ナンヤラカンヤラ
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2003年 11月12月

1月1日(水)
甲午元旦。皆さん。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

1月1日(水)つづき
朝はいつもどおり黒兵衛と散歩。いい天気なのでちょっとコースを変えて富士山を見に行こうかとも思ったがいつも通りが今年のテーマ。それに富士山は昨年末の夕方に夕焼けを背景にした美しい真っ黒な姿を何度も見たので満足。昼間の絶景も新幹線のなかから見たのがまだ目に焼き付いてるのでパス。新年だから富士の形が変わるわけじゃなし。続けて孫の自転車練習に付き合って帰ると『鮨処もり山』の大将と奥さんが鯛蟹刺身など正月のお節料理を届けてくれたので今年もヨロシク御挨拶。郵便受けに年賀状が届いていたので出していない人に返事書き。新年初のBGMはシュワルツコップの歌うリヒャルト・シュトラウスの『最後の4つの歌』。新年早々人生最期の歌は縁起が悪いかとも思ったけど生誕150年記念の作曲家の最も美しい歌で新年を言祝ぐ。いや音祝ぐ。続けてマーラーの大地の歌。ルートヴィヒ&ヴンダーリヒの歌。クレンペラー指揮。年の初めにあまりに終末論的すぎるかな…とモーツァルトの交響曲29番。バーンスタイン指揮ウィーン・フィルを聞き終えてやっと年賀状の返事を書き終え投函後に神棚と仏壇にお光りを捧げ新年の挨拶のあと白味噌の雑煮で新年を祝う。とはいえ今年は家中大掃除が片付かず子供らは正月も掃除。俺は酒。夕方も黒兵衛と散歩のあとウィーン・フィルのNYコンサートとドミンゴの来日コンサートをチャンネルを動かして見聴きしながら家族全員でバローロとバルバレスコのワインと『もり山』さんのお節に舌鼓。バレンボイムは生誕150周年のR・シュトラウス『カプリッチョ』までやってサスガに貫禄を発揮。ドミンゴは3/11直後の来日コンサートのほうが格段によかった。当たり前か。まぁナンヤラカンヤラ…人生62度目の正月はコンナモンか…。

BOOK
有吉佐和子『恍惚の人』(新潮文庫)
有吉佐和子『恍惚の人』(新潮文庫)
筒井康隆『敵』(新潮文庫)
筒井康隆『敵』(新潮文庫)

1月2日(木)
昨晩ベッドにもぐりこんで筒井康隆『敵』読了。「老い」という「敵」に襲われ闘う身寄りのない元大学教授はヴァーチャルとリアルの区別もつかなくなって最期の時を迎える。『虚人たち』で小説の登場人物という虚構の主人公に虚構であることをリアルに自覚させた作者は『敵』でよりリアルに虚構を描く。見事なものですね。それに読んでいて面白い。最期はマーラーの交響曲9番と大地の歌の終楽章を合わせたような週末。今年は正月から週末だらけ。トシかな。そー言えば我が親父もいつぞやの正月に有吉佐和子の『恍惚の人』を読んでオモシロイオモシロイと隣人に騒いだことがあった。あれは俺が大学受験の頃か。確か森繁久弥で映画化もされたはず。俺はまったく読みも見もしていない。読んでみるか…と思いながら朝ベッドから出て黒兵衛と散歩。最近は2日も賀状が届くようになり返事を書いて投函後子供部屋を初め家中の整理清掃。大量のCDを処分。ビートルズ&レノン&ディープパープル&PUFFY&サザンその他少々汚れていても残しておきたいものはピックアップ。今年は春から終末と整理清掃ですね。昼間買い物に出かけた娘どもが孫にプラレールの電車セットを買ってきた。捨てる一方で溜まる。コレが人生?夕方の黒兵衛と散歩のあと『鮨処もり山』さんにお年賀で頂いた濁り酒。美味い。家族6人3世代+甥っ子もやって来て『アイーダ』『トスカ』『プロデューサーズ』なんか見ながら酒飲んで寿司食ってワイワイ。食後は孫が愚図るのでマリオ・カート対決に切り替え。明日も昼間は掃除か。そーゆー正月も悪くないモノだ。

1月3日(金)
昨晩ベッドにもぐりこんで筒井康隆『邪眼鳥』読み出す。断筆宣言から復活した最初の小説。このあたりから筒井大先生の著作を全部読むという習慣を失った。が読み出すとすぐに筒井ワールドに引き摺り込まれる。ヤバイヤバイ。全部読むが復活したら仕事にならんがな…と思いながら目覚めた朝も今日まで正月と思いながら読み続けて感服。まだ3分の1なので感想は後日。で黒兵衛と朝の散歩のあと家族揃って大船観音へ初詣。神社ではなく禅寺というのは仏教徒として間違っていないのかもしれないが新年はやはり神社かも。大船の中華料理店『上海モダン』で昼食。ココの中華は美味い…と思ったら客に東芝交響楽団のクラリネット吹き新婚夫妻がいたので挨拶。やはり音楽家は基本的にグルメですね。昼から餃子水餃子小籠包春巻麻婆豆腐酢豚蟹蝦炒飯に麦酒で舌鼓。TOKYO-FMとTBS『朝ズバッ』から電話が入って帰宅後はソチ冬季五輪の下調べ。明日から仕事ということは下調べは今日からで今日から仕事と言うことになる。まあしゃーないな。孫のマリオ・カート・ゲームに少々付き合い夕方の黒兵衛の散歩は甥っ子と娘に任せて夕飯はニューイヤー・オペラ見ながら軽ーく煮麺。子供たちが日本のクラシック歌手の服装センスの悪さをクソミソに批判。まぁわからないでもないですけどね。今年は歌のレベルも…。掃除ばっかりしてたけどマァ楽しい正月だったかな。生活とはコンナモンですね。

1月4日(土)
早朝TOKYO-FM『SPO☆LOVE』電話出演。今年のスポーツ・ソチ冬季五輪とブラジルW杯について話す。ソチ五輪は史上最強の日本選手団のメダルラッシュに期待(しすぎかな?)。ブラジルW杯は一次リーグ突破の可能性大に喜ぶ世論の間違いを糺す。コロンビアもコートジボワールもギリシャも強いですよ。黒兵衛と散歩のあとソチ五輪日本選手団について詳しくチェック。メダル獲得候補はフィギュアスケートで男女各2団体1で合計最大5個。最低でも3個。メダルの色はわかりませんけどね。スピードスケートは長嶋圭一郎&加藤条治&女子団体追い抜きと小平奈緒で合計4個。ショートトラック女子で1個。スキーは女子ジャンプ高梨沙羅&男子ジャンプ団体&複合の渡部暁斗&モーグル上村愛子で合計4個。スノーボードはハーフパイプ平岡卓&中学生の平野歩夢&スロープスタイル角野友基で3個。うわっ。最大17個のメダルが可能性有り!このくらい期待して応援するほうが楽しいし少ない数字は選手に対して失礼ですからね。で午後からの『朝ズバッ!』VTR取材のメダル予想にこの数字で答える。あくまで可能性のある最大限の数字ですから。帰宅後少々仕事のあと『213』へ。朋友Sと飲んで食って新年会。有朋自遠方来 不亦楽乎。今年も仕事の開始と友人との酒で年が完全に明けました。

DVD
『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男』
『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男』

1月5日(日)
朝黒兵衛と散歩のあとダイニング・ルームに飾っていたB級土産物の整理。ロシアのマトリョーシュカとかアルゼンチンの竹細工とかモンサンミッシェルのお皿とかドジャースの紙人形とかボリビアのお守りとか日光の眠り猫の置物とか…オモシロイものだけを残してつまらんモノ汚れたモノなどは捨てる。今年のテーマは掃除整理整頓。とりあえずできるところから。自分の出演したNHKアーカイブスの声を聞きながら延々と掃除。野村克也さんとはいろいろオモシロイ話をしたけど時間の関係でカットは残念ですねえ。野球の昔話を語る番組って面白いと思いますが…それがホントのストーヴリーグのはず…などと思ってるうちに夕方の黒兵衛との散歩。掃除整理整頓は時間がかかるなあ…。晩飯映画劇場は…まあ初回くらい黒田官兵衛を見るか…。見た。竹中直人の秀吉は昔と一緒で笑った。そういえば最近の大河ドラマは(最近でもないけど)竹中秀吉しか見ていない。あれは野村万之丞が音楽や振付をやっていて面白かった。昔の大河ドラマは第1回の『花の生涯』から『赤穂浪士』『太閤記』『源義経』あたりまで(中学生の頃まで)は見てたけどソレ以降は見なくなった。今は連続ドラマはすべて見るのが苦手。テレビに特定の日時を支配されるのが堪らない。それに連続ドラマのダラダラ感が堪えられない。万之丞が生きてたら五輪開会式の演出は安心できるのに…と思いながら孫と風呂&寝る。

BOOK
筒井康隆『邪眼鳥』(新潮文庫)
筒井康隆『邪眼鳥』(新潮文庫)

1月6日(月)
今日から仕事始めのところが多いのかな。学校がまだ始まらないうちは住宅街に暮らしていると実感はない。とはいえ小生も朝からTBS『朝ズバッ!』に出演…していたらしい…というのは一昨日撮ったVTR出演なのでコレマタ仕事始めの実感はない。ま。フリーランサーというもんはこーゆーモノ…と思いながら黒兵衛と散歩。帰宅してNOBORFER SPORTSに原稿を入稿。昼飯映画劇場は『太平洋の奇蹟 フォックスと呼ばれた男』。日米のスター俳優で描いたサイパン島での激戦。まぁイイ映画でした。午後から明日のゴミ出しの整理。今年の目標を整理整頓清掃清潔に変更。何やら日本企業の工場の標語みたいですけど…あ…もうひとつセイを加えて…整理整頓清掃清潔清々。これでイコ。次女と孫が夜勤とお泊まり保育で出て行ったあと夕方の黒兵衛との散歩を済ましてビールを…ナニィ!ビールがない!仕方ないのでヨメサンと一緒に『213』へ新年の御挨拶。七草粥をいただく。ルッコラのサラダも抛り込んで八草粥。うまい。飲んで食って今年もヨロシク。あ。俺は一昨日にも来ていたのでした。帰宅後風呂。ベッドで筒井康隆『邪眼鳥』読了。この時空間無制限前後左右自由自在筒井ワールド大好きです。

1月7日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと仕事。某雑誌社からTEL。「本当にソチ冬季五輪で17個ものメダルが取れるのか?」との問い合わせ。昨日の『朝ズバッ!』を見たらしい。本当に…?などと訊かれたら取れるとも取れないとも答えられない。無粋な奴の無粋な質問め。スポーツ選手はメダルがメダルを目指して頑張ってソノ可能性のある選手のメダルを足し算するとその数字になるのですよ。明日の『ひるおび!』を見てほしいとだけ答えて電話を切る。午後からは部屋の整理。昔の確定申告の資料を延々と破り続けて処分する。加えて段ボールや紙類&雑誌等の処理。明朝が今年最初の紙類の収集の日ですからね…と作業をしていたら夕方の黒兵衛との散歩。帰宅して晩飯までの間も延々と領収書や請求書や支払通知書や源泉徴収票を延々と破り続ける。なるほどシュレッダーは必要なモノのようだが5年に1度の作業なら必要もないか。夜のニュースでやしきたかじんさん死去の報を知る。『そこまで言って委員会』や『たかじんノーマネー』で何度かお世話になった。委員会の時はナベツネのこともどんどん話してと言われた。局(読売テレビ)の関係でカットされるけどスタジオに来てるお客さんに聞いてもらう価値があると言われた。それは小さいもんやないと。その前向きの割り切り方を教えられた。合掌。明日のTBSの打合せをしてフロ・ネルZZZZZZZZZZZZZZZZ。

1月8日(水)
朝起きてイチバンに膨大なゴミ出し。年末から溜まっていた段ボール雑誌ミックスペーパー類を整理したあとRKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。ソチ冬季五輪日本代表出場選手の話題。メダル予想17個。楽しく話したあとゴミ出しの続きを終えて東京へ。TBSで『ひるおび!』今年初出演。荻原次晴さんと一緒にソチ五輪の話題。荻原さんの最近のジャンプ台の変化(高梨沙羅選手苦戦)の説明はスゴクわかりやすかった。ジャンプ台のカーヴの仕方(直線→カーヴから緩やかなカーヴへの変化)が慣れないとジャンプするタイミングの取り方が難しいらしい。Wiiと同じ…という小生のコメントにスタジオ爆笑。そんなにウケルとは思わなかった。荻原さんのメダル予想は12個。「オリンピックで勝つことはそんなに容易いことではない」に納得。でも17個の可能性を喋る方がスポーツの見方としては楽しい…ということには荻原さんと意見が一致。楽しく話してタクシーで帰宅。あ。司会の恵さんもNHKアーカイブスの正月番組を見てくれてたとか。編集者も2人が見たとメールで連絡してくれた。野村克也さんと小生の話は面白かったですからね。帰宅してイロイロ仕事して晩飯のときにTVのチャンネルをイロイロ回すと恵さんが半世紀前の皇太子御成婚のデジタル・リマスター映像を使った特番をやってたので思わず見てしまう。東京五輪前のビッグイベント。青山通りは狭かったけど皇居を出る馬車も美智子妃も美しかったし沿道の人々も表情が活き活きしてた。イイ時代…再び来るか?2020年に向けて…。ところで細川護煕さんはホントに知事選に出るのかなあ…。小泉さんが出るかもってホンマかなあ…。

DVD
『カルテット!』
『カルテット!』
『トスカの接吻』
『トスカの接吻』
『ブルース・ブラザース』
『ブルース・ブラザース』
『ブルース・ブラザース2000』
『ブルース・ブラザース2000』
ワーグナー『ニーベルンクの指環』
ワーグナー『ニーベルンクの指環』
R・シュトラウス『ばらの騎士』
R・シュトラウス『ばらの騎士』
バーンスタイン『キャンディード』
バーンスタイン『キャンディード』
CD
R・シュトラウス『薔薇の騎士』
R・シュトラウス『薔薇の騎士』
BOOK
井上ひさし『下駄の上の卵』kindle版(新潮社)
井上ひさし『下駄の上の卵』kindle版(新潮社)
筒井康隆『パプリカ』(新潮文庫)
筒井康隆『パプリカ』(新潮文庫)

1月9日(木)
朝起きてイチバンにプラ類の膨大なゴミ出し。年末から溜まっていた大量のプラスチック・ビニール類を整理。最近は生ゴミ燃えるゴミ類よりもプラ類のゴミのほうが多い。そう言えば映画『卒業』で大学を卒業したダスティン・ホフマンに大人が「プラスチック」と囁く場面があったと記憶してる。これからはプラスチックの時代だと。ま。そのとおりになりましたね。ゴミ出しのあと黒兵衛と散歩。帰宅するとゴミ袋が3袋収集されてない。全て我が家の袋。古いCDケースや使用後のビニール袋のノートなどは燃えるゴミらしい。汚れたモノは再生できないからか?赤児の小便。ヤヤコシイ。少々仕事をしたあと東京赤坂TBSへ。2日連続で『ひるおび!』生出演。テーマは本田選手のACミラン入り。ACって何なの?と隣に座った国際弁護士の八代英輝さんに訊かれたのでAssociation Footballのイタリア語Associazione Calcioの略と答える。だったらASローマは?Associazione Sportivaです…と少々鼻高。ACミランがMilanと英語綴りで英語読みなのは元々イギリス人が作ったチームだから。TOKYOがTOKIOになるようなもんですね…で本田は日本のスポンサー目当てのACミランの中で実力を発揮してほしいとかイロイロ喋って一端帰宅。チョイト仕事して黒兵衛と夕方の散歩して再び東京へ。今度は銀座。ちょいと時間があったので新星堂へ飛び込むとDVD売り場でダスティン・ホフマン初監督作品『カルテット』があったので購入。昨年Bunnkamuraへ見に行く予定だったのが行けなかった映画。こういう予期せぬ出逢いは嬉しい。そう言えば朝もダスティン・ホフマンを思い出してた…というのはアトヅケのコジツケ(汗)。バーンスタインの『キャンディード』自作自演の輸入盤DVDもあったので購入して外へ出ると参議院議員の有田芳生さんと久しぶりにバッタリ。新年の挨拶やら都知事選に細川さんが出るの出ないの…等話して別れて二丁目の秋田料理店へ。映画監督の井筒和幸さんと久しぶりに酒&メシ。井上ひさしさんの『下駄の上の卵』を映画化するらしくプロデューサーのT氏やMさんらと日本酒傾けながら野球の話。日本は内戦(戦国時代)が鉄砲伝来半世紀で終わったので一般人が団体戦(チームプレイ)の経験が少ないところへ明治の文明開化でいろんなスポーツが伝来。投打の個人戦が中心の野球人気が高まった…という話やらイロイロわいのわいのと楽しく痛飲。で別れて東京駅へ向かうタクシーの中でアッチャー!買ったばかりDVDやマフラーを忘れた…と思ったら井筒さんから忘れ物は送るから…と電話。ホッとして東海道線車内で缶ビール1本呑み直し。酔った酔った。フロはつかるだけでグーバタンZZZZZZZZZ。

CD
『BLUES 4 US ライヴ・アット・新宿ピットイン』
『BLUES 4 US ライヴ・アット・新宿ピットイン』
『スガダイローの肖像・弐』
『スガダイローの肖像・弐』
『ブルキナ』
『ブルキナ』
『NORTH BIRD』
『NORTH BIRD』
『ニューヨーク・アティチュード』
『ニューヨーク・アティチュード』
『Oriental sun』
『Oriental sun』
『リガーディング・スタンダード』
『リガーディング・スタンダード』
『ディヴァイン』
『ディヴァイン』
『The Embrace of Life』
『The Embrace of Life』
『Chaotic Planet~Special Master Edition』
『Chaotic Planet~Special Master Edition』
BOOK
間野義之『オリンピック・レガシー』(ポプラ社)
間野義之『オリンピック・レガシー』(ポプラ社)
吉田文久『フットボールの原点 サッカー、ラグビーのおもしろさの根源を探る』(創文企画)
吉田文久『フットボールの原点 サッカー、ラグビーのおもしろさの根源を探る』(創文企画)

1月10日(金)
朝起きて今日もゴミ出し。とは言えゴミの量は一段落。黒兵衛と散歩に出て周囲を見回しても一段落。日常的適量に落ち着く。量的緩和?散歩を終えて昨年末来の郵便物を整理。早稲田の真野義之先生から『オリンピック・レガシー2020年東京をこう変える!』(ポプラ社)という本が届いてた。さらに日本福祉大の教授で古いフットボール(民俗フットボール)の研究に詳しい吉田文久先生からは『フットボールの原点 サッカー、ラグビーのおもしろさの根源を探る』(創文企画)というこれまた面白そうな本が届いていた。読まねば。しかし昨年末以来20数年ぶりに筒井康隆大先生の魅力にどっぷり嵌っていて今は精神分析小説(かな?)『パプリカ』(中央公論社)にどっぷり浸かり始めたところ。小生の仕事のうえではスポーツ本の読破は欠かせないがスポーツ以外のサブ能力を鍛えるためにはナンヤラカンヤラナンデモカンデモ読むことも必要。最近のスポーツライターはその点が少々…なんてことを心配しても仕方ないが夕方の黒兵衛との散歩を早く済ませて東京へ。東京オペラシティ・ニューイヤー・ジャズ・コンサート2014山下洋輔プロデュース・ファイナル『ジャズのもう一つの夜明け』へ。2000年に『山下洋輔のもう一つの夜明け』と題して洋輔さんのピアノ協奏曲第1番「エンカウンター」で幕を開けたコンサートも今回が一応の最期(蔵出しコラム音楽編参照)。洋輔さんの弟子とも言うべき若手ジャズメンたちが大暴れ。高橋信之介のドラムや中村健吾のベース&池田篤のアルトサックスや挟間美帆の編曲の凄さは知ってたけどスガダイローのピアノや寺久保エレナ(21歳!)のアルトサックスに驚嘆。Miyaのフルートはたけやま裕のパーカッションも素晴らしく全てがめっちゃめちゃレベルの高い演奏会。いやぁマイッタ。言葉を失うほど日本の若手ジャズメン&ジャズウィメンはスゴイ!コンサートを終えて隣りの席だった筒井康隆先生御夫妻と一緒に楽屋へ。女房と一緒に洋輔さんにお年賀渡して挨拶して毎年恒例コンサート後のロビィでのパーティ。毎年常連のお客さんと思しき女性から「いつも面白い原稿を読むのが楽しみでした」と言われたときは嬉しかった。ジャズ評論の相倉久人さん夫妻や文化出版のO編集者や『題名のない音楽会』のOプロデューサーや挟間美帆さんの御両親や音楽評論家の青澤隆明さんなどなどイロイロ歓談したあとご指名で中〆の挨拶。14回もパンフレットにパロディ原稿を書かせていただいたことをウィーン・フィルやベルリン・フィルやメトロポリタン・オペラのパンフレットに原稿を書いたことより嬉しかったと喋って皆さんのお手を拝借1本〆。イヨオオオオーバシン!で14回続いたニューイヤーもひとまず打ち止め。しかしマァ特別復活祭がイズレありそうかな(笑)。そのときは洋輔さん!また原稿書かせてください。よろしく!

Blu-ray
ヤナーチェク『利口な女狐の物語』
ヤナーチェク『利口な女狐の物語』
R.シュトラウス『影のない女』
R・シュトラウス『影のない女』
BOOK
手塚治虫『罪と罰』(角川文庫)
手塚治虫『罪と罰』(角川文庫)
ドストエフスキー『罪と罰』(光文社文庫)
ドストエフスキー『罪と罰』(光文社文庫)

1月11日(土)
朝起きて今日はゴミ出しナシ。寒いけど穏やかな天気。穏やかな一日。黒兵衛との散歩を済ませて昨日の山下洋輔さんのコンサートの時にもらったフライヤーを見ているとギ・ボヴェなんて名前のオルガニストによる『オルガンリサイタル〜ヴァレンタイン・スペシャル・プログラム(2/14)』なんてチラシがあってプッチーニ作曲『電気ショック』なんて曲名がある。「1900年ボルタによる電池の発明100周年を称えるために作られた作品」だとか。ええ〜!?プッチーニがそんな作品を!!知らんで〜そんなん!と何故かチラシだけで大興奮。暇やったら聴きに行こ…と思てるところへ一昨日映画監督の井筒さんと酒飲んだ店に忘れたDVDが届く。さっそくバーンスタインの『キャンディード』を見聴き。これはLDで擦り切れるほど(LDがすりきれることはないですけど)見聴きしたけどスゴイ音楽と演奏ですよ。他に小沢征爾指揮チューリヒ歌劇場ローラン・ペリィ演出のヤナーチェク『利口な女狐の物語』ゲルギエフ指揮マリインスキイ劇場R・シュトラウス『影のない女』なんてDVDも買うてた。買ったのを忘れてはいけませんねぇ。ダスティン・ホフマン監督の『カルテット』は明日にでもゆっくり見ることにして読書。長男の部屋を整理したら出てきたドストエフスキイ『罪と罰』を読み出す…といっても若いときの手塚治虫の漫画版。しかしカット割りなんかスゴク斬新で良くできてます。原作を読み直したくなった。ゆっくりした一日。今日が本当の正月?夕方の黒兵衛との散歩を済ませて『鮨処もり山』へ。お節の御礼を兼ねて。そこへ澁澤龍子さんやら元気な婆様方がまるでイーストウィックの魔女たち(失礼)のように三人連れで登場。他のお客さんも巻き込んでヤレ村山だ江夏だ長嶋はダメだ松竹ロビンスがドーのコーの新しい歌舞伎座がドーのコーの…と楽しい一夜でした。孫はおとなしくマグロとワカメで満足。ハイ。これで2014年平成26年甲午も見事に幕を開けました。はてさて都知事は誰に…?

DVD
『トスカの接吻』
『トスカの接吻』
『ブルース・ブラザース』
『ブルース・ブラザース』
『ブルース・ブラザース2000』
『ブルース・ブラザース2000』

1月12日(日)
朝起きて連休2日目とは別に関係ないけど今日も黒兵衛と散歩。午前中井筒監督の映画に協力するため木村毅『日本スポーツ文化史』岸野雄三・多和健雄『スポーツの技術史』『スポーツ大事典』などをひっくり返して調べ事。昼飯映画劇場はダスティン・ホフマン監督『カルテット』。期待してみたけど期待が大きすぎたかなぁ。映像は綺麗けどテンポが悪い。舞台はオペラ歌手や演奏家の養老院「ビーチャム・ハウス」。ホントにあるのかどうか知らんけどサー・トマス・ビーチャムはイギリスの往年の名指揮者。ミラノにヴェルディが作ったカーサ・ヴェルディがモデル?そー言えばカーサ・ヴェルディを描いた映画『トスカの接吻』は素晴らしいドキュメンタリーだった。というのはさておき「ビーチャム・ハウス」が財政危機で存続不可能になる。それを元大スターの老齢オペラ歌手たちがコンサートを開いて救う…という構図はコンサートでカネを集めて孤児院を救う『ブルース・ブラザース』が元ネタ?というのもさておき映画を楽しむうえでもオペラを楽しむうえでも中途半端かなあ。ダスティン・ホフマン監督第1作はイマイチでした。チョット酷評だけどシャーナイ。オペラ・ファンとしてはグィネス・ジョーンズの『トスカ』を聴けたのが収穫かな。あ。多くのホンマモンの老齢音楽家が演奏をするなかで主人公の4人のカルテット(俳優)が実際に(口パクでも)歌わないことが致命的だったかも。しかし物語はいくらでも面白くなりそうなのに惜しい映画ですなあ。夕方も映画協力の仕事をして晩飯映画劇場はバーンスタインの自作自演のオペレッタ『キャンディード』。これは音楽も演奏も凄いですよ。音楽と酒にけっこう酔っ払って…孫を風呂に入れて…百まで数えて…寝る。

1月13日(月)
朝黒兵衛と散歩のあとコピー作業。野球とスポーツ資料をまとめて井筒監督に送ったりソチ五輪のデータを集め直したりであっと言う間に1日が終わる。晩飯映画劇場はインド人が虎と漂流する話…しかし字幕を読むのがカッタルクなって天才青年の物語に変えても同じで美輪明宏の『黒蜥蜴』に変えると娘とヨメハンに猛反対されて…孫と一緒に食事をするときは晩飯映画劇場は無理ですね。で孫と風呂入って寝る。マア連休の最後はこんなものか。サァ都知事選はどーなるのか…。東京五輪のときに七十幾つや八十幾つの人しかコノ国には候補者がいないのか…。

1月13日(月)つづき
この欄を読んでる某友人から大相撲は見てないのか?と訊かれたので書きますが初日も2日目も見ました。稀勢の里はイマイチですなぁ。そもそも仕切で手をついた時の腰が高すぎるのでは?股が十分に割れてないことが安定した取り口につながらないのでは?今度相撲ライターの荒井太郎サンに訊いてみよ。高校サッカーも素晴らしい逆転試合に興奮したけど高校ラグビーも含めてソモソモ大学受験のこんな時期に高校スポーツをやるべきじゃないですね。いや高校野球も含めてソモソモ高校スポーツを騒ぐのはすべて止めてクラブ・スポーツへの移行を進めなければ!それを率先して主張すべきジャーナリズムがメディアの宣伝に高校生を利用してはいけません!と怒ったところでこのページの上の写真を見てみると若すぎますよね。このホームページも誕生して10年。写真を現在の(ソレ相応に歳取った)自分の顔に変えることにします。

1月14日(火)
朝黒兵衛と散歩のあと立教大学の来年度のシラバス作り。シラバスという意味はよくワカランけど講義内容ならワカル。しかし小生のネット環境が悪いのか立大のホームページ情報が多すぎて重すぎるのか(そんなこと言うようでは古いパソコン使ってること丸出しですなぁ・汗)…ともかく上手くいかんので教務課に電話して口頭で若干の修正と今年度と基本的に同じことを伝える。そもそも勉強すりゃイイのですからね。しかしそんなことより2020東京オリパラ組織委員会の会長に森喜朗元首相が就任したのは…ちょっと高齢過ぎるんじゃないでしょうかねえ…2012年は82歳ですからねえ。ロンドン五輪のセバスチャン・コー会長は56歳でしたからねえ。財界人に頼んで断られて事務総長は官僚…というのも何か寂しいですねえ。せめて事務総長には若いスポーツマンを選んでほしいけど都知事選立候補者も反原発はヨシとしても年寄りが出てきましたなぁ。高齢化社会とはこーゆーもんかもしれませんけど…。

CD
『バッハ:ヴァイオリン協奏曲集』
『バッハ:ヴァイオリン協奏曲集』
『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1&2番』
『プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1&2番』
TOY
『Dino might!日本語訳版(恐竜ミニ図鑑+クイズゲーム+フィギュア)』(innovative kids)
『Dino might!日本語訳版(恐竜ミニ図鑑+クイズゲーム+フィギュア)』(innovative kids)
BOOK
藤田将人『恐竜なんでも全百科』(コロタン文庫小学館)
藤田将人『恐竜なんでも全百科』(コロタン文庫/小学館)
『恐竜コレクション(超ひみつゲット!)』(ポプラ社)
『恐竜コレクション(超ひみつゲット!)』(ポプラ社)
黒川みつひろ『恐竜かるた』(小峰書店)
黒川みつひろ『恐竜かるた』(小峰書店)
ローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』(文藝春秋)
ローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』(文藝春秋)
中野京子『名画の謎 陰謀の歴史篇』(文藝春秋)
中野京子『名画の謎 陰謀の歴史篇』(文藝春秋)
加藤康男『禁城の虜ラストエンペラー私生活秘聞』(幻冬舎)
加藤康男『禁城の虜ラストエンペラー私生活秘聞』(幻冬舎)
鬼塚英昭『白洲次郎の嘘 日本の属国化を背負った「売国者ジョン」』(成甲書房)
鬼塚英昭『白洲次郎の嘘 日本の属国化を背負った「売国者ジョン」』(成甲書房)
筒井康隆『ロートレック荘事件』(新潮文庫)
筒井康隆『ロートレック荘事件』(新潮文庫)
筒井康隆『エンガッツィオ司令塔』(文春文庫)
筒井康隆『エンガッツィオ司令塔』(文春文庫)
筒井康隆『ヘル』(文春文庫)
筒井康隆『ヘル』(文春文庫)

1月15日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。2020東京オリパラ組織委会長に老人が就任したことの残念とソチ五輪ジャンプの高梨沙羅がクロソイド曲線ジャンプ台に苦戦してる話をしたあと黒兵衛と散歩して新横浜へ。新幹線で大阪へ。今年初めての『ちちんぷいぷい』の前に毎日放送の隣の丸善ジュンク堂へ。孫のために恐竜の本を3冊購入。ま。何がきっかけでも本に興味を持つことは悪いことではないです。ついでに小生も中野京子『名画の謎陰謀の歴史編』(文藝春秋)ローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』(同)加藤康男『金城の虜ラストエンペラー私生活秘聞』(幻冬舎)&筒井康隆大先生の文庫本『ロートレック荘事件』など数冊購入。毎日放送へ行くとナント今日のゲストは井筒和幸監督。ありゃまぁ。先日のお酒と食事の御礼を言って映画のことホームページのブログに書きましたけど書いても良かったですかねえ?と事後承諾を求めると「べつにドーデモエエけどマダ正式発表したわけでもなけりゃコレから台本書くくらいやからソンナ話もあるらしいちゅう程度にしといて」とのこと。読者の皆さんソノ程度の話ですのでヨロシク。元総理が3人も都知事選やら五輪組織委やらで蠢いてることについて若い奴はおらんのかいな…などなどイロイロ話して「ぷいぷいキッチン」で牡蠣フライ食べて小生は一足早く退散。あ。今年のぷいぷいのテーマは「のびのび」らしいけどホナ小生は「ぎゃんぎゃん」。ことしもぎゃんぎゃん言わしてもらいまっせえ。帰りの新幹線は缶ビール2本で爆睡。帰宅して恐竜本に喜ぶ孫と風呂入って寝る。

1月16日(木)
本ホームページの吾輩の写真が歳相応のものに変わったことに満足。ホームページを始めた10年前のままの若すぎる写真は読者を騙しているようで落ち着かなかった。しかし歳取ったなぁ。孫がケンタッキーの店の前で必ず「じいじ」と指さすのも無理ないなぁ。ま。外見だけのことですから。

1月16日(木)つづき
終日ナンヤラカンヤラ電話やらメールやら…。そうか小泉細川ラインは東京五輪立候補辞退派だったのですね。宇都宮氏も同様。もっとも開催決定した今となっては返上派というわけではないでしょう。ならば脱原発派即原発廃止派としてどんなオリンピック&パラリンピックが考えられるのか。考えてみればそれを考えるということはオリンピック&パラリンピックにとっても原発にとっても非常に面白いことに違いない。オリンピック&パラリンピックを開催することも汚染水を封じ込めることも(もちろん放射能を漏らさないことも)すべて厳守しなければならない国際公約ですからね。マァ今回の都知事選は誰を応援するわけでもないですが…とか何とかゴチャゴチャしているウチに一日が終わる。こーゆー日は実り少ない。おまけに精神的に弱い稀勢の里がヤル気満々の碧山の迫力に2敗目。あ〜あ。面白くないので美輪明宏が丸山明宏時代の『黒蜥蜴』を見る。晩飯映画劇場で何度か挑戦したが娘どもや女房のツマンナ〜イとかキショ〜イという反対に遭い最後まで見られなかったモノ。今夜は娘が夜勤で孫もお泊まり保育。ゆっくり大人の時間。丸山明宏の台詞回しは流石。三島由紀夫との接吻シーンも興味深い。けど時代と古さは否めない。いや丸山明宏の演技や三島の顔に古さは感じない。オペラと同じで過剰なモノは時代を超える。それ以外のモノに黴が生えているのだ。続けて監督が『黒蜥蜴』と同じ深作欽二の『仁義なき戦い』を見る。昔見たけどヤッパリ面白い。ヤクザが必死に闘う無意味な滑稽感こそ深作の真骨頂。ラストの畳み込むような素早い展開は『ゴッドファーザー』の影響?面白かったので続けて『仁義なき戦い完結編』も見る。ミスキャストかと思われた宍戸錠が快演。松方弘樹との対決もなかなかの見物聞き物じゃけんのお。しかし日本の政治もヤクザの抗争と変わらんのかいのう。

CD
『ブラームス交響曲全集』
『ブラームス交響曲全集』

1月17日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと明日の毎日新聞原稿書き。ソチ冬季五輪について。オリンピックは政治であるという話。ロシアと反ロシア勢力が政治の坩堝カフカス地方でどんな政治(五輪)を展開するか。一方スポーツ(の現場)は政治とは無縁。メダル17個獲得期待。短い原稿の内容が総花的になりすぎたかな…と思いながらせっせせっせと執筆。BGMはユニヴァーサルから送られてきて着いたばかりのブラームス交響曲全集。シャイー指揮ゲヴァントハウス。スカラ座のイタリアものもドイツものもシャイーは今絶好調ですねえ。一緒に送られてきたジャニーヌ・ヤンセンのヴァイオリンによるバッハのVn協も素敵な演奏でした。女性ならではの柔らかさと落ち着きに満ちた優しく美しい演奏ですねえ。庄司沙矢香のプロコフィエフVn協も面白かった。バックはテミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル。サッカー選手だけやなく音楽家もバレリーナも日本人は世界の舞台で大活躍ですね…と思いながら原稿完成して送稿。夕方の黒兵衛との散歩のあとは大相撲。今場所の隠岐の海はオオバケしてくれそう…と思てたのにマダあかんなあ。今日もイロイロ電話があったけど都知事が誰になるかということ以上にオリンピック&パラリンピックをそうするかを皆で真剣に考え出さないと…それにはまずスポーツとは何か?障害者スポーツとは何か?オリンピックとは何か?ということを歴史とともに認識する勉強会を何度も開かないといけないはずですが…政府の中にも行政の中にもその問いにきちんと答えられる人がいるようには思えませんから…ねえ。

DVD
『仁義なき戦い』
『仁義なき戦い』
Blu-ray
『仁義なき戦い完結篇』
『仁義なき戦い完結篇』
DVD
『美輪明宏ドキュメンタリー〜黒蜥蜴を探して』
『美輪明宏ドキュメンタリー〜黒蜥蜴を探して』
VHS
『黒薔薇の館』
『黒薔薇の館』
DVD
『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』
『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』
DVD+Blu-ray
『シュガー・ラッシュ』
『シュガー・ラッシュ』

1月18日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。あと仕事の準備と整理。NOBORDER SPORTSの星野恭子さんのソチ・パラリンピックに向けた原稿をチェックして入稿に回す。それ意外に短い連載コラムの締切もあるのだが土曜日はどうせ編集者も休んでいるに違いないと高を括って月曜に延ばす。そう決意すると人間の常でサボり心が湧いてきて仕事をやる気が失せて昼飯映画劇場は丸山(美輪)明宏主演『黒薔薇の館』。監督は深作欽二。役者も小沢栄太郎・西村晃など実力者が出ているが…物語がそもそもつまらない。『黒蜥蜴』の続編的美輪明宏礼讃映画だが美輪明宏を美しいと思えない人間には見どころがない。リアリティがないから1969年の世相も味わえない。いや万博直前高度成長完成期の日本とはそーゆーリアリティのない時代だったのかもしれない。そー言えばその頃から終末論とかが現れてきましたからね。続けてオリヴァー・ストーンのドキュメンタリーを3本続けて見る。ルーズヴェルト・トルーマン・アイゼンハワー・ケネディの時代。ルーズヴェルトの平和主義の後を引き継ごうとしたウォレスが消えて(消されて)トルーマンが冷戦構造を作って軍産複合体を非難しながらも核開発競争をエスカレートさせたアイゼンハワーを経てケネディvsフルシチョフの一触即発全面核戦争回避への努力。そしてケネディ暗殺フルシチョフ失脚。なるほど。東京オリンピック1964とはそんな時代の産物(徒花?)だったのか…?ソチ五輪はどんな「花」を咲かせる?夕方黒兵衛と散歩のあと大相撲。稀勢の里は相撲内容がイマイチ。(横綱にふさわしい)安定感に欠ける。ヤッパリ仕切の腰の高さが気になるなぁ。晩飯映画劇場は孫と一緒にディズニー・アニメ『シュガー・ラッシュ』。トイ・ストーリーのコンピュータ・ゲーム@ゲーム・センター版。マリオ・カートのクッパやカンフー・ゲームに出てくるキャラなんかも顔を出してマリオ・カートさながらのレースを展開。そのなかで善玉になりたい悪役キャラのラルフと電気的欠陥を有する孤独な少女ヴァネロペがレースに出場して…と別に荒筋を説明することもないけれどいつもながらのアメリカン・ヒーロー・ストーリーながら結構オモロカッタ。日本のゲーム・キャラも日本の野球と同様アメリカに呑み込まれたというわけですね。

1月19日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。気温は低くても冬の暖かい陽射しが輝き青空が広がる好天。静かな日曜日。車が通らず何も音がしない住宅街は少々不気味でもあるなあ…と思いながらエントロピー増大で動きを止めたようなSFチックな街を散歩。道を曲がると中年の女性が何故かフラフラと道の中央を歩いてる後ろ姿が目に入る。白日夢のような光景。無音。面白い一瞬があるものだなぁと思って帰宅後新幹線で京都へ。関西地方は関ヶ原近辺で雪。新幹線も少々遅れてるらしいけどたいしたことなく京都着。京都西京医師会新春文化講演会で2020オリンピックのこと=体育からスポーツへの大転換&スポーツとは何かを喋ったあと懇親会に出席。ヨメサンの同級生やら小生の先輩やら後輩やら京都はナンヤラカンヤラつながりが多い。気楽に食べて飲んで記念撮影して新幹線で帰宅。車中で鬼塚英昭『白洲次郎の嘘 日本の属国化を背負った売国者ジョン』読了。まぁユダヤの陰謀史観に根ざしたトンデモ本という声も聞くうえナルホド首を傾げたくなる展開も少なくなかったけど最近の白洲次郎正子バンザイ評価に水を差す意味では意味では面白かった。胡散臭い人には違いないですからね。しかしそれ以上にローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』を読み出して前書きを読んだだけで大興奮。「無」とはどういう意味?時間も空間もなくても何かを生み出す場があったら無ではないのか?ならば無は存在するのか?《無より面白いテーマは何もない》ということで本のタイトルの話が始まる。ワクワク。全部の仕事を止めて読みたいくらいの本ですね。帰宅するとTBSから電話。明日の『ひるおび!』の打合せをしてフロ入ってネル。

1月20日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。日曜でなければ住宅街も少々活気が…と言いたいところだがやっぱり静か。人が動いてる気配はあまりナシ。通学する子供たちも通勤の大人も静かに歩いてる。気温の低い冬のせいか。ところが世界的には気温の低い地方の方が高い地方よりも高い生産性を上げている。何故?暑いと働かなくなるのか?いや働かなくてもいいのか…などと白い息を吐きながら考え考え黒兵衛との散歩を済ませて東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。荻野次晴さんとソチ五輪を語る。小生は獲得メダル数期待予想を17個から18個に増やすスキーフリースタイルの小野塚さんの活躍にエールを送ったため。荻原さんは12個変わらず。ただし金メダル予想が2から4に増えた。期待を込めて予想を語るのは楽しい。楽しく冬季五輪をイロイロ話して帰宅。テレビ局からイロイロ電話で出演依頼。メダルを予想を…それはTBSで話しましたので…その数字をこちらの番組でも…イイですけど詳しくは帰宅してから…と言ううちにTBSから電話。明日も『ひるおび!』への出演依頼。別に専属ではないけど日頃世話になってる番組を優先。他はテレ朝の『グッドモーニング』の取材に応じた以外はスタジオ出演を断る。残念ながら時間的に無理なものは無理ですからね。帰宅後連合通信の短いコラムを書いて送稿したあと大相撲。嗚呼。稀勢の里はアカンなあ。精神面と言うよりやっぱり仕切の腰高が元凶では?その腰高も精神的弱さの表れ?メシ食ってフロ&ネル。『宇宙が始まる前に何があったのか?』めっちゃオモシロイ!

DVD
『The Spirit of St. Louis 翼よ!あれが巴里の灯だ』
『The Spirit of St. Louis 翼よ!あれが巴里の灯だ』
BOOK
チャールズ・A・リンドバーグ『翼よ、あれがパリの灯だ』(恒文社)
チャールズ・A・リンドバーグ『翼よ、あれがパリの灯だ』(恒文社)
DVD
『太平洋ひとりぼっち』
『太平洋ひとりぼっち』
BOOK
堀江謙一『太平洋ひとりぼっち』(舵社)
堀江謙一『太平洋ひとりぼっち』(舵社)

1月21日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。やっぱり静か。冬は静か。シベリウスの『交響曲4番』が似合う…とまでは凍てつかないけれど(一応湘南地方のハシクレですからね)冬を感じたあとちょいとイロイロ仕事して東京赤坂へ。同じ東海道線に平塚から乗っていた某広告代理店勤務のSサンと新橋でバッタリ。一緒にタクシーに乗って情報交換。2020五輪組織委が元首相の会長も元財務事務次官の事務総長も政治官僚年寄りだらけになったことを嘆く。脱原発と同時にひっくり返す勢力は存在するのか…等々話して小生はTBSへ。元スケート・ショートトラック日本代表の勅使河原郁恵さんと一緒に『ひるおび!』生出演。スケート・ウェアやショートトラックの試合の見方の話をしたあとソチ近辺ロシア北カフカスの危険な情勢について少々解説。実際外務省も渡航は見合わせるようにと言ってる地域ですからね。古代ギリシアのオリンポスの祭典のようにエケケイリア(刀の柄を握った手を止めること=戦争をしないこと)はできないものか?…などいろいろ話して帰宅。原稿執筆。イロイロ電話。大相撲。遠藤頑張ってますね。稀勢の里は今更いい相撲を魅せられてもねえ。白鵬戦に期待かな。晩飯映画劇場はビリー・ワイルダー監督ジェイムズ・スチュワート主演リンドバーグの大西洋単独無着陸横断飛行を描いた『翼よ!あれが巴里の灯だ』。音楽の使い方に古さを感じるもののさすがにワイルダーの映像は見事。描き方は上手いですね。パリに着陸したあとの盛大な出迎えの中でリンドバーグが当惑する最後のシーンは市川崑監督石原裕次郎主演の『太平洋ひとりぼっち』にもつながりますね。リンドバーグ自身のドキュメンタリーは高校時代に世界ノンフィクション全集のなかの本で読んだけどこーゆー男一匹冒険物語の時代が消え去ったことは残念ですねえ。

1月22日(水)
朝起きてRKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。期待するにはビミョーな人選の2020東京五輪組織委の話とソチ五輪での反ロシア勢力の妨害行動(プーチン大統領の言うようにテロとは言いたくないでところがありますねえ)について話したあと週末名古屋でのオペラ講座の準備。ドヴォルザーク『ルサルカ』ヤナーチェク『利口な女狐の物語』。以前はルサルカの方が好きだったけど最近は女狐がスゴク面白くなってきた。オペラやクラシックというのはこーゆーことがよくある。マダマダこれから歳取って初めてオモシロイと感じるモノが出てくるに違いない。それが古典の愉しみだろう。昼から東京へ。今年も夏の西宮芸文センターでの佐渡サンのオペラツアーでお世話になるので(今年はモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』)平河町の音楽事務所に御挨拶のあと音羽の講談社へ。編集プロダクションの人と一緒に単行本の打合せ。初めて名刺交換を…と思たら以前魚住昭さんとの対談(『渡邉恒雄メディアと権力』の文庫本)などでお世話になった方だった。東京オリンピックに関する書き下ろし本についてイロイロ話して講談社内の書店で新刊文庫2点・講談社編『文学者の見た世紀の祭典東京オリンピック』&橋本一夫『幻の東京オリンピック1940年大会招致から返上まで』を購入したあと地下鉄を乗り継いで西新宿へ。東京の地下鉄に乗るということは長距離を歩くということですねえ…でせっせせっせと歩いて都庁へ。記者クラブ会見室で細川護煕氏の都知事選出場会見…とはいえ20分前に行ったら既に満員で座れず。入口付近に立ってたら某TV局女子アナから生中継しますので少し横へと言われるがさらに人が増えて横にも行けず生中継の方が外へ。いろいろ話を聞いたけど記者は1人も東京五輪のことを訊かず。原発を止めたら五輪はできないと言ってる人物が組織の会長ですが知事になられたら組織委を作り直すかどうか…と質問したかったけどテレビカメラの放列の後ろでは手をあげても当ててもらえず。シャーナイなぁ。細川陣営の某氏に話を訊く予定だったけど某氏も急に事情が変わって会えず。皆さん多忙ですねえ。知人の記者やレポーターと雑談したあと帰宅。そうか…。田中将大投手が決まりそうか…。

1月23日(木)
田中投手がヤンキースと契約。昨晩ベッドに入ったあといろいろ情報が入って少々寝不足。ま。予想通りの結果ですけどね。朝起きて黒兵衛と散歩のあと田中投手の情報を整理して東京赤坂TBSへ。元巨人投手の槙原氏と『ひるおび!』生出演。そう言えば槙原さんが新人で巨人に入団したとき『GORO』の二色刷グラビアページの取材でインタヴューに行って足の大きいことが話題になってカメラマンと一緒に素足の裏を写真に撮らせてもらって原寸大で掲載したことはあった。それで巨人の広報担当が激怒。何が悪いのか!?と反論して喧嘩したのを今も憶えてるけど槙原さんは憶えてるかな?まぁエエわ。田中投手のビッグ契約についてイロイロ話して帰宅。週末オペラ講座のレジュメを作って晩飯映画劇場はジョン・フォード監督ジョン・ウェイン主演『黄色いリボン』。見てなかったので見ておこうと思って390円で買ったDVDを見たけど見なくて良かった。フォード監督の他の作品に較べてこれは駄作ですね。歌が有名になっただけ。ま。誰でも駄作はあるモノです。都知事選も駄作にならないように…。

1月24日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。久々にゆっくりした1日。というか外出予定がないのでゆっくり仕事。明日の名古屋のオペラ講座の原稿を仕上げる。ヤナーチェクの音楽はホントに素晴らしい。小澤征爾がフィレンツェで指揮をした舞台はローラン・ペリイの演出も音楽も素晴らしいのに日本語字幕がないのは残念。韓国語の字幕はあるのに何故?主役が韓国系だから?マーケット的にはどうなんですかねえ?夕方の黒兵衛との散歩のあとは大相撲。遠藤が見事琴欧洲をぶん投げた。晩飯映画劇場は『太秦ライムライト』。時代劇斬られ役福本清三初主演映画。悪くない映画。なかなか面白かった。最後に殺陣を習って東京でスターになった若い女優(山本千尋)に斬られる筋書もチャップリンのライムライトとの関連も最後の主役の斬られ方も落合賢監督の90分でのまとめ方も良かった。松方弘樹の殺陣も貫禄。まだDVDの出てないのが残念。

1月24日(金)つづき
『太秦ライムライト』を見たあとTVにするとNHK-BSでザ・タイガースの東京ドーム復活コンサートをやってたので見てしまう。確か去年の暮れの出来事か。沢田研二は白髪白髭。腹が出て少々顔の筋肉も弛み何やら麻原彰晃を思い出してしまう。他のメンバーも白髪。客席が映し出されると観客も同世代。ま。歳相応ですね。多くの曲を一緒に口ずさめる自分に苦笑。岸部一徳さんだけが現役の役者顔だからベースも弾けるのか…と妙な心理状態になる。当たり前ですけどね。彼は小生の小説がテレビ・ドラマ化されたときの父親役。息子(小生)役の狂言師の茂山宗彦サンと大学の合格祝に先斗町を飲み歩いてシーサイドバウンドを歌うシーンがあったことを思い出す。復活タイガースのシーサイドバウンドは昔と同じ振付。皆さんマダ良く動けますね。ま。面白かったけど『太秦ライムライト』で70歳で現役を引退する殺陣師の話を見たあとにコレは高齢化社会の写し絵か?寝よ。

DVD
オペラ『ルサルカ』
オペラ『ルサルカ』
オペラ『利口な女狐の物語』
オペラ『利口な女狐の物語』
CD
『ヤナーチェク:シンフォニエッタ』
『ヤナーチェク:シンフォニエッタ』

1月25日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと根岸の美容室Laerenceへ。タイガース・ファンの若主人に髪を切ってもらう。さすがに昨夜のタイガースのコンサートは見ていなかった。世代が違いますからね(苦笑)。洗髪もしてもらって肩のマッサージも気持ちよくその足で新横浜経由新幹線で名古屋へ。中日栄文化センターでオペラ講座。童話のオペラ第4回はドヴォルザーク『ルサルカ』とヤナーチェク『利口な女狐の物語』。

1月25日(土)つづき
中日文化センターのオペラ講座ドヴォルザーク『ルサルカ』はルネ・フレミングの若いときの舞台。時間がないので有名なアリアと最後の口づけのシーンを見てヤナーチェク『女狐』はマッケラス指揮パリ・シャトレ座の舞台を楽しんでいただく。途中村上春樹が『1Q84』で異次元に映る祭の音楽として利用したヤナーチェク『シンフォニエッタ』の短いファンファーレも聴いていただく。ヤナーチェクの音楽はホンマに面白い。小澤征爾指揮ローラン・ペリー演出のフィレンツェ歌劇場の舞台も面白いけど時間がなく断念。あまり欲張りすぎるのは講座としてダメですね。新幹線で帰宅。メシ・フロ・ネル。

CD
『The Beauty & The Voice - The complete early performances 』
『The Beauty & The Voice - The complete early performances 』
『Gottlb Frick:King and Comic Actor』
『Gottlb Frick:King and Comic Actor』
DVD
『モーツァルト:レクイエム』
『モーツァルト:レクイエム』
『ショスタコーヴィチ:交響曲第6&9番』
『ショスタコーヴィチ:交響曲第6&9番』
『ブラームス:交響曲全集』
『ブラームス:交響曲全集』

1月26日(日)
朝起きて黒兵衛との散歩はパスして湘南新宿ラインで東京渋谷へ。NHK番宣番組『とっておきサンデー』生出演。ソチ冬季五輪で期待されるフィギュアスケートやジャンプやスノーボードの話イロイロ。番組終わってタワレコへ。市川崑監督の映画をいくつか購入。『東京オリンピック』に関してぼちぼち仕事にかかりますからね。クラシックのフロアに行くと輸入DVDの安売りワゴンでバーンスタイン指揮の『ブラームス交響曲集』『モーツァルト:レクイエム』『ショスタコ:6&9番』を各2〜3千円で見つけたので購入。海外盤DVDは安いですねえ。さらに往年の美人ソプラノ歌手アンナ・モッフォや渋いバス歌手ゴットロープ・フリックらの10枚組CDが各1千5百円で売ってたので購入。さらに新譜のティト・ゴッビ生誕100周年記念DVDも見つけて大喜び!…なんてクラシック&オペラ・ファン以外の人にはこの歓びはわからないでしょうけど天にも舞いあがるほど嬉しい気持ちになって帰宅。さっそくティト・ゴッビの素晴らしい歌声と演技でリゴレットやスカルピアやジャンニ・スキッキを楽しむ。夕方黒兵衛と散歩のあとは大相撲。鶴竜の見事な出足の相撲に喝采。続けては無理やろなあ…と思たらヤッパリ。しかし十分満足。日本人力士の皆さんもこーゆー相撲を取りましょうね。次女と孫が帰宅して晩飯前に今我が家で大流行の『恐竜かるた』で遊ぶ。幼稚園前の孫が歌留多を全部読めるのは見事。そこへ長女も帰宅してワイワイ晩飯でワインを3本も空ける。ま。タマにはエエか。

DVD
『市川崑物語』
『市川崑物語』
PHOTO
1936年ベルリン五輪記録映画『民族の祭典』監督レニ・リーフェンシュタールと市川崑さんと若い小生。
DVD
『ど根性物語 銭の踊り』
『ど根性物語 銭の踊り』

1月27日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。本HPやNOBORDER SPORTSの原稿をいろいろまとめたり資料整理をしたりメールを送りまくったり電話の応対をしたり…でアッと言う間に晩飯映画劇場。光陰如矢。時間の進むのは速い。市川崑監督勝新太郎主演『ど根性物語・銭の踊り』。1964年東京五輪の年に公開された東京暗黒街麻薬売買映画。タクシー・ドライバーの勝新が腕力と正義感を買われて暗黒街の男達に利用されるという話。東京五輪の時代の東京のマダマダ汚れた街並みがよくわかる。それを叩き潰す中から東京五輪は生まれたのだ。ロイ・ジェームズやスマイリー小原も出演。ナッツカシイー!勝新の恋人役は江利チエミ。音楽はハナ肇と宮川泰の小粋なジャズ。演奏は松本英彦カルテット。これまたナッツカシイー!市川監督と時代のモダニズムが滲み出てる。しかし50年経てば世の中ガラリと変わるもんですねえ。そんななかで今も見られる映画を作った人物は凄いですねえ。続けて岩井慎二監督『市川崑物語』を見る。90歳を過ぎるまで映画監督でいた人物に対する最大のオマージュ。文字を読ませて映画をすべて紹介して人生を描く。いいリズム。金田一耕助シリーズも見直したくなった。岩井vs崑の対談は後日に残してニュースに切り替え。NHKの新しい会長はほんまに阿呆ですね。松本正之会長をはずしてこんな阿呆会長を選んだ経営委員はさらに阿呆ですね。その経営委員を送り込んだのは総理ですけどね。ヘンな時代になってきましたねえ。

DVD
『赤穂浪士』
『赤穂浪士』

1月28日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩。コラム1本締切…が書けん。あれを書こうと思ってさらさらさらさらさら…ところがキキキイーッと急ブレーキがかかると前へ一歩の踏み出せない。なら別のテーマ…でと再びさらさらさらさら…ところがまたもやキキキキキイーッ。あっと言う間に昼飯映画劇場は『赤穂浪士』。片岡知恵蔵・月形龍之介・大友龍太郎・東千代之助・中村右太右衛門・大川橋蔵…昔のスターは名前だけでも凄いなぁと感心しながら前半だけ見る。監督は松田定次。原作は大佛次郎。脚本は新藤兼人。そうか。大石と千坂は友達か。垣見左内の話は出てくるのに天野屋利兵衛は出てこんのやなぁ…などと思いながら仕事に戻るが原稿は書けず。こーゆーときは無理してもイイものは書けんと諦めて『赤穂浪士』の続きを見てしまう。なるほど昔の人は眼力があるなぁ殺陣も上手いなぁと感心したあと晩飯に帰ってきた長男のライヴ映像見ながら晩飯。夜明日のテレビの打合せのあと原稿書きに挑戦。やっぱり上手くいかん。風呂入って寝よ。

1月29日(水)
朝RKB毎日放送『中西一清スタミナラジオ』電話出演。1964年の東京五輪から50周年ということで市川崑監督の大名作『東京オリンピック』について語る。すべての映像に(ドキュメンタリー映画でありながら)絵コンテが存在していること。映像がその絵コンテ通りに取られていること。フィルムが足りなくなって某清涼飲料水メーカーとタイプライター・メーカーから資金援助を受けることになったが組織委にアマチュアリズム厳守を持ち出されて現金を受け取れず現物支給でフィルムの援助を受けたこと。富士山をバックに三保の松原を走る聖火リレーが土砂降りの雨で富士山が見えなかったので大会終了後に綺麗な富士山をバックに上九一色村で撮影したところが現実の聖火リレーの日にち(9月末)では考えられないほど多い積雪で富士山が一段と綺麗になったこと…などなど生前の市川監督から聞いた話をいくつか披露したあと黒兵衛と散歩に行って東海道線で東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。スノーボード・スロープ・スタイルで小生が金メダル候補にあげている(本人も金メダルを目指すと宣言している)角野友基選出も生出演。17歳の高校2年生。小さい頃はいじめられっ子だったらしいけど今はしかりしてる。専門誌『SNOWboarding』編集長の野上大介サンも交えてイロイロ話したあと少し休んで再びスタジオへ。今度は大相撲遠藤の話題。コメンテイターがデーモン閣下なので山ほど大相撲の話題で盛りあがる。今年中には大関になるのでは?続けてスピード・スケートの靴職人とフィギュアスケートのブレード研磨職人の名人芸の話題。冬の競技は道具の闘いでもありますね。タップリ1時間以上出演して帰宅。他のメディアからいろいろ電話。メダル獲得可能性18個が呼び水になったんかなあ…。相変わらず原稿は書けないまま黒兵衛と散歩のあと『との山』へ。共同通信社O氏と焼き鳥(ビーフシチューなんてものも出てきた!)とビールと焼酎(ハナタレがあった!)でいろいろスポーツ原稿の話。ソチ五輪メダル可能性18個!と盛りあげることがスポーツ・ジャーナリズムとして「正しい姿勢」かどうかで意見が分かれる。確かにインフレですけどメダルを取れそうな可能性が少しでもある選手を取れないと断定するのもイイコトかどうか…。ま。自分の考えで18個と言っておきましょう。もしも賭けをするとなると10個くらいに落としますけど…それでも10個以下にはしないですね。選手に失礼ですから。

1月30日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。堀ちえみさんから「ひるおび見てますよ」と言われる。さすがは主婦ですね(笑)。トランポリンの廣田遥さんに2020東京五輪へ向けて復活はないの?と訊くとやりたいけどやれないでしょうねえとの答え。ジャンプの葛西選手は41歳現役。廣田さんは2020年でまだ36歳。やれまっせえ。桂南光師匠らとイロイロ楽しく話して「キッチンぷいぷい」は水餃子。これがメッチャ美味しかった。それにニューヨーク現地取材のチョコレートBean to bar(カカオ豆から板チョコまでを一貫して作ったチョコ)が美味かった。大人の味。半植民地農業なんかとも関係あるのかな?往復の新幹線でようやくローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』読了。絶対神の存在が大きい社会でも反神論者の物理論は確かに面白かったけど我々日本人には神にそんなにこだわらなくても…と思ってしまう。そこが日本人の強味?万能細胞を理系女が(苦労しながらも)簡単に作ったのもそれが一因?宇宙論に続いて筒井大先生の短編『エンガツィオ司令塔』を読んでしまう。強烈雲古御疾股スカトロ大爆発ドタバタハチャメチャフィクションに笑いを抑えるのがタイヘン。新幹線が混んでなくて救われた。帰。飯。湯。寝。

DVD
『黄昏』
『黄昏』

1月31日(金)
朝黒兵衛との散歩のあと横須賀線と江ノ電を乗り継いで七里ヶ浜の病院へ。定期検診と血液検査。血液は完璧。コレステロール値も尿酸値もγGTPもナンヤラカンヤラすべて正常値。昔から血液検査だけは超健康。それでも脳出血したのだから油断はできないとはいえ一応満足。主治医の先生とソチ五輪とドーピングについて話したりしてツキイチの検診終わり。病院の向かいの薬局で薬を買って江ノ電で海を見ながら鎌倉へ。好天でもサスガにサーファーはいなかった。大船で銀行によって記帳して昼飯買って帰宅。ところが家に帰ると銀行の通帳がない。服の内ポケットに入れていたはずが見つからない。鞄にもない。タクシーの中?銀行ATMの前?コンビニ?と大騒ぎ。しかし見つからないので銀行と警察に連絡。マイッタナァ。キャッシュカードや印鑑は手元にあるから使われる虞はないけれど振込とか見られるのイヤやなぁ…と不愉快な気持ちになって仕事の手が進まず。沈んだ気持ちで夕方の黒兵衛との散歩を終えて帰宅するとヨメハンが「通帳おましたでぇ」「どこにあったんやねん?」「さぁどこでっしゃろ。ボケたんとちゃいますやろなぁ…」その場所を聞いて見てびっくり。帰宅して脱いだ革のジャケットの袖口にピタリと引っ掛かってた。だからポケットを探っても服を振ってもわからなかったのか。帰宅してジャケットの内ポケットから通帳を出した直後に友人の音楽プロデューサーのS氏から電話があったので慌ててジャケットを脱いでソファの背に置いたときに手にしていた通帳も一緒に「脱いで」しまって袖口に引っ掛けたままにしたらしい。その後S氏と少々長電話。受話器を置いて通帳は?となったとき再度ジャケットの内ポケットに手を突っ込んだら通帳がない。む?となってそこらじゅう探したが見つからない。あ。タクシーに中に忘れたか?!落としたか!?…と大騒ぎ…。まったくドーショーもない事件でした。ヤケになってビール飲みながらWOWOWつけるとヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーンの『黄昏』をやってたので見てしまう。俺も歳とったのかな?いやいや主人公の80歳まであと20年もありまっせぇ。

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