コラム「スポーツ編」
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掲載日2005-04-18

この“クイズ”は、19年前に34歳の小生が上梓した2冊目の単行本『野球人よ、こいつがプロだ!』(小学館)にコラムとして書いた20本のなかから抜粋したものです。この本は、雑誌『GORO』に連載した「プロ野球データバンク」という連載コラムをまとめたもので、監修として、報知新聞記録部長(当時)で「記録の神様」と呼ばれた宇佐美徹也氏の協力を仰ぎました。最近はプロ野球界のあり方やリーグ運営、チーム運営のあり方を語ることが多いのですが、本当は(当たり前のことですが)こういう記録で遊んだり、カクテル光線の輝く野球場で素晴らしいプレイを見るほうが面白いんですよね・・・。
尚、クイズの答えは、次回更新のときに本欄に記載することにします。

プロ野球ウルトラ記録クイズ

Q1 昭和57年8月12日。対近鉄戦、阪急1回表の攻撃は、早くも1死満塁の絶好の先制チャンス。ところが、続く5番打者は、なぜかピッチャーの山沖。おまけに阪急の上田監督は彼にピンチヒッターも送らず、そのまま打席に立たせて、結果は三振。せっかくのチャンスを潰してしまった。どうして上田監督は代打を送らなかったのか?

Q2 たとえば、右翼手の投げたボールが、二塁手に中継されて、走者をホームでアウトにした場合、右翼手と二塁手には補殺(アシスト・アウト)が記録され、捕手には刺殺(プット・アウト)が記録される。では、どうして次のような記録が残っているのか? 昭和54年4月14日、対巨人戦での大洋(現・横浜)山下(現・楽天コーチ)の第1打席は三振。ところがスコアには、捕手、一塁手、二塁手、遊撃手に捕殺、一塁手に刺殺が記録されている。三振した打者をアウトにするのに、なぜこれほど多くの野手がアシスト(協力)したの?

Q3 昭和39年6月7日。中日対大洋戦。この試合のスコアブックには、一見信じられない記録が残されている。それは、1イニング2併殺打! 2回裏、中日の攻撃のとき、葛城とアスプロモンテの2人が、いずれも走者を一塁に置いてセカンドゴロを打ち、両者に“6-4-3”の併殺打が記録されているのだ。だったら、合計4アウト?いや、結果は、きちんと3アウト。では、どうして、こんな結果が残っているのか?

Q4 昭和45年9月8日。巨人対中日戦は5対5の同点で延長戦へ。その10回裏、1死一、三塁とサヨナラのチャンスを迎えた巨人。そこでバッター国松の打った当たりはライト・オーバーのサヨナラ安打。ところが、この試合のスコアブックには、国松に“アウト”が記録されている。もちろん、この試合は、彼のサヨナラ安打で巨人が勝った。が、国松は“サヨナラ安打を打ちながらアウト”になっているのだ。いったい彼は、どんなプレイをしてしまったのか?

Q5 昭和38年8月14日。対近鉄戦で、阪急打線は“5打者連続安打無得点”という超珍記録をつくった。先頭打者のバルボンが右前安打。しかし二盗失敗。続く岡島は中前安打。さらに次打者戸口が左中間安打を打ったが、一塁走者の岡島が三塁をよくばってアウト。続く中田の中前安打で走者一、二塁。そして5人目の打者早瀬が中前安打を打ったが、二塁走者の戸口がホームに突入してアウト。これで3アウト、チェンジ。では、“6打者連続安打無得点”という記録は起こりうるだろうか? じつは、これが可能なのだ。前記の二塁走者戸口がホームに突っ込まずに三塁でストップし、走者満塁となり、次のバッターが6打者連続となるヒットを打つ・・・が、得点にならないケースがあるのだ。それは、いったい、どんなケース?

*****

こういう原稿を見なおしていると、野球って、ほんとうに面白いと思う。だから、わたしは野球が大好きなのだが、最近、ジャイアンツの前田投手が“1イニング4奪三振”という珍記録を作ったにもかかわらず、(スポーツニュースで)あまり騒がれなかった。このあたりが、野球人気の低迷の真の原因かもしれない。さあ、みなさんは、上記のクイズの答えがわかりましたか? 野球って、ほんとうに面白いでしょう!

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