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タマキのナンヤラカンヤラ バックナンバー 2015年04月
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4月1日(水)
朝大阪のビジネス・ホテルで目覚めてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。札幌地裁がファウルボールの直撃で失明した女性に賠償金4200万円の判決について。日本のプロ野球は親会社の宣伝ばかりせずに野球の啓蒙普及もするべき…野球の「見方」も教えるべし…という話。最後に櫻井アナから「ネットはあるほうがイイですか?ないほうがイイですか?」と訊かれたのでもちろん「ないほうがイイのでなくても野球を楽しめるような野球との関係を築く努力をしてほしい」と答えたあとシャワーを浴びて京都へ。東京方面から新幹線に乗ってきた家族と合流して義母の一周忌の法事。

4月1日(水)つづき
京都駅まで迎えに来てくれた義姉夫婦のクルマに乗って西加茂にある義父母の墓へ。姪とその子供2人も合流。墓参りのあと上賀茂の旧宅で坊さんを迎えて法要…までちょいと時間があったので御園橋近辺の鴨川の桜を見物。天候が雨模様で雲がどんより垂れ下がってるだけに観光客が少なくゆっくりと美事な桜を観賞。続いて上賀茂神社の境内に入ってこれまた美事な枝垂れ桜を観賞。桜は鎌倉の自宅近辺にも八幡宮にあるけれどやっぱり鴨川と上賀茂の桜は別格ですなぁ。円山や八坂神社も含めてやっぱり桜は京に限るのか。遠くから見に来る人がいるのも頷ける。里ごとに愛でる桜は多けれど京の桜は異次元の花…などとも言いたくなる。上賀茂の旧宅で義父の十七回忌義母の一周忌法要のあと皆で嵐山へ。ここもまた氷雨に烟る(けぶる)嵐山の桜が美しい。渡月橋も久しぶり。義兄夫婦が親しくしている料理旅館弁慶で足洗。小生もちちんぷいぷいを見てますよと大女将に挨拶される。嵐山と保津川見ながら総勢9人で美味しい料理に舌鼓のあと新幹線で帰鎌。行きの新幹線ではホームや車内でカメラ小僧をしていた孫坊主も帰りは爆睡。俺も爆睡。京の桜を満喫旅行に幕。深夜に自宅到着。フロ。ネヨ。あ。エイプリルフールを忘れてた。ま。ええか。

4月2日(木)
朝5時起き。昨晩深夜帰宅なのにこの頑張り。自分をほめてあげたい(笑)。政治家さんの朝の勉強会で喋ることを整理。スポーツ庁について。資料に目を通したあと自宅を7時前に出て東海道線で新橋へ。タクシーで国会裏にある衆議院第一議員会館第5会議室へ。しかし議員会館前にある枝垂れ桜はショボイなあ。まだ若いからかなあ。これが立派になる頃は日本の政治も立派になるのか?それはさておき民主党文部科学部門会議でスポーツ庁について話す。スポーツ庁が誕生するのは素晴らしいこと。ただしこれを機会に日本人全員がスポーツに対する無知から脱却しなければならない。スポーツとは何か…ということを知らなければならない。スポーツを支配しているメディアのあり方も改善しなければならない。スポーツ庁は将来的に文化スポーツ観光省に昇格されるべし…等々いろいろ話したあと質疑応答。武道の問題を訊かれたので武道は武術がスポーツ化された形態。スポーツ(明治時代に生まれた武道)は民主主義(非暴力的議会制度)が存在しなければ生まれない…という話を最後にしてオシマイ。いろんな議員センセイ方と名刺交換したが元ニセコ町長の逢坂誠二さんが来られていたのは懐かしかった。快晴でくっきり見える羊蹄山の前でテレビ対談したのはもう何年前のことですかねえ…と旧交を温めたりして仕事終了。まだ朝の9時半。タワレコも開いてないので帰宅。昼寝のあと週末のオペラ講座のレジュメ作り。夕方からチョイト仕事してイロイロの足洗で『鮨処もり山』へ。これでいろいろ一区切り。明日から俺の新年度かな…。新書書き下ろし始めねば…。とりあえずはネヨ。

4月3日(金)
朝起きて雨模様の曇天のなか散歩。途中から雨に降られて髪の毛びしょびしょ。家に飛び込んで髪の毛を拭いて仕事を始めようとする頃には雨が止む。ま。人生そんなもんです。今日は久しぶりに終日自宅でポケー。こーゆー日も大事。貴重。小人閑居為不善。まぁエエやん。机の上の整理。手紙郵便物の整理。メールの整理。スケジュールの整理。ふううう。昼飯食って本棚の整理。あ。某テレビ局に資料を送付。メールで構成が届いたのでプリントアウトして赤入れしてFAXで送って…今日から新書書き下ろしを始めなければ…と思いながらイロイロやることがあるもんやなあ…と呆れながら日が暮れてサケ…メシ…晩飯野球劇場は阪神vs巨人戦。阪神先制。しかし野球の試合時間は長いなあ。巨人はキャッチャー阿部か。コンナコトしてるようではアカンなあ。試合途中で久しぶりに孫とフロ。風呂の中で掛け算の九九の三の段に挑戦。まぁマダ幼稚園児や。ゆくりやれ。出てきて野球の続き。阪神勝利。まぁまだ始まったばかり。優勝候補の巨人広島オリックスが低迷してるあたりが開幕直後のヨクアルコトですね。ネヨZZZZZZZZZ。

Blu-ray
『カプリッチョ』
『カプリッチョ』
CD
『シュトラウス・ヒロイン』
『シュトラウス・ヒロイン』
『R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」〜最後の場面,4つの最後の歌』
『R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」〜最後の場面,4つの最後の歌』
Blu-ray
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
『ばらの騎士』
DVD
『さまよえるオランダ人』
『さまよえるオランダ人』

4月4日(土)
朝起きて散歩。人間の散歩。以前主治医の先生に「何かスポーツをやってるか?」と訊かれて「毎日犬と散歩してます」と答えると「それは犬の散歩だ」と言われた。「人間の散歩じゃない」と。なるほどそのとおりで犬を連れずに散歩してみるとそのハードさ(犬を連れてたときの甘さ)に気づく。犬のアッチウロウロコッチウロウロに付き合うのでなく自分の足を鍛えるために歩くのはけっこうハードだ。競歩が直立二足法できる人間だけのスポーツであるように散歩も人間としてのアイデンティティを確認できる。マラソンは動物に近づく競技?いや神に近づく?ま。どーでもえーわ。新横浜へ出て新幹線で名古屋へ。中日栄文化講座『オペラ講座リヒャルト・シュトラウス』の最終回。最近NHK-BSで放送されたハリー・クプファー演出の『ばらの騎士』の面白さ(プロジェクションマッピングをふんだんに用いた舞台と人物は一の妙味)を味わったあとシュトラウス最後のオペラ『カプリッチョ』をルネ・フレミングの名演技で楽しむ。エッシェンバッハの指揮が美事!このオペラ講座の前後に中日文化講座50周年記念の催しの打合せ(9月4日に乙武洋匡さんと対談講演をやります)やら東海テレビの特番の打合せやら(東海テレビ毎年末にやっていた特番『学べる!スポーツアカデミー』が全国ネットになって5月17日に放送される予定です)駅前の美味しい日本料理屋で美酒と美味に舌鼓を打ったりして新幹線で帰鎌。仕事もお酒も満足。ネヨ。

CD
『アーバン・タンゴ・トリオ』
『アーバン・タンゴ・トリオ』
『リスト管弦楽曲集』
『リスト管弦楽曲集』
BOOK
『鳥獣戯画―国宝絵巻(双書美術の泉6)』(岩崎美術社)
『鳥獣戯画―国宝絵巻(双書美術の泉6)』(岩崎美術社)
黒田泰三『思いっきり味わいつくす伴大納言絵巻』(小学館)
黒田泰三『思いっきり味わいつくす伴大納言絵巻』(小学館)
泉武夫『躍動する絵に舌を巻く信貴山縁起絵巻』(小学館)
泉武夫『躍動する絵に舌を巻く信貴山縁起絵巻』(小学館)
白倉敬彦『別冊太陽 肉筆春画』(平凡社)
白倉敬彦『別冊太陽 肉筆春画』(平凡社)
白倉敬彦『春画の楽しみ方完全ガイド』(池田書店)
白倉敬彦『春画の楽しみ方完全ガイド』(池田書店)
白倉敬彦『別冊太陽 続春画−色模様百態』(平凡社
白倉敬彦『別冊太陽 続春画−色模様百態』(平凡社)
田中優子『春画のからくり』(ちくま文庫)
田中優子『春画のからくり』(ちくま文庫)

4月5日(日)
ひっさしぶりに何もせずポッケーとできる一日。一昨日もそーやったか。ま。ええやろ。昼前に孫とヨメハンと3人で孫のアート・スクールの展覧会に行く@鎌倉芸術館ギャラリー。幼稚園の園長先生の良き指導があってなかなかオモシロイ子供たちの展覧会。そのうえ園長先生から長野オリンピックであったデザイン・コンペの裏話を聞く。これは日本のデザイン界やスポーツ界が如何に著作権というものに不用意で無知かというもの。2020年東京オリパラに向けて実に参考になる情報。駅ビルの中華料理屋で昼飯食って帰宅。昼寝のあと仕事しながら何日か前に大船中央病院の北濱先生から『鮨処もり山』でいただいたアルゼンチン・タンゴのCDをかけたところが…これがナカナカ凄いオモシロイ演奏。『アーバン・タンゴ・トリオ』と題されたアルバムで女流ヴァイオリニストの小澤真智子さんが先生の知人らしいがピアノのオクタヴィオ・ブネッティもベースのペドロ・ジラウドもなかなか鋭い切れ味。さすがニューヨークで活躍する都会派(アーバン)タンゴ。面白いです。けどピアニストが最近亡くなったとか…この先どーするのかなあ。夕方からビール飲みながらTV。『ダーウィンが来た!』で野生ライオンの面魂の凄さに感心したあと『日曜美術館』は1980年代の再放送で手塚治虫氏の語る『鳥獣戯画』。慌てて録画したけどコレは面白かったですねえ。手塚氏の分析が見事。『鳥獣戯画』も『伴大納言絵巻』も『信貴山縁起絵巻』もじっくり見直したくなった。ノセダ指揮N響でリストの『前奏曲』を聴いたあと孫と風呂に入って部屋で絵巻を本棚から引っ張り眺めていると午前0時を回る。あ。誕生日。63歳か…なんかしらんけど暖かい心持ちで豊かな気持ちになる。そうですね。もう落ち着く歳頃ですね…なんて言うと今頃何を言うとるねんという声があちこちから聞こえてきそうですが…ボチボチ大人になろ(笑)。ネヨ。

4月6日(月)
63歳の誕生日。だからどーってこともなし。そんなにナナメにならないでモット素直に…と言ってくれる人もいるけど自分の意志で生まれてきたわけでもなし…あ。だから人生は素晴らしいのですね。自分の意志ですべてを行ってるなんてサイテーですものね…と思いながら午前中は部屋の片付け。仕事が忙しくなると机の上がゴチャゴチャになる。少し暇になって片付け。人生はその繰り返し。午後から東京六本木ヒルズ森タワー39階エニッシュへ。『ニューズ・オプエド』生出演。今日のゲストは元西武球団代表坂井保之さん。あまりマスメディアが騒いでいないファウルボール失明裁判4200万円の賠償金問題について語ってもらう。そもそも裁判になったこと自体が問題…との意見が聞けて良かった。元岸信介総理の側近として普天間問題も話してもらう。これは意見が対立したけどオポジット・エディトリアルだからこーゆーほうが面白いですね。番組を終えて一つ出版社と打合せをして帰鎌。大船『FLAT』でささやかな誕生祝い。ここのアジア料理は美味い。初めて食ったフォーに感激。マスターにウィスキー伊達を一杯プレゼントしてもらう。駅前のバー『KUROKS』にも寄ってマスターに誕生祝いを強要(笑)。スカッチを一杯プレゼントしてもらう。帰宅して余市を一杯。チョイト飲み過ぎかな?フロ。ネル。

4月7日(火)
朝5時前に起きて『アサ芸』連載原稿書き。せっせせっせと朝から仕事する自分をほめてあげたい(笑)。テーマはラグビー協会会長を辞めると言い出した森喜朗2020オリパラ組織委員長について。詳しくはアサ芸を読んで下さい…と言いたいけどそうそう誰にも勧めることのできない雑誌であるところが(苦笑)ツライ。書いてることはマジで佐藤優その他のコラムがすべて内容的に面白い(と『鮨処もり山』の大将も言っていた)のですけどね。朝のウチに完成。送稿。昼飯。チョイト読書のあと昨日に続いて部屋の整理。パソコンの整理。メールの整理。手紙の整理。郵便物の整理。ふうううう。BGMはブラームス。週末の兵庫芸文センター佐渡さんのブラームスのコンサートに行きますからね。チョイト下調べ。プラス久しぶりに『カルミナ・ブラーナ』。最高の演奏と言われているヨッフム指揮で聴くけど俺はデ・ブルゴス指揮のほうが好きですね。メータ指揮も面白い。夕方家族で一日遅れのささやかな誕生パーティ。『レッシュウ』という店のケーキは美味い。孫と風呂入って早い時間にネル。なんでかわからんけれども疲れたので10時前に就寝。そー言えば朝早くから神経集中して原稿書いたんやった……。ZZZZZZZZZZ。

4月8日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。昨日『アサ芸』に書いた森元総理のラグビー協会会長辞任と政治家をスポーツ団体の長に掲げることの権威主義について。日本のラグビーはかつてはサッカーなんかよりもはるかに人気のあるスポーツだったのにいつの間にかサッカーの後塵を拝するようになってしまったのはそのような権威主義や学閥が原因では?という話。そー言えばかつて小生が上梓した唯一のラグビーの本も担当編集者の女性がラグビー協会の幹部から「こんな馬鹿な本を出すな!」と怒鳴られて身体めがけて本を投げつけられた…なんてことがありました。その後当時ラグビー協会の名誉総裁をしていた髭の殿下が日本代表チームの合宿の時に小生の本を数多く持参して選手全員に「面白いから読め」と手渡してくださるというケッサクな事件もありました。そのとき女性編集者にその本を投げつけたラグビー協会幹部は苦虫を噛み潰していたそうです。そんなラグビー協会も最近は風通しが良くなった…でしょうね…でないと2019W杯なんてやってられませんからね…なんて喋ったあと終日仕事。しごと。シゴト。今日は仕事休みの次女と孫が小生の誕生祝いにスターウォーズのR2D2型のiPad用イヤホンをプレゼントしてくれて小生のiPadにパヴァロッティやトニー・ベネットとガガのジャズ・デュオを入れてくれる。これで新幹線移動中に眠れなくなった…かな。夕飯はその次女と孫が寿司を食いたいというので安い回転寿司へ。孫用に饂飩やポテトチップやサーモンなども回ってる…味は…まあドーデモエエやろ。帰宅して広島巨人戦を見ながら『竹鶴』で呑み直し。ネヨ。

4月9日(木)
終日自宅でデスクワーク。昼飯は散歩がてらに近所の住宅街のなかにあるお蕎麦屋さんの『蕎谷戸』へ。近所の高齢者が次々と大勢来ている。なるほどこういう商売も成立する世の中になったわけですね。軟らかい肉のカツ丼蕎セットが美味しかった。近所に美味しいパン屋さんもあるとか。しかし今日は休みのようで坂道を歩いて帰って再びデスクワーク。新書書き下ろし始動!夜は晩飯&野球。GvsS。守備に好プレイの続発する試合はやっぱり締まりますね。最後は畠山のホームランで決着。しかし最近は長距離砲の活躍頻度が減ったなあ。ボールが飛ばなくなって以来…かな。内緒で飛ぶように戻したとはいえ投高打低の傾向は変わらんのかな…。

BOOK
中野幸一&丸谷才一『源氏物語 (新潮古典文学アルバム)』(新潮社)
中野幸一&丸谷才一『源氏物語 (新潮古典文学アルバム)』(新潮社)
岩田義一『偉大な数学者たち』(ちくま学芸文庫)
岩田義一『偉大な数学者たち』(ちくま学芸文庫)

4月10日(金)
朝起きてベッドで読書。最近ハマってる本2冊。1冊は岩田義一『偉大な数学者たち』ちくま学芸文庫。買って「古代の数学」読んでしばらく置いてたのを読み直し始めたらめっちゃオモシロイ。フランス革命前後でドバーッと数学が進歩するのはなんででしょうか?それともう1冊中野幸一&丸谷才一『新潮古典アルバム源氏物語』新潮社。源氏を再度頭に入れておきたいと思て引っ張り出したら冒頭の丸谷氏の文章が「後朝(きぬぎぬ)」というタイトルで六条御息所から始まってる。うわっ。六条って24歳か…。現代では40歳か50歳の熟年美女でぴったりの感じもするけど…などと思いながら寝床から出て朝飯とって新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。テニスの沢松さんや体操のお兄さんや吉本のやすえさんや落語の吉弥さんらといろいろあれやこれや話すなかで日本酒大好き前田阿希子アナの堺の酒蔵復活レポートが面白かった。昔堺は酒蔵が並ぶ酒所だったんですね。それが全部灘に引っ越して全滅のあと最近復活。『千利休』という銘柄の酒を造り出したとか。是非とも呑みたいので電話しよ。豊崎由里絵アナの菜種油のレポートも面白かったなあ。日本の食にはエエモンが仰山ありますねえ。で今夜はとりあえずコンビニ弁当と缶ビールで大阪泊。

DVD
『ブラームス交響曲全集』
『ブラームス交響曲全集』
『ブラームス交響曲第2番モーツァルト交響曲第第36番』
『ブラームス交響曲第2番モーツァルト交響曲第36番』
CD
『ショパン:ピアノ協奏曲第1番第2番』
『ショパン:ピアノ協奏曲第1番第2番』
『舞踏への勧誘〜クナッパーツブッシュ名演集』
『舞踏への勧誘〜クナッパーツブッシュ名演集』

4月11日(土)
朝大阪のホテルで目覚めてちょいとゆっくり朝飯に昨晩コンビニで買ったメロンパンを食って毎日放送へ。専属解説者元阪神投手藪さんが休みで代役として『せやねんスポーツ』生出演。100歳を越したお婆ちゃんが1500mを泳ぎ切った…というのは凄いですねえ。何しろ1時間以上かかって泳いでるんですからねえ。おまけに水泳を始めたのが80歳の時とか。ギネス云々以上にただただ脱帽。タイガースのテイタラクにちょいと触れたあとボクシングの話題。元ボクサーのトミーズ雅さんに「なんで近頃日本に強いボクサーがいっぱい出てきたの?」と訊くと即座に「指導方法練習方法が良くなったから」という答えが返ってきた。納得。かつての多くのジムの会長の最悪の指導法は小生も沢山見ましたからねえ…。スポーツのことを楽しく話したあと佐渡裕指揮PAC(兵庫芸術文化センター)オーケストラの定期演奏会ブラームスのコンサートを聴くため西宮へ。

4月11日(土)つづき
西宮芸術文化センター(PAC)で佐渡裕指揮PACオーケストラの演奏会。演目はウェーバー『舞踏への勧誘』ショパン『ピアノ協奏曲第1番』ブラームス『交響曲第2番』…いやあ素晴らしい演奏会でした。ショパンを弾いたエフゲニ・ボジャノフという超個性的なピアニストが面白かった。何しろ彼の座った椅子の低さが尋常ではなく隣に座っていた佐渡夫人の公子さんが思わず「低ッ!」と呟いたくらいで外見だけでなく中身のテンポも音の小ささも超個性的でポスト・グールドの面白いピアニストたちがゾクゾクと登場してることはブラヴォーですね。さらに素晴らしかったのが佐渡さんの指揮するブラームス。初めて聴く彼のブラームスの『田園』とも言われる第2番は自然(田園)の清々しさや気持ちよさだけでなく自然の恐ろしさまで感じられてサイコーだったと名古屋から来ていた小生のオペラ講座の受講生も大感激。まったく同感。おまけにアンコールが宝塚のテーマソング『スミレの花咲く頃』…とは何と小粋な計らい。演奏会のあと斜め前の席に座っていた元阪神タイガース監督の吉田義男夫妻らと一緒に佐渡さんに挨拶。アンコール面白かった…と言うとブラームスのアンコールと言えばハンガリー舞曲と決まってるのもツマランのでわざわざ宮川彬サンに編曲を依頼してアンコール用に作ってもらったとか。いやあ楽しい演奏会でした。新大阪駅でラーメン餃子食ってすべてに満足して新幹線で帰鎌。

DVD
『あゝ結婚』
『あゝ結婚』
『昨日・今日・明日』
『昨日・今日・明日』
『ひまわり』
『ひまわり』

4月12日(日)
朝起きて部屋の整理&掃除。ま。日曜日とはそーゆーものです。昼食がてらに近所の青少年センターへ。神奈川県知事選の投票。エンジン01でお逢いしたこともあるオール与党支持の元ニュース・キャスターvs共産党の対決で投票なんかしなくても当選者がわかる選挙なので批判票を投じる。横浜へのカジノ誘致などという馬鹿なことも言ってますからね。おまけに神奈川県議会選挙の鎌倉地区は定数2に対して立候補者2で投票なしで決定。これではイカンなあ…おまけにこんなんでアベノミクスや原発再稼働が承認されたとほざかれてはタマランなあ…と思いながらも…打つ手ナシか…。何日か前に食べて美味しかった蕎谷戸が満員で入れなかったので帰宅して一平ちゃんを食べる。最近はペヤングよりコッチ派になりました…と書いて解ってもらえるでしょうか。午後も部屋の片付け&明日の準備をしてサケ&メシ&孫とフロ&ネル…と思たらいろいろ仕事の電話やら校正の電話やらでサケ呑みながら仕事。やっぱりサケとシゴトは離したほうがイイですね。

4月13日(月)
朝起きてパン食ったあと資料のコピーを取ったりして東京赤坂全日空ホテルへ。大宅映子さんが大宅壮一さんの時代から引き継いで主催されてる『大宅フォーラム』で講演。20人くらいの企業人やビジネスマン相手に昼食をとったあと話し始める。タイトルは「スポーツを知らないということすら知らない日本人はどんなオリンピックを開催するつもりなのか」もともとはゴルフ改革会議で議長を務めておられる大宅映子さんが副議長である小生が丸善出版のPR誌『學鐙』に書いた文章を読んで講演を依頼してくださったもの(蔵出しスポーツ参照)。実際我々日本人は体育教育しか受けていませんからスポーツのことを何も知りませんからねえ。皆さん熱心に耳を傾けてくださったようだが通算250回にも及ばんとする『大宅フォーラム』でスポーツの話題は初めてだったとか。まあ御父上が「スポーツとは支配者が大衆に与える阿片である」と言った方でしたからね。しかし初めてのスポーツの話し手が小生だったとは超光栄なことでした。

4月13日(月)つづき
全日空ホテルでの『大宅フォーラム』のあと六本木ヒルズ森タワーへ。39階エニッシュで『ニューズ・オプエド』生出演。ゲストは東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さんとノーボーダーでも相撲の連載を書いてくれてるフリーの相撲記者の荒井太郎さん。杉山さんは最初荒井さんって誰だろう…?とおっしゃってたところが会うなり「なーんだ君かぁ」で荒井さんとは相撲好きのお母さんに子供をよろしくと紹介されて以来のお付き合いとか。また杉山さんは1964年東京五輪でインドvsパキスタンのホッケー決勝戦を実況されたうえ4年後のメキシコ五輪ではモンゴル初の銀メダルをレスリングで獲得した白鵬の父親の実況もされたとか。そんな杉山さんとTBS『ひるおび!』で御一緒させていただいた際に『オプエド』への出演依頼をしたところが二つ返事でOKしていただいた。もちろん白鵬問題も語ってもらったが…その際白鵬vs稀勢の里の問題の一戦を実況中継するように表現されたときにはスタッフ&キャスト全員が鳥肌立つほど興奮。この中継を見ていた元テレビマン・ユニオン・ディレクターのI氏からは「杉山さんのアナウンスは国宝モノ」とのメールもいただいた。そんなネットTV番組を作れて本当に幸せでした。番組終了と同時にノーボーダー主催者の上杉隆も現れて御挨拶。これからもビッグで素晴らしいゲストを招くよう努力しましょう。杉山さんありがとうございました。あ。ついでながら御歳85歳の杉山さんのご一家は熱烈な阪神タイガース・ファンだそうです。でビール飲みながら帰宅。

4月14日(火)
朝起きて散歩のあと部屋に籠もって連載原稿の執筆。テーマはマスターズ。21歳のスピースが優勝。世界ランク1位25歳のマキロイが4位。23歳の松山が5位…で世界のゴルフ界は世代交代。かつて21歳で優勝して今は39歳となったタイガーは17位。ゴルフ界は世代交代が…と書くテーマは決まっていたのに意外と難航。ハッと気づけば昼飯時。メシでも食って気分転換。しかし午後からも調子は出ず。ま。こーゆーときもあるものです。しかし締切は待ってくれない。書けないときにも書くのがプロ。やっぱりゴルフは基本的にあまり好きでないスポーツだから筆が進まないのか…あるいは最初にアメリカの作家ドナルド・ホールの“Baseball and the Meaning of Life"からの引用をしたことが構成をややこしくして書きづらくなったか…などと思ったが初志貫徹。力業で400字7枚弱のコラムを書きあげて送稿。ふううううう。間もなく徳間書店アサ芸の編集者から電話。「アメリカの作家の引用が面白かったですねえ」と言われて安堵と同時に喜び。ふううう…でビール&焼酎。昨日の『オプエド』出演後女子アナの川島ノリ子さんと女性スタッフのSさんが1週間遅れの誕生祝いにプレゼントしてくれた宮崎の麦焼酎高千穂を一人チビチビ。美味い!酒の肴に今月のオペラ講座のテーマ『椿姫』第1幕のDVDをダイジェストで10本近く順々に見る。ベスト3はブッセート&パルマ&エクサン・プロヴァンスですねえ。改めて紹介します。ネヨ。

BOOK
藤田和生『誤解だらけの“イヌの気持ち”−「イヌのこころ」を科学する』(zaitenBooks)
藤田和生『誤解だらけの“イヌの気持ち”−「イヌのこころ」を科学する』(zaitenBooks)
DVD
『キャスパー』
『キャスパー』

4月15日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。マスターズの世代交代の話と自分は何故日本のゴルフが嫌いかという話。かつてはゴルファーの態度が悪すぎましたからね。そして何故ゴルフが好きなったかという話。ハワイ島の波越えのコースで1時間10ドルでレッスンを受けてゴルフに鳥の名前がいっぱい付いてることが理解できたので…という話。ラジオのあと大急ぎで短いコラムを1本仕上げたところへトレーナーさんに1か月ほどあずかってもらっていた黒兵衛が帰宅。懐かしい…と黒光りする身体を撫でてやってると今日から3日くくらいは庭でオシッコとウンコをする癖を付けるため散歩は禁止とか。また排泄指導はトレーナーさんが通いでやってくれるので甘えさせないためにも他人の犬を預かっているような冷たい態度で接すること…とのこと。まぁプロのおっしゃることには従うほかないけど…。黒兵衛も恨めしそうな顔をしてる。俺も…とほほ。仕方ないので仕事。原稿の校正その他。晩飯の時も拗ねてる黒兵衛を横目で無視。次女と孫が病院と幼稚園から帰ってきてクロベエ〜と身体中撫でまくる。まぁこのくらいはエエやろ。晩飯映画劇場は孫の希望で『キャスパー』。スピルバーグ総指揮で人気漫画のオバケのキャスパーを実写とアニメのコラボでリメイクとか。ま。孫用の見世物ですね。フロ&サケ&ネル。

4月16日(木)
朝起きて黒兵衛と睨めっこ。おまえは他人の家の犬だから知らん顔…というわけにもいかず一応身体を撫でてやる。朝トレーナーさんが来て庭でウンチの練習。こーゆーノンビリした付き合いは俺は苦手やなあ…と思いながらも我慢。これを書いてるのは日曜日。3日前に何をやっていたのかサッパリ忘れてる。ボケ始めたか?犬のせいか?あ。アルベール・カミュ原作の映画の試写会『涙するまで生きて』に行こうとして止めたんやった。書き下ろしの新書の準備を始めたため…。こんなふうにして試写会をいつも逃す…とほほ。あ。まだ5月まであるから大丈夫か…。

4月17日(金)
原稿書けん…と悩んだ一日だとは憶えてるけど一昨日のことが思い出せん。毎日のルーティンとして仕事のメールを20通。私用のメールもそのくらいキイボードを打ちまくっていたのは憶えてるけど何をしてたかよーわからん。憶えてるのはメディアに対する国家権力の圧力がドーショーもない段階に迫ったこと。それに対してメディアの側も弱い。新聞社と放送局が同じ資本のクロス・オーナーシップやスポーツをはじめいろんなイベントの主催をして一部のジャーナリズムを放棄している現状を改めない限り日本のメディアはまともなジャーナリズムを展開できないと思えるのだけど…まぁ俺のほうが弾き出されてオシマイかな。上杉隆と一緒にネットTVをやってるようではね(笑)。原稿がなかなか書けんままサケ呑んでネタ一日でした。あ。フィギュア・スケートの国別対抗戦は味善う(あんじょうと読みます。谷崎の書き方です)見てますけどね。ユヅルはカンロクですね。

4月18日(土)
朝4時半に起きて『アサ芸』の連載原稿を書き出す。GWの影響で締切日が早まるのはいつものこととはいえソフトウェアの仕事は常にハードウェアに支配されてると言うことですね。ジャーナリズムはメディアに支配されてるということかな。しかし何でこの頃はメディアという言葉ばかり使ってジャーナリズムという言葉を使わなくなったのでしょうかねえ。9時までに原稿書きあげて(自分をほめてあげたい!笑)ドッグ・トレーナーさんとウンチの稽古&散歩の練習。なるほど常に人間が主役であることを犬にわからせてやらないと行けないわけですね。人間が散歩したいから犬も連いてくるか?…の感覚。犬が行きたいから(土砂降りの雨でも)朝夕の散歩に…は間違いなのですね。そして排泄は常に自宅の庭で。散歩は常に御主人の左側を。何故?と質問好きの飼い主はすぐにトレーナーさんに質問。昔猟犬を使っていたときは右手で弓や銃を扱う必要があったから…その慣例が続いて…という説明に納得。いつもワンワンと吠えられる近所の銀チャン(という名前の犬)の前も平然と散歩。トレーナーさんがいなくなっても上手く行くかなあ…と少々不安ではあるけどマァ何とかLesson1は完了。昼飯&昼寝のあと仕事しごとシゴト。テレビの仕事が減ったチャンスに新書書き下ろしを本格的に始めねば…。晩飯はトクタミシュワのトリプル・アクセルに感動しながら。真央ちゃんは復活せえへんのかなあ…。ネヨ。

4月19日(日)
朝起きて庭で黒兵衛のシツケ。オシッコとウンコ。しかしオシッコしか出さず。仕方ないので散歩に出ると途中でウンコの気配。慌ててリードを引っ張って家の庭へ連れ帰ろうとしたが道路のど真ん中で大量のウンチ。マァそれなりに硬いウンチだったので2袋分を簡単に処理できたけどナカナカ躾は難しい。こんなに犬にかかりっきりでは仕事にならんぞ。とほほ。とはいいながらも終日雑用に追われる。晩飯前の酒は昨日の天皇と日本人のNHK特集を録画で見ながら。晩飯食って孫と風呂入ったあとは天皇と日本人の2回目の特集。昭和天皇も今上天皇も見事に戦争を正面から見つめておられる。それに較べてABEは…。I am not Abe.親戚に一兵卒や戦死者が一人もいないところ育つとああなるのかなあ。

DVD
『ライヴ・イン・ベルサイユ』
『ライヴ・イン・ベルサイユ』
CD
『ミシェル・ルグランをうたう』
『ミシェル・ルグランをうたう』

4月20日(月)
朝起きて庭で黒兵衛にオシッコとウンコをさせようとするがオシッコ1回で時間切れ。そのまま散歩に出たらオシッコ2回ウンコ1回。どっちも大量。袋で取ってペットボトルに入れた水撒いて後処理。以前と同じに逆戻りか…と思いながら準備をして東京永田町衆院議員会館へ。ゴルフ改革会議出席。いろいろオモシロイ話題は出たけどマイッタのは慶応大学のOB誌に慶大出身のゴルフ関係者(実力者?)が東京オリンピック2020ゴルフ場決定の舞台裏と題した座談会が掲載されていること。これは大問題ですよ。それが埼玉山奥の霞ヶ関カンツリー倶楽部に決定した(決めた?)ことをどうやら自慢気に語ってるらしいのだがゴルフ会場の決定は今年6月にずれ込んだはず。それにオリンピックの会場を「学閥」の成果のように決定してイイの?自慢たらしくOB誌などに語ってイイの?五輪のレガシー(遺産)とは無縁のプライベートコースと学閥の癒着?脇の甘さがあまりにもオモシロすぎて吹き出すような話だけど東京五輪がこんなふうに進められているのは大問題ですね。会議を終えて某音楽事務所の引越祝いに鳩サブレーを届けて渋谷のタワレコに寄ってオペラのDVDやらミシェル・ルグランとナタリー・デセイのコンサートのDVDやらイタリア映画のDVDを買い込んだあと六本木ヒルズ森タワー39回エニッシュへ。ネットTV『ニューズ・オプエド』生出演。

4月20日(月)つづき
今日の『オプエド』ゲストはスポーツ議連幹事長で元文科副大臣の遠藤利明さんとスポーツ総合研究所長の広瀬一郎さん。まるまる1時間スポーツの話。秋にスポーツ庁が発足。初代長官は「日本のスポーツ界を代表する人物」とか…。初代文化庁長官は今日出海氏だっただけに…野球界から選ばれることの良し悪しを除けば例えば王貞治さんのような人…らしが広瀬氏は「せめて50歳代で…」俺は「だったら室伏さんしかないでしょう…」てなところで誰になるか…?この番組は本日(21日夕方まで無料で試聴できます)https://no-border.co.jp/oped/『オプエド』を終えたあと大学時代の同窓生(1年先輩)でもあり元テレビマンユニオンのディレクターI氏と酒&焼き鳥で歓談。今は1年近く前に退職されて悠々ではない自適だとか。昔話と最近のメディアの話。昔話がなければメチャメチャ落ち込む話題ですよね…NHK会長の顔を思い出すだけで。結構ビールと焼酎を痛飲。エエ気持ちで帰宅。フロ。ネル。

 

Blu-ray
『甘い生活』
『甘い生活』
DVD
『街の恋』
『街の恋』

4月21日(火)
朝起きて黒兵衛のオシッコとウンコ…には正直言って少々ウンザリ。ドッグトレーナーさんはそれが仕事だから犬にかかりきりになれるが俺には他に仕事があるのだ。だからサッサと散歩もオシッコもウンコも済ませて仕事に…と思うけどソーすると犬が増長して言うことをきかなくなる。だから今は人間(飼い主)中心の関係を作るための訓練期間のはずだけど…なかなか上手いことイカン。仕事をしながら30分に1回は黒兵衛を庭に連れ出してウンコをさそうとするがやらない。メシはおあずけ。それを5回くらい繰り返すと黒兵衛が可哀想に思えてきてメシを与える。そして庭に連れ出してもウンチをしないから仕方なくケージの戻して仕事をしてるとそのなかでいつの間にかウンチをしてしまった。まあシャーナイナア。夕方までデスクワークのあと黒兵衛と夕方の散歩に出ると歩き方は以前よりも格段に大人しくなって俺の左側を静かに歩く。とはいえウンチ&オシッコ。シャーナイナア。久しぶり夕方からビール飲み出して晩飯映画劇場はデジタル・リメイクされたフェリーニの最高傑作『甘い生活La dolce vita』うん。やっぱりこの映画はスゴイ。昔高校3年の時に京都三条カトリック教会の神父が倫理の時間にコノ映画の凄さを解説するのを聞いて以来何回見たかわからんけどヤッパリこの映画はスゴイ。続けてフェリーニやアントニオーニが1953年に作ったドキュメンタリー・タッチの映画『街の恋』を見始めるたところへ次女と孫が帰宅。孫が喘息の症状を出したので病院に寄っていたとか。自分の勤めてる病院には小児科がないいので藤沢まで行って時間がかかったとか。なるほどシンドそう。シャーナイナア。まあ小さいウチはいろいろあるわい。

4月22日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』生出演。夕方BS-TBSスタッフと大船で打合せ…とこの日の出来事を書き忘れ。こーゆー事態は初めてですけど…なんでやろ…と書いてるのは翌週月曜の午後のことです。

4月23日(木)
朝起きて黒兵衛のオシッコとウンコ…には正直言ってウンザリ…とは昨日も書いた。仕事の途中で3回庭に出たがオシッコはしてもウンコはしてくれない。もう限界。散歩に連れてでるとあっけなくウンコ。シャーナイナア…とぐるりと近所を散歩してそそくさと仕事に専念。週末のオペラ講座『椿姫』のレジュメ作りやら『アサ芸』の連載原稿やら。午後から少々心がソワソワ…というのは小生が選者となって作った新潮文庫新刊『傑作スポーツアンソロジー彼らの奇蹟』が届くことになっているから…で午後3時前に宅急便が到着。久しぶりに自分が関わった文庫本。総ページ数496ページ。ちょいと分厚い文庫本。手に馴染む大きさ。澁澤龍彦・小林秀雄・三島由紀夫・大江健三郎・虫明亜呂無・有吉佐和子・開高健・村上春樹・沢木耕太郎…等々それに僭越ながら小生も加わって19名の著者がズラリと並ぶアンソロジー(選集)。以前本欄にも書いたけど19の作品のうち11作品が意図せずして「死」に関する著述の作品となってしまった。これこそスポーツの本質?皆さんもお買い求めのうえお考え下さい。しかし…まぁ…本ができるのは嬉しいもので…あと2冊がんばるぞー!晩飯ボクシング劇場は井岡の素晴らしい試合。相手のアルゼンチンのチャンピオンも井岡も前足に重心を置いたキチンとしたボクシング。見ていて気持ちが良かった。そのうえ井岡が勝手素晴らしかった。今日一日喘息で幼稚園を休んだ孫も元気が戻ったようでヨカッタヨカッタ。夜にフジテレビ系のネットTVに電話出演。張本勲氏のカズ発言から日本のスポーツとスポーツ評論とスポーツジャーナリズムの問題点などを喋ってフロ&ネル。本…ぎょうさん売れたら嬉しいなあ…。

4月24日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。オシッコとウンコは散歩中に。でないと俺の仕事にナラン。こーゆー感じでせっかくチョットは身につきかけたエエ癖も消えていくのんやろなあ…と思いながらオシッコに水かけてウンコの処理をして散歩済まして着替えて大船駅へ。新横浜から新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。番組前にHディレクターと西アナウンサーに出来たてホカホカの新潮文庫『彼らの奇蹟』を宣伝用に手渡し。皆さん初めて手に取った方は目次を見て一様に驚く。そら初っ端が吉田兼好『徒然草』ですからね。これがスポーツ・アンソロジー?と首を傾げて当然でしょう。次に澁澤龍彦・小林秀雄で驚くか三島由紀夫・村上春樹で驚くかは各々の読書の趣味の問題でしょうか…ま…驚きは知識と知恵の入口ですからオモロイ本ができたと満足。番組での紹介は本が店頭に並んでから来週やってもらえるそうなのでヨロシク。本番はJR福知山線事故からちょうど10周年ということでスタジオは少々しんみり。しかし会社側に対して怒りを抑えて事故の再発防止策の作成に取り組んだ遺族の行動にはホント頭が下がりました。その他エラソぶった麻生財務大臣と喧嘩した話を披露したりイロイロ話してお先に失礼。ラジオ番組の打合せのあととなりの丸善ジュンク堂書店を覗いてみるが『彼らの奇蹟』はまだ並んでない。当たり前ですね。で新大阪から新幹線乗って名古屋へ。仕事の関係で名古屋泊。

DVD
『リゴレット』
『リゴレット』
Blu-ray
『椿姫』
『椿姫』
DVD
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
『椿姫』
Blu-ray
『椿姫』
『椿姫』
DVD
『オペラ名作鑑賞第2巻椿姫』
『オペラ名作鑑賞第2巻椿姫』
『La Traviata』
『La Traviata』
『椿姫ができるまで』
『椿姫ができるまで』
『椿姫』
『椿姫』

4月25日(土)
名古屋で目覚めて午前中からテレビ関係者と打合せ。ひとつはイロイロ名古屋のテレビ番組について新しい企画などをプロダクションのスタッフと話し合う。続いて来週収録の東海テレビ『学べるスポーツ・アカデミー』の打合せ。ここでも「名古屋の番組」の未来について話し合う。TBSが名古屋製作の『ゴゴスマ』を放送し始めたせいか名古屋のTV関係者の動きが慌ただしい。そんなん無視して名古屋弁で番組作ってたらエエのんとちゃいますか…とも思うんやけど…。午後から中日文化センターでオペラ講座。今日から新学期。テーマは『椿姫』。ひとつのオペラ作品を連続6回取りあげる企画は初めて。パルマ歌劇場の舞台を中心にゼッフィレッリの監督した映画や演出した舞台やフェニーチェ座の現代演出など…まず第1幕のみをいろいろ見ながら解説。やっぱり時間が足りずカラスのメキシコでのライヴ録音は来月へ延期。講座を終えてスタッフとちょいと打合せをしたあと同じく講師を務める高野孟さんとスタッフと一緒にいつも行く『貴寿司』へ。いつもながら美味しいお寿司に舌鼓を打ちながら高野さんから「国賊」扱いされた(笑)クリミアの話やら原発の話やらイロイロ伺って満足マンゾク。小生は『彼らの奇蹟』をプレゼント。おおおーほおおーっとやはり目次で驚かれたのは嬉しかった。明日の猿之助の舞台に期待を込めて2日連続名古屋泊。なんかしらんけど名古屋に足繁く通うようになると昔は全くそうは思わなかったのに最近は名古屋がすごくイイ街だと思えるようになってきた。なんでやろ。関西にも東京にも近いと言うだけでなく…真面目で真摯な人が多いのかなあ…。

4月26日(日)
名古屋で目覚めて朝はホテルで読書。『彼らの奇蹟』…我ながら面白い読み物が並んでる。昼前にチェックアウトして高野孟さんと一緒に中日劇場50周年記念四月花形歌舞伎を見に行く。演し物は市川右近の『操り三番叟』と市川猿之助の『雪之丞変化』。中日新聞文化芸能局長の森氏とはパヴァロッティのナゴヤドーム・オープニング・コンサートを仕掛けて以来の仲。その後栄中日文化センターのオペラ観賞の講師をずっと務めさせてもらってる。てなわけで芝居蒟蒻芋蛸南京が大好きな名古屋のオバサマ方に混じって芝居見物。和服姿のオバサマ方が多いのに驚く。京都南座と争うか。最近南座で歌舞伎を見てないからわからんけど…。昔は先々代の海老蔵の弁慶も助六も見た…っていったいつの話か。おれが幼稚園の頃かな。しかしパンフレットは今も残してる。操り三番叟は操り人形のコジャレタ踊り。フランスでは自動人形の踊りや歌になる。コッペリアやオランピア。操り人形のピノッキオはイタリアか。歌舞伎は(やっぱり)イタリア・オペラに近そう。『雪之丞変化』は大衆芝居爆発。猿之助のサービス精神も爆発。オバサマ方大喜び。なかなかの役者魂ですな。夜の部は片岡愛之助の『新・八犬伝』。これも見てみたかったけど帰りが遅くなりすぎるのであきらめて新幹線で帰鎌。イヤア名古屋はホントに素晴らしいところです。

4月27日(月)
朝目覚めて久しぶりに黒兵衛と散歩。その前に庭でウンチとオシッコ…といっても小を少ししただけで大はやらず。散歩中のドバッ。シャーないな。躾は難しい。散歩から帰ってイロイロ準備して午後から東京六本木ヒルズ森タワー39階エニッシュへ。ネットTTV『ニューズ・オプエド』生出演。新潮文庫の小生の新刊『彼らの奇蹟 傑作スポーツアンソロジー』について喋る。と同時に我が仕事部屋からスポーツ関係の本を文庫を中心に20冊くらい持参してスポーツの本について喋りまくる。田中英光『オリンポスの果実』が作家の想像力よりもスポーツマンのエゴを優先させたにも関わらずスポーツ小説として評価された結果日本のスポーツ表現がおかしくなった…等々。いろいろ話したあと帰鎌。『鮨処もり山』へ。大将に新刊文庫をプレゼント。京都の桜の美しさの話をしてる二人連れのリタイヤ男性がいたので今月初め上賀茂神社や鴨川で撮ったiPADの写真を見せてあげて京都の話をイロイロ。彼らが帰ると入れ替わりに文科省政務官の山本朋広さんが来店。文科省での勉強会と夕食会の御礼を言って五輪文化プログラムについてイロイロ話して『ニューズ・オプエド』への出演を快諾してもらう。そういえば元みんなの党代表の浅尾慶一郎さんの『オプエド』出演も『もり山』で偶然で出逢った結果。その他けっこう『もり山』での出逢いは仕事に繋がってるナア…で少々〆張鶴を呑みすぎてエエ気持ちで帰宅。フロ。ネル。

4月28日(火)
朝起きて黒兵衛との散歩を済ませたあと東京銀座YAMAHAのスタジオへ。BS-TBS『THE歴史列伝〜そして傑作が生まれた〜フジヤマのトビウオ〜古橋広之進』のVTR収録。MCの六平直政(むさかなおまさ)さんが岸部一徳さんなどと一緒に昨晩ポール・マッカートニーのコンサートに行かれたとかで打合せ前はその話で盛りあがる。ポールは2時間以上のステージを休みなしで歌い通したとか。ザ・タイガースの復活コンサートで何度も休みを取ったり水を呑んだりしたことを一徳さんが恥じていたとか。岸部さんは俺の小説のTVドラマで親父役を演じてくれた人だけに親近感がある。本番は古橋さんにインタヴューしたことなどを中心に彼の世界記録が如何に戦後日本の復興を力づけたかを話す。放送は5月15日(金)。銀座でちょいと昼飯食って世田谷の祖師谷大蔵方面へ。砧スタジオで東海テレビ制作フジテレビ系全国ネットの『学べる!スポーツアカデミー』収録。4年前から毎年末に『学べる!スポーツバー』としてウィスキー飲みながら中京地区限定深夜番組としていろいろスポーツの話をさせてもらった番組が去年末は『スポーツアカデミー』として昼間の番組になり今年は年末に関係なく全国ネット。収録前にアカデミー校長としてMCを務める「ますだおかだ」の岡田圭右さんが「だんだん番組が大きなりましたけど第1回から出演してるのは僕と玉木さんだけですよ」と話しかけられる。なるほどゲストも浅田舞さん杉山愛さん吉田沙保里さんなどだんだん豪華に。しか偉人に林修さんも加わって…しかしそれ以上に中味が面白い!なにしろ身体が硬くて屈伸のあまりできない人がアルコトを槍ながら屈伸すると身体が柔らかく曲がる…とか…アルコトをすれば誰でも(小学生でも60歳過ぎのオバサンでも)時速160キロの速球をバットで打てるようなる…とか(これは実験して小学生や60歳過ぎのオバサンが160キロの速球を逃げずに本当にバットに当てたので仰天してしまった)小生自身もスポーツネタの話をいろいろ披露して楽しく収録終了。午後10時。長い一日でした。帰りのタクシーはビールを呑みながら。帰宅。風呂。寝る。あ。『学べる!スポーツアカデミー』の放送は5月17日(日)16時05分〜17時20分です。これはナカナカオモシロイですよ。

DVD
『ボッカチオ'70』
『ボッカチオ'70』
『黄金の七人1+6エロチカ大作戦』
『黄金の七人1+6エロチカ大作戦』
『新・黄金の七人7×7』
『新・黄金の七人7×7』
『黄金の七人』
『黄金の七人』
『続・黄金の七人/レインボー作戦』
『続・黄金の七人/レインボー作戦』

4月29日(水)
天皇誕生日…いや…みどりの日…いや…昭和の日。この命名はイイですね。戦争に明け暮れて最後には大失敗をしてそこから復興を果たした時代を思い出す日として記憶するわけですから。できればいずれ平成の日もできてほしい。先の大戦を痛切に反省した天皇の御代に戦争をしたがる首相が出てきた時代を忘れない日として…。それはさておき朝起きてRKB毎日放送ラジオ『インサイト・カルチャー』電話出演。今日の全日本柔道選手権について。母がベルギー人で沖縄出身の七戸に優勝してほしい…てな話と柔術(武術)はスポーツではない(戦場での殺人技)だが柔道(武道)はスポーツでスポーツは民主主義でないと生まれない…という話をする。昨日が一日中テレビの仕事で疲れたせいか早い昼御飯を食べて映画『ボッカチョ'70』の最後のエピソード(デ・シーカ監督)を見ようとすると寝てしまう。昼寝から目覚めて映画見終わって(フェリーニ&ヴィスコンティ&デ・シーカと並んだわりにはイマイチの映画)またウトウト。晩飯前に目覚めてサケ&メシ&孫とフロ&ネル……とはいえ昼間寝過ぎたのか寝られず。モゾモゾと起きだしてイタリア艶笑映画『黄金の七人1+6エロチカ大作戦』見出す。ロッサナ・ボデスタなどイタリアン濃厚美女に囲まれたタマタマを3個持つ『ホモ・エロチクス』(コレが原題)の男の悲喜劇。馬鹿馬鹿しいけど結構面白かった。映画監督が『黄金の七人』シリーズを作ったマルコ・ヴィカリオなのでこんな邦題を付けたらしい。小生はヴィカリオ監督のなかではサッカーのヨーロッパ選手権決勝に乗じて造幣局に潜り込んで紙幣を刷って盗むという『新・黄金の七人7×7』がいちばん好きです。

4月30日(木)
昨日に続いてちょいゆっくりできる日。朝起きて黒兵衛と散歩のあとヘアサロンへ。かなり伸びた髪の毛を切ってもらう。その前にタイガース・ファンのマスターに新潮文庫『彼らの奇蹟 傑作スポーツアンソロジー』を1冊プレゼント。「本を1冊もらうと別に1冊買うのが礼儀と父に教えられた」という大宅映子さんの言葉を紹介しながら(笑)。ヘアサロンを出て横浜へ。そごうの上の紀伊國屋書店へ。自分の名前の出ている本が並んでいることに久しぶりにワクワクする喜びを感じる。エエ本ができたときに感じる気持ちです。どうか皆さんもご購入のうえ御一読ください。大船に戻ってルミネの本屋さんもちょいと覗いたあと帰宅。

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