ナンヤラカンヤラ
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10月1日(土)
東海テレビ『スーパーサタデー』生出演。峰竜太さんはお休みでタイガースの優勝を思う存分解説(笑)。しかし面白かったのは杉村太蔵26歳議員の話題。そうか。彼は自民党の他の阿呆議員の阿呆ぶりをすべて隠すために利用されたのか・・・。おまけに同情まで得て・・・。自民党は巧いなあ。

10月1日(土)つづき
名古屋から新横浜に到着する直前に新幹線車中でトイレに立ったら思わぬ「要人」にバッタリ。「御無沙汰してます」「おう。久しぶり。元気か?」「僕は元気ですけどいろいろ大変でしたね」「まあ。いろいろあったわな。優勝争いが緊迫してなけりゃあ、もっとゆっくり話を聞いたり考えたりできたやろうけどね」「おまけにファンの声もやっぱりありましたし・・・」「そやな。東京のほうはOKでも大阪のほうはちょっとな・・・」などと5分程度いろいろ会話。列車が新横浜に着いたので詳しい話はできなかったけどお元気そうでした。一人で座席に座りiポッドで音楽を聴いていたその人物は星野仙一氏でした。

10月1日(土)つづき
鎌倉へ帰って女房と一緒に澁澤龍彦邸へ。同行は建築家の竹山聖さんと中日文化センターの2人。小生は2度目だが前回は書棚に並んだ本にばかり目が奪われて庭に目が向かないまま飲みつぶれてしまった。今回は竹山さんの解説でお宅と庭をじっくり拝見。澁澤龍子さんの素晴らしいもてなしでシャンパンやワインを次々と空けながら竹山氏の建築論を拝聴。午後4時にお邪魔して終電(11時過ぎ)まで。素晴らしい一時。濃密な一時。この舘(やかた)には澁澤氏の霊が宿ってますな。

10月2日(日)
近隣の開発事業を阻止するための町内自治会の集会に出席。開発阻止がエゴになってはいけないけれど開発計画はヒドイもんやで。住民への説明も詐欺まがいでおざなりやし、小学校や養護学校の前の細い道を4トンのダンプが走りまくることになるし、緑はボロボロになるし・・・。なんで鎌倉市はこんな阿呆な計画を認めようとするのんや!?

10月2日(日)つづき
夜、次女がBFを連れて来宅。シェフ見習いとかで自作のフォアグラ入りテリーヌを持ってきてくれたけどメッチャクチャ美味かった。料理論を拝聴しながら二日連続でシャンパンとワインと美食。バチが当たるで。

10月3日(月)
贅沢な2日間を反省して仕事三昧。あのドラフト会議は何や!そもそも「ドラフト」などと呼べるシロモノやないけど今回の失態では誰か責任とるんやろな。コミッショナーは何しとるねん?年収2000万円。交際費等の経費年額1000万円。それで事務所にも顔を見せないでドラフト会議も満足に運営できないで・・・。阿呆か。

10月4日(火)
村上ファンドが阪神電鉄株の38%を取得した問題はつまるところ「スポーツチームは誰のものか」という命題と同時に「会社は誰のものか?」という命題にゆきつく。『ヴェニスの商人の資本論』や『貨幣論』(筑摩書房)といった名著で知られる経済学者の岩井克人氏の新著『会社はだれのものか』(平凡社)によれば《語呂合わせのように聞こえてしまうかもしれませんが、会社は社会のものなのです》という結論がじつに鮮やかに導かれている。会社は株主のものでもなければ経営者のものでもないのだ。この本、必読です。以前島田雅彦さんと一緒に『月刊朝日』で連載対談をしていたとき岩井さんにゲストに来ていただいて『貨幣論』を論じていただいたことがあったけど、またレクチャーしてほしいなあ。

10月4日(火)つづき
大野和士の指揮するベルギー王立歌劇場によるモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』を見るため渋谷オーチャード・ホールへ。ドン・ジョヴァンニに殺された騎士長が石像ではなく亡霊として出現したリアリズム(?)にはちょっとガッカリしたが演出は面白かった。歌手も総じて(特に女性陣は)レベルが高く、大野和士の指揮もモーツァルトの音楽の面白さを存分に引き出していた。けど、全体的にいかにも優等生の演奏という感じでデモーニッシュな迫力がもうちょっと・・・。とはいえ、ブーイングするほどではなかったと思うけど、一人必死に(タイトルロールと指揮者に向かって)ブーイングしていた客がいた。ま、観客はブーイングする権利もあるのんやろし、したい気持ちもワカランでもないけど・・・。それほど悪い舞台ではなかったですよ。おれも過去に1回だけカーテンコールのときに思い切りブーイングをしたことがあった。それは小澤征爾指揮・蜷川幸雄演出の『さまよえるオランダ人』のときで本気で「金返せ!」といいたくなるほどヒドイ舞台でヒドイ演奏やった。この『ドン・ジョヴァンニ』でブーイングは可哀想やで。観客の権利の濫用やと思うけど・・・。

10月4日(火)つづき
渋谷へ向かうときの湘南ライン車中で春風ひとみさんとバッタリ。昨年野村万之丞が急死してドタバタのなかで『女人狂言』を上演して以来。なつかしかった。近々帝劇で『マイ・フェア・レディ』に出演されるとか。「オペラはやる気ないですか?」「オペラのバックで日舞を踊りたいなあ」これ面白いかも・・・。

10月5日(水)
「2007年小樽グランプリ」のメディア懇談会に出席するためホテル・ニューオータニへ。信頼できるモーター・ジャーナリストのYさんやUさんも来ていてモーター・ジャーナリズムは大いに注目。一般のメディアは残念ながらゼロ。懇談会のあとアメリカのチャンプ・カー・レースのオーナーであるケビン・カルコーベン氏に単独インタヴュー。さすがIT通信システムの会社で大儲けして自家用ジェットを乗り回す人物だけあって大物ぶりは感じられたけど小樽側もしっかりしないと主導権を乗っ取られる可能性も・・・。けど日本で初の公道自動車レースなんやからなんとか成功してほしい・・・。終了後朝日新聞の「戦後60周年」企画「プロ野球の60年」の取材を受ける。取材記者は中心テーマを「巨人と阪神の60年」にしたかったみたいやけど頑強に反対。「盟主」などといわれる「中心チーム」のあったことがプロ野球界を歪めたことを力説。どこまで通じたかなあ・・・。

10月6日(木)
1本原稿をやっつけて村上ファンドと原ジャイアンツに関する電話がジャンジャンかかってくるのを尻目にオペラシティ・タケミツ・ホールへ。文化庁舞台芸術国際フェスティバルのアジア・オーケストラ・ウィーク。インドネシアのヌサンタラ交響楽団を聴く。これが素晴らしかった!民族楽器の太鼓をフューチャーした『ニ・ロゲン』もガムラン音楽とケチャとオーケストラのコラボレーションにバリ舞踊の舞姫まで加わった『ジャンゲラン』も抜群の面白さ。ラヴェルのピアノ協奏曲もエキゾチックなメロディがヌサンタラ(インドネシア国民の自国の呼称)特有のメロディに思えるほど。ピアノのアナンダ・スカルラン(インドネシアNo1のピアニスト)も独特の優しいタッチでよかった。ベートーヴェンの交響曲7番も大熱演。CDで聴くのと同じの名門フィルの来日公演よりもよっぽど刺激的!それにしてもガムランとケチャは凄い!アジアは強い!

10月6日(木)つづき
ナベツネが村上ファンドを「ハゲタカ」と批判した?落ちぶれて自分で餌を取れなくなった「老いぼれジャイアンザウルス」が「トラ」の獲った餌を「ハゲタカ」には渡したくないというわけ?

10月6日(木)つづき
根来コミッショナーが「スポーツを売り買いするのはどうか?」と村上ファンドを批判して「球団株の上場禁止」を野球協約に盛り込む考えを口にしたらしい。それって現プロ球団の親会社の既得権益を守るだけやんけえ。そもそもスポーツとは「社会のもの」。それを私物化してこれまでさんざん儲けた「老ジャイアンザウルス帝国」の「お飾り」が何を突然アホなこと言い出すねん。年収2000万(プラス経費1000万)をもろてる「お返し」か?「アメリカン・ビジネススクール資本主義の株主主権論者」である村上がスポーツ(社会のもの)に関与して銭儲けするのも腹立つこっちゃけど、スポーツ(社会のもの)を独占利用してきた私企業(親会社)がアホなスポーツ論を振り回すのも片腹痛い。岩井克人さん(10月4日本欄参照)によると会社も「社会のもの」。スポーツももちろん「社会のもの」。そういう倫理観を持った連中が会社やスポーツや社会を動かさんと会社もスポーツも日本社会も潰れてしまうで。資本主義(ゼニカネ)と倫理は無縁なんていう考えは古い。CSR(コーポレート・ソシアル・リスポンシビリティ=会社の社会責任)をきちんと果たせる会社だけが生き残りまんのやで。

10月7日(金)
『ちちんぷいぷい』生出演のため出かけようと思ったら突然東海テレビから電話。明日のスーパーサタデーに緊急出演してほしいとのこと。慌てて荷物を作り直して大阪毎日放送へ。村上ファンドと阪神とタイガースのことについて「会社は誰のものか?」「スポーツ(プロ野球)は誰のものか?」という話をさせていただく。村上ファンドの株主主権論もアカンけど現在の親会社が球団を所有する制度もアカンと。なんで東京ではこういう話をさせてもらえへんのやろ?そういえば何日か前に見たテレビで某コメンテイターが「タイガースが上場して株式会社になったら誰も応援しませんよ」なんていうてるひとがいた。いまでもタイガースは株式会社なんやけど・・・。

10月7日(金)つづき
トミーズの健ちゃんに「血液検査の結果がすべて正常やった」というと「ウッソー!その身体で?そんなんズッコイわぁ。許せへんわぁ。なんかの間違いやでぇ」といわれる。何と言われてもニヤニヤ。名古屋泊。

10月8日(土)
東海テレビ『スーパーサタデー』生出演。村上ファンドと阪神について『ちちんぷいぷい』で話したことの3分の1くらいを話しただけでゲストに高校生ドラフトで指名された2選手。やっぱり名古屋やし。これでええのんかもしれんな。けど大谷昭宏さんにはエエカゲンに巨人ファンをやめてほしいなぁ。

10月8日(土)つづき
マリーンズが勝ってよかった。伊東監督も松坂も本気やろし伊東監督を応援したい気もあるけどやっぱり勝率5割を切っての優勝はアカンで。そやけどマリーンズのプレイオフ前夜祭は凄かったなあ。他の球団もこの企画力を見習えよ。

10月8日(土)つづき
日本対ラトビア2−2の引き分け。W杯へ向けての調整試合に「危ない危ない!」と絶叫するか「がんばれニッポン」と騒ぐだけで日本代表の課題の分析すらできず「岡目八目」のアドバンテージすら利用できないアナウンサーや解説者よりもピッチで動いている選手のほうが知性的に見えたのは喜ぶべきことだろう。試合後のインタヴューで質問もしない(できない?)インタヴュアーもふくめて日本代表チームよりも放送スタッフの再教育がW杯までにできるかというほうが心配になった。

10月9日(日)
エンニオ・モリコーネとフィリッパ・ジョルダーノのコンサートをキャンセル。千葉マリンスタジアムでのプレイオフもキャンセル。F1鈴鹿グランプリを見るでもなし。横浜FCでのカズの勇姿を見るでもなし。ひたすらスポーツ関係の仕事に専念。どんな仕事やねん?と思われるでしょうがちょっとまだ喋れまへんねん。村上ファンドは落としどころを探してるようですというだけで御勘弁。夜は「鮨処もり山」でジャーナリストの高野孟氏と密談(爆)。そこへ小生に代わってモリコーネとジョルダーノのコンサートへ行ってきた女房と娘が合流。プロ野球(非日常)も家庭(日常)もいろいろありまんな(苦笑)。

X月X日
ちょいとインターミッション。かなり以前なにかの雑誌で読んだ「世界一短い小説」というのを思い出した。それは次のようなものだった。《マゾ「もっと」サド「ダメ」》

10月10日(月)
体育の日。英語ではSports & Health Day。体育とスポーツでは意味が違うというような話をするために神戸へ。

10月10日(月)つづき
神戸ウイングスタジアムでNPO法人クラブネッツと朝日新聞の主催によるシンポジウムに参加。パネラーの一人である為末大さんの話に誰もが感服。一流のアスリートこそいまや最も知性的な人物ということがわかった。シンポジウムのテーマは『地域が舞台!スポーツクラブが社会を変える』。そこで「夏の高校野球もいずれはクラブチームの大会にならなければ・・・」と発言したけど朝日新聞は載せてくれるかなぁ・・・。

10月10日(月)つづき
基調講演をされた岡野俊一郎氏(日本サッカー協会名誉会長)と昼食時に歓談。2012年の五輪がロンドンかパリかで争われたときIOC委員でもある岡野氏にブレア首相から「サッカーの準決勝と決勝はサッカーの聖地ウェンブレーで行いますからロンドンをよろしく」と書かれた手紙が届いたという。ブレア首相はあらゆるIOC委員それぞれの心を動かす手紙を送ったらしい。「ロンドンのように料理の不味いところで五輪はやるべきでない」と発言して顰蹙を買ったシラクと好対照。まあシラクの発言の中味は正しいけど(笑)。来年のトリノでの総会ではソフトボールの正式種目復活の可能性があるという。ソフトボールは国際組織がしっかりしているけど野球はMLBとIBAFの関係が複雑だから可能性は低いとか・・・。そういえばつい最近IBAF主催の野球のワールドカップがオランダで開催されたけど何の話題にもならへなんだなぁ。

10月10日(月)つづき
朝日新聞に『巨人阪神60年』と題したほぼ一面全面を使った記事が出る。小生もコメントしているが「プロ野球を巨人と阪神だけを中心に語るのはナンセンス。他の球団に対して無礼」と主張したことは生かされず。おまけに「盟主の交代か多極化か」なんて見出しも踊ってる。プロ野球の「盟主」というのは巨人のことでも阪神のことでもなくコミッショナーのことでっせ。読売巨人(対阪神)を中心にプロ野球を語るのは朝日高校野球を守るため?かつてソ連が舞台裏でアメリカと緊密に連絡を取って世界を二分支配したようなもんか・・・なんていうたらメディアの仕事がなくなってしまうよってに発言撤回します(笑)。

10月11日(火)
昨晩から阪神と村上ファンドのことで電話がジャンジャン。「阪神タイガースの株式上場に賛成か反対か?」と訊かれて「賛成か反対かのどっちかはっきり答えないと殺すぞといわれるなら殺してくれと答えたい」と答える。

10月11日(火)つづき
TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』に緊急電話出演したあとNHK『ニュース10』のスタッフがきてVTR撮り。村上ファンドと阪神についてどっちも10分程度の時間に同じことを話すがNHKのほうは9分30秒をカットされる(笑)。まあ、しゃあないな。テレビとはそういうもんやろ。この問題に関する小生の詳しい意見を知りたい方は来週発売の『週刊ポスト』と『スポーツ・ヤァ!』をお読みください。

10月12日(水)
今年マリーンズを取材したのは1位を走っていたチームが交流戦後に2位に陥落した直後。そのとき何人かの元高校球児のフロント職員がこういっていた。「プレイオフのコンディショニングを考えるなら2位のほうがいいですよね。1位になると試合をせずに待ち続けなければ行けませんから」そやからというワケやないやろけどマリーンズがホークスに快勝。

10月12日(水)つづき
日本代表ウクライナにPKの0−1で敗戦。ま、負けてもええときは負けてもええねん。こういうとこで経験積んで勝たなアカンときに勝ったらええねん。

10月12日(水)つづき
オッフェンバックの喜歌劇『盗賊』(リヨン歌劇場)をDVDで見る。もう何もかもが最高に楽しい舞台!女性指揮者のクレール・ジボーの新鮮なタクトさばきも舞台を現代のマフィアの世界に置き換えたルイ・エルロとアラン・マラトラの演出も美術も衣裳も見事!歌手の演技も楽しさいっぱい!フランスはあまりにも芸術家を優遇しすぎたせいで甘えがはびこって凄い音楽家が現れんようなったみたいやけどオペラの舞台は元気。やっぱり文化にカネを使わなあかん。

10月13日(木)
鎌倉市芸術文化振興財団の理事会。指定管理者制度に「応募」することを審議するが鎌倉市が「募集」をする規定がはっきりいってメッチャクチャ。ボイラー管理や電気工事の資格を問うことが文化行政といえるのか!「第九は日本語で歌え」やと?阿呆か。こんな阿呆な募集要項を作ったのはだれや?市長は何をしとるねん?あ!23日が市長選や。選挙戦を闘ってる3人はこの阿呆な文化行政に対する立場をはっきりせい!

10月13日(木)つづき
楽天の子会社がTBSの株を大量取得したとか。これでおれはTBSにも出られへんようなるのんかいなぁ(笑)。村上ファンドもTBS株を持ってるらしいけど村上世彰という男はホンマに頭がエエなあ。TV出演が日テレやもんな。日テレやったらプロ野球のことなんて本気でつっこまれることないもんな。そやけど村上ファンドのタイガースとベイスターズ。楽天三木谷のイーグルスとベイスターズ。これって厳密には野球協約違反にはならんのかもしれへんけど「野球協約の精神違反」であることは確かなのでは?けどそれをいいだしたらフジテレビ(とニッポン放送)もスワローズとベイスターズで二股かかてるしなぁ。夜NHK『クローズアップ現代』担当ディレクターと打合せ。残念ながら村上vs阪神がテーマではないけど高校野球の「越境」(スカウト)問題も見捨てられません。

10月13日(木)つづき
またマリーンズが勝利!やっぱりプレイオフはリーグ戦2位が有利?マリーンズを応援したいけど松中がんばれ!

PHOTO
腹話術師の川上のぼるさんと「ハロー君」です。
腹話術師の川上のぼるさんと村上・・・じゃなかった「ハロー君」です。 写真提供は川上のぼるさんの御子息の川上じゅんさんです。

10月13日(木)つづき
M&Aコンサルティング(通称・村上ファンド)代表の村上世彰氏は誰かに似ている・・・と思い続けて考えて悩んで思いつかなんだところがハッとひらめいた!川上のぼるって知ってる?むかし腹話術師としてテレビにもよく出てた売れっ子のタレント。その川上のぼるの使うてた人形にそっくりやで。いや、ほんま。名前はフクちゃんやったかな?ちがうかな?忘れてしもたけどホンマそっくりや。ほな、その人形を使うてるのは誰やねん?ミヤウチか?ミキタニか?それともアラブの40兆円ともいわれるオイルマネーか?いずれにしろファンドマネジャーがタイガースのことなんか歯牙にもかけてへんことは明らかやで。そんなヤツと一緒になって新しいビジネスモデルのスキームを阪神はつくるべきやとかそうすりゃ球界のリーダーになれるとかなんとか週刊誌に書いたスポーツライターがおるけどホンマに阿呆やで。経済の勉強も(スポーツの勉強も)せんとちょっと新しい言葉を使うだけで知識は余所からパクルだけで権力(金の力)ににじり寄ってるだけで最低やで。はよ目を覚ませ。真面目に勉強せい!原稿は自分の腕できちんと書け!

DVD
オッフェンバック喜歌劇『盗賊』リヨン歌劇場
オッフェンバック喜歌劇『盗賊』リヨン歌劇場
もう最高!
ベッリーニ歌劇『ベアトリーチェ・ディ・テンダ』
ベッリーニ歌劇『ベアトリーチェ・ディ・テンダ』
グルベローヴァを聴け!

10月14日(金)
いつぞや『サンデージャポン』に出演したときテリー伊藤さんに「3日前のサッカーの試合(W杯予選)がもう何週間も前のように思えてしまわない?」といわれてハッとして「そうそうそのとおり」と答えたら「ね。ねね。そうでしょ。そんな世の中ってコワイよね・・・」そうなのだ。情報過多とはそういう日々のことなのだ。だから今日は何もしないと決めて澁澤龍彦の『高丘親王航海記』を再読し始めるとこれが面白くて止まらない。谷崎の未完の大冒険時代小説『乱菊物語』の豪快さ痛快さを思い出して拾い読み。楽天・TBS・村上・・・でいろんな電話は相変わらずかかってきたけど今日はちょっとお休み。

10月14日(金)つづき
夜DVDでベッリーニの『ベアトリーチェ・ディ・テンダ』(チューリヒ歌劇場)を見る。またまたグルベローヴァに圧倒される。テバルディの美声とカラスのコロラチューラの技術が一緒になったような歌声はホンマに怪物やで。それにベッリーニの音楽の美しさに酔ってしまった。ストーリー的には破綻してるけど音楽が最高。こういうオペラがまだまだ隠されてるのかな・・・。いや、おれが知らんだけか?

10月15日(土)
ミキタニ氏のやり方から我々は人生で成功するためのいくつかの教訓を得ることができる。

  1. クソジジイとは仲良くすること。
  2. トップランナーにならないこと。
  3. パクリを恥じないこと。
  4. そんな人生をつまらないと思わないこと。

10月15日(土)つづき
夜ロバート・ホワイティングさんと久しぶりに生ビールを15杯ずつ飲んで情報交換(笑)。途中マリーンズ逆転負けの情報が入る。なんでやねん!野球はホンマにコワイ。いや、面白い!

10月16日(日)
テレ朝の『サンデープロジェクト』で「プロ野球問題」がとりあげられてたけど田原聡一郎が「(プロ野球は)文化というには年俸が高すぎる」といった。けど1992年にミラノ・スカラ座が『ドン・カルロ』を上演したときのパヴァロッティは1ステージのギャラが日本円で約8000万円。当時のソロ・コンサートのギャラが1ステージ200万ドル。まぁプロ野球もオペラも文化としては異常な高値やと思うけどプロ野球選手の年俸を引き上げて野球を文化でなくしたのはヨミウリですよ。そんなプロ野球と張り合って高校野球の人材確保に汲々としてるのがアサヒですよ。オペラ歌手のギャラを吊り上げたのはジャパンマネーですよ。文化を消費するだけでなく実らせるにはどうするべきか・・・。どうせ討論するならそこまで話しましょ。

10月16日(日)つづき
マリーンズ連敗でホークスと2勝2敗のタイ。9回表2死から打席に立ったゴルディ・ホーンの甥っ子(フランコ)がホームランを打つかと思ったけどアカンかった。ゴルディ・ホーンはダイアン・キートンやベット・ミドラーと並ぶくらいに大好きやのに・・・。関係ないか(苦笑)。もうひとつ関係ない話を。この試合をテレ東の中継で見たけどCMのときに他のチャンネルにまわしたらテレ朝の京都特集で賀茂豆腐の「近喜」さんが紹介されてた。ここは京都の我が家の御近所で餓鬼のころから食べてたお揚げがメッチャクチャ美味しい店で今も盆暮れの中元歳暮に使わせてもろてるけど、あんまり有名にならんといてほしいなぁ・・・。知れ渡ってしもたらオレがイバレへんようなるやん。

10月17日(月)
マリーンズ!パ・リーグを制覇!テレ東の野村克也氏の解説も面白く同感するところも多かったけれどこういう野球があってもいいと思う。いや、これがベースボールというものでしょう。サブローの凡退が里崎の逆転の一打を呼んだのは素晴らしかったですよ。けどホークスの選手もファンも可哀想やなあ・・・。王監督には来年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表を率いて短期決戦に弱くないところを見せてほしいなあ・・・。

10月17日(月)つづき
小泉首相靖国神社を「私的」に参拝。まあ「私的」というても政治的にも国益的にも国際的にも影響を及ぼすことは百も承知のはずで何らかの目的を持っての行動やうけど「私的」と言い張る首相の行動に対して漱石の『三四郎』のなかの広田先生の言葉を思い出した。「囚われちゃ駄目だ。いくら日本の為を思ったって贔屓の引き倒しになる許りだ」シェークスピアの『ロメオとジュリエット』のなかの台詞も思い出した。「ほどほどに愛しなさい。長続きする愛とはそういうものだよ」そういえば日露戦争のあと「是からは日本も段々発展するでしょう」という三四郎に対して広田先生は「亡びるね」といったのだった。そして日本は一度「亡びた」のだった。

10月18日(火)
某週刊誌記者から「ゴルフの伊藤涼太を次のトーナメントに出場させないことが決まりましたけど、どう思われますか?」との電話。「なぜ?」と訊くと「義務教育期間中だから」とか。だったらヴァイオリニストの五嶋みどりも五嶋龍もデヴューしたらアカンかったんか?メニューヒンもキーシンも(古いなぁ)。将棋や囲碁の世界はどないやねん?高校野球は義務教育とちゃうから授業を休止して全校生徒で応援に行ってもええのんか?ほな高校球児がプロ入りすることも許したらなアカンのんとちゃうか?

10月19日(水)
前日「高校球児がプロ入りすることも許したらなアカンのんとちゃうか?」というのは標準語で書くと「高校球児が(高校生在学中に)プロ入りすることも許してあげないといけないのではないか?」という意味であり「許したらアカン(許してはいけない)」という意味ではないので御注意。「許したらアカン」と「許したらなアカン」とでは「な」の一字で正反対の意味になるのが関西弁の難しいところで面白いところですな。

10月19日(水)つづき
終日原稿書きとオペラ『カルメン』の勉強。今週土曜の名古屋でのオペラ講座で『カルメン』の音楽と物語を徹底検証をするので勉強し直したら「放浪してるはずのジプシー女(カルメン)が何で煙草工場で働いてたんやねん?」というほかナンヤラカンヤラ疑問の山が出てきた。オペラは理屈からはずれてる(多様な解釈ができる)ほうがエエのんやろな。

10月20日(木)
来週の日本シリーズ集中取材に備えて他の仕事の整理。原稿を書いていると家の外を鎌倉市長選の市長の名を連呼するクルマが通る。市長が変われば鎌倉市のヒドイ文化政策(ボイラー管理や電気工事のできる団体しか芸術館の指定管理者になれないといった政策)は改まるのんやろか?参院神奈川補選の立候補者の名前を連呼するクルマも通る。報道によると「小泉一派」の元外相の女性がリードしているらしい。「日本人の歴史意識には目的や理念がなく次々と成り行く『今』の勢いを享受する・・・」というようなことを書いたのは誰やったかいなあ。たしか丸山眞男やったと思うけど・・・。

DVD
佐渡裕『佐渡裕 佐渡の第九 兵庫熱狂ライヴ! 』
佐渡裕『佐渡裕 佐渡の第九 兵庫熱狂ライヴ! 』
早くも出ました!佐渡裕&兵庫芸文センター・オープニングの『白熱の第九』

10月21日(金)
兵庫県立芸術文化センターの開館記念お披露目会に出席するため新大阪経由で西宮へ。世界中からオーディションで選ばれた芸文センター管弦楽団の最初の1曲は“It's a small world”。指揮は芸術監督(佐渡裕)でもなければ館長(県知事)でもなく震災の年に生まれた5人の子供。素晴らしい!佐渡の1曲目は『モルダウ』。そしてベートーヴェンの『第九』から第4楽章。こんな面白い(自己主張の強い)演奏家の集まった世界レベルのオーケストラの演奏が定期的に楽しめるとは羨ましい!関西に引っ越したくなった。

10月21日(金)つづき
芸文センターお披露目会のあとのパーティに出席。高円宮妃殿下、文化庁長官の河合隼雄氏、芸術監督の佐渡裕さんらと歓談。小生のネクタイを見て「今日はJリーグのじゃないのですね」と妃殿下に言われ冷や汗(笑)。河合先生が「今年こそ阪神に日本一になってほしいなぁ」といわれたので「マリーンズもいいチームですよ」というと「そんなスポーツライターの意見はヨソでいうてえな。ここではおんなし関西人で話さなアカンがな」といわれてまた冷や汗(笑)。パーティのあと京都へ。久しぶりに祇園『金星』で食事。美味!酒肆『G』で食後酒。何日か前にテノール歌手の佐野成宏さんにも紹介してイタリア人ピアニストと同じコースで満足されたとか。モデナへ行ったときに美味しい店を次からつぎと紹介されたお返しができてこっちも満足。京都泊。

10月22日(土)
40数年ぶりに時代祭を見る。退屈(苦笑)。たかが100年前に建都1100年を記念して創られた祭りなんやからもっと鳴り物入れたり面白うせなアカンのでは?餓鬼のときに見た記憶では神代の歴史(日本武尊など)から明治までの行列やったのが逆になって明治から幕末江戸とさかのぼってたけど安土桃山あたりで飽きた。やっぱり葵祭や祇園祭とは由緒が違う。時間もなくなったので名古屋へ。中日栄文化センターで第9期『オペラ講座』第1回は『カルメン』徹底分析。もう4年以上も続いてるんや。講座を受けてくれてるおじさまおばさまがたも既に顔見知り。日本シリーズの取材は明日から!と思って帰宅後第1戦のハイライトを見ると・・・。アカンでタイガースは。いや井川で負けてもエエつもりやったんか・・・。それにしてもマリーンズはノッテルなぁ。

10月23日(日)
鎌倉市長選・参院補選の投票を済ませたあと日本シリーズ取材のため千葉マリンスタジアムへ。瀬戸山球団代表、荒木企画広報部長、重光オーナー代行に取材。マリーンズ球団は来年も一団と飛躍する企画をいろいろ考えていることはわかったが「いまこそロッテの名前を球団からはずしては?」の問にオーナー代行は「う〜ん・・・。考えときます」そこへプロレスラーの藤波さんの奥様とバッタリ。さらに川淵サッカー協会会長夫妻とバッタリ。しばしオペラ談義(笑)。すべて重光オーナー代行の人脈。コミッショナーは何しとるねん?

10月23日(日)つづき
日本シリーズは舞台裏が凄い。野球評論家オールスターと次々と情報交換。楽天三木谷と村上ファンドのやり方は・・・。またいずれ書きます。いまは御勘弁。けど彼らに孫、堀江、USEN、サイバーなんとか・・・を加えた「新リーグ」ってホンマに可能なんやろか・・・?クビにした監督に対して「球団所属中の出来事は口外しないこと」なんて誓約書に署名を求めたオーナーがいるようでは所詮ナベツネのやってることとおんなじでは・・・?そんなところへダンカンさん登場。「昨日は残念でしたね」というと「そんなことないですよ。霧でコールドゲームの日本シリーズなんてこの先何十年も語り継げる試合を見られたんですから」との回答。こういう見方のできる人が本当の野球ファンに違いない。ホンマに野球が好きなんや!

10月23日(日)つづき
ネット裏の取材席に座ると「こんばんわ」と金子達仁さんに声をかけられた。振り返ると夫人の八塩圭子さんも。そこで「オペラの仕事で彼をスルーしてお願いするかもしれませんのでよろしく」と挨拶。ヘビメタ・フリークの金子さんは苦笑。試合中にマリンスタジアム内をいろいろ歩いてみると一塁側内野入場口の外側に大勢のマリーンズ・ファンが犇めいていた。「日本シリーズはパブリック・ヴューがないのですよ。それで切符を取れなかった俺たちはここから球場のなかの小さなテレビを見て応援してるんです」とのこと。日本シリーズはコミッショナーの主催。なんとかせんかい!いや、どうせ何もせんのならコミッショナーもセ・パ両リーグ会長も早よ辞めてくれ!

10月23日(日)つづき
赤星三塁鳥谷一塁のときになんで鳥谷を走らせへんかったんや!?シーツの内野ゴロ・ダブルプレイの可能性は読めたはずやで。なあ、岡田監督!けど渡辺俊介の投球は凄かった・・・。99キロのタマで詰まらせるんやもんな。これでマリーンズは甲子園でセラフィニとジョニーで負けたとしても小林で勝って千葉に帰ってきたら清水と渡辺のどっちかで勝てる・・・という計算は立ったな・・・。それにしてもタイガースのバッターはバットの振りが鈍いで。

10月23日(日)つづき
それにしてもマリンスタジアムのマリーンズ・サポーターの応援は見事。それに幼児の遊び場や授乳室やおむつ交換の場所がある球場も見事。内野は小さい子供を連れたマリーンズ・ファンの家族連れが多かった。近くに飛んできたファウルボールを捕ろうとして抱っこしてた赤ん坊を落っことしたお父さんもいたけど(苦笑)。もちろんタイガース・ファンも球場の半分(以上かな?)を占めるくらい多くて試合後にはマリーンズ・ファンと仲良く写真撮ったりしてたのは頬笑ましかったけど、そこへ「おんどれらボケか!敵と何をイチャイチャしとるんねん。阿呆か!」と叫んでた関西人は見苦しかった。ボールパークの空気は新しい時代に入ってるのに・・・。

CD
『プリマドンナ』
『プリマドンナ』
フィリッパ・ジョルダーノの新盤。ロッシーニが最高!

10月24日(月)
品川に泊まって新幹線の始発で大阪へ。関西テレビの『痛快!エブリディ 男がしゃべりでどこが悪いねん』に出演。みなさんタイガースの話題には「触れたくない」とか(苦笑)。番組終了後すぐに新幹線で帰鎌。着替えたあとNHKへ。『クローズアップ現代』生出演。テーマは高校野球の「野球留学」について。甲子園出場選手の5人に1人が他府県からの「野球留学者」とか。「高校野球のことだけ考えてる高野連はもう時代錯誤」ということを別の言葉で話したけれど視聴者に通じたかなあ・・・。クタクタに疲れて帰宅するとAVEXからフィリッパ・ジョルダーノの新譜が届いてた。『セヴィリャの理髪師』のロジーナのアリア「Una voce poco fa(今の歌声は)」は最高や!さあ!明日から甲子園!

10月25日(火)
甲子園へ。阪神タイガース常務取締役の南信男氏に取材。甲子園球場の改修工事計画やプロ野球界の未来やマリーンズの球団運営に対する感想などについて訊く。阪神は阪神なりにがんばっとるで。村上も一緒におったらオモロカッタのになぁ(苦笑)。吉田義男氏に「昨日のNHK見ましたで。ああいう話もっとしてください」といわれる。まぁ、よかったかな・・・。

10月25日(火)つづき
タイガースまたもや完敗!ええとこなし。試合中に球場内のスタンドでファンの声を取材してまわっていたら関西在住のノンフィクション作家の後藤正治さんとバッタリ。「サムイ試合でんなあ」阪神ファンにとってはそれ以外に言葉はないなぁ。試合終了後江夏豊さんに「昨日のNHK良かった。ほんまにエエこというてくれた」といわれる。江夏さんにいわれるのはホンマに嬉しい!(ヨッさん、すんまへん・笑)。けどタイガースはどうしようもないで。85年のシリーズがこんなんやったら甲子園は丸焼けになってたで。まぁファンも若なって気質も変わってボロ負けしても試合後のグッズ売り場は満員やしマリーンズのファンも安全に球場を出られたみたいやしそれはそれでエエと思うけど明日で終わりかいなぁ。セラフィニは打ちにくいで。アニキも今岡もバット振れてへんで。とはいえ今日の藤川から桟原への交代のときはウィリアムスを出してほしかったなぁ。結果はおんなじ負けでも2桁失点は防げて明日への気持ちが違うと思うけど・・・。

10月25日(火)つづき
今日知ったことやけど日本シリーズ第1戦で根来コミッショナーは試合途中に球場を離れて帰ってたんやって!主催ゲームの最高責任者が試合途中に帰るってどういうことやねん!「霧でコールドゲーム」がもっと揉めてたらどうするつもりやったんやねん?なんか他に用事があったんか?コミッショナーにとって日本シリーズよりも大事な用事って何やねん?話にならんで。これで月給200万円必要経費年間1千万円使とるんか?冗談やないで。コミッショナーなんて来んでエエからその席をファンにあげてほしいわ。今日は最後までおったけど球場から一人寂しく誰にも囲まれずにショボショボと出て行くときに某野球評論家が「ほら、何もせん阿呆が帰って行くで」と呟いた。ホンマその通りやで。情けない・・・。辞めるいうといて辞めんと居座って恥ずかしないのんかいなぁ。

10月25日(火)つづき
試合終了後スポーツライターの生島淳さんやカメラマンと食事のあと大阪泊。タクシーの運ちゃんが言うてました。「ロッテ強いなあ。ひとつくらいオマケでもエエさかいに阪神に勝たしたってほしいなぁ・・・」そういえば阪神ファンの松村邦洋さんはこういうてました。「試練です。これは試練です。マリーンズはほんとに素晴らしいチームです。勉強になります。明るい気持ちで勉強させていただきましょう」「明日のために?」「いや、まあ、来年以降のために・・・」

10月26日(水)
朝RKB毎日放送に電話出演したあと梅田の阪神デパートへ。タイガース・グッズの売り場は一昨年の3分の1くらい。まあ、これが関西の「盛りあがり」を最も現実的に示していると思う。タイガース・スリッパとピンバッジとタイガース優勝記念買い物袋を買う。嫁はんに「おみやげ買うたで」と電話すると「そんなんいらんわ。マリーンズのがほしい」といわれる。女の変わり身は早いなぁ(笑)。いざ甲子園へ。

10月26日(水)つづき
甲子園で試合前に達川さん(元広島・野球評論家)から「一昨日のNHK見ましたけんね。エエ意見を言うてくれて嬉しかったですけん」といわれる。「一流大学への進学や音楽や美術のための進学と野球を一緒に語ってくれたんが嬉しかったすよ。そんなもんより野球は馬鹿にされとるのんが普通やよって」と。オレの意見を正しく理解していただいてうれしい。試合前に球場の横にある素戔嗚尊神社へ行くとNHKの有働アナウンサーとバッタリ。お互い神頼みするタイガース・ファンを観察に・・・。有働さんたちのスタッフが帰ったあと隠れておみくじを引く。凶。アッチャー!あわてて御守りを買って球場へ。

10月26日(水)つづき
昨日は姿を見せなかったマリーンズ球団のフロント・スタッフが試合開始直前に続々と甲子園に到着。「ビールかけに来たの?」と訊くと「はい」との返事。正直やなあ。その素直さの通りマリーンズが4連勝で日本シリーズ制覇!タイガースはグゥの音も出んかった。試合後のスタンドの観客の声は・・・「よかったやん。今日は10点も取られへんかったし」「久しぶりに接戦の試合を見たから面白かった」「怒鳴る力もおまへんわ」「敢闘賞が矢野?なんでやねん!?そうか。ほかにおらんもんなぁ」・・・。阪神ファンは確実に成長しました。小さな喧嘩はあっても暴動はないもんなぁ。健全やで。試合中に客席を取材してたら建築家の竹山聖さん一家とバッタリ。試合終了後大阪キタ新地の「P・H」へ竹山さんと飲みに行く。タイガースの油断、コンディショニングのミス、データ分析不足・・・等々タイガースの敗因をいいだしたら止まらへん。けど、バント練習をやりなおさなあかんというような問題ではないという認識で一致。あとはオペラ談義。小生の今年の日本シリーズ総括は次週発売の『スポーツ・ヤァ!』を読んでください。

10月27日(木)
大阪のホテルにこもって日本シリーズの原稿書き。球団フロントに有能な人材が配されてスポーツビジネス活動が整備されてきたチームが勝つようになってきた・・・ということ。要するにワンマン・オーナーのタニマチ感覚のチームがアカンようになるということですな。

10月27日(木)つづき
原稿が意外と早く書きあがったので新幹線に乗って帰鎌。家に着いた途端『スポーツ・ヤァ!』のH編集長から電話。「原稿の行数を間違えたはりまっせ。100行も足りまへんで。疲れたはるやろけどすぐに書き直してください」ナニイ?!と思ってチェックしたらホンマに全然足りひん。なんで間違えたんかわからんけど金本と一緒で言い訳できひん。晩メシ後回しにして大慌てで書きあげる。大阪にもう一泊して飲みに出てたらエライこっちゃったで。疲れてるのんかいなあ・・・。

10月28日(金)
毎日放送『ちちんぷいぷい』出演のため再び大阪へ日帰り。誰も日本シリーズのことを話したがらない。が、そんななかで漏れ聞こえるのは「ムラカミのせいやで」ばっかり。まあ「株屋」が好かれるなんて話は聞いたことないし・・・。

10月29日(土)
鎌倉芸術館の金聖響指揮東京都響の演奏会へ。オール・チャイコフスキー。川久保賜紀さんのV協も聖響の5番も満足。聖響はいつものように「楽譜どおりでっせ」というけれど一音一音が鮮やかに立ちあがってくる。外連味のないロマンチシズム。ヴァイオリンも指揮も良かったけど最近の都響の音はホンマに素晴らしい。演奏終了後GF(恋人?)を紹介される。これは大スクープかもしれへんけど書いたらアカンのやろなあ(苦笑)。演奏会のあと鮨処もり山へ。カワハギに生胆をまぶした刺身がめっちゃ美味かった。

10月30日(日)
日本一のテノールの佐野成宏さんのデヴュー10周年記念パーティでホテル・ニューオータニへ。佐野の歌声はホンマに素晴らしい!ヴェルディのオペラ見たいな。『オテロ』やってくれへんかな・・・。コンサートのあとカメラマンの稲越功一さんと話してたら壇上に上がらされて喋らされたので「来年か再来年にはオペラ演出家としてデヴューします」などと自分のことばっかり喋る。スンマセン。佐野さんのパーティやったのに。会場で三枝成彰さんとバッタリ。「このあいだ川淵さんに会ったらオペラの演出期待してるといってられたよ」といわれたので「舞台に桜の木をどーんと出しますからカネかかりますけどよろしく」というと「ほどほどでカンベンしてよ」と苦笑い。そのうえ「あなたが演出に失敗するのをみんな期待してるからね。批評してたヤツがこの程度かと口封じできるから・・・と」コワイなぁ・・・。まだ先のことやのに足がふるえてきたで。

10月30日(日)つづき
昨日今日とコンサートに続けて行けたのも日本シリーズが4戦で終わったおかげ?昨日兵庫県芸術文化センターで行われた佐渡裕の『第九』には阪神の久保コーチも聴きに来ていたらしいし。金聖響はキャッチャーの矢野と仲がエエらしいし・・・。こういう話を東京のチームであんまり聞かへんのはなんでやろ?そういえば佐渡さんと『スポーツ・ヤァ!』で対談した赤星が友人のチェリストの女性と話したときに「えええ〜!佐渡さんと対談したんですかぁ!モノスゴイことですやん!」といわれて知人のカメラマンに「佐渡さんって凄い人なんですね」といったとか。いまごろ何いうとるねん(笑)。

10月30日(日)つづき
佐野さんのパーティのあと久しぶりにグッチさんの『旨いぞお』に寄ろうと思ったら電話がつながらない。日曜は休みかな?仕方ないので友人のS夫妻に連れられて世田谷の小さな中華料理店へ。これが旨かった!黒酢で煮た酢豚が最高!蒸しパンに挟んで食べてほっぺたが落ちそうになった。

10月31日(月)
小泉第3次改造内閣発表。大臣になるちゅうのは押し入れから七五三のときの衣裳を引っ張り出して着たくなるくらい嬉しいことなんや・・・。

10月31日(月)つづき
1本原稿仕上げたあとDVDでマスネーの『マノン』(パリ・オペラ座)を見る。もう最高!演出(ジルベール・デュプロ)と舞台装置・衣裳(ウィリアム・オルランディ)が秀逸!見事に美しい色彩!ロベス=コボスの指揮もいいしルネ・フレミングのタイトルロールも抜群。プッチーニの『マノン・レスコー』よりもこっちのほうがエエでと思わせるくらいの名演!途中でおれがやろうと思てる演出と似た舞台が出てきて一瞬ギクッとして「マネするな!」と叫びとなったけど(笑)発展せんかったのでホッとする。逆に参考になったのでパクッたろ(爆)。

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