてみ。。

9月5日(金)
『国防の日本近現代史』は終戦から戦後の日米安保体制&朝鮮戦争へ。日本の「国体(天皇制)」は「象徴天皇」という新しいカタチに変えて残されたわけですね。それも《天皇の地位を奪ったり辱めたりして日本人のはんかんをかうよりはもその権威を占領統治にうまく利用したほうが得策という米国政府の判断による》もだったというわけですね。そして《侵略戦争の責任はA級戦犯たちが個人で一手に負った形になった》のですね。それに対して《1978(昭和53)年幕末以降天皇のために戦死した者を神として祀る靖国神社が東条以下のA級戦犯13名を合祀した。神社側の主張は日本の戦争は侵略ではなく自衛・植民地解放を目的とした正義の戦争である。よってA級戦犯は犯罪者どころか国家に殉じた「昭和殉難者」であり合祀すべきというものだった。A級戦犯の合祀に動いたのは元軍人・自衛官の松平永芳であった。昭和天皇はA級戦犯の合祀以降参拝を行っていない》ということは天皇の意見も聞かずに「A級戦犯合祀」を行ったわけで何やら戦前の軍部の天皇利用の行為を想起させますね。《日本の政治家の一部は今日に至るまで靖国神社参拝に熱心だが》それは《東京裁判・サンフランシスコ講和条約の論理の否定に外ならない》のですね。そうかと言ってアメリカとの再戦を叫ぶわけでもナシ。いったん受け入れたものに対してウジウジ文句を言うのはみっともないのでは?ワン。ベッドを出て老犬・黒兵衛と颱風の土砂降りのなかを散歩。早くウンコさせてソソクサと帰る。ワン。家の外は颱風で大嵐。雨が降らない降らないと不満を漏らしていた天罰か。仕事場に籠もって窓を叩き付ける雨音を聞きながら仕事。晩メシは『チコちゃん』を見ながら。野球のショートが「投手の近く(ショート)の場所にいる」というのはチョイとオカシイのでは?かつては一二塁間と二三塁間に一人ずつ合計二人いた塁(ベースを離れた)内野手が塁を守る内野手より前で打球を捕った(止めた)のでショートストップと呼ばれたのでは?そんなことが書かれていたアメリカで買った本を探すのも邪魔臭いからマァいいですけど。

9月6日(土)
『国防の日本近現代史』は日米安保体制から安保改定へ。岸信介首相は60年安保のとき自衛隊の出動を要請していたのですね。しかしアノときのデモは「安保反対」以上に「岸ヤメロ」の声が本音だったのでは?多くのデモ参加者の発言が残されてるけど安保の条文や改訂条文を読んでいた人は少なかったようですからね。日米の安保そのものに反対した右翼は「安保反対」を叫んでいた全学連に資金提供していましたから。右と左は複雑に絡み合っていたみたいですね。ワン。ベッドを出て颱風一過の後黒兵衛と散歩。少しは悪鬼の雰囲気。しかし小さい秋みつけたと言うほど浪漫的ではないですね。ワン。終日イロイロ仕事して晩メシは虎のマジック1をテレビで見る。エラーをしたりファインプレイをしたり…いつの間にかサトテルはタイガース的な選手になってきましたね。メジャーには行かない方がイイと思います。

9月7日(日)
朝からサッカー日本vsメキシコ戦。日本チームが上手くて強いのはよくわかった。しかし少々下手で弱くてもいいから勝ってくれ。

9月7日(日)つづき
『国防の日本近現代史』はベトナム戦争から沖縄返還へ。冷戦下で密約やその場しのぎの連続。筋が通らない日本に飽き足らず三島由紀夫が天皇を持ち出して自衛隊に「決起」を促したけれど田作(ごまめ)の歯軋りに終わったわけですね。左派も分裂。右派も分裂。政治は常に迷走。「国防」から日本の近現代史を見ると背骨のない日本の姿がよくわかります。ワン。ベッドを出て老犬・黒兵衛と散歩。空は秋の雲と秋の青空。空気は残暑。ワン。シャワーを浴びてサッカーを見る。先に書いたとおり。久し振りに決定力不足の日本代表を見ました。午後から野球のU-18キューバ戦。昔この大会は8月に行われ高校生は夏の甲子園を優先。朝日新聞が「世界にもある甲子園大会」という珍妙なタイトルで報じたこともありました。今もU-18の野球の世界戦なんて誰も注目しないですね。夜は女子バレー世界戦の3位決定日本対ブラジル戦。日本はフルセットまでよく粘ったけど惜敗。残念でした。途中マジック1の虎の対広島戦も見ながら。緊急登板の湯浅が頑張ってリリーフ陣が活躍。藤川監督の胴上げオメデトウですね。以前高知商業野球部に招かれて野球の歴史と文化について講演したとき校長先生から校長室に飾ってあった藤川投手がアメリカへ渡ったときのサインボールを見せてもらいました。小生を講演に招いてくれただけでも感激しましたが高知商業はイイ学校ですね。そんな学校で育った藤川選手がイイ監督になったのも当然ですね。

9月8日(月)
『国防の日本近現代史』は「日米安保体制下での国防1960-80年代」から「世界に拡大する国防1990-2000年代」へ。来栖元統合幕僚会議議長が《よく冗談に話が出るんですがアメリカが「安保やーめた」と言ったら日本人はどういう反応を示すんだろうかと思うんです》と発言しボルトン元大統領補佐官は《日韓にそれぞれ80億ドルと50億ドル支払わせるには駐留米軍を全面撤退させると脅すことだ》などと言ったり…「有事(戦時)」には至らなくてもイロイロナコトがありましたね。すべてを「机上の空論」と済ますこともできず「完全自主防衛」を宣言することもできず東アジア安保体制を構築することもできず…対米従属はダラダラと続いたわけですね。しゃーないのかな?ワン。ベッドを出て老犬・黒兵衛と散歩。秋浅し夏帰りした暑さかな。どーしょーもない残酷暑ですね。ワン。

9月8日(月)つづき
イロイロ準備して「TAMAKIのスポーツジャーナリズム」YouTubeのゲストは五輪アナリストの春日良一さん。「オリンピックと日本の新しい関係を考えてみよう」というテーマで@橋本聖子新JOC会長で札幌冬季五輪招致はどうなる?Aトランスジェンダー否定のトランプ大統領でロス五輪開催は可能か?Bガザ・ウクライナ問題&地球温暖化問題で未来の五輪はどうなる?という3回の話題を話していただく。メッチャ面白く深い内容で@札幌五輪招致をやるならウクライナと組んで共同開催を目指しロシア&ベラルーシも招いてはどうか?Bトランプのガザ・リゾート地構想なんか撥ね除けてIOCが中心になってガザにスポーツ施設を作って五輪開催を目指せばどうか?などなど五輪の可能性を広げるアイデアが連発。ロス&ブリスベンの後の五輪開催希望地はインド(アーメダバード)インドネシア(タベンタラ)チリ(サンチャゴ)エジプト(カイロ)ポーランド(ワルシャワ)カタール(ドーハ)…と目白押し。すべて(日程や地域など)五輪改革も含む立候補だけに面白そう。五輪熱の冷めた日本はオイテキボリか?今回はMCの小崎クンがスポ体の取材のためおやすみ。代わって昔YouTubeで司会を務めてくれた川島ノリコさんが登場。プロの女性の滑らかな滑舌と明るい雰囲気でこれからもヨロシク!録画収録を終えて吉本新喜劇見ながら晩メシ。『映像の世紀』は録画してベッドへ。

DVD
『ザッツ・エンタテインメントPART3』
『ザッツ・エンタテインメントPART3』
ネタ切れ寸前。ギリギリの面白さもレベルは高いです

9月9日(火)
『国防の日本近現代史』は「第8章世界医拡大する国防」から最終章「第9章ふたたび全国民参加の国防へ-2010年代以降」に突入。日米安保条約が生まれたときは「極東の範囲」がさんざん問題にされたけど今ではそんなものはドーデモよくなったのですね。そんななかでポスト石破は右から中道まで名を連ねてるけど「国防」に関しては意見は誰も同じのようですね。日本の国防問題はアメリカの専権事項のようですからね。ワン。ベッドから出て残酷暑のなか老犬・黒兵衛と散歩。家の真ん前に多くの工事車両が並んでガス管の交換。まぁ仕方ないですね。酷暑のなか工事作業の皆さんはたいへんですね。ワン。いろいろデスクワークのあと晩メシは昨日録画したNHK『映像の世紀バタフライエフェクト』昭和シリーズ第3弾の「高度経済成長」を見ながら。この時代(昭和30年代)は戦時中の軍隊式精神論が社会の隅々まで色濃く残っていたことがよくわかりました。今も高校野球にはソレが残ってるのかな?『クローズアップ現代』で日本のサッカー選手の多くがヨーロッパに渡っている事や日本のサッカー界も世界の拡大するサッカー・マーケットに足並みを揃える事が紹介されていたけれどソレはJリーグ発足から数年の間に日本のマスメディアの影響を排除したから生まれた動きなんですよね。日本の野球界は今も日本の古臭いマスメディアに支配されているから発展できないのですよね。困ったことです。ワイン飲みながら『ザッツ・エンターテインメント』の『パート3』を見直す。昔のMGMのミュージカルは本当に呆れ返るほど凄かったですね。トランプはこの時代に戻したいのかな?

INTERVIEW
『日刊ゲンダイ』
『日刊ゲンダイ』
久し振りにロングインタヴューを受けました。電話でですけどね

9月10日(水)
朝サッカーの日本vsアメリカを見る。W杯の前に試合に負けて問題や課題がいろいろ出るのはイイことですね。これは負け惜しみでなく本心です。練習試合の結果なんてドーデモイイですからね。

9月10日(水)つづき
一ノ瀬俊也『〈国防〉の日本近現代史 幕末から「台湾有事」まで』読了。結構時間がかかったのは「国防」に関する重要(と思われる)事項が次々と変更されたうえに正反対とも言える様々な意見がいろいろあって読み込むのに苦労したからですね。しかし地下鉄サリン事件への自衛隊の出動が「治安出動命令」でなく「災害派遣命令」だったとか「有事」とは「戦時」のことだとか《「日米同盟」の力で世界を平和にするという考え方はかつての「八紘一宇」思想に通じるものがある》とか…読んでいて先に進めず考えさせられることが山ほどありました。歴史というものはなかなか過去と断絶はできないものですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは最初に虎の優勝に関連して小生が藤川監督の母校高知商業野球部に招かれてベースボールの歴史の講演をしたことがある話をしてからオリンピックの話。ロス&ブリスベンの後にアーメダバード(インド)やトルコ・チリ・インドネシアなどオリンピックの招致を希望している都市が山ほどあるという話。札幌も再び冬季大会を招致するならウクライナとの平和の祭典の共同開催を考えるべし…とコレは一昨日「TAMAKIのスポーツジャーナリズム」で春日良一さんが話されたことを紹介。ラジオのあと老犬と散歩。猛暑はいつまで続くのか…とウンザリですね。ワン。

9月10日(水)つづきのつづき
老犬との散歩のあと録画しておいたサッカー日本vsアメリカを見る。イロイロ問題&課題が出て良かったですね。それにしても日本のBグループはイマイチでしたね。仕事をしていると9月6日付の『日刊ゲンダイ』が届く。「直撃インタビュー/2位以下の5球団が勝率5割以下でも開催されるCSに異論噴出」に登場。しかしCSの問題だけなく「NPB12球団が自分たちの既得権益を守ることしか考えていないことが問題」と話したことを取りあげて「結局日本のプロ野球界は企業野球から脱却できていない」と話したことを書いてくれていた。結局日本の野球文化はプロ野球は読売・高校野球は朝日毎日というオールドメディアから独立しない限り発展はないでしょうね。晩メシは『ザッツ・エンターテインメント3』を最後まで見ながら。オペラもミュージカルも発展を止めて過去を憧憬する文化として化石のように固まってしまいましたね。ディズニーのミュージカルには何の新しさもないですからね。日本の野球も同じサイクルの入ったかな?オールド・メディアが退けば発展はあるでしょうけど…。

Kindle
カート・ヴォネガット『ガラパゴスの箱舟』ハヤカワ文庫
カート・ヴォネガット『ガラパゴスの箱舟』ハヤカワ文庫
この小説は好きになれるかと思って読み始めましたが、やっぱり俺にはヴォネガットはNGでした
>

9月11日(木)
ベッドでの読書はカート・ヴォネガット『ガラパゴスの方舟』を読み始める。何とかヴォネガットを理解しようと思って何度目かの挑戦だが…やっぱり小生には理解できないですね。はっきり言って面白くない。何年か(何十年か?)前に来日したヴォネガットがNHK-Eテレでシェイクスピアの『ハムレット』を分析して何も波瀾万丈のない物語の面白さについて語ったのを面白く聞いた記憶があるがヴォネガット自身の小説の面白さは小生には理解できない。翻訳のせいかなとも思うが(失礼)ストーリーの破天荒さは粗筋を読むだけで十分で日本人が登場しようが原爆が出てこようがピンとこないままダーウィンの解説の部分しか面白くないので読むのを中止。残念ながら小生はヴォネガットとは縁切り決定ですね。ワン。寝たきり老犬になる寸前の後ろ足の弱さを露呈し始めた14歳と1か月の黒兵衛と散歩。目の前を猫が横切っても散歩中の犬と出逢っても無反応で静かに歩くだけ。雲古だけはシッカリするからマダ大往生は先かな?ワン。シャワーのあと原稿書きは日経の書評。山際康之・著『戦争に抵抗した野球ファン 知られざる銃後の職業野球』(筑摩選書)について書かせていただく。読んでから原稿を書き始めるまで書き出しと構成に悩み続けたが3度の応召で中国戦線で大怪我をした親父を思うと「銃後の野球」に違和感を覚えたということから書き始める。最後は野球(スポーツ)が平和の象徴であることで結ぶ。良い本ですからね。名著と讃えてもイイでしょう。晩メシは虎の大竹投手の完封ナイスピッチングを見ながら。藤川監督は優勝を決めてからもいろいろ試してますね。阪神はフロントも含めて良いチームになりましたね。

BOOK
東畑開人『カウンセリングとは何か 変化するということ』講談社現代新書
東畑開人『カウンセリングとは何か 変化するということ』講談社現代新書
暇を見つけて読みたい本です
菊池正史『自壊する保守』講談社現代新書
菊池正史『自壊する保守』講談社現代新書
小泉からのワンフレーズ・ポリティクスが安倍の嘘と捏造にエスカレートしたのですね
DVD
『ザッツ・エンターテインメントPART2』
『ザッツ・エンターテインメントPART2』
このシリーズは1〜3どれも面白いですね。過去のオモシロイ場面を集めたから当然でしょうね

9月12日(金)
読む本がなくなると何故かどこかから現れ出るもので昨日講談社より現代新書の今月の新刊が4冊送られてくる。黒田基樹『秀吉を天下人にした男 羽柴秀長 大大名との外交と領国統治』帯に「もしこの弟がいなかったら?旧織田勢力と外様大大名を統合し羽柴政権の中枢を担った補佐役。驚きの政治手腕をとくと見よ!」とある。秀吉に弟がいたのは知っていたがそれ程の重要人物とは知らなんだですね。読まねば。釈徹宗×若松英輔『宗教の本質』=「人間にとって宗教とは何なのか/浄土真宗の僧侶とキリスト者が3年半にわたって交わした珠玉の往復書簡」東畑開人『カウンセリングとは何か 変化するということ』=「どうして心は変わるの?20年越しの謎解きの総決算です。30年読み継がれる本にするべく書きました」この2冊も読みたいですが手に取ってまずベッドへ持ち込んだのは菊池正史『自壊する保守』=「安倍元首相の死からわずか3年。なぜ自民党は書くも凋落したのか?戦後レジームの破壊の先に待ち受ける未来とは?自民党歴史的惨敗!戦後保守政治を"殺した"のは誰なのか?」著者は日テレの首相官邸キャップ。「反戦」「軽武装」「経済中心」の戦後レジームを担った吉田茂・田中角栄・野中広務の保守本流の流れを小沢一郎・小泉純一郎・安倍晋三の保守傍流がぶっ潰した過程まで全7章中4章を一気に読む。世の右傾化も突然起こるわけではないのですね。ワン。ベッドを出て寝たきり老犬寸前の黒兵衛と散歩。坂道ガンバレ。帰れば美味しい朝飯が待ってるぞ…と励まして歩く。ワン。デスクワークいろいろ。晩メシは『ザッツ・エンターテインメント2』を見ながら。ミュージカルが誕生時の映画の「ビックリハウス的驚き」を継承したことがよくわかりますね。

9月13日(土)
ベッドのなかで菊池正史『自壊する保守』読み進む。一気に「アベノミクス(第5章)」と「歪められた言語空間(第6章)」まで読み読了寸前。さすがに著者は大手マスメディアの番記者の一員だけあって「アホノミクス」という言葉は出てこないがアベノミクスが大企業にしか恩恵をもたらさない愚策だったことがよくわかった。「アベノミクス・イズ Nothing」だったわけですね。それと並んで酷かったのが政治家の使った言葉の虚構化ですね。愛嬌と劇場化で誤魔化し続けた小泉の空疎なワンフレーズを引き継いだ安倍は一国の総理に相応しくない幼稚で下品で空虚で過激な野次まで加えて「ご飯論法」で国会の討論を無意味化したのですね。安倍総理の野次は《右派ポピュリズムを魅了するための強力な武器になっていたと思う》ナルホド。「崩壊した言葉遣い」は《左右を問わずポピュリズムと親和性がある》わけですね。根っこにあるのは反知性主義?「アホノミクス」は経済の分野だけではなかったのですね。ワン。寝たきり寸前の老犬黒兵衛も散歩のときだけは元気。ワン。南関東は線状降水帯とも竜巻とも無縁で雨はパラつく程度。それだけに蒸し暑い。世界陸上の始まった東京も蒸し暑そう。世陸の過剰なドラマ化した解説にいつもウンザリしながらも見てしまう。どうせ凝るならもう少し映像作りに凝ってほしいですね(市川崑のように)。しかし世陸はオモシロイ。スポーツは単純な競技ほど奥深いかな。『探検ファクトリー』も『解体キングダム』もオモシロイですけどね。

9月14日(日)
ベッドで菊池正史『自壊する保守』(講談社現代新書)読了。見事な一冊でした。昭和初期の高橋是清蔵相の大恐慌からの脱出策としての赤字国債依存が出口策を構築できないまま2・26事件で高橋が暗殺され軍部の暴走で「臨時軍事費特別会計法」に移行され軍部にとっての《打ち出の小槌》となったわけですね。《我が国の歴史を観ても(略)公債のないところに戦争はないと断言し得るのである》つまり《戦後日本の健全財政路線は決して単なる経済合理主義に基づくだけのものではないことが分かる。それは「財政規律が平和を守る」という強い政治的メッセージでもあったのだ》だから前年の東京オリンピック後の1965年の五輪不況にオイルショックが重なり赤字国債による補正予算が成立したとき当時の蔵相大平正芳は「死ぬほどつらい」と呟いたという。当時の赤字国債の発行残高は2兆905億円。それが今では1千129兆円。誰も(与党も野党も保守も革新も)「死ぬほどつらい」と言わなくなって「右派ポピュリズム」が蔓延するなか戦後の保守本流の「反戦&経済」路線は消え去り右も左も「バラマキポピュリズム」を唱えて《この「バラマキ」が最近では軍事費にまで広がってきている》というわけだ。戦後保守本流の最後の生き残りだった野中広務は「一色に束ねられた組織は必ず間違いを起こす」と言った。《今更言うまでもなく政治とは言葉の文化だ》しかし《安倍政権によって顕著になった政治的な言葉の歪みが今になって参政党の熱狂につながっていると思えてならない》このような冷静な歴史分析のできる人物がオールド・メディア(日本テレビ)に存在することは喜びたい。

BOOK
近藤大介『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』講談社現代新書
近藤大介『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』講談社現代新書
TAMAKIのスポーツジャーナリズムにもゲスト出演していただきました
大川周明『日本二千六百年史』毎日ワンズ
大川周明『日本二千六百年史』毎日ワンズ
右翼の主張だとわかって読むと非常に面白い一冊です。著者の博識と牽強付会に脱帽

9月15日(月)敬老の日
ベッドでの読書は最近の世の中の右傾化を鑑みて大川周明『日本二千六百年史』を(毎日ワンズ)再読開始。《革新の必要は国民的生命の衰退と頽廃から生まれる。生命の衰退と頽廃は善なるものの力弱り悪なるものの横行跋扈することによる》ナルホド。その善と悪を自分たちの意見で確定するのが右翼の特徴かな。読み続けましょう。神谷某もこの本を読んだのかな?ワン?ベッドを出て敬老犬・黒兵衛と散歩。散歩のときだけは元気だが最近はボケが始まったのか夜中に何度も吠えてヨメハンを困らせている。ボケは長生きするための手段(?)と何かの本で読んだ覚えがあるが14歳(人間年齢90歳)を過ぎてまだ長生きするのかな?ワン。敬老の日でも子供たちからは何の連絡もなし。老人と思われてないのを喜ぶべきことと捉えて仕事。夕方は中国ウォッチャーの近藤大介氏をゲストに迎えて『TAMAKIのスポーツジャーナリズム』収録。「隣の大国・中国をスポーツから考える」をテーマに@中国人はチームプレイが苦手。個人プレイが得意。A中国では銀銅メダルは無価値。目指すは金メダルのみ−と題して2回分の番組を話していただく。サッカーでは全員がシュートばっかり狙ってパスを嫌い銀メダルを取った選手は恥ずかしがってそのことを公言しない…などなど近藤さんの著書『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』(講談社現代新書)に書かれたことをキッカケに面白話の連続。大陸に住む中国人と島国に住む日本人の付き合い方としての「戦略的互恵関係」の意味がよくわかりました。互いに無い物を補い合えばイイのですね。晩メシは録画した大相撲を見ながら。ちょっと草野が心配だけどイイ相撲の連続で今場所もオモシロイですね。そのあと世陸を3000m障害や棒高跳びの世界新まで見てしまう。面白いけれど中国人の見方をすると自分に関係ないことは無視…ということになるのでしょうね。

9月16日(火)
ベッドで大川周明『日本二千六百年史』読み進む。天皇親政が日本の姿だと断言。藤原氏の摂関政治も源氏・北条・徳川の武家政権も否定。慈円の『愚管抄』を非難。北畠親房の『神皇正統記』を絶賛。ある意味わかりやすい。わかりやすすぎて稚拙にも思える。戦時中の軍部の天皇利用や現代の象徴天皇制や現在右派政党の教育勅語肯定等を彼はどう思うのかな。読み進めましょう。ワン。ベッドを出て寝たきり寸前老犬・黒兵衛と散歩。急坂でも散歩のときは無問題。頑張って歩くのはエライ。けど下の始末が難儀になってきましたね。ワン。デスクワークのBGMに最近はビートルズやミュージカルやパヴァロッティなどライトミュージック(軽音楽)を中心に聴いていたけど久し振りにワーグナーの『ニーベルンクの指環』(カール・ベーム指揮バイロイト祝祭劇場ライヴ)をかけるとやっぱり素晴らしいですね。ビルギット・ニルソンやテオ・アダムなど60年代の歌手のレベルはメッチャメチャ高いですね。クラシック(音楽)というのはこーゆー揺り戻しの再会と再喜が繰り返されるのが嬉しいですね。晩メシは世陸を見ながら。走る・跳ぶという単純さは奥行きが深いですね。110ハードルや走り高跳びまで見てしまう。酒が進むのはアスリートに失礼かな?明日のラジオは入賞どころか銀メダルも銅メダルも無価値で金メダル(1位)しか認めない中国人のスポーツ観(世界観・人生観)の話をすることにしてベッドへ。

Blu-ray
『明日に向かって撃て』
『明日に向かって撃て』
ボリビアに行ったとき、通訳の若者に「ノストロス・ロボス」と言うとこの映画のギャグだとわかってくれて嬉しかったです

9月17日(水)
大川周明『日本二千六百年史』読み進む。ある意味面白い。《総ての国民が天皇の下に平等》な日本だが《国民の間に階級的差別が顕著になったのは朝鮮及びシナと交通を始めてからその影響を受けてのことである。その影響は大化革新時に一度打破されたがその後また出来た。明治維新はまたこの差別を打破して四民平等を実現しようとしたがそれでも国民を華族・士族・平民に分ちさらに華族を公侯伯子男の五爵に分っていることは決して吾国本来の面目に復帰したものでもなくなお未だ因習に促われているものである》という。ナルホド。一見納得したくもなる平等論だが右翼には「四民」しか眼中になかったのですね。それに「帰化シナ人」や「帰化朝鮮人」への蔑視は激しく「天孫日本ファースト」が甚だしいですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは世界陸上の日本人選手の活躍を中国人ならどう見るか?中国人は金メダル(1位)以外は無価値で入賞はもちろん銀メダルも銅メダルも意味がないということを近藤大介さんの『ほんとうの中国』(講談社現代新書)を紹介しながら語るとスタジオにいる田畑さんも田中さんもビックリ。中国ではお隣さんが五輪の銀メダリストでも無視。という以上に本人が恥ずかしがって話さないという。が…そんな過酷で過剰な競争社会を逃れて日本に来る中国人が多いことも紹介。近藤さんの分析で皆さんを驚かせる。近藤さんに感謝。ワン。ラジオのあと寝たきり寸前老犬黒兵衛と散歩。まだ何とか歩けるかな。ワン。

9月17日(水)つづき
『ZAITEN』原稿や日経書評の校正をやっていると『スポーツゴジラ』第68号が届く。特集は「東京世界陸上と日本初開催デフリンピック」だが南伸坊さんの表紙に驚く。七三分けの薄そうな髪の毛にカイゼル髭の19世紀的な紳士の横に「この人は誰だろう?」の文字。正解はデフリンピックの創始者でフランス人のユジューヌ・リュパン=アルケ氏(1884−1963)だそうだ。ちなみに1924年に始まったデフリンピック(世界聾者競技大会)はパラリンピック(1948年ストーク・マンデビル競技大会)より古い歴史があるそうです。スポーツがどんどん多様化することはイイことですね。晩メシは世界陸上を見ながら。世陸で騒いでる人たちはデフリンピックでも騒いでほしいですね。ロバートレッドフォードさんが亡くなったらしい。『スティング』『明日に向かって撃て』『普通の人々』などが騒がれてるけど私はニール・サイモン原作でジェーン・フォンダと共演した若いときの『裸足で散歩』も好きです。

9月18日(木)
『日本二千六百年史』読み進む。奈良・平安両時代を駆け抜けて源平の合戦へ。著者(大川周明)の博識には舌を巻くがホンマカイナと半畳を入れたくなる点も所々ある。誰か一人の手による歴史とはソーユーモノかもしれない。ワン。寝たきり寸前老犬の黒兵衛と散歩。ヨメハンに言わせると最近食事を与えてもソレを忘れてねだるようになったとか。小生はまだソーはなってないけど老犬も老人も同じ動物として同じ様な歩みを歩むのでしょうね。ワン。午前中久し振りに掛かり付けの医者のもとへ。日頃の血圧は正常だが間隔が空いたので血液検査とMRI(Magnetic Resonance Imaging=磁気共鳴画像)で頭の中の検査。検査結果の詳細は後日だが脳の収縮だけは起こしてない陽です(^_^)そーでないと原稿なんか書けませんからね。クリニックを出てヨメハンの買い物に付き合ってから帰宅。老犬は温和しく留守番をしていたようですね。今日は友人と東京で食事の約束をしていたけど老犬と老猫をヨメハン独りに任せるわけにもいかず断ってデスクワーク。晩メシは録画しておいた大相撲を見ながら。そー言えば今日の大相撲の隆盛も国際化の結果と中国ウォッチャーの近藤大介さんも書いておられましたね。続けて世陸を見ても日本も含めて世界のアスリートが人種の壁を突破しているのがよくわかりますね。○○ファーストを主張する人々はこの実情をどう捉えてるのかな?

9月19日(金)
大川周明『日本二千六百年史』読み進む。著者は平安時代の王朝文化をボロクソに貶(けな)して鎌倉時代の武士の文化を絶賛する。《爛熟せる京都文明が生みたるこの堕落腐敗を刷新して日本国をその道徳的破産より救えるものは実に武士道そのものであった(略)平安朝時代の文学はほとんど総てが恋愛の恋物語(略)恋愛は人生最大の関心事とせられているが鎌倉文学に現れたる愛はさらに偉大なるもののために犠牲とせられたる悲壮なる恋愛であった。そは好んで義理を描いた。義理のために捨てねばならぬ人情。人情に打ち克たねばならぬ義理を涙を伴える力強さで描いている》それが武士道に発展して《爾来七百年の間日本国民の道徳的生活の中心生命になった》と大川周明は書いている。手弱女振り否定の益荒男振り一辺倒というのも野暮ですね。近松の心中物の江戸日本文化を彼はどう描くのかな?読まねば。ワン。老犬黒兵衛と散歩。急に酷暑が消えて涼しくなる。老犬は死なず。ただ歩くのみ。ワン。老猫も死なず。ただ食べるのみ。ニャン。老人二人はワンニャン介護に励むのみ。嗚呼。いろいろ原稿書いて晩メシは世陸を見ながら。陸上競技(track & field)というのは自分の身体を最も上手くコントロールした人が讃えられるのですね。陸上に限らずあらゆるスポーツがそうかな?

CD
ワーグナー:楽劇『ワルキューレ第一幕』
ワーグナー:楽劇『ワルキューレ第一幕』
ミュンシュ指揮ボストン響の素晴らしい演奏です。ワーグナーの音楽はフランス人が演奏しても良いですね

9月20日(土)
ベッドで『日本二千六百年史』読み進む。「蒙古来襲」から「建武中興」へ。蒙古を追っ払ったのはイイがやはり全国的に疲弊したわけですね。大川周明の後醍醐寄り史観は当然としても鎌倉幕府(高時)の疲弊と堕落も激しくソノ事情は『太平記』(さいとうたか氏の見事な劇画)に描かれていますね。どんな権力も堕落しない権力はないのですね。安倍派もトランプも…?ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。異常気象酷暑の暑さも彼岸まで…と言いたくなる天高い秋の空と爽やかな湿度。馬肥ゆる秋の明治時代東北地方で新約聖書のマタイ伝がベストセラーになったという指摘を思い出す。『馬太伝』というタイトルだったとか。ホンマカイナ。ワン。友人のS君から日経に書いた小生の書評が今日掲載されていてわかりやすく面白かったとメール。何につけ褒められるのは嬉しいですね。デスクワークは本HPの更新原稿作り。月末更新の半ばの作業をしておかないと月末になって慌てますからね。BGMはワーグナー。ワルキューレの1幕はクナッパーツブッシュとフルトヴェングラーとシャルル・ミュンシュとカール・ベームの演奏が素晴らしいですね。最近の演奏はどーして迫力に欠けるのかな?歌手の力量のせいかな?晩メシは世陸を見ながら。朝の女子競歩のメダルに続いて男子も…と思ったがイエロー3枚でペナルティ。陸上競技にもワケのワカラン判定があるのはツマラナイですね。世陸のおかげで映画やオペラを見る機会が奪われた状態も明日で終わり。前回の世陸東京大会は旧国立競技場に通ってイタリア選手団が声を揃えて歌ったナポリ民謡「恋する兵士」に感激したりもしたけど時代は変わりましたね(俺が歳取っただけかな?)。あのときは電通の社員が大きな旗を持って走って観客席にウェーヴを起こしたりしてたけど今回はやってないようですね。

Kindle
高野秀行&清水克行『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』集英社インターナショナル
高野秀行&清水克行『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』集英社インターナショナル
これは、これから読みます!

9月21日(日)
『日本二千六百年史』は室町時代から戦国時代へ。著者は右翼にもかかわらず足利尊氏の武士の統領としての為人(人となり)を高く評価しているところが面白い。但し戦前の検閲ではカットされましたけどね。戦前も戦後も本物の右翼と似而非右翼(皇室利用の軍国主義者&親米右翼)は異種だったようですね。しかし鎌倉末期から室町の乱れ方は相当のものですね。右翼著者はその「乱れ方」を否定的に書いてますが室町時代はハードボイルドでワンダーランドだったという清水克行氏の本を読み直したくなりましたね。ワン。ベッドを出て朝だけ元気な老犬黒兵衛と散歩。寒いくらいに涼しくなった秋の朝。なるほど朝の明けない夜はない。秋の来ない猛暑はない…と言えるのかな?ワン。デスクワークは本HPの原稿作りを少しやって庭木の剪定など日曜的行動。黒兵衛にも短い夕方の散歩をさせてやる。朝と違ってすぐにへばったようですね。晩メシは録画しておいた大相撲を見ながら。続けて世陸最終日を楽しむ。まぁイロイロ面白かったスポーツ・イベントですけど幼稚園に通っていた頃の自分の子供たちの運動会よりも素晴らしいとは言えないのがスポーツの本質でしょうね。そのあたりがマスメディア・イベントの限界であり政治家たちが政策の選択でも間違いやすい陥穽と言えるでしょうね。

DVD
『意志の勝利』
『意志の勝利』
さあ、この映画を見て、どう思うか?!思想調査はする気もされる気もないですが、レニ・リーフェンシュタールのある意味「傑作映像」です

9月22日(月)
『日本二千六百年史』は「戦国時代の文明史的意義」「新時代の開拓者織田信長」「海外発展精神の勃興と挫折」「基督教の伝来」へと進む。右翼は秀吉の「唐入り」を高く評価しますね。貝原益軒も荻生徂徠も非合理的で無意味で無駄骨と非難した行為を大川周明は「統一の意志・支配の意志・優越の意志」として高評。何やらレニ・リーフェンシュタールのナチス賛美の映画『意志の勝利』を連想させますね。唐入りもナチスも「意志の勝利」は結局画餅に終わったけど…ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。一昨日から朝だけでなく夕方も散歩に出ることにした。老犬は別に辛そうでもなく坂道も元気に歩く。老老散歩はこっちが結構辛い。ワン。『スラッガー』の連載で野球に於ける日米の最も大きな差異を調べ直す。それは「間(マ)」ですね。テレビで日本の野球中継を見ていると投手がピンチを迎えたりするとアナウンサーが必ず「ここでベンチが間を取ります」と言う。その「間」って何?意味があるのかな?「意味のある"間"というのは2時間の芝居や野球でほんの一瞬ぐらいだと思う。それを1分ごとに間を置くなと言いたい」とシェイクスピアの権威の小田島雄志さんも映画監督の大島?さんとの対談でおっしゃってます(『定本・長嶋茂雄』文春文庫より)バッターも打席を外して「間」を取ったり…だから観客は歌ったり踊ったりして「間」を持たせているのでしょうね。晩メシは吉本新喜劇を見ながら。間寛平さんと辻本のアドリブ会話は凄いですね。「間」なんか取ってませんよね。続けて昼間NHK-BSで放送していた『ア・フュー・グッドメン』のジャック・ニコルソンの最後の告白シーンを見る。凄いですね。ニコルソンの演技に"間"などないですね。続けてワインを飲みながら途中まで見ていた『ザッツ・エンターテインメントPARTU』を最後まで見切る。世陸が終わるといろんなものを楽しめますね(笑)。

9月23日(火)
何やら体調がオカシイ。それが何処でわかるかと言うと本が読めなくなる。ベッドですぐに寝てしまう。『日本二千六百年史』も「基督教の伝来」から進まず寝てしまった。日本では基督教はザビエルはじめ伝道者の真面目な熱意と封建社会で鬱屈していた日本人の真面目さが合致して広がったことはよくわかったが「切支丹禁制」に進んだ途端寝てしまう。ワン。体調不良に対する睡眠は悪いことでなく。気分はよかったのでベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。だがコレが悪かったのか熱が急上昇37.8度。ナンデヤネンと思いながらリビングのソファで再度睡眠。季節の変わり目の気温の変化にやられてか?とにかく水飲んで寝る。自民党の総裁選の討論会はコレが討論かと呆れ返るほどツマラナイので2〜3人聴いただけでよく眠れた。午後からも寝る。とにかく寝る。相撲は立ち会い直前まで寝て勝負だけ目を開けて寝る。安青錦は相変わらずイイですね。今場所の豊昇龍は気合い万全ですね。晩メシは薬に白ワインと赤ワイン。体温は36.6度まで下がる。そして風邪に一番効くPL錠を飲んで寝る。禁読書。とにかく寝る。タマにはこーゆー一日もアリかな。

9月24日(水)
復活!体調戻る。体温も夜中に36.5度。ベッドでの読書も『日本二千六百年史』が「基督教の伝来」から「切支丹禁制」「徳川時代の社会及び国家」「徳川初期の文化」へと進む。大川周明は切支丹に対して評価が高く島原の乱後に《日本の基督教は外面的に亡びたけれど精神的に生命を得た。実に彼らの堅信と誠実と献身とその熱烈と純情とに於て世界の基督教史上に比類少なきものであった》と書いている。宗教とは離れて精神主義の賛美のようですね。ワン。黒兵衛との散歩は後回しにしてRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはMLB(米メジャー)で来季からストライク・ボールの判定にロボット審判(ABS=Automated Ball-Strike=システム)を導入することを取りあげ日米の野球がどんどん違ってくる(メジャー野球の進化が激しい)という話をする。日本野球でいつまでも「"間(ま)"を取る」なんて効果の有無もわからないことを言ってると日本野球はガラパゴス化するのでは?という話をしたかったんだけどちょっとわかりにくかったかな?ワン。老犬黒兵衛と散歩のあと『スラッガー』と『連合通信』の連載執筆。ロボット審判のことを上手くまとめようとしたが失敗。こういう失敗は久し振りだけどママあること。もう一度考え直して明日書き直しましょう。晩メシは大相撲の録画を見ながら。両横綱の強いのはわかるが正代の強さ復活がワカラン。安青錦を撃破とは凄いですね。優勝争いに関わってくるかな?

9月25日(木)
ベッドで『日本二千六百年史』の読書は「徳川初期の文化」「徳川時代の思想界に於ける新精神」「徳川時代に於ける泰西文明の摂取」へと読み進む。手弱女振りの文化(近松や吉原文化等)を非難して国学の勃興を絶賛。右翼のスタンスとしては理解できるが豊富な知識を持ちながら野暮ですね。益荒男振りが必ずしも野暮に走るとは限らないと思えるのですが…ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。秋深し明日からはまた猛暑とか。地球温暖化は世界最大の詐欺と国連で豪語したトランプのような人間とどのように対処すればイイのか?しかし彼は突然ウクライナの領土奪還を支持。イスラエルのヨルダン川西岸の占領を非難。やはり政治家はキチンと討論が出来る人でキチンと政治哲学を語れる人でなければダメですね。と思うけどそんな政治家は何処にもいないかな?ワン。原稿執筆は『連合通信』の連載「スポーツ玉手箱」を完成して送稿。テーマはMLBが来年からロボット審判を採用すること。しかしコレは韓国のプロ野球が昨年から採用したようなロボット審判が「ボール/ストライク」を判定するのでなく球審に対して打者か投手か捕手が「チャレンジした(異を唱えた)」ときにロボット審判の判定を仰ぐという制度ですね。昨日のRKB毎日のラジオでは急いで調べて少々間違った表現をしてしまったので訂正します。晩メシは大相撲を見ながら。安青錦は豊昇龍相手に見事な切り返し!!大相撲の面白さはほどよい中国ウォッチャーの近藤大介さんも書いていたけど国際化のおかげかな?近藤さんの「中国仰天話」は「TAMAKIのスポーツジャーナリズム」でも聞けます。面白いですよ。是非ともご覧下さい。

BOOK
ロン・ルチアーノ『アンパイアの逆襲』文春文庫
ロン・ルチアーノ『アンパイアの逆襲』文春文庫
チョット古い話題になりましたがメッチャ面白い大リーグ本です

9月26日(金)
『日本二千六百年史』読み進む。「徳川時代の泰西文明の摂取」から「幕末日本の国難」へ。いよいよ太平洋戦争の遠因(とも右翼が言う)時代に突入です。八代将軍吉宗や新井白石の開化思想の説明や青木昆陽・前野良沢・杉田玄白らの泰西文明(蘭学)との大格闘が断然面白いですね。大川周明は右翼的懐古趣味以上に日本人の先取気質を高評価してますね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。秋の涼しさが増してくると犬の散歩をする人が急増。吾輩は猛暑熱暑のなかでも朝の散歩を欠かさなかったから占有権は我にアリと言いたくなる。ナンノコッチャ。ワン。『スラッガー』の連載『ベースボール今昔物語』の第18回「野村克也に稲尾和久、トム・シーバーまで…半世紀に及ぶスポーツライター歴で学んだ一流選手から真理を聞き出す極意」と少々大袈裟なタイトルのついたコラムがアップされたので第19回「ロボット審判やビデオ判定の導入でケンカや乱闘が消え、MLBもNPBも大人の球戯(ゲーム)から完全なスポーツに変身!?」と題したコラムを書いて送稿。少々わかりにくいタイトルを編集者はどう変えてくれるかな?中味は『アンパイアの逆襲』(文春文庫)という最高に面白いメジャーの審判の話を書いたロン・ルチアーノの話や「俺がルールブックだ」と豪語した二出川延明氏など"名物審判"の話。小生は二出川氏が誤審を証明する写真を見出られたときに「写真が間違ってる」と言い放った言葉が大好きです。ロボット審判は人間味がないですね。晩メシは大相撲を見ながら。ウワッ。豊昇龍が琴櫻に負けて連敗。意外と精神的に脆い?こうなると豊昇龍頑張れと言いたくなりますね。

9月26日(金)つづき
昨日木曜の晩メシ後はHK『魔改造の夜』で「改造ブランコの25m走」を楽しむ。この番組は『解体キングダム』『探検ファクトリー』と並んで小生が必ず楽しんでる番組です。今日金曜の晩メシ後は映画『マグノリアの花たち』を楽しむ。1987年にオフ・ブロードウェイで上演されたロバート・ハーリングの戯曲の映画化らしいがいかにも芝居がかった日常会話風の人工的会話の連続にウンザリ。前半は演劇の舞台の上以外では存在しないと思える会話をシャリー・マクレーンらの大女優が何とかつないでいたが後半になって重い糖尿病の娘が出産して死亡するところからドラマは締まった。田舎町に子供たちが溢れる最後のシーンは悪くないしイイ映画には違いないけど…最近のテレビドラマなどで病院と医者のドラマが溢れている理由がよくわかりました。それは平和な社会の証拠でけっして悪いことではないのですね。

9月27日(土)
『日本二千六百年史』はベッドで少々「幕末日本の国難」の章を熟読。高校の教科書などではペリーの黒船とせいぜいロシアのプチャーチンが北海道(択捉島)にやって来たことくらいしか書かれていないが大川周明は米英仏露蘭の入り組んだ日本接近と日米和親条約締結の経緯を詳しく描く。条約調印問題はあくまでも天皇の勅許後だと主張する派と勤皇攘夷の強い天皇周辺の勅許は不可能と判断し勅許なくとも調印を主張する派に分裂。最終的に後者の《最も堂々たる主張者》の岩瀬肥後守らの《主張に井伊直弼大老も動かされて条約調印を断行するに至った。かくして日本は米国その他と無謀なる戦争を開き之が為に恐るべき禍根を植えること無くして先ず第一の国難を踏切ることが出来た》と周明は書いている。つまり幕末の日米条約を評価し後の太平洋戦争の遠因と考える右翼とは与していないのですね。ワン。

9月27日(土)つづき
ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。一時期歩くのも辛そうで相当弱ってきと思えた老犬が2〜3日前から元気になりだした。今14歳で15歳になると鎌倉市から長寿犬として表彰されるという話を御近所さんから聞いたヨメハンが黒兵衛に話したからあと1年頑張ろうという気になったとヨメハンが言う。ホンマカイナ。ワン。散歩のあとデスクワークは本ホームページの更新原稿作り。ほぼ完成して大相撲幕内後半からビールを飲みながらしっかり拝見。うわっ。豊昇龍が跳んだ。横綱が勝ち越しのかかった関脇相手に注文相撲!国技館場内から拍手はゼロ!日本の相撲ファンは眼が肥えてますね。国連でのネタニアフの演説に各国代表団が大勢退場したのと同じかな?昨日の一番で腰を痛めた横綱は千穐楽まで横綱の義務を果たすため非難覚悟で跳んだのか?!ならばネタニアフと較べるのは失礼ですね。

BOOK
河崎秋子『ともぐい』新潮社
河崎秋子『ともぐい』新潮社
最近読んだ小説のなかでは、この作品も凄かったですけどね

9月28日(日)
『日本二千六百年史』は「幕末日本の国難」を経て「崩壊すべかりし封建制度」「尊皇と攘夷と倒幕」から「明治維新」へ。幕末にペリーの黒船やロシアの対馬長崎割譲要求の危機に幕府がフランスと結び薩長がイギリスと結ぶという「売国的行為」に出たことを大非難。フランス革命でも国外に追われたブルボン王朝の旧官僚がプロシアと組んでパリに帰還。その結果決して共和派ではなかった革命派が過激化してギロチン多様の恐怖政治が始まった。維新が同じ危機を免れたのはヨーロッパにクリミア戦争普仏戦争が勃発。《米国の日本侵略は(略)反対党の政策によりて平和主義に豹変》さらにメキシコでの《英仏領国の確執。文久元年の米南北戦争は米国をして野心を日本に逞しくうするの余暇なからしめた》というわけで日本の維新がフランス革命のような恐怖政治と大混乱に陥らなかったのは《天佑》で偶然ラッキーの賜物だったわけですね。右翼(周明)の分析は冷静ですね。ワン。

9月28日(日)つづき
ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。老いて尚矍鑠たる老犬はなかなか健気なものです。ワン。デスクワークは本HPの原稿を纏めて(株)bitさんの担当者に送稿。夕方からは老犬の二度目の散歩を先に済ませてゆっくりじっくり大相撲千穐楽。豊昇龍は捨て身の突進を成功させたけど2度目の戦術(左上手)は封じられてしまいましたね。その必死さは評価したいですね。自民党の総裁選は中味がないですね。「解党的」は「解党」ではなく「スピード感」が「スピーディ」ではないのと同じですね。晩メシ後に20年くらい前から名古屋中日文化センターで始めたオペラ講座で使った自分で編集したDVD50枚ほどを順々にチェック。ウワッ。美空ひばりの『トスカ』のアリアや小生が池辺晋一郎さんや宇野功芳さんの前で東フィルを指揮したベートーヴェン7番なんかの映像も出てきた。人生長く生きるとイロイロありましたね。

9月28日(にち)つづきのつづき
友人から、映画『宝島』の試写を見てコレは絶対凄いからとメール。何を今更スティーヴンソンの少年小説かと一瞬呆れたがそうではなく直木賞小説『宝島』の映画化だった。それは凄い!米政府下の沖縄の米軍基地で大暴れする若者を描いた最近読んだ小説のなかでは熊小説『ともぐい』と並ぶ最高傑作!映画化など絶対不可能と思っていたのに…これは絶対に見なきゃ。

最新のナンヤラカンヤラ
2025年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2023年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2019年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2018年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2007年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2006年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2005年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2004年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2003年 11月12月
▲PAGE TOP
Copyright (C 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. ホームページ制作 bit.
『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る