|

5月1日(金)
『失われた言葉辞典』面白く読み続ける。なるほど【ズック】はオランダ語のdoek(麻の布地)から【ビードロ】はポルトガル語のvidro(ガラス)から【スベタ】はスペイン語のespada(埒外)から【セコハン】は英語のsecond handから生まれた言葉で【アスピリン】はドイツの製薬会社バイエルン社の商品名なんですね。弁護士のことを明治時代は【言訳代言人】と呼んでいたりボーナスbonusのことを賞与と呼ぶ前は【配当】と呼ばれていたことなどオモシロイ指摘の連続です。ワン。土砂降りの雨で黒兵衛は散歩に出たがらずオシッコは庭で済ます。外出時に降られることの少ない小生は昔から晴れ男と呼ばれてました(笑)。今日はメーデー。それも「失われた言葉」に入れるべきですね。ワン。東京土建一般労働組合から機関誌『建設労働のひろば』が送られてくる。特集「スポーツと生きる社会」に「巨大スポーツイベントから見える世界と日本の歪み」と題した原稿でスポーツは民主主義の社会から生まれたということを書いたけど木村元彦さんも「大谷活躍の陰にプロ野球労組の40年」と題した原稿を書かれている!素晴らしい!さらに巻頭論文として書かれた東京都立大教授の木村草太さんの「立憲主義から憲法改正を考える」と題した原稿が興味深かった。《これまで自民党の改憲提案は権力への制約を解除する方向のものばかりだった》という指摘から元号の規定や自衛隊の明記や緊急事態条項や選挙の合区解消や教育充実…等々の《政府の権限を拡大したいという権力者の思惑が見えなくもない》自民党案の問題点をわかりやすく指摘。《憲法改正を議論するならまずは(首相の)解散権だろう》という指摘は鋭い。主権者は我々国民であり政府(首相)ではないのですからね。晩ご飯は昼間NHK-BSでやっていたクリント・イーストウッド主演・監督の『ペール・ライダー』を見ながら。ヨハネの黙示録の出てくる青ざめた馬に乗った騎士に基づく西部劇。7人の悪漢を一人で次々と倒す主人公が強すぎましたけどマァ聖書物語ですから良しとしましょう。

| DVD |
|
『ペイルライダー』 クリント・イーストウッド監督主演のヨハネの黙示録をベースにした西部劇。物語はすべて古典から生まれますね
|
|
『アルジェのイタリア女』 パリ・オペラ座の舞台。ほどよいドタバタ・スラップスティック・オペラです。だいすきです
|
5月2日(土)
『失われた言葉辞典』にはまだまだ作家の引用が続出。二葉亭四迷・栗本薫・高浜虚子・佐野洋・泉鏡花・高見順・笹沢佐保・正宗白鳥・有吉佐和子・幸田露伴・安岡章太郎・宮本輝・里見惇・阿佐田哲也・柴田翔・北杜夫・三田誠広…しかし…これだけ多くの作家が活躍したということは日本の小説界もソロソロ打ち止めということかもしれませんね。最近の流行語(やがて死語になる言葉)に作家(小説家)が登場しませんからね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。連休の住宅街の朝は静か。老犬とヨメハンとユルユルと歩くには相応しい静かさですね。ワン。仕事はしないと決めた今日は昼からオペラ三昧。去年のヴェローナ野外の未来SF感覚演出のヴェルディ『ナブッコ』は舞台装置も音楽も見事でした。ネトレプコのアビガエッレもアルマトゥブシンのタイトルロールも見事でした。午後からは川崎フロンターレvsFC東京&虎vs大男のスポーツ三昧。川崎は少々低迷かな。それともチーム再建期?サトテル(佐藤輝明)はスゴイですね。夕方からはTBS『報道特集』で高市憲法改正論の危うさ&京大人類学者の横暴を知る。日本人は間違いを訂正するのが本当に下手糞ですね。過去の間違いを素直に認めて改めても人格否定にはつながらないはずなのに…。晩メシはロッシーニのオペラ『アルジェのイタリア人』を見ながら。半裸の男女が歌い踊る舞台は現代のオペラ演出ではもう珍しくないですね。まったく仕事に手を付けなかった一日は正月以来かな?たまにはよろしおっしゃろ。

5月3日(日)憲法記念日
『失われた言葉辞典』ほぼ読了。キチンと数えたわけではないけれどいちばん引用の多かったのはやはり漱石のようですね。【書生】【ロハ台】【ポンチ】【べっかんこう】【下駄屋】【氷水屋】【ビードロや】【ミルクホール】【いかさま師】【大頭】【折介】【高利貸】【小間使】【仲働き】【街鉄】【外濠腺】【離魂病】【不足税】【ズック】【スリップ】…などの言葉が【猫】【野分】【三四郎】【それから】などから引用されてます。いちばん驚いた言葉は三島由紀夫がジーンズのことを【ジン・パン】と書いていたことかな。《キー子はジン・パンの尻ポケットにトランジスター・ラジオを入れていた》なんて表現が三島の『月』という小説に出てくるらしい。今では差し詰め《スマホを突っ込んでいた》になるのかな。【GI】がGovernment Issueの略だというのにも少々驚きましたね。兵隊はやはり政府の問題なのですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。木曜の授業を1時間半立って講義した足の痛みがまだ残ってる。ベッドで本を読むのは湯値に左腕が下で左肘が痛む。すべて老化と無縁ではなさそう。嗚呼。ワン。今日も仕事は放棄して昼寝&野球観戦。虎は強いですナァ。虎らしくないですナァ(笑)。夕方から長女がやって来てスパークリングワインで乾杯&晩メシ&酒に雪崩れ込む。GWだからマァよろしおまっしゃろ。

5月4日(月)みどりの日
読了したつもりの『失われた言葉辞典』だが拾い読みした箇所が多かったのでまだまだ発見も多い《マッシュルーム・カット》はビートルズが元祖ではなく《15世紀にイングランドのヘンリー5世が始まり》だそうだ。英国の伝統なんですね。大正時代に《本袋》という《本を入れる専用グッズがあった》とか。その存在が忘れられた1987(昭和62)年の本書に《現代学生の活字離れもむべなるかな》と書かれている。以来40年経って「むべなるかな」という言葉も理解されなくなった現在。「まったく活字を使わない作家(?)」がソロソロ出てくるのかな?ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。リードは長女が持って雲古の処理や小便の水掛はヨメハン。俺は純粋散歩。何やら不安定に思うのは老犬でも何らかの支えになってるということか?ワン。少しはGWらしいことを…と昼メシに隣に越してきたネパール人の若者の経営する大船駅前の"モティ・マハール"へ。昼からビールとインド・ネパール料理をイロイロ。カレーも他の料理もどれもメッチャ美味しかった。ナンのデカさに仰天。ネパールのビールも美味でした。チョイとお隣サービスもしてもらって大満足。家に帰ってたっぷり昼寝。黒兵衛と夕方の散歩をしたあとスパークリングワインで乾杯からタランティーノ監督の映画『イングロリアス・バスターズ』を見ながら晩メシ。ナチスとユダヤ人の激闘をタランティーノ監督独自のぶっ飛んだ手法で練り上げた怪作(?)。途中まで面白いシーンは山ほどあったけどラストはやり過ぎの失敗作だと小生は思いますね。

5月5日(火)端午の節句
ベッドでの読書は『野球小説傑作選12人の指名打者』(文春文庫)。何度も読み返して書評やエッセイにも何度も書いた作品なので『消えたピンチヒッター』や『新米審判』『馬が野球をやらない理由』など筋書をハッキリ憶えている傑作もあるが大学の授業で学生への推薦図書にするのをキッカケに記憶があやふやになってる作品を読み返す。ポール・ギャリコ『アンパイアの叛乱』ジョン・オハラ『大いなる日』を読んでやはり感激。アメリカ野球の素晴らしい庶民への広がりと奥行きの深さを感じ直しますね。表紙のベン・シャーンの絵は日経の「野球の絵10選」にも選んで本HPの「蔵出しノンフィクション」にもアップしています。ワン。ベッドを出て老犬と長女とヨメハンと朝の散歩。昨日のネパール料理が美味だったせいかみんな足取りが軽い。ワン。足取りが軽い日も足下が危ないからと踏み台に乗ることを許されなくなったので本棚の上のほうの整理ができなくなったので代わって長女に『日本書紀』や『風土記』やダンテの『神曲』や谷崎全集をキチンと並べ直してもらう。歳をとるといろんなことができなくなるものです。嗚呼。『神曲』はマホメットが地獄に堕ちるキリスト教的考え読み返したくなったから。トランプはこれを読んだのかな?読んでないだろうなぁ。3日も仕事をしないとイライラしてくるので午後から大学の授業の準備や来週締め切りの原稿の下書きをする。やっぱり仕事をしないと身体のどこかがオカシクなりますからね。晩メシは長女が自分の家に帰ったのでヨメハンと二人で昨日のTVKの吉本新喜劇を録画で見ながら。ヨシモトを録画して見る人は関東では多くないでしょうね。

5月6日(水)
『12人の指名打者』は『待ちわびた一球』と『十割打者の謎』を読む。まぁまぁ面白いといったところかな。前者はメジャー選手の物真似が上手な草野球選手が囚人チームとの試合でさごに活躍する話。後者はインド人の魔法でヒット打てるようになった選手が一時期メジャーで活躍する話。いわゆるマレビト伝説の一種ですね。今の若い大学生に理解させるのは難しいかな?ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。今日は振替休日GW連休最後の日らしい。2週連続RKB毎日放送の仕事が特番で消えるのは寂しいですね。年寄りにとっての一番の薬は散歩でも体操でもなく仕事ですね。俺が脳出血で倒れたときも一番の薬は原稿書きでしたからね。老犬の仕事は何かな?答えが難しいなぁ。ワン。散歩の後庭の雑草(藪枯らし)を抜く仕事。確かにこれも仕事だろうがエッセイストのアート・バックウォルドは家事は評価がないからつまらないと書いていたな。これもワーカホリックの男の判断かな。午後から仕事。しかし…まぁ…締め切りまで間があると思うと身が入らない。そう言えば昔漫画家の故・加藤芳郎氏が学校の授業で居眠りばかりしていて先生に「学校を何だと思ってるんだ?」と訊かれたので「学校なんて道楽みたいなもんです」と答えたら「道楽なら身を入れろ」と言われて「納得した」という話を聞いた。仕事を道楽にしないといけませんね。その究極が極道ですね(笑)。来週大学の授業で使うメジャーリーグのDVDなどをチェックしてレジュメを作って晩メシはプロ野球を見ながら。燕は相変わらず強いですね。
5月6日(水)つづき
ここ数日の本欄に井上尚也vs中谷潤人のボクシングの試合を見たことを書いてないけど…どうも小生はかつて一番興味を持っていたボクシングという高貴なスポーツを最近は辛くてキチンと見ることができなくなったようです。ロッキー・マルシアーノが自伝で「やがて消え去る野蛮な競技」と書いてるのを読んだせいかな?それともモハメド・アリの晩年の姿を見たせいかな?

5月7日(木)
『12人の指名打者』は読後感がチョット悲しい(オールド・ルーキーがチームの大チャンスに空振り三振する)『ザ・ルーキー』山奥から出てきた双子の選手が投手と捕手を交代しながら活躍する『双生児の秘密』ブラックソックス事件で無実でありながら永久追放になった選手が草野球で観客に野次られながらも若い選手にアドバイスを贈る『閃(ひらめ)くスパイク』を読む。どれもマァ面白かった。けどヤッパリ『馬が野球のやらない理由』『新米審判』『消えたピンチヒッター』がベストスリーかな。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。連休中も連休明けも住宅街の雰囲気は変わらないですね。いや。小学生の通学見守りをしているヨメハンにとっては風景が一変なのかな?ワン。毎週木曜の大学の授業は今日はお休み。そこで来週の授業「スポーツの見方」のレジュメ作り。基本は「具体的なモノを眼で見て」「抽象的なモノを頭で見る」ということですね。透明人間はモノが見えるかという話もしようかな(笑)。大学の授業のレジュメをまとめると一冊の本になるかな?晩メシはBS-TBSの『報道1930』で元外交官の田中均氏の話を聞きながら。ナルホド。高市政権は中国との関係を悪くしておくほうが憲法改正(改悪!)にも防衛政策等がやりやすいというワケか。そしてヤリやすい外交しかヤラナイ問いことなんですね。嗚呼。ナンデこの政権の支持率が高いのかヨーワカランですね。

| Blu-ray |
|
『ラスト・シューティスト』 癌で亡くなったジョン・ウェインが癌患者のガンマンとして登場する遺作。彼のカッコヨサが出ている佳作です。ローレン・バコールが共演
|
5月8日(金)
『野球小説傑作選12人の指名打者』(文春文庫)は酔いどれの豪快な投手と結婚した野球大好きで強烈な野次を飛ばす女性が旦那を野球賭博の八百長加担から救う『ハッティの手柄』となかなかメジャーでの成功をつかみ取れなかった若手投手が最後に得意のカーヴでメジャーでの成功と結婚に成功する『夢のカーヴ』を読んで10回目くらいの読了。「訳者あとがき」で稲葉明雄氏も書いてるがアメリカの野球小説の素晴らしさは《底に流れる一種独特のユーモアそして野球というスポーツを楽しむ"ゆとりある"態度》と言えますね。現在の日本の多くのプロ野球ファンのように歌って踊ってばかりいるなかからはは残念ながらこーゆー文化(カルチャー)は産まれないでしょうね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。相当足が弱ってきたのか登り坂で肩関節と股関節が外れたみたいに前足も後ろ足も大の字のように開いてしまうことがしばしば起こるようになってしまった。ガンバレガンバレとヨメサンと一緒に声をかけるとヨロヨロと立ち上がって再び歩き出す。まぁ人間年齢100歳だから仕方ないかな。ワン。デスクワークは来週の締め切り過多を避けるためにまず『ゴジラ』の連載『走』の第18回を書きあげる。マラソンで2時間を切る世界最高記録が出たのをキッカケに現代のスポーツは古代ギリシアの神々に代わって記録が"神様"として祀られるようになったという話。書き上げて晩メシはジョン・ウェイン主演の映画『ラスト・シューテスト』を見ながら。癌で余命幾ばくもないと宣告されたガンマンの最期の話。年老いたジョン・ウェインの最後を飾る作品としては打って付けの見応えある映画でした。老いたローレン・バコールも美しく老いたジェームズ・スチュアートも見事。若者の役で好演したロン・ハワードは『アメリカン・グラフィティ』でドジな高校生役だったのがのちに『アポロ13』などの名作の監督もしたのですね。

5月9日(土)
ベッドでの読書『12人の指名打者』は何度も読んで紹介文も何度も書いた『消えたピンチヒッター』を読みなおしてみる。身長が1メートル以下の小人症の人物を9回裏2死満塁四球押し出し同点のケースで代打に送る話。当然監督はストライクゾーンが上下20センチ程度しかない打者で押し出しとなることを狙っての代打起用だったのだがその"チビ打者"が投手がソフトボールのように下手から投げた超スローボールをチョコンと打ったことからハチャメチャの大騒ぎが始まるというケッサク小説。エディ・ゲーデルという実在の身長1メートル程度のセントルイス・ブラウンズの打者(背番号は8分の1)がメジャーの試合の打席に立って四球を選んだことをモデルに書かれた小説だろうが現実世界の試合では大揉めに揉めて以後小人症の選手の起用は禁止された。が小説では大騒ぎが深刻になることなく滅茶苦茶スラップスティックの読んで爽快な痛快小説に仕上げられている。このあたりがアメリカ的なるものの最も良いところと言えそうですね。ワン。
5月9日(土)つづき
ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。昨日登り坂で足がへたってしまった老犬に対してヨメハンはコンドロイチンとコエンザイムQ10とグルコサミンの入ったドッグフードを与えたから大丈夫と笑顔。本気かギャグかワカランけど黒兵衛はヨタヨタしながらもナントカ完歩。薬や健康食品なんて所詮は精神薬ですからね。ワン。犬にもその意味が通じるのかな?ワンワン。月曜収録の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"にFIFPRO(国際プロサッカー選手会)の理事で中田英寿さんの弁護士や日本プロ野球と選手会日本プロサッカー選手会の顧問弁護士を務めたこともある山崎卓也弁護士がジャーナリストの木村元彦さんとともに出演してくれることになったのでFIFPROやWLA(世界サッカーリーグ団体)などの現状をイロイロ勉強。W杯を間近に控えてFIFAの現状と世界のサッカー界の事情も勉強。皆さん日本代表チームを応援すると同時に世界のサッカー界の実像も勉強しましょう。トランプにFIFA平和賞を贈った団体のことはやはり勉強しておかねばなりませんよね。

5月10日(日)
『12人の指名打者』は『新米審判』を読む。マイナーで試合を早く終わらせたかった若い審判が1回だけやった誤審を根に持っている遊撃手。2人がメジャーに上がって遊撃手は試合終了で勝利となる4-6-3のゲッツーを成就させたかに誰の目にも見えたが実は二塁ベースに足で砂をかけただけと若い審判が見抜いてセーフの判定。そこから大騒動になるが30分以上の中断のあと試合再開。再び守備位置に着いた遊撃手は若い審判に「メジャーリーグへようこそ」と声をかける。『消えたピンチヒッター』のようなぶっ飛んだ豪快な筒井康隆的面白さはないけどメジャーであり得る素敵な話に思えて爽快な一編ですね。ヤッパリ学生たちにも読ませたいですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。ヨロヨロと歩く老犬ではコッチの運動にならないなぁと思い散歩後のスクワットを再開。しかしあまり強くはできない自分に苛立ちも。ワン。終日ゆっくり本棚の整理。売り払いたい本も沢山あるが古本屋さんの買い取り価格があまりに安いので悩む。そう言えばテレビや新聞広告で盛んに"買い取り商売"の宣伝を見るが着物や粗放席や切手やレコードの買い取りはあっても本の買い取りは見ない。日本人の文化度が落ちたのかな?晩メシは大相撲初日や世界卓球女子決勝を見ながら。藤ノ川は相変わらず素晴らしい!見事!豊昇龍の怪我は心配ですね。卓球日本女子は頑張ったけど中国に勝てなかったですね。橋本なカット・プレイは見事でしたが…しかしシングルス3人による5番勝負というのは団体の世界選手権としては面白くないですね。やはり以前のようにダブルスも入れなきゃ。男女交えてやるのもいいのでは?
5月10日(日)つづき
書き忘れたことがひとつ。TBSの『サンデーモーニング』でメディアの問題が取りあげられて政治家のSNS発信が主流になりメディアはパワーがなくなったのか?といったことが話されましたがジャーナリズムという言葉が一度も出なかったのは残念でした。それに日本のメディアがプロ野球チームを所有したりスポーツイベントを主催していることでスポーツジャーナリズムがまったく機能せずその影響(忖度や自主規制)が他のジャンル(政治や経済や社会問題)にも悪影響を及ぼしているのでは…という指摘がまったくなかったことも残念でしたね。嗚呼。

5月11日(月)
ベッドでの読書は『12人の指名打者』(文春文庫)の『馬が野球をやらない理由』を読んで10回目くらいの完読。やっぱりコノ『馬の話』が最高傑作ですね。馬がブルックリン・ドジャースの三塁手として大活躍。打てば5割前後の打率で塁に出れば必ず盗塁。守備位置の広さもメジャーで一番で一人で…じゃなく一頭で三重殺をやってのけるほど。しかし…ある日競馬場を訪れて自分は野球をやっていてイイのか…自分のやるべきことは違うのではないか…と悩んで野球場から去って行く…という話。解説の神吉拓郎氏も書いておられる。《野球の楽しみというのは思うに観ることであり読むことであり回想することでありそして尾鰭をつけて何倍にも膨らませて人に語るところにあるのであろう》その通りで日本の野球にも五味康祐氏が野球道を目指す大打者が女優との色道を目指す話を書いたり井上ひさし氏が女子選手の大活躍やタヌキの野球合戦を書くなど面白い野球小説もあるがそれらは少数派で真面目なノンフィクション系の作品が多くメジャーの破天荒な野球物語の量産には負けてしまいますね。ワン。
5月11日(月)つづき
老犬黒兵衛との散歩はいよいよ人生の…いや"犬生"のクライマックスが近づいてきたのか足取りが覚束なくなってきた。そもそも前に飼っていた雑種の佐吉が亡くなったあと長女が黒兵衛を飼いたいと言いだしたとき「寿命は何年くらいだ?」と訊いて「約10年」と答えたのでそれなら良いだろうと飼い始めたのだが予定の年数を既に5年近くオーバーしている。あと3か月あまりで鎌倉市は長寿犬として表彰状をくれるらしい。そこまで頑張れと励まして坂道を登る。ワン。今日の"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"はFIFPRO(国際プロサッカー選手会)の理事でもある山崎卓也弁護士がスペインのマドリードからリモート出演。2日前の本欄にも少し詳しく書いたスポーツ界の大御所弁護士を迎えてイロイロ準備して夕方からジャーナリストの木村元彦さんも交えてYouTube録画撮りを1時間。いやぁワールドカップの前に知っておくべき世界のサッカー事情の話として素晴らしい1時間でした。小生もメッチャ勉強になりました。ワールドカップで各出場国のサッカー協会に支払われる賞金というのはFIFAの全収入のわずか7%に過ぎないのですね。ナルホド国の代表だからと言ってプレイさせる"やり甲斐搾取"とはこのことですね。世界のプロスポーツマンはもっともっと改善されなければならない環境で働かされている労働者なんですね。三苫のケガも働かされすぎの結果かな?番組収録あとは大相撲を見ながらビール。豊昇龍は休場か。これも働かせられすぎ?いや。張り切りすぎの結果かな?続けて吉本新喜劇を見ながら晩メシ。千葉ちゃんのオオカミ男の話は上出来でした。

5月12日(火)
ベッドでジェローム・デュアメル著『世界毒舌大辞典』(大修館書店)をパラパラ読んでいたら《愛国主義patriotisme》の説明として次のような文章があった。《愛国主義者たちは常に祖国のために死ぬとは言うが祖国のために人殺しをするとは言わない》バートランド・ラッセルの言葉だという。なるほどネタニヤフもトランプもイランの「核に対する防衛」を理由に「人殺し」を始めたのですね。「戦争」という政治的な言葉でなく「人殺し」という現実的な言葉を使う方が現実世界がわかりやすいですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛と散歩。重い足取りでへたりそうになりながら歩く黒兵衛に向かってヨメハンが「ガンバレ黒ちゃん」と声をかけながら歩く。俺に声をかけられている気になる老老散歩かな。字余り。ワン。『スポーツゴジラ』の校正や明後日の大学授業の準備などをしていると京都の出版社世界思想社から『2026春 世界思想53号』が送られてきた。一昨年に『世界思想51号』の「特集スポーツ」で「スポーツとは何か?-スポーツそのものの魅力を求めて」という原稿を書かせてもらった御縁で送られてきた最新号の特集は「分断社会」。「分断社会が陰謀論を蔓延させる?」「分断と暴力のアメリカ」「日本人/外国人の境界を考える」…など興味深いタイトルが14並んでいる。読まねば。晩メシはトランプvs習近平会談の解説などを見ながら。中国が「もんじゅ」のような核燃料増殖炉の運行に成功しつつあるというのはホントなのかな?しかし…核というのは今も有効な武器なのかな?使ったらたいへんなことになるけど…それが大量人殺しの武器だとわかってるのかな?嗚呼。

5月13日(水)
ベッドでの読書が『コーラン』に戻る前にダンテの『神曲・地獄編』(寿岳文章・訳/集英社)に出てくるマホメットとアリ(マホメットの従弟で4代目カリフ)の出てくる第28曲を読んでおく。キリスト教の側から見ると二人は地獄へ落ちて苦しむほかない存在なのですね。こういう考えは現代のキリスト教の間までもつながってるのかな?ワン。老犬黒兵衛との散歩は後回しにしてGWの特番でお休みしていて3週間ぶりにRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはケニアのサウェ選手がマラソンで史上初の1時間59分30秒という2時間切りの世界最高記録を出したことで1マイル走の4分や100m走の10秒のように"区切りの良い記録"を突破するのが如何に難しいかを話す。オックスフォード大の医学生が初めて1マイル4分を切った記録はギネスの世界記録ブックが生まれたキッカケにもなったのですよね。ワン。ラジオのあと老犬とヨタヨタと散歩。近所の人に「良い毛並みですね」と言われる。歳をとっても食い意地だけは張ってますからね。ワン。散歩のあとのデスクワークは明日が大学の授業なので金曜の締め切り原稿を少々やっつける。

5月14日(木)
ベッドで『世界毒舌事典』をパラパラめくっていたら《ナショナリズム》にこんな言葉が書かれていた。《ナショナリズムは子供の病気である。それは人類の麻疹(はしか)だ》。アルベルト・アインシュタインの言葉だという。ならば昨今は子供うちに麻疹にかかって免疫を持つ人間が少なくなりそーゆー人間が大人になって政治家になることが多くなったということですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛との散歩をサッサと済ませてシャワーで汗を流して準備して大船駅へ。藤沢で小田急に乗り換えて向ヶ丘遊園駅から専修大学教員職員専用バスに乗って大学へ。担当教官のIさんと待ち合わせをして教室へ。30人ほどの学生を相手にスポーツ・ジャーナリズム論の4度目の授業。1986年のNYメッツのPRビデオや小生が福岡ユニヴァーシアードのために作成したビデオを見せて「スポーツの見方」を講義。目の網膜に映る具象とソレを脳で解釈する抽象という2つの見方の往復作業を説明。「見る」という行為は「自分の全存在をかけて見る」のだから「見たもの」は「そのときの自分の全存在を示す鏡である」という講義をジュリアス・シーザーの「人間は自分の見たいものしか見えない」という言葉などを紹介しながら行う。わかってくれたかな?ビデオを見せたあと「映像に存在しなかったモノは?」という質問に多くの学生がイロイロ答えてくれたのでわかってくれたようで嬉しかった。授業のあと同じ校舎にある図書館を利用できる手続きをしてもらって図書館を見学。これがオープン書棚の素晴らしい図書館で時間があれば一日中でもここで過ごしたい気持ちになる!!いつもの授業より帰りが遅くなって大失敗。小田急沿線は学校が多いから帰宅する多くの中高生や大学生とバッティング。なんとか優先席に座れてJRに乗り換えて帰宅。電車に乗ってる最中にメッチャ雨やところによっては雹も降ったらしいけど小生が大船駅に降りると雨はすっかり止んでいた。俺は子供の頃から「晴れ男」と言われ続けていたことを思い出す。晩飯食べながら偶然見たNHK-BSの尾上右近がレポーターを務めたジャン・コクトーを訪ねるフランスの旅のドキュメンタリーが素晴らしかった。コクトーの監督した映画『美女と野獣』の解説やコクトーゆかりの地や建物の映像も六代目菊五郎との関係のエピソードも素晴らしく録画し忘れたので再放送を期待したいほどの見事なTV番組だった。ブラーヴォ!

5月15日(金)
ベッドでダンテ『神曲 地獄変』を読み始めるがカッタルイ。そもそも『神曲』の地獄編・煉獄編・天国編の全3巻を小生が持っているのはプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』の主人公が出ているというので読んでおかねばと思ったのがキッカケ。興味のあるところを摘まみ読みするだけで(小生にとっては)十分ですね。地獄なら北斎や国芳の絵を見る方が断然面白いですね。ワン。ベッドを出て老犬黒兵衛とゆっくり散歩。ワン。デスクワークは途中まで書いていた(株)フォーラムエイトの機関誌『Up and Coming』の連載『スポーツは教えてくれる』の第35回を完成させてメール送稿。マラソンで「2時間切り」の世界最高記録が出たことを取りあげてかつては「1マイル4分」「100メートル10秒」が「人類の壁(限界)」と言われていたことを書く。昼飯食ってチョイ昼寝したあとサッカーW杯日本代表選手選出の森保一監督の記者会見を見る。負傷で選ばれなかった選手やケガ上がりの選手も多数で「史上最強」と言われたチームにも少々不安が走る。思い切った若手選手のいなかったのは少々残念かな…と思いながら雑誌『ZAITEN』の連載『今月のスポーツ批評』を執筆して送稿。夕方の老犬との散歩はヨメハンに任せてシコシコ原稿完成。ふうううー。少々疲れて『チコちゃん』見ながらビール&晩メシ。しかし南野選手や三苫選手のケガは本当に残念ですね。これも最近の世界のサッカー界の試合数の過多−FIFAの金儲け主義が原因かな?

5月16日(土)
ベッドでの読書は専修大での次の授業で市川崑監督の映画『東京オリンピック』を取りあげるので講談社・編『文学者の見た世紀の祭典 東京オリンピック』(講談社文庫)の要点を読みなおす。開会式を見た杉本苑子が学徒動員を思い出して両者の色彩の違いを書いたり石原慎太郎が国旗と国歌を使用しないことに賛成したり大江健三郎がガーナ選手団の民族衣装による行進を絶賛したり…全40人の文学者による東京五輪の感想は何度読んでもオモシロイ!ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。老犬はここ2〜3日でいっそう衰えを増して後ろ足が何度かへたりそうになる。おまけに夏としか思えない太陽の輝きと暑さと急坂の連続に黒い犬はかなり辛そう。それでも頑張って懸命に歩く老犬の姿は悪くないですね。ワン。今週はけっこう沢山仕事をしたので週末は少々ゆっくり…とは言えやらなければいけないことは少なくないですね。春以来青青と茂った庭木の緑をヨメハンと一緒に久し振りに剪定。かなり枝を落としてもナカナカ涼しげにはならない。シャーナイナァ。夕方からは大相撲。霧島は頑張ってるけど休場力士が多くて寂しさは否めないですね。藤ノ川はオモロイけど。大相撲のあと録画しておいたTBS『報道特集』見ながら晩メシ。大阪関西万博でのイスラエルの人とパレスチナの人の交流のルポは良かったですね。戦争(人殺し)をなんとも思わない政治家はもっともっと非難されるべきですね。

5月17日(日)
『文学者の見た世紀の祭典』は誰の何処を読んでも1964(戦後19)年という昭和の日本の最も健全な姿が読み取れる。特に石原慎太郎の『人間自身の祝典』と題した一文は小生も《優勝者の国旗掲揚で国歌吹奏をやめよう》というラジカルな(過激で根源的な)言葉に引っ張られるが彼の主張はさらに深いものであることを読み取らねばならない。《私は以前日本人に希薄な民族意識祖国意識を取り戻すのにオリンピックは良き機会であるというようなことを書いたことがあるが誤りであったと自戒している》《オリンピックにあるものは国家や民族や政治思想のドラマではなくただ人間の劇でしかない。(略)オリンピックの競技を目にする人に私は提唱したい。日本の選手が如何に闘うかと言うことを決して第一の関心にしまいと。そうした関心は結局その競技に在る真の美しさ真の雄々しさ真の劇と言うものを在るがまま純粋な形でその胸に残させまいと思われる。(略)そこにあるのは日本の代表選手ではなくただ一人の人間なのである。同様に外国からやって来た選手も我々と同じ一人の人間である。オリンピックは我々にとって最後に残された祝典に違いない。(略)そのためにはすべての夾雑物を排して競技者観客の一人一人が裸のただ一人一人の人間に還らねばならない》なんと素晴らしいオリンピック讃の文章だろう!すべてのスポーツ・マスコミ関係者は読みなおすべきですね。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。とうとう老犬は長い坂道を歩き切れなくなったようで途中から短い優しい道に変更。それでもへばらずに歩き切ったのはエライ。ワン。今日は日曜。"大船祭り"の日。松竹撮影所が閉鎖されて大船が寂しくなってはいけないと地元商店街の人々が始めたお祭りらしいけど盛況で鬼の反吐(人だらけ)。最近行ってない店の主人がドリンクをプレゼントしてくれたり孫が通った幼稚園の園長先生に挨拶したり。暑さにダウンしてビールを飲んで鳥の唐揚げ食って早々に退散。家に帰ってグッスリ昼寝。起きたら夕方。大相撲見て晩メシ食って早々にベッドへ。祭りは若い人が楽しむものですね。

5月18日(月)
ベッドでの読書は先週講談社から送られてきた現代新書のなかから森重明『南北朝時代』。帯に《日本史上唯一二人天皇が並び立った−なぜ?》《寝返るバサラ大名/跋扈する悪党/大義名分が消え実利優先の実力主義へ》とある。確かに今面白いのは誰にも未来がわからなかった《太平記》の時代ですからね。久し振りに歴史物を楽しみ始める。ワン。ベッドを出て黒兵衛と散歩。老犬はナントカ散歩できたが家に戻って8段程度の階段で後足が上れずへたり込んでしまう。ヨメハンがリードを引っ張って俺がお尻を持ち上げるがその重いこと!やっとの思いでナントカ登り切るがソロソロ限界かな?ワン。デスクワークは『ZAITEN』の校正や専大の授業のレジュメ作り。次回は2回に渡って市川崑監督の映画『東京オリンピック』を解説するので谷川俊太郎氏などと製作した台本をコピーするなど準備。21世紀生まれの学生にその価値がわかってくれるかな?休場力士続出でチョイと迫力を欠く大相撲はそれでも藤凌駕・琴栄峰・宇良・翔猿・藤ノ川・若隆景・霧島らが頑張っていてそれなりにオモシロい。ビデオ録画を見ながら晩メシはTVKの吉本新喜劇に雪崩れ込む。ヨシモトも笑いの水準をキープ。しかしあらゆる面で爆発するほどのエネルギーが感じられなくなったのは政治と社会が低迷しているせいでしょうか?

5月19日(火)
ベッドで『南北朝時代』読み続ける。オモシロイ。"悪党"や"バサラ大名"が闊歩した時代は経済も自然経済(物納)から貨幣経済に移行して世の中が大きく変換する時代だったのですね。先に清水克行の『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』(新潮文庫)などを読んでいたけどその歴史的裏付けを読むようでイイですね。ワン。しかし…とうとう老犬黒兵衛の脚が立てなくなってしまった。長女や長男から大型犬の腰を引き上げるハーネスが送られてくるがソレを身に付けることも不可能。玄関でへたり込んだまま動かない。辛うじて食欲だけはあるけどナントカ立たせても庭で大小を出すだけで精一杯。仕方ないので小生が運動不足にならないよう散歩コースを一人で歩くといつも犬の散歩で出会う人たちに「黒ちゃんはどーしたんですか?」と訊かれる。「もう立てなくなって…」「まあ…」しかし老化は急激に来るものですね。ワン。デスクワークは連載の校正や木曜の専大の授業の準備。けっこう時間がかかる。学生たちはこの苦労と中味の価値がわかってくれるかな?それともカネ払ってるから当然と思うのかな?猫に小判ならホンマに起こるでぇ(苦笑)。黒兵衛は夕方の散歩も無理。へたりきったまま苦しそうにゼーゼー・ワンワン・ゼーゼー…とよく吠える。四半世紀前の入院直後の親父の死に際をチョイと思い出す。霧島が正代に負けたか…。

5月20日(水)
ここ数日夜を徹してワンワンと吠え続けていた黒兵衛の声が小さなキャンとゼーゼーという声しか出なくなってヨメハンがほぼ徹夜で看病してるとか。俺はベッドで『南北朝時代』読んで面白いけど集中できず。朝は黒兵衛と散歩できるわけもなくRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマはサッカーW杯。なんでこんなに怪我人が多いのかという話。年間(シーズン)70試合という試合数の多さ(FIFAの金儲け主義?)も原因?そのくせW杯での48チームへの分配金は7億2700万ドル(約1149億円)と言われてるけどFIFPRO(国際プロサッカー選手会)の山崎弁護士によればW杯でのFIFAの全収入の7%でしかないというのですからね。国のために頑張れというのはナルホド「やり甲斐搾取」ですね。ワン…とも吠えられなくなった黒兵衛は玄関土間の涼しい場所でへたばったままゼーゼーと苦しい息を繰り返す。俺は明日の大学の授業の準備と本HPの原稿作り。夕方から黒兵衛の本来の飼い主の長女が仕事を抜けてやってくる。が容態は変わらず。あと3か月で15歳の長寿犬表彰だけど無理かな?今晩を越せるかな?キャン。
5月20日(水)つづき
何メシはNHK-BSで数日前に放送していたベン・アフレック主演の映画『コンサルタント』を見ながら。自閉症でありながら天才的数学の才能を持つ子供が軍人の父に鍛え上げられた肉体と格闘技も技も身に付け会計士として裏社会の悪を暴く…のだが…メッチャメチャ面白いテーマだったけど所詮はハリウッドのアクション映画に着地したのが残念。ヨメハンは晩飯食べながらもヒーヒー泣き声のような呼吸をする黒兵衛の世話。途中腰を持ち上げさせて水を飲ませるなど俺も手伝うけど…明日までは持ちそうかな?

| Blu-ray |
|
『ザ・コンサルタント』 引き籠もりの天才少年が成長して裏社会の会計士として不正を暴く。前半は面白かったけど後半はハリウッド的すぎるのが残念
|
|
『東京オリンピック』 何度見直しても最高のスポーツ映画です
|
5月21日(木)
黒兵衛はとうとう寝たきり老犬になってしまったけどゼーゼーとした呼吸とキャンキャンという吠え声でまだ生命を保っている。ヨメハンは看病に尽きっきりだけど俺はベッドで休ませてもらう。目覚めれば森重明『南北朝時代』(講談社現代新書)を読み続ける。足利尊氏が鎌倉幕府を裏切って後醍醐天皇側に着く話などオモシロイ。尊氏は後醍醐も裏切るわけで正しくバサラ大名連中の大親分の婆娑羅将軍ですな。ベッドを出て準備して玄関の狭い土間で横たわったまま起き上がれない黒兵衛を跨いでタクシーで大船駅へ。ヨメハンは急いで買い物。俺は藤沢経由小田急線で向ヶ丘遊園駅から専修大学へ。少し早く着いたので図書館見学。ここの図書館は3階分あって本当に素晴らしい。オープン書棚に本がズラリと(歩いていて迷子になるほど)並んでいて一日中をここで過ごしたいくらいだがそーゆーわけにもいかずスポーツジャーナリズムの授業。今日と来週は市川崑監督の映画『東京オリンピック』について。最初は黒澤明監督がメガホンを取る予定になっていたとか谷川俊太郎氏の映画台本序文を紹介したり小生が生前の市川崑監督から聞いた話を紹介したあと『東京オリンピック』の開会式と閉会式を見せて最後に『文学者たちの見た世紀の祭典』(講談社文庫)を紹介。学生たちの大人しさに少々閉口しながらも授業を終えて小田急とJRを乗り継いで帰宅すると近所の女医の獣医さんが往診に来てくれていて黒兵衛を診察してくれたり横になったままの寝方や移動の仕方を指導してもらう。何かの原因で睾丸肥大を起こしており腎臓に異常ありで小便が出辛い状態だとか。まぁとにかく出来るだけ苦しまないよう寝付かせる方法を聞く。寝たきり老犬はそれ以外に手はないようですからね。ワンとも吠えられなくなった老犬は時折ゼーゼーと息を吐く。長女は週末に来るらしい。黒兵衛と仲良くしていた孫たちにもこの姿を見せたいけど無理かな。

5月22日(金)
午前10時45分ヨメハンに看取られて黒兵衛永眠。苦しんだ様子も見せず穏やかな寝顔でした。あと2ヶ月半で鎌倉市の長寿犬表彰だったのに残念。山川草木悉皆成仏。人間尚もて往生す。況んや畜生をや。南無阿弥陀仏。
5月22日(金)つづき
朝ベッドで『南北朝時代』読み続ける。面白い。鎌倉幕府が倒れて《政権の交代がなされても国家支配のための機構や制度の基本的な枠組みは変わってはいなかった》のですね。なるほど。よくわかる。『太平記』を読み直したくなった。寝たきり黒兵衛を尻目に一人で散歩して帰って2階の仕事部屋で今日の講談社のネットでの小林信也氏との対談の準備をしていたらインターホンでヨメハンが涙声。「黒兵衛が動かへん。亡くなったみたい」。慌てて1階に降りると確かに身体を横たえたままぴくりとも動かず柔らかい死に顔をしていた。合掌して前の本欄に黒兵が亡くなったことを書いてタクシーで「鮨処もり山」へ。スポーツライターの小林信也氏との対談で日本のスポーツとメディアの関係を講談社編集者のNさんを交えて存分に話し合う。以前から「もり山」の寿司が食べたいと望んでいた小林さんの意向を汲んでの対談。「もり山」での和室での対談は西武ライオンズの坂井保之さんと太鼓打ちの林英哲さん以来3度目かな。
5月22日(金)つづきのつづき
「鮨処もり山」の大将と奥さんにも黒兵衛の亡くなったことを報告して帰宅すると玄関の土間で横たわった黒兵衛の胸元にヨメハンが薔薇の花束を添えていた。隣家の奥さんや黒兵衛のことを知っていた花屋さんも花を捧げてくれる。長女は今夜来るとか。長男と次女と孫たちは明日来るという。黒兵衛は前に飼っていた雑種犬の佐吉が亡くなったあとを継いだ黒色のラブラドール。ペット・ショップで売れ残っていたので安値になっていたチョイと大きな子犬を長女が俺の散歩用にと買ってくれた。世話をしたのはほとんどヨメハンだったけど売れ残りなのに幸せな14年と10か月でしたね。夜長女がやって来て合掌。急に起き上がりそうなほど元気そうな優しい寝顔です。

5月23日(土)
ベッドで『南北朝時代』読み続ける。久し振りに「二条河原落書」を読む。《此比都ニハヤル物夜討強盗謀綸旨召人早馬虚騒動…》日本人のパロディ感覚は700年前の14世紀から鋭いものがありましたね。ここでワンと吠える黒兵衛が死んでしまったのはやはり寂しいですね。昨晩から泊まりに来た長女と朝の散歩。いつも犬の散歩で擦れ違う尨犬の飼い主に黒兵衛の亡くなったことを話したりして帰宅。午後からは長男も来訪。隣家のピアニストさんも黒兵衛のために花束を捧げてくれる。昨日講談社の対談でお世話になった「鮨処もり山」の大将夫婦も黒兵衛のために花束を持って来てくれる。ホンマにオマエは幸せな犬やでぇ。夜になると次女が二人の孫を連れて来宅。みんなで二度と起き上がることのない黒兵衛を看取ったあとシャンパンやビールや日本酒や寿司やアジアン料理で大パーティ。家族全員で黒兵衛のお通夜でした。

5月24日(日)
朝近所のペット霊園の人が黒兵衛を焼き場へ連れて行ってくれるため引き取りに来てくれる。俺とヨメハンと3人の子供と2人の孫の合計7人でお見送り。そう言えばこのペット霊園には猫のフィガロ・犬の佐吉に続いて黒兵衛は3匹目。まだ猫の虎太郎が残っているけど仲の良かった黒兵衛が消えて何やら寂しそう。黒兵衛は享年14歳と10か月。長寿表彰には2か月足りなかったけど天寿全うと言ってイイでしょう。寝たきりになって3日後の昇天。あまり誰にも迷惑もかけず爽やかな死に際。静かな寝顔でした。合掌。
5月24日(日)つづき
昼メシ前に子供や孫が各々の住処に帰って行って静かになった家でヨメハンと二人で昨夜のパーティの残りメシで昼メシのあと昼寝。黒兵衛疲れが消えたせいか爆睡。目覚めるとタイガースがまた勝ってる。古い虎狂には強い猛虎にはどうも慣れることが出来ませんね(>_<)。オークスで女性ジョッキーの見事なクラシック初勝利を見たあとヨメハンと二人で散歩。犬の散歩で交流のあった御近所さんに黒兵衛のおやつの残りをもらってもらうようお願いしたあと帰宅して大相撲&ビール。若隆景の優勝を見届けて晩メシ。家族の一員が亡くなると生活のリズうが狂うものですね。明日から戻さなければ。

| Blu-ray |
|
『ブラッド・ダイヤモンド』 アフリカ原住民の"奴隷労働"で採取・取引されるダイヤモンド。その不当さをアメリカ的良心で描いた佳作。ディカプリオ主演。良い映画です
|
5月25日(月)
ベッドで森重明『南北朝時代』読み続ける。南朝の拠点吉野が東は伊勢につづき西は摂津につづき紀伊半島の中央にあって決して山中の孤立した場所ではないという簡単な説明にも目鱗。婆娑羅将軍足利尊氏の見事な政治統制力にも目鱗。歴史を読むのはオモシロイですね。ベッドを出て黒兵衛と散歩というわけにはいかないのでヨメハンと散歩。途中「あれ?犬は?」と問う御近所さんにヨメハンが説明。花束を手向けてくれた御近所さんには御礼の御挨拶。帰宅してしばらくすると火葬してくれた霊園から骨壺に入った黒兵衛の遺骨が届く。犬も悉皆成仏です。南無阿弥陀仏。いろいろ日常の仕事に戻って晩メシは昼間NHK-BSでやっていたディカプリオ主演の『ブラッド・ダイヤモンド』を見ながら。アフリカのダイヤモンドを巡る非アフリカ人たち(主に西洋人)の醜い争いを見事に描いた映画でした。ハリウッド映画のハリウッド的勧善懲悪も馬鹿に出来ませんね。夜ベッドに入ろうとするとジャイアンツ阿部監督逮捕の報。あまりにも馬鹿馬鹿しい事件にちょっとウンザリですね。
5月25日(月)つづき
巨人阿部監督の家族の事件に容喙する気はないけれど基本的に家族の会話にコンピュータが介在するなど俺なら絶対に認めないですね。犬や猫の介在のほうをチャットなんやらかんやらの存在よりも認めますね。

5月26日(火)
『南北朝時代』は「観応の擾乱」に突入。尊氏は弟真義より息子の義詮を後継に選択したわけですね。兄弟(横のつながり)よりも息子(縦のつながり)のほうが強いのはわかるような気がしますね。しかし何も殺し合わなくても良さそうなものですが婆娑羅の時代とはそういうものですかね。豊臣兄弟になると時代の空気も変わるのか?ワン…とここで吠える愛犬が他界したのは何やら妙な真空地帯の空間が生まれたようだけど最も黒兵衛ロスを感じて元気が無くなったのは虎太郎のようでもありますね。ニャン。ヨメハンと二人で黒兵衛抜きの散歩したあとデスクワークは明後日の専修大での授業のレジュメ作り&明日のラジオのテーマ「エンハンスト・ゲームズ」について調べる。ドーピングOKの大会とは言え意外と(?)記録は世界新が一つだけで伸びなかったですね。それもスイムスーツのおかげで薬は無関係?晩メシは巨人vs鷹を見ながら。監督の不祥事などは関係なくセとパではチームの実力が根本的に違ってるように見えるのは何故かな?もう人気の差なんかないと思うけど選手たちの勝利に対する意欲でパの選手が優ってるように感じられるのは何故?。

5月27日(水)
ベッドでの読書は『南北朝時代』。武士だけでなく公家も北朝についたり南朝についたり。ある意味"自由"な時代だったのですね。何しろ将軍家でも兄弟や親子で戦い合ったワケですから。ベッドから出てRKB毎日放送『田畑竜介GrooonUp』の『Catch Up』にZOOM音声出演。今日のテーマは昨日の本欄に書いた「エンハンスト・ゲーム」について。莫大な賞金のドーピングOKの大会が定着すると若者(子供)たちへの薬物の広がりが最も懸念されるということを多くの人がもっと指摘してほしいですね。ラジオのあと黒兵衛抜きでヨメハンと散歩。そしてデスクワーク。黒兵衛ロスなど乗り越えて日常を取り戻さなくては。
5月27日(水)つづき
ボブ・ホーナーが亡くなりましたね。享年(というのは本当は数え年で"歳"を使わず示すそうですがココでは無視して満年齢で)68歳。小生より歳下ですね。ボブ・ホワイティングさんの『和をもって日本となす』(小生・訳/角川文庫)の書き出しは「赤鬼伝説」でホーナーのことでした。もう36年も昔のことになりました。そう言えばソニー・ロリンズも亡くなりましたね。こちらは95歳。一つの時代が次々と去ってゆきますね。

5月28日(木)
『南北朝時代』はいよいよ最終章の第5章「収束への傾斜/対立構造の変化と太平記的世界の終焉」に突入。後醍醐以来の動乱の時代を読んでいるとこのまま戦国時代へ続くのかと思う錯覚に陥っていたけどハードボイルドの世界はいったん静まって北山文化・東山文化の時代になるのですね。ニャン。ベッドを出て朝食のあとヨメハンと短い散歩をしてシャワーを浴びて授業の準備して大船→藤沢→向ヶ丘遊園→専修大学でスポーツジャーナリズムの授業。その前に大学の図書館を2度目の見学。大量の本が広いビルの4階分を占めていてる素晴らしい図書館です。本気で勉強する気になった学生はこの図書館に毎日通うだけで十分にも思える…けど授業も力を入れて市川崑監督の映画『東京オリンピック』に描かれたいろいろな競技を解説しながら見てもらって「スポーツの見方」の講義。毎週授業では推薦図書を一冊紹介している(読書離れしている学生に刺激を与えるためです)が今日のオススメは『「東洋の魔女」論』(新雅史・著/イースト新書)。「女工のチームに負けるな」などと女子大生チームに言われたニチボー貝塚の女子バレーボールチームが大松博文監督に率いられて東京五輪で金メダルを格闘するドキュメント。映画を見たあとどれだけの学生が「本を読もう!」と思ってくれるかな?…と訝りながら帰宅。授業をした日は疲れますなぁ。プロ野球交流戦を見ながら晩メシ。やっぱりパが強いですねぇ。

5月29日(金)
森重明『南北朝時代』(講談社現代新書)読了。ちょっと学術本臭が強かったですけど面白かったですね。後醍醐天皇の目指した強力な後部統一政権は南北朝時代の大混乱時代を経て室町幕府第三代将軍家光が完成させるのですね。彼が日本国王を名乗ったのも理解できますね。続けて専修大学ジャーナリズム学科の山田健太教授から著書『転がる石のように 揺れるジャーナリズムと軋む表現の自由』(田畑書店)を読む。これは先週木曜の小生の授業を聴講して下さった教授からいただいたもの。2020年の「日本学術会議の任命拒否」から東京五輪の延期と翌年の開催を経て24年のパリ五輪の"過剰報道"に至るまで東京新聞や琉球新報などのメディアに書かれたジャーナリズムに関する小論を纏められたもので既に仕事の合間にいろいろ読んでいたもの。最近はジャーナリズムを真正面から全うに語る人物が少なくなったので勉強させてもらってます。"TAMAKIのスポーツジャーナリズム"にも是非とも出演してもらいましょう!ニャン。
5月29日(金)つづき
ベッドを出てヨメハンと散歩。蒸し暑いですねえ。帰宅してシャワーのあとデスクワークは連合通信に薬物摂取(ドーピング)OKの「エンハンスト・ゲームズ」の危険性を指摘する原稿を書く。ENHANCED GAMESを「進化した競技」と訳してたメディアがあったけど阿呆ですね。そう言えば最近"国旗損壊罪"の法律の話題があったけどこのニュースを聞いたとき小生が思い浮かべたのは昭和時代の正月の新年祝賀一般参賀に両親と共に訪れたときのこと。二重橋を渡ったところで右翼団体と思しき人たちが配っていた小さな紙製で短い棒のついた日の丸を受け取って昭和天皇以下皇族方がお出ましになる場所まで歩いたのだが3度の応召で元陸軍軍曹として中国戦線で戦い何度も負傷した親父は日の丸を手にしながらも万歳には応じず「陛下の顔を一度見たかっただけ。帰ろ」と言って帰り始めた。そして皇居の出口で驚いたのはいくつもの鉄製の網のゴミ箱にグシャグシャに捨てられた日の丸だった。親父とお袋は小さな日の丸をゴミのように捨てることは出来ず丁寧に巻いて京都の自宅まで持ち帰った。我々夫婦は日の丸をもらわなかったが両親の姿を見てそれが当たり前の行為でゴミ箱に山のように捨てるのは酷いと思った。現在の一般参賀での日の丸はどう処理されているか知らないが…これは法律の問題ではないだろう。晩メシはセパ交流戦を見ながら。セはどれだけ挽回できるのかな?

5月30日(土)
ベッドで山田健太専修大教授の著書『転がる石のように』読み続ける。最近の(安倍総理のとき以来かな?)首相記者会見を見ているとわかるけど日本のジャーナリズムの衰弱は度し難いところがありますね。そもそもジャーナリズムという言葉に変わってメディアという言葉をジャーナリストが多用するようになって以来(筑紫哲也さん以来かな?)ジャーナリストがキャスターになってしまって政治ジャーナリストや経済ジャーナリストやスポーツジャーナリストといった具合にジャーナリストの分化(矮小化?)が始まったようです。そんななかで山田教授の本書は熟読する価値ある一冊です。ニャン。一日の始まりが虎太郎(猫)の鳴き声よりやはりワンと犬の吠え声のほうが良いですナァと思いながらヨメハンと黒兵衛抜きの散歩。今でも御近所の方が黒兵衛のために花束を持ってきてくださるのは嬉しい限りです。シャワーのあとはデスクワークで本HPの更新原稿を纏めて(株)bitさんに送る。夕方から長女がやって来て一緒に近所のセブンイレブンまで散歩。「フランスにあるコンビニは何と呼ぶか知ってる?」それは「セ・ボン・イレ・ボン」というのはNHKの元ヨーロッパ支局長のナカナカ見事な創作ギャグです。フランス語なのにフランス人にこのダジャレは通じませんけどね。フランスにセブンイレブンはありませんから。帰宅してスパークリンクワインを飲みながらTBS『報道特集』を見る。どうして日本の右翼(日本会議北海道)は酷いアイヌ差別を繰り返すのでしょうね?右翼でも一水会は国旗(日の丸)損壊罪を批判して国旗を尊ぶようなことは法律で決めることではないと至極真っ当な主張をされてますが…あ…これはこれを書いてる日曜朝に『サンデーモーニング』で見たことですね。

| DVD |
|
『スラップ・ショット』 ロイ・ヒル監督は何と言っても『スティング』が代表作ですが、小生はコレも大好きです
|
5月31日(日)
『転がる石のように』もうすぐ読了。日本のジャーナリズムの衰退ぶり荒廃ぶりがよくわかる。日本の《隠す文化》は《安倍政権時代の公文書の改竄・隠蔽廃棄の歴史》にとどまらず《政府関連機関にも及び東京五輪パラリンピック組織委員会の決算書類は行政機関でないことを理由にほとんど非公開のままだ。長野五輪と同様にこっそりと廃棄され検証の道は閉ざされることになるだろう》検証どころか今や誰もが忘れてしまってますからね。《どこまでも「見せない化」を進めるのがこの国のしきたりということになる》ニャン。ベッドを出て朝食のあとヨメハンと長女と散歩。紫陽花が次々と綺麗な花を咲かせている。黒兵衛は昇天しても世の中は変わらないですナァ。長女が自宅に帰るのを送るついででにヨメハンが買い物に出たので俺はNHK-BSの録画映画『左利きの拳銃』を見る。ポール・ニューマン主演のビリー・ザ・キッドの向こう見ずな若者的な短い生涯を描いた映画。監督はアーサー・ペン。いかにも彼らしいデビュー作。のちのアメリカン・ニューシネマの代表作『俺たちに明日はない(ポギー&ベス)を彷彿とさせる作品ですね。チョイと仕事のあと晩メシはサッカー日本代表チームのワールドカップ壮行試合アイスランド戦を見ながら。いろんな作戦のシミュレーションが出来たうえに吉田選手の引退試合(?)まで出来ておまけに最後の最後に勝利までしたのだからマァ良しとしましょう。佐野海舟の動きをもう少し見たかったですけどね。今朝の東京新聞のコラムで前田喜平氏が《国旗損壊罪は憲法違反》というコラムを書いている。《思想良心の自由を保障する憲法19条や表現の自由を保障する憲法21条に反する違憲立法》であるうえ《誰かの権利や利益が害されている事実が存在しない》から《刑罰を新設する理由がない》という。ナルホド。高市首相の反論を聞きたいですね。

|