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2月1日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイド・カルチャー』電話出演。2020東京五輪森組織委会長と面談した感想を話す。調整役ではなくもっとリーダーシップを発揮してほしいですね…と穏やかに(笑)。そのあと東海道線で川崎へ。タクシーで羽田空港へ。JALで帯広空港へ。帯広は札幌に較べてずっと雪が少ないとはいえ一面銀世界。今日は暖かいと言われても正午五良にマイナス6〜7度。鋭い寒さはNYCを思い出して嬉しい。時事通信社の招きで十勝地方のNTTユーザー関係者を迎えての講演会。1964年と2020年のオリンピックの違いやスポーツとは何か?という話しを1時間半にわたって話すしたあと夜の懇親会に出席。十勝豚料理と十勝牛のしゃぶしゃぶに舌鼓しながらスポーツの話しを山ほど。そのあと帯広泊。

2月2日(木)
朝帯広の日航ホテルで目覚めて朝食のあと時事通信社の用意してくれたタクシーで30分以上かけて十勝帯広空港へ。北海道は本当に広い。東西が東京広島間くらいありますからね。雪による欠航が心配だったが快晴で風もそれほど強くなく飛行機は予定通り飛んでくれてまず羽田へ。2つとなりのゲートに移動して大阪伊丹へ。途中快晴の空の下冠雪富士がメッチャ綺麗だったのでiPadのシャッターを何度も押す。ついでに着陸時にごちゃごちゃした大阪の町並みも写真に撮る。これはこれでナカナカ面白い。空港からタクシーで大阪ミナミにある歯科医師会館へ。医道高揚講演会に出席。スポーツ&ドーピング&2020に向けて…といった話をして大阪歯科医師会幹部の皆さんの接待を受けて美味しい料理をいただきながらスポーツの話を山ほどして新幹線で帰鎌。新幹線では爆睡。深夜自宅に着いて風呂のあとも爆睡。

BOOK
水木しげる『今昔物語(下)−マンガ日本の古典(9)』(中公文庫)
水木しげる『今昔物語(下)−マンガ日本の古典(9)』(中公文庫)
水木しげる『今昔物語(上)−マンガ日本の古典(8)』(中公文庫)
水木しげる『今昔物語(上)−マンガ日本の古典(8)』(中公文庫)
牧美也子『好色五人女−マンガ日本の古典(24)』(中公文庫)
牧美也子『好色五人女−マンガ日本の古典(24)』(中公文庫)
花村えい子『落窪物語−マンガ日本の古典(2)』(中公文庫)
花村えい子『落窪物語−マンガ日本の古典(2)』(中公文庫)
石ノ森章太郎『古事記花村えい子『落窪物語−マンガ日本の古典(2)』(中公文庫)マンガ日本の古典(1)』(中公文庫)
石ノ森章太郎『古事記花村えい子『落窪物語−マンガ日本の古典(2)』(中公文庫)マンガ日本の古典(1)』(中公文庫)
『家畜人ヤプー(1)宇宙帝国への招待編(石ノ森章太郎デジタル大全)』(講談社)
『家畜人ヤプー(1)宇宙帝国への招待編(石ノ森章太郎デジタル大全)』(講談社)
平泉康児『ILLUSTRATION 2017』(翔泳社)
平泉康児『ILLUSTRATION 2017』(翔泳社)

2月3日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと山ほど溜まった手紙とメールの整理をして昼飯食って午後からは東海道線で品川へ。京急電鉄で立会川駅へ。ちょっと早く着きすぎたので坂本龍馬像と土佐藩の砲台を見学。このあたりに黒船がやって来て若き龍馬も迎え撃とうとしたわけですね。太平の眠り覚ます蒸気船(喜撰)たった四杯で夜も眠れず…という狂歌を今も憶えている。生まれ育った京都の家の斜め向かいがお茶を売る店で「喜撰堂」という看板が掛かっていた。それで喜撰がお茶を表すと知っていたので中学3年の時にこの狂歌の意味がすぐにわかって嬉しかった…なんてことを思い出しながら立会川駅に迎えに来てくれた方と一緒に品川区立浜川中学校へ。体育館に集まった250人足らずの全校生徒を前にしてオリンピックとは何か?スポーツとは何か?を1時間弱にわたって講義。椅子に座って学年別に3カ所のコの字形に並んだ生徒たちの真ん中に立ってアチコチ歩きながらハンドマイクで喋る。ナントカ中学生を飽きさせないようにこっちも一所懸命。バレーボールやドジボールの意味を知ってるか?と問いかけたりボクシングのボックスは箱ではなく殴るという意味でレスリングは動物のじゃれ合いで…スポーツを生み発展させたのは古代ギリシアと近代イギリスでその共通点は?という問いかけの回答に何人も生徒が挑戦してくれて15人目くらいに民主主義という正解が出たときは俺も嬉しかった。いろんなスポーツとオリンピックにまつわる話をして校長先生と少し歓談のあと退校。校門を出るときに何人かの生徒から大きな声でアリガトウゴザイマシタ!サヨウナラ!と挨拶されたときも嬉しかった。品川駅と東京駅の本屋で探してる本(水木しげるの『コミック版昭和史第8巻』)が見つからなくてもまったく不快感は沸かず中公文庫のマンガ日本の古典を数冊購入。水木しげる『今昔物語』石ノ森章太郎『古事記』花村えい子『落窪物語』牧美也子『好色五人女』。それに現代日本アートを知りたくて『イラストレーション2017』(翔泳社)も購入。そして久しぶりに『鮨処もり山』へ。日経BPが企画している『ヘルスケア&スポーツ街づくりEXPO』の打ち合わせもそこで行ってほろ酔いイイ気分で帰宅。

2月4日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。少しばかり仕事のあと横浜中華街へ。高校時代の同期生仲間と年に1回の食事会。メンバーはフィールズ賞を取れなかった天才数学者。まだノーベル賞に望みを繋いでる(らしい)生理学者。会社社長引退寸前の経営コンサルタント。大電機会社の研究所長を引退したコンピュータ研究者。大都市銀行幹部を引退して元銀行マン。そして俺。まったく気の置けない仲間と中華のフルコースとビールと紹興酒でワイワイガヤガヤ。まず母校がセンバツの21世紀枠の候補に入っていたのに落選して残念という話題から昔話を山ほど。場所を中華街のはずれにあるバーに変えてビールやスコッチやバーボンで第2ラウンド。京都に帰る一人と家が反対方向の一人と別れて帰る宝庫委が同じ残った三人で大船駅前のバー黒チャンの『Krocks』へ。メッチャ臭い(美味しい)アイリッシュ・ウィスキーやバーボンで仕上げ。いやぁ。みんな強い。そーいえば彼らはみんな高校時代から呑んでいてオールドを瓶ごと丸呑みしていたコンピュータ研究者はそれが見つかって無期停学処分になったがそれが功を奏して京大に現役合格し(ヤガッ)た。もう一人は高校時代にアメリカ留学。帰国して高校に復学したときは物わかりの良い教師とビールで乾杯していた。みんな酒呑み。酒なくて何の己が友達か?いやあ久々に仕事抜きストレス抜きの楽しい酒と友の一日でした。

CD
『ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集』
『ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集』
『ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「10月革命に捧ぐ」&12番「1917年」』
『ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「10月革命に捧ぐ」&12番「1917年」』

2月5日(日)
ここ数日忙しかったせいか起床が9時前。あるいは昨日飲み過ぎただけのせいか。すっかり熟睡して元気溌剌。黒兵衛と散歩のあとPR誌の原稿を仕上げて送稿。午後から当HPのなんやらかんやらやら原稿を整えるもののそのうち昼飯と昼寝の時刻になって午後からも頑張るもそのうち酒のほしい時刻になってダウン。マアこんな日もありますなあ。少し休も。酒呑んで晩飯食ってダーウィンが来た見て日曜美術館の吉田博の木版画に驚愕して風呂入って出てきて井上道義さん指揮N今日のショスタコーヴィチのピアノ協奏曲と交響曲12番に興奮して「美の壺」のお守り特集を楽しんで(鞍馬山のお守りほしいなあ)ニュースでやっぱりトランプにウンザリして…おやすみなさい。

BOOK
『相撲ファンvol.4』(大空出版)
『相撲ファンvol.4』(大空出版)
『稀勢の里 横綱昇進記念号/月刊「相撲」2017年02月号増刊号』(ベースボール・マガジン社)
『稀勢の里 横綱昇進記念号/月刊「相撲」2017年02月号増刊号』(ベースボール・マガジン社)
横山光輝『平家物語(中)−マンガ日本の古典(11)』(中公文庫)
横山光輝『平家物語(中)−マンガ日本の古典(11)』(中公文庫)
横山光輝『平家物語(下)−マンガ日本の古典(12)』(中公文庫)
横山光輝『平家物語(下)−マンガ日本の古典(12)』(中公文庫)
矢口高雄『奥の細道−マンガ日本の古典(25)』(中公文庫)
矢口高雄『奥の細道−マンガ日本の古典(25)』(中公文庫)
やまだ紫『御伽草子−マンガ日本の古典(21)』(中公文庫)
やまだ紫『御伽草子−マンガ日本の古典(21)』(中公文庫)
広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』(集英社)
広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』(集英社)

2月6日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと校正などイロイロ仕事したあと東海道線で東京へ。品川駅の書店で最近ハマってしまった中公文庫のマンガ日本の古典シリーズのうち矢口高雄『奥の細道』やまだ紫『御伽草子』を買う。横山光輝『平家物語』が上巻がなく中下巻だけだったので迷ったがコレも買う。中巻から読み出しても知ってる話ですからね。隣の本棚に広瀬隆『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』(集英社)が会ったのでコレも購入。広瀬隆さんの本は原発告発本以来の愛読者ですからね。山手線で浜松町へ行って歩いて『AVATTA SUTUDIO』へ。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは相撲ジャーナリストの荒井太郎さんとゴルフ改革会議副議長の諸星裕さん。荒井さんには稀勢の里について。諸星さんには五輪ゴルフ会場と松山の米ツアー4勝目とスーパーボウルについてイロイロ語ってもらう。稀勢の里はなるほど真面目で見事な横綱ですね。アメフットも大好きなんですね。番組終了間際から長田渚左さんがいらして終了後新しく始めようとしているスポーツライター塾の打ち合わせ。上杉隆氏も加わってイロイロ塾の計画についてやオプエドについて話し合う。いろいろ大変なんですね。ま。スポーツライター塾は木村元彦さんも巻き込んで頑張りましょう。しかし最近は「塾」が多すぎるから「スポーツライター・スクール」のほうがエエかな?

2月7日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『アサヒ芸能』連載コラム1本仕上げて送稿。昼飯食って上野東京ラインで大宮へ。東武アーバンクライン柏行きに乗り換えて春日部へ。タクシーで春日部市民文化会館へ。春日部法人会主催の市民講演会で2020東京オリンピック・パラリンピックについて講演。ゴルフ場問題とかソンナクダランことは話さずスポーツの本質論…体育からスポーツへの転換について楽しく面白く話す。聴衆の皆さんにも楽しんでもらえたはず。しかし春日部は遠いなあ。名古屋のほうが近いかなあ。帰りは東京で某TV局と打ち合わせのあと帰宅。車中で矢口高雄『マンガ日本古典シリーズ奥の細道』に熱中。これは画も迫力があってイイけど芭蕉に関する解説文が簡潔的確で素晴らしいですね。

2月8日(水)
朝起きてRKB毎日放送『櫻井浩二インサイト/インサイト・カルチャー』電話出演。2020東京五輪ゴルフ会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部は女人禁制問題ばかりが騒がれているがバリアフリーも不完全でそのことをゴルフ改革会議(JGC)の一員として組織委に面会に行ったときに話したところが組織委のスタッフが「ゴルフはパラリンピック競技になってませんから…」との返事。この返答は最悪ですよね。パラリンピック競技会場でなければバリアフリーでなくてもいいんですかねえ…とかイロイロ話してから黒兵衛と散歩(これはルーティンですね)&部屋の整理&新聞雑誌の整理&手紙メールの整理&返事。ふううううう…片付かん。昼飯食ったあとも雑務。夕方気分転換に磯子の行きつけのヘアサロン『LORENCE』へ。久しぶりに虎吉のマスターに髪の毛を切ってもらってサッパリして気分転換完了。夜は久しぶりにウィスキーとオペラ三昧。タマには良かろう。

2月9日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと毎日新聞不定期連載『時評点描』原稿書き。締め切りは明日だが明日は終日関西出張のため1日早く入稿。昨日RKBで喋ったことを文字化。午後からは確定申告用の収入明細書と支払調書の整理&月別収入表の作成にウンザリ。PCの存在しない時代はそろばん初段の腕前を自慢げに計算していたものだがPCでエクセルを操作する様になってからは面白みが激減。確かに早くできるがエクセルの使い方がよくわからずイライラ。まったく不便な世の中になったものだと嘆きながらプリントアウトは次女に任せて明日早いのでメシ&サケ&フロを早く済ませて早めに寝る。

2月10日(金)
早朝5時に起きて予約していたタクシーに乗って大船駅へ。東海道線で品川へ。新幹線で新神戸へ。タクシーでポートアイランド・ホテルへ。『平尾誠二さんへの感謝の会』に出席。雪が心配だったので早めに出たことで御家族の方に挨拶ができたが夫人の恵子さんの目には「今日は泣いてはいけませんよね」と言いながら思わず涙が。俺は頑張ってこらえたがトイレに入ったところで伏見工高時代の山口良治先生とバッタリ。思わず二人とも泣いてしまう。「私は今日は来とうなかったんや」はい。私もです。控え室で辻料理学校の辻先生を紹介されて神鋼時代の名フォワード林敏之さんや関西ラグビー協会の前田さんらと久しぶりに話したあと会場に入って岡田武史さんに久しぶりに挨拶。山中伸弥先生の挨拶が良かった。そうか。平尾は他人を叱るときに「行為は叱っても人格に触れてはいけない。他人と較べてはいけない。長く叱ってはいけない」と言ってたのか。エライ奴っちゃ。山口先生が挨拶に立たれて涙をこらえるのに大変。そのあと献花。外に出て平尾に関する懐かしい展示物を眺めたあと『スポーツゴジラ』に書いた小生の追悼文が抜粋でパネル化されていた。多くの人が読んでくださりありがとうございます。その横に『スポーツゴジラ』が置いてあったので「こちらに全文が載ってます。無料ですからどうぞ」と配り始めると久しぶりに会った平尾さんと共通の友人の電通のSさんも一緒に配ってくれてアッという間に200部がなくなる。その後の一般の人々の献花でも200部がはけて合計400部が平尾ファンの手に渡る。用意してくれた長田渚左さん有り難うございました。パーティの席で山ほどいろんな人と久しぶりに会って話して(森喜朗さんだけは話す機会がなかったなあ・苦笑)御家族にもう一度挨拶して近いうちに遺骨に線香を上げに行く約束をして会場をあとにする。タクシーに乗るときに元民主党文科副大臣だった鈴木寛さんと一緒になったので五輪問題をイロイロ話しながら新神戸へ。鈴寛さんも組織委のあり方には批判的に心配されてるなあ…で新幹線で帰鎌。佳人薄命・美人薄命という言葉は平尾のような人間を射すのですね。

2月11日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩。昨日の『故平尾誠二 感謝の会』を思い出しながら歩く。そーいえば会えるべきなのに会えなかった人が3人ほどいたなあ…。ラグビー協会への抗議…というわけではないやろけど平尾をイジメまくっていた人も昨日は何人も来ていたなあ…。理不尽に勝つ…は平尾の言葉やったなあ。理不尽に勝つと新年になる…。そー言えば他人の悪口を言わん男やったなあ。きちんと批判はしたけど…。理不尽を怒らなかった。むしろ笑てた。まるで仏の心やで。せやから仏になりやがって…なんて言うたら「上手いこと言わはりまんなあ」と笑われたやろなあ…。終日部屋の整理。心の整理。夕方から次女の旦那が来宅。アイリッシュ・ウィスキーを持参。晩飯前に長女もBFと一緒に来宅。久しぶりに喧しい晩飯。鴨鍋に舌鼓。夜はオペラ三昧。久しぶりに夜更かし。タマにはエエやろ。

2月12日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと自宅が近いというSSF(笹川スポーツ財団)のF氏が来宅。長田渚左さんの紹介でSSFが支援しているワールド・ゲームズ(第2のオリンピックとも呼ばれる4年に1度のスポーツ大会)の資料を持参してくださり説明受ける。明日の『ニューズ・オプエド』にWGA(Woeld Games Association)理事の師岡文夫上智大学教授がゲスト出演してくださるので勉強を。2001年に秋田で第6回大会が開かれたときは小生も注目して原稿を書いた覚えがある。今年はポーランドのヴロツワフで7月に第10回大会が開催される。ほどよい大きさの面白スポーツの大会。カヌーポロ・フライングディスクアルティメット=フリズビーでのアメフット・ビーチハンドボール・タンブリング体操など面白いですよ。おまけにテロの心配もない。既存の施設以外使っちゃダメのルールもある。第1じゃなく第2がいいですね。祇園も甲部より乙部のほうがオツですから…ってナンノコッチャ。

Blu-ray
『3つのライヴ・フィルム《トスカ》《椿姫》《リゴレット》』
『3つのライヴ・フィルム《トスカ》《椿姫》《リゴレット》』
HP
『日本ワールドゲームズ協会』
『日本ワールドゲームズ協会』

2月13日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事して午後から渋谷タワレコへ。名古屋のオペラ講座の受講生に頼まれたDVD『リゴレット・椿姫・トスカ』を購入。タワレコは3階以上が閉まっていたが(棚卸し?)1階受付の女性に注文すると7階のクラシック・コーナーから取ってきてくれた。それはともかくコノ輸入盤DVDは完璧なロケーション映像で屋外生中継でTV放映されたモノ。メータ指揮の音をスピーカーで伝えて歌手が野外やホンマモンの教会や宮殿の内部で歌い演じる。何年か前にNHKでも放送されてよーやくDVD化されたが何度見てもホンマに同時に演奏し歌ってるのかいな?と思うほど見事な映像。歌手もドミンゴ・マルフィターノ・クーラ・パネライ・グヴァザーヴァ…と一流揃いでイタリア音楽界とTV絵画総力を挙げて製作したモノ。ただ残念ながら日本語字幕がない(中国語はある)。ナンデヤネン?…と思いながら浜松町へ。AVATTA ATUDIOで『ニューズ・オプエド』MC出演。ゲストは上智大学教授で国際ワールド・ゲームズ協会理事の師岡文夫先生。笹川スポーツ財団で日本ワールドゲームズ協会事務局の古坂具巳氏も見学に来られて楽しくワールドゲームズの話。今年の7月20日からポーランドのヴラツワフで第10回大会が開かれる。中味については昨日の本欄に書いたような内容だが師岡先生のマシンガン・トークが素晴らしかった(^^;)。と同時にアメリカから上杉隆氏が安倍首相とトランプ大統領のゴルフ最終ホール・ホールアップの様子を大スクープ。コレもナカナカのもだった。

BOOK
里中満智子『心中天網島―マンガ日本の古典27』(中公文庫)
里中満智子『心中天網島―マンガ日本の古典27』(中公文庫)
酒井美羽『春色梅児誉美―マンガ日本の古典31』(中公文庫)
酒井美羽『春色梅児誉美―マンガ日本の古典31』(中公文庫)
いがらしゆみこ『和泉式部日記―マンガ日本の古典6』(中公文庫)
いがらしゆみこ『和泉式部日記―マンガ日本の古典6』(中公文庫)
坂田靖子『堤中納言物語―マンガ日本の古典7』(中公文庫)
坂田靖子『堤中納言物語―マンガ日本の古典7』(中公文庫)
古谷三敏『浮世床―マンガ日本の古典30』(中公文庫)
古谷三敏『浮世床―マンガ日本の古典30』(中公文庫)
つのだじろう『怪談―マンガ日本の古典32』(中公文庫)
つのだじろう『怪談―マンガ日本の古典32』(中公文庫)
横山光輝『平家物語(上)―マンガ日本の古典10』(中公文庫)
横山光輝『平家物語(上)―マンガ日本の古典10』(中公文庫)

2月14日(火)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと栄中日文化センターの4月からの講座内容を執筆。新講座は6回すべてフィガロの結婚関連。7月に佐渡裕さんのフィガロ公演が兵庫県立文化芸術センターでありますからね。その他イロイロ仕事して夕方からスポーツ産業化推進議員連盟の第3回会議出席のため衆院第2議員会館へ。卓球協会副会長の前原正浩さんと青学大陸上部監督の原晋さんからそれぞれのスポーツ団体の強化策やメディア利用や問題点など現状報告が極めて興味深かった。そうか。箱根駅伝は放映権収入がたった2億円で主催者は学生連盟という学生主体で収入のストックが7億円もあるのか…。アマチュア無責任体制が横行していて陸上界全体の発展につながってないのか…。発言を求められたので最大の問題点は高校野球と同様箱根駅伝もメディアが主催者となってジャーナリズムが機能してないこと…と発言。メディア自体が事業体部門を切り離さなければ…。会議のあと八重洲ブックセンターへ。最近凝ってる中公文庫のマンガ日本の古典シリーズをイロイロ購入。里中満智子『心中天網島』坂田靖子『堤中納言物語』いがらしゆみこ『和泉式部日記』古谷三敏『浮世床』酒井美羽『春色梅児誉美』つのだじろう『怪談』…帰りの電車で横山光輝『平家物語上巻』読破。うん。漫画的構成や山場の作り方や絵のスタイルなどイロイロ考えさせられて面白い。日本のコミックはレベルがホントに高いですね。

Blu-ray
オペラ『ヴェルディ:シチリアの晩鐘』
オペラ『ヴェルディ:シチリアの晩鐘』

2月15日(水)
朝起きてRKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。安倍総理とトランプ大統領がゴルフをやったことについて。スポーツ(ゴルフ)は民主主義と非暴力と平和のなかからしか生まれないこと。北朝鮮のような暴力(暗殺)が行われる国では生まれず発展もしないことを話したあと黒兵衛と散歩。アサヒ芸能の連載でもスポーツと民主主義・非暴力・平和との関係を書く。残念ながら安倍首相もトランプ大統領も(森組織委会長も)民主主義とスポーツの関係(オルベルト・エリアスの唱えた説)については御存知ないと思いますが…。午後からは部屋の整理と掃除。夕方からはヴェルディのオペラ『シチリアの晩鐘』の勉強。いやあ…面白く素晴らしいオペラですねえ。シチリア島を支配するフランス兵たちの横暴を描きながらパリで初演されて大成功したのも音楽の力でしょうねえ。パルマ歌劇場の公演DVDは客席も使った演出も歌手陣(ヌッチ・デッシー・アルミリアート他)も演奏(ザネッッティ指揮)も素晴らしいモノです。日韓のオペラ歌手と指揮者と合同オケで演奏してみてはどうでしょうねえ?

DVD
『オペラ名作鑑賞シリーズ6パイジェッロ&ロッシーニ/セビリャの理髪師』(世界文化社)
『オペラ名作鑑賞シリーズ6パイジェッロ&ロッシーニ/セビリャの理髪師』(世界文化社)

2月16日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと名古屋の栄中日文化センターの4月からの次期講座のレジュメ作り。テーマは『オール・フィガロの結婚講座』。佐渡裕さんが西宮文化芸術センターで指揮しますからね。6回講座のすべてをフィガロで。ただし1回目だけはボーマルシェ原作の『セビリャの理髪師』をロッシーニとパイジェッロのオペラで取りあげます。酒井美羽さんのマンガの『春色梅児誉美』面白かった。漫画作品として美事でした。

HP
『世界ゆるスポーツ協会』
『世界ゆるスポーツ協会』
『エンジン01水戸オープンカレッジ』
『エンジン01水戸オープンカレッジ』
『エンジン01』
『エンジン01』

2月17日(金)
朝起きて東海道線で品川へ。新幹線で名古屋へ。在来線の東海道線快速で岐阜へ。タクシーで中部学院大学各務ヶ原学舎へ。地域公開講座で講演。昼食を食べながら先生方とイロイロ話しをしたあと『スポーツを通じた地域活性化〜その前に知っておきたいこと』と題してスポーツとは何か?という話をする。2時間の講演で少々疲れたが新幹線で東京を経由して茨城県水戸へ。エンジン01オープンカレッジin水戸のウェルカム・パーティに参加。

2月17日(金)つづき
夜。水戸市内のホテルで行われたエンジン01「オープンカレッジin水戸」のウェルカムパーティに参加。ウィスキーのグラス片手に竹山聖さんや奥田瑛二さんや露木茂さんや三枝成彰さんに挨拶しているところへ池辺晋一郎さんが登場。明日の朝の1時限の音楽講座で服部克久さんの代役を頼まれてしまったのを池辺さんがいるなら交代してほしいと言うと「明日は東京で仕事があるからダメ」とか。「ハッタリカツヒサでいいじゃない」と相変わらず駄洒落がキツい。いろんな人とイロイロ話してお開き。水戸泊。

2月18日(土)
水戸のホテルで目覚めて朝食。周囲は世の中から「文化人」と呼ばれている人でいっぱい。中丸三千繪さんや林真理子さんに御挨拶したあとバスに乗り込んで茨城大学へ。1時限目は服部克久さんの代役として音楽評論家の池田卓夫さんや作曲家の猿谷紀カさんと一緒に「激論!音楽のすべて」アル中酔っ払いの叔父のために小学5年生でワーグナーが好きなった話をする。スポーツの話より楽しかったかな。2限目は元東京都知事の猪瀬直樹さんと五輪組織委理事のヨーコ・ゼッターランドさんと一緒に「ここまで話す東京五輪」猪瀬さんの独演会(笑)。そうか。森組織委院長は何もやらない(不作為)の罪なんですね。猪瀬さんは元トヨタ会長の張さんを会長にする予定だったとか…イロイロ聞き役に回ってゴルフ場の話などして終了。ヨーコさんはあまり話す機会なし。ただし組織委理事会が2ヶ月に1回とは驚いた。理事は名前だけで一部の人が組織を動かしてるのですね。3時限目は再びヨーコさんと社会学者の古市憲壽さんと世界ゆるスポーツ協会会長の澤田智洋さんと一緒に「みとれる障害者スポーツ」で障害者スポーツの素晴らしさについてイロイロ語る。澤田さんの考案してる数々の「ゆるスポーツ」が筆に素晴らしかった。激しく扱うとオギャアオギャアと赤ん坊のように泣き出すボールを優しくパスして(泣き出したらあやして泣くのを止めて)ゴールまで運ぶ球戯とかイロイロ紹介してもらう。これは最高。いずれ「ニューズ・オプエド」にも出てもらいます。4時限目は「中高生のためのハローワーク」で「スポーツライター入門」。中高生を相手に1時間の講義。いやあ。疲れた。最後に晩飯を食べながらアルコールを飲みながら水戸市民の皆さんとテーブルを囲んで「夜学」。小生はデザイナーの浅葉克己さん経済評論家の勝間和代さん古市憲壽さん澤田智洋さんLGBTコンサルタントの増原裕子さんらと一緒に結婚式場のような場所でテーブルを移動しながらイロイロ歓談。ホテルに帰って「エンジン・バー」で飲み直し。高野孟さんや神奈川県知事の黒岩祐治さんや水戸市長や茨城県知事などいろんな人と話すたびに「ゆるスポーツ」の宣伝に努めて澤田さんを紹介。野村万蔵さんに声をかけられたのが嬉しかった。お兄さんの万丞さんの話をしたり…で今夜も水戸泊。

2月19日(日)
水戸のホテルで目覚めてCGアーティストの川口洋一郎さんと朝食。この人は俺のあこがれていた九州芸術工科大学の卒業生ですからね(ナンノコッチャ)。今回のゼロワンでも大勢の人と出会ったけどちばてつやさんにサインをもらえなかったのは残念。偶然一緒になった澤田智洋さんとタクシーで水戸駅へ。小生は少々時間があったので土産物店を物色。「究極のメロンパン」というのがあたので250円払って食べてみる。マァマァでした。名神高速道路の栗東サービスステーションのメロンパンのほうが味は上ですね(これはホントに美味い)。水戸から品川行きの電車に乗る。水戸を出発して10分後くらいに右手前方に小さく見えた山は富士山!こんなとこからも見えるんだ!と感激。あとは爆睡。大船に着いて帰宅してラーメン食ってからも爆睡。やっぱり疲れたのかな。晩飯食って爆睡。

BOOK
木原敏江『雨月物語―マンガ日本の古典28』(中公文庫)
木原敏江『雨月物語―マンガ日本の古典28』(中公文庫)
土田よしこ『東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典29』(中公文庫)
土田よしこ『東海道中膝栗毛―マンガ日本の古典29』(中公文庫)
黒鉄ヒロシ『葉隠―マンガ日本の古典26』(中公文庫)
黒鉄ヒロシ『葉隠―マンガ日本の古典26』(中公文庫)
バロン吉元『徒然草―マンガ日本の古典17』(中公文庫)
バロン吉元『徒然草―マンガ日本の古典17』(中公文庫)
原ゆたか『かいけつゾロリのまほうのランプ~ッ:かいけつゾロリシリーズ54』(ポプラ社)
原ゆたか『かいけつゾロリのまほうのランプ~ッ:かいけつゾロリシリーズ54』(ポプラ社)

2月20日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと通信社の短い連載コラムを書いて送稿。昼飯食って少しテレビを見ながら休憩。金正男暗殺小池石原対決…ワイドショーは話題に困らず…か。五輪ゴルフ場問題は話題にならず…では困るなあ。京浜東北線で桜木町からタクシーでインターコンチネンタル・ホテルへ。大和ハウス工業関連会社の新年会で記念講演。オリンピックとスポーツについて。帰りの桜木町駅で本屋を覗くとナント中公文庫のマンガ日本の古典シリーズがずらりと並んでいたので黒鉄ヒロシ『葉隠』土田よしこ『東海道中膝栗毛』木原敏江『雨月物語』バロン吉元『徒然草』を購入。最近漫画にハマッテるのは孫が漫画家になりたいと言い始めたからか、『ワンピース』も読んでみるか。大船の駅で孫のために『かいけつゾロリ魔法のランプ』をお土産に買って帰る。

Blu-ray
オペラ『ヴェルディ:運命の力』
オペラ『ヴェルディ:運命の力』

2月21日(火)
朝起きて東海道線で新橋へ。タクシーで衆議院第1議員会館へ。ゴルフ改革会議出席。五輪ゴルフ会場について改めて話し合ったりイロイロ相談して会議を終えて大急ぎで帰宅。北國新聞ツキイチ連載執筆。送稿。週末のオペラ講座レジュメ作成&4月からの新講座『フィガロの結婚』のチラシを校正したりオペラ講座の『運命の力』の勉強をしたり…。原稿もう1本は明日に回して近頃チョイと疲れ気味なので爆睡。土田よしこ『東海道中膝栗毛』がメッチャ面白い!

2月22日(水)
朝起きてRKB毎日放送『櫻井浩二インサイトのインサイト・カルチャー』電話出演。アジア冬季五輪でのスピードスケート女子1500m3位の高木奈那選手が3位脱炭に表彰台に上がれなかった話題を取りあげスポーツの順位・結果とメダル・表彰台・国旗の関係について話す。水泳で1着同タイムを1000分の1秒単位まで結果を出して順位をつけたこともあったが4pの差に順位をつけたことを反省して以後水泳では100分の1秒で同タイムの場合は同着にすることになった話やその後50m男子自由形で同タイムで同着優勝も出たがアメリカ人同士だったので国旗も国歌も1つで済んだこと…陸上競技ではたとえ100分の1秒でも1000分の1秒でも同タイムでも写真判定でミリ単位の順位をつけることになっているコトなどを話す。黒兵衛と散歩のあと『アサヒ芸能』の連載で同じ話題を取りあげたが少々深く考え直して1国や1地域の表彰台独占を避けるため(アジアにおける冬季スポーツの普及を図るため)表彰台は2人までとしたアジア冬季大会の特別ルールを批判。どんな理由があろうとスポーツの順位(最大の価値)を動かしてはいけませんよね。普及のためというならフェアプレイ賞やモスト・エキサイティング賞や頑張ったでしょうのようなモノを設けるべきでスポーツ最大の価値である順位を動かしちゃいけないですよね。

2月23日(木)
朝黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事して東海道線で小田原へ。新幹線に乗り換えてあっという間に三島へ。静岡県三島市民文化会館で三島市法人会主催の新年講演会で講演。三島に近い伊豆では2020年の東京オリパラで自転車競技のスプリントとマウンテンバイクが行われる。そのスプリントが行われるベロドロームの意味を会場に来られた皆さんに訊いてみたらバレーボールやドッジボールの意味と同様1〜2人の人しか御存知なかった。スポーツのことについては言葉の意味など知らなくてもイイという空気が蔓延してますね。理屈を言わずに走れ!という体育教育の結果ですねえ。講演を終えて帰宅。三島駅のホームから雲が晴れたときに見えた富士山はサスガに大きかった。帰りに大船ルミネの本屋さんアニールに寄って孫に頼まれていた本『消えたかいけつゾロリ』を買って帰宅。サケ&晩飯&フロ&ネル。

2月24日(金)
朝黒兵衛と散歩のあとイロイロ仕事。明日のオペラ講座の準備。『知られざるヴェルディ』と題したシリーズは自分でも勉強しなければならない内容が多くて困る反面勉強できることは良いことですね。教わるよりも教える方が勉強になって身になりますからね。で終日勉強の一日。

DVD
『THE ORIGINAL THREE TENORS CONCERT』
『THE ORIGINAL THREE TENORS CONCERT』

2月25日(土)
黒兵衛は昨日からトレーナーさん宅に引き取られて訓練&シャンプー。俺は早めに家を出て新幹線で名古屋へ。中日新聞社からいただいた招待券で愛知県美術館の『ゴッホとゴーギャン展』へ。う〜んんんんん。イマイチというか何というか…ゴッホもゴーギャンも日本では大人気らしく美術館も混んでいて若者も多かったけど小生はイマイチぴんと来ません。昔劇団民芸の滝沢修主演で見た『炎の人〜ゴッホ小伝』は素晴らしかったし小林秀雄の『ゴッホの手紙』も愛読したけど今回の展覧会はイマイチだったなあ…糸杉がなかったから?太陽もなかったから?ゴーギャンは暗くて…。絵とは関係ない話ですがGauguinはゴーギャンよりもゴーガンのほうが正しい発音に近いようですね。Jean Gavinもジャン・ギャバンよりもジャン・ガヴァンだそうです。展覧会のあと栄中日文化センターでオペラ講座。『知られざるヴェルディ』シリーズで先月取りあげられなかった『スティッフェリーリオ』の話をしたあと『シチリア島の晩鐘』を楽しむ。序曲だけは3大テナーのカラカラ浴場での第1回公演。ズービン・メータ指揮ローマ歌劇場&フィレンツェ五月祭の両オケの合同演奏で聴いてもらう。これは凄くイイ演奏ですからね。舞台はヌッチ&アルミリアート&デッシーが素晴らしいザネッティ指揮パルマ歌劇場の舞台で解説。シチリアならではの家族&民族vs政治の愛憎劇を解説何しろ第二次大戦後はアメリカの州となる運動を起こしたくらいの島ですからね。しかしこのオペラは金正男暗殺事件にも通じる粗筋ですナァ。いろいろ楽しんだあと帰宅。イロイロ予定を変更して久しぶりに『鮨処もり山』へ。美味い鮨に舌鼓で気分転換。仕事続きの1週間に幕。

DVD
『Tito Gobbi: 100th Anniversary Edition』
『Tito Gobbi: 100th Anniversary Edition』
オペラ『Verdi:OTELLO』
オペラ『Verdi:OTELLO』
オペラ『Verdi:OTELLO』
オペラ『Verdi:OTELLO』

2月26日(日)
朝起きてメシ食って東京マラソンのスタート見てから黒兵衛と散歩。帰宅して録画した東京マラソンを倍速再生で見る。設楽選手がマラソン初戦で積極的に飛ばしたのが新鮮だった。高速コースに変更したのはゴールが東京駅前になったのと共に悪いことではないですね。残念ながら日本最高記録も世界最高記録も出なかったけど東京マラソンは発展するでしょうね。次は青学の原監督が言ってるように箱根駅伝の全国化ですね。でなければホンマに東京一極集中社会になってしまいまっせ。午後から本HPの更新原稿作りやらイロイロ仕事。夕方から酒呑みながらDVDオペラ三昧。ティト・ゴッビの『リゴレット』やら『オテッロ』のイヤーゴを聴いていると音程を全くズリ上げない完璧な美しい歌唱に圧倒されますね。パヴァロッティのマントーヴァ伯爵も美事!そこへいくとヌッチやアルミリアートは残念ながらレベルが低いと言わざるを得ないですねえ…などと思いながら孫と一緒に『ダーウィンが来た!』を見ながらローマのカモメに想いを馳せながら(ナンノコッチャ)晩飯。日曜美術館見ながら今日はあまり面白くないなあと思ったとたん爆睡。起きて金正男暗殺のニュースを見て森友学園の「ヒドい事件」のほうが重要やでえ…と思ったあとフロ&ネル。そういえばエンジン01の水戸での集まりで高野孟さんが言っていた。「安倍内閣は民主党内閣なら3回以上崩壊しているような事件を起こしながら崩壊しない」

CD
『ディスタント・ライト』
『ディスタント・ライト』
『バイオフィリア』
『バイオフィリア』

2月27日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと雑用雑務イロイロ。ワイドショウは金正男暗殺にプラスして森友学園問題を扱い始めたけど我々日本人や今の日本社会にとって重要なのは後者でしょうね。しかし教育勅語を幼稚園児に暗唱させる理事長が小生と同い年とは信じられない。朕念フニ我ガ皇祖皇宗…は天皇自身が人間宣言された時点で日本国としては過去の遺物として破棄したはず。それを新しい世代に暗記暗唱させる意図も不明だがそんな戦前大日本帝国復活主義者が安倍首相ガンバレとか安保法制国会通過うれしいですなどと幼稚園児に言わせるのもわからない。戦前復活主義の右翼なら反米ではないのか?…と沈鬱な気持ちになっているところへユニヴァーサルからCDが送られてくる。ルネ・フレミングがオラモ指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルをバックにサミュエル・バーバーの「テネシー州ノックスヴィル1915年の夏」という歌曲を歌ってる。綺麗に澄んだ歌声で面白い歌だなあ…と思ってると続けてアンデシュ・ヒルボリというスウェーデンの作曲家の歌曲。いかにも北欧の澄んだ空気の音楽。「暗い海」「暗い港」といった歌詞を書いた詩人のマーク・ストランドはどこかで聞いた名前だと思っていたら確か村上春樹の翻訳が出ていたことを思い出す。そうだ。『犬の人生』(中公文庫)タイトルが気に入って読みたい読みたいと思ったままになっていた作者。そして歌曲の最後はビョーク・グズムンズドッティルの歌3曲「ウィルス」「ヨーガ」「オール・イズ・フル・オヴ・ラヴ」…ん?…やっぱり…ビョークの歌ですね。これは。彼女の苗字はグズムンズドッティルというんですね。「感情の風景…何と美しい緊急事態…」詩もイイですね。昼食後に聴き惚れたあと夕方から東海道線で品川へ。山手線で浜松町へ。徒歩でAVATTA SUTUDIOへ。『ニューズ・オプエド』MC出演。今日のゲストは柔道の溝口紀子さん。文科省での仕事があったあと出演してくれました。ありがとう。五輪ゴルフ場問題も東京マラソン81歳のお婆さん(中野陽子さん)の世界記録も冬季パラスポーツの話もイロイロ付き合っていただいたあと柔道のルール変更について。小生のブレザーの襟や袖を取って実演。ツイッターでの質問もわんさか来て再度の出演を依頼して終了。静岡文化芸術大学で「大学の入信の採点をする唯一の五輪メダリスト」としても活躍。素晴らしい人です。

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