コラム「ノンジャンル編」
HOMEへ戻る
 
表示文字サイズ選択:
標準
拡大
掲載日2023-08-01
この原稿は、7月10日に筑摩書房から出版された高崎俊夫編『むしろ幻想が明快なのである
虫明亜呂無レトロスペクティブ』に書かれた小生(玉木)に関する「編者あとがき」が、あまりに事実と異なる酷い内容であったため、ちくま編集部K氏宛に、抗議の手紙として書き、送らせてもらったものです。その酷い内容とは次のようなものでした。
《一九九一年、筑摩書房から玉木正之の責任編集により「虫明亜呂無の本」全三巻の刊行が始まったが、その最初の巻が出た直後に、虫明亜呂無が肺炎のため急逝したことを知った。享年六十七。私は、さっそく哀悼の思いで『虫明亜呂無の本・2 野を駈ける光』を手に取ったが、私が長い間、探して見つからなかった『スポーツへの誘惑』のエッセイ集が収められていて、とても嬉しかった》ここまでは別段問題はないのだが、続く文章を読んで、小生は愕然とすると同時に、怒り心頭に発してしまった。《ただ、編者がスポーツ・ジャーナリストであったために、内容が主にスポーツをテーマにした評論、小説に絞られており、私が愛読していた映画評論や、とくに「うえんずでい・らぶ」のコラムがまったく入っていないことがやや残念ではあった》この文章が間違いだらけの嘘っぱちであることは、以下の小生の抗議文を読んでいただければわかるので繰り返しませんが、続けてメールで送られてきた編集者と高崎氏からの「謝罪文」が、「謝罪」と「訂正」をごっちゃにした木で鼻を括ったような阿呆臭いものだったので、小生は、こんな人の心のわからない情けない人物に謝罪を求めるのも阿呆臭いと思い、そのような内容のメールを返信しました。尚、この文庫の「編者あとがき」とまったく同様の高崎氏による「虫明亜呂無ふたたび」と題した文章が、小生の愛読書でもある筑摩書房のPR誌『ちくま』8月号にも掲載されましたので、こちらも抗議し、文庫の「編者あとがき」の訂正は重版時に、『ちくま』のの文章の訂正は次号(9月号)に掲載されることになりました。そして筑摩書房のホームページには、すでに文庫「編者あとがき」の訂正が掲載されています。しかし、酷く無礼な間違いを犯してしまった高崎氏からは、まだ心のこもった謝罪をいただいておりません。こういう問題は、「すいません。不勉強と誤解からうっかりミスをしてしまいました。本当にすいません。許して下さい」と言われれば、「わかっていただければ結構ですよ」で済む話なのに、謝らずに言い訳ばかり連ねて……で、アッタマに来たので、ここに小生の「抗議文」を、相手の「謝罪になっていない謝罪文(訂正宣言文?)」とともに"蔵出し"することにします。皆さん、御一読ください。

ちくま文庫編集部 K 様  from 玉木正之

 虫明亜呂無氏の文庫本落掌。
 小生が私淑してきた虫明氏の筆蹟が世に出るのは無条件で喜ばしいことと思います。が、少々気になること、と言う以上に、かなりの憤りを感じる記述が、「編者あとがき」にありましたので、メールさせていただきました。

 小生の編集した『虫明亜呂無の本2野を駈ける光』について、《編者がスポーツ・ジャーナリストであったために、内容がスポーツをテーマにした評論、小説に絞られており》という一文は、まったく浅薄な読解力による誤認と断じざるを得ません。

 まず、小生は「スポーツ・ジャーナリスト」と名乗ったことなど一度もありません(「スポーツライター」と長らく名乗り、現在は「スポーツ文化評論家」を肩書きに用いています)。もっとも、これは「編者」が小生のことを、そのような浅薄な肩書きを用いる程度の人物だと考えて(小生に確認せずに)用いておられたのであれば、それは受け入れるしかないことかもしれません。が、《内容が主にスポーツをテーマにした評論、小説に絞られ》というのは完全な間違いで、読者に誤ったメッセージを示す表現として看過できるものではありません。

 この編者は(そして編集者である貴兄も)、『虫明亜呂無の本2』に含まれていた虫明亜呂無氏の『ヴェルディの「オテロ」』『森の騎士 ベートーヴェンとワーグナーの心象風景』などを読まれなかったのでしょうか? また他の女性論や競馬論も、けっして《スポーツをテーマにした評論、小説》などではないことは、一読すればわかっていただけるはずで、この表現は虫明氏と虫明氏の作品に対して甚だ失礼なことと思います(しかも、この第2巻には「小説」は含まれておりません)。

 この編者が(また編集者である貴兄が)、『虫明亜呂無の本』の『1』と『3』を読んでおられるのか否かは存じませんが、じつは、この「虫明亜呂無選集」を、御社の編集者といちばん最初に企画したときは、全5巻の予定で、小説、競馬評論、スポーツ評論、で3巻。あとの2巻で、映画論、演劇論、役者(女優)論、音楽論、オペラ論、文芸論、その他……という計画を立てていました。が、御社編集部のほうから、「5巻出すのは無理だから3巻に」と縮小を求められ、やむなく第2巻に予定していた競馬論の一冊に、4〜5巻に予定していたものを少しばかり押し込んだ次第でした(このような経緯に関する引き継ぎなどはなされずに、新たに文庫本を出されたようですね。虫明家への了解等もきちんとなされたのかどうか、「編者あとがき」にも何も触れられていないので、少々心配になります)。

 5巻本を3巻にした際、主にオペラやベートーヴェンに関する文章を選択し、映画論、文芸論を捨象してしまったのは、音楽評論家としての小生の個人的趣味が優った結果といえるかもしれません。が、断じて『虫明亜呂無の本2』は《スポーツをテーマにした評論、小説に絞られ》た内容ではなく、ましてや小生が用いたこともないばかりか「唾棄すべき肩書き」とまで思っている「スポーツ・ジャーナリスト」ゆえに編纂されたものではありません(そもそもジャーナリストという名称を、政治や経済やスポーツなどの専門分野に絞り込んで接続させることは、ジャーナリスト精神に相反していると言うべきでしょう−−と小生は考えています)。

 ……というわけで虫明氏の文章が、少しでも多くの人に読まれるのは(特に若い人に読まれるのは)大変嬉しく思いますが、この「編者あとがき」だけは、完全な誤読と無理解のうえに書かれた文章と断じざるを得ませんので、絶対に書き直していただきたいと思います。内容が完全に間違っているのですから、誠心誠意よろしくおねがいします。

 既に出版されたものですから、増刷時の書き換えになるかと思いますが、善処して下さい。小生の虫明氏に対する思いから、まだご存命だった奥様に頼み込み、ご自宅にあった資料をすべて提供していただき、表紙のイラストを和田誠氏にお願いして果たした小生の自慢の仕事が、同じ出版社から出された文庫本で、こんな粗雑な「書き方」をされたのことは本当に泣きたいほどの痛恨の思いで残念です。   玉木


********************************

以下は、上記「抗議文」に対する回答です(メールをそのままコピペしたものです)。


このたびは、虫明亜呂無『むしろ幻想が明快なのである――虫明亜呂無レトロスペクティブ』において、編者解説ならびにPR誌「ちくま」掲載の文章において、玉木正之様ならびに玉木様の編書につきまして、事実の誤認がありましたことをお詫び申し上げます。
それぞれ文章に書きました通り、当時虫明亜呂無氏を玉木様が紹介されたことを、大変嬉しく思いました。しかし、当時映画評論や「うえんずでい・らぶ」のコラムが収録されていなかったことがあまりに残念だったために、「スポーツ論に絞られている」と誤って記憶してしまいました。筑摩書房編集部より転送されたお手紙により、当初の計画ではもっと幅広い内容で収録するはずであったと知りました。この本来の計画が実現していれば、当時の私の抱いていた思いは違ったものになったと考えられ、実現しなかったことを大変残念に思います。この度は拙文の事実誤認で大変ご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。
                               高崎俊夫


このたびの誤りについては、編集担当のK、ならびに校閲部の不手際でございます。
玉木様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。
担当編集者のKが、高崎氏が書かれた記述に関しまして、ちくま文庫既刊の3冊の内容を確認することを怠り、またこの3冊の担当編集者であるTへの確認などにも思い至らなかったために、この不手際が発生いたしました。
編集者としてあるまじきミスであり、謹んでお詫び申し上げます。また校閲部においても、確認を失念しておりましたこと、お詫び申し上げます。
本書の成立におきまして、玉木様が弊社で編集しました書籍の存在は大変大きいものでした。編集担当の私も学生時代にちくま文庫版を読み、虫明氏の文章、とくに人生の哀歓を感じさせるスポーツ論に大変魅了されていたため、今回高崎様ご提案の一冊を作ってみようと考えました。
そんな大切な本であるにもかかわらず、このようなミスをしてしまいまして、誠に申し訳なく思っております。
重版ならびにウェブサイトで修正版ならびにお詫びを掲載し、PR誌の誤りついては次号にお詫びの一文を掲載する所存です。
私どもの認識と確認が甘く、大変ご迷惑をおかけしました。重ねてお詫び申し上げます。
                     筑摩書房ちくま文庫編集部 K

****************************


以上が、ちくま文庫編集者と、編者の高崎俊夫氏からのメールです。
ちくま書房ちくま文庫の編集者氏のメールは、もちろん実名で送られてきましたが、特に実名を披露する必要はないと判断しました。
また、この「謝罪メール」に対して、小生の「肩書きに関する謝罪」がまったくないのは甚だ残念でした。編者は小生が音楽や演劇や映画についても多くの文章を書いていることを御存知ないようですね。まぁ小生の力量不足なんでしょうが、チョイとこのホームページを覗いていただければわかることで、そんな単純な確認もされずに小生に対する「批判」を書かれたのか!? と、少々心が少々萎えましたね。加えて、「事実の誤認」だけを認めて、小生に対する無礼を謝ってもらえない態度にはウンザリさせられました。
尚、編者も編集者も虫明家へのコンタクトはキチンと行っておられることが、その後の編集者とのメールのやりとりで確認できましたので、ここに付記しておきます。

以上、小生に対する無礼きわまる文章を公表されたので、小生も、ここに小生の抗議文と、謝罪にもなっていない酷い「謝罪文」を公開させていただくことにしました。

▲PAGE TOP
バックナンバー


蔵出し新着コラム NEW!!

衝撃の文春砲! 「五輪汚職疑惑」裁判に「スポーツ利権の帝王」は召喚されるか!?

パリ五輪/真価が問われる「平和の祭典」原点回帰へ理想論を愚直に掲げよ

スポーツによる「社会革命!」川淵三郎氏文化勲章受賞の意味は大きい

川淵氏の文化勲章受章が持つ意味/組織創りの「社会革命」評価

「アレ」を喜べない古い虎ファンの嘆き/阪神タイガースは、ただ勝てばいいのか!?

ちくま文庫編集部 K 様  from 玉木正之

日本スポーツ界よ!本質から目を背けず改革から逃げるな!

五輪談合ビジネスの崩壊/メディアの沈黙は不正共犯の証だ!

メディアとスポーツの関係刷新/アスリートはメディアを使った新しいカタチに逆転すべき!

日本のスポーツ界改革/未来を担うのは過去の利権と無縁の女性たちだ

日本のスポーツとアスリートを堕落させた戦犯は誰だ!?

「メディア」としてのアリを描ききった快著/『評伝モハメド・アリ』書評

2020東京オリンピック スポーツを食い物にした五輪と電通

特別対談:小林信也vs玉木正之/高校野球甲子園大会を廃止せよ!

夏の高校野球甲子園大会は、今年を最後に抜本的に改革せよ!

大甲子園の想ひ出

「速さ」は産業革命以後の価値!?

「オリンピック休戦決議」を破ったロシアに対してIOの取るべき態度は!?

五輪が《オワコン》であることを明快に証明した記録/本間龍・著『東京五輪の大罪: 政府・電通・メディア・IOC』ちくま新書

今年の3冊『生物はなぜ死ぬのか』『亡国の東京オリンピック』『剣道の未来』

カオスからコスモスへ−−若者たちの形造る「小宇宙」=矢崎良一『松坂世代』河出文庫〈解説〉

日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(9)「大阪タイガース來る」 / 日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(10)遠藤忠「長嶋茂雄ヘルメット飛ばす」

日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(7)ベン・シャーン”National Patime" / 日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(8)ナット・ファイン『The Babe Bows Out』

日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(5)hoda Shrball「Casey Stengel」 / 日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(6)「Baseball scene of Batter,Catcherand Umpire」

日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(3)玉井力三「ジョー・ディマジオ親子とヤンキースタジアム」/同(4)「ワールドシリーズのオフィシャル・プログラム1988」

日経美の十選/アート・オブ・ベースボール(1)ニール・ライファー「シェイ・スタジアム」/同(2)「The American National Game of Base Ball.」

スポーツお薦めの一本!一冊!/『けんかえれじい』と『老人と海』

愛情あふれる「野球の素人」奮戦記/清武英利『サラリーマン球団社長』文藝春秋

戦前日本野球史の誤りを正す/坂本邦夫・著『紀元2600年満州リーグ 帝国日本とプロ野球』岩波書店

スポーツそのものを描いた小説〜ヘミングウェイ『老人の海』の凄さ、素晴らしさ!

六道珍皇寺・閻魔大王像――幼い頃に恐怖心を刻まれた閻魔様との再会

まえがき――今こそ「スポーツとは何か?」を考え直してみよう!

「スポーツ・ブーム」「マッチョ・ブーム」は危険ではないか?

現在の「スポーツ・ブーム」「マッチョ・ブーム」は危険ではないか?

東京五輪の遺産(レガシー)はなにか? スポーツの根源問う好機に

市川崑監督の映画1964年の『東京オリンピック』は、スポーツの素晴らしさを教えてくれた史上最高のスポーツ映画。はたして河瀬直美作品は、どんなオリンピック映画になるのか?

『彼らの奇蹟 傑作スポーツ・アンソロジー』解説

英語は難しい? 外国語とスポーツの不思議な関係

それはわずか50年前の出来事 高速道路と新幹線が初めて出現した時代の興奮

こころの玉手箱第3回「一本足打法のブルドッグ 旧ソ連、不思議な国家とその時代」

こころの玉手箱第2回「母がくれた小さな薬缶 常に一緒、激励の手紙にはマイッタ」

こころの玉手箱第1回「父の飯盒と水筒と勲章」

『ふたつのオリンピック東京1964/2020』訳者あとがき――そこにはただ風がふいているだけ……

猛暑の高校野球 改革せよ!試験期間中の予選もおかしい

政治経済問題は第1回大会から。オリンピックに未来はあるか?/ジュールズ・ボイコフ[著]中島由華[訳]『オリンピック秘史−120年の覇権と利権』早川書房

いまも京都はアンダー・コンストラクション/島田裕巳『京都がなぜいちばんなのか』ちくま新書

スポーツに映し出されたアメリカという国の本質/鈴木透・著『スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで』中公新書

スポーツ教養主義を押し進めたメディアの興亡/佐藤彰宣『スポーツ雑誌のメディア史 ベースボール・マガジン社と大衆教養主義』勉誠出版(3200円+税)

大相撲は日本文化の精華――それを「保守」することこそスポーツ(格闘技)以上の大相撲の役割なのだ

愛煙家には理解できない煙草の話 「卒煙」して初めてわかる元ヘビースモーカーの悩み

モンゴル会の実態把握を

スタジアムとは都市の文化の核となる存在である/後藤健生・著『世界スタジアム物語 競技場の誕生と紡がれる記憶』ミネルヴァ書房

2020東京五輪は環境問題も無為無策?

子規の野球への視点――それは、スポーツライターの原点

銃剣道はスポーツか? そのうちに、まさか竹槍も?

先人たちの語る日本マラソン低迷の理由/折山淑美『日本のマラソンはなぜダメになったのか−日本記録を更新した7人の侍の声を聞け!』文藝春秋社

元ボクサーたちの痛快な再起:沢木耕太郎『春に散る』朝日新聞出版・書評

2016年は没後400年〜シェイクスピアは未来永劫生き続ける超人(スーパースター)である

無駄でなかった小池提起〜しかし、問題はまだ山積

半歩遅れの読書術第5回/五輪とは何か 文明化を表象する平和運動

半歩遅れの読書術・第4回/五輪で何を撮るか ドイツの女性監督と市川崑

半歩遅れの読書術・第3回/ユーロ・サッカーとシェイクスピア 原作者の意図を超える面白さ

半歩遅れの読書術・第2回/モハメド・アリと南部麒六 悲歌の似合う雄々しい人生

半歩遅れの読書術・第1回/ドナルド・キーンとイチロー 伝統の魅力思い出す

猫ブームの日本で好かれている猫〜それはドラえもんのような「犬的な猫」?

大相撲こそ江戸の華。昔も、今も、都の華。

大相撲は「お国自慢」の文化――琴奨菊の優勝を日本人として喜ぶ

大学スポーツを考える

大相撲は日本の国技――と同時に、ユーラシア大陸全体に広がる格闘技文化なのだ

スポーツライターを引退しました

エンブレムがプロブレム〜創作とは過去を超えること

NHK視点・論点 「体育からスポーツへの変化を」

槇文彦グループの提言:低いキールアーチ構造がコスト高・長工期の原因である。

『スポーツ・アンソロジー彼らの奇蹟』(新潮文庫)は、何故か「死」と関わりを持つ作品が多くなってしまった。

スポーツと文学第5回/「人間ドラマ」礼讃の気風/競技描いた名作も多く

スポーツと文学第4回/運動会 躍動するパワー/壮士も近代女性も熱中

スポーツと文学第3回/思想を宿し物語る肉体/20世紀 覆る「精神優位」

スポーツと文学第2回/近代民主主義と武道/国際化と反時代2つの道

スポーツと文学第1回/古典に描かれた競技・日本人の個人技好みを映す?

日本の作家はスポーツが好き!?/数多い「日本のスポーツの本」に改めて注目しよう!

夏の甲子園・投手の酷使……最大の問題点は?

世界最強のブラジル・サッカーは、史上最悪の敗北からスタートを切った!(沢田啓明『マラカナンの悲劇 世界サッカー史上最大の敗北』新潮社)

京がたり 俺の祇園 いやで捨てたけど、好き

スポーツの正しい発展のために指導者ライセンス制度の確立を!

東京の新しい歌舞伎座が完成オープン/歌舞伎はナンデモアリの最高に楽しい大衆芸能ナノダ

あけましておめでとうございます。

スポーツする身体 十選/第9回スポーツする身体 パブロ・ピカソ『マタドールの死』/第10回スポーツする身体 ベン・シャーン『ハンド・ボール』

スポーツする身体 十選/第7回スポーツする身体エドガー・ドガ『観覧席前の競走馬』/第8回スポーツする身体ルネ・マグリット『迷える騎手』

スポーツする身体 十選/第5回ボナール『ボクサー』/第6回モネ『アルジャントレイユのレガッタ』

スポーツする身体 十選/第3回ディスコボロス(円盤を投げる人)/第4回クールベ『レスラー』

スポーツする身体 十選/第1回アルジェリアの洞窟壁画/第2回マチス『ダンス』

東京オリンピック〜戦後日本のひとつの美しい到達点

「黒人選手」は本当に速くて強いのか!?〜スポーツと五輪の過去・現在・未来

「美」で誘惑した女の一生――ライナー・ローター著『レーニ・リーフェンシュタール 美の誘惑者』(ライナー・ローター/瀬川裕司訳/青土社・2,800円)

プロ野球ビジネスの未来〜球界全体の新戦略を

日本体罰論〜いま改めて考える「スポーツ」と「教育」と「体罰」

東京の新しい歌舞伎座が完成オープン/歌舞伎はナンデモアリの最高に楽しい大衆芸能ナノダ

六道珍皇寺・閻魔大王像――幼い頃に恐怖心を刻まれた閻魔様との再会

大河ドラマは世に連れ、家族は大河ドラマに連れ……

京都駅の思い出

スポーツ振興くじ(toto)は「ギャンブル」や「金集め」だけでは語れない!

あなたは知ってる!? スポーツの疑問の数々…

五輪のあり方を考える〜ネット中継や交流も…/ロンドン・オリンピックはシェイクスピアに注目!?

「猫もするなり球遊び」スポーツは、世界(オリンピック)と地域社会(クラブ)をつなげる

「猫もするなり球遊び」オリンピックは人類の祭典!日本人にとっては?

二代目市川亀治郎さん(現・四代目市川猿之助)――伝統とは「変える力」

大学の教壇に立って……〜ジャーナリズムとアカデミズム

ランニングの歴史と魅力を伝える〜トル・ゴタス著『なぜ人は走るのか:ランニングの人類史』(筑摩書房)

読者からの質問への回答

『マーラーの交響曲』発売記念エッセイ〜いつか私の時代が来る、とマーラーは言った。

祇園町の電器屋の初荷

権力志向者がジャーナリストになる危険性――魚住昭『渡邉恒雄 メディアと権力』講談社

かつてラグビーは日本中を湧かせた!(上岡伸雄・著『釜石ラグビー栄光の日々松尾雄治とくろがねのラガーたち』中央公論社)

日本文化「大相撲」は「スポーツ」なのか?

オペラ(音楽)とスポーツの濃密な関係

塾や予備校は学校より大事?

「新道」という名前が消える寂しさ

孤立化、個別化する社会のあり方に警告(杉本厚夫『「かくれんぼ」ができない子どもたち』ミネルヴァ書房)

女心・男心…人間を描くため、肉体を描ききった本物の作家(虫明亜呂無『パスキンの女たち』清流出版)

松本修『「お笑い」日本語革命』(新潮社)書評「みたいな。」の元祖はとんねるずか!?

犬好き男の愛猫記

大魔神を巡る見事な「知的探検の旅」/小野俊太郎・著『大魔神の精神史』(角川ONEテーマ21)

企業の「所有物」と化したスポーツ・文化団体

スポーツ番組作りの「プロ」になっていただくために

「スポーツ放送はどうあるべきか?」を考える前に、考えるべきこと

書評『茶の世界史』/茶が映し出す過去の世界史&茶が匂わせる未来社会

思い出すのは仕事をしている姿

脳出血と恐怖心

現代社会の「怪物性」を説き明かす見事な一冊〜小野俊太郎・著『フランケンシュタイン・コンプレックス 人間は、いつ怪物になるのか?』青草書房

「劣等感・コンプレックス」とは、本当はどんなものなのか

あけましておめでとうございます

脳出血から復活できた理由(わけ)

「何か」を表現しようとする究極の本能

天職人〜あとがき

そばは京都にかぎる

総選挙の行方とスポーツ界

小泉首相の「趣味」と「文化政策」

行きつけの店は恋人に似てる?

アイ・ラヴ・サッポロ!アイ・ラヴ・ホッカイドウ!

日本文化の「型」と「カタヤブリ」と「カタナシ」の関係を横綱・朝青龍の「カタチ」から読み解く。

いま、ベネズエラで起きている「大事件」

「文化」の持つ本当の力

あけましておめでとうございます

煩悩の世界史〜『要約世界文学全集』(木原武一・著/新潮社)

「夢かうつつか…」逝った者へ…、残された者は…

オリンピックはスポーツではない

「天才」の多くなった世の中

『二十五時』との数奇な出逢い

わたしは猫になりたい。

紅旗征戎不有吾事 金は天下の周りの持ちもの…

アメリカ珍道中〜This is American Way

仕事人間の弁明

変わらないことの素晴らしさ

<二人袴>

女人狂言『茶壺 de Hermes』

私の行きつけの店・好きな店

島田雅彦vs玉木正之 ドイツW杯特別対談「選手を自由にさせたら高校生になっちゃった」

あけましておめでとうございます

個人的パラダイム・シフトに導かれた三冊

ゴシック・万博・ストリップ・吉本…を読む

現代と未来の世界を考えるうえでの「真の世界史情報」(井野瀬久美恵・著『興亡の世界史16 大英帝国という経験』)

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第3弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第2弾!

300万ヒット記念特集・蔵出しの蔵出しコラム第1弾!

知識や情報なんて、ないほうがいい

現代日本人必読の一冊

タクシーと自家用車の違い

「天才」って何? ――まえがきにかえて

「ある女の一生」

「戦争映画」が好きな理由(わけ)

とかく京都のスポーツマンは……

道はどれほど重要なものか

祇園町の「生活」=「文化」

地獄八景万之丞乃戯(じごくばっけいまんのじょうのたわむれ)

わたしは猫になりたい。

読書日記〜稲垣足穂から梅原猛まで

アッピア街道に乾杯(ブリンディシ)!

「質より量」の読書は「質」が残る?

スポーツは究極の道楽?

久しぶりに「銀ブラ」でもするか・・・

行きつけの店は恋人に似てる?

権力志向者がジャーナリストになる危険性――魚住昭『渡邉恒雄 メディアと権力』講談社

ロジャー・パルバース著『旅する帽子』生身のラフカディオ・ハーンが幻想のなかに甦る

作者の名前も作品の題名も消えるほどのノンフィクションの名作〜デイビッド・レムニック著『モハメド・アリ』

戦争と軍隊の歴史

スポーツと音楽を通して出逢ったトリュフ

スポーツ・ジャーナリストにはスポーツよりも大事なものがある?

お薦めの本(2003年夏〜2004年春)

日本人は元気だ――24人の元気な日本人

美しい最後の素晴らしさ

「若い国」アメリカ

京都人の溜息

経済には倫理が必要である

オススメ脳味噌のマッサージ

吉本興業は匈奴である『わらわしたい――竹中版正調よしもと林正之助伝』竹中功・著/河出書房新社

虚実の皮膜――『イッセー尾形の都市カタログPART2』イッセー尾形/森田祐三・共著 早川書房・刊

胡散臭さ礼賛――竹内久美子『賭博と国家と男と女』(日本経済新聞社)

衝撃的な笑劇――レイ・クーニー『笑劇集』劇書房

翻訳って何?――『翻訳史のプロムナード』(辻由美・著/みすず書房・刊)

脳細胞の組み替え――『世界史の誕生』岡田英弘・著/筑摩書房(現・ちくま文庫)

長老の話――堀田善衛・著『めぐりあいし人びと』を読んで

古典の楽しさ

ドリトル先生 不思議な本

京都が消える

嬉しいこと――喜びは常に過去のもの

野村万之丞 ラジカルな伝統継承者(2)

野村万之丞 ラジカルな伝統継承者(1)

事典・辞典・字典・ジテンする楽しみ(第5回=最終回)

事典・辞典・字典・ジテンする楽しみ(第4回)

事典・辞典・字典・ジテンする楽しみ(第3回)

事典・辞典・字典・ジテンする楽しみ(第2回)

事典・辞典・字典・ジテンする楽しみ(第1回)

先達はあらまほしきか?

旅の衣は篠懸(すずかけ)の

パチンコと飢餓海峡

最近の映画はつまらない?いや、やっぱり、映画はおもしろい?

神道、天皇、韓国・・・を読む。

はかなく、素晴らしい、味わい

京の祇園の極私的元服之儀

コースケ(野村万之丞)の遺言

ミレニアム歳末読書日記 楽しい世紀末

お金と勉強

親父ゆずりの数学好き

わたしの本棚(4) スポーツを読む

わたしの本棚(3) 祭りの原型

わたしの本棚(2) ドラマの感動

わたしの本棚(1) 振動する快楽

夏休み読書日記/スポーツ・身体・ジャーナリズム

銀行は痰壺処理会社

親父の隠したエロ小説

野村万之丞――伝統と格闘するパワー

女が動く時代、男は思索せよ

バック・オーライ

二十五時――わたしの好きな世界文学

「私の京都」

わたしの東京体験

SPレコードは生演奏と同じ〜蓄音機にはまってしまった!

感銘した一冊の本〜鈴木隆『けんかえれじい』

「情報過多時代」の楽しみ方

内面より外面

不味いものが食いたい!

ああ、肩が凝る。

父の勲章

京の昼寝

祇園町の電器屋の初荷

Copyright (C) 2003-2011 tamakimasayuki.com. All Rights Reserved. Produced by 玉木正之HP制作委員会. ホームページ制作 bit.
s. 『カメラータ・ディ・タマキ』HOMEへ戻る