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7月1日(水)
朝起きてRKB毎日放送ラジオ『インサイト・カルチャー』電話出演。中味はもちろん新国立競技場問題。これが今の計画のまま2520億円どころか3000億円を越すだろうといわれる建設費で建てられるとすると日本国民は将来多大な税金の支払いに悩まなければならなくなる。五輪後に半世紀近くに渡って多額の税金に悩まされたモントリオール市民どころではない。そういえば日本の赤字国債が発行されるようになったのは1964年の五輪の翌年からのこと。日本人は過去になにも学んでいないうえ建設的なスポーツ政策を打ち出すことも出来ないのだ。ラジオを終えて黒兵衛と散歩のあと東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。

7月1日(水)つづき
『ひるおび!』のもう一人のゲストは元東京都副知事で順天堂大学客員教授の鈴木知幸さん。2016年の東京五輪招致にも関わった方で重要証言を2つ。1つは16年五輪を国に持ちかけて国立競技場の建て直しを望んだら断られたので豊洲に新競技場を建設することにしたということ。ところがラグビーW杯の日本開催が決まったので国立競技場の建て直しが決まった。つまり国立競技場建て直しはW杯ラグビーのためだったということ。これが2つ目。もっとオモシロイ話を控室でお聞きしたがそれは本番では話題に出ず。いずれ7月末か8月上旬に『ニューズ・オプエド』への出演を快諾していただいたのでソコで話していただきます。鈴木氏は素晴らしいオリンピックを開催したいけれど現在の新国立競技場計画には反対という立場です。常識人なら当然ですよね。一昨日ジャズ評論家の相倉久人さんが入院されたとの報に接して御見舞いも考えたもののそれもままならない様子なので帰宅。共同通信やら東洋経済の校正やらイロイロ仕事してサケ&メシ&フロ&ネル。相倉さんガンバレ!

7月2日(木)
朝起きてなでしこジャパンvsイングランドの一戦TV観戦。有吉の見事な出足でもらったPKを宮間が決めてまず1−0とリード。バンザーイと喜んだのも束の間。相手のオーバーアクションの倒れ方にレフェリーが騙されてPKを取られて1−1の同点。あとはイングランドのロングボールによるパワープレイになでしこは防戦一方。男女ともにイングランドは中世の豚の膀胱をボールに使っていたとき以来のゴリゴリパワープレイフットボールが得意。こりゃPK戦にでも持ち込まないと…と思ったアディショナル・タイムに川澄から大儀見を狙ったパスをカットしたイングランド選手が何とオウン・ゴール!2−1でなでしこ決勝進出!イングランドの独り相撲…とはいえなでしこの粘りはサスガ!男子も見習え!とはいえこれがW杯に優勝してるチームとしていないチームの差なのでしょうねえ。

BOOK
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(岩波書店)
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(岩波書店)
Blu-ray
『ネバー・エンディング・ストーリー』
『ネバー・エンディング・ストーリー』
BOOK
『70年代日本SFベスト集成1:1971年度版』(ちくま文庫)
『70年代日本SFベスト集成1:1971年度版』(ちくま文庫)
『60年代日本SFベスト集成』(ちくま文庫)
『60年代日本SFベスト集成』(ちくま文庫)

7月3日(金)
朝起きて黒兵衛との散歩のあと新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演の前に久しぶりに隣のジュンク堂丸善へ。筒井康隆・編『70年代日本SFベスト集成』(ちくま文庫)の『3・73年版』を読んでメチャメチャ面白かったので同じシリーズの『1・71年版』『5・75年版』を買う。うわっ。安部公房・手塚治虫・広瀬正・星新一が入ってる。うれし。ついでに『60年代SFベスト集成』も買う。こっちにも安部・手塚・広瀬・星は入ってるがコッチは60年代で1冊。日本のSFはやっぱり70年代(俺の大学の頃)がピークだったのか。いやSFだけでなくいろんな文化とくにサブカルはそうだったでしょうね。ハッと思い出してミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(岩波書店)を探したら逢ったので買う。映画の『ネバー・エンディング・ストーリー』を一緒に見て感激した孫にコレが映画に出てきた本だよと見せようと思ったら本棚のどこにもない。なんでやねん。娘か息子が持ち出したのやろけど…シャーナイナア…と再購入。うわっ。48刷。凄い増刷。しかし吾輩の『スポーツとは何か』(講談社現代新書)も最近17刷目の増刷の連絡が来る。1回の刷り部数は大したことなくてもロングセラーは嬉しいですね。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。沢松さん吉弥さんやすえさん小藪さん石田ディレクター西アナ河田アナらと楽しくワイワイ。みんなから新国立競技場はほんまにできるの?と訊かれる。今のままではでけんやろねえ…としか答えられません…で新幹線で帰鎌。新幹線で何かあったら局に連絡を…とMBSのスタッフに言われる。そんな会話を本気でするようになったんですねえ…。

CD
『錦織健テノール・ライブ・ベスト』
『錦織健テノール・ライブ・ベスト』
『錦織健・日本をうたう・故郷』
『錦織健・日本をうたう・故郷』

7月4日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと部屋の片付け。ミニ大掃除。午後から鎌倉芸術館へ。錦織健さんのテノール・リサイタル『夏色のメロディ』を聴きに行く。何年か前にも同じ場所で彼の歌声を聞いたけど今回は素晴らしかったですねえ。ヘンデルのオペラ・アリア『オンブラ・マイ・フ』など3曲で幕を開けたときから甘い高音は素晴らしく伸びがあって日本の歌曲『初恋』『この道』『松島音頭』『からたちの花』『荒城の月』『花』『島唄『花は咲く』に感激。後半はドニゼッティ『ドン・パスクヮーレ』とロッシーニ『セビリャの理髪師』のオペラ・アリアのギター弾き語りで幕開け。ギターを弾きながら舞台を降りて歌いながら場内一周。途中目と目が合って「いやぁ御無沙汰です」「なでしこ良かったですねえ」と御挨拶。場内大爆笑。舞台に戻って『トゥーランドット』『トスカ』『マッティナータ』などを歌いあげたあとは『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』『アマポーラ』『ユール・ネヴァ・ウォーク・アローン』などを熱唱。途中の何度かのトークも健と圭の違い等のギャグで場内大爆笑。アンコールの『オー・ソレ・ミオ』では高音を延ばすところでテニスのサーヴの仕種を入れて爆笑を誘ったりミュージカル・ナンバーを次々と熱唱したり…でお客さん全員大満足のコンサートでした。吾輩も最後はBRAVO!を連発。終わって楽屋へ挨拶に。素晴らしいコンサートの御礼を言ったあと外に出れば雨。隣のイトーヨーカドーで傘を買って帰宅すればフルーティストとピアニストのお隣さんがパリから帰国していてお土産にシャンパンや生ハムや孫のお菓子をいただく。缶ビールで乾杯。寿司屋へ…と思ったところが満員。最近『鮨処もり山』は流行ってますなあ。美味しいから当たり前か。晩飯は『ニュー・シネマ・パラダイス』を見ながら。3時間ノーカット版。しかしトルナトーレ監督はやっぱり退屈。結ばれなかった初恋の美しい想い出のある人が見たら感情移入できるのでしょうがドラマとしては人物の感情の描き方が浅いですね。モリコーネの音楽も皮相的。テレビドラマのレベルですね。寝よ。

7月5日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと『題名のない音楽会』。ブラームス2番。4月に兵庫芸術センターで聴いて感激。佐渡さんはコレ得意ですね。朝原稿書きNHK音楽祭のパンフレット原稿スポーツと音楽について。午前中に書きあげたあと午後から昼寝。目を覚ませばW杯女子サッカーのアメリカvsドイツ戦。どっちも強いなあ…でも勝てない相手じゃないですよ。工夫次第では…なでしこはそれができるチームですからね。午後からも原稿書き。ああ。このホームページの更新がなかなかできない。読者の皆様スイマセン。もう少しお待ちを。

7月6日(月)
朝起きてなでしこジャパン決勝戦。開始早々失点…また失点。またまた失点。またまたまた失点。マイッタ。しかし大儀見見事な得点。後半に相手のオウンゴールを誘う宮間のクロスと澤のヘディング…しかし…次のアメリカの追加点で突き放されましたね。でも素晴らしい試合でした。見事な試合。最後まであきらめずに走ったなでしこイレヴンに拍手!

7月6日(月)つづき
なでしこの試合を見て黒兵衛と散歩のあと東京六本木テレビ朝日へ。『津田大介日本にプラス』のVTR撮り。テーマは新国立競技場問題。一緒に出演した建築家の鈴木エドワードさんも建設費が以上に高いキールアーチの建設を疑問視。常識で考えれば誰だってオカシイと思いますよね。本番では話題にならなかったけど打合せで新国立競技場がひょっとしてジャイアンツの本拠地として東京ドームに代わって使われるようになるかも…という話になると津田さんが「そうなると貴方も無関係じゃないね」と横の女子アナに。たしかに下平さやかさんにとっては関係ある話ですよね。番組収録を終えて隣の森タワーへ。『ニューズ・オプエド』生出演。この日のゲストはノンフィクション作家の長田渚さん。長田さんは映画『日本と原発』と原発の上映運動を推進しているのでそのことを思い切り話していただく。http://www.nihontogenpatsu.com今週末11日の筑波大学東京キャンパスでの上映会では長田さんも挨拶。筑波大教授で小生も非常勤講師としてお世話になっている菊幸一教授によるスピーチ『スポーツと原発』と題したスピーチもある。スポーツと原発…一見無縁に思える両者も原発事故があればスポーツは出来なくなるわけで両者が無関係であるわけはない。両者は同じ地平の上にあると長田さんも言う。そして映画としても素晴らしい出来で決してプロパガンダ映画ではないので一人でも多くの人に見てほしいと。小生も今週末の土曜は見に行く予定だ。番組内で長田さんとはまでしこジャパンやチャスラフスカの話も…いろいろスポーツの話もしてもらって番組終了。ビール飲みながら帰宅。メシ&フロ&ネル。

7月7日(火)
朝早く起きて原稿書き。途中黒兵衛との散歩もこなしてせっせせっせと原稿書き。昼前に『アサヒ芸能』の連載を書きあげてふうううう。テーマはなでしこジャパンの奮闘記。ホントによく闘ったもんなあ。浅田真央さんもそうだけどホントに日本のスポーツ・ウーマンには頭が下がります。昼飯食ってチョット休んで部屋の掃除をして夕方からは川崎フロンターレの本拠地である等々力競技場へ。ボルシア・ドルトムントとの試合を見に行く。等々力競技場へ行くのは1993年のJリーグ開幕の年以来。いやあアノ頃はヴェルディ川崎の本拠地としてボロボロの芝生ボロボロのスタンドでやってましたなあ。芝生がなくて土が見えているところに緑色の粉を撒いてボロ隠しをしたりして。それが見違えるような綺麗なスタイ編むに改装されてケイタリングも出てくるVIPルームなども出来て。いやあ素晴らしモンですねえと待ち合わせをして一緒に入った広瀬一郎氏と共に感心しまくり。試合前に新国立競技場の有識者会議の情報をイロイロもらって通信社や新聞に電話でコメント。何が有識者会議だ!シャンシャンシャンと手を叩くだけの会じゃないか。Jリーグの村井満チェアマンに挨拶させてもらったり読売新聞社主筆の渡部恒雄氏の顧問弁護士を紹介されたり(笑)。「裁判所お目にかかってます」と互いに挨拶。紹介してくれた広瀬氏いわく。呉越同舟。しかし直接闘ったわけではないのでイロイロ歓談。試合は何とドルトムントが6−0でフロンターレを下した。しかしナマでスタンドのウエラ見ていると彼我の違いは一目瞭然。ドルトムントは全員が走る。フロンターレはボールを持った周囲だけが走る。ドルトムントはスペースにパスを出し受け手がそこに走る。フロンターレは選手同士でパスを遠そうとする。スペースを活用しない。それだけの違いだがまるで別種のスポーツを見ているような違い。広瀬氏が言ってたけどこの違いを埋めるのは年月がかかる。子供に本当のサッカーを教えなければならないけど教えられる人がまだほとんどいないのだから…。しかし面白いようにパスを決めるドルトムントの試合ぶりには感服。フロンターレの選手は本文のフットボールを学ぶことが出来ただろうか…?帰宅して明日のTBS『ひるおび!』の電話打合せのあとフロ&ネル。

CD
『Cluytens Box-A Collection of His Best Recordings by Imports』
『Cluytens Box-A Collection of His Best Recordings by Imports』

7月8日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。昨日の話。新国立競技場有識者会議のナンセンスとドルトムントの見事なサッカーについて。なでしこも日本男子よりはよく走ってましたね…という話のあと黒兵衛と散歩してから東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。

7月8日(水)つづき
『ひるおび!』で元東京都副都知事で順天堂大学客員教授の鈴木知幸さんと新国立競技場問題について語る。鈴木さんはもちろんこのナンセンスな建造物に対しては否定的だが元地方官僚としてスタートしたものを止めるのは難しい…という立場。小生はまだ一縷の望みを抱いている。これは八ツ場ダムとか諫早湾干拓と同じ公共事業。つまりスポーツ施設というよりも金を使うこと(そして名目GDBを上昇させて好況に見せかけるためだけの事業)に意味を見出している人々の事業。だから自民党内で批判や不満や否定的な声が出てくるとコレは潰せるはず。政治家が動くには世論の後押しが必要だがソレは十分。読売新聞や日テレも杜撰な計画と金食い虫のスタジアムを批判し始めた。さて…巨大利権を動かしているMに反旗を翻す輩は現れるのか…なんてことはテレビでは喋れませんが…。新国立競技場のナンセンスぶりだけは伝えられたと思う。TBSを出てチョイと渋谷のタワレコに寄って…しかし目指すものはなかったのでプラプラ眺めてるとアンドレ・クリュイタンスの10枚組CDが1100円で売ってたので買う。サン=サーンスの交響曲やベートーヴェンの田園らラヴェル&ドビュッシーなど。うわ。ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲はピアノ独奏がショスタコーヴィチ。スゴイ…と思いながら都内某ホテルへ。ノーボーダー&オプエド主宰者の上杉隆さんと新国立競技場問題について密談(笑)。いろいろ話し合ったあと帰宅すれば孫の誕生日。次女(母親)と一緒にケーキを作ってワイワイ。俺はチョト仕事をして晩飯に(次女の用意してくれた)虫取り網と虫籠をプレゼント。ピザとお寿司でハッピー・バースデーしたあと明日の『ひるおび』の打合せをして寝る。

DVD
『ドライビングMiss デイジー』
『ドライビングMiss デイジー』
『マエストロ!』
『マエストロ!』

7月9日(木)
朝5時に起きて『アサヒ芸能』連載原稿書き。再来週に連休があるため早く入れなければ…を8時までに仕上げてアサメシ食って黒兵衛と散歩。そのあと東海道線で新橋へ。タクシーでTBSへ。『ひるおび!』生出演。昨日と同様鈴木知幸さんと新国立競技場問題を語る。今日は維持費が中心。しかし建設費も維持費もエエカゲンに数字を並べただけのものであることは確か。早く工事に入りたいから適当な数字が並んでるだけ。今後ますます価格は間違いなく上昇する。そして工事が始まってるから止められないと…それが公共事業の実体なのだ。10月1日の工事開始(遅れるでしょうが)までにナントカ阻止しないと子供たちが役に立たない巨大競技場と増税で泣くことになるのは必定。嗚呼。なんとか止めないと…。

7月9日(木)つづき
TBSを終えて新宿のタワレコへ。昨日渋谷にはなかったのでコッチにはあるかと思って寄ってみたがコッチにもなし。仕方ないので映画のDVDを眺めてるとシャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマーの『トレヴィの泉で2度目の恋を』があったのでゲット。Bunkamuraでやってたとき見たかったのに見逃したもの。ついでに西田敏行主演で佐渡裕さんが指揮の指導をしたという『マエストロ』も買う。もひとつついでに『ドライビングmissデイジー』も買って六本木へ。その間タワレコの3人のお客さんから「玉木さんでしょ。新国立競技場をナントカして下さい。頑張ってください」と声をかけられる。ノーボーダー&オプエド主宰者の上杉隆氏や何人かと新国立競技場建設の「阻止」について打合せ。なるほど…舞台裏はそーゆーわけか…で帰宅。帰りの電車でビールを飲むとすぐに酔いが回る。あ。今日は起きるの早かったから。帰宅してメシ&フロ&『マエストロ』見始める。はははは。クラシック音楽界の舞台裏が結構うまく描かれてる。かなり専門的な音楽のことも。しかし眠い。途中でベッドへ…ZZZZZZZZZ。

BOOK
石原慎太郎『東京革命 わが都政の回顧録』(幻冬舎)
石原慎太郎『東京革命 わが都政の回顧録』(幻冬舎)
斎藤美奈子『文章読本さん江』(ちくま文庫)
斎藤美奈子『文章読本さん江』(ちくま文庫)
南条範夫『暴力の日本史』(ちくま文庫)
南条範夫『暴力の日本史』(ちくま文庫)
玉木正之『スポーツとは何か』(講談社現代新書)
玉木正之『スポーツとは何か』(講談社現代新書)

7月10日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと新横浜へ。途中人身事故の影響とかで電車がダダ遅れ(>_<)。新横浜から新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。その前に隣の丸善ジュンク堂へ。昨日の『ひるおび!』で鈴木知幸さんから「面白いよ」と勧められた石原慎太郎『東京革命 わが都政の回顧録』(幻冬舎)を購入。なるほど…2016年東京五輪招致についても「ネックは竹田恒泰氏」(竹田恆和JOC会長の息子)などと興味深い言葉が並んでる。ついでに南条範夫『暴力の日本史』(ちくま文庫)斉藤美奈子『文章読本さん江』(同)も買う。新書のコーナーで小生の拙著『スポーツとは何か』を見つけたので17刷目増刷決定記念に1冊購入して毎日放送へ。楽屋へ通じる廊下を歩いてると間寛平さんから「新国立競技場の建設は変えられんモンですか?」と話しかけられる。他に沢松奈生さんや未知やすえさん桂吉弥さんにも。世論的には現在の新国立競技場の建設に賛成してる人は皆無ですね。番組では今日は取りあげられなかったけれどいろんなスタッフに新国立競技の現状を教えておく。国の税金を使うのですから関西も無縁ではないですからね。番組では祇園祭や関ジャニ∞などの楽しい話題でワイワイガヤガヤ。終わって新幹線で帰鎌。昨日も町でいろんな人に声をかけられたけど新国立競技場の建設はナントカ止めないと日本の未来に取り返しのつかないほど大きな負の遺産を残すことになりますね…。ちょうど前回1964年の東京五輪の翌年から赤字国債の発行が始まって現在の超弩級の財政赤字につながったように…。

MOVIE
『日本と原発』
『日本と原発』
Blu-ray
『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
DVD
『トレヴィの泉で二度目の恋を』
『トレヴィの泉で二度目の恋を』
Blu-ray
『甘い生活』
『甘い生活』
CD
ロッシーニ『スターバト・マーテル(哀しみの聖母)』
ロッシーニ『スターバト・マーテル(哀しみの聖母)』
BOOK
木村元彦『オシムの言葉』(文春文庫)
木村元彦『オシムの言葉』(文春文庫)
木村元彦『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)
木村元彦『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』(集英社新書)

7月11日(土)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと午前中いっぱいかけて部屋の整理。原稿をコンピュータで書くようになってテレビ出演が多くなると部屋が汚くなる。ペンを使って手書きで原稿を書いていたときはインク壺や書けた原稿用紙の置き場所やこれから書く原稿用紙の置き場所や資料の置き場所に気を使って常に机の上や部屋は片付いていたように思う。ところが…コンピュータやテレビの仕事は人間をだらしなくさせるのか?…それとも俺がそーゆー機器に慣れてないのか。そういえば昨日新幹線に乗ってiPadのスイッチを入れようとしたけど黒い画面が全く反応しない。どこを押してもダメ。マイッタと思いながら毎日放送へ行ってディレクターのHクンに壊れたと言うとココとココを同時に押して…とか言いながらチョチョイのチョイと直してくれた。マイッタ。昼飯食いながら映画『トレヴィの泉で2度目の恋を』を見る。シャーリー・マックレーン。いいですねえ。可愛いお婆ちゃんです。午後からは本ホームページ更新のための原稿準備。BGMはロッシーニの『スターバト・マーテル(哀しみの聖母)』。最近この楽曲が初演されたボローニャ大学の話を聞かせてくれた人がいて興味を持って聴いているウチに大好きになった。ロッシーニというのは喜劇だけでなくナカナカの天才ですね。夕方から東京へ。地下鉄丸ノ内線で茗荷谷へ。そして筑波大学東京キャンパスへ。

7月11日(土)つづき
筑波大学東京キャンパスで『日本と原発』の上映会に参加。入口で一口500円のカンパを数口払って入場。主宰してる長田渚さんに挨拶。『オシムの言葉』『オシムが語る』などのベストセラーを書いた木村元彦さんも来ていたので挨拶。映画は福島で原発訴訟に携わった弁護士の河合弘之氏が自ら製作監督としてメガホンをとってつくったもの。原発を何故全廃しなければならないのか…よくわかった。http://www.nihontogenpatsu.com/上映に先立って小生も非常勤講師としてお世話になっている筑波大の菊幸一教授が「スポーツと原発」というタイトルでスピーチ。産業革命後に蒸気機関の技術が進歩すると同時に身体エネルギーが洗練されてスポーツ化した…という話で勉強。映画上映後は小生も木村元彦氏と共にスピーチ。小生にも某電力会社から原発に関するインタヴューで1時間500万円のギャラを提示されたことがあったことと新国立競技場の建設が土木公共工事として原発と同じような構造で行われようとしている…と訴える。長田さんや菊先生の打ち上げにチョイト参加させてもらって帰鎌。

7月11日(土)つづきのつづき
『日本と原発』についてヒトコト。映画の最後の最後に新垣隆さんの音楽をバックに日本の原子力発電所がすべて「美しい」映像で紹介される。そのシーンはまるでキューブリックの『博士の異常な愛情』のラストシーンでフランク・シナトラの甘い歌声をバックに次々と原爆や水爆が「美しく」爆発するシーンのように恐ろしかった。一人でも多くの人に見てほしい映画だ。http://www.nihontogenpatsu.com/

7月12日(日)
朝起きて二日酔い馬鹿長女と孫と3人で黒兵衛の散歩。すっかり夏ですなあ。梅雨明けはまだかなあ。次の颱風が通り過ぎてからかな…というのはさておき日曜にもかかわらずメールの山。新国立競技場の建設反対の人々から…。「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」から「緊急声明」が届いたのでココにペーストしておく。【緊急声明】神宮外苑100年の森を守るために。2,520億円の新国立競技場を許さない。/調査によれば、市民の76%が現行のデザインに反対(ダイヤモンド・オンライン)。85パーセントが2,520億円という総工費に納得していない(Yahoo!ニュース)。/日本スポーツ振興センター(JSC)は、さる7月7日、有識者会議をひらき、新国立競技場を現行通り進めることの了承を得た。しかし、有識者会議は単なる諮問委員会であり、結果に責任を持つわけではない。/国際コンクールでザハ案を選んだ建築家の安藤忠雄氏は会議を欠席、日本音楽著作権協会長で作曲家の都倉俊一氏は「屋根がないと外国人アーティストと長期契約が結べない」といい、日本サッカー協会名誉会長の小倉純二氏は、サッカーのW杯招致のためにも「8万人常設は必要」と求め、それぞれが業界のエゴを代表しただけだった。/すでに、1年半以上前から当会は、建設費、維持費、工期、技術的困難、計画決定プロセスの疑惑、環境負荷などの問題を指摘し、見直しを求めてきた。1,000兆円の赤字を抱えるわが国で、震災被災者、原発避難者がいまだ20万人も故郷や家を失ってさまよっているこの国で、現行計画に突入すれば、亡国の事業といわざるを得ない。そして、私たちは、神宮外苑というかけがえのない緑地と景観を失う。このままでは、2020年の東京オリンピックは、多くの市民の支持を得られないだろう。/文部科学省、JSC、有識者たちは、現行計画が「国際公約」だというが、国際オリンピック委員会(IOC)は「変更できる」という。IOCのアジェンダ(行動計画)にそった持続可能な社会を世界に示すことこそが、国際公約である。1年のうち50日間しか使うことができず、年間40億円の維持費と1,000億円以上の大規模改修費が発生するホワイト・エレファント(無用の長物)の出現は、次世代のためにも避けなければならない。/36,000人の賛同者の名において、私たちは、このおろかな計画を承認しない。/都税による500億円の負担、都有地の供出、都営霞ヶ丘アパートの住民の追い出しも認めない。/有識者会議は国民を代表していない。/私たちは国民の代表機関である国会で、有識者会議の各委員を証人喚問し、国民全体の利益に関わるこの問題をどう判断したのか、論議がつくされることを望む。/2015年7月9日/神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会/

7月12日(日)つづき
照ノ富士は勝った。宝富士は惜しかったね。白鵬は力が落ちたかな?日曜美術館の片岡珠子。面白かったなあ…今度名古屋に行くとき寄りたいなあ。しかしそんなことより新国立競技場問題。今動かないと将来に大きな禍根を残すことになる!「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」が「国会誓願プロジェクト」を始めたという連絡が入りましたので以下にペーストしておきます。◎新国立競技場につきまして、当会では、昨日7/12(日)より「国会請願プロジェクト」を開始しました。/請願内容は下記の2点です。◎請願事項1.建設費、維持費、工期、計画決定プロセスの疑惑、環境負荷等に問題があり、国民の95%が反対している進行中の新国立競技場計画を中止してください。2.上記を実行した上で、簡素で使いやすいメインスタジアムの計画にすぐに取り掛かってください。日本の信頼できる建築家たちは、2020東京オリンピック・パラリンピックまでに素晴らしいスタジアムを完成させるでしょう。◎「国会請願」とは国民が国政に対する要望を直接意思表示するものであり、憲法第16条で国民の権利として保障されています。ご賛同いただける場合はご署名の上、まわりの方にも広めていただき、1筆でも多く積みあげて、みなさまの気持ちを国会に届けさせてください。◎請願専用ページhttp://2020-tokyo.sakura.ne.jp/cn16/pg201.html*上記から署名用紙がダウンロードができます。*国会請願には自筆の署名が必要です。*8/31必着、9/15頃国会提出予定。*送付先など詳細は上記ページをご参照のこと。【関連報道】◎為末大さん(元陸上五輪選手)私は新国立競技場建設の今の案に反対です。日本が迎える高齢化社会において、重要なのは1つのどでかい競技場ではなく、小学校や高校大学のスポーツ施設を解放することや、予約しにくく使いにくい日本のスポーツ施設を解放することだと思います。そうすればスポーツが身近になり、社会保障費が抑制され、健康寿命が実寿命に近づき、スポーツが日本が抱える課題解決に貢献できるのではないでしょうか。ブログ『TAMESUE』(150710)>http://tamesue.jp/20150710/◎平尾剛さん(元ラグビー日本代表選手)五輪とW杯の開催自体には反対しません。元ラグビー選手の立場からはむしろ歓迎しています。だけど巨額の建設資金を投じてスタジアムを建設することには明確に反対の意を表明します。大好きなスポーツがこれ以上金にまみれる姿は見たくありません。政治に利用されるのももうたくさんです。ツイッター(150710)◎平野啓一郎さん(芥川賞作家)異様なところは、どんな反対があっても、これは絶対に作るべき価値のある建物なんだと情熱をもって語る人が、責任者に誰もいないこと。みんな、もうプレゼンしちゃったからとか、時間がないからとか、仕方がないという理由ばかり。そんなものを遺される次世代の絶望を想像できないのか。マスコミは、内閣支持率の調査で、新国立競技場をはじめとするオリンピックの準備についても有権者に問うてください。(ツイッター150708)◎清水宏保さん(元スケート選手/五輪金メダリスト)僕はこの案に明確に反対したいと思います。メイン競技場は簡素でいいと思います。さらに、レガシーを問題にすれば、前回の五輪を記念して、国立競技場を改修するという方法もあったと思います。今回、何もみえを張る必要はない。既存の施設も十分に活用するべきだと思います。それでも、我が国得意の「おもてなし」はできるはずです。五輪がくれば競技の裾野は広がり、トップアスリートの力も格段に上がります。国民同士の交流も盛んになり、それがレガシーではないでしょうか。『朝日新聞』(150627)http://digital.asahi.com/articles/DA3S11830174.html……以上です。どうぞよろしくお願いします。

7月13日(月)
朝黒兵衛と散歩のあと仕事。午後から都内某所で某人物と打合せ。ま。最近は書けないことも多いですね(苦笑)。チョイト時間が余ったのでタワレコへ寄ってブラブラ眺めているとジュリーニ指揮のロッシーニ『スターバト・マーテル』なんてのを見つけたので買う。イーストウッド監督の映画『ジャージー・ボーイズ』も。そのあと赤坂の焼き肉屋『天壇』へ。某政治家とマスコミ関係者と会食(これもチョイト名前はヒ・ミ・ツ・笑)。話題は新国立競技場問題。場所を変えて二次会でも…今この計画を覆したら政治家は人気が出るでしょうなあ…と少々焦臭い話。しかしチョット飲みすぎたかな…で帰鎌。フロ。ネル。

7月14日(火)
朝早めに7時前に起きて黒兵衛と散歩。昨晩の酒は残ってないけど睡眠不足かな。散歩のあと新横浜へ。新幹線で新大阪へ。JR西日本へ乗り換えて西宮へ。いつもならココから気分よく15分くらいプラプラ歩くところだがギラギラの夏の太陽に抵抗出来ずタクシーで兵庫県立文化芸術劇場へ。毎年夏恒例の佐渡裕プロデュース・オペラ今年はヴェルディ『椿姫』の初日に足を運ぶ。これが素晴らしかった!

7月14日(火)つづき
兵庫県立文芸センターの『椿姫』はよかったなあ…。佐渡さんの指揮がたっぷりとイタリアンとカンサイーニをミックスした泣きが入ったうえ森麻季さんヴィオレッタが日本的清楚さを伴って見事でした。3幕ではアルフレードにお姫様抱っこされながら二重唱…というのもなかなか見事。ジェルモンの美声も素晴らしかったし…。こんな名演の舞台を見られる西宮のお客さんがうらやましい。20日には名古屋の栄中日文化センターのオペラ講座の受講生の皆さん40人を引き連れて今度は別のキャストで楽しむことに…。コレはじつに贅沢なことですねえ。

7月15日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。なでしこジャパンの宮間主将が「ブームから文化へ」と語った素晴らしい言葉を解説。文化はカルチャーの翻訳語。しかし意味は少し違う。文化の反対は武化。武断政治。つまり武力を使わずに法律や教育で人々を導く政治が文化。カルチャーはみんなで稔らせるもの。土から稔らせるのはアグリカルチャーで農業。女子サッカーもみんなで稔らせましょう…というのが女子サッカー文化…てな話をしたあと黒兵衛の散歩。暑い。汗だくのあと大船駅に出ていろいろ雑用&昼飯のあと新国立競技場問題でメール&電話がいっぱい。そうか…安倍首相は安保法案と新国立競技場問題をシンクロさせるつもり…か。支持率低下を食い止めるために…。参ったなあ…と思いながらTBSと明日の『ひるおび!』打ち合わせ。深夜まで新国立競技場問題の情報が錯綜。安倍首相は森会長をキルの?ネヨ。7月15日(水) 朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。なでしこジャパンの宮間主将が「ブームから文化へ」と語った素晴らしい言葉を解説。文化はカルチャーの翻訳語。しかし意味は少し違う。文化の反対は武化。武断政治。つまり武力を使わずに法律や教育で人々を導く政治が文化。カルチャーはみんなで稔らせるもの。土から稔らせるのはアグリカルチャーで農業。女子サッカーもみんなで稔らせましょう…というのが女子サッカー文化…てな話をしたあと大船駅に出ていろいろ雑用&昼飯のあと新国立競技場問題でメール&電話がいっぱい。そうか…安倍首相は安保法案と新国立競技場問題をシンクロさせるつもり…か。支持率低下を食い止めるために…。参ったなあ…と思いながらTBSと明日の『ひるおび!』打ち合わせしてネル。

7月16日(木)
朝早めに黒兵衛と散歩して東京赤坂TBSへ。モニター・ルームで元東京都副知事の鈴木知幸さんと一緒に安藤忠雄氏の記者会見を見る。関西弁&笑顔で済ませたらアカンと思うんやけど…。それにアンナ大っきなもん造ったことがない…と言ったのは委員長失格では?…それにザハ案を止めて日本が国際信用を失墜するというのは少々違うような気もする。ザハには優勝賞金2千万円以外にも多額の監修費がわたってるはずだけど…とか考えながら『ひるおび!』生出演。今日は安保法制の衆院通過と一緒に新国立の話題も。安倍首相が建設見直しを示唆したとか…。安保法制での支持率低下の挽回策?祖父の岸信介氏が60年安保の首相時代に総理官邸を多数のデモ隊に囲まれたとき「健全な国民は後楽園球場へ巨人阪神戦を見に行ってる」と嘯いたことと同じ?スポーツはガス抜きに利用される?いろいろ話したあとタクシーで帰宅。昨夜の睡眠不足で昼寝…というか夕方寝爆睡。

7月16日(木)つづき
夜のニュースを見ていて颱風情報以上に仰天したのは安倍首相と夜の会食をしたあとの森喜朗氏のコメント。どんな話を?の記者の問いかけに対して「私は話す資格がない…」との返事。ひょっとして…森氏は新国立競技場問題の責任をとらされてオリンピック・パラリンピック組織委員会会長の座を降ろされた?…資格を剥奪された…?というのは考えすぎ?

7月17〜20日(金〜月)
大阪朝日放送のテレビ(正義のミカタ)に出たりラグビーの平尾誠二さんが主宰するSCIXの講演会に毎日放送赤木アナウンサーと一緒に出て三宮の焼鳥屋で鳥鍋を食べたり京都六道珍皇寺でお盆の法事を済ませたり鎌倉の隣家のフルーティストのモンティ夫妻と京都祇園の『酒肆G』や『金星』で酒と料理を楽しんだり名古屋の栄中日オペラ講座のオバサマ方と一緒にバスに乗って兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕プロデュースのオペラ『椿姫』を楽しんだり…の4日間でした。詳しくは改めて書きますが新国立競技場の計画が白紙撤回になった(無駄金を山ほど使った)というのに誰も責任をとらないというのは最悪のモラルハザードですねえ。少なくとも森喜朗・下村博文・河野一郎の3人は潔く辞任するべきなのに新たな国立競技場の建設にも関わるつもり…というのはバカもイイカゲンにしてほしいものです。できもしない建築物の監修料としてザハの会社に13億円も支払い1か月前にも新たに1億7千万円もの監修料契約をしているのですからねえ。こんな無駄遣いを平気でする連中にまたまた新々国立球技場の建設を任せていいものでしょうか!

7月17〜20日(金〜月)つづき
この4日間のこについて詳しくは改めて書きますが…と書いたもののそれを書く暇がなく兵庫県立文化芸術センターのオペラ『椿姫』についてだけ書かせていただきます。ホンマに良かったです(それだけかい?)。いやホンマに満足のいく上演で森麻季さんもドヴァリさんもどっちのヴィオレッタも他の歌手陣も満足のいく名唱でした。が何と言っても佐渡さんの指揮が良かったですね。それに加えて特記したいのは名古屋からのバスツアーでいつも休憩に停まる草津インターのサービスエリアで売ってるメロンパンの美味いこと!(ナンノコッチャ)一昨年も去年も食べてメッチャ美味かったので今年はツアーのバスのなかでソレを伝えたら大勢の人が買って皆さん美味い美味いと頬張ってました。日本一美味しいメロンパンです。

7月21日(火)
朝黒兵衛と散歩に出てあとは終日『アサヒ芸能』の連載を書く一日。他に新国立競技場の情報整理。しかしザハの事務所と6月23日に1億7千万円のデザイン監修要務の契約を結んでいる資料を公開するとは…JSCはどこまで間抜けな組織なのか…。その上の文科省も同じようなもの?いや安倍首相が言った「1か月前から(白紙撤回に向けての)検討を始めた…」という言葉の嘘を暴露したかったワケか?

7月22日(水)
朝RKB毎日放送『インサイト・カルチャー』電話出演。新国立競技場問題について喋ったあと東京オリパラまでちょうど5年前特集の録音を3本。まず新国立競技場問題を詳しく話して新々国立競技場をどのようなものにすればいいのかを喋ったあと2本目はオリパラ組織委員会という「最高組織」につてもっと働いてほしいとしゃべり3本目はどんなオリンピックにするべきか…についてパラリンピックとの一部融合などについて話す。3本録りのあと東京赤坂TBSへ。『ひるおび』生出演。新々国立競技場問題について森山高至さんといろいろ喋ったあと衆院議員会館へ。政治評論家の上杉隆さんと合流して民主党の笠議員といろいろ話したあと帰宅。暑いなあ…と嘆きながら短いコラムを1本仕上げる。

7月23日(木)
朝黒兵衛と散歩のあと今日も東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。今日も森山高至さんと一緒に新々国立競技場について語る。しかし責任逃れとしか思えない人々が記者会見を続けたあとに同じ人が居残って新々国立競技場を…なんてまたしても失敗するのでは?遠藤大臣が中心になるとはいえ森・下村・河野は辞任しなければ政府や政治家のモラルハザードに歯止めがかかりませんよ。いろいろ喋ったあと渋谷のタワレコへ。ブーレーズ指揮バイロイトのワーグナー『指環』を6千余円で売ってたので衝動買い。バーンスタインの指揮&ピアノ&ウィーンフィルのベートーヴェンP協1番のDVDも衝動買いバーンスタイン指揮ロンドン響のショスタコ5番の映像も(そんなんあったんですね)。いろいろ買ったあと六本木のスタジオへ。CSの『DHCシアター・ニュース女子』録画撮り。オジサン連中の長谷川幸洋さん岸博幸さん上念司さん長谷川豊さんらと一緒にニュース女子の西川史子さん吉木リサさんなどに日中問題・新国立競技場問題・いじめ問題等を語る番組。1時間半の録画撮りを終えてクルマで帰宅。隣家のモンティさんが明日フランスに帰国するとかで『鮨処もり山』へ。わいわい愉しく鮨ディナーのあとBonne nuit et au revoir.

7月24日(金)
朝黒兵衛と散歩のあとシャワーを浴びて新横浜へ。新幹線で大阪へ。毎日放送『ちちんぷいぷい』生出演。ぷいぷいでも新国立競技場問題が大きく取りあげられていろいろ問題点を披露。設計図はマダ出来ていない…予算のなかにJSC(スポーツ振興センター)のビル建て直しの予算が含まれて可能性も…新々国立競技場建設にもアスリートがまったく意見を聞かれてない可能性も…まったく政治家と官僚のやることはウンザリですね。その他いろいろ愉しい話題にも付き合って番組を終えて次の予定までに時間があったので隣の丸善ジュンク堂へ。フラヴィオ・フェブラ『エロチックの美術の読み方』(創元社)という分厚い本をしばらく面白く立ち読みしたあと値段を見ると3800円。この厚さと中味にしては安いと判断して購入。こんな重い本は持って帰れないので宅配便に。ならば他にも…と面白そうな本を選ぶ。エドワード・フレンケル『数学の大統一に挑む』(文藝春秋)ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』(徳間書店)矢部宏治(文)+須田慎太郎(写真)『明仁天皇メッセージ戦争をしない国』(小学館)澤地久枝・半藤一利・戸高一成『日本海軍はなぜ過ったか 海軍反省会四〇〇時間の証言より』(岩波現代文庫)内海愛子『朝鮮人BC級戦犯の記録』(岩波現代文庫)福田恆存/浜崎洋介・編『保守とは何か』江藤淳『一九四六年憲法―その拘束』(以上文春学藝ライブラリー)筒井康隆・編『70年代日本SFベスト集成2・1972年度版』『同4・1974年度版』宮下規久朗『モチーフで読む美術史@』『同A』(以上ちくま文庫) 久しぶりの書籍大量外に満足して毎日放送のスタッフ3人と暑気払いへ。昔文春でカメラマンをしていて三波春夫の姿をした小生を雑誌『マルコポーロ』に載せてくれた人の河豚料理店へ。今日は河豚ではなく鱧しゃぶ。いやあ…落とし・天麩羅・しゃぶしゃぶと続いて大満足。生ビールと焼酎もタップリいただいて仕事の話もたっぷりで新幹線で名古屋へ。名古屋泊。

7月25日(土)
名古屋のホテルのスゴイ部屋で目覚める。何がスゴイかってトニカク広い。ホームパーティが開けるほどの広さにベッドが3つ。昨晩のチェックインが一番遅かったので満員のなか余ってる部屋をあてがわれたに違いない。チェックアウトのときに通常は1泊いくら?と訊くと9万円だそうな。それをシングル料金で泊まったとはいえ一人だったら寂しいだけですね(苦笑)。某テレビ局スタッフと秋の特番打合せ。実現するかどうか…。そのあと愛知県美術館へ。生誕110年片岡珠子展に脚を運ぶ。いやあ。面白かった。愉しかった。神奈川で教員をしていた頃の絵は少々上手い絵を描く美術クラブの学生の絵程度にしか見えないのが50歳を過ぎた頃からの迫力は凄い。60歳70歳を過ぎての富士山浅間山などには圧倒された。晩年の歴史的人物を描いた面魂(つらだましい)シリーズの迫力も凄い。90歳を過ぎて裸婦を描き始めたのも凄いけどナントまあエネルギッシュな人ですねえ。『浪花金融道』の作者の青木雄治さんは彼女の絵を真似たのでしょうね?そのあと栄中日文化センターでオペラ講座。その前に東海テレビ事業部の人と栄文化センターのスタッフと12月の佐渡裕さんとのトークショウについて打合せ。来年のウィーン・トーンキュンストラー・オケを率いての来日講演前のトーク。面白くしたいですね。で…講座は『椿姫』第3幕。ゼッフィレッリの演出やヴェローナの野外上演やルネ・フレミングのヴィオレッタを楽しんだあと新幹線で帰宅。ビールを飲んで爆睡。

7月26日(日)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。帰ってシャワー。出て仕事。毎年夏は仕事を休もうと思う。なのに他の月より仕事が多くなる。これは他の人達が先に休むからか?要するに要領が悪いのだ…と思いながら原稿書き。久しぶりに昼飯映画劇場はクリント・イーストウッド監督『ジャージー・ボーイズ』。前半がタルイ。のガキの頃のエピソードは半分の長さになりますね。フォーシーズンスとして「シェリー」でヒットを飛ばしてからは面白い。フランキー・ヴァリの人間性があればこそミュージカルにも映画にもなったのですね。ただし日本で流行らなかった理由もわかるなぁ。キング・トーンズのファンは見に行ったやろけど。なんのこっちゃ。大相撲優勝は白鵬か。まだ衰えず。孫と『ダーウィンが来た』を楽しみながら晩飯。ナニナニ。飛行機が落ちた?空を飛ぶモノは地に堕ちる。自戒。

7月27日(月)
朝起きて黒兵衛と散歩。暑い。帰ってシャワー。出て仕事。毎年夏は…ということは昨日書いた。今日も原稿書き。せっせせっせ。うわっ。今日はゴルフ改革会議。完全に失念していた。上杉隆さんから会議の様子の写真が送られてきて気づく。皆さん御容赦。忙中にはやはり閑がなければどこかでミスが出る。午後は六本木へ。森タワー39階エニッシュから『ニューズ・オプエド』生出演。ゲストは元東京スポーツ第二運動部長で最近飛鳥新社荒『東京スポーツ青春物語 大事なことはプロレスから学んだ』を上梓された柴田惣一さん。タイガー・ジェット・シンに成田空港で蹴飛ばされた東スポ記者はこの人。プロレスの話で大いに盛りあがる。実は小生は雑誌『GORO』の記者時代に大勢のスポーツ新聞記者のお世話になったが一番多くの勉強をさせていただいたのが東スポのHさん。いまは故人だがその人が柴田さんの上司だったとかでさらに大いに盛りあがった。ハイ。今度一緒にプロレスを見に行きましょう。番組のあとノーボーダー主宰者の上杉隆さんや国会議員サンらと少々打合せ。新国立…いろいろありますなあ…。帰りに大船で少々暑気払い。『との山』で美味しいタンとステーキ串で焼酎を呑み直して帰宅。いろいろありますなあ…。

7月28日(火)
暑い。朝黒兵衛と散歩のあと汗をダラダラ流しながら原稿書き。『アサヒ芸能』の原稿で赤瀬川隼さんの『ブラック・ジャパン』を取りあげながら世界ユース陸上で大活躍したサニブラウン選手のことを書く。スポーツは国境や民族や人種など軽々と跳び越えますねえ。それに作家は時代を先取りしますねえ。それにしても暑い。同時期に東京オリンピックはできるんかいな。TBS『ひるおび!』でお天気を担当している森さんによれば東京湾の海水を冷やす方法が発明されれば東京の温度は下がるらしいが……。午後から『東洋経済』の原稿執筆…。暑い。

7月29日(水)
朝早く起きて『東洋経済』の原稿完成。新国立競技場の建設が白紙撤回されたのは悪いことではないが責任者は全員役職を降りるべし…という原稿。文科省の局長一人を尻尾切りする前に森・下村・河野は辞めるべきでしょう。原稿完成させたあと夕方からフジテレビへ。BSフジ『プライム・ニュース』生出演。御一緒は猪瀬前東京都知事と馳浩議員。新国立競技場建設に関わった人は全員更迭すべし。何のためのオリンピックか…スローガンを早く作るべし…と語る。しかし何日か前の中日新聞の中日春秋に書かれていた文章は面白かったですねえ。安藤忠雄氏は「イイ建築物」とは「俺が建てた」と多くの人が言う建物のこととおっしゃったことがあるらしい。設計者からゼネコンから一労働者までが「俺が造った」と言う。そのとおりですね。俺が関係ないと全員が言う建築物などサイテーですね。ビール飲みながらテレビ局のクルマで帰宅。深夜まで明日の『ひるおび!』の打合せをしてメシフロサケネル。

7月30日(木)
朝起きて黒兵衛と散歩のあと東京赤坂TBSへ。『ひるおび!』生出演。東京2020オリパラのエンブレムが盗作?について話す。ドーデモいいけど作品としてあまりよくないですね。いかにもデザインしましたという感じで。1964年東京五輪の亀倉雄策のデザインは凄かったですねえ。きっと日本人全体のレベルが下がってるのですねえ。だからこそ努力しなければならないのに…あの組織委員会会長や文科大臣では…というのはサテオキアテネ五輪シンクロ銀メダルの藤丸真世さん(TBSスポーツニュース部)とシンクロの井村コーチの話題を取りあげて選手育成にコーチの存在が以下に大事家について喋る…いろいろ喋ってクルマのなかで爆睡。帰宅してYANASEのPR誌の原稿完成して送稿して…ふうううう。フロサケメシネル。ちょっとオーバーワーク気味かな。

7月31日(金)
朝起きて黒兵衛と散歩。汗だくになって帰宅。お盆までのスケジュールを確認すると…テレビ2講演1会議1原稿4会食1。うむむむむ…と唸って会食1をキャンセルしてもらう。原稿4の締切はいずれも来週なので片っ端から下書きとしての文字を書き連ねる。その間校正が送られてきたり…少々オーバーワークかな。まあ。こんなふうにして40年間仕事をこなしてきたのだから何とかなるやろ…で晩飯前にとりあえずえいが『東京原発』を見ながらサケ。いやあコノ映画はホンマに良くできている。一人でも多くの人に見てほしい映画です。

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